JP2009083168A - テープカセット - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタによって印字形成されるテープ基材上の余白の長さを少なくして印字テープの無駄な消費を抑えることができ、テープ基材の印字形成される部分を切断する切断手段の品質を保つことができるテープカセットを提供する。
【解決手段】カセットケースにテープ基材に台紙が剥離可能に貼着された印字テープが保持される。印字テープはカセットケースから繰り出されヘッド配置部に配置されたプリンタのサーマルヘッドによってテープ基材に印字される一方、プリンタの剥離部によって台紙が剥離される。ヘッド配置部の下流側にはカッターが設けられており、印字されたテープ基材がカッターに押し当てて切断される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着されてなる印字テープのテープ基材に印字を行うプリンタに使用されるテープカセットに関する。
従来、特許文献1に示すように、装置本体にテープ基材が台紙に剥離可能に貼着されてなる印字テープを保持したテープカセットを装着し、印字テープを搬送しつつ印字機構によりテープ基材に印字を行うとともに、印字位置の下流側に配設した切断機構により印字テープの台紙を残してテープ基材を切断するハーフカットを行うプリンタがある。
特開2001−277183号公報
上記特許文献1のプリンタでは、プリンタによって印字された印字テープのテープ基材のみにカットを入れるため、そのカット部分から台紙上のテープ基材を剥離することができ、面倒な台紙を取り除く作業を容易に行うことができる。
しかしながら、上記特許文献1のプリンタでは、テープカセットを装着するプリンタ側のテープ搬送経路の途中にテープ切断機構が設けてあるため、印字機構により印字テープに印字が行われる印字位置からテープ切断機構によりハーフカットが行われるテープ切断位置までの距離が大きくなってしまい、必要以上にテープ上に形成される余白の長さが大きくなってしまうという問題がある。また、プリンタに備えるテープ切断機構のテープ切断刃には切断耐久寿命があるが、安全性の面から、切れ味が悪くなった場合でもユーザーが安易に交換することはできず、その品質を保つのが難しいという問題がある。
本発明は上記の問題点を解決するものであり、プリンタによって印字形成されるテープ基材上の余白の長さを少なくして印字テープの無駄な消費を抑えることができ、またテープ基材の印字形成される部分を切断する切断手段の品質を保つことができるテープカセットを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながら前記テープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離するとともに、印字済みのテープ基材を排出口から排出させる一方、剥離した台紙を前記排出口とは異なる方向に搬送させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットであって、前記プリンタによって前記テープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに、前記プリンタによって前記台紙が剥離される前記テープ基材を切断するための切断手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記切断手段は、前記プリンタによって前記テープ基材から前記台紙が剥離される剥離位置よりテープ搬送方向上流側の前記カセットケースに配設されることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、前記切断手段は、前記プリンタによって前記テープ基材から前記台紙が剥離される剥離位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに配設されることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながら前記テープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離するとともに、印字済みのテープ基材を排出口から排出させる一方、剥離した台紙を前記排出口とは異なる方向に搬送させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットであって、前記プリンタによって前記テープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態の印字テープを切断するための切断手段を備えたことを特徴とするト。
また、請求項5の発明は、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながら前記テープ基材に印字を行い、印字済みの印字テープを排出口から排出させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットにおいて、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながらテープ基材に印字を行い、印字済みの印字テープを排出口から排出させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットであって、前記プリンタによって前記テープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに、前記台紙を残して前記印字テープを切断するための切断手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながらテープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離するとともに、印字済みのテープ基材を排出口から排出させる一方、剥離した台紙を前記排出口とは異なる方向に搬送させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットにおいて、プリンタによってテープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側のカセットケースに、プリンタによって台紙が剥離されるテープ基材を切断するための切断手段を備えたため、テープカセットにプリンタによって印字形成されるテープ基材上の余白の長さを少なくして印字テープの無駄な消費を抑えることができ、またテープカセットを交換する毎に切断手段も交換することができるため、テープ基材の印字形成される部分を切断する切断手段の品質を保つことができる。
請求項4の発明によれば、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながらテープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離するとともに、印字済みのテープ基材を排出口から排出させる一方、剥離した台紙を前記排出口とは異なる方向に搬送させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットにおいて、プリンタによってテープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側のカセットケースに、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態の印字テープを切断するための切断手段を備えたため、テープカセットにプリンタによって印字形成されるテープ基材上の余白の長さを少なくして印字テープの無駄な消費を抑えることができ、またテープカセットを交換する毎に切断手段も交換することができるため、テープ基材の印字形成される部分を切断する切断手段の品質を保つことができる。
請求項5の発明によれば、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながらテープ基材に印字を行い、印字済みの印字テープを排出口から排出させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットにおいて、プリンタによってテープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側のカセットケースに、台紙を残して印字テープを切断するための切断手段を備えたため、テープカセットにプリンタによって印字形成されるテープ基材上の余白の長さを少なくして印字テープの無駄な消費を抑えることができ、またテープカセットを交換する毎に切断手段も交換することができるため、テープ基材の印字形成される部分を切断する切断手段の品質を保つことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係るテープカセットが装着されて使用されるプリンタを前部から見た外観を示す斜視図であり、図2はそのプリンタを後部から見た外観を示す斜視図である。
図1及び図2に図示するように、プリンタ10の装置本体11は第1の筐体部12と第2の筐体部13が側面視L型の形状をなしている。このプリンタ10はその装置本体11が携帯可能なサイズに形成されており、第1の筐体部12を片手で保持し他の片手で印字データの入力やその編集、あるいは印字出力など、ラベルを作成のための一連の操作をすることができるようになっている。
第1の筐体部12の外側面の正面にはキー入力部14と表示部15が設けられている。また、第1の筐体部12の内部にはプリンタ装置に必要な種々の制御を行う電子回路やプリンタ装置の動作電源となる電池電源が収納されようになっている。また、第2の筐体部13は開閉蓋20を備え、その内部にプリンタ機構が設けられるとともに、印字のための消耗品が収容可能になっている。
キー入力部14は、プリンタ装置の電源の入切を行う電源キー、印字データとして任意の文字データを入力する文字入力キー、印字開始を指示する印字キー、表示部15の表示画面上でカーソルを移動操作するカーソルキー、印字モードの設定や各種設定処理を行う種々の制御キーなどを備えている。また、表示部15は液晶表示装置であり、キー入力部14から入力された文字データを表示するとともに、各種設定処理のための選択メニュー画面の表示を行い、その他、種々の処理に関する必要なメッセージなどの表示を行い。また、表示部15には、作成されるラベルの長さや印字モードの状態などの各種の情報も表示されるようになっている。
図3及び図4はプリンタに使用する消耗品としてのテープカセットの斜視図を示している。また図5はテープカセットに保持される印字テープの断面を示している。図3及び図4に図示するように、テープカセット70は器状のケース部72と板状のカバー部73を組み立てて構成したカセットケース71を備えている。このカセットケース71の内部にはテープ供給リール74に巻装された印字テープ90が保持されるとともに、リボン供給リール75に巻装されリボン巻取りリール76に巻き取られるインクリボン85が保持されている。
印字テープ90は、テープ供給リール74からカセットケース71の外部に繰出されてプリンタ10の印字ヘッドが配置されるヘッド配置部77を通りカセットケース71の外側面に設けたガイド部71aに案内されてテープ送りされるようになっている。図5に図示するように、印字テープ90は印字が行われるテープ基材91を備え、そのテープ基材91の印字面の裏側に接着剤93が塗布され、その接着剤の塗布面を保護するべくテープ基材91と剥離可能にして台紙92が貼着されている。このテープカセット70では、テープ基材91を内向きとし台紙92が外向になるようにして印字テープ90がテープ供給リール74にロール状に巻装されており、ヘッド配置部77に配置される印字ヘッドにテープ基材91が対面するようにして印字テープ90がカセットケース71の外に引き出される。
符号78はカセットケース71の外側面において、ヘッド配置部77よりテープ搬送方向の下流側に設けられたテープ基材91を切断するためのカッターであり、その切断刃の刃先をテープ搬送経路に向けた状態で配置されている。
また、カセットケース71の外側面の複数の隅部にはテープカセット70がプリンタ10に装着されたときにプリンタ10に設けた支持構造によって所定位置に支持される被支持部79が設けられる。このテープカセット70は幅の異なる印字テープ90を保持した複数種類が用意されており、その複数種類のテープカセット70のうちの1個がプリンタ10に選択的に装着できるようになっている。また、図示しないが、前記被支持部79にはそのテープカセットの種類をプリンタ10によって識別するためにプリンタ10によって検出可能な識別部が設けられている。この識別部に対応してプリンタ10に設けられるテープカセット70の検出手段は、例えば、複数個の電気スイッチで構成され、その複数個の電気スイッチのオン・オフの状態の組合せによってテープカセット70の種類の検出が行われるようになっている。そのため、各テープカセット70に設ける識別部は、そのテープカセット70の種類に応じて前記複数個の電気スイッチを所定の組合せでオン・オフ動作させる所定の形状的な特徴を有している。
次に、図6は開閉蓋を開放した状態のプリンタの正面図であり、図7は開閉蓋を開放し、テープカセットを装着した状態のプリンタの正面図である。図1、図2、図6及び図7に図示するように、プリンタ10の第2の筐体部13の内部には印刷消耗品であるテープカセット70を装着するためのカセット収容部30が形成されている。このカセット収容部30は、第2の筐体部13の底部に回動自在にヒンジ21で結合された開閉蓋20によって開閉可能にカバーされており、開閉蓋20を開放してカセット収容部30にテープカセット70を装着し、テープカセット70の装着後に開閉蓋20を閉止するようになっている。
カセット収容部30には、印字テープ90に印字を行うための印字機構が設けられている。すなわち、カセット収容部30の底部から立設して印字テープ90を搬送するためのプラテンローラ31が設けられ、そのプラテンローラ31に対向して印字ヘッド(サーマルヘッド)32が設けられている。前記プラテンローラ31は不図示のモータ駆動源によって回転駆動され、印字時に前記サーマルヘッド32との間に印字テープ90を挟んで所定の印字スピードに対応する搬送量で印字テープ90を下流側に向けて搬送する。また、前記サーマルヘッド32は印字テープ90の搬送方向と直交する印字テープ90の幅方向に発熱素子が1列に配置されており、印字テープの長さ方向に印字を行う。このサーマルヘッド32は、不図示のヘッド移動機構により回転軸33の軸周りに回動しプラテンローラ31に対して接離可能に設けられている。このヘッド移動機構は開閉蓋20の開閉の動きに連動し、開閉蓋20が閉止状態では、サーマルヘッド32はプラテンローラ31に圧接し、開閉蓋20が開放されるとサーマルヘッド32はプラテンローラ31から開離するようになっている。
また、カセット収容部30の内部には、テープカセット70のリボン巻取リール51に係合してリボン巻取リール76をリボン巻取り方向に回転させ、印字に使用したインクリボン89をカセットケース71内に巻き取るリボン巻取軸33が設けられている。このリボン巻取軸33も不図示のモータ駆動源によりプラテンローラ31とともに回転駆動される。
サーマルヘッド32がプラテンローラ31に当接して印字テープ90のテープ基材91に対して印字が行われる印字位置からテープ搬送方向の下流側に印字テープ90のテープ基材91から台紙92を剥離するための剥離部35が設けられている。この剥離部35は、搬送される印字テープ90のテープ基材91とは反対側の台紙92に対面して配置されており、搬送される印字テープ90を案内する第1のガイド部36と印字テープ90のテープ基材91から剥離された台紙92を案内する第2のガイド部37とを備えている。前記第1のガイド部36のガイド面と前記第2のガイド部37のガイド面とは鋭角をなしており、第1のガイド部36のガイド面と第2のガイド部37のガイド面とが交わる断面鋭角の頂点がテープ基材91から台紙92を剥離するためのエッジ部38になっている。このエッジ部38は印字テープ90の搬送方向と直交する方向を向いて配置されている。また、このエッジ部38は、カセット収容部30に装着可能な複数種類のテープカセットに保持される印字テープのうちで最大幅の印字テープより大きな幅を有しており、このエッジ部38で印字テープ90の台紙92を印字テープ90の搬送方向に対して鋭角度で折り返すように所定方向に向けて搬送することにより台紙92の剥離を行うようにしている。
また、プラテンローラ31を挟んでサーマルヘッド32による印字位置と反対側にプラテンローラ31に対向してピンチローラ44が設けられ、印字時にプラテンローラ31とピンチローラ44の間で剥離部35によって剥離された台紙92を挟んで装置本体11外に搬送するようにしている。前記ピンチローラ44は、回転軸45を中心に回動可能に設けられたブラケット46に回転可能に設けられており、ブラケット46は不図示の弾性部材によってプラテンローラ31から開離する方向に付勢される一方、ブラケット46の背部にバネ材47が設けられており、開閉蓋20の閉止時に開閉蓋20のヒンジ側に設けた押圧操作部22によってバネ材47を介してブラケット46が押圧されて回転軸45を中心に回動し、ピンチローラ44がプラテンローラ31との間に台紙92を挟んだ状態でプラテンローラ31に圧接する。また、開閉蓋20の開放時には前記弾性部材の復帰によって開閉蓋20の閉止時とは逆にブラケット46が回転軸45を中心に回動し、ピンチローラ44がプラテンローラ31から開離する。
また、剥離部35の下流側には、装置本体11外に通じるテープ基材排出口48が形成されている。このテープ基材排出口48からサーマルヘッド32によって印字され剥離部35によって台紙92が剥離されたテープ基材91が排出される。テープ基材排出口48から排出される印字済のテープ基材91はテープカセット70に設けたカッター78に押し当てて切断することによりラベルが作成される。なお、図7に図示するように、テープカセット70がプリンタ10のカセット収容部30に装着された状態において、テープ搬送方向の下流側に向けてサーマルヘッド32によってテープ基材91に印字が行われる印字位置、テープ基材91がカッター78によって切断される切断位置、テープ基材91から台紙92が剥離される剥離位置の順になっている。
また、第2の筐体部13において、前記テープ基材排出口48が設けられた側面とは異なる他の側面にはテープ基材91から剥離された台紙92が装置本体11の外部に排出される台紙排出口59が設けられている。さらに、カセット収容部30には、テープカセット70に設けた被支持部79と係合してテープカセット70をカセット収容部30内の所定位置に支持する支持部60が設けられている。また、テープカセット70に設けられた識別部を検出するための複数個の電気スイッチ61が設けられている。
図8はこのプリンタの電子回路の構成のブロック図を示している。同図に示すように、このプリンタの電子回路には、コンピュータであるCPUからなる制御部100が備えられる。制御部100は、キー入力部14からのキー操作信号に応じてROM101に予め記憶されている装置制御プログラムを起動させ、RAM102をワークメモリとして回路各部の動作を制御するもので、この制御部100には、前記キー入力部14、ROM101、RAM102が接続される他、表示用の文字フォントを格納する表示用フォントROM103、印字用の文字フォントを格納する印字用フォントROM104、サーマルヘッド32を印字データに応じて発熱駆動する駆動回路105、プラテンローラ31及びリボン巻取軸33を駆動するためのステップモータからなる搬送モータ106の駆動回路107が接続され、また入力されたテキストの文字データなどを表示するための表示部15が接続される。また、電池電源108を備え、その電池電源の電圧を前記各回路部の動作電圧に調整して各部に供給する電源回路109を備えている。
前記ROM101には、キー入力部14から入力された文字を印字するためのプログラムが記憶されている。また、前記RAM102には、キー入力された文字データを記憶する入力データメモリ、印字データが記憶される印字データメモリ、表示部15に表示されるパターンデータが記憶される表示データメモリの各領域が確保され、印字処理などに必要なデータを一時的に記憶するレジスタやカウンタなどが設けられている。
次に、プリンタ10の印字動作について説明する。このプリンタ10では、開閉蓋20を開放してカセット収容部30を開口すると、その開閉蓋20の動きに連動してサーマルヘッド32がプラテンローラ31から開離するとともに、プラテンローラ31からピンチローラ44が開離するようになっている。また、開閉蓋20を閉じると、開閉蓋20の動きに連動してサーマルヘッド32がプラテンローラ31に圧接し、ピンチローラ44がプラテンローラ31に圧接するようになっている。
そこで、開閉蓋20を開放してカセット収容部30を開口し、そのカセット収容部30にテープカセット70を装填する。図3に示すテープカセット70を装填する時には、図3に示すようにテープカセット70の剥離部78からテープ搬送方向下流側に繰出された印字テープ90の先端部分において、テープ基材91の先端と台紙92を所定長さだけ剥離する。しかして、テープカセット70をカセット収容部30に装着し、テープカセット70から外部に繰り出された印字テープ90をサーマルヘッド32とプラテンローラ31の間に配置するとともに、テープ基材91から剥離した台紙92を剥離部35を経由してプラテンローラ31とピンチローラ44の間に挿入する。その状態で開閉蓋20を閉じることにより、印字テープ90がサーマルヘッド32とプラテンローラ31の間に配置され、印字テープ90の先端部の台紙92がプラテンローラ31とピンチローラ44の間に挟まれ、夫々搬送が可能な状態になる。
次に、キー入力部14から文字データを入力し、その印字を指示すると、印字テープ90とインクリボン89とがテープカセット70から引き出され、重ね合わせた状態でプラテンローラ31とサーマルヘッド32の間に挟まれて共に搬送されるととのに、サーマルヘッド32が入力文字データのパターンに基づいて発熱駆動されてインクリボン89のインクが印字テープ90のテープ基材91に熱転写されて印字が行われる。また、テープ基材91への印字とともに、剥離部35によってテープ基材91から台紙92が剥離され、台紙92が剥離されたテープ基材91の印字済部分がテープ基材排出口48から装置本体11の外部に排出される。また、テープ基材91から剥離された台紙92は台紙排出口59から装置本体11の外部に排出される。
印字処理が終了すると、プラテンローラ31による印字テープ90、テープ基材91及び台紙92の搬送は停止され、テープ基材排出口48から装置本体11の外部に排出されたテープ基材91の印字部分の先端を摘んでテープカセット70に設けられたカッター78に押し当ててテープ基材91の印字部分を切断する。これにより、台紙92のないラベルを作成することができ、ラベルを作成した後、直ちに対象物に貼り付けることができる。
このように、本発明の実施形態に係るテープカセット70によれば、プリンタ10によってテープ基材91に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側のカセットケース71に、プリンタ10によって台紙92が剥離されるテープ基材91を切断するためのカッター78を備えたため、テープ基材91への印字位置からテープ基材91の切断位置までの距離を短くすることができ、テープカセット70にプリンタ10によって印字形成されるテープ基材91上の余白の長さを少なくして印字テープ90の無駄な消費を抑えることができる。またテープカセット70を交換する毎にカッター78も交換することができるため、テープ基材91の印字形成される部分を切断するカッター78の品質を保つことができる。
なお、図7に図示する例では、テープカセット70がプリンタ10のカセット収容部30に装着された状態において、テープ搬送方向の下流側に向けてサーマルヘッド32によってテープ基材91に印字が行われる印字位置、テープ基材91がカッター78によって切断される切断位置、テープ基材91から台紙92が剥離される剥離位置の順になっていたが、これをテープ搬送方向の下流側に向けて印字位置、剥離位置、切断位置となるようにしてもよい。
次に、図9は本発明の他の実施形態に係るテープカセットの斜視図、図10及び図11はその部分断面図を示している。この図9乃至図11に示すテープカセットは、テープ基材91に印字した後、テープ基材91から台紙92を剥離することなく台紙92付の状態で装置外に排出して台紙92付のラベルを作成するプリンタに使用するものである。なお、図3と共通の構成は同一の符号を付してある。図示のように、テープカセット70のヘッド配置部77の下流側には印字テープ90の搬送を案内するガイド部71aが設けられるとともにカッター178が設けられる。このカッター刃178aは、刃先178bの両側に前記ガイド部71aに突き当てる突当部178cが設けられている。突当部178cは刃先178bより台紙92の厚み分だけ突出して形成されている。カッター刃178aは、アーム178eによって回動自在のレバー178dに連結されており、カセットケース71外からレバー178dを回動操作すると、カッター刃178aが印字テープ90に向けて移動しガイド部71aに当接することにより台紙92を残してテープ基材91を切断するようになっている。なお、不図示の復帰用バネが配設されカッター刃178a及びレバー178dは復帰するようになっている。なお、カッター178は、手動方式に限らずカッター刃178aをモーターによって駆動するようにしてもよい。
このテープカセット70では、テープ基材91に印字した後、テープ基材91から台紙92を剥離することなく台紙92付の状態で装置外に排出して台紙92付のラベルを作成するプリンタに使用することにより、台紙92を残してテープ基材91を切断するハーフカットを施したラベルを作成することができる。そして、上述の実施の形態のテープカセットと同様の効果を得ることができる。
また、図7に図示する上述の実施形態において、カッターを基材テープ91だけでなく台紙92も含めた印字テープ90全体をフルカットするようにしてもよい。すなわち、テープカセットに設けるカッターを図9に実施形態に示す手動操作方式のカッターとするとともに、そのカッター刃の形状を図3に示す突当部178cのないものとし、そのカッターによって剥離部35の上流側でテープ基材91と台紙92が貼着状態の印字テープ90を切断するようにしてもよい。このプリンタ及びテープカセットによれば、最初のテープ印字では、図7の状態でテープ基材91と台紙92を分離して印字を行い、前記印字済部分をカッターによって切断する。テープカセットのカッター位置は剥離部35より上流側にあるため、その切断位置ではテープ基材91と台紙92が貼着されているが、その貼着された部分の長さは僅かであり、台紙92をテープ基材91から容易に剥がすことができて台紙92なしのラベルを容易に作成することができる。そして、次からの印字動作では、印字テープ90の先端部分は先の印字での切断位置であるため、テープ基材91と台紙92が貼着状態にあり、その状態の印字テープ90に印字を行い、その印字済部分を前記カッターによってフルカットするものである。これにより、台紙92付のラベルを作成することができる。このように構成したテープカセットでも上述の実施の形態のテープカセットと同様の効果を得ることができる。
なお、テープカセットとして、透明なテープ基材と、片面に台紙を貼着した両面テープと、インクリボンとをカセットケースに収納するとともに、前記テープ基材と、台紙を貼着した両面テープを接合する接合ローラを備えたラミネートタイプのものがある。このテープカセットでは、プリンタのサーマルヘッドによって前記テープ基材にインクリボンを用いて反転印字が行われ、前記接合ローラとプリンタに備えるローラの間にテープ基材と台紙を貼着した両面テープを通すことにより、テープ基材の反転印字された面に両面テープを接合してなる印字テープがカセットケースから排出されるようになっている。本発明はこのようなテープカセットにも適用することができる。
本発明の実施形態に係るテープカセットが装着されるプリンタを前部から見た外観を示す斜視図。 そのプリンタを後部から見た外観を示す斜視図。 本発明の実施形態に係るテープカセットの斜視図。 本発明の実施形態に係るテープカセットの斜視図。 そのテープカセットに保持される印字テープの断面図。 そのプリンタの開閉蓋を開放した状態の正面図。 そのプリンタの開閉蓋を開放した状態及びそのプリンタに装着されるテープ カセットの正面図。 そのプリンタの電子回路のブロック図。 本発明の他の実施形態に係るテープカセットの斜視図。 そのテープカセットの部分断面図。 そのテープカセットの部分断面図。
符号の説明
10…プリンタ 11…装置本体 12…第1の筐体部 13…第2の筐体部
14…キー入力部 15…表示部 20…開閉蓋 30…カセット装填部
31…プラテンローラ 32…印字ヘッド(サーマルヘッド) 33…リボン巻取軸
44…ピンチローラ 48…テープ基材排出口 59…台紙排出口
70…テープカセット 71…カセットケース 78…カッター 78c…エッジ部
90…印字テープ 91…テープ基材 92…台紙 93…接着剤 178…カッター

Claims (5)

  1. テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながら前記テープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離するとともに、印字済みのテープ基材を排出口から排出させる一方、剥離した台紙を前記排出口とは異なる方向に搬送させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットであって、
    前記プリンタによって前記テープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに、前記プリンタによって前記台紙が剥離される前記テープ基材を切断するための切断手段を備えたことを特徴とするテープカセット。
  2. 前記切断手段は、前記プリンタによって前記テープ基材から前記台紙が剥離される剥離位置よりテープ搬送方向上流側の前記カセットケースに配設されることを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
  3. 前記切断手段は、前記プリンタによって前記テープ基材から前記台紙が剥離される剥離位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに配設されることを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
  4. テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながら前記テープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離するとともに、印字済みのテープ基材を排出口から排出させる一方、剥離した台紙を前記排出口とは異なる方向に搬送させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットであって、
    前記プリンタによって前記テープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態の印字テープを切断するための切断手段を備えたことを特徴とするテープカセット。
  5. テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながら前記テープ基材に印字を行い、印字済みの印字テープを排出口から排出させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットであって、
    前記プリンタによって前記テープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに、前記台紙を残して前記印字テープを切断するための切断手段を備えたことを特徴とするテープカセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112109461A (zh) * 2019-06-19 2020-12-22 精工爱普生株式会社 收纳体以及带印刷系统
CN112109459A (zh) * 2019-06-19 2020-12-22 精工爱普生株式会社 收纳体以及带色带组
CN112109460A (zh) * 2019-06-19 2020-12-22 精工爱普生株式会社 带供给体以及带供给体组件

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