JP3414377B2 - 印字用カセット - Google Patents

印字用カセット

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JP3414377B2
JP3414377B2 JP2000301901A JP2000301901A JP3414377B2 JP 3414377 B2 JP3414377 B2 JP 3414377B2 JP 2000301901 A JP2000301901 A JP 2000301901A JP 2000301901 A JP2000301901 A JP 2000301901A JP 3414377 B2 JP3414377 B2 JP 3414377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置に装着し
て使用することにより、ラベルテープ等の印字用テープ
への印字と、普通紙等の印字用紙への印字を選択的に可
能とした印字用カセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】印字装置として、熱転写方式、インクジ
ェット方式等の種々の印字方式を採用したものが実用化
されており、例えば、ワードプロセッサ等に接続して普
通紙に印字する普通プリンタと、ラベルテープに印字す
る所謂ラベルプリンタとがある。そして、普通プリンタ
用には、インクリボンカセットが使用され、また、ラベ
ルプリンタ用として、ラベルテープおよびインクリボン
を収納した所謂ラベルカセットがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
普通プリンタでは、ラベルテープ等の印字用テープへの
印字が不可能であり、逆に、ラベルプリンタでは、普通
紙等の印字用紙への印字が不可能であった。即ち、従来
は、単一の印字用カセットを用いて、印字用テープへの
印字と印字用紙への印字とを選択的に行うことができな
かった。このため、普通紙への印字とラベルテープへの
印字との双方を行いたいユーザは、普通プリンタおよび
インクリボンカセットと、ラベルプリンタおよびラベル
カセットとの双方を購入しなければならず、ユーザの経
済的負担が大きなものとなっていた。
【0004】そこで、本発明の目的は、ラベルテープ等
の印字用テープへの印字と、普通紙等の印字用紙への印
字とを選択的に可能として、ユーザの経済的負担を軽減
できるようにした印字用カセットを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、印字モードとして、印字用紙に
印字を行う普通紙印字モードと、印字用テープに印字を
行うラベルテープ印字モードとを備える一方 印字ヘッ
ドを備えたキャリッジと、このキャリッジに設けられ前
記普通紙印字モードと前記ラベルテープ印字モードとに
印字モードを切り換えるためのスイッチとを備えた印字
装置の前記キャリッジに装着されて使用される印字用カ
セットであって、前記印字用カセットは、リボン供給ス
プール、リボン巻取りスプール、これらリボン供給スプ
ールおよびリボン巻取りスプールに架け渡されるように
巻装されたインクリボンを収納したインクリボンカセッ
トケースと、テープ供給スプール、このテープ供給スプ
ールに巻装された印字用テープを収納した印字用テープ
カセットケースとで構成し、前記印字用テープカセット
ケースには、前記印字用テープを外部に導出させるテー
プ導出孔を形成する一方、前記インクリボンカセットケ
ースには、前記リボン供給スプールと前記リボン巻取り
スプールの間で前記インクリボンに臨んで前記印字ヘッ
ドが挿入される印字ヘッド収容凹部を形成すると共に、
前記テープ導出孔から導出される前記印字用テープが導
入されるテープ導入孔およびこのテープ導入孔から導入
される印字用テープが前記印字ヘッド収容凹部内を通っ
て外部に排出されるテープ排出孔を形成し、前記インク
リボンカセットケースおよび前記印字用テープカセット
ケースには、互いに分離可能に係合して前記インクリボ
ンカセットケースおよび前記印字用テープカセットケー
スを横方向に並べて接続する係合部を形成し、さらに、
前記印字用テープカセットケースは、前記ラベルテープ
印字モードでの印字に対応するべく、前記係合部によっ
て前記インクリボンカセットケースと互いに係合された
状態で前記キャリッジ上の前記スイッチを動作させる位
置に装着可能に構成したことを特徴とするものである。
【0006】この印字用カセットでは、インクリボンカ
セットケースおよび印字用テープカセットケースに形成
する係合部は、互いに係合可能な凸部と凹部で構成する
ことができる。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、印字装置
のキャリッジにインクリボンカセットケースのみを装着
しインクリボンカセットケースを単独で使用することに
より、インクリボンを用いて、普通紙等の印字用紙への
印字が行え、さらに、印字装置のキャリッジに係合部に
よって接続したインクリボンカセットケースと印字用テ
ープカセットケースとを装着し、印字用テープをテープ
導出孔から印字用テープカセットケースの外部に導出し
て、その印字用テープをインクリボンカセットケースの
テープ導入孔を介して導入し印字ヘッド収容凹部に通す
ことにより、インクリボンを用いたラベルテープ等の印
字用テープへの印字が行える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る印字用カセ
ットおよび印字装置の実施の形態を図1乃至図9に基づ
いて説明する。先ず、図1乃至図7は本発明の第1実施
例を示すもので、本発明に係る印字装置20を内蔵した
ワードプロセッサ10の一例を示す図1において、11
は装置本体、12はキー入力部、13は表示部、14は
開口部、21はガイドロッド、22はプラテンローラ、
30はキャリッジ、50は本発明に係る印字用カセット
である。
【0009】即ち、ワードプロセッサ10は、その装置
本体11上に、キー入力部12および表示部13の他、
印字装置20用の開口部14が形成されている。即ち、
この開口部14内には、横方向に平行する2本のガイド
ロッド21,21が架設されると共に、これに平行する
プラテンローラ22が架設されている。そして、ガイド
ロッド21,21には、キャリッジ23が摺動自在に組
み付けられており、このキャリッジ30がカセット装填
部をなしている。キー入力部12には、ラベルプリント
用の名前、見出し、インデックス等の文字列データを作
成するための文字入力キー、かな/漢字変換キー、印字
開始キー等が設けられている。表示部13には、キー入
力に基づく文字列データやメッセージデータ等が表示さ
れる。
【0010】カセット装填部をなすキャリッジ30は、
図2乃至図5に示すように、プラテンローラ22に接触
するよう移動自在に組み込まれた印字ヘッドであるサー
マルヘッド31と、非対称位置に配置された左右一対の
駆動軸32,33と、右側の駆動軸33に近い位置に配
置された装着検出スイッチ34と、その近傍に配置され
た位置決めピン35とを備えている。サーマルヘッド3
1は、多数の発熱素子を有している。このような各部品
を備える印字装置20は、プラテンローラ22、キャリ
ッジ30、サーマルヘッド31および駆動軸32,33
の各駆動機構と、その各々の駆動源である電動モータ等
の図示せぬアクチュエータと、それらの制御手段等を内
蔵してなる。なお、図示しないが、開口部14には、給
紙機構が配設されており、その給紙機構によって、図4
および図5に示すように、プラテンローラ22とサーマ
ルヘッド31との間に普通紙Sが供給可能となってい
る。
【0011】以上の印字装置20には、図1乃至図5に
示した本発明に係る分割型の印字用カセット50が使用
される。即ち、本発明の印字用カセット50は、図1乃
至図5に示すように、インクリボンカセットケース51
と、印字用テープカセットケース61とから構成されて
いる。先ず、平面視若干横長で薄型直方体によるインク
リボンカセットケース51内に、インクリボン71を巻
き付けたリボン供給スプール72と、そのインクリボン
71を巻き取るリボン巻取りスプール73と、ガイドロ
ーラ74,74,74,74を組み付けてなる。インク
リボン71は、基材に熱溶融性インクあるいは熱昇華性
インクを含浸させた周知の構成のものである。
【0012】詳細には、インクリボンカセットケース5
1は、一方の長辺部に印字ヘッド収容凹部52を形成す
ると共に、図示右側の短辺部にテープ導入孔53を形成
して、図示左側の短辺部にテープ排出孔54を形成して
いる。このテープ導入孔53およびテープ排出孔54
は、印字ヘッド収容凹部52を有する長辺部との角部に
各々形成されている。さらに、インクリボンカセットケ
ース51には、図1に示すように、その上下面を貫通す
る駆動軸挿入孔55を形成している。この駆動軸挿入孔
55部分に一致させてリボン巻取りスプール73を配置
すると共に、その図示右側方に離間させてリボン供給ス
プール72を配置している。そして、リボン供給スプー
ル72から繰り出されるインクリボン71は、ガイドロ
ーラ74,74に案内されて印字ヘッド収容凹部52内
に導出され、ガイドローラ74,74に案内されてリボ
ン巻取りスプール73に巻き取られる走行経路となって
いる。
【0013】また、平面視若干縦長で薄型直方体による
印字用テープカセットケース61内には、印字用テープ
75を巻き付けたテープ供給スプール76と、ガイドロ
ーラ77を組み付けてなる。印字用テープ75は、この
実施例の場合、樹脂製フィルムによる基材に接着層を介
して剥離紙を積層してなるラベルテープである。この印
字用テープカセットケース61は、図示左側の短辺部に
テープ導出孔63を形成すると共に、図1に示すよう
に、上下面を貫通する駆動軸挿入孔65を形成してい
る。この駆動軸挿入孔65部分に一致させてテープ供給
スプール76を配置している。そして、テープ供給スプ
ール76から繰り出されるラベルテープ75は、ガイド
ローラ77に案内されてテープ導出孔63から外部に導
出されている。
【0014】さらに、インクリボンカセットケース51
の図示右側の短辺部には、図4に示すように、その上下
方向にわたって外面から突出する接続用凸部56を形成
すると共に、この接続用凸部56に上下方向の位置決め
孔57を形成している。また、この接続用凸部56に対
応して、印字用テープカセットケース61の図示左側の
短辺部には、同じくその上下方向にわたって内方に突出
する接続用凹部66を形成する。この接続用凸部56お
よび接続用凹部66は、その係合状態で左右方向への離
間を阻止する断面台形をなしている。以上により、本発
明の分割型の印字用カセット50が構成される。
【0015】次に、本発明に係る印字装置20の制御に
ついて説明する。図6はその制御手段であるコントロー
ラ90のブロック構成を示すもので、コントローラ90
は、CPU(中央演算処理回路)91、データメモリ9
2、サーマルヘッド制御駆動回路93、キャリッジ駆動
回路94、カセット駆動回路95、紙送り駆動回路96
等から構成される。CPU91は、キー入力部12から
の入力信号に基づいて、表示部13の制御と、サーマル
ヘッド制御駆動回路93の制御と、キャリッジ駆動回路
94の制御と、紙送り駆動回路96の制御とを行うと共
に、装着検出スイッチ34の出力信号に基づいて、カセ
ット駆動回路95の制御を行う。
【0016】即ち、サーマルヘッド制御駆動回路93
は、CPU91の出力に基づいて、サーマルヘッド31
の発熱素子を駆動する。キャリッジ駆動回路94は、C
PU91の出力に基づいて、キャリッジ30の駆動機構
を制御し、キャリッジ30をガイドロッド21,21に
沿って印字状態に応じ移動させる。紙送り駆動回路96
は、印字動作に応じてプラテンローラ22を1文字列分
ずつ等、回転させる。そして、カセット駆動回路95
は、キャリッジ30への印字用カセット50の装着状態
の相違に応じたCPU91の出力に基づいて、駆動軸3
2,33の駆動制御を行う。具体的には、装着検出スイ
ッチ34がハイレベル信号を出力するラベルテープ印字
モードでは、駆動軸32,33の双方を駆動し、装着検
出スイッチ34がロウレベル信号を出力する普通紙印字
モードでは、リボン巻取りスプール73用の駆動軸32
のみを駆動する。
【0017】次に、以上の印字装置20への印字用カセ
ット50の使用例について説明する。先ず、ラベルテー
プへの印字の場合には、インクリボンカセットケース5
1および印字用テープカセットケース61を接続した状
態でキャリッジ30に装着し、普通紙への印字の場合に
は、インクリボンカセットケース51のみをキャリッジ
30に装着する。
【0018】即ち、ラベルテープ75への印字の場合
は、図1乃至図3に示すように、接続用凸部56および
接続用凹部66を係合させてインクリボンカセットケー
ス51に印字用テープカセットケース61を接続する。
そして、印字用テープカセットケース61内のラベルテ
ープ75の先端を、テープ導出孔63,テープ導入孔5
3からインクリボンカセットケース51内に導入し、イ
ンクリボン71の外側に沿わせて、印字ヘッド収容凹部
52に導出させてから、テープ排出口54にラベルテー
プ75を臨ませるようにする。このようにして接続状態
としたインクリボンカセットケース51および印字用テ
ープカセットケース61をキャリッジ30に装着する。
【0019】この装着状態において、インクリボン71
およびラベルテープ75はサーマルヘッド31の外側に
位置し、インクリボンカセットケース51の駆動軸挿入
孔55からリボン巻取りスプール73内に駆動軸32が
係合すると共に、印字用テープカセットケース61の駆
動軸挿入孔65からテープ供給スプール76内に駆動軸
33が係合する。そして、インクリボンカセットケース
51の接続用凸部56の位置決め孔57に位置決めピン
35が係合する。さらに、装着検出スイッチ34は、印
字用テープカセットケース61下面に押されてオン状態
となり、ラベルテープ印字モードが設定されることとな
る。
【0020】また、普通紙Sへの印字の場合は、図4お
よび図5に示すように、印字用テープカセットケース6
1と分離したインクリボンカセットケース51のみを単
独でキャリッジ30に装着する。この装着状態におい
て、インクリボン71がサーマルヘッド31の外側に位
置し、駆動軸挿入孔55からリボン巻取りスプール73
内に駆動軸32が係合すると共に、接続用凸部56の位
置決め孔57に位置決めピン35が係合する。この場
合、インクリボン71とプラテンローラ22との間に
は、図略の給紙機構により普通紙Sが挿入される。そし
て、その図示右側方の駆動軸33および装着検出スイッ
チ34は、何れもそのまま露出状態となっている。即
ち、装着検出スイッチ34は、押し込まれることがな
く、オフ状態となっているので、普通紙印字モードが設
定されていることとなる。
【0021】図7は印字装置20による制御処理のフロ
ーチャートを示すもので、先ず、ステップS11で、キ
ー入力部12の印字開始スイッチ12aがオン操作され
たか否かを判断し、印字開始スイッチ12aがオン操作
されていれば、ステップS12で、装着検出スイッチ3
4の出力状態を判断する。このステップS12におい
て、装着検出スイッチ34がそのオン状態によりハイレ
ベル信号を出力していれば、ラベルテープ印字モードと
判断して、ステップS13からステップS15までの処
理が行われる。また、装着検出スイッチ34がオフ状態
でロウレベル信号を出力すると、普通紙印字モードと判
断して、ステップS16からステップS18までの処理
が行われる。
【0022】即ち、図1乃至図3に示したラベルテープ
印字モードの場合には、ステップS13において、双方
の駆動軸32,33の駆動が指令される。なお、これと
同期して、サーマルヘッド31のプラテンローラ22側
への移動およびその発熱素子の駆動が指令されると共
に、キャリッジ30の移動が指令される。従って、図3
に矢印を付したように、駆動軸32,33が係合するリ
ボン巻取りスプール73およびテープ供給スプール76
がともに反時計廻りに回転する。これにより、リボン巻
取りスプール73にインクリボン71が巻き取られて、
テープ供給スプール76からラベルテープ75が送り出
されると共に、サーマルヘッド31およびプラテンロー
ラ22間に挟み込まれて密着状態のインクリボン71か
らラベルテープ75への印字が行われて、印字済みのラ
ベルテープ75がテープ排出孔54から排出される。こ
の場合、ラベルテープ75は、硬質の剥離紙上に印字用
テープを設けて形成されているので、排出途中で折れ曲
がることなく、直線状態のまま排出される。
【0023】以上のインクリボン71およびラベルテー
プ75の走行駆動は、印字すべき印字データの終了に伴
う印字終了まで継続されるが、ステップS14で、印字
終了と判断されると、ステップS15で、駆動軸32,
33の駆動が停止され、印字動作が終了する。なお、テ
ープ排出孔54から排出された印字済みのラベルテープ
75は、鋏やカッター等を用いて所望の長さに切り離
す。
【0024】また、図4および図5に示した普通紙印字
モードの場合には、ステップS16において、図示左側
の駆動軸32のみの駆動を指令する。なお、これと同期
して、サーマルヘッド31のプラテンローラ22側への
移動およびその発熱素子の駆動、キャリッジ30の移動
が指令されると共に、プラテンローラ22の駆動も併せ
て指令される。従って、図5に矢印を付したように、駆
動軸32が係合するリボン巻取りスプール73が反時計
廻りに回転する。これにより、リボン巻取りスプール7
3にインクリボン71が巻き取られて、サーマルヘッド
31およびプラテンローラ22間に挟み込まれて密着状
態のインクリボン71から普通紙Sへの印字が行われ
る。
【0025】この場合、インクリボン71の走行駆動
が、ステップS17で、印字すべき印字データの終了に
伴う印字終了と判断されると、ステップS18で、駆動
軸32の駆動が停止され、印字動作が終了する。以上の
通り、印字装置20のキャリッジ30に対する分割型の
印字用カセット50のカセットケース51,61の選択
による装着状態を変えることによって、ラベルテープ7
5への印字と、普通紙Sへの印字とが、1台の印字装置
20で選択的に行える。従って、ユーザの経済的負担を
軽減できる。
【0026】次に、図8に示す本発明の第2実施例につ
いて説明する。なお、この第2実施例においては、前記
第1実施例と同様の印字用カセット50を使用してお
り、また、前記第1実施例と同様の部分には同一の符号
を付して、その説明を省略する。図8は前記第1実施例
とほぼ同様の印字装置20を内蔵したワードプロセッサ
100の一例を示したもので、110は装置本体、11
1はプラテンローラ操作ハンドル、120はキー入力
部、121は印字開始スイッチ、122は印字モード選
択スイッチ、130は表示部、140は開口部であり、
21はガイドロッド、22はプラテンローラ、30は前
記第1実施例とほぼ同様のキャリッジである。
【0027】この第2実施例において、前記第1実施例
と相違する点は、キャリッジ30に装着検出スイッチ3
4を設けずに、キー入力部120に印字モード選択スイ
ッチ122を設けたことであり、その他は、前記第1実
施例と同様である。この印字モード選択スイッチ122
は、例えば、プッシュボタン方式等によりラベルテープ
印字モードと普通紙印字モードとに切り替わるものであ
る。このように、装着検出スイッチ34を設けずに、印
字モード選択スイッチ122によりラベルテープ印字モ
ードか普通紙印字モードかを選択して、所望の印字を行
うように構成することも可能である。
【0028】次に、図9に示す第3実施例について説明
する。なお、この第3実施例において、前記第1実施例
と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略
する。この第3実施例においては、キャリッジ30に関
して、前記第1実施例における右側の駆動軸33を設け
ずに、サーマルヘッド31の図示右側近傍に駆動ローラ
36を備えた構成に相違点がある。即ち、この駆動ロー
ラ36は、図示左側の駆動軸32と同期して回転駆動さ
れるものであり、これに対応して、インクリボンカセッ
トケース51の印字ヘッド収容凹部52の図示右側に
は、ガイドローラ74,74間に位置する駆動ローラ挿
入孔59を形成している。
【0029】図9に示すように、接続状態のインクリボ
ンカセットケース51および印字用テープカセットケー
ス61をキャリッジ30に装着すると、インクリボンカ
セットケース51の駆動ローラ挿入孔59内の駆動ロー
ラ36とその左右両側のガイドローラ74,74間に、
インクリボン71およびラベルテープ75が挟み込まれ
る。従って、矢印を付したように、駆動軸32に係合す
るリボン巻取りスプール73が反時計廻りに回転して、
駆動ローラ36が時計廻りに回転する。これによって、
リボン巻取りスプール73にインクリボン71が巻き取
られると共に、ラベルテープ75が駆動ローラ36の回
転によりテープ供給スプール76から繰り出される。そ
して、サーマルヘッド31部分でのインクリボン71か
らラベルテープ75への印字が行われて、印字済みのラ
ベルテープ75がテープ排出孔54から排出される。
【0030】こうして、特に、ラベルテープ75の走行
駆動を、テープ供給スプール76の回転駆動に依らず、
駆動ローラ36によって行うようにしている。この走行
駆動方式によれば、ラベルテープ75として、硬質の剥
離紙および印字用テープを用いたものでなく、可撓性の
印字用テープやテープ状の普通紙を用いたものも採用で
きる。なお、図示しないが、普通紙への印字の場合は、
インクリボンカセットケース51のみをキャリッジ30
に装着して、同様に駆動軸32および駆動ローラ36を
同期させて駆動する。このように、ラベルテープ印字モ
ードおよび普通紙印字モードの何れの場合においても、
インクリボンカセットケース51側での駆動軸32およ
び駆動ローラ36の同期駆動によって、インクリボン7
1および/またはラベルテープ75の走行駆動を行うこ
とができる。即ち、カセット駆動系の駆動切替制御を不
要にできる。
【0031】なお、以上の実施例においては、印字用シ
ートとして普通紙Sを例示したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、カードや他の印字用シート材を適
用してもよい。また、印字用カセットを構成するインク
リボンカセットケースと印字用テープカセットケースと
の接続構造について、実施例構造の他、適宜のものを採
用できることは勿論である。さらに、インクリボンカセ
ットケースにテープ排出口を設けなくてもよい。そし
て、カセットケース内におけるリボン供給スプール、リ
ボン巻取りスプール、テープ供給スプールやガイドロー
ラの配置の仕方、印字装置のデザインや駆動軸および駆
動ローラの配置等も任意であり、その他、具体的な細部
構造等についても適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る印字用カセ
ットによれば、ラベルテープ等の印字用テープへの印字
と、普通紙等の外部印字用部材への印字とが選択的に行
えるため、ユーザの経済的負担を軽減することができ
る。
【0033】即ち、請求項1記載の印字用カセットによ
れば、印字装置のキャリッジにインクリボンカセットケ
ースのみを装着しインクリボンカセットケースを単独で
使用することにより、インクリボンを用いて、普通紙等
の印字用紙への印字が行え、さらに、印字装置のキャリ
ッジに係合部によって接続したインクリボンカセットケ
ースと印字用テープカセットケースとを装着し、印字用
テープをテープ導出孔から印字用テープカセットケース
の外部に導出して、その印字用テープをインクリボンカ
セットケースのテープ導入孔を介して導入し印字ヘッド
収容凹部に通すことにより、インクリボンを用いたラベ
ルテープ等の印字用テープへの印字が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字装置を内蔵したワードプロセ
ッサの一例を示す概略斜視図である。
【図2】本発明に係る印字用カセットの両カセットケー
スを接続した装着状態を示すもので、そのカセットケー
スを破断した要部の概略斜視図である。
【図3】同じくそのカセットケースを破断した要部の概
略平面図である。
【図4】本発明に係る印字用カセットのインクリボンカ
セットケースのみの装着状態を示すもので、そのカセッ
トケースを破断した要部の概略斜視図である。
【図5】同じくそのカセットケースを破断した要部の概
略平面図である。
【図6】本発明の印字装置の制御系を示すブロック構成
図である。
【図7】同じく制御処理を示すフローチャートである。
【図8】第2実施例に使用する印字装置内蔵のワードプ
ロセッサの一例を示す概略斜視図である。
【図9】本発明に係る印字用カセットおよび印字装置の
別実施例を示すもので、両カセットケースを接続した装
着状態でそのカセットケースを破断した要部の概略平面
図である。
【符号の説明】
10,100 ワードプロセッサ 11,110 装置本体 12,120 キー入力部 13,130 表示部 20 印字装置 21 ガイドロッド 22 プラテンローラ 30 カセット装填部(キャリッジ) 31 印字ヘッド(サーマルヘッド) 32,33 駆動軸 34 装着検出スイッチ 35 位置決めピン 36 駆動ローラ 50 印字用カセット 51 インクリボンカセットケース 52 印字ヘッド収容凹部 53 テープ導入孔 54 テープ排出孔 55 駆動軸挿入孔 56 接続用凸部 57 位置決め孔 59 駆動ローラ挿入孔 61 印字用テープカセットケース 63 テープ導出孔 65 駆動軸挿入孔 66 接続用凹部 71 インクリボン 72 リボン供給スプール 73 リボン巻取りスプール 74 ガイドローラ 75 印字用テープ(ラベルテープ) 76 テープ供給スプール 77 ガイドローラ 122 印字モード選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 32/00 B41J 2/325 B41J 3/36 B41J 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字モードとして、印字用紙に印字を行
    う普通紙印字モードと、印字用テープに印字を行うラベ
    ルテープ印字モードとを備える一方 印字ヘッドを備え
    たキャリッジと、このキャリッジに設けられ前記普通紙
    印字モードと前記ラベルテープ印字モードとに印字モー
    ドを切り換えるためのスイッチとを備えた印字装置の前
    記キャリッジに装着されて使用される印字用カセットで
    あって、 前記印字用カセットは、リボン供給スプール、リボン巻
    取りスプール、これらリボン供給スプールおよびリボン
    巻取りスプールに架け渡されるように巻装されたインク
    リボンを収納したインクリボンカセットケースと、テー
    プ供給スプール、このテープ供給スプールに巻装された
    印字用テープを収納した印字用テープカセットケースと
    で構成し、 前記印字用テープカセットケースには、前記印字用テー
    プを外部に導出させるテープ導出孔を形成する一方、前
    記インクリボンカセットケースには、前記リボン供給ス
    プールと前記リボン巻取りスプールの間で前記インクリ
    ボンに臨んで前記印字ヘッドが挿入される印字ヘッド収
    容凹部を形成すると共に、前記テープ導出孔から導出さ
    れる前記印字用テープが導入されるテープ導入孔および
    このテープ導入孔から導入される印字用テープが前記印
    字ヘッド収容凹部内を通って外部に排出されるテープ排
    出孔を形成し 記インクリボンカセットケースおよび前記印字用テー
    プカセットケースには、互いに分離可能に係合して前記
    インクリボンカセットケースおよび前記印字用テープカ
    セットケースを横方向に並べて接続する係合部を形成
    し、さらに、前記印字用テープカセットケースは、前記ラベ
    ルテープ印字モードでの印字に対応するべく、前記係合
    部によって前記インクリボンカセットケースと互いに係
    合された状態で前記キャリッジ上の前記スイッチを動作
    させる位置に装着可能に 構成したことを特徴とする印字
    用カセット。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、前記インクリボンカセッ
    トケースおよび前記印字用テープカセットケースに形成
    した互いに係合可能な凸部と凹部であることを特徴とす
    る請求項1記載の印字用カセット。
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