JP3873162B2 - 印字装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ状の印字媒体を切断する切断手段を備えた印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
剥離紙が積層された接着剤付きの印字テープに文字を印字してビデオテープカセットやオーディオテープカセットに貼り付けるタイトルラベルや種々のラベルを作成するテープ印字装置が普及している。
【0003】
このテープ印字装置は、印刷する文字データを入力するキーボード、入力されたデータを表示する表示部、入力された文字データから印字データを作成するデータ制御部、印字データを印字テープに印字するプリンタ部を備え、プリンタ部には印字テープを送るテープ送り機構、印字テープにインクリボンを介して熱転写印字を行うサーマルヘッド、印字テープを切断するテープ切断機構などを備えて構成される。
【0004】
また、前記テープ切断機構としては、印字テープを剥離紙とともに切断して印字テープの印字部分を切り離すフルカット機構に加えて剥離紙を残して印字テープを切断するハーフカット機構を備えるものもある。
【0005】
フルカット機構とハーフカット機構を備えるテープ印字装置によって作成されたラベルは、フルカット機構により切り出されるラベルの端部にハーフカット機構により印字テープ部分のみに切り込みが形成されるため、その切り込みを手がかりに印字テープを剥離紙から容易に剥がすことができて便利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記テープ印字装置では、裏面に接着剤が設けられ剥離紙が積層された貼着用の印字テープの他に転写用の印字テープも使用される。この転写用の印字テープは加圧や加熱によりテープ面に形成された印字像をそのテープ面から他に転写するためのものであり、印字面の裏面側に接着剤が塗布されておらず、剥離紙も積層されない点でテープ構造が相違している。そして、この転写用の印字テープは剥離紙がないため、ハーフカットを行う必要がなくフルカット処理のみ行えば足りる。
【0007】
しかし、前記テープ印字装置でハーフカット処理を行う場合には、装置に装着されているテープが剥離紙を有する貼着用のテープか、それとも転写用などの剥離紙のないテープかを見極めてハーフカット処理を加えるか否かの設定を行う必要があり、また転写用などのテープにハーフカット処理の設定を行うと無駄な処理を行うことになり、そのハーフカット処理のためにテープの無駄が発生する。
【0008】
本発明は、前記のような問題点に鑑みなされたもので、印字テープと剥離紙を積層した構造を有する印字媒体には、印字テープのみを切断する切断処理を加え、印字テープだけで剥離紙を有さない印字媒体には前記切断処理を加えないことで、無駄な切断処理や印字媒体の無駄な消費をなくすることができる印字装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る印字装置は、印字テープの裏面に剥離紙を積層した第1の印字媒体を収納し、該印字媒体に剥離紙が存在することを表す識別情報が付された第1のテープカセット又は印字テープの裏面に剥離紙が存在しない第2の印字媒体を収納し、該印字媒体に剥離紙が存在しないことを表す識別情報が付された第2のテープカセットが交換可能に装着されるカセット収容部と、前記カセット収容部に設けられ前記第1の印字媒体又は前記第2の印字媒体に印字を行う印字手段と、前記印字手段よりも下流側に配設され、前記第1の印字媒体の印字テープのみを切断するハーフカットと、前記第1の印字媒及又は前記第2の印字媒体を切断するフルカットを行なう切断手段と、前記切断手段を制御する制御手段と、前記カセット収容部に装着されたテープカセットの種類を前記識別情報に基づいて判別する判別手段とを備え、前記制御手段は、前記判別手段により剥離紙が存在する前記第1の印字媒体を収納した前記第1のテープカセットが判別されたときには、前記切断手段を作動させて前記第1の印字媒体にハーフカットとフルカットを行い、また前記判別手段により剥離紙が存在しない前記第2の印字媒体を収納した前記第2のテープカセットが判別されたときには、前記切断手段を作動させて前記第2の印字媒体にフルカットのみを行うように構成したものである。
【0010】
この印字装置によれば、カセット収容部に装着されたテープカセットの種類が判別され、その判別結果に応じて、印字テープの裏面に剥離紙を積層した第1の印字媒体に対しては、その印字テープのみを切断するハーフカットと、印字テープと剥離紙を切断するフルカットを行い、印字テープの裏面に剥離紙が存在しない第2の印字媒体に対しては、その印字テープを切断するフルカットのみを行ない、ハーフカットは行わない。
【0011】
また、請求項2に係る印字装置は、印字テープの裏面に剥離紙を積層した第1の印字媒体を収納し、該印字媒体に剥離紙が存在することを表す識別情報が付された第1のテープカセット又は印字テープの裏面に剥離紙が存在しない第2の印字媒体を収納し、該印字媒体に剥離紙が存在しないことを表す識別情報が付された第2のテープカセットが交換可能に装着されるカセット収容部と、前記カセット収容部に設けられ前記第1の印字媒体又は前記第2の印字媒体に印字を行う印字手段と、前記印字手段よりも下流側に配設され、記第1の印字媒体の印字テープのみを切断するハーフカットを行う第1の切断手段と、前記印字手段よりも下流側に配設され、前記第1の印字媒及又は前記第2の印字媒体を切断するフルカットを行う第2の切断手段と、前記第1の切断手段及び前記第2の切断手段を制御する制御手段と、前記カセット収容部に装着されたテープカセットの種類を前記識別情報に基づいて判別する判別手段とを備え、前記制御手段は、前記判別手段により剥離紙が存在する前記第1の印字媒体を収納した前記第1のテープカセットが判別されたときには、前記第1の切断手段及び前記第2の切断手段を作動させて前記第1の印字媒体にハーフカットとフルカットを行い、また前記判別手段により剥離紙が存在しない前記第2の印字媒体を収納した前記第2のテープカセットが判別されたときには、前記第2の切断手段を作動させて前記第2の印字媒体にフルカットを行うように構成したものである。
【0012】
この印字装置によれば、カセット収容部に装着されたテープカセットの種類が判別され、その判別結果に応じて、印字テープの裏面に剥離紙を積層した第1の印字媒体に対しては、第1の切断手段により印字テープのみを切断するハーフカットと、第2の切断手段により印字テープと剥離紙を切断するフルカットを行い、印字テープの裏面に剥離紙が存在しない第2の印字媒体に対しては、第2の切断手段のみを作動させてフルカットのみを行ない、ハーフカットは行わない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係るテープ印字装置の斜視図であり、図2はテープカセット収容部及びテープカセットの斜視図である。
【0015】
図1に図示のように、テープ印字装置1の装置本体2の上面には、キーボード3、液晶表示部4が設けられ、開閉自在の蓋5でカバーされたカセット収容部6が設けられる。
【0016】
キーボード3には、装置の電源を操作する電源キー、文字や記号を入力する文字・記号入力キー、入力した文字や記号などを削除する削除キー、表示画面上でカーソルを上下左右に移動操作するカーソル移動キー、作成された文書の印刷を指示する印刷キー、メニュー画面などでの選択の実行や各種処理の実行を指示する実行キー、あるいは処理の実行を取り消す取消しキーなど、テープ印字装置1のテープ印字制御処理に必要なキーが設けられる。
【0017】
また、カセット収容部6には、熱転写プリンタの印字機構が設けられ、印字用の印字用のテープ14と熱転写用のインクリボン16を収容したテープカセット12が装着される。
【0018】
前記印字機構は、印字データに基づいて発熱素子が発熱駆動されるサーマルヘッド7と、このサーマルヘッド7の駆動時に回転駆動されて印字用のテープ14及びインクリボン16を搬送するプラテンローラ8及び熱転写により使用されたインクリボン16を巻き取るリボン巻取軸9備える。
【0019】
サーマルヘッド7は、印字用のテープ14の幅方向に1列に配列された複数個の発熱体10を備え、軸11を中心に回動してプラテンローラ8に対して圧接及び開離可能に設けられている。
【0020】
プラテンローラ8は図示しない駆動部により回転されてサーマルヘッド7の1ラインの印字毎に一定角度だけ回転駆動されてテープ14及びインクリボン16を所定の距離だけ搬送し、プラテンローラ8の回転駆動とともにリボン巻取軸9も図示しない駆動部により回転駆動されて使用済のインクリボン16が巻き取られる。
【0021】
カセット収容部6に装着されるテープカセット12は、カセットケース13と、テープ14を巻装したテープ供給リール15と、インクリボン16を巻装したリボン供給リール17と、リボン巻取軸9により回転駆動されるリボン巻取リール18とを備えている。またカセットケース13の一部にはサーマルヘッド7が収容されるヘッド挿入部19が設けられ、このヘッド挿入部19にカセットケース13からテープ14及びインクリボン16が重ねて引き出されてサーマルヘッド7とプラテンローラ8の間に供給される。
【0022】
このテープ印字装置では、テープ14とインクリボン16とがプラテンローラ8の回転駆動により搬送され、また使用済みのインクリボン16がリボン巻取軸9の回転駆動により巻き取られつつ、サーマルヘッド7の発熱駆動により熱転写印字が行なわれて文字列からなる文書のデータが印字テープ14の長手方向に順次印字される。印字が済んだテープ14はテープ排出口20から機外に排出され、テープ切断機構21により印字済部分が切断される。
【0023】
このテープ印字装置1に使用されるテープカセット12には、内部に収納するテープの種類や幅の異なるものが複数種類が用意されている。
【0024】
例えば、図3(a)、(b)は印字用テープの構造を示す図であるが、この図に示すように、貼着ラベルを作成するための印字用のテープ(貼着用のテープ)14aは、印字面の裏面に接着剤14cが塗布された印字テープ14bの裏面側に剥離紙14dが積層されて構成されているが、印字像を他に転写する印字用のテープ(転写用のテープ)14eでは転写用の印字テープ14fのみで印字テープ14fの裏面に接着剤や剥離紙は存在しない。なお、ホワイトボードなどに磁力により吸着して用いる表示ラベルを作成するための磁力印字テープでは、印字テープの裏面に磁力テープが貼着されて構成されており、これも剥離紙は使用されない。
【0025】
このような複数種類のテープカセット12には、それらの種類を表すために、カセットケース13の縁部に識別情報が付されている。図2の符号22は、カセットケース13の縁部の所定位置に設けられる印字テープの種類を識別するための種類識別情報部であり、テープ印字装置1のカセット収容部6に設けたテープ種類識別スイッチ23により識別情報を検出するようにしている。
【0026】
前記テープ種類識別スイッチ23はマイクロスイッチで構成され、前記複数個種類識別情報部22は、カセットケース13に収容される印字テープが剥離紙を備えるものか否かにより形状が異なり、前記貼着用の印字テープ14aのように剥離紙を有するものであれば切り欠きが形成されて前記テープ種類識別スイッチ23をオフ操作し、前記転写用の印字テープ14eのように剥離紙を有さないものであれば切り欠きがなく前記テープ種類識別スイッチ23をオン操作するものである。
【0027】
また、同様にして、図2の符号24はカセットケース13の縁部の他の所定位置に設けられる印字テープの幅を識別するための幅識別情報部であり、テープ印字装置1のカセット収容部6に設けたテープ幅識別スイッチ25により識別情報を検出するようにしている。
【0028】
また、装置本体2には、印字が終了したテープを外部に排出するテープ排出口20が設けられ、テープ排出口20と印字機構の間のテープ排出路にはテープ切断機構21が設けられる。このテープ切断機構21は、印字が終了した印字テープの印字済部分を印字テープから切り離すフルカットと、印字テープに剥離紙が積層されてなる貼着用のテープの剥離紙を残して印字テープのみを切断するハーフカットの切断処理を行う。
【0029】
図4はテープ切断機構21の構成を示す図である。図4において、26はカッタ刃27を支持するカッタ支持部、28はカッタ刃27を受けるカッタ受部、29はカッタ駆動モータ、30はモータ出力軸に設けられた出力ギア、31ないし34はモータ29の回転を伝達する伝達ギア、35及び36は伝達ギア33及び34に同軸に設けられたカム、37はカッタ支持部26をカッタ受部28の方向に付勢するバネである。
【0030】
カッタ支持部26にはカッタ受部28に向けて水平方向に長穴38,39が形成され、この長穴38,39にカム35、36に突設した係合ピン40,41が係合する。また、図4では図示しないが、カッタ支持部26は、上下左右の方向には移動可能であるが、前後の方向は規制部材により移動しないように構成されている。
【0031】
そして、前記カッタ支持部26のカッタ刃27の両側には、カッタ刃27より突出する脚部42,43が設けられ、一方、カッタ受部28には一対の凹部44,45が形成されている。
【0032】
カッタ支持部26の脚部42,43の先端はカッタ刃27の先端よりTだけ突出しており、このTはほぼ剥離紙14dの厚みに相当する寸法である。また、脚部42,43のカッタ刃27に対する突出寸法Tはカッタ受部28に形成した凹部44,45の深さより小さい。
【0033】
図5(a)、(b)はテープ切断機構24のフルカットの動作を説明する図である。フルカットはテープを完全に切断するものであり、例えば、貼着用のテープ14aでは印字テープ14bと接着剤14cと剥離紙14dを切断し、転写用のテープ14eでは転写用の印字テープ14fを切断する。
【0034】
図4の初期状態からカッタ駆動モータ29が正転駆動すると、カム35、36が矢印A方向に回転し、それと共に係合ピン40,41も1点鎖線で示す円内の円弧軌道上を移動する。すると、係合ピン40,41と長穴38,39が係合し、バネ37でカッタ受部28の方向に付勢されているので、カッタ刃27を支持したカッタ支持部26は図5(a)で下方向に移動しつつカッタ受部28に向けて移動する。カッタ駆動モータ29がさらに正転駆動することで、係合ピン40,41の円弧軌道の移動に応じてカッタ支持部26は図5(b)で上方に移動しつつカッタ受部28上の印字テープ14(貼着用のテープ14a又は転写用のテープ14e)をフルカットする。図5(b)はフルカット終了時の状態を示している。
【0035】
フルカット処理が終了すると、カッタ駆動モータ29が逆転してカッタ支持部26は図4の初期位置に復帰する。カッタ刃27のフルカットの初期位置及び終了位置はセンサによりカム35、36の回転角度を検出することで行われる。
【0036】
次に、図6(a)、(b)はテープ切断機構21のハーフカットの動作を説明する図である。ハーフカットは剥離紙を有するテープを部分的に切断するものであり、例えば貼着用のテープ14aでは剥離紙14dを残して印字テープ14bと接着剤14cを切断する。転写用のテープ14eについては剥離紙が存在しないためハーフカットは行わない。
【0037】
ハーフカット時には図4の初期状態からカッタ駆動モータ29が逆転し、カム35、36が矢印B方向に回転し、それと伴って係合ピン40,41も1点鎖線で示す円内の円弧軌道上を移動する。すると、係合ピン40,41と長穴38,39が係合し、バネ37でカッタ受部28の方向に付勢されているので、カッタ支持部26は図6(a)で上方向に移動しつつカッタ受部28に向けて移動する。そして、カッタ支持部26の脚部42,43がカッタ受部28に当接する。カッタ駆動モータ29がさらに逆転駆動することで、カッタ支持部26は逆に図6(b)で下方に移動しつつカッタ受部28上に印字テープ14bをカッタ刃27に向け剥離紙14dをカッタ受部28に向けて配置されるテープ14の印字テープ14b部分のみを切断するハーフカットを行う。前述のように、カッタ支持部26の脚部42,43の先端はカッタ刃27の先端より剥離紙14dの厚みに相当するTの寸法だけ突出し、カッタ受部28とカッタ刃27の間にはTのすき間があるため、貼着用のテープ14aの剥離紙14dを残して印字テープ14b及び接着剤14cが切断される。図6(b)はハーフカット終了時の状態を示している。
【0038】
ハーフカット処理が終了すると、カッタ駆動モータ29が正転してカッタ支持部26は図4の初期位置に復帰する。カッタ刃27のハーフカットの初期位置はフルカットの場合の初期位置と同一であり、この初期位置及びハーフカットの終了位置はセンサによりカム35、36の回転角度を検出することで行われる。
【0039】
次に、図7はテープ印字装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0040】
制御部50は、キーボード3からのキー操作信号に応じてROM51に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を行なう。
【0041】
この制御部50には、印字装置の印字処理に関する各種データを記憶するRAM52、表示用のフォントのパターンデータを発生する表示用キャラクタジェネレータ53、印字用のフォントのパターンデータを発生する印字用キャラクタジェネレータ54、入力された文書のデータや印字処理に必要なデータを表示する表示部4が接続されるとともに、プリンタ部55が接続される。プリンタ部55には、サーマルヘッド7及びその駆動回路56が設けられ、またプラテンローラ8及びリボン巻取軸9を回転駆動するステップモータ57及びその駆動回路58が設けられ、テープ切断機構24を駆動するカッタ駆動モータ29及びその駆動回路59が設けられる。
【0042】
また、カセットケース13に設けられる種類識別情報部22の情報を検出するテープ種類識別スイッチ23及びカセットケース13に設けられる幅識別情報部24の情報を検出するテープ幅識別スイッチ25が設けられる。
【0043】
また、テープ切断機構24の初期位置、フルカット終了位置及びハーフカット終了位置を検出する複数のセンサ60も設けられる。
【0044】
図8は、前記テープ印字装置の印字制御処理を示すフローチャートである。
【0045】
印字の開始前にハーフカット処理を行うかどうか予め設定する。ユーザがハーフカットを所望すればハーフカット処理を加えるべく表示画面で選択して設定する。
【0046】
しかして、入力された文字列の印字が指示されると、テープ種類識別スイッチ60の状態が確認されると共に、判断される(ステップS1、S2)。
【0047】
テープ種類識別スイッチ60がスイッチオフの状態であると判断されると、カセット収容部6に収容されたテープカセットに収納される印字テープは、剥離紙を有する貼着用のテープである。その場合には、印字データの全てを印字し(ステップS3、S4)、その後に文字列の後部に確保する余白の分だけテープを搬送し(ステップS5)、さらにサーマルヘッド7とテープ切断機構21の距離だけテープを搬送し(ステップS6)、ハーフカットの設定があるか判断される(ステップS7)。ハーフカットの設定があれば、テープの搬送を停止した状態でカッタ駆動モータ29を逆転駆動して初期位置にあるテープ切断機構21を作動させることによりハーフカットを行う。ハーフカットが終了すれば、カッタ駆動モータ29を正転駆動してテープ切断機構21を初期位置に復帰させる(ステップS8)。その後、テープ搬送を再開し所定の距離だけ搬送してから(ステップS9)、テープの搬送を停止しカッタ駆動モータ29を正転駆動してテープ切断機構21を初期位置から作動させることによりフルカットを行う。フルカットが終了すれば、カッタ駆動モータ29を逆転駆動してテープ切断機構21を初期位置に復帰させ(ステップS10)、印字処理を終了する。
【0048】
また、ステップS7でハーフカットの設定がないと判断されると、ハーフカットを行うことなく、フルカットを行い(ステップS10)、終了する。
【0049】
また、前記ステップS2でテープ種類識別スイッチ23がスイッチオンの状態であると判断されると、カセット収容部6に収容されたテープカセットに収納される印字テープは、剥離紙のないテープである。その場合には、印字データの全てを印字し(ステップS11、S12)、その後に文字列の後部に確保する余白の分だけテープを搬送し(ステップS13)、さらにサーマルヘッド7とテープ切断機構21の距離だけテープを搬送し(ステップS14)、その後、テープの搬送を停止しカッタ駆動モータ29を正転駆動してテープ切断機構21を初期位置から作動させることによりフルカットを行い(ステップS9)、さらにカッタ駆動モータ29を逆転駆動してテープ切断機構21を初期位置に戻して終了する。
【0050】
上述のように、前記ステップS2でテープ種類識別スイッチ23がスイッチオンの状態であると判断された場合、すなわちカセット収容部6に装着されたテープカセット12に収納されるテープが剥離紙のないものである場合には、ユーザがハーフカット処理の設定を行っていたとしても、その設定は無視されてハーフカットを行うことなく、フルカットのみが行われる。
【0051】
なお、省略するが、転写用のテープの場合にはステップS11の印字処理で鏡像を印字し、前述の磁力テープの場合には、貼着用のテープと同様に正像を印字する。これらは、印字の際に設定された正像又は鏡像の印字モード設定に応じて処理される。
【0052】
図9(a)、(b)、(c)は印字例を示す。
【0053】
図9(a)は剥離紙付きの印字テープをハーフカットの設定ありで処理した例であり、図9(b)は剥離紙付きの印字テープをハーフカットの設定なしで処理した例であり、図9(c)は剥離紙なしの印字テープを処理した例である。
【0054】
図中、FCはフルカットを表し、HCはハーフカットを表している。また、L1は印字される文字列の前部に設定される余白の長さであり、この場合はサーマルヘッド7とテープ切断機構21の距離である。L2は印字される文字列の後部に設定される余白の長さであり、L1と同一の長さである。L3は適宜の長さに予め設定されている。
【0055】
この実施形態のテープ印字装置によれば、カセット収容部6に収容されたテープカセット12の種類が、テープカセット12に設けられた種類識別情報部22を介してテープ種類識別スイッチ23により検出されて印字テープが剥離紙を有するものか否かが判別され、剥離紙を有する印字テープに対してはテープ切断機構21によりハーフカット処理とフルカット処理が施され、剥離紙のない印字テープに対してはテープ切断機構21によりフルカット処理のみが施される。
【0056】
従って、剥離紙のない印字テープに対して不必要なハーフカット処理を行うことがなく、テープを無駄にすることもない。
【0057】
なお、テープカセットに設ける種類識別情報部は光学的に読み取り可能なマークとし、これを光学センサで読み取ってテープカセットの種類を判別するようにしてもよい。
【0058】
また、上述の実施の形態ではテープ切断機構をフルカットとハーフカットを兼用するように構成したが、夫々独立させて設けてもよい。
【0059】
図10はのテープ切断機構の他の例を示す。図10では、テープの排出路に沿ってフルカット機構70と、ハーフカット機構71が独立して設けられる。
【0060】
フルカット機構70は、支持部72にフルカット刃73が設けられ、支持部72はラック74とピニオンギア75からなる移動機構によって受台82に対して進退可能に構成されている。また、ハーフカット機構71は、支持部76に脚部77,78から上記実施の形態と同様にTの寸法だけ突出してハーフカット刃79が設けられ、この刃79はラック80とピニオンギア81からなる移動機構によって受台82に対して進退可能に構成されている。
【0061】
前記ギア75,81は図示しない2個の駆動モータ及びその動力伝達機構によって回転駆動され、前記駆動モータの正転及び逆転によりフルカット刃73及びハーフカット刃79を独立して移動させるものである。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、カセット収容部に装着されたテープカセットの種類が判別され、その判別結果に応じて、印字テープの裏面に剥離紙を積層した第1の印字媒体に対しては、その印字テープのみを切断するハーフカットと、印字テープと剥離紙を切断するフルカットを行い、印字テープの裏面に剥離紙が存在しない第2の印字媒体に対しては、その印字テープを切断するフルカットのみを行ない、ハーフカットは行わない。
【0063】
従って、剥離紙が存在しない印字媒体にハーフカットを行う無駄な切断処理や、そのような印字媒体にハーフカットを行うことにより生じる印字媒体の無駄な消費をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るテープ印字装置の斜視図。
【図2】本発明の実施形態に係るテープ印字装置のテープカセット収容部及びテープカセットの斜視図。
【図3】(a)、(b)は印字用テープの構造を示す図。
【図4】本発明の実施形態に係るテープ切断機構の説明図。
【図5】(a)、(b)はテープ切断機構のフルカットの動作を説明する図。
【図6】(a)、(b)はテープ切断機構のハーフカットの動作を説明する図。
【図7】テープ印字装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図8】前記テープ印字装置の印字制御処理を示すフローチャート。
【図9】(a)、(b)、(c)は印字例を示す図。
【図10】テープ切断機構の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 …テープ印字装置
2 …装置本体
3 …キーボード
4 …液晶表示部
5 …蓋
6 …カセット収容部
7 …サーマルヘッド
8 …プラテンローラ
9 …リボン巻取軸
10 …発熱体
11 …軸
12 …テープカセット
13 …カセットケース
14、14a、14e…印字用のテープ
14b…印字テープ
14c…接着剤
14d…剥離紙
15 …テープ供給リール
16 …インクリボン
17 …リボン供給リール
18 …リボン巻取リール
19 …ヘッド挿入部
20 …テープ排出口
21 …テープ切断機構
22 …種類識別情報部
23 …テープ種類識別スイッチ
24 …幅識別情報部
25 …テープ幅識別スイッチ
26 …カッタ支持部
27 …カッタ刃
28 …カッタ受部
29 …カッタ駆動モータ
35,36…カム
37 …バネ
38、39…長穴
40、41…係合ピン
42、43…脚部
44、45…凹部
50 …制御部(CPU)
51 …ROM
52 …RAM
53 …表示用キャラクタジェネレータ
54 …印字用キャラクタジェネレータ
55 …プリンタ部
56 …印字ヘッド駆動回路
57 …ステップモータ
58 …モータ駆動回路
59 …モータ駆動回路
60 …センサ
70 …フルカット機構
71 …ハーフカット機構
72 …支持部
73 …フルカット刃
76 …支持部
77,78 …脚部
79 …ハーフカット刃
82 …受台

Claims (2)

  1. 印字テープの裏面に剥離紙を積層した第1の印字媒体を収納し、該印字媒体に剥離紙が存在することを表す識別情報が付された第1のテープカセット又は印字テープの裏面に剥離紙が存在しない第2の印字媒体を収納し、該印字媒体に剥離紙が存在しないことを表す識別情報が付された第2のテープカセットが交換可能に装着されるカセット収容部と、
    前記カセット収容部に設けられ前記第1の印字媒体又は前記第2の印字媒体に印字を行う印字手段と、
    前記印字手段よりも下流側に配設され、前記第1の印字媒体の印字テープのみを切断するハーフカットと、前記第1の印字媒及又は前記第2の印字媒体を切断するフルカットを行なう切断手段と、
    前記切断手段を制御する制御手段と、
    前記カセット収容部に装着されたテープカセットの種類を前記識別情報に基づいて判別する判別手段とを備え、
    前記制御手段は、前記判別手段により剥離紙が存在する前記第1の印字媒体を収納した前記第1のテープカセットが判別されたときには、前記切断手段を作動させて前記第1の印字媒体にハーフカットとフルカットを行い、また前記判別手段により剥離紙が存在しない前記第2の印字媒体を収納した前記第2のテープカセットが判別されたときには、前記切断手段を作動させて前記第2の印字媒体にフルカットのみを行うことを特徴とする印字装置。
  2. 印字テープの裏面に剥離紙を積層した第1の印字媒体を収納し、該印字媒体に剥離紙が存在することを表す識別情報が付された第1のテープカセット又は印字テープの裏面に剥離紙が存在しない第2の印字媒体を収納し、該印字媒体に剥離紙が存在しないことを表す識別情報が付された第2のテープカセットが交換可能に装着されるカセット収容部と、
    前記カセット収容部に設けられ前記第1の印字媒体又は前記第2の印字媒体に印字を行う印字手段と、
    前記印字手段よりも下流側に配設され、前記第1の印字媒体の印字テープのみを切断するハーフカットを行う第1の切断手段と、
    前記印字手段よりも下流側に配設され、前記第1の印字媒及又は前記第2の印字媒体を切断するフルカットを行う第2の切断手段と、
    前記第1の切断手段及び前記第2の切断手段を制御する制御手段と、
    前記カセット収容部に装着されたテープカセットの種類を前記識別情報に基づいて判別する判別手段とを備え、
    前記制御手段は、前記判別手段により剥離紙が存在する前記第1の印字媒体を収納した前記第1のテープカセットが判別されたときには、前記第1の切断手段及び前記第2の切断手段を作動させて前記第1の印字媒体にハーフカットとフルカットを行い、また前記判別手段により剥離紙が存在しない前記第2の印字媒体を収納した前記第2のテープカセットが判別されたときには、前記第2の切断手段を作動させて前記第2の印字媒体にフルカットを行うことを特徴とする印字装置。
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