JP7098975B2 - 切断装置、テープ印刷装置、及び、切断方法 - Google Patents

切断装置、テープ印刷装置、及び、切断方法 Download PDF

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本明細書の開示は、切断装置、テープ印刷装置、及び、切断方法に関する。
従来から、連続媒体である被記録媒体に文字、図形等を印刷し、印刷済みの被記録媒体を切断してテープ片を作成するラベルプリンタが知られている。ラベルプリンタでは、粘着層を有する基材と剥離紙等のセパレータとを含むテープ部材を被記録媒体として用いることがある。このようなテープ部材を被記録媒体として用いた場合には、利用者は、テープ片からセパレータを剥がすだけで、露出した粘着層を用いて、テープ片を貼り付けることができる。
しかしながら、テープ片からセパレータを剥がす作業は、必ずしも容易ではない。このため、例えば、テープ片の先端付近でハーフカットを行うテープ印刷装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012-179882号公報
ハーフカットを行うことで、セパレータを切断することなく基材のみが切断されるため、テープ片からセパレータを剥がす作業が容易になる。ただし、ハーフカットを行うためには、ハーフカッターと呼ばれる専用の切断装置が必要である。このため、ハーフカッターを搭載していないテープ印刷装置に適用可能な新たな技術が求められている。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、テープ片からセパレータを容易に剥がすことを可能とする技術を提供することである。
本発明の一態様に係る切断装置は、テープ印刷装置が備える切断装置である。前記切断装置は、搬送されるテープ部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏と、前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記テープ部材を挟持する受け部材と、を備え、前記押圧部材は、前記テープ部材の搬送方向に見て段差が設けられており、前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、前記第1刃又は前記第2刃の刃先に沿った線と交差する断面において、L字形状を有する
本発明の一態様に係るテープ印刷装置は、切断装置を備える。前記切断装置は、搬送されるテープ部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏と、前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記テープ部材を挟持する受け部材と、を備え、前記押圧部材は、前記テープ部材の搬送方向に見て段差が設けられており、前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、前記第1刃又は前記第2刃の刃先に沿った線と交差する断面において、L字形状を有する
発明の一態様に係る切断方法は、被切断部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏を用いた切断方法であって、前記鋏は、前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記被切断部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記被切断部材を挟持する受け部材と、を備え、前記押圧部材は、前記第1刃又は第2刃が揺動する面に交差する方向に見て、揺動の回転軸に近い第1部分と揺動の回転軸から遠い第2部分との間に段差が設けられており、前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、前記第1刃又は前記第2刃の刃先に沿った線と交差する断面において、L字形状を有し、前記鋏が前記第1刃と前記第2刃との間に介在している前記被切断部材のうち揺動の回転軸に近い第1部分を切断しているときに、前記押圧部材の前記第2部分により前記被切断部材のうち揺動の回転軸から遠い第2部分の押圧を開始し、前記鋏により前記被切断部材の全幅が切断すると、前記押圧部材側の切断された前記被切断部材の端部を、前記押圧部材と前記受け部材との間で押し付けて挟持することで、前記被切断部材の端部に折り目をつける。
上記の態様によれば、テープ片からセパレータを容易に剥がすことが可能となる。
蓋4を閉じた状態におけるテープ印刷装置1の平面図である。 蓋4を開けた状態におけるテープ印刷装置1の平面図である。 媒体アダプタ20の斜視図である。 被記録媒体40の構成を説明するための図である。 感熱テープ42の構成を説明するための図である。 テープ印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。 感熱テープ42の切断前におけるフルカッター30の斜視図である。 図7とは異なる方向から見たときの切断前におけるフルカッター30の斜視図である。 感熱テープ42の切断中におけるフルカッター30の斜視図である。 図9とは異なる方向から見たときの切断中におけるフルカッター30の斜視図である。 感熱テープ42の切断後におけるフルカッター30の斜視図である。 図11とは異なる方向から見たときの切断後におけるフルカッター30の斜視図である。
図1は、蓋4を閉じた状態におけるテープ印刷装置1の平面図である。図2は、蓋4を開けた状態におけるテープ印刷装置1の平面図である。以下、図1及び図2を参照しながら、テープ印刷装置1の構成について説明する。
テープ印刷装置1は、被記録媒体40が有する感熱テープ42に印刷を行うラベルプリンタである。以降では、感熱テープ42を使用する感熱方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定しない。テープ印刷装置1は、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタであってもよい。また、ラベルプリンタであるテープ印刷装置1は、サーマルプリンタに限らない。例えば、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなどであってもよい。また、テープ印刷装置1は、シングルパス(ワンパス)方式で印刷を行ってもよく、マルチパス(スキャン)方式で印刷を行ってもよい。
テープ印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、開閉自在な蓋4と、窓5と、表示部6と、を備えている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。
入力部3は、装置筐体2の上面に設けられている。入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。蓋4は、装置筐体2上に配置されている。利用者は、ボタン4aを押下してロック機構を解除することで、図2に示すように、蓋4を開けることができる。蓋4には、蓋4が閉じた状態でもテープ印刷装置1に被記録媒体40が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓5が形成されている。また、蓋4は、表示部6を有している。
表示部6は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどである。表示部6は、入力部3からの入力に対応する文字等、各種設定のための選択メニュー、各種処理に関するメッセージ等、を表示する。なお、表示部4はタッチパネル付きのディスプレイであってもよく、入力部3の一部として機能しても良い。
装置筐体2は、図2に示すように、蓋4の下方に、媒体アダプタ収容部2aと、プラテンローラ7と、サーマルヘッド8を備えている。媒体アダプタ収容部2aには、被記録媒体40を収容した媒体アダプタ20が収容される。また、感熱テープ42が排出される排出口近傍には、フルカッター30が設けられている。なお、媒体アダプタ20、フルカッター30及び被記録媒体40については、後述する。
プラテンローラ7は、感熱テープ42を搬送する搬送部である。プラテンローラ7は、搬送用モータ16(図6参照)の回転により回転する。搬送用モータ16は、例えば、ステッピングモータ、直流(DC)モータなどである。プラテンローラ7は、媒体アダプタ20から繰り出された感熱テープ42をサーマルヘッド8との間に狭持しながら回転することで、感熱テープ42を搬送方向に搬送する。
サーマルヘッド8は、感熱テープ42に印刷を行う印刷ヘッドである。サーマルヘッド8は、感熱テープ42の搬送方向に直交する主走査方向に配列された複数の発熱素子8a(図6参照)を有し、発熱素子8aで感熱テープ42を加熱することにより一ラインずつ印刷を行う。
図3は、媒体アダプタ20の斜視図である。図4は、被記録媒体40の構成を説明するための図である。図5は、感熱テープ42の構成を説明するための図である。以下、図3から図5を参照しながら、媒体アダプタ20及び被記録媒体40の構成について説明する。
媒体アダプタ20は、被記録媒体40を収容するための媒体アダプタであり、利用者が被記録媒体40を交換できるように、被記録媒体40を収容する。つまり、媒体アダプタ20は、利用者が媒体アダプタ20に対して被記録媒体40を出し入れすることを前提に設計されている。
媒体アダプタ20は、図3に示すように、アダプタ本体21と、アダプタ本体21に対して開閉自在に取り付けられたアダプタ蓋22と、を備えている。被記録媒体40は、アダプタ本体21とアダプタ蓋22とで区画された媒体アダプタ20の内部空間内に収容される。
また、媒体アダプタ20は、被記録媒体40が有する感熱テープ42のテープ幅に合わせて設計されている。媒体アダプタ20が収容すべき感熱テープ42のテープ幅は、アダプタ本体21の領域21aに表示されている。この例では、媒体アダプタ20は、テープ幅6mmのテープ用の媒体アダプタである。
テープ印刷装置1では、被記録媒体40を収容した媒体アダプタ20がテープ印刷装置1に収容されることで、被記録媒体40がテープ印刷装置1に収容される。なお、テープ印刷装置1は、異なるテープ幅に対応した媒体アダプタを収容することができる。テープ印刷装置1は、具体的には、例えば、図3に示す6mmのテープ用の媒体アダプタ20の他に、9mmのテープ用の媒体アダプタ、12mmのテープ用の媒体アダプタ、18mmのテープ用の媒体アダプタなどを収容することができる。
被記録媒体40は、図4に示すように、紙管41と、感熱テープ42と、バラけ防止シート43と、アテンションシート44を備えている。
紙管41は、感熱テープ42が巻きつけられた円筒部材であり、中空部分41aを有している。感熱テープ42は、長手方向に巻かれて円筒形状を有した印刷用のテープ部材であり、中空部分42aを有するように巻かれている。バラけ防止シート43は、感熱テープ42の円環形状の側面の一方(側面42c)に貼り付けられた粘着シートである。アテンションシート44は、感熱テープ42の円環形状の側面の他方(側面42b)に貼り付けられた粘着シートである。
紙管41は、感熱テープ42の中空部分42aに設けられる。紙管41は、円筒部材であり、被記録媒体40が媒体アダプタ20に収容された状態では、紙管41の中空部分41aに、アダプタ本体21の底面に形成された突出部が挿通される。紙管41は、感熱テープ42がプラテンローラ7により搬送されているときに、被記録媒体40を傷めることなく、被記録媒体40を媒体アダプタ20の内部でスムーズに回転させるのに有用である。
感熱テープ42は、例えば、図5に示すような5層構造を有している。即ち、セパレータL1と、粘着層L2と、基材L3と、発色層L4と、保護層L5とがこの順に積層されている。セパレータL1は粘着層L2を覆うように剥離可能に基材L3に貼り付けられている。セパレータL1の材料は、例えば、紙であるが、紙に限らず、PET(ポリエチレンテレフタレート)であってもよい。粘着層L2は、基材L3に塗布された粘着材である。基材L3の材料は、例えば、有色のPETである。発色層L4は、熱エネルギーの加熱により発色する感熱発色層である。保護層L5の材料は、例えば、透明なPETである。
感熱テープ42の構成は、図5に示す構成に限らない。例えば、感熱テープ42は、保護層L5を有さず、発色層L4が露出したものであってもよい。
感熱テープ42は、紙管41に巻きつけられた状態では、紙管41に応じた形状を有する。つまり、感熱テープ42は円筒形状を有し、両側面(側面42b、側面42c)は円環形状を有する。
バラけ防止シート43は、感熱テープ42の形状を維持するための粘着シートである。感熱テープ42は湿度変化により膨張することがある。しかしながら、バラけ防止シート43を感熱テープ42の側面42cに貼り付けることで、膨張に伴う感熱テープ42の形状変化、つまり、感熱テープ42がバラけしてしまうこと、を抑制することができる。また、バラけ防止シート43は、被記録媒体40の落下等により感熱テープ42に衝撃が加わった場合にも、形状変化を抑制することができる。
バラけ防止シート43は、開口部43aと、粘着面43bと、を有している。開口部43aは、紙管41の中空部分41aと同じ大きさであるか、又は、紙管41の中空部分41aよりも大きい。バラけ防止シート43は、開口部43aが感熱テープ42の中空部分42aに対向するように側面42cに貼り付けられる。また、バラけ防止シート43は、感熱テープ42の側面42cを覆うような大きさを有することが望ましい。つまり、バラけ防止シート43は、側面42cよりも大きいことが望ましい。これにより、感熱テープ42全体を粘着面で保持することができるため、形状をより確実に維持することができる。
また、バラけ防止シート43の形状は、側面42cの形状に近似した形状であることが望ましい。つまり、側面42cが円環形状であれば、バラけ防止シート43も円環形状を有することが望ましい。これにより、感熱テープ42の形状維持に貢献しない領域を小さくすることができるため、バラけ防止シート43の大きさを小さくすることができる。また、粘着面の露出も少なくなるため、バラけ防止シート43への塵、埃などの付着も抑えることができる。
アテンションシート44は、被記録媒体40の種類(より厳密には、感熱テープ42の種類)を示す粘着シートである。感熱テープ42には、テープ幅、及び、被印刷面の色の違いにより、様々な種類が存在する。アテンションシート44には、種類を特定するための情報が含まれているため、アテンションシート44を感熱テープ42の側面42bに貼り付けることで、利用者は被記録媒体40の種類を容易に特定することが可能となる。
アテンションシート44は、開口部44aと、粘着面44bと、を有している。開口部44aは、感熱テープ42の中空部分42aよりも小さく、さらに、紙管41の中空部分41aよりも小さい。アテンションシート44は、開口部44aが感熱テープ42の中空部分42aに対向するように側面42bに貼り付けられる。また、アテンションシート44は、例えば、被記録媒体40の販売時など、少なくとも被記録媒体40の使用が開始される前においては、感熱テープ42の側面42bよりも小さいことが望ましい。より詳細には、アテンションシート44の面積は、感熱テープ42の側面42bの面積よりも小さいことが望ましい。これにより、感熱テープ42の側面42bのうちアテンションシート44に覆われる領域が小さくなるため、感熱テープ42の残量の確認が容易になる。
紙管41、バラけ防止シート43、アテンションシート44の材料は、紙に限らない。ただし、これらの部材が紙製であれば、感熱テープ42を使い切った使用済みの被記録媒体40を可燃ゴミとして捨てることができる。このため、紙管41、バラけ防止シート43、アテンションシート44の材料は、紙であることが望ましい。
図6は、テープ印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。テープ印刷装置1は、上述した構成要素に加えて、図6に示すように、制御回路10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、表示駆動回路13、ヘッド駆動回路9、サーミスタ14、搬送用モータ駆動回路15、搬送用モータ16、カッターモータ駆動回路17、カッターモータ18を備える。
制御回路10は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを含んでいる。制御回路10は、ROM11に格納されているプログラムをRAM12に展開し実行することで、テープ印刷装置1の各部の動作を制御する。
ROM11には、プログラム、プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント等)が格納されている。RAM12は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、テープ印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM11、RAM12のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
表示駆動回路13は、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路である。表示駆動回路13は、RAM12に格納されている表示データに基づいて表示部6を制御する。
ヘッド駆動回路9は、制御回路10の制御下において、印刷データと制御信号に基づいてサーマルヘッド8が有する発熱素子8aへの通電を制御する。サーマルヘッド8は、発熱素子8aで感熱テープ42を加熱することにより一ラインずつ印刷を行う。サーミスタ14は、サーマルヘッド8に埋め込まれている。サーミスタ14は、サーマルヘッド8の温度を測定する。
搬送用モータ駆動回路15は、制御回路10の制御下で、搬送用モータ16を駆動する。搬送用モータ16は、プラテンローラ7を回転させて動かす駆動部である。プラテンローラ7は、搬送用モータ16の駆動力によって回転し、感熱テープ42の長手方向(副走査方向、搬送方向)に沿って、感熱テープ42を搬送する。
カッターモータ駆動回路17は、制御回路10の制御下において、カッターモータ18を駆動する。フルカッター30は、カッターモータ18の動力によって動作し、感熱テープ42をフルカットする、テープ印刷装置用の切断装置である。フルカットとは、感熱テープ42のすべての層(L1からL5)を切断することである。
図7は、感熱テープ42の切断前におけるフルカッター30の斜視図である。図8は、図7とは異なる方向から見たときの切断前におけるフルカッター30の斜視図である。図9は、感熱テープ42の切断中におけるフルカッター30の斜視図である。図10は、図9とは異なる方向から見たときの切断中におけるフルカッター30の斜視図である。図11は、感熱テープ42の切断後におけるフルカッター30の斜視図である。図12は、図11とは異なる方向から見たときの切断後におけるフルカッター30の斜視図である。以下、図7から図12を参照しながら、フルカッター30の構成と作用について詳細に説明する。
フルカッター30は、図7に示すように、鋏31と、押圧部材34と、受け部材35を含んでいる。フルカッター30は、鋏31を開閉することで、感熱テープ42を切断してテープ片を作成するとともに、押圧部材34及び受け部材35を用いて、テープ片の端部のうちの切断面に近い方の端部に折り目をつける。
鋏31は、感熱テープ42を切断する。鋏31は、テープ印刷装置1に固定された固定刃32と、感熱テープ42の搬送路と交差するように揺動する可動刃33と、を含んでいる。可動刃33が回転軸31aを軸にして揺動することで、鋏31が開閉し、感熱テープ42が切断される。
より詳細には、図7及び図8に示すように、鋏31が開いた状態で、感熱テープ42が切断位置まで搬送される。その後、図9及び図10に示すように、鋏31が閉じ始めて、鋏31が感熱テープ42を下方から上方へ向かって徐々に切断する。そして、図11及び図12に示すように、鋏31が閉じて固定刃32と可動刃33が交差することで、感熱テープ42が完全に切断される。
押圧部材34及び受け部材35は、鋏31の開閉に伴って、鋏31により切断された感熱テープ42の端部に折り目をつける。押圧部材34は、可動刃33に、より詳細には、可動刃33の搬送方向下流側の側面に固定されている。これに対して、受け部材35は、テープ印刷装置1に固定されている。押圧部材34は、可動刃33が揺動して鋏31を閉じることで、可動刃33よりも搬送方向下流側で搬送路と交差する方向に感熱テープ42を押圧し、感熱テープ42を受け部材35に押し付ける。つまり、押圧部材34は、鋏31によって切断された感熱テープ42を搬送路と交差する方向に押圧する。受け部材35は、鋏31を閉じた状態で押圧部材34と接触する。
押圧部材34は、可動刃33の刃先に沿った方向(例えば、図8に示す方向A)から見たときに、L字形状を有している。つまり、可動刃33の刃先に沿った線と交差する断面において、押圧部材34は、L字形状を有している。これにより、押圧部材34は、可動刃33から搬送方向に沿ってある程度離れた位置で感熱テープ42を押圧することが可能となる。
押圧部材34は、鋏31を閉じた状態において搬送方向に沿った方向(例えば、図8に示す方向B)から見たとき、L字形状を有している。押圧部材34は、L字形状の横の部分として第1押圧部34aを含み、L字形状の縦の部分として第2押圧部34bを含んでいる。第1押圧部34aは、第2押圧部34bよりも可動刃33の回転軸31aから離れた位置に設けられている。第1押圧部34aは、第2押圧部34bよりも搬送路に向かって突出している。
受け部材35は、搬送方向に沿った方向(例えば、図8に示す方向C)から見たとき、L字形状を有している。受け部材35は、L字形状の縦の部分として第1受け部35aを含み、L字形状の横の部分として第2受け部35bを含んでいる。第1受け部35aは、第2受け部35bよりも可動刃33の回転軸31aから離れた位置に設けられている。第2受け部35bは、第1受け部35aよりも搬送路に向かって突出している。
押圧部材34と受け部材35は、搬送方向に沿った方向から見て、互いに対応する形状を有している。このため、鋏31が閉じた状態において、感熱テープ42は、押圧部材34と受け部材35によって狭持される。より具体的には、第1押圧部34aと第1受け部35aは、鋏31を閉じた状態で、搬送路外で感熱テープ42を狭持し、第2押圧部34bと第2受け部35bは、鋏31を閉じた状態で、搬送路上で感熱テープ42を狭持する。即ち、フルカッター30は、感熱テープ42の一部分を搬送路上で狭持しながら感熱テープ42の他の一部分を搬送路外で狭持する。これにより、感熱テープ42に、より詳細には、鋏31によって切断された感熱テープ42の端部のうちの切断面に近い方の端部に、折り目をつけることができる。
より詳細には、図7及び図8に示すように、鋏31が開いた状態で、感熱テープ42が切断位置まで搬送される。その後、図9及び図10に示すように、鋏31が感熱テープ42の下部(回転軸31aに近い側)を切断しているときに、第1押圧部34aが感熱テープ42の上部(回転軸31aに遠い側)の押圧を開始する。このとき、感熱テープ42の上部は未だ切断されておらず、押圧力が加わった感熱テープ42が第1押圧部34aから逃げることないため、第1押圧部34aは感熱テープ42をしっかりと押圧することができる。そして、図11及び図12に示すように、鋏31が感熱テープ42の上端にまで達して感熱テープ42が完全に切断されると、自由端となった感熱テープ42の端部のうちの上部は、第1押圧部34aにより第1受け部35aに押し付けられ、第1押圧部34aと第1受け部35aに狭持される。また、自由端となった感熱テープ42の端部のうちの下部は、第2押圧部34bにより第2受け部35bに押し付けられ、第2押圧部34bと第2受け部35bに狭持される。これにより、感熱テープ42の端部に折り目がつくことになる。
以上のように、フルカッター30とテープ印刷装置1によれば、可動刃33に押圧部材34を固定することで、感熱テープ42を切断してテープ片を作成するとともにテープ片の端部に折り目をつけることができる。テープ片の端部に折り目が付くことで、テープ片の端部においてセパレータL1が基材L3から浮き上がりやすくなるため、テープ片からセパレータL1を剥がし易くなる。
また、フルカッター30では、押圧部材34に接触する受け部材35を有し、押圧部材34と受け部材35で感熱テープ42を狭持する。これにより、感熱テープ42の狭持された部分と狭持されていない部分の境界に、折り目をしっかりとつけることができる。折り目がしっかりとつくことで、セパレータL1がさらに浮き上がりやすくなる。このため、テープ片からセパレータL1をさらに剥がし易くなる。
また、フルカッター30では、搬送路上で感熱テープ42の下部をしっかりと支えながら感熱テープ42の上部を搬送路外で狭持する。これにより、感熱テープ42に山型の折り目と谷型の折り目を形成される。複数個の折り目がつくことで、セパレータL1により大きな浮きが生じることになるため、テープ片からセパレータL1をさらに剥がし易くなる。
また、フルカッター30では、感熱テープ42の上部が搬送路外に向けて押圧されて搬送路外で狭持される。感熱テープ42の上部は、感熱テープ42の切断開始からしばらくの間切断されないため、押圧力に抵抗することができる。従って、押圧力を感熱テープ42に確実に伝達することができるため、折り目をしっかりとつけることが可能となる。
また、フルカッター30では、押圧部材34は、可動刃33の刃先に沿った線と交差する断面において、L字形状を有している。このような形状を有することで、押圧部材34のうち感熱テープ42と接する部分を可動刃33からある程度離すことが可能となる。その結果、押圧部材34が搬送路と交差する方向に感熱テープ42を押すときのストロークを長く取ることが可能となるため、感熱テープ42に折り目をしっかりとつけることができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。切断装置、及び、テープ印刷装置は、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、モータの動力によりフルカッター30が動作する例を示したが、フルカッター30は手動で動かしても良い。例えば、テープ印刷装置1は、入力部3にカットボタンを有してもよく、利用者がカットボタンを押下したときの押圧力を、可動刃33を揺動させる力に変換する機構がテープ印刷装置1に設けられてもよい。
また、上述した実施形態では、フルカッター30は、テープ印刷装置1に取り付けられた状態で使用されているが、テープ印刷装置1から取り外した状態で使用されてもよい。特に、押圧部材をL字形状とし、押圧部材のストロークを長くすることで、受け部材を省略してもしっかりと折り目をつけることができる。
また、上述した実施形態では、搬送方向から見たときにL字形状を有する押圧部材を例示したが、押圧部材の形状はL字形状に限らない。押圧部材の形状は、例えば、第2押圧部34bから第1押圧部34aに向かってステップ状に幅が変化する形状ではなく、幅が徐々に変化する形状であってもよい。
また、上述した実施形態では、入力部3と表示部6を有するテープ印刷装置1を例示したが、テープ印刷装置1は、入力部3と表示部6を有しなくてもよく、印刷データ及び印刷命令をテープ印刷装置1とは別の電子機器から受信してもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
テープ印刷装置が備える切断装置であって、
前記テープ印刷装置に固定される固定刃と、テープ部材の搬送路と交差するように揺動する可動刃と、を含む鋏と、
前記可動刃に固定され、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記搬送路と交差する方向に押圧する押圧部材と、を備える
ことを特徴とする切断装置。
[付記2]
付記1に記載の切断装置において、さらに、
前記テープ印刷装置に固定され、前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材と接触する受け部材を備え、
前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記テープ部材を狭持し、前記鋏によって切断された前記テープ部材の端部のうちの切断面に近い方の端部に折り目をつける
ことを特徴とする切断装置。
[付記3]
付記2に記載の切断装置において、
前記押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部を備え、
前記受け部材は、第1受け部と第2受け部を備え、
前記第1押圧部と前記第1受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記搬送路外で前記テープ部材を狭持し、
前記第2押圧部と前記第2受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記搬送路上で前記テープ部材を狭持する
ことを特徴とする切断装置。
[付記4]
付記3に記載の切断装置において、
前記押圧部材は、前記第2押圧部よりも前記可動刃の回転軸から離れた位置に、前記第1押圧部を備え、
前記受け部材は、前記第2受け部よりも前記回転軸から離れた位置に、前記第1受け部を備える
ことを特徴とする切断装置。
[付記5]
付記1乃至付記4のいずれか1つに記載の切断装置において、
前記押圧部材は、前記可動刃の刃先に沿った線と交差する断面において、L字形状を有する
ことを特徴とする切断装置。
[付記6]
切断装置を備えるテープ印刷装置であって、
前記切断装置は、
前記テープ印刷装置に固定される固定刃と、テープ部材の搬送路と交差するように揺動する可動刃と、を含む鋏と、
前記可動刃に固定され、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記搬送路と交差する方向に押圧する押圧部材と、を備える
ことを特徴とするテープ印刷装置。
[付記7]
固定刃と、可動刃と、を含む鋏と、
前記可動刃に固定された、前記鋏の切断対象物を押圧する押圧部材と、を備え、
前記押圧部材は、前記可動刃の刃先に沿った線と交差する断面においてL字形状を有する
ことを特徴とする切断装置。
1・・・テープ印刷装置、2・・・装置筐体、2a・・・媒体アダプタ収容部、3・・・入力部、4・・・蓋、4a・・・ボタン、5・・・窓、6・・・表示部、7・・・プラテンローラ、8・・・サーマルヘッド、9・・・ヘッド駆動回路、10・・・制御回路、11・・・ROM、12・・・RAM、13・・・表示駆動回路、14・・・サーミスタ、15・・・搬送用モータ駆動回路、16・・・搬送用モータ、17・・・カッターモータ駆動回路、18・・・カッターモータ、20・・・媒体アダプタ、21・・・アダプタ本体、21a・・・領域、22・・・アダプタ蓋、30・・・フルカッター、31・・・鋏、31a・・・回転軸、32・・・固定刃、33・・・可動刃、34・・・押圧部材、34a・・・第1押圧部、34b・・・第2押圧部、35・・・受け部材、35a・・・第1受け部、35b・・・第2受け部、40・・・被記録媒体、41・・・紙管、42・・・感熱テープ、42a・・・中空部分、42b・・・側面、42c・・・側面、42d・・・印刷面、43・・・バラけ防止シート、43a・・・開口部、43b・・・粘着面、44・・・アテンションシート、44a・・・開口部、44b・・・粘着面、L1・・・セパレータ、L2・・・粘着層、L3・・・基材、L4・・・発色層、L5・・・保護層

Claims (13)

  1. テープ印刷装置が備える切断装置であって、
    搬送されるテープ部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏と、
    前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、
    前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記テープ部材を挟持する受け部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記テープ部材の搬送方向に見て段差が設けられており、
    前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、前記第1刃又は前記第2刃の刃先に沿った線と交差する断面において、L字形状を有する
    ことを特徴とする切断装置。
  2. 請求項1に記載の切断装置において、
    前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記テープ部材を狭持し、前記鋏によって切断された前記テープ部材の端部のうちの切断面に近い方の端部に折り目をつける
    ことを特徴とする切断装置。
  3. 請求項2に記載の切断装置において、
    前記押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部を備え、
    前記受け部材は、第1受け部と第2受け部を備え、
    前記第1押圧部と前記第1受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記テープ部材の搬送路外で前記テープ部材を狭持し、
    前記第2押圧部と前記第2受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記テープ部材の搬送路上で前記テープ部材を狭持する
    ことを特徴とする切断装置。
  4. 請求項3に記載の切断装置において、
    前記押圧部材は、前記第2押圧部よりも前記第1刃又は前記第2刃の回転軸から離れた位置に、前記第1押圧部を備え、
    前記受け部材は、前記第2受け部よりも前記回転軸から離れた位置に、前記第1受け部を備える
    ことを特徴とする切断装置。
  5. テープ印刷装置が備える切断装置であって、
    搬送されるテープ部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏と、
    前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、
    前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記テープ部材を挟持する受け部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記テープ部材の搬送方向に見て段差が設けられており、
    前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、
    前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記テープ部材を狭持し、
    前記押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部を備え、
    前記受け部材は、第1受け部と第2受け部を備え、
    前記第1押圧部と前記第1受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記テープ部材の搬送路外で前記テープ部材を狭持し、
    前記第2押圧部と前記第2受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記テープ部材の搬送路上で前記テープ部材を狭持する
    ことを特徴とする切断装置。
  6. テープ印刷装置が備える切断装置であって、
    搬送されるテープ部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏と、
    前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、
    前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記テープ部材を挟持する受け部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記テープ部材の搬送方向に見て段差が設けられており、
    前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、
    前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記テープ部材を狭持し、
    前記押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部を備え、
    前記受け部材は、第1受け部と第2受け部を備え、
    前記押圧部材は、前記第2押圧部よりも前記第1刃又は前記第2刃の回転軸から離れた位置に、前記第1押圧部を備え、
    前記受け部材は、前記第2受け部よりも前記回転軸から離れた位置に、前記第1受け部を備える
    ことを特徴とする切断装置。
  7. 請求項5又は6に記載の切断装置において、
    前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記テープ部材を狭持することで、前記鋏によって切断された前記テープ部材の端部のうちの切断面に近い方の端部に折り目をつける
    ことを特徴とする切断装置。
  8. 切断装置を備えるテープ印刷装置であって、
    前記切断装置は、
    搬送されるテープ部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏と、
    前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、
    前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記テープ部材を挟持する受け部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記テープ部材の搬送方向に見て段差が設けられており、
    前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、前記第1刃又は前記第2刃の刃先に沿った線と交差する断面において、L字形状を有する
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
  9. 切断装置を備えるテープ印刷装置であって、
    前記切断装置は、
    搬送されるテープ部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏と、
    前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、
    前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記テープ部材を挟持する受け部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記テープ部材の搬送方向に見て段差が設けられており、
    前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、
    前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記テープ部材を狭持し、
    前記押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部を備え、
    前記受け部材は、第1受け部と第2受け部を備え、
    前記第1押圧部と前記第1受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記テープ部材の搬送路外で前記テープ部材を狭持し、
    前記第2押圧部と前記第2受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記テープ部材の搬送路上で前記テープ部材を狭持する
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
  10. 切断装置を備えるテープ印刷装置であって、
    前記切断装置は、
    搬送されるテープ部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏と、
    前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記テープ部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、
    前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記テープ部材を挟持する受け部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記テープ部材の搬送方向に見て段差が設けられており、
    前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、
    前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記テープ部材を狭持し、
    前記押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部を備え、
    前記受け部材は、第1受け部と第2受け部を備え、
    前記押圧部材は、前記第2押圧部よりも前記第1刃又は前記第2刃の回転軸から離れた位置に、前記第1押圧部を備え、
    前記受け部材は、前記第2受け部よりも前記回転軸から離れた位置に、前記第1受け部を備える
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
  11. 被切断部材の主面に直交するように相対的に揺動する第1刃及び第2刃を含む鋏を用いた切断方法であって、
    前記鋏は、
    前記第1刃又は第2刃とともに揺動し、前記鋏によって切断された前記被切断部材を前記第1刃又は第2刃が揺動する方向に押圧する押圧部材と、
    前記鋏を閉じた状態で前記押圧部材との間で前記被切断部材を挟持する受け部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記第1刃又は第2刃が揺動する面に交差する方向に見て、揺動の回転軸に近い第1部分と揺動の回転軸から遠い第2部分との間に段差が設けられており、
    前記受け部材は、前記段差に応じた形状の受け部が設けられていて、前記第1刃又は前記第2刃の刃先に沿った線と交差する断面において、L字形状を有し
    前記鋏が前記第1刃と前記第2刃との間に介在している前記被切断部材のうち揺動の回転軸に近い第1部分を切断しているときに、前記押圧部材の前記第2部分により前記被切断部材のうち揺動の回転軸から遠い第2部分の押圧を開始し、
    前記鋏により前記被切断部材の全幅が切断すると、前記押圧部材側の切断された前記被切断部材の端部を、前記押圧部材と前記受け部材との間で押し付けて挟持することで、前記被切断部材の端部に折り目をつける
    ことを特徴とする切断方法。
  12. 請求項11に記載の切断方法において、
    前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記被切断部材を狭持し、
    前記押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部を備え、
    前記受け部材は、第1受け部と第2受け部を備え、
    前記第1押圧部と前記第1受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記被切断部材の搬送路外で前記被切断部材を狭持し、
    前記第2押圧部と前記第2受け部は、前記鋏を閉じた状態で、前記被切断部材の搬送路上で前記被切断部材を狭持する
    ことを特徴とする切断方法。
  13. 請求項11又は12に記載の切断方法において、
    前記押圧部材と前記受け部材は、前記鋏を閉じた状態で前記鋏によって切断された前記被切断部材を狭持し、
    前記押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部を備え、
    前記受け部材は、第1受け部と第2受け部を備え、
    前記押圧部材は、前記第2押圧部よりも前記第1刃又は前記第2刃の回転軸から離れた位置に、前記第1押圧部を備え、
    前記受け部材は、前記第2受け部よりも前記回転軸から離れた位置に、前記第1受け部を備える
    ことを特徴とする切断方法。
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