JP2009078447A - テープカセット - Google Patents

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Abstract

【課題】印字テープのテープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離した状態で排出するプリンタへの装着作業を容易に行うことができるテープカセットを提供する。
【解決手段】カセットケースの内部には印字テープが保持され、カセットケースの外側面には印字ヘッドが配置されカセットケースから繰出された印字テープに印字が行われるヘッド配置部が形成されている。ヘッド配置部よりテープ搬送方向下流側にはテープ基材から台紙を剥離する剥離部が設けられている。そこで、剥離部により台紙が折り返して搬送されるように、印字テープの先端部においてテープ基材から台紙を剥離し剥離部のまわりにセットする。そして、このテープカセットをプリンタに装着することにより、プリンタに対するテープカセットのセットが完了する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着されてなる印字テープのテープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離した状態で排出するプリンタに使用されるテープカセットに関する。
従来、特許文献1に示すように、台紙上に仮着した複数枚のラベル片を有するラベル連続体を搬送しながら印字手段によって各ラベル片に順次印字するとともに、剥離手段によって印字したラベル片から台紙を剥離するように構成したラベルプリンタがある。
特開平11−29125号公報
上記特許文献1のラベルプリンタでは、プリンタ内に被印字媒体としてのラベル連続体をセットする場合、装置本体の開閉蓋を開いて装置本体の内部の所定位置にラベル連続体を収容するとともに、そのラベル連続体の先端部分を、ラベル連続体から台紙を剥離するために装置本体に設けられる剥離手段の転向バーのまわりに転向するようにしてセットする。
上記特許文献1に示すラベルプリンタは、ラベル連続体をプリンタの装置本体にセットする際に、ラベル連続体の一部を剥離手段の転向バーのまわりに転向するように引き回してセットしなければならず、その装着作業が必ずしも容易ではないという問題がある。
本発明は上記の問題点を解決するものであり、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着されてなる印字テープのテープ基材に印字を行い、印字済みのテープ基材から台紙を剥離した状態で排出するプリンタに対して、印字テープを保持したテープカセットを装着する際に、プリンタに対して装着作業を容易に行うことができるようにしたテープカセットを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながら前記テープ基材に印字を行い、前記台紙が剥離された印字済のテープ基材を排出口から排出させる一方、剥離された台紙を前記排出口とは異なる方向に搬送させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットであって、前記プリンタによって前記テープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに、前記テープ基材から前記台紙を剥離するための剥離部を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記剥離部は、前記カセットケースの外側面上にテープ搬送方向に対して直交する方向に設けられ、前記プリンタの印字形成の際に、前記プリンタによって搬送される前記台紙がテープ搬送方向に対して鋭角で折り返すための剥離バーを備えたことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明おいて、更に、前記印字位置よりテープ搬送方向下流側で前記剥離部よりテープ搬送方向上流側に前記印字済のテープ基材を切断するための切断手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1又は2の発明おいて、更に、前記剥離部よりテープ搬送方向の下流側に前記印字済の印字テープ基材を切断するための切断手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、テープ基材から台紙を剥離するための剥離部をテープカセットに備えたことにより、その剥離部をプリンタに備える場合に比べて、テープカセットをプリンタに装着する際に、プリンタ側の剥離部のまわりに台紙を引き回す必要がなく、テープカセットのプリンタへの装着作業を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係るテープカセットが装着されて使用されるプリンタを前部から見た外観を示す斜視図であり、図2はそのプリンタを後部から見た外観を示す斜視図である。
図1及び図2に図示するように、プリンタ10の装置本体11は第1の筐体部12と第2の筐体部13が側面視L型の形状をなしている。このプリンタ10はその装置本体11が携帯可能なサイズに形成されており、第1の筐体部12を片手で保持し他の片手で印字データの入力やその編集、あるいは印字出力など、ラベルを作成のための一連の操作をすることができるようになっている。
第1の筐体部12の外側面の正面にはキー入力部14と表示部15が設けられている。また、第1の筐体部12の内部にはプリンタ装置に必要な種々の制御を行う電子回路やプリンタ装置の動作電源となる電池電源が収納されようになっている。また、第2の筐体部13は開閉蓋20を備え、その内部にプリンタ機構が設けられるとともに、印字のための消耗品が収容可能になっている。
キー入力部14は、プリンタ装置の電源の入切を行う電源キー、印字データとして任意の文字データを入力する文字入力キー、印字開始を指示する印字キー、表示部15の表示画面上でカーソルを移動操作するカーソルキー、印字モードの設定や各種設定処理を行う種々の制御キーなどを備えている。また、表示部15は液晶表示装置であり、キー入力部14から入力された文字データを表示するとともに、各種設定処理のための選択メニュー画面の表示を行い、その他、種々の処理に関する必要なメッセージなどの表示を行い。また、表示部15には、作成されるラベルの長さや印字モードの状態などの各種の情報も表示されるようになっている。
図3はプリンタに使用する消耗品としてのテープカセットの斜視図を示している。また図4はテープカセットに保持される印字テープの断面を示している。図3に図示するように、テープカセット70は器状のケース部72と板状のカバー部73を組み立てて構成したカセットケース71を備えている。このカセットケース71の内部にはテープ供給リール74に巻装された印字テープ90が保持されるとともに、リボン供給リール75に巻装されリボン巻取りリール76に巻き取られるインクリボン85が保持されている。
印字テープ90は、テープ供給リール74からカセットケース71の外部に繰出されてプリンタ10の印字ヘッドが配置されるヘッド配置部77を通りカセットケース71の外側面に沿ってテープ送りされるようになっている。図4に図示するように、印字テープ90は印字が行われるテープ基材91を備え、そのテープ基材91の印字面の裏側に接着剤93が塗布され、その接着剤の塗布面を保護するべくテープ基材91と剥離可能にして台紙92が貼着されている。このテープカセット70では、テープ基材91を内向きとし台紙92が外向になるようにして印字テープ90がテープ供給リール44にロール状に巻装されており、ヘッド配置部77に配置される印字ヘッドにテープ基材91が対面するようにして印字テープ90がカセットケース71の外に引き出される。
符号78はカセットケース71の外側面において、ヘッド配置部77の位置よりテープ搬送方向の下流側に設けられた剥離部であり、印字時に印字ヘッドにより印字が行われ下流側に向けて搬送される印字テープ90のテープ基材91から台紙92を剥離するためのものである。すなわち、図5のテープカセットの部分断面図にも示すように、剥離部78は、印字テープ90の幅方向の両側にテープ搬送方向に沿って設けられた一対の水平ガイド壁78a、78aと、そのガイド壁78a、78aの端部の間に橋渡しして設けられる垂直ガイド壁78bとを備えている。水平ガイド壁78a、78aの間隔は印字テープ90、すなわちテープ基材91及び台紙92の幅と同等ないし若干大きく設けられており、カセットケース71の外側面を搬送される印字テープ90の幅方向の動きを規制している。垂直ガイド壁78bは印字テープ90の厚さより若干大きな隙間を開けてカセットケース71の外側面と平行にして設けられており、印字時や所定の動作時において、印字テープ90のテープ面方向への動きを規制している。また、垂直ガイド壁78bのテープ搬送方向の下流側端部はエッジ部78cであり、このエッジ部78cで台紙92がテープ搬送方向とは反対側に鋭角で折り返して搬送される折り返し位置になっている。
また、カセットケース71の外側面の複数の隅部にはテープカセット70がプリンタ10に装着されたときにプリンタ10に設けた支持構造によって所定位置に支持される被支持部79が設けられる。このテープカセット70は幅の異なる印字テープ90を保持した複数種類が用意されており、その複数種類のテープカセット70のうちの1個がプリンタ10に選択的に装着できるようになっている。また、図示しないが、前記被支持部79にはそのテープカセットの種類をプリンタ10によって識別するためにプリンタ10によって検出可能な識別部が設けられている。この識別部に対応してプリンタ10に設けられるテープカセット70の検出手段は、例えば、複数個の電気スイッチで構成され、その複数個の電気スイッチのオン・オフの状態の組合せによってテープカセット70の種類の検出が行われるようになっている。そのため、各テープカセット70に設ける識別部は、そのテープカセット70の種類に応じて前記複数個の電気スイッチを所定の組合せでオン・オフ動作させる所定の形状的な特徴を有している。
また、図6は開閉蓋を開放した状態のプリンタの正面図であり、図7は開閉蓋を開放し、テープカセットを装着した状態のプリンタの正面図である。
図1、図2、図6及び図7に図示するように、プリンタ10の第2の筐体部13の内部には印刷消耗品であるテープカセット70を装着するためのカセット収容部30が形成されている。このカセット収容部30は、第2の筐体部13の底部に回動自在にヒンジ21で結合された開閉蓋20によって開閉可能にカバーされており、開閉蓋20を開放してカセット収容部30にテープカセット70を装着し、テープカセット70の装着後に開閉蓋20を閉止するようになっている。
カセット収容部30には、印字テープ90に印字を行うための印字機構が設けられている。すなわち、カセット収容部30の底部から立設して印字テープ90を搬送するためのプラテンローラ31が設けられ、そのプラテンローラ31に対向して印字ヘッド(サーマルヘッド)32が設けられている。前記プラテンローラ31は不図示のモータ駆動源によって回転駆動され、印字時に前記サーマルヘッド32との間に印字テープ90を挟んで所定の印字スピードに対応する搬送量で印字テープ90をテープ搬送方向の下流側に向けて搬送する。また、前記サーマルヘッド32は印字テープ90の搬送方向と直交する印字テープ90の幅方向に発熱素子が1列に配置されており、印字テープの長さ方向に印字を行う。このサーマルヘッド32は、不図示のヘッド移動機構により回転軸33の軸周りに回動しプラテンローラ31に対して接離可能に設けられている。このヘッド移動機構は開閉蓋20の開閉の動きに連動し、開閉蓋20が閉止状態では、サーマルヘッド32はプラテンローラ31に圧接し、開閉蓋20が開放されるとサーマルヘッド32はプラテンローラ31から開離するようになっている。
また、カセット収容部30の内部には、テープカセット70のリボン巻取リール51に係合してリボン巻取リール76をリボン巻取り方向に回転させ、印字に使用したインクリボン89をカセットケース71内に巻き取るリボン巻取軸33が設けられている。このリボン巻取軸33も不図示のモータ駆動源によりプラテンローラ31とともに回転駆動される。
また、プラテンローラ31を挟んでサーマルヘッド32による印字位置と反対側にプラテンローラ31に対向してピンチローラ44が設けられ、印字時にプラテンローラ31とピンチローラ44の間でテープカセット70の剥離部78によって剥離された台紙92を挟んで装置本体11の外部に向けて搬送するようにしている。前記ピンチローラ44は、回転軸45を中心に回動可能に設けられたブラケット46に回転可能に設けられており、ブラケット46は不図示の弾性部材によってプラテンローラ31から開離する方向に付勢される一方、ブラケット46の背部にバネ材47が設けられており、開閉蓋20の閉止時に開閉蓋20のヒンジ側に設けた押圧操作部22によってバネ材47を介してブラケット46が押圧されて回転軸45を中心に回動し、ピンチローラ44がプラテンローラ31との間に台紙92を挟んだ状態でプラテンローラ31に圧接する。また、開閉蓋20の開放時には前記弾性部材の復帰によって開閉蓋20の閉止時とは逆にブラケット46が回転軸45を中心に回動し、ピンチローラ44がプラテンローラ31から開離する。
なお、開閉蓋20の開閉の動きに連動して、ピンチローラ44がプラテンローラ31に対して接離するとともに、サーマルヘッド32も開閉蓋20の開閉の動きに連動してプラテンローラ31に対して接離するように構成されている。このカセット収容部30の開閉蓋20の開閉の動きに連動してサーマルヘッド32がプラテンローラ31に接離すること周知であり、その説明は省略する。
また、装置本体11には外部に通じるテープ基材排出口48が形成されており、テープカセット70の剥離部78によって台紙92が剥離されたテープ基材91が装置本体11の外部に排出されるようになっている。また、テープ基材排出口48の内側には印字された排出される印字テープ90のテープ基材91を切断するためのカッター部50が設けられている。このカッター部50はカッターホルダーに保持された切断刃を備えており、この切断刃は搬送される印字テープ90のテープ基材91に対面して配置されている。
また、第2の筐体部13において、前記テープ基材排出口48が設けられた側面とは異なる他の側面にはテープ基材91から剥離された台紙92が装置本体11の外部に排出される台紙排出口59が設けられている。さらに、カセット収容部30には、テープカセット70に設けた被支持部79と係合してテープカセット70をカセット収容部30内の所定位置に支持する支持部60が設けられている。また、テープカセット70に設けられた識別部を検出するための複数個の電気スイッチ61が設けられている。
図8はこのプリンタの電子回路の構成のブロック図を示している。同図に示すように、このプリンタの電子回路には、コンピュータであるCPUからなる制御部100が備えられる。制御部100は、キー入力部14からのキー操作信号に応じてROM101に予め記憶されている装置制御プログラムを起動させ、RAM102をワークメモリとして回路各部の動作を制御するもので、この制御部100には、前記キー入力部14、ROM101、RAM102が接続される他、表示用の文字フォントを格納する表示用フォントROM103、印字用の文字フォントを格納する印字用フォントROM104、サーマルヘッド32を印字データに応じて発熱駆動する駆動回路105、プラテンローラ31及びリボン巻取軸33を駆動するためのステップモータからなる搬送モータ106の駆動回路107が接続され、また入力されたテキストの文字データなどを表示するための表示部15が接続される。また、電池電源108を備え、その電池電源の電圧を前記各回路部の動作電圧に調整して各部に供給する電源回路109を備えている。
前記ROM101には、キー入力部14から入力された文字を印字するためのプログラムが記憶されている。また、前記RAM102には、キー入力された文字データを記憶する入力データメモリ、印字データが記憶される印字データメモリ、表示部15に表示されるパターンデータが記憶される表示データメモリの各領域が確保され、印字処理などに必要なデータを一時的に記憶するレジスタやカウンタなどが設けられている。
次に、プリンタ10の印字動作について説明する。このプリンタ10では、開閉蓋20を開放してカセット収容部30を開口すると、その開閉蓋20の動きに連動してサーマルヘッド32がプラテンローラ31から開離するとともに、プラテンローラ31からピンチローラ44が開離するようになっている。また、開閉蓋20を閉じると、開閉蓋20の動きに連動してサーマルヘッド32がプラテンローラ31に圧接し、ピンチローラ44がプラテンローラ31に圧接するようになっている。
そこで、開閉蓋20を開放してカセット収容部30を開口し、そのカセット収容部30にテープカセット70を装填する。図3に示すテープカセット70を装填する時には、テープカセット70の剥離部78からテープ搬送方向下流側に繰り出された印字テープ90の先端部分のテープ基材91と台紙92を所定長さだけ剥離し、その状態でテープカセット70をカセット装着部に装着するとともに、テープカセット70から外部に繰り出された印字テープ90をサーマルヘッド32とプラテンローラ31の間に配置する一方、テープ基材91から剥離した台紙92をプラテンローラ31とピンチローラ44の間に挿入する。そして、開閉蓋20を閉じることにより、印字テープ90がサーマルヘッド32とプラテンローラ31の間に配置され、印字テープ90の先端部の台紙92がプラテンローラ31とピンチローラ44の間に挟まれ、夫々搬送が可能な状態になる。
次に、キー入力部14から文字データを入力し、その印字を指示すると、印字テープ90とインクリボン89とがテープカセット70から引き出され、重ね合わせた状態でプラテンローラ31とサーマルヘッド32の間に挟まれて共に搬送されるとともに、サーマルヘッド32が入力文字データのパターンに基づいて発熱駆動されてインクリボン89のインクが印字テープ90のテープ基材91に熱転写されて印字が行われる。また、テープ基材91への印字とともに、テープカセット70の剥離部78によってテープ基材91から台紙92が剥離され、台紙92が剥離されたテープ基材91の印字済部分がテープ基材排出口48から装置本体11の外部に排出される。また、テープ基材91から剥離された台紙92は台紙排出口59から装置本体11の外部に排出される。
印字処理が終了すると、プラテンローラ31によるテープ搬送は停止され、テープ基材排出口48から装置本体11の外部に排出されたテープ基材91の印字部分の先端を摘んでカッター部50の切断刃に押し当ててテープ基材91の印字部分を切断する。これにより、台紙92のないラベルを作成することができ、ラベルを作成した後、直ちに対象物に貼り付けることができる。
このように、本発明の実施形態に係るテープカセット70によれば、テープカセット70に印字テープ90のテープ基材91から台紙92を剥離する剥離部78を設けたことにより、印刷消耗品である被印字媒体を剥離部にセットしつつその被印字媒体をプリンタ本体に装着しなければならない剥離部を備えたプリンタに比べて、印刷消耗品であるテープカセットの装着を容易に行うことができる。
図9は本発明の他の実施形態に係るテープカセットの斜視図、図10はその部分断面図、図11はテープ切断時の操作説明図を示している。この図9乃至図11に示すテープカセットは、上記の実施形態の剥離部を設けたテープカセットに、更にテープ基材91の切断用のカッター120を設けたものである。すなわち、カセットケース71のヘッド配置部77よりテープ搬送方向下流側の外側面にテープ基材91から台紙92を剥離するための剥離部78が設けられ、また、その剥離部78のテープ搬送方向上流側にはテープ基材91を切断するためのカッター120が設けられている。カッター120は、印字テープ90が搬送される搬送経路と直交する方向のカセットケース71の外側面に形成されたカッター配置凹部71aに配置される。そして、カッター120はその切断刃の刃先をテープ搬送経路に向けた状態で配置されている。したがって、このテープカセット70は、そのカセットケース71に剥離部78及びカッター120を備えているため、このテープカセット70を使用するプリンタは、テープ基材から台紙を剥離する剥離部及び台紙を剥離したテープ基材を切断するカッターを必要としないので、それらの機構を省略したプリンタに使用される。
また、このテープカセット70では、プリンタにセットされた状態で、サーマルヘッド31による印字位置の下流側にカッター120によるテープ基材91の切断位置が配置され、更にその下流側に剥離部78による台紙92の剥離位置が配置される位置関係になっている。そして、このテープカセット70では、図10の状態でテープ印字を終了すると、図11のようにカッター120の位置より下流側の印字されたテープ基材91の部分を手指で摘んでカッター120に押し当てるようにしてテープカットを行う。この場合、テープカットの後にテープカセット70側に残るテープ基材91の先端は台紙92によって覆われており、テープ基材91の接着剤の塗布面が台紙92によって保護されることになる。このため、プリンタにテープカセットをセットした状態で長時間放置しておいたとしても、テープ基材91の接着剤塗布面に埃が付着することを防止できる。
次に、図12は更に他の実施の形態に係るテープカセットを示している。このテープカセットの構成は、図9乃至図11に示したものとほぼ同一であるが、カッター120と剥離部78の配置位置関係が逆になっている点が相違している。すなわち、印字位置の下流側に剥離部78が配置され、その剥離部78の下流側にカッター120が配置されている。このテープカセット70では、カッター120の位置において基材テープ91から台紙92が既に剥離されているため、図9乃至図11のテープカセットのようにカッター120位置においてテープ基材91に台紙92が貼着されている場合に比べて、テープ切断時に切断位置の近傍でテープ基材91を台紙92から剥がす必要がないため、その分切断時の力が少なく済む利点がある。
なお、図3及び図5に示すテープカセットの場合、テープカセット側に剥離部78を設ける一方、プリンタ10側にカッター50を設けるものとしたが、この場合も、剥離部78とカッター50の配置関係を上記他の2つの実施形態の場合のような配置関係にしてもよい。テープカセットの剥離部が上流側でプリンタのカッターが下流側に配置される場合、テープカセットによって邪魔されることがないため、上述の効果に加えて、プリンタに設けるカッターをテープ搬送路の片面側に固定して設けるものに限定されず、固定刃と可動刃からなるシザーズ形式のものを設けることができる。
また、図13は、本発明の更に他の実施形態に係るテープカセットの部分断面図を示している。このテープカセット70は、カセットケース71の外側面にテープ搬送方向と直行する方向にカセットケース71の外側面と平行に2つの部材178,179を設け、その2つの部材間に台紙92が挿通可能なスリット180を形成するものである。この例では、上流側の部材178が剥離バーであり、この剥離バー178により台紙92を鋭角に折り返して所定方向に搬送する。また、部材179は部材178との間でスリット180を形成するために設けられるものであり、また台紙92が剥離されたテープ基材91の搬送のガイドも行う。このガイド部材179は、台紙92が剥離され接着剤塗布面が露出したテープ基材91が通過するため、そのテープ基材91との対向面にはシリコーン樹脂などによる剥離層を設けてテープ搬送のジャム防止を行うようにする。なお、剥離バー178はテープ基材91及び台紙92の搬送をガイドする機能も有する。このテープカセット70は、その未使用状態において、予めスリット180部分にテープ基材91から剥離された台紙92が挿通された状態で供給される。
以上説明したように、本実施の形態のプリンタによれば、テープカセット70にテープ基材91から台紙92を剥離する剥離部78、178を設けたため、この剥離部78,178によってテープ基材91と台紙92が分離されるため、このテープカセット70を使用するプリンタに剥離部を必要とせず、また、テープカセットをプリンタに容易にセットすることができる。また、テープカセット70に前記剥離部78、178とともにテープ基材91の切断用のカッター120を設けたため、プリンタにカッターを必要としない。
なお、テープカセットとして、透明なテープ基材と、片面に台紙を貼着した両面テープと、インクリボンとをカセットケースに収納するとともに、前記テープ基材と、台紙を貼着した両面テープを接合する接合ローラを備えたラミネートタイプのものがある。このテープカセットでは、プリンタのサーマルヘッドによって前記テープ基材にインクリボンを用いて反転印字が行われ、前記接合ローラとプリンタに備えるローラの間にテープ基材と台紙を貼着した両面テープを通すことにより、テープ基材の反転印字された面に両面テープを接合してなる印字テープがカセットケースから排出されるようになっている。本発明はこのようなテープカセットにも適用することができる。
本発明の実施形態に係るテープカセットが装着されるプリンタを前部から見た外観を示す斜視図。 そのプリンタを後部から見た外観を示す斜視図。 本発明の実施形態に係るテープカセットの斜視図。 そのテープカセットに保持される印字テープの断面図。 そのテープカセットの部分断面図。 そのプリンタの開閉蓋を開放した状態の正面図。 そのプリンタの開閉蓋を開放した状態及びそのプリンタに装着されるテープカセットの正面図。 そのプリンタの電子回路のブロック図。 本発明の他の実施形態に係るテープカセットの斜視図。 そのテープカセットの部分断面図。 そのテープカセットにおけるテープ切断操作の説明図。 本発明の更に他の実施形態に係るテープカセットの部分断面図。 本発明の更に他の実施形態に係るテープカセットの部分断面図。
符号の説明
10…プリンタ 11…装置本体 12…第1の筐体部 13…第2の筐体部
14…キー入力部 15…表示部 20…開閉蓋 30…カセット装填部
31…プラテンローラ 32…印字ヘッド(サーマルヘッド) 33…リボン巻取軸
44…ピンチローラ 48…テープ基材排出口 50…カッター部 59…台紙排出口
70…テープカセット 71…カセットケース 78…剥離部 78c…エッジ部
90…印字テープ 91…テープ基材 92…台紙 93…接着剤 120…カッター
178…剥離部

Claims (4)

  1. テープ基材が台紙に剥離可能に貼着された状態でカセットケースの外部に繰出される印字テープをテープ搬送方向に搬送させながら前記テープ基材に印字を行い、前記台紙が剥離された印字済のテープ基材を排出口から排出させる一方、剥離された台紙を前記排出口とは異なる方向に搬送させるようにしたプリンタに着脱自在に装着されるテープカセットであって、
    前記プリンタによって前記テープ基材に対して印字が行われる印字位置よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに、前記テープ基材から前記台紙を剥離するための剥離部を備えたことを特徴とするテープカセット。
  2. 前記剥離部は、前記カセットケースの外側面上にテープ搬送方向に対して直交する方向に設けられ、前記プリンタの印字形成の際に、前記プリンタによって搬送される前記台紙がテープ搬送方向に対して鋭角で折り返すための剥離バーを備えたことを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
  3. 更に、前記印字位置よりテープ搬送方向下流側で前記剥離部よりテープ搬送方向上流側に前記印字済のテープ基材を切断するための切断手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のテープカセット。
  4. 更に、前記剥離部よりテープ搬送方向下流側の前記カセットケースに印字済の前記テープ基材を切断するための切断手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のテープカセット。
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