JP5387890B2 - 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置と、この印刷装置を用いて印刷対象物に印刷を行う際の印刷制御方法と、印刷を印刷装置に実現させるための印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体と、に関する。
カートリッジ内に印刷層と剥離層とを積層してなる印刷テープを収納し、このカートリッジを印刷装置にセットして、キーボード等の入力手段から入力された或いは他の機器から出力された文字、記号、ロゴ、キャラクタ、マーク等を任意に印刷することで、固有のラベルを作成できる装置としてテープ印刷装置がある。
このようなテープ印刷装置において使用される印刷テープとしては、従来、文書や文具の管理に利用されるノーマルテープが一般的であったが、近年、反射テープ、アイロン転写用テープなどの様々な特殊テープが印刷テープとして利用されている。ここで、反射テープとは、ガラスビーズ等の反射物質を封入するなどして、入射した光を光源側へ反射するように形成されているテープであり、主に安全標識に用いられている。そして、アイロン転写用テープは、一般的に剥離層にホットメルト樹脂を積層して成り、テープを布に載置してアイロンをかけることで印刷した文字や模様等の部分のみを布に転写して衣服や鞄などに好きな文字や模様等を付すことができるようになっている。
一般的に、このようなテープ印刷装置は、乾電池や充電池を電源として内蔵し、電池電圧に対応した所定時間だけサーマルヘッドへ通電することによって印刷を行い、使用を続けることによって電池残量が少なくなって掛けられる電圧が所定値以下となったときに、電圧不足を報知して電池の交換或いは充電をユーザに促していた。
又、テープ印刷装置は、反射テープを印刷する場合や印刷濃度の高い文字や模様等を印刷する場合などの厳しい印刷条件において、良好に印刷ができる電源電池の利用可能な電圧境界を動作基準電圧として設定していた。つまり、動作基準電圧がテープの種類や、印刷濃度などの印刷条件に関わらず一定の値で設定されているため、電源電池による印加可能な電圧が動作基準電圧以下となった場合には、薄い濃度が選択された場合などの小さい負荷で印刷可能なときであっても上記した報知を実行したり、印刷を中止することとしていた。
つまり、ユーザは電池交換や充電を頻繁に行う必要性があるといった問題点が生じてしまっていた。尚、特開2005−212363号公報(特許文献1)では、二つのプリンタ部を備え、夫々のプリンタ部に対応した動作基準電圧に基づいて、プリンタ部の一方を節電モードで動作させると共に他方を通常モードで動作させるなど、電池残量によって二つのプリンタ部を個別に動作させることのできる印刷装置が提案されている。
特開2005−212363号公報
上記文献に記載の印刷装置では、二つのプリンタ部の夫々に適した動作基準電圧以上で印刷をさせることで電源電池を有効的に利用することができるも、一つのプリンタ部において印刷の度に印刷条件に基づいた動作基準電圧を設定して印刷をすることができるものではなかった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、印刷条件に適した動作基準電圧を印刷の度に設定して電源電池を有効的に利用した印刷を実行する印刷装置と、該印刷装置を用いた印刷制御方法と、印刷条件に適した動作基準電圧を印刷の度に設定して電源電池を有効的に利用した印刷を印刷装置に実現させるための印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体と、を提供することを目的としている。
前記目的を果たすため、本発明の印刷装置の一様態は、電源電池を内蔵する印刷装置において、制御手段と、記憶手段と、入力手段と、表示手段と、印刷手段と、印刷条件を判別する判別手段と、前記判別手段によって判別された印刷条件に基づいて動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定手段と、前記電源電池の電圧を検出する電圧検出手段と、前記印刷手段による印刷が実行されたとき、前記電圧検出手段によって検出された前記電源電池電圧と、前記動作基準電圧設定手段によって設定された前記動作基準電圧とを比較して、前記電源電池電圧が前記動作基準電圧よりも低いときには前記電源電池の電圧不足を前記表示手段に報知させる報知手段と、前記印刷手段による印刷中に前記報知手段による前記報知が実行されたとき、前記印刷手段による印刷を中断させ、前記印刷手段による印刷を継続するか終了保存するかを選択させる画面を前記表示手段に表示させる、印刷継続確認手段と、を備え、前記制御手段は、前記入力手段から印刷の終了が選択されたとき、印刷を完了することのできなかった印刷データを前記記憶手段に保存し、前記電源電池が交換された後に電源がオンされたとき、前記記憶手段から前記印刷を完了することのできなかった印刷データを呼び出して前記表示手段に表示させる、ことを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明の印刷制御方法の一様態は、印刷装置により印刷を行うための印刷制御方法であって、判別手段によって印刷条件を判別する判別処理と、前記判別手段によって判別された前記印刷条件に基づいて、動作基準電圧設定手段によって動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定処理と、電圧検出手段によって電源電池の電圧を検出する電圧検出処理と、印刷継続確認手段によって、印刷手段による印刷が実行されたとき、前記電圧検出手段によって検出された前記電源電池の電圧と、前記動作基準電圧設定手段によって設定された前記動作基準電圧と、を比較して、前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも低いときには、前記電源電池の電圧不足を表示手段に報知させるとともに前記印刷手段による印刷を中断させて前記印刷手段による印刷を継続するか終了保存するかを選択させる画面を当該表示手段に表示させ、前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも高いときには、前記印刷手段による印刷を継続させる、印刷継続確認処理と、前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも低いときに、入力手段によって印刷の終了が選択された場合、印刷を完了することのできなかった印刷データを記憶手段に保存する処理と、前記電源電池が交換された後に電源がオンされたとき、前記記憶手段から前記印刷を完了することのできなかった印刷データを呼び出して前記表示手段に表示させる処理と、を実行する、ことを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一様態は、印刷装置で印刷する処理を制御手段とされるコンピュータに実現させる制御プログラムが記憶された記憶媒体であって、印刷条件を判別する判別処理と、前記判別手段によって判別された印刷条件に基づいて、動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定処理と、電源電池の電圧を検出する電圧検出処理と、前記印刷装置における印刷手段による印刷が実行されたとき、前記電圧検出手段によって検出された前記電源電池の電圧と、前記動作基準電圧設定手段によって設定された前記動作基準電圧と、を比較して、前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも低いときには、前記電源電池の電圧不足を表示手段に報知させるとともに前記印刷手段による印刷を中断させて前記印刷手段による印刷を継続するか終了保存するかを選択させる画面を当該表示手段に表示させ、前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも高いときには、前記印刷手段による印刷を継続させる、印刷継続確認処理と、前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも低いときに、入力手段によって印刷の終了が選択された場合、印刷を完了することのできなかった印刷データを記憶手段に保存する処理と、前記電源電池が交換された後に電源がオンされたとき、前記記憶手段から前記印刷を完了することのできなかった印刷データを呼び出して前記表示手段に表示させる処理と、を実現するための印刷制御プログラムが記憶された、ことを特徴とする。
本発明によれば、印刷条件に適した動作基準電圧を印刷の度に設定して電源電池を有効的に利用した印刷を実行する印刷装置と、該印刷装置を用いた印刷制御方法と、印刷条件に適した動作基準電圧を印刷の度に設定して電源電池を有効的に利用した印刷を印刷装置に実現させるための印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体と、を提供することができる。
本発明の実施例に係るテープ印刷装置の斜視図である。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置の内部拡大図及びカートリッジの斜視図である。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置に交換可能なカートリッジを組み込んだ状態を示す模式図である。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置のサーマルヘッドへの通電時間を設定する通電時間テーブルを示す図。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置で印刷する場合のメインフローを示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置で印刷する場合における表示部に表示された画面表示例を示す図である。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置で印刷する場合の動作基準基準電圧の設定フローを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について述べる。本発明の印刷装置は、印刷層と剥離層とを積層してなる印刷テープ31にインクリボン35上のインクを転写して文字や模様等の熱転写記録を形成する印刷を行ない、該印刷テープ31を所定長で切断することにより、印刷層を貼付対象に貼付して用いるラベルを作成するテープ印刷装置1であって、交換可能な電源とする電池55と、インクリボン35と印刷テープ31を内蔵して交換可能とされたカートリッジ21と、制御手段としてのCPU41と、記憶手段としてのROM42及びRAM43と、入力手段としての入力部3と、表示手段としての表示部4と、印刷手段としてのサーマルヘッド11と、印刷テープ31を搬送するプラテンローラ12と、を備える熱転写方式の印刷装置である。
そして、このテープ印刷装置1は、印刷の濃度を設定する濃度設定手段と、カートリッジ21の種類を識別することによりカートリッジ21内の印刷テープ31の種類を識別するカートリッジ識別手段と、濃度設定手段によって設定された印刷の濃度を識別する濃度識別手段と、を有し、カートリッジ識別手段によって識別された印刷テープ31の種類、及び、濃度識別手段によって識別された印刷濃度値に基づいて動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定手段と、電池55の電圧を検出する電圧検出手段と、印刷手段による印刷が実行されたとき、電圧検出手段によって検出された電池電圧と、動作基準電圧設定手段によって設定された動作基準電圧とを比較して、電池電圧が動作基準電圧よりも低いときには電池55の電圧不足を表示手段に報知させる報知手段と、を備えている。
更に、このテープ印刷装置1は、印刷手段による印刷中に報知手段による報知が実行されたとき、印刷手段による印刷を中断させ、印刷手段による印刷を継続するか終了保存するかを選択させる画面を表示手段に表示させる印刷継続確認手段を備えている。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。図1は、本発明の実施例に係るテープ印刷装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、このテープ印刷装置1に使用するカートリッジ21の外観及びテープ印刷装置1の内部構造の一部を示す斜視図である。そして、図3は、このテープ印刷装置1に交換可能なカートリッジ21を組み込んだ状態を示す模式図である。テープ印刷装置1は、表面に印刷面を備え裏面が粘着面とされた印刷層と、粘着面に貼着される剥離層と、が積層されて形成された印刷テープ31に文字や模様等を印刷する装置である。
このテープ印刷装置1は、図1に示すように、方形状の上面と、この上面から前方に傾斜する傾斜面と、両側面及び下面並びに背面とから形成された中空の筐体2を有し、筐体2の傾斜面には入力部3が形成され、上面には表示部4並びに開閉蓋5が形成され、所定の一側面には印刷テープ31が繰り出されるテープ繰出部7が形成されている。尚、図示しないが、筐体2には、パーソナルコンピュータ等の外部機器と接続するための入力端子、電源コードが接続される電源端子、メモリカード等の記憶媒体が挿入される挿入口等も形成されている。又、図示しない裏面には、電源となる電池を収納する電池ボックスのカバーが設けられている。
入力部3は、文字データを入力する文字入力キー、印刷開始を指示する印刷キー、表示部4の表示画面上のカーソルを移動操作するカーソルキー、印刷モードの設定や各種設定処理を行なう種々の制御キーによって構成されている。又、表示部4は、液晶表示装置等とされるものであって、入力されたデータに関する画像、各種の設定のための選択メニュー、各種の処理に関するメッセージ等が表示される。
そして、開閉蓋5の内側には、図2及び図3に示すように、印刷テープ31及びインクリボン35を収容したカートリッジ21を装填するための装填部8が形成されている。又、装填部8内には、テープ印刷機構45と、カートリッジ21を所定の位置に支持するためのカートリッジ受部15と、カートリッジ21に係合して位置決めする位置合わせ軸20と、が形成されている。このテープ印刷機構45は、縦方向に配列された印刷素子と、印刷ヘッドとされるサーマルヘッド11と、サーマルヘッド11との間で印刷テープ31及びインクリボン35を挟み込んでこれを搬送するプラテンローラ12と、印刷に使用したインクリボン35をカートリッジ21内に巻取るリボン巻取軸13と、を備える。
又、装填部8の一端部には搬送路19を介して筐体2の外に通じる上述したテープ繰出部7が形成されており、このテープ繰出部7の近傍には、可動刃17bを固定刃17aに向けて移動させて印刷テープ31の印刷層及び剥離層を幅方向にカットするフルカット手段としてのフルカット装置17と、可動刃18bを受け台としての固定刃18aに押し当てることによって印刷テープ31の印刷層のみをカットするハーフカット手段としてのハーフカット装置18が組み込まれている。
更に、カートリッジ21は、カートリッジケース22を備え、このカートリッジケース22の内部には、印刷テープ31が巻装されたテープコア23、未使用のインクリボン35が巻装されたリボン供給コア24、使用済みのインクリボン35を巻取るリボン巻取コア25が夫々収納されている。又、カートリッジ21のカートリッジケース22には、装填部8内にカートリッジ21を装填した場合にサーマルヘッド11が位置するヘッド配置部27が形成されている。
又、カートリッジケース22の隅部には、装填部8のカートリッジ受部15と係合し、このカートリッジ受部15によって支持される被係合部29が形成されている。又、このカートリッジケース22の被係合部29には、カートリッジ21の種類に応じた所定の凹凸や切欠きが形成されており、装填部8のカートリッジ受部15には、カートリッジ21が装填された場合にカートリッジケース22の被係合部29に形成された凹凸等を判別する複数個の可動スイッチ16が形成されている。そして、テープ印刷装置1は、カートリッジケース22が装填部8に装填されると、カートリッジケース22の被係合部29と装填部8のカートリッジ受部15に形成された可動スイッチ16の幾つか或いは全部が係合し、係合した可動スイッチ16が押下されて、このオン状態となった可動スイッチ16の組み合わせによってカートリッジ21の種類を判別できるようになっている。
つまり、このテープ印刷装置1は、カートリッジ21の種類が内蔵する印刷テープ31の種類や印刷テープの幅によって異なるため、このカートリッジ21の種類を判別することによって、印刷対象物であるテープの種類、テープの幅を識別することができ、後述する制御手段がテープ幅に適合した印刷データを作成したり、動作基準電圧設定手段として当該印刷テープ31の種類に適合した動作基準電圧を設定してテープに良好な印刷を行うことができるようになっている。
尚、印刷テープ31の種類や幅の識別手段は、可動スイッチ16を用いる場合に限定されることなく、カートリッジ21やテープ自体に設けられた識別マークをセンサで読み取るなど種々の構成を採用することができる。
そして、このテープ印刷装置1は、印刷の指示がされると、印刷テープ31とインクリボン35とがカートリッジ21から繰り出され、プラテンローラ12とサーマルヘッド11の間に重ね合わされた状態で挟み込まれて搬送される。そして、サーマルヘッド11が印刷データに基づいて発熱駆動され、インクリボン35のインクが印刷テープ31に熱転写されて印刷テープ31に印刷が行なわれ、この熱転写記録が形成された印刷テープ31が搬送路19を通ってテープ繰出部7から筐体2外へ排出され、印刷が終了するとフルカット装置17が作動して印刷テープ31が幅方向に切断され、1枚の貼付テープが作成される。
図4は、このテープ印刷装置1の回路構成を示すブロック図である。このテープ印刷装置1は、図4に示すように、制御部40、テープ印刷機構45、フルカット装置17、ハーフカット装置18、電源としての電池55、電圧検出器52等を備える。
この制御部40は、制御手段とされるマイクロコンピュータとしてのCPU41と、CPU41に接続された上述の入力部3や表示部4、各種の動作を制御するためのシステムプログラムやフォント等が記憶されたROM42、ワークメモリとしてのRAM43、外部機器と接続される入出力インターフェース44を備える。
そして、制御手段とされるCPU41は、入力部3からのキー操作信号に応じて、又は、自動でROM42に予め記憶されているシステムプログラム、メモリカードに記憶された制御プログラム、入出力インターフェース44に接続された外部機器から読み込まれた制御プログラム等を起動させ、RAM43をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
又、CPU41は、可動スイッチ16が接続されて可動スイッチ16のオン状態の組み合わせ情報を、予めROM42に格納された可動スイッチ16の組み合わせと印刷テープ31の種類の対応テーブルと比較することで、カートリッジの種類を識別する。更に、CPU41は、電圧検出手段としての電圧検出器52が接続されて、電池電圧を監視している。
ROM42は、記憶手段とされるものであって、入力部3から入力された文字を印刷するためのプログラム、印刷フォント、記号、模様等が記憶されるとともに、サーマルヘッド11の発熱素子への通電時間を設定するために用いられる通電時間テーブルのデータが記憶され、CPU41で読取り可能なプログラムが記憶された記憶媒体としても機能する。
この通電時間テーブルは、印刷テープ31の種類毎に設定されているものであって、図5に示すように、後述する印刷濃度設定手段によって設定された濃度と電圧検出手段によって検出された電池電圧に応じて通電時間を設定するために予めROM42に記憶されており、電池55が印加できる電圧が低くなった場合でも、通電時間を増やして鮮明な印刷を実行することができるようになっている。
又、この図5に示した通電時間テーブルは、印刷手段であるサーマルヘッド11への通電時間を多く要する(即ち、印刷条件の最も厳しい)反射テープに対する表であり、例えば、濃度が1として設定された場合であって、電池55によって10.0[V]の電圧を印加可能なときは、通電時間を1300[μsec]としてサーマルヘッド11に通電を行い、濃度が5として設定された場合であって、電池55によって6.6[V]の電圧を印加可能なときは、通電時間を10000[μsec]としてサーマルヘッド11に通電を行う。
そして、本実施例においては、10000[μsec]を超える通電時間を必要とする印刷条件では、サーマルヘッド11への負荷が大きいため、10000[μsec]を最大通電時間として制限している。そのため、例えば電池55によって6.0[V]の電圧を印加可能なときであって濃度が5と設定された場合、良好な印刷をするためには10000[μsec]を超える通電時間が必要となるが、通電時間は10000[μsec]にて制限されているため、印刷を実行したとしても印刷テープ31に印刷された文字や模様等が希望の濃さよりも薄くなったり、かすれが生じてしまう場合もある。
よって本実施例においては、この通電時間10000[μsec]を基準として動作基準電圧を設定している。図中の太線は動作基準電圧の切換え境界線を示す線であり、制御手段は、この境界線を動作基準電圧設定の閾線として、濃度が5として設定され、印加可能な電圧が6.5[V]以下であるような厳しい印刷条件においては、動作基準電圧VbatをV0=6.6[V]として設定し、電圧不足を報知する処理や印刷を中断して印刷を継続するか終了するかをユーザに選択させる画面を表示部4に表示する処理を実行し、濃度が4以下として設定され、印加可能な電圧が6.0[V]以上であるような比較的負荷の小さい印刷条件においては、動作基準電圧VbatをV1=6.0[V]として設定して、印刷を継続する処理を実行可能に構成されている。
又、印刷テープ31に反射テープではなくノーマルテープを使用する場合、このノーマルテープに良好な印刷をするために要するエネルギーは反射テープに対して7割程度であるため、通電時間も図示する値よりも3割程度少なくすることができる。したがって、ノーマルテープを使用する場合は、濃度が5として設定され、印加可能な電池電圧が6.0〜6.5[V]であっても、通電時間を7000[μsec]程度として、良好な印刷を行うことができる。
そして、RAM43は、記憶手段とされるものであって、キー入力された文字や選択された模様、サイズや文字間隔等の印刷情報を記憶する入力データメモリ、入力された印刷情報が展開された印刷パターンデータが記憶される印刷データメモリ、表示部4に表示されるパターンデータが記憶される表示データメモリ等の各領域が確保され、各種の動作を実行させるためのフラグや、印刷処理等に必要なデータを一時的に記憶するレジスタやカウンタ等が設けられている。
テープ印刷機構45は、上述したように、テープ印刷手段とされるサーマルヘッド11と、搬送手段とされるプラテンローラ12及びプラテンローラ12を駆動させるステッピングモータ46とを備える。そして、テープ印刷機構45は、ステッピングモータ46が制御部40に制御されてプラテンローラ12を駆動させ、プラテンローラ12とサーマルヘッド11の間に位置する上述した印刷テープ31を搬送し、制御部40から出力された印刷データに基づいてサーマルヘッド11が印刷テープ31に文字や模様等を熱転写することによって印刷テープ31に随時文字や模様等を印刷する。
又、テープ印刷機構45のステッピングモータ46は、サーマルヘッド11の解像度に合わせてプラテンローラ12の回転速度を調整するように構成されている。つまり、本実施例において、サーマルヘッド11の解像度は200dpi(1inch当たりのピクセル数が200)とされており、ステッピングモータ46の送り解像度も約200dpiとされている。よって、ステッピングモータ46は、印刷テープ31を1inchで200ラインの送りを行なっており、ステッピングモータ46の1ライン動作で印刷テープ31が進む量は1/200inch(約1/8mm)とされている。
フルカット装置17は、固定刃17aと、可動刃17bと、可動刃17bを駆動させるステッピングモータ48と、印刷テープ31の長手方向の位置を検知する位置センサ49と、を備える。そして、このフルカット装置17は、制御部40によって制御されるものであり、位置センサ49で印刷テープ31の位置を検知し、この検知した位置の情報である位置情報を制御部40に出力し、位置センサ49から位置情報を受信した制御部40がステッピングモータ48に駆動信号を出力して可動刃17bを駆動させ、固定刃17aと可動刃17bとの間で鋏の要領で印刷テープ31を幅方向にフルカットする。
又、ハーフカット装置18は、固定刃18aと、可動刃18bと、可動刃18bを駆動させるDCモータ50と、を備える。そして、ハーフカット装置18は、DCモータ50が制御部40に制御されて可動刃18bを駆動させ、固定刃18aに可動刃18bを押し付けることにより印刷テープ31の印刷層のみをカットする。
そして、本実施例のテープ印刷装置1は、印刷テープ31の種類や印刷テープ31に印刷する文字や模様等の濃度などの印刷条件を判別して、当該印刷条件に適合した印刷を実行することにより、電源電池55の有効的利用を可能としている。
このように、印刷の度に印刷条件に適合した印刷を実行するために、テープ印刷装置1は、制御手段としてのCPU41と、記憶手段としてのROM42及びRAM43と、入力手段としての入力部3と、表示手段としての表示部4と、印刷手段としてのサーマルヘッド11と、搬送手段としてのプラテンローラ12と、フルカット手段としてのフルカット装置17と、印刷データを作成する印刷データ作成手段と、印刷の濃度を設定する濃度設定手段と、印刷条件を判別する判別手段と、動作基準電圧設定手段と、電圧検出手段と、報知手段と、印刷継続確認手段と、を備えている。
判別手段は、印刷対象物である印刷テープ31の種類を識別する対象物識別手段であって、カートリッジ21の種類を識別することによりカートリッジ21内に収容される印刷テープ31の種類を識別可能とするカートリッジ識別手段としての機能を有している。
更に、この判別手段は、濃度設定手段によって設定された印刷の濃度を識別する濃度識別手段としての機能も有している。
動作基準電圧設定手段は、カートリッジ識別手段としての判別手段によって識別された印刷テープ31の種類と、濃度識別手段としての判別手段によって識別された印刷濃度値と、に基づいて動作基準電圧を設定する。電圧検出手段は、電池55に接続される電圧検出器52であって、検出した電池電圧情報を1ライン動作毎に(つまり、印刷中は常時)制御手段とされるCPU41に送出する。
報知手段は、印刷手段による印刷が実行されたとき、電圧検出手段によって検出された電池電圧と、動作基準電圧手段によって設定された動作基準電圧とを1ライン動作毎に比較して、電池電圧が動作基準電圧よりも低いときに、電池55の電圧不足を表示手段に報知させる。印刷継続確認手段は、印刷中に報知手段により報知処理が実行されたとき、印刷手段による印刷を中断させ、印刷手段による印刷を継続するか終了するかを選択させる画面を表示手段に表示させてユーザにどちらかを選択させる。又、印刷継続確認手段は、電池電圧が動作基準電圧よりも高く報知手段による報知処理が実行されないときに、指定された印刷濃度値で文字や模様等を印刷する動作を継続許可して印刷手段に印刷を継続させる。
次に、図6乃至図8を参照して本実施例のテープ印刷装置1における印刷の方法と制御について具体的に述べる。
先ず、図6の制御フローチャートに示すように、ユーザが電源スイッチを入れて当該テープ印刷装置1を起動すると、テープ印刷装置1の制御が開始される。
次に、ユーザが入力手段を操作することによって印刷しようとする文字、模様、サイズ、印刷濃度などの内容を作成・編集すると該入力手段から所定の入力信号が制御手段に送出され記憶手段に随時記憶される。つまり、制御手段は、印刷データ作成手段として、記憶手段に記憶された印刷内容(即ち、入力手段に入力された印刷内容)を随時表示手段に表示させてユーザに印刷内容を確認させるとともに、印刷内容を記憶手段に記憶させて印刷データを作成する印刷データ作成処理(ステップS101)を実行する。
又、この印刷データの一つには印刷テープ31に転写する文字や模様等の印刷濃度が含まれており、印刷データ作成処理(ステップS101)において、制御手段は、濃度設定手段として図7に示すように、印刷濃度値をいくつにするかを確認する画面を表示手段に表示させる。これにより、ユーザが入力手段を操作することによって、印刷濃度値を1〜5のうちの何れかを容易に選択できる。
尚、印刷濃度値は数字が小さくなる程薄く文字や模様等が印刷テープ31に転写される。つまり、印刷濃度値が低い条件で設定された場合は、印刷手段であるサーマルヘッド11への通電時間を短く設定できるため(図5参照)、電池55の印加可能電圧が例えば6.0[V]など小さいときであっても印刷濃度値が1〜4の何れかで設定されていれば良好な印刷をすることができる。そして、制御手段は、濃度設定手段として、入力された印刷濃度値を記憶手段であるRAM43に記憶させる。
そして、入力手段から制御手段へ印刷実行の信号が送出されると、制御手段は、記憶手段に記憶されている印刷データに基づいて、搬送手段であるプラテンローラ12を回転させるとともに印刷手段としてのサーマルヘッド11に通電を開始して印刷処理(ステップS105)を開始する。
印刷が開始されると、制御手段は、動作基準電圧設定手段として、印刷条件に基づいて動作基準電圧設定処理(ステップS201)を行う。この動作基準電圧設定処理(ステップS201)が開始されると、図8に示すように、制御手段は、濃度識別手段として、記憶手段に記憶されている印刷濃度値を取得して、印刷濃度値が5であるか否かを識別する印刷濃度識別処理(ステップS210)を実行する。
そして、制御手段は、印刷濃度値が5ではない(つまり1〜4)と識別した場合、動作基準電圧設定手段として、動作基準電圧VbatをV1=6.0[V]と設定する動作基準電圧設定処理(ステップS230)を実行して、動作基準電圧設定処理を終了する。
又、制御手段は、印刷濃度値が5であると識別した場合、カートリッジ識別手段として、カートリッジの種類を識別する印刷テープ識別処理(ステップS212)を実行する。具体的には、上述したように装填部8に装填されたカートリッジ21によって装填部8に設けられる複数個の可動スイッチ16のうちの幾つか、或いは、全部が押下されてオン状態となっているため(図3参照)、制御手段は、カートリッジ識別手段として、オン状態の可動スイッチ16の組み合わせ情報と、予め記憶手段に格納された可動スイッチ16の組み合わせと印刷テープ31の種類の対応テーブルとを比較することによって印刷テープ31の種類を識別する。
更に、制御手段は、カートリッジ識別手段として、印刷テープ31がノーマルテープよりもサーマルヘッド11への通電時間を必要とする反射テープなどの特殊テープであるか否かを識別する。反射テープは、ガラスビーズが封入されているため、温度基準値が高くノーマルテープよりもサーマルヘッド11への通電時間を長く設定する必要がある。つまり、図5に示したように、ノーマルテープに対して反射テープとする特殊テープを使用する場合は良好な印刷をするためにサーマルヘッド11への通電時間を多く必要とするため、印刷条件が厳しい。
そして、制御手段は、使用される印刷テープ31が特殊テープでないと判定した場合には、動作基準電圧設定手段として、動作基準電圧VbatをV1=6.0[V]と設定する動作基準電圧設定処理(ステップS230)を実行して、動作基準電圧設定処理を終了する。これは、印刷テープ31にノーマルテープを使用した場合、反射テープ(特殊テープ)の通電時間(図5参照)よりも少ない通電時間で良好な印刷を行うことができるためである。つまり、ノーマルテープを使用する場合は、印加可能電圧が6.0〜6.5[V]であって印刷濃度値が5として設定された場合であっても、通電時間は10000[μsec]を超えることなく、必要な通電時間を確保して良好な印刷を行える。
又、制御手段は、使用される印刷テープ31が特殊テープであると判定した場合には、動作基準電圧設定手段として、動作基準電圧VbatをV0=6.6[V]と設定する動作基準電圧設定処理(ステップS220)を実行して、動作基準電圧設定処理を終了する。これは、図5に示したように、印刷濃度値が5であって、印加可能電圧が6.5[V]以下である場合には反射テープ面に良好な印刷を行うために要する通電時間が10000[μsec]を超えてしまい、通電時間の上限値である10000[μsec]にて印刷を実行すると印刷テープ31に印刷された文字や模様等にかすれが生じてしまうためである。
そして、図6に示すように、動作基準電圧の設定処理(ステップS201)が終了すると、電圧検出手段は、搬送手段による1ライン動作で印刷テープ31が進む毎に電池55の電圧Vを検出する電圧検出処理(ステップS301)を実行する。
電池電圧Vが検出されると、制御手段は、報知手段として、電圧検出処理(ステップS301)によって検出された電池電圧Vと、動作基準電圧設定処理(ステップS201)によって設定された動作基準電圧Vbatとを比較判定する処理(ステップS303)を実行する。
そして、制御手段は、電圧検出処理により検出した電池電圧Vに合わせてサーマルヘッド11の通電時間を制御するとともに、報知手段として、電池電圧Vが動作基準電圧Vbatよりも低いときには電池55の電圧不足を表示手段に報知させる報知処理(ステップS310)を実行する。この報知処理(ステップS310)では、制御手段が印刷継続確認手段として、印刷手段による印刷を中断させ、表示手段の液晶表示面に「電池残り少。続行しますか?」との表示と「実行/取消し」のユーザに印刷を続行するか否かを選択させる画面を表示させる。
そして、入力手段から「取消し」の信号が制御手段に送出された場合、制御手段は、印刷継続確認手段として、この報知処理(ステップS310)において、次ステップで印刷を終了するフラグを記憶手段に記憶させるフラグ記憶処理(同ステップ)を実行する。これに対して入力手段から「実行」の信号が制御手段に送出された場合、制御手段は、今回入力された印刷内容の印刷が完了するまでは次ステップにおいて印刷を一時的に継続するフラグを記憶手段に記憶させるフラグ記憶処理(同ステップ)を実行する。
そして、フラグ記憶処理(ステップS310)において印刷終了のフラグが立てられた場合には、制御手段は、印刷継続確認手段として、次ステップである印刷継続確認処理(ステップS320)において印刷を終了することを決定し、印刷手段であるサーマルヘッド11への通電を停止して、所定長まで印刷テープ31を送ってフルカット手段によって印刷テープ31をフルカットする印刷終了処理を実行する。
印刷終了処理の後、電源をオフにすると、制御手段は、印刷データをEPROMなどの記憶手段に保存する。これにより、ユーザが電池55を交換した後に電源をオンにした際、制御手段は、記憶手段から印刷を完了することのできなかった印刷内容を呼び出して表示手段に表示させることができる。つまり、ユーザは、改めて印刷内容を作成することなく容易に印刷をすることができる。
これに対して、フラグ記憶処理(ステップS310)において印刷一時継続のフラグが立てられた場合には、制御手段は、印刷継続確認手段として、次ステップである印刷継続確認処理(ステップS320)において印刷を継続することを決定し、記憶手段に記憶された印刷データの印刷処理が完了するまでは、報知処理(ステップS310)を実行せずに印刷を継続し、印刷処理が完了したときには、印刷継続確認処理(ステップS320)において印刷終了を決定して印刷終了処理を実行する。
尚、報知処理(ステップS310)において、制御手段は、報知手段として「電池残り少。交換して下さい。」とのメッセージを表示手段に表示させ、ユーザに選択の機会を与えることなく印刷終了のフラグを立てるフラグ記憶処理(同ステップ)を実行して、印刷継続確認処理(ステップS320)において自動で印刷終了を決定して印刷終了処理を実行することとしてもよい。又、このテープ印刷装置1は、印刷継続確認手段を設けずに、フラグ記憶処理(ステップS310)及び印刷継続確認処理(ステップS320)を実行することなく、報知処理(ステップS310)だけ実行して、印刷を継続する構成を採用することもできる。
そして、制御手段は、比較判定処理(ステップS303)において電池電圧Vが動作基準電圧Vbatよりも高いと判定したときには、上記したフラグ記憶処理(ステップS310)における印刷終了のフラグが立てられることなく初期情報として印刷継続フラグがオン状態となっているため、印刷継続確認処理(ステップS320)において印刷を継続することを決定し、印刷手段としてのサーマルヘッド11への通電を継続したまま搬送手段であるプラテンローラ12を駆動して更に1ライン動作させて次のラインの熱転写を開始する。
つまり、制御手段は、印刷が完了するか終了するまで1ライン動作毎に検出された電池電圧Vに基づいて、印刷を継続するか、電圧不足を報知して印刷を中断するかを判定するとともにサーマルヘッド11への通電時間を制御している。尚、上述したように、電圧不足の報知をした後にユーザの選択により、印刷継続する場合においては、報知処理(ステップS310)は省略される。
そして、制御手段は、印刷内容を全て印刷したと判定したときには、印刷継続確認処理(ステップS320)において印刷を終了すると決定し、印刷内容の全てが転写された印刷テープ31を所定長だけ筐体2の外へ排出した後、フルカット手段によってフルカットすることにより印刷処理を完了する。
したがって、本発明によれば、印刷条件としての印刷対象物の種類を識別することによって、当該印刷対象物の種類に適した動作基準電圧を設定することができるため、良好な印刷を実現するために大きな負荷を必要とする反射テープなどに対して印刷ができなくなった場合でも小さい負荷で良好な印刷を実現できるノーマルテープに対して、電池55を交換したり充電したりすることなく印刷を継続することができるため、電池55を有効的に利用して電池寿命を拡大させることができるとともに、ユーザの手間を軽減することができる。
又、本発明によれば、印刷条件としての印刷濃度値を識別することによって、設定された濃度で文字や模様等を良好に印刷するための動作基準電圧を設定することができるため、濃度が高いために良好な印刷ができなくなった場合においても、低い濃度設定がされた場合には印刷を継続して行うことができる。これにより、電池寿命を拡大させることができるとともに、ユーザの手間を軽減することができる。
つまり、本発明によれば、印刷条件に適した動作基準電圧を印刷の度に設定して電源電池55を有効的に利用した印刷を実行する印刷装置と、該印刷装置を用いた印刷制御方法と、印刷条件に適した動作基準電圧を印刷の度に設定して電源電池55を有効的に利用した印刷を印刷装置に実現させるための印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体と、を提供することができる。
又、本発明によれば、印刷継続確認手段によってユーザに印刷を継続するか否かの選択をさせることができるため、ユーザは印刷される文字や模様等がかすれる可能性がある場合であっても印刷したい場合に印刷を継続させることができる。又、中断して電池55を交換した場合、中断したときの印刷内容が記憶手段に保存されているため、ユーザは電池交換後に手間をかけることなく、印刷を行うことができる。
そして、印刷条件を判別する判別手段を、カートリッジ21の種類を識別するカートリッジ識別手段として構成することにより、カートリッジ21に設けられた識別マークや形状によって容易に印刷テープ31の種類を識別することができるため、複雑な検出手段を設けることなく、シンプルな検出手段を備えるテープ印刷装置1を提供することができる。
又、インクリボン35のインクを熱によって印刷対象物に転写する熱転写式のテープ印刷装置1に、本発明を適用することにより、サーマルヘッド11の通電時間に基づいて動作基準電圧を決めて、電池55の有効的な利用を図ることができる。
尚、本実施例におけるフローチャートに示した処理は、コンピュータに実現させることのできる制御プログラムとして、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体に書き込んだ状態で各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。このように所望の記憶媒体に本実施例で述べた各処理を記憶させ、他のコンピュータ等でプログラムを実行させることにより、本実施例の装置を用いた場合と同様の作用効果が得られる。尚、コンピュータは、本実施例で述べた装置に内蔵されたコンピュータに限定されるわけではなく、記憶媒体に記憶されたプログラムを読取り可能であって、読み取ったプログラムに従って制御動作を行なうCPU等の演算装置を備えているあらゆるコンピュータを含む。
尚、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。例えば、動作基準電圧設定手段として、動作基準電圧を設定する方法は、上述したように、テープの種類と、印刷の濃度に基づいて二種類の動作基準電圧のうちの何れかを選択する方法に限ることなく、三種類以上の動作基準電圧を設定可能としてもよい。例えば、印刷テープにノーマルテープよりも短い通電時間で良好な印刷を行うことのできるアイロン転写用テープが使用される場合、ノーマルテープでの動作基準電圧よりも低い動作基準電圧を更に設定可能として、ノーマルテープが印刷できなくなった場合でもアイロン転写用テープの印刷を行って電池55の有効的な利用を図ることができる。
又、テープの種類と印刷の濃度のどちらかだけを識別して動作基準電圧を設定してもよい。更には、判別手段及び動作基準電圧設定手段は、印刷テープ31の種類や、印刷の濃度を識別して当該印刷条件に基づいて動作基準電圧を設定する場合に限定されることなく、様々な印刷条件を識別して当該印刷条件に基づいた動作基準電圧を設定する構成とすることができる。
そして、電圧検出処理や報知処理等は1ライン動作毎に行う場合に限ることなく、作成された印刷データの印刷処理毎に行うこととしてもよい。
又、上記実施例では、テープ印刷装置1についての説明をしたが、乾電池や充電池を電源として内蔵する様々な印刷装置に本発明を適用して電池55の有効的な利用を図ることができる。具体例としては、印刷テープ31を印刷対象物とはせずに、葉書やL判の用紙やCD等へ写真や文書を印刷する小型の印刷装置に本発明を適用することができる。
又、熱転写式の印刷装置に限られることもなく、印刷に電圧を必要とするあらゆる印刷装置に適用することができる。例えば、サーマルヘッド11を備えずに、ノズルからインクを噴出させて印刷対象物に印刷を行うインクジェット方式の印刷装置に本発明を適用して、写真印刷するなどの印刷条件が厳しい場合で良好な写真印刷ができなくなった際にも、文字や線画を印刷するなど負荷の小さい印刷が指示された場合にはインク噴射駆動装置等の動作基準電圧を変えて、印刷を実行できるようにしてもよい。
1 テープ印刷装置 2 筐体
3 入力部 4 表示部
5 開閉蓋 7 テープ繰出部
8 装填部 11 サーマルヘッド
12 プラテンローラ 13 リボン巻取軸
15 カートリッジ受部 16 可動スイッチ
17 フルカット装置 18 ハーフカット装置
17a,18a 固定刃 17b,18b 可動刃
19 搬送路 20 位置合わせ軸
21 カートリッジ 22 カートリッジケース
23 テープコア 24 リボン供給コア
25 リボン巻取コア 27 ヘッド配置部
29 被係合部 31 印刷テープ
35 インクリボン 40 制御部
41 CPU 42 ROM
43 RAM 44 入出力インターフェース
45 テープ印刷機構 46,48 ステッピングモータ
49 位置センサ 50 DCモータ
52 電圧検出器 55 電池

Claims (10)

  1. 電池を内蔵する印刷装置において、
    制御手段と、記憶手段と、入力手段と、表示手段と、印刷手段と、
    印刷条件を判別する判別手段と、
    前記判別手段によって判別された印刷条件に基づいて動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定手段と、
    前記電源電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記印刷手段による印刷が実行されたとき、前記電圧検出手段によって検出された前記電源電池電圧と、前記動作基準電圧設定手段によって設定された前記動作基準電圧とを比較して、前記電源電池電圧が前記動作基準電圧よりも低いときには前記電源電池の電圧不足を前記表示手段に報知させる報知手段と、
    前記印刷手段による印刷中に前記報知手段による前記報知が実行されたとき、前記印刷手段による印刷を中断させ、前記印刷手段による印刷を継続するか終了保存するかを選択させる画面を前記表示手段に表示させる、印刷継続確認手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記入力手段から印刷の終了が選択されたとき、印刷を完了することのできなかった印刷データを前記記憶手段に保存し、
    前記電源電池が交換された後に電源がオンされたとき、前記記憶手段から前記印刷を完了することのできなかった印刷データを呼び出して前記表示手段に表示させる、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記判別手段が、印刷対象物の種類を識別する対象物識別手段として構成され、
    前記動作基準電圧設定手段が、前記対象物識別手段によって識別された前記印刷対象物の種類に基づいて前記動作基準電圧を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷対象物を内蔵して交換可能とされたカートリッジを備える印刷装置であって、
    前記対象物識別手段が、前記カートリッジの種類を識別することにより前記カートリッジ内の前記印刷対象物の種類を識別するカートリッジ識別手段として構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  4. 印刷の濃度を設定する濃度設定手段を備え、
    前記判別手段が、前記濃度設定手段によって設定された前記印刷の濃度を識別する濃度識別手段として構成され、
    前記動作基準電圧設定手段が、前記濃度識別手段によって識別された印刷濃度値に基づいて前記動作基準電圧を設定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の印刷装置。
  5. 印刷層と剥離層とを積層してなる印刷テープに文字や模様等の印刷を行ない、該印刷テープを所定長で切断することにより、当該印刷層を貼付対象に貼付して用いるラベルを作成するテープ印刷装置において、
    前記印刷テープを有する交換可能なカートリッジと、
    印刷の濃度を設定する濃度設定手段と、
    を備え、
    前記判別手段が、前記カートリッジの種類を識別することにより前記カートリッジ内の前記印刷テープの種類を識別するカートリッジ識別手段としての機能と、前記濃度設定手段によって設定された前記印刷の濃度を識別する濃度識別手段としての機能と、を有し、
    前記動作基準電圧設定手段が、前記カートリッジ識別手段によって識別された前記印刷テープの種類と、前記濃度識別手段によって識別された印刷濃度値と、に基づいて前記動作基準電圧を設定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の印刷装置。
  6. インクリボン上のインクを印刷対象物に転写して熱転写記録を形成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の印刷装置。
  7. 印刷装置により印刷を行うための印刷制御方法であって、
    判別手段によって印刷条件を判別する判別処理と、
    記判別手段によって判別された前記印刷条件に基づいて、動作基準電圧設定手段によって動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定処理と、
    電圧検出手段によって電源電池の電圧を検出する電圧検出処理と、
    刷継続確認手段によって
    刷手段による印刷が実行されたとき、前記電圧検出手段によって検出された前記電源電池の電圧と、前記動作基準電圧設定手段によって設定された前記動作基準電圧とを比較して、
    前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも低いときには前記電源電池の電圧不足を表示手段に報知させるとともに前記印刷手段による印刷を中断させて前記印刷手段による印刷を継続するか終了保存するかを選択させる画面を当該表示手段に表示させ、
    前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも高いときには前記印刷手段による印刷を継続させる、
    印刷継続確認処理と、
    前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも低いときに、入力手段によって印刷の終了が選択された場合、印刷を完了することのできなかった印刷データを記憶手段に保存する処理と、
    前記電源電池が交換された後に電源がオンされたとき、前記記憶手段から前記印刷を完了することのできなかった印刷データを呼び出して前記表示手段に表示させる処理と、
    を実行する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  8. インクリボンと印刷テープを有する交換可能なカートリッジを備える印刷装置において、印刷層と剥離層とを積層してなる当該印刷テープに当該インクリボン上のインクを転写して熱転写記録を行うための印刷制御方法であって、
    濃度設定手段によって印刷の濃度を設定する濃度設定処理
    前記判別手段によって前記カートリッジの種類を識別することにより前記カートリッジ内の前記印刷テープの種類を識別するカートリッジ識別処理と、
    前記濃度設定手段によって設定された前記印刷の濃度を識別する濃度識別処理と、
    記動作基準電圧設定手段によって前記カートリッジ識別手段によって識別された前記印刷テープの種類前記濃度識別手段によって識別された印刷濃度値に基づいて動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定処理と、
    を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷制御方法。
  9. 印刷装置で印刷する処理を制御手段とされるコンピュータに実現させる制御プログラムが記憶された記憶媒体であって、
    印刷条件を判別する判別処理と、
    前記判別手段によって判別された印刷条件に基づいて動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定処理と、
    電源電池の電圧を検出する電圧検出処理と、
    前記印刷装置における印刷手段による印刷が実行されたとき、前記電圧検出手段によって検出された前記電源電池の電圧と、前記動作基準電圧設定手段によって設定された前記動作基準電圧とを比較して、
    前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも低いときには前記電源電池の電圧不足を表示手段に報知させるとともに前記印刷手段による印刷を中断させて前記印刷手段による印刷を継続するか終了保存するかを選択させる画面を当該表示手段に表示させ、
    前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも高いときには前記印刷手段による印刷を継続させる
    印刷継続確認処理と、
    前記電源電池の電圧が前記動作基準電圧よりも低いときに、入力手段によって印刷の終了が選択された場合、印刷を完了することのできなかった印刷データを記憶手段に保存する処理と、
    前記電源電池が交換された後に電源がオンされたとき、前記記憶手段から前記印刷を完了することのできなかった印刷データを呼び出して前記表示手段に表示させる処理と、
    を実現するための印刷制御プログラムが記憶された
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  10. インクリボンと印刷テープを有する交換可能なカートリッジを備える印刷装置において、印刷層と剥離層とを積層してなる当該印刷テープに当該インクリボン上のインクを転写して熱転写記録を形成する印刷を行うために、
    印刷の濃度を設定する濃度設定処理と、
    前記カートリッジの種類を識別することにより前記カートリッジ内の前記印刷テープの種類を識別するカートリッジ識別処理と、
    前記濃度設定手段によって設定された前記印刷の濃度を識別する濃度識別処理と、
    前記カートリッジ識別手段によって識別された前記印刷テープの種類、及び、前記濃度識別手段によって識別された印刷濃度値に基づいて前記動作基準電圧を設定する動作基準電圧設定処理と、
    を実現するための印刷制御プログラムが記憶された
    ことを特徴とする請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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