JP2018183944A - 印刷装置及び印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、他の印刷装置において印刷イメージが印刷された場合と同じ濃度で、印刷イメージの印刷を行うことが可能な印刷装置及び印刷システムを提供する。【解決手段】印刷装置は、第1印刷イメージを第1濃度で印刷する印刷処理を実行する(S45)。印刷装置は、印刷処理の実行後、第1印刷データ及び第1濃度データを、装着部に装着された第1記憶装置に記憶する(S49)。印刷装置は、他の印刷装置によって第2印刷データ及び第2濃度データが記憶された第2記憶装置が、装着部に装着された場合において、第2印刷データ及び第2濃度データを取得する(S14)。印刷装置は、第2濃度データに基づいて第2濃度を特定し、第2印刷データに基づいて特定される第2印刷イメージを、第2濃度で印刷する(S23)。【選択図】図6
Description
本発明は、印刷装置及び印刷システムに関する。
印刷媒体及びインクリボンが収容された交換可能なカセットを用いて印刷を行う印刷装置が知られている。特許文献1に記載の印字装置は、個体情報と使用履歴とが対応付けられたテーブルを記憶する。個体情報は、テープカセットのテープの太さと、他のテープカセットと区別するための識別子とを含む。使用履歴は、印字履歴とテープ残量とを含む。印字装置は、テーブルに含まれる複数の個体情報の何れかを選択する選択画面を、ディスプレイに表示させる。印字装置は、印字装置に装着されたテープカセットに対応する個体情報が使用者によって選択された場合、テーブルのうち選択された個体情報に対応する使用履歴に含まれる複数の印字履歴の何れかを選択する選択画面を、ディスプレイに更に表示させる。印字装置は、印字履歴が使用者によって選択された場合、選択された印字履歴に基づく印字を行うことが可能か否かを、テープ残量に基づいて判断する。印字履歴は、印字可能と判断された場合、選択された印字履歴に基づく印字処理を実行する。
上記の技術が適用されることによって、複数の印刷装置は、それぞれ、共通する印刷イメージ(文字列等)を印刷媒体に印刷することが可能となる。しかし、複数の印刷装置は、それぞれ、共通する印刷イメージを同じ濃度で印刷することができない場合があるという問題点がある。
本発明の目的は、他の印刷装置において印刷イメージが印刷された場合と同じ濃度で、印刷イメージの印刷を行うことが可能な印刷装置及び印刷システムを提供することである。
本発明の第1態様に係る印刷装置は、サーマルヘッドを加熱することによって、印刷イメージを印刷媒体に印刷する印刷処理を実行する印刷装置であって、前記印刷イメージを特定可能な印刷データ、及び、前記印刷データに基づいて印刷される前記印刷イメージの濃度を特定可能な濃度データが記憶された記憶装置を着脱可能に装着する装着部と、第1印刷イメージを第1濃度で印刷する印刷処理を実行する第1印刷手段と、前記第1印刷手段による印刷処理の実行後、前記第1印刷イメージを特定可能な第1印刷データ、及び、前記第1濃度を特定可能な第1濃度データを、前記装着部に装着された第1記憶装置に記憶する記憶手段と、他の印刷装置によって第2印刷データ及び第2濃度データが記憶された第2記憶装置が、前記装着部に装着された場合において、前記第2印刷データ及び前記第2濃度データを前記第2記憶装置から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記第2濃度データに基づいて特定される第2濃度で、前記取得手段によって取得された前記第2印刷データに基づいて特定される第2印刷イメージを前記印刷媒体に印刷する印刷処理を実行する第2印刷手段とを備えたことを特徴とする。
印刷装置は、印刷データと濃度データとが記憶される記憶装置を装着可能な装着部を備える。印刷装置は、第1印刷イメージを第1濃度で印刷媒体に印刷する印刷処理を実行した場合、第1印刷データと第1濃度データとを、装着部に装着された第1記憶装置に記憶する。印刷装置は、他の印刷装置によって第2印刷データ及び第2濃度データが記憶された第2記憶装置が、装着部に装着されている場合、第2印刷データ及び第2濃度データを取得する。印刷装置は、取得された第2濃度データに基づいて特定される第2濃度で、第2印刷データに基づいて特定される第2印刷イメージを印刷媒体に印刷する。この場合、印刷装置は、他の印刷装置において第2印刷イメージが印刷された場合と同じ第2濃度で、第2印刷イメージを印刷媒体に印刷できる。
第1態様において、前記第1印刷手段は、前記第1濃度で前記第1印刷イメージを印刷する場合の前記サーマルヘッドの加熱条件である第1加熱条件を、前記印刷装置の使用状態及び前記印刷装置の種別の少なくとも一方を示すパラメータに基づいて特定し、特定された前記第1加熱条件で前記サーマルヘッドを加熱することによって前記第1印刷イメージを前記第1濃度で印刷する印刷処理を実行し、前記第2印刷手段は、前記取得手段によって取得された前記第2濃度データと前記パラメータとに基づいて、前記第2濃度で前記第2印刷イメージを印刷する場合の前記サーマルヘッドの加熱条件である第2加熱条件を特定し、特定された前記第2加熱条件で前記サーマルヘッドを加熱することによって前記第2印刷イメージを前記第2濃度で印刷する印刷処理を実行してもよい。複数の印刷装置のそれぞれの使用状態や種別等が相違する場合、それぞれが共通する加熱条件でサーマルヘッドを加熱した場合に、印刷される印刷イメージの濃度が相違する場合がある。これに対し、印刷装置は、第2記憶装置に記憶された第2濃度データとパラメータとに基づいて、サーマルヘッドの加熱条件(第2加熱条件)を特定する。印刷装置は、第2加熱条件でサーマルヘッドを加熱し、第2印刷イメージを印刷媒体に印刷する。これによって、複数の印刷装置は、それぞれ、共通する印刷イメージを同じ濃度で印刷媒体に印刷できる。
第1態様において、前記パラメータは、前記印刷装置の前記使用状態を、前記サーマルヘッドの領域毎に示してもよい。この場合、印刷装置は、サーマルヘッドの領域毎に使用状態が相違する場合であっても、領域毎に加熱条件を調整できる。これによって、印刷装置は、サーマルヘッドの領域毎に使用状態が相違する場合でも、他の印刷装置が印刷イメージを印刷した場合と同じ濃度で、印刷媒体に印刷イメージを印刷できる。
第1態様において、前記第1印刷手段及び前記第2印刷手段は、それぞれ、インクリボンを前記サーマルヘッドで加熱することによって印刷処理を実行し、前記パラメータは、前記印刷装置の前記使用状態を、前記インクリボンの幅毎に示してもよい。この場合、印刷装置は、使用されるインクリボンの幅毎に使用状態が相違する場合であっても、幅毎に加熱条件を調整できる。これによって、印刷装置は、使用されるインクリボンの幅毎に使用状態が相違する場合でも、他の印刷装置が印刷イメージを印刷した場合と同じ濃度で、印刷媒体に印刷イメージを印刷できる。
第1態様において、前記記憶手段は、前記第1印刷データ及び前記第1濃度データを前記記憶装置に記憶する指示を受け付けた場合に、前記第1印刷データ及び前記第1濃度データを前記記憶装置に記憶してもよい。この場合、使用者は、第1印刷データ及び第1濃度データを第1記憶装置に記憶させるか否かを選択できる。このため、例えば使用者は、他の印刷装置を使用して第1印刷イメージの印刷を実行する予定がある場合にのみ、第1印刷データ及び第1濃度データを第1記憶装置に記憶させることができる。
第1態様において、前記記憶装置は、インクリボンを収容するカセットに含まれ、前記装着部は、前記カセットを着脱可能に装着し、前記第1印刷手段及び前記第2印刷手段は、それぞれ、前記装着部に装着された前記カセットに収容された前記インクリボンを前記サーマルヘッドによって加熱することによって印刷処理を実行してもよい。この場合、印刷装置は、複数の印刷装置に対して共通するインクリボンのカセットを装着して印刷処理を実行させる場合において、それぞれの印刷装置によって印刷される印刷イメージの濃度を一致させることができる。
第1態様において、前記記憶装置は、前記印刷媒体を収容するカセットに含まれ、前記装着部は、前記カセットを着脱可能に装着し、前記第1印刷手段及び前記第2印刷手段は、それぞれ、前記装着部に装着された前記カセットに収容された前記印刷媒体に対して前記印刷イメージを印刷する印刷処理を実行してもよい。この場合、印刷装置は、複数の印刷装置に対して共通する印刷媒体のカセットを装着して印刷処理を実行させる場合において、それぞれの印刷装置によって印刷される印刷イメージの濃度を一致させることができる。
本発明の第2態様に係る印刷システムは、サーマルヘッドを加熱することによって、印刷イメージを印刷媒体に印刷する印刷処理を実行する第1印刷装置及び第2印刷装置を少なくとも含む印刷システムであって、前記第1印刷装置は、記憶装置を着脱可能に装着する第1装着部と、第1印刷イメージを第1濃度で印刷する印刷処理を実行する第1印刷手段と、前記第1印刷手段による印刷処理の実行後、前記第1印刷イメージを特定可能な第1印刷データ、及び、前記第1濃度を特定可能な第1濃度データを、前記第1装着部に装着された前記記憶装置に記憶する記憶手段とを備え、前記第2印刷装置は、前記記憶装置を着脱可能に装着する第2装着部と、前記第1印刷装置によって前記第1印刷データ及び前記第1濃度データが記憶された前記記憶装置が、前記第2装着部に装着された場合において、前記第1印刷データ及び前記第1濃度データを前記記憶装置から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記第1濃度データに基づいて特定される前記第1濃度で、前記取得手段によって取得された前記第1印刷データに基づいて特定される前記第1印刷イメージを前記印刷媒体に印刷する印刷処理を実行する第2印刷手段とを備えたことを特徴とする。第2態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
<印刷装置1の概要>
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。印刷装置1は、印刷媒体であるテープ50(図2参照)に印刷イメージ(文字、文字列、記号、数字、図形、絵文字等)を印刷してラベルを作成可能である。本実施形態では、印刷イメージとして文字列が印刷されることを前提とする。以下の説明では、図1の右上側、左下側、右下側、左上側、上側、及び下側を、それぞれ、印刷装置1の右側、左側、前側、後側、上側、及び下側とする。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。印刷装置1は、印刷媒体であるテープ50(図2参照)に印刷イメージ(文字、文字列、記号、数字、図形、絵文字等)を印刷してラベルを作成可能である。本実施形態では、印刷イメージとして文字列が印刷されることを前提とする。以下の説明では、図1の右上側、左下側、右下側、左上側、上側、及び下側を、それぞれ、印刷装置1の右側、左側、前側、後側、上側、及び下側とする。
図1に示すように、印刷装置1は、直方体状の筐体である本体カバー2を備える。本体カバー2の上面前部には、文字列等 を入力するためのキーボード3が設けられる。キーボード3は、電源スイッチ、用途キー、カーソルキー等を含む。キーボード3の後側には、各種情報を表示するディスプレイ5が設けられる。一例として、ディスプレイ5はドットマトリクスLCDである。ディスプレイ5の後側には、本体カバー2に対して開閉可能なカセットカバー6が設けられる。本体カバー2の左面後部には、印刷されたテープ50を本体カバー2の外部に排出する排出口9が設けられる。
図2に示すように、本体カバー2の内部におけるカセットカバー6(図1参照)の下側には、装着部8が設けられる。装着部8は、テープカセット30の形状に対応する凹部であり、テープカセット30を着脱可能な部位である。以下では、装着部8に装着されているテープカセット30を、「装着中のテープカセット30」という。印刷装置1は、装着中のテープカセット30を用いて、キーボード3を介して入力された文字列の印刷を実行する。
テープカセット30は、テープ50及びインクリボン60等を収容する箱状のカセットケース33を備える。印刷前のテープ50が巻回されたテープスプール40は、カセットケース33内の左後部で回転可能に支持される。未使用のインクリボン60が巻回されたリボンスプール42は、カセットケース33内の右前部で回転可能に支持される。なお、インクリボン60の幅とテープ50の幅とは、それぞれ等しい。リボン巻取スプール44は、テープスプール40とリボンスプール42との間で回転可能に支持される。リボン巻取スプール44は、リボンスプール42から未使用のインクリボン60を引き出すとともに、印刷に使用されたインクリボン60を巻き取る。テープ駆動ローラ46は、カセットケース33内の左前角部で回転可能に支持されて、テープスプール40から印刷前のテープ50を引き出す。
テープカセット30にはICタグ47が搭載される。ICタグ47は、カセットケース33内における右後角部に配置される。ICタグ47は、記憶装置470(図3参照)を有する。記憶装置470は、後述のテーブル471(図4、図5参照)を記憶する。
装着部8には、リボン巻取軸(図示略)、テープ駆動軸(図示略)、サーマルヘッド10、プラテン機構12、データ読込書込装置16等が設けられる。リボン巻取軸は、リボン巻取スプール44に挿入され、テープ送りモータ23(図3参照)の駆動によって回転する。テープ駆動軸は、テープ駆動ローラ46に挿入され、テープ送りモータ23の駆動によって伝達機構(図示略)を介して回転する。サーマルヘッド10は、テープ駆動軸の右側に配置される。印刷装置1は、サーマルヘッド10を加熱することによって、未使用のインクリボン60を用いてテープ50に印刷を行う。プラテン機構12は、サーマルヘッド10との間でテープ50とインクリボン60とを互いに圧接して搬送する。
データ読込書込装置16は、装着部8の右後部に配置され、装着中のテープカセット30のICタグ47に、カセットケース33の右側壁を間にして対向する。データ読込書込装置16は、装着中のテープカセット30のICタグ47の記憶装置470に対して、RFID方式でデータの読み込み及び書き込みができる。排出口9の近傍には、カット機構17が設けられる。カット機構17は、カットモータ24(図3参照)の駆動により、テープ50を所定の位置で切断する。
印刷装置1は、サーマルヘッド10によりインクリボン60を加熱してテープ50に印刷を行う場合(「印刷処理」という。)の印刷濃度を、5段階(「薄い」「やや薄い」「普通」「やや濃い」「濃い」)の何れかに設定できる。印刷装置1は、サーマルヘッド10の加熱条件を、それぞれの段階毎に切り替えることによって、印刷濃度を制御する。加熱条件とは、例えば、サーマルヘッド10に含まれる複数の発熱素子に対して通電する場合の電流値である。以下、理解を容易とするため、それぞれの印刷濃度を数値で示す。この数値は、値が大きい程濃い濃度を示す。5段階の印刷濃度は、それぞれ、「薄い:3」「やや薄い:4」「普通:5」「やや濃い:6」「濃い:7」で示される。
<印刷装置1の電気的構成>
図3を参照し、印刷装置1の電気的構成を説明する。印刷装置1は制御回路部70を備える。制御回路部70は、CPU71、ROM72、CGROM73、RAM74、フラッシュメモリ75、及び入出力インタフェース77を備え、これらがデータバス69を介して接続される。CPU71は、印刷装置1を統括制御する。ROM72は、CPU71が各種プログラムの実行時に必要な各種パラメータを記憶する。CGROM73は、内蔵フォント等を記憶する。RAM74は、テキストメモリ、印刷バッファ等、複数の記憶領域を備える。フラッシュメモリ75は、CPU71が実行する各種プログラムや、後述のテーブル751、752(図4、図5参照)等を記憶する。
図3を参照し、印刷装置1の電気的構成を説明する。印刷装置1は制御回路部70を備える。制御回路部70は、CPU71、ROM72、CGROM73、RAM74、フラッシュメモリ75、及び入出力インタフェース77を備え、これらがデータバス69を介して接続される。CPU71は、印刷装置1を統括制御する。ROM72は、CPU71が各種プログラムの実行時に必要な各種パラメータを記憶する。CGROM73は、内蔵フォント等を記憶する。RAM74は、テキストメモリ、印刷バッファ等、複数の記憶領域を備える。フラッシュメモリ75は、CPU71が実行する各種プログラムや、後述のテーブル751、752(図4、図5参照)等を記憶する。
入出力インタフェース77には、キーボード3、液晶駆動回路(LCDC)25、駆動回路26、27、28、及び、データ読込書込装置16が接続される。LCDC25は、ディスプレイ5に表示データを出力するためのビデオRAM(図示略)を有する。駆動回路26は、サーマルヘッド10を駆動するための電子回路である。駆動回路27は、テープ送りモータ23を駆動するための電子回路である。駆動回路28は、カットモータ24を駆動するための電子回路である。
<経年劣化の影響>
印刷装置1のサーマルヘッド10は、印刷処理が繰り返されることによって経年劣化する場合がある。この場合、同じ加熱条件でサーマルヘッド10が加熱された場合でも、経年劣化の影響が大きい程、サーマルヘッド10は温度上昇し難くなる。このため、インクリボン60からテープ50に転写されるインク量も、経年劣化の影響が大きい程少なくなる。従って、テープ50に印刷される文字列の印刷濃度は、サーマルヘッド10が経年劣化することによって薄くなる。
印刷装置1のサーマルヘッド10は、印刷処理が繰り返されることによって経年劣化する場合がある。この場合、同じ加熱条件でサーマルヘッド10が加熱された場合でも、経年劣化の影響が大きい程、サーマルヘッド10は温度上昇し難くなる。このため、インクリボン60からテープ50に転写されるインク量も、経年劣化の影響が大きい程少なくなる。従って、テープ50に印刷される文字列の印刷濃度は、サーマルヘッド10が経年劣化することによって薄くなる。
更に、サーマルヘッド10の経年劣化の程度は、使用されるテープカセット30に収容されるインクリボン60の色、テープ50の色、及び、インクリボン60/テープ50の幅毎にそれぞれ相違する場合がある。なぜならば、共通する文字列を印刷しようとする場合でも、サーマルヘッド10の加熱条件は、インクリボン60の色及びテープ50の色毎に相違する為である。又、サーマルヘッド10のうち印刷処理時に加熱される領域は、インクリボン60及びテープ50のそれぞれの幅毎に相違するので、サーマルヘッド10の加熱の頻度も領域毎に相違する為である。
印刷装置1は、テスト印刷を行うことによって、経年劣化の程度を示すパラメータ(「劣化度」という。)を特定できる。詳細は次の通りである。はじめに印刷装置1は、所定のテスト文字列の印刷処理を、設定可能な5段階の印刷濃度(「薄い」「やや薄い」「普通」「やや濃い」「濃い」)のそれぞれで実行する。このとき、印刷装置1は、各段階に対応するサーマルヘッド10の加熱条件として、ROM72に予め記憶された条件(「初期条件」という。)を参照する。印刷後、使用者は、5段階のそれぞれの印刷濃度で印刷されたテスト文字列の印刷濃度を特定する。
ここで、経年劣化がない印刷装置1によってテスト印刷が実行された場合、「薄い」「やや薄い」「普通」「やや濃い」「濃い」のそれぞれの段階に対応するテスト文字列の印刷濃度は、それぞれ、「薄い:3」「やや薄い:4」「普通:5」「やや濃い:6」「濃い:7」で示される。以下、これらの印刷濃度を、「標準濃度」という。一方、経年劣化した印刷装置1によってテスト印刷が行われた場合、それぞれの段階に対応するテスト文字列の印刷濃度は、標準濃度と比べて小さくなる。ここで、印刷装置1において、経年劣化の影響により、それぞれの段階に対応する印刷濃度が、「薄い:2」「やや薄い:3」「普通:4」「やや濃い:5」「濃い:6」と特定されたとする。使用者は、特定された印刷濃度を印刷装置1に入力する。印刷装置1は、入力された印刷濃度を特定可能な濃度データを、フラッシュメモリ75のテーブル751に記憶する。
図4は、印刷装置1Aのフラッシュメモリ75に記憶されたテーブル751Aを示す。印刷装置1Aによってテスト印刷が実行され、5段階分の印刷濃度(「薄い:2」「やや薄い:3」「普通:4」「やや濃い:5」「濃い:6」)が入力されている。入力された印刷濃度を特定可能な濃度データは、テーブル751Aのうち、装着部8に装着されたテープカセット30に収容されるインクリボン60の色(黒)、テープ50の色(白)、及び、インクリボン60/テープ50の幅(12mm)に対応付けて記憶される。以下、テープカセット30に収容されるインクリボン60の色、テープ50の色、及び、インクリボン60/テープ50の幅の組合せを、「カセットパラメータ」という。
更に、印刷装置1Aは、標準濃度(図4の各段階の括弧内の値)から、入力された印刷濃度を減算することによって、劣化度「1」を算出する。算出された劣化度「1」は、カセットパラメータ及び濃度データに更に対応付けて記憶される。なお、劣化度は、印刷装置1Aの使用に応じた経年劣化の程度が大きい程、大きい値となる。つまり、劣化度は、印刷装置1の使用状態(使用頻度)に基づく経年劣化の程度を示すパラメータであるといえる。
テーブル751には、異なるテープカセット30が装着されてテスト印刷が実行される度に、濃度データ及び劣化度が新たに記憶される。このため、図4に示すテーブル751Aには、リボンパラメータ(「インクリボン60の色:黒」「テープ50の色:白」「インクリボン60/テープ50の幅:12mm」)に対応する濃度データ及び劣化度に加えて、リボンパラメータ(「インクリボン60の色:黒」「テープ50の色:白」「インクリボン60/テープ50の幅:6mm」)に対応する濃度データ及び劣化度が記憶されている。
<印刷処理の概要(第1モード)>
印刷装置1のキーボード3を介して、文字列及び印刷濃度を指定した印刷指示が入力された場合を例示する。この場合、印刷装置1は、入力された文字列を特定可能な印刷データ、及び、印刷濃度を特定可能な濃度データを、テーブル752に記憶する。図4は、印刷装置1Aのフラッシュメモリ75に記憶されたテーブル752Aを示す。なお、印刷装置1Aのキーボード3を介し、印刷濃度「普通」で文字列「消しゴム」の印刷指示が入力された場合、印刷装置1Aは、文字列「消しゴム」を特定可能な印刷データ、及び、印刷濃度「普通」の標準濃度「5」を特定可能な濃度データを、装着部8に装着されたテープカセット30のカセットパラメータ(インクリボン60の色:黒、テープ50の色:白、インクリボン60/テープ50の幅:12mm)に対応づけて、テーブル752Aに記憶する。
印刷装置1のキーボード3を介して、文字列及び印刷濃度を指定した印刷指示が入力された場合を例示する。この場合、印刷装置1は、入力された文字列を特定可能な印刷データ、及び、印刷濃度を特定可能な濃度データを、テーブル752に記憶する。図4は、印刷装置1Aのフラッシュメモリ75に記憶されたテーブル752Aを示す。なお、印刷装置1Aのキーボード3を介し、印刷濃度「普通」で文字列「消しゴム」の印刷指示が入力された場合、印刷装置1Aは、文字列「消しゴム」を特定可能な印刷データ、及び、印刷濃度「普通」の標準濃度「5」を特定可能な濃度データを、装着部8に装着されたテープカセット30のカセットパラメータ(インクリボン60の色:黒、テープ50の色:白、インクリボン60/テープ50の幅:12mm)に対応づけて、テーブル752Aに記憶する。
テーブル752には、文字列及び印刷濃度の印刷指示が入力される度に、印刷データ及び濃度データが新たに記憶される。このため、図4に示すテーブル752Aには、「インクリボン60の色:黒」「テープ50の色:白」「インクリボン60/テープ50の幅:12mm」に対応する印刷データ/濃度データとして、「消しゴム/5」の他に、「鉛筆/3」「定規/5」「はさみ/5」が記憶されている。更に、「インクリボン60の色:黒」「テープ50の色:白」「インクリボン60/テープ50の幅:6mm」に対応する印刷データ/濃度データとして、「CCC/4」「DDD/4」が記憶されている。
なお、入力された文字列を特定可能な印刷データが、装着部8に装着されたテープカセット30と同一のカセットパラメータに対応付けて既にテーブル752に記憶されている場合、この印刷データに対応付けて記憶された濃度データは、入力された印刷濃度を特定可能な濃度データによって上書きされ、更新されてもよい。又は、入力された印刷濃度を特定可能な濃度データによってテーブル752の濃度データを上書き更新するか否かを、使用者が選択可能としてもよい。何れの場合も、テーブル752において、印刷データ及び濃度データは、カセットパラメータ毎に記憶される。
印刷装置1Aにおいて、入力された印刷指示に応じて印刷処理が実行される場合を例示する。ここで、印刷装置1Aは、ROM72に記憶された初期条件のうち、印刷濃度「普通」に対応する初期条件でサーマルヘッド10を加熱しても、経年劣化の影響でサーマルヘッド10の温度上昇は不十分となる。このため、印刷される文字列の印刷濃度は、「普通」の標準濃度「5」よりも小さくなる。
これに対し、印刷装置1Aは、入力された印刷濃度「5」(普通)に劣化度「1」を加算した加算値「6」(=5+1)で示される印刷濃度「やや濃い」で印刷を行なう為のサーマルヘッド10の加熱条件を特定する。印刷装置1Aは、特定された加熱条件でサーマルヘッド10を加熱する。これによって、テープ50には、標準濃度「5」で文字列が印刷される。つまり、テーブル751Aに記憶される濃度データは、標準濃度(「5」(普通))を直接的に特定可能であると同時に、印刷装置1Aがサーマルヘッド10の加熱条件を特定する場合に目的とされる印刷濃度(「6」(やや濃い))を、劣化度「1」に基づいて間接的に特定可能である。以上のように、キーボード3を介して指定された文字列及び印刷濃度に基づいて印刷処理が行われる動作モードを、「第1モード」という。
印刷装置1Aは、印刷指示に応じた印刷処理の実行後、テーブル752Aに記憶された印刷データ及び濃度データのうち、装着部8に装着されたテープカセット30のカセットパラメータに対応付けられた印刷データ及び濃度データを抽出する。印刷装置1Aは、データ読込書込装置16を介して、装着部8に装着されたテープカセット30の記憶装置470に記憶されたテーブル471に、抽出された印刷データ及び濃度データを記憶する。
図4に示す例の場合、テーブル752Aには、装着されたテープカセット30のカセットパラメータ(インクリボン60の色:黒、テープ50の色:白、インクリボン60/テープ50の幅:12mm)に対応する印刷データ/濃度データとして、「鉛筆/3」「消しゴム/5」「定規/5」「はさみ/5」が記憶されている。このため、印刷装置1Aは、「鉛筆/3」「消しゴム/5」「定規/5」「はさみ/5」を抽出し、テープカセット30のテーブル471に記憶する。
<印刷処理の概要(第2モード)>
印刷装置1Aによる印刷処理で使用されたテープカセット30が、印刷装置1Aとは別の印刷装置1B(図5参照)の装着部8に装着され、使用される場合を例示する。このような場合の具体例として、使用者が、印刷装置1Aを使用して文字列を繰り返し印刷する作業を行っている途中で、印刷装置1Aを印刷装置1Bに切り替え、印刷装置1Bを使用して作業を再開する場合がある。この場合、印刷装置1の切り替え前後で、印刷される文字列の印刷濃度が一致することが好ましい。
印刷装置1Aによる印刷処理で使用されたテープカセット30が、印刷装置1Aとは別の印刷装置1B(図5参照)の装着部8に装着され、使用される場合を例示する。このような場合の具体例として、使用者が、印刷装置1Aを使用して文字列を繰り返し印刷する作業を行っている途中で、印刷装置1Aを印刷装置1Bに切り替え、印刷装置1Bを使用して作業を再開する場合がある。この場合、印刷装置1の切り替え前後で、印刷される文字列の印刷濃度が一致することが好ましい。
図5に示すように、印刷装置1A(図4参照)によって印刷データ及び濃度データがテーブル471に記憶された状態のテープカセット30が、印刷装置1Aから取り外され、印刷装置1Bの装着部8に装着される。印刷装置1Bのフラッシュメモリ75には、テーブル751B、752Bが既に記憶されていたとする。この場合、印刷装置1Bは、データ読込書込装置16を介して、テープカセット30の記憶装置470のテーブル471に記憶された印刷データ及び濃度データを読み出す。印刷装置1Bは、装着されたテープカセット30のカセットパラメータ(インクリボン60の色:黒、テープ50の色:白、インクリボン60/テープ50の幅:12mm)に、読み出された印刷データ及び濃度データを対応付けて、テーブル752Bに記憶する。結果、テーブル752Bはテーブル752Cに変更される。テーブル752Cの太枠内は、上記のようにして追加された印刷データ及び濃度データを示す。
印刷装置1Bは、テーブル752Cのうち、装着部8に装着されたテープカセット30のカセットパラメータに対応付けられた印刷データを抽出する。印刷装置1Bは、抽出された印刷データによって特定される文字列「AAA」「BBB」「鉛筆」「消しゴム」「定規」「はさみ」を、ディスプレイ5に表示させる。例えば使用者は、表示された文字列のうち、印刷装置1Aを使用して印刷した場合と同じ文字列である「消しゴム」を選択したとする。
印刷装置1Bは、選択された文字列「消しゴム」の印刷処理を、次のようにして実行する。印刷装置1Bは、テーブル752Cのうち、選択された文字列「消しゴム」の印刷データに対応付けられた濃度データ「5」を抽出する。ここで、印刷装置1Bは、ROM72に記憶された初期条件のうち、印刷濃度「普通」に対応する初期条件でサーマルヘッド10を加熱しても、経年劣化の影響でサーマルヘッド10の温度上昇は不十分となる。このため、印刷される文字列の印刷濃度は、「普通」の場合の標準濃度「5」よりも小さくなる。
これに対し、印刷装置1Bは、テーブル752Cのうち、装着部8に装着されたテープカセット30のカセットパラメータ(インクリボン60の色:黒、テープ50の色:白、インクリボン60/テープ50の幅:12mm)に対応付けられた劣化度「2」を抽出する。印刷装置1Bは、入力された印刷濃度「5」(普通)に、抽出された劣化度「2」を加算した加算値「7」で示される印刷濃度「濃い」で印刷を行なう為のサーマルヘッド10の加熱条件を特定する。つまり、印刷装置1Bは、テーブル752Cの濃度データに基づき、印刷される文字列の印刷濃度(「5」(普通))を直接的に特定可能であると同時に、印刷装置1Bがサーマルヘッド10の加熱条件を特定する場合に目的とされる印刷濃度(「7」(濃い))を、劣化度「2」に基づいて間接的に特定可能である。印刷装置1Bは、特定された加熱条件でサーマルヘッド10を加熱する。これによって、テープ50には、標準濃度「5」で文字列「消しゴム」が印刷される。つまり、印刷装置1Bは、印刷装置1Aにて文字列「消しゴム」の印刷処理が実行された場合の印刷濃度と同じ印刷濃度で、文字列「消しゴム」をテープ50に印刷できる。以上のように、テーブル752に記憶された文字列及び印刷濃度に基づいて印刷処理を行う動作モードを、「第2モード」という。
<メイン処理>
図6を参照し、メイン処理について説明する。メイン処理は、キーボード3を介して印刷指示が入力された場合、フラッシュメモリ75に記憶されたプログラムをCPU71が実行することによって開始される。CPU71は、装着部8に装着されたテープカセット30の種別を検出する(S11)。CPU71は、検出された種別に基づき、テープカセット30のカセットパラメータ(インクリボン60の色、テープ50の色、インクリボン60/テープ50の幅)を特定する(S11)。
図6を参照し、メイン処理について説明する。メイン処理は、キーボード3を介して印刷指示が入力された場合、フラッシュメモリ75に記憶されたプログラムをCPU71が実行することによって開始される。CPU71は、装着部8に装着されたテープカセット30の種別を検出する(S11)。CPU71は、検出された種別に基づき、テープカセット30のカセットパラメータ(インクリボン60の色、テープ50の色、インクリボン60/テープ50の幅)を特定する(S11)。
CPU71は、第1モード又は第2モードを選択する操作を、キーボード3を介して検出する。CPU71は、第1モードを選択する操作を検出した場合(S13:YES)、処理をS41に進める。CPU71は、第2モードを選択する操作を検出した場合(S13:NO)、処理をS14に進める。
第1モードが選択された場合(S13:YES)、文字列及び印刷濃度を入力する操作がキーボード3を介して行われる。CPU71は、入力された文字列及び印刷濃度(「3」(薄い)、「4」(やや薄い)、「5」(普通)、「6」(やや濃い)、「7」(濃い)の何れか)を取得する(S41)。CPU71は、テーブル751(図4、図5参照)のうち、S11の処理によって特定されたカセットパラメータに対応する劣化度を取得する。CPU71は、入力された印刷濃度に劣化度を加算し、加算値を算出する。CPU71は、算出された加算値と同じ印刷濃度で印刷を行なう為のサーマルヘッド10の加熱条件を特定する(S43)。CPU71は、特定された加熱条件でサーマルヘッド10を加熱する。これによって、CPU71は、サーマルヘッド10によってインクリボン60を加熱し、入力された文字列をテープ50に印刷する(S45)。CPU71は、処理をS47に進める。
CPU71は、S41の処理によって取得された文字列及び印刷濃度について、印刷装置1及びテープカセット30に記憶するか否かを使用者に問い合わせる為の画面を、ディスプレイ5に表示させる。CPU71は、文字列及び印刷濃度を記憶する旨の指示がキーボード3を介して入力された場合(S47:YES)、処理をS49に進める。CPU71は、テーブル752(図4、図5参照)のうち、S11の処理によって特定されたカセットパラメータに、S41の処理によって取得された文字列を特定可能な印刷データ、及び、印刷濃度を特定可能な濃度データを対応付けて記憶する(S49)。更に、CPU71は、テーブル752のうち、S11の処理によって特定されたカセットパラメータに対応づけられている印刷データ及び濃度データを抽出する。CPU71は、データ読込書込装置16を介して、装着部8に装着されたテープカセット30の記憶装置470に記憶されたテーブル471に、抽出された印刷データ及び濃度データを記憶する(S49)。CPU71は、メイン処理を終了させる。一方、CPU71は、文字列及び印刷濃度を記憶しない旨の指示がキーボード3を介して入力された場合(S47:NO)、メイン処理を終了させる。
一方、第2モードが選択された場合(S13:NO)、CPU71は、データ読込書込装置16を介して、テープカセット30の記憶装置470のテーブル471に記憶された印刷データ及び濃度データを読み出す(S14)。CPU71は、読み出された印刷データによって特定される文字列を、ディスプレイ5に表示させる。更に、CPU71は、テーブル752のうち、S11の処理によって特定されたカセットパラメータに対応する印刷データ及び濃度データを抽出する。CPU71は、抽出された印刷データによって特定される文字列を、ディスプレイ5に表示させる。
CPU71は、ディスプレイ5に表示された文字列の何れかを選択する操作を、キーボード3を介して検出する。CPU71は、選択された文字列を特定する(S15)。CPU71は、特定された文字列に対応する印刷濃度を、テーブル471、752を参照して特定する(S17)。より詳細には、CPU71は、テープカセット30の記憶装置470のテーブル471に記憶された印刷データによって特定される文字列が選択された場合、テーブル471のうち選択された文字列を特定可能な印刷データに対応付けられた濃度データに基づき、印刷濃度を特定する。一方、CPU71は、テーブル752に記憶された印刷データによって特定される文字列が選択された場合、テーブル752のうち選択された文字列を特定可能な印刷データに対応付けられた濃度データに基づき、印刷濃度を特定する。
CPU71は、指定濃度を入力する操作を、キーボード3を介して検出したか判定する。指定濃度は、使用者が印刷濃度を新たに指定する場合に、使用者によって入力される。CPU71は、指定濃度が入力されていないと判定された場合、指定濃度で印刷を行わないと判定する(S19:NO)。この場合、CPU71は処理をS29に進める。CPU71は、テーブル751のうち、S11の処理によって特定されたカセットパラメータに対応する劣化度を取得する。CPU71は、S17の処理によって特定された印刷濃度に劣化度を加算し、加算値を算出する。CPU71は、算出された加算値と同じ印刷濃度で印刷を行なう為のサーマルヘッド10の加熱条件を特定する(S29)。CPU71は、特定された加熱条件でサーマルヘッド10を加熱する。これによって、CPU71は、サーマルヘッド10によってインクリボン60を加熱し、S15の処理によって特定された文字列をテープ50に印刷する(S31)。CPU71は、メイン処理を終了させる。
CPU71は、指定濃度が入力されていると判定された場合、指定濃度で印刷を行うと判定する(S19:YES)。この場合、CPU71は、テーブル751のうち、S11の処理によって特定されたカセットパラメータに対応する劣化度を取得する。CPU71は、入力された指定濃度に劣化度を加算し、加算値を算出する。CPU71は、算出された加算値と同じ印刷濃度で印刷を行なう為のサーマルヘッド10の加熱条件を特定する(S21)。CPU71は、特定された加熱条件でサーマルヘッド10を加熱する。これによって、CPU71は、サーマルヘッド10によってインクリボン60を加熱し、S15の処理によって特定された文字列をテープ50に印刷する(S23)。CPU71は、処理をS25に進める。
CPU71は、入力された指定濃度について、印刷装置1及びテープカセット30に記憶するか否かを使用者に問い合わせる為の画面を、ディスプレイ5に表示させる。CPU71は、指定濃度を記憶する旨の指示がキーボード3を介して入力された場合(S25:YES)、処理をS27に進める。CPU71は、テーブル752のうち、S17の処理によって特定された印刷濃度を特定可能な濃度データを、指定濃度を特定可能な濃度データに変更し、更新する(S27)。更に、CPU71は、テーブル752のうち、S11の処理によって特定されたカセットパラメータに対応づけられている印刷データ及び濃度データを抽出する。CPU71は、データ読込書込装置16を介して、装着部8に装着されたテープカセット30の記憶装置470のテーブル471に、抽出された印刷データ及び濃度データを記憶する(S27)。CPU71は、メイン処理を終了させる。一方、CPU71は、指定濃度を記憶しない旨の指示がキーボード3を介して入力された場合(S25:NO)、メイン処理を終了させる。
<本実施形態の主たる作用、効果>
印刷装置1は、テープカセット30を装着可能な装着部8を備える。テープカセット30には、印刷データと濃度データとが対応付けられたテーブル471を記憶する記憶装置470が設けられる。印刷装置1は、印刷処理を実行した場合(S45)、印刷データと濃度データとを、テープカセット30のテーブル471に記憶する(S49)。印刷装置1は、他の印刷装置1によって印刷データ及び濃度データがテーブル471に記憶されたテープカセット30が、装着部8に装着されている場合、印刷データ及び濃度データをテーブル471から読み出す(S14)。印刷装置1は、使用者によって選択された印刷データによって特定される文字列、及び、濃度データによって特定される印刷濃度を特定する(S15、S17)。印刷装置1は、特定された印刷濃度で、特定された文字列をテープ50に印刷する(S23)。この場合、印刷装置1は、他の印刷装置1において印刷された文字列を、他の印刷装置1において印刷処理が実行された場合と同じ印刷濃度で、テープ50に印刷できる。
印刷装置1は、テープカセット30を装着可能な装着部8を備える。テープカセット30には、印刷データと濃度データとが対応付けられたテーブル471を記憶する記憶装置470が設けられる。印刷装置1は、印刷処理を実行した場合(S45)、印刷データと濃度データとを、テープカセット30のテーブル471に記憶する(S49)。印刷装置1は、他の印刷装置1によって印刷データ及び濃度データがテーブル471に記憶されたテープカセット30が、装着部8に装着されている場合、印刷データ及び濃度データをテーブル471から読み出す(S14)。印刷装置1は、使用者によって選択された印刷データによって特定される文字列、及び、濃度データによって特定される印刷濃度を特定する(S15、S17)。印刷装置1は、特定された印刷濃度で、特定された文字列をテープ50に印刷する(S23)。この場合、印刷装置1は、他の印刷装置1において印刷された文字列を、他の印刷装置1において印刷処理が実行された場合と同じ印刷濃度で、テープ50に印刷できる。
複数の印刷装置1のそれぞれで使用状態が相違する場合、経年劣化の程度も相違する。このため、それぞれの印刷装置1が共通する加熱条件でサーマルヘッド10を加熱した場合でも、印刷される文字列の印刷濃度が相違する場合がある。これに対し、印刷装置1は、テープカセット30の記憶装置470に記憶されたテーブル471の濃度データによって特定される印刷濃度と劣化度とに基づいて、サーマルヘッド10の加熱条件を特定する(S21)。印刷装置1は、特定された加熱条件でサーマルヘッド10を加熱し、文字列をテープ50に印刷する(S23)。これによって、複数の印刷装置1は、それぞれ、共通する文字列を同じ濃度でテープ50に印刷できる。
印刷装置1は、テーブル751において、カセットパラメータ毎に劣化度を記憶する。カセットパラメータには、テープカセット30に収容されるインクリボン60の色、テープ50の色、及び、インクリボン60/テープ50の幅が含まれる。この場合、印刷装置1は、カセットパラメータ毎にサーマルヘッド10の使用状態が相違する場合であっても、サーマルヘッド10の加熱条件をカセットパラメータ毎に調整できる。これによって、印刷装置1は、装着されるテープカセット30のカセットパラメータ毎にサーマルヘッド10の使用状態が相違する場合でも、他の印刷装置1が文字列を印刷した場合と同じ印刷濃度で、テープ50に文字列を印刷できる。
印刷装置1は、文字列及び印刷濃度を記憶する旨の指示がキーボード3を介して入力された場合(S47:YES)、入力された文字列を特定可能な印刷データ、及び、印刷濃度を特定可能な濃度データを、テーブル752に記憶する(S49)。更に、印刷装置1は、テーブル752に記憶された印刷データ及び濃度データを、装着部8に装着されたテープカセット30の記憶装置470に記憶されたテーブル471に記憶する(S49)。この場合、使用者は、印刷データ及び濃度データをテープカセット30の記憶装置470に記憶させるか否かを自由に選択できる。このため、例えば使用者は、他の印刷装置1を使用して共通の文字列を印刷する場合にのみ、印刷データ及び濃度データをテープカセット30の記憶装置470に記憶させることができる。
印刷装置1に装着されるテープカセット30には、インクリボン60及びテープ50が含まれる。このため、印刷装置1は、テープカセット30を装着部8に装着することによって、サーマルヘッド10によりインクリボン60を加熱してテープ50に印刷を行うことができる。又、テープカセット30に記憶装置470が含まれるので、印刷装置1は、他の印刷装置1にテープカセット30を装着して印刷処理を実行させる場合において、それぞれの印刷装置1によって印刷される文字列の濃度を一致させることができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。印刷装置1によって印刷される印刷イメージは、文字列に限定されず、数字、模様、記号(バーコード)等でもよい。印刷イメージが文字列の場合、印刷データは、ラスタデータでもよいし、JISコードやASCIIコードでもよい。又、印刷イメージが記号(バーコード)の場合、印刷データは、国番号、メーカ番号、品物番号、及びチェックディジットを含む複数桁の数字であってもよい。テーブル471は、テープカセット30のICタグ47の記憶装置470に記憶されなくてもよい。例えば、テーブル471は、印刷装置1に装着可能な記憶媒体(USBメモリ、SDカード等)に記憶されてもよい。この場合、印刷装置1は、記憶媒体を装着可能なソケットを、装着部として有していてもよい。本実施形態では、サーマルヘッド10の経年劣化を想定したが、経年劣化が影響するデバイスは、サーマルヘッド10に限定されない。印刷装置1にて設定可能な印刷濃度の段階は、5段階に限定されないことは言うまでもない。例えば、印刷装置1は、1〜4の何れかの段階で印刷濃度を設定可能としてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。印刷装置1によって印刷される印刷イメージは、文字列に限定されず、数字、模様、記号(バーコード)等でもよい。印刷イメージが文字列の場合、印刷データは、ラスタデータでもよいし、JISコードやASCIIコードでもよい。又、印刷イメージが記号(バーコード)の場合、印刷データは、国番号、メーカ番号、品物番号、及びチェックディジットを含む複数桁の数字であってもよい。テーブル471は、テープカセット30のICタグ47の記憶装置470に記憶されなくてもよい。例えば、テーブル471は、印刷装置1に装着可能な記憶媒体(USBメモリ、SDカード等)に記憶されてもよい。この場合、印刷装置1は、記憶媒体を装着可能なソケットを、装着部として有していてもよい。本実施形態では、サーマルヘッド10の経年劣化を想定したが、経年劣化が影響するデバイスは、サーマルヘッド10に限定されない。印刷装置1にて設定可能な印刷濃度の段階は、5段階に限定されないことは言うまでもない。例えば、印刷装置1は、1〜4の何れかの段階で印刷濃度を設定可能としてもよい。
本実施形態では、テスト印刷が実行されることによって、テーブル751の各種情報(濃度データ、劣化度)が記憶された。これに対し、印刷装置1は、テスト印刷の結果印刷されたテスト文字列の印刷濃度を測定可能なセンサを有していてもよい。印刷装置1は、測定された印刷濃度に基づき、濃度データをテーブル751に記憶してもよい。又、印刷装置1は、使用開始からの経過時間、総印刷枚数、及び、印刷に使用されたインクリボン60又はテープ50の総長さに基づいて、テーブル751の各種情報を算出してもよい。
印刷装置1は、濃度データによって特定される印刷濃度に劣化度を加算し、加算値を算出した。印刷装置1は、算出された加算値で示される印刷濃度で印刷を行う為のサーマルヘッド10の加熱条件を特定した(S29、S43)。劣化度は、印刷装置1の使用状態(使用頻度)に基づく経年劣化の程度を示すパラメータであった。これに対し、印刷装置1は、印刷装置の種別(モデル、型式等)を示す種別パラメータを、劣化度の代わりにテーブル751に記憶してもよい。印刷装置1は、印刷濃度と種別パラメータとを演算することによって、サーマルヘッド10の加熱条件を特定してもよい。更に、印刷装置は、劣化度と種別パラメータとの両方を、テーブル751に記憶してもよい。印刷装置は、印刷濃度、劣化度、及び、種別パラメータを演算することによって、サーマルヘッド10の加熱条件を特定してもよい。
劣化度は、カセットパラメータ毎にテーブル751に記憶された。これに対し、印刷装置は、カセットパラメータ毎に劣化度を区別せず、共通の劣化度を管理してもよい。つまり、印刷装置1は、1つの劣化度をテーブル751に記憶してもよい。印刷装置1は、使用されるテープカセット30のカセットパラメータに関わらず、1つの劣化度を用いてサーマルヘッド10の加熱条件を特定してもよい。
印刷装置1は、入力された文字列をテープ50に印刷した(S45)後、文字列及び印刷濃度を記憶する旨の指示がキーボード3を介して入力された場合(S47:YES)、印刷データ及び濃度データを対応付けてテーブル751に記憶した(S49)。これに対し、印刷装置1は、入力された文字列をテープ50に印刷した場合(S45)、常に、印刷データ及び濃度データを対応付けてテーブル751に記憶してもよい。S23の処理によって文字列がテープ50に印刷された場合についても同様である。
テープカセット30には、インクリボン60のみ収容されていてもよい。テープ50は、例えば、テープ50が巻回されたテープロールが印刷装置1に直接収容されてもよい。一方、テープカセット30には、感熱性のテープ50のみ収容されていてもよい。印刷装置1は、テープ50をサーマルヘッド10によって直接加熱することによって、テープ50に対する印刷を実行してもよい。
印刷装置1は、サーマルヘッド10のうち、幅方向(インクリボン60の搬送方向に対して直交する方向)に分割された複数の領域ごとに、劣化度を特定し、テーブル751に記憶してもよい。具体的には、例えばテーブル751Bのうち、カセットパラメータ(インクリボン60の色:黒、テープ50の色:白、インクリボン60/テープ50の幅:12mm)に対応する劣化度として、サーマルヘッド10のうち幅方向に3分割されたそれぞれの領域毎に、3つの値(例えば、2、1、3)が対応付けられて記憶されていてもよい。又、印刷装置1Bにおいて印刷処理が実行される場合、3つの劣化度に基づき、サーマルヘッド10の3分割されたそれぞれの領域毎に加熱条件が特定されてもよい。この場合、印刷装置1Bは、サーマルヘッド10の領域毎に経年劣化の程度が相違する場合であっても、領域毎に加熱条件を調整できる。これによって、印刷装置1Bは、サーマルヘッド10の領域毎に経年劣化の程度が相違する場合でも、他の印刷装置1が文字列を印刷した場合と同じ濃度で、テープ50に文字列を印刷できる。
図6に示すメイン処理のうち、例えば、印刷装置1AのCPU71は、S11、S13、S41〜S49の処理を実行し、印刷装置1BのCPU71は、S11、S13、S14〜S31の処理を実行してもよい。
つまり、印刷装置1AのCPU71(以下、「CPU71A」という。)は、キーボード3を介して入力された文字列及び印刷濃度を取得し(S41)、印刷濃度と劣化度に基づいてサーマルヘッド10の加熱条件を特定してもよい(S43)。CPU71Aは、特定された加熱条件でサーマルヘッド10を加熱することによって、入力された文字列をテープ50に印刷してもよい(S45)。CPU71Aは、入力された文字列を特定可能な印刷データ(「第1印刷データ」という。)、及び、入力された印刷濃度を特定可能な濃度データ(「第1濃度データ」という。)を、装着部8に装着されたテープカセット30の記憶装置470に記憶してもよい(S49)。テープカセット30は、印刷装置1Aの装着部8から取り外され、印刷装置1Bの装着部8に装着されてもよい。
又、印刷装置1BのCPU71(以下、「CPU71B」という。)は、装着部8に装着されたテープカセット30の記憶装置470から、第1印刷データ及び第1濃度データを読み出してもよい(S14)。CPU71Bは、第1濃度データによって特定される印刷濃度と劣化度とに基づいて、サーマルヘッド10の加熱条件を特定してもよい(S29)。CPU71は、特定された加熱条件でサーマルヘッド10を加熱することによって、第1印刷データによって特定される文字列をテープ50に印刷してもよい(S31)。
<その他>
S45の処理を行うCPU71は、本発明の「第1印刷手段」の一例である。S49の処理を行うCPU71は、本発明の「記憶手段」の一例である。S14の処理を行うCPU71は、本発明の「取得手段」の一例である。S31の処理を行うCPU71は、本発明の「第2印刷手段」の一例である。
S45の処理を行うCPU71は、本発明の「第1印刷手段」の一例である。S49の処理を行うCPU71は、本発明の「記憶手段」の一例である。S14の処理を行うCPU71は、本発明の「取得手段」の一例である。S31の処理を行うCPU71は、本発明の「第2印刷手段」の一例である。
1、1A、1B :印刷装置
8 :装着部
10 :サーマルヘッド
30 :テープカセット
50 :テープ
60 :インクリボン
71 :CPU
470 :記憶装置
751、751A、751B、752、752A、752B、752C :テーブル
8 :装着部
10 :サーマルヘッド
30 :テープカセット
50 :テープ
60 :インクリボン
71 :CPU
470 :記憶装置
751、751A、751B、752、752A、752B、752C :テーブル
Claims (8)
- サーマルヘッドを加熱することによって、印刷イメージを印刷媒体に印刷する印刷処理を実行する印刷装置であって、
前記印刷イメージを特定可能な印刷データ、及び、前記印刷データに基づいて印刷される前記印刷イメージの濃度を特定可能な濃度データが記憶された記憶装置を着脱可能に装着する装着部と、
第1印刷イメージを第1濃度で印刷する印刷処理を実行する第1印刷手段と、
前記第1印刷手段による印刷処理の実行後、前記第1印刷イメージを特定可能な第1印刷データ、及び、前記第1濃度を特定可能な第1濃度データを、前記装着部に装着された第1記憶装置に記憶する記憶手段と、
他の印刷装置によって第2印刷データ及び第2濃度データが記憶された第2記憶装置が、前記装着部に装着された場合において、前記第2印刷データ及び前記第2濃度データを前記第2記憶装置から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記第2濃度データに基づいて特定される第2濃度で、前記取得手段によって取得された前記第2印刷データに基づいて特定される第2印刷イメージを前記印刷媒体に印刷する印刷処理を実行する第2印刷手段と
を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 前記第1印刷手段は、
前記第1濃度で前記第1印刷イメージを印刷する場合の前記サーマルヘッドの加熱条件である第1加熱条件を、前記印刷装置の使用状態及び前記印刷装置の種別の少なくとも一方を示すパラメータに基づいて特定し、特定された前記第1加熱条件で前記サーマルヘッドを加熱することによって前記第1印刷イメージを前記第1濃度で印刷する印刷処理を実行し、
前記第2印刷手段は、
前記取得手段によって取得された前記第2濃度データと前記パラメータとに基づいて、前記第2濃度で前記第2印刷イメージを印刷する場合の前記サーマルヘッドの加熱条件である第2加熱条件を特定し、特定された前記第2加熱条件で前記サーマルヘッドを加熱することによって前記第2印刷イメージを前記第2濃度で印刷する印刷処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記パラメータは、前記印刷装置の前記使用状態を、前記サーマルヘッドの領域毎に示すことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
- 前記第1印刷手段及び前記第2印刷手段は、それぞれ、インクリボンを前記サーマルヘッドで加熱することによって印刷処理を実行し、
前記パラメータは、前記印刷装置の前記使用状態を、前記インクリボンの幅毎に示すことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 - 前記記憶手段は、前記第1印刷データ及び前記第1濃度データを前記記憶装置に記憶する指示を受け付けた場合に、前記第1印刷データ及び前記第1濃度データを前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の印刷装置。
- 前記記憶装置は、インクリボンを収容するカセットに含まれ、
前記装着部は、前記カセットを着脱可能に装着し、
前記第1印刷手段及び前記第2印刷手段は、それぞれ、
前記装着部に装着された前記カセットに収容された前記インクリボンを前記サーマルヘッドによって加熱することによって印刷処理を実行することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の印刷装置。 - 前記記憶装置は、前記印刷媒体を収容するカセットに含まれ、
前記装着部は、前記カセットを着脱可能に装着し、
前記第1印刷手段及び前記第2印刷手段は、それぞれ、
前記装着部に装着された前記カセットに収容された前記印刷媒体に対して前記印刷イメージを印刷する印刷処理を実行することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の印刷装置。 - サーマルヘッドを加熱することによって、印刷イメージを印刷媒体に印刷する印刷処理を実行する第1印刷装置及び第2印刷装置を少なくとも含む印刷システムであって、
前記第1印刷装置は、
記憶装置を着脱可能に装着する第1装着部と、
第1印刷イメージを第1濃度で印刷する印刷処理を実行する第1印刷手段と、
前記第1印刷手段による印刷処理の実行後、前記第1印刷イメージを特定可能な第1印刷データ、及び、前記第1濃度を特定可能な第1濃度データを、前記第1装着部に装着された前記記憶装置に記憶する記憶手段と
を備え、
前記第2印刷装置は、
前記記憶装置を着脱可能に装着する第2装着部と、
前記第1印刷装置によって前記第1印刷データ及び前記第1濃度データが記憶された前記記憶装置が、前記第2装着部に装着された場合において、前記第1印刷データ及び前記第1濃度データを前記記憶装置から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記第1濃度データに基づいて特定される前記第1濃度で、前記取得手段によって取得された前記第1印刷データに基づいて特定される前記第1印刷イメージを前記印刷媒体に印刷する印刷処理を実行する第2印刷手段と
を備えたことを特徴とする印刷システム。
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