JP2015123667A - プリンタ装置および表裏判別方法 - Google Patents

プリンタ装置および表裏判別方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015123667A
JP2015123667A JP2013269738A JP2013269738A JP2015123667A JP 2015123667 A JP2015123667 A JP 2015123667A JP 2013269738 A JP2013269738 A JP 2013269738A JP 2013269738 A JP2013269738 A JP 2013269738A JP 2015123667 A JP2015123667 A JP 2015123667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
media
discrimination
mark
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013269738A
Other languages
English (en)
Inventor
純治 新
Yoshiharu Aratashi
純治 新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2013269738A priority Critical patent/JP2015123667A/ja
Publication of JP2015123667A publication Critical patent/JP2015123667A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

【課題】メディアの消費をより削減しつつメディアの表裏を判別することができる。【解決手段】収納部は、表裏の一方のみに印刷可能なロール状のメディアを収納する。サーマルヘッド105は、メディアが収納部に収納された際に、表裏の判別に用いる印をメディアに印刷する。フォトセンサ103は、表裏の判別に用いる印を検出する。カッター110は、メディアを切断する。紙送り用ステッピングモーター107は、メディアの紙送りを行う。フォトセンサ103が表裏の判別に用いる印を検出した場合、紙送り用ステッピングモーター107は収納部に収納されているメディアから表裏の判別に用いる印が印刷されている領域がカッター110によって切断される位置まで紙送りし、カッター110はメディアを切断する。【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタ装置および表裏判別方法に関する。
従来、感熱紙等のメディアをセットした後に部分的に印刷し、その部分をフォトセンサにて読み込み、発色の有無にてメディアの表裏を判別する方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2007−331172号公報 特開2010−208150号公報
しかしながら、上述した方法では、表裏を判別するために印刷した部分のメディアは通常の印刷には使用できないため、メディアを無駄に消費してしまうという問題がある。
そこで、本発明は上述の事情を鑑みてなされたものであり、メディアの消費をより削減しつつ、メディアの表裏を判別できるプリンタ装置および表裏判別方法の提供を目的とする。
本発明の幾つかの態様は、表裏の一方のみに印刷可能なロール状のメディアを収納する収納部と、前記メディアが前記収納部に収納された際に、表裏の判別に用いる印を前記メディアに印刷する印刷部と、前記表裏の判別に用いる印を検出するフォトセンサと、前記メディアを切断する切断部と、前記メディアの紙送りを行う紙送り部と、を備え、前記フォトセンサが前記表裏の判別に用いる印を検出した場合、前記紙送り部は前記収納部に収納されている前記メディアから前記表裏の判別に用いる印が印刷されている領域が前記切断部によって切断される位置まで紙送りし、前記切断部は前記メディアを切断することを特徴とするプリンタ装置である。
また、本発明の他の態様のプリンタ装置において、前記印刷部は、前記メディアが前記収納部に収納された際に実行される前記メディア準備動作時に切断される領域に前記表裏の判別に用いる印を印刷することを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、前記フォトセンサが前記表裏の判別に用いる印を検出しない場合、前記メディアの収納向きが異なっていることを報知する報知部を備えることを特徴とするプリンタ装置である。
また、本発明の他の態様のプリンタ装置において、前記フォトセンサは、前記メディアの有無の検出を行うことを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、表裏の一方のみに印刷可能なロール状のメディアが収納部に収納された際に、表裏の判別に用いる印を前記メディアに印刷する印刷ステップと、前記表裏の判別に用いる印を検出する検出ステップと、前記メディアを切断する切断ステップと、前記メディアの紙送りを行う紙送りステップと、を含み、前記検出ステップで前記表裏の判別に用いる印を検出した場合、前記紙送りステップでは前記収納部に収納されている前記メディアから前記表裏の判別に用いる印が印刷されている領域が前記切断ステップで切断される位置まで紙送りし、前記切断ステップでは前記メディアを切断することを特徴とする表裏判別方法である。
本発明によれば、収納部は、表裏の一方のみに印刷可能なロール状のメディアを収納する。また、印刷部は、メディアが収納部に収納された際に、表裏の判別に用いる印をメディアに印刷する。また、フォトセンサは、表裏の判別に用いる印を検出する。また、切断部は、メディアを切断する。また、紙送り部は、メディアの紙送りを行う。また、フォトセンサが表裏の判別に用いる印を検出した場合、紙送り部は収納部に収納されているメディアから表裏の判別に用いる印が印刷されている領域が切断部によって切断される位置まで紙送りし、切断部はメディアを切断する。従って、メディアの消費をより削減しつつメディアの表裏を判別することができる。
本発明の一実施形態におけるプリンタカバーの閉位置におけるサーマルプリンタを示す斜視図である。 本実施形態におけるプリンタカバーの開位置におけるサーマルプリンタを示す斜視図である。 本実施形態におけるプリンタカバーの閉位置におけるサーマルプリンタの正面図である。 本実施形態におけるサーマルプリンタの構成を示したブロック図である。 本実施形態におけるサーマルヘッドと、フォトセンサと、表裏判別用マークとのL3方向の位置関係を示した概略図である。 本実施形態における表裏判別用マークとフォトセンサの大きさの比較を示した概略図である。 本実施形態において、メディアがメディア収納部に収納された際のサーマルプリンタの断面図である。 本実施形態において、サーマルヘッドがメディアの表裏判別用マークを印刷する際のサーマルプリンタの断面図である。 本実施形態において、フォトセンサがメディアの表裏判別用マークを検出する際のサーマルプリンタの断面図である。 本実施形態において、表裏判別用マークが印刷された領域がカッターによって切断される位置まで紙送り用ステッピングモーターがメディアを紙送りする際のサーマルプリンタの断面図である。 本実施形態において、カッターがメディアを切断する際のサーマルプリンタの断面図である。 本実施形態におけるサーマルプリンタがメディアの表裏を判別する処理手順を示したフローチャートである。 サーマルヘッドよりも下流側にフォトセンサを備えたサーマルプリンタの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態ではプリンタ装置の例としてサーマルプリンタを用いて説明する。図1はプリンタカバー3の閉位置におけるサーマルプリンタ1を示す斜視図である。図2はプリンタカバー3の開位置におけるサーマルプリンタ1を示す斜視図である。図3はプリンタカバー3の閉位置におけるサーマルプリンタ1の正面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態のサーマルプリンタ1は、メディアR(用紙)に印刷を行うプリンタである。例えば、メディアRはロール状の感熱紙であり、チケットやレシート等として利用することができる。図示する例では、サーマルプリンタ1は、ケーシング2と、プリンタカバー3と、プリンタカバー3側に設けられたプラテンユニット4(図2参照)と、ケーシング2側に設けられたヘッドユニット5(図2参照)とを備えている。
なお、本実施形態では、図1に示すプリンタカバー3の閉位置において、紙面に対して左下側(プリンタカバー3側)を前方(矢印FW方向)、右上側(ケーシング2側)を後方(矢印BA方向)、上側を上方、下側を下方とし、メディアRは前方FWに排出されるものとする。また、前後方向L1及び上下方向L2に対して直交する方向を左右方向L3とする。そのため、各図によっては各方向が逆になる場合もある。
図2に示すように、ケーシング2は、樹脂材料や金属材料、或いはこれらを適宜組み合わせることで、前方FWに開口するキューブ状に形成されており、基本骨格となるフレーム体と、フレーム体を覆う外装カバーとで構成されている。
ケーシング2の内部には、メディアRが収納されるメディア収納部10(収納部)が形成され、プリンタカバー3を開けることでメディア収納部10が開放される。メディア収納部10は、上述したフレーム体の一部により構成された前方FWに向けて開口する箱型とされ、その内側にメディアRが幅方向を左右方向L3に一致させた状態で収納される。
また、ケーシング2の開口縁における下部には、左右方向L3に沿って延在する回動軸11が配設されている。この回動軸11には、プリンタカバー3がケーシング2に対して回動可能に連結されている。プリンタカバー3は、ケーシング2の開口部を閉塞する閉位置(図1の状態)と、ケーシング2の開口部を開放する開位置と、の間で90度程度の角度範囲で回動することにより、ケーシング2の開口部を開閉する。そして、プリンタカバー3が開位置のときにメディア収納部10が開放され、例えばメディアRをメディア収納部10内に投入することが可能とされる(いわゆるドロップイン方式)。
また、図1に示すように、本実施形態のサーマルプリンタ1では、プリンタカバー3の閉位置において、プリンタカバー3の先端部(図1における上端部)とケーシング2との間に、若干の隙間が空くように設計されている。そして、メディアRは、この隙間を利用してケーシング2の内部から前方FWに引き出される。よって、上述した隙間はメディアRの排出口12として機能する。なお、ケーシング2及びプリンタカバー3は、閉位置において、プラテンユニット4とヘッドユニット5とが組み合わされることで、ロックがなされる。
また、本実施形態のケーシング2における上部前側に位置する角部のうち、左右方向L3の一方側に位置する角部には、プラテンユニット4とヘッドユニット5との組み合わせを解除して、プリンタカバー3の開操作を行う際の解除レバー13が設けられている。
図4は、本実施形態におけるサーマルプリンタ1の構成を示したブロック図である。図示する例では、サーマルプリンタ1は、通信制御部101と、印刷制御部102と、フォトセンサ103と、ヘッドドライバ部104と、サーマルヘッド105(印刷部)と、紙送りモーター制御部106と、紙送り用ステッピングモーター107(紙送り部)と、カッターモーター制御部108と、カッター用ステッピングモーター109(切断部)と、カッター110(切断部)と、LED111(報知部)と、ブザー112(報知部)とを備えている。
通信制御部101は、通信インターフェースを介してPCやPOS端末等のホスト99と接続している。通信制御部101は、ホスト99との間の通信を制御する。印刷制御部102は、サーマルプリンタ1が備える各部の制御を行う。フォトセンサ103は、光の特性を用いて物体の有無や印刷の有無を検出する。ヘッドドライバ部104は、サーマルヘッド105の制御を行う。サーマルヘッド105は複数の発熱体1051を備えており、この複数の発熱体1051を選択的に発熱させることでメディアRに印刷する。例えば、サーマルヘッド105は、メディアRの表裏判別用マーク(表裏の判別に用いる印)を印刷する。
紙送りモーター制御部106は、紙送り用ステッピングモーター107の制御を行う。紙送り用ステッピングモーター107は、メディアRの紙送りを行う。カッターモーター制御部108は、カッター用ステッピングモーター109の制御を行う。カッター用ステッピングモーター109は、カッター110を動かす。カッター110は、カッター用ステッピングモーター109によって動かされ、メディアRを切断する。
LED111は、点灯することにより各種情報を報知する。ブザー112は、音を発生させることにより各種情報を報知する。LED111やブザー112は報知部として動作する。
次に、サーマルヘッド105と、フォトセンサ103と、サーマルヘッド105が印刷する表裏判別用マークとのL3方向の位置関係について説明する。図5は、本実施形態におけるサーマルヘッド105と、フォトセンサ103と、表裏判別用マーク201とのライン方向(L3方向)の位置関係を示した概略図である。本実施形態では図示するとおり、サーマルヘッド105は、フォトセンサ103の中心と表裏判別用マーク201との中心が一致するように、表裏判別用マーク201を印刷する。この位置関係により、フォトセンサ103は、より正確に表裏判別用マーク201を検出することができる。
次に、表裏判別用マーク201とフォトセンサ103の大きさの比率について説明する。図6は、本実施形態における表裏判別用マーク201とフォトセンサ103の大きさの比較を示した概略図である。図示するとおり、表裏判別用マーク201の面積は、フォトセンサ103の面積の4倍である。この比率により、フォトセンサ103は、より正確に表裏判別用マーク201を検出することができる。
次に、メディアRの表裏判別方法について説明する。図7〜図11は、サーマルプリンタ1のL1方向の断面を示した断面図である。図7は、本実施形態において、メディアRがメディア収納部10に収納された際のサーマルプリンタ1の断面図である。図示する例では、メディアRは、フォトセンサ103と、サーマルヘッド105(発熱体1051)と、カッター110と、排出口12との順に通過することで、サーマルプリンタ1から排出される。
なお、メディアRが格納されている側を上流側とし、排出口12側を下流側とする。また、排出口12とカッター110との間のメディアRの搬送路の長さをaとする。また、カッター110と発熱体1051との間のメディアRの搬送路の長さをbとする。また、発熱体1051とフォトセンサ103との間のメディアRの搬送路の長さをcとする。
図8は、本実施形態において、サーマルヘッド105がメディアRの表裏判別用マーク201を印刷する際のサーマルプリンタ1の断面図である。図示する例では、メディアRに表裏判別用マーク201が印刷されている。また、紙送り用ステッピングモーター107は、表裏判別用マーク201の印刷に合わせて、メディアRを上流から下流に紙送りしている。
図9は、本実施形態において、フォトセンサ103がメディアRの表裏判別用マーク201を検出する際のサーマルプリンタ1の断面図である。図示する例では、紙送り用ステッピングモーター107は、フォトセンサ103の読み取り位置に表裏判別用マーク201が移動するように、メディアRを下流から上流に紙送りしている。また、フォトセンサ103は、表裏判別用マーク201を検出している。
図10は、本実施形態において、表裏判別用マーク201が印刷された領域がカッター110によって切断される位置まで紙送り用ステッピングモーター107がメディアRを紙送りする際のサーマルプリンタ1の断面図である。図示する例では、紙送り用ステッピングモーター107は、メディア収納部10に収納されているメディアRから、表裏判別用マーク201が印刷された領域がカッター110によって切断される位置まで移動するように、メディアRを上流から下流に紙送りしている。
図11は、本実施形態において、カッター110がメディアRを切断する際のサーマルプリンタ1の断面図である。図示する例では、カッター110は、メディアRを切断している。
図12は、本実施形態におけるサーマルプリンタ1がメディアRの表裏を判別する処理手順を示したフローチャートである。
(ステップS101)ユーザは、メディアRをメディア収納部10に収納し、プリンタカバー3を閉じる。印刷制御部102は、プリンタカバー3が閉じられたことを検出した場合、ステップS102の処理に進む。
(ステップS102)フォトセンサ103は、サーマルプリンタ1内にメディアRが有るか無いかを検出する。サーマルプリンタ1内にメディアRが有るとフォトセンサ103が検出した場合にはステップS105の処理に進む。また、サーマルプリンタ1内にメディアRが無いとフォトセンサ103が検出した場合にはステップS103の処理に進む。
(ステップS103)印刷制御部102は、動作状態を「紙無しエラー状態」に遷移させる。その後、ステップS104の処理に進む。
(ステップS104)印刷制御部102は、動作状態「紙無しエラー状態」に基づいた動作を行う。その後、処理を終了する。動作状態「紙無しエラー状態」に基づいた動作は、サーマルプリンタ1内にメディアRが無いことを報知する動作である。例えば、印刷制御部102は、LED111をパターンAで点滅させ、サーマルプリンタ1内にメディアRが無いことを報知する。また、例えば、印刷制御部102は、通信制御部101を介して、ホスト99に対してサーマルプリンタ1内にメディアRが無いことを報知するメッセージを送信する。また、例えば、印刷制御部102は、ブザー112を鳴動させ、サーマルプリンタ1内にメディアRが無いことを報知する。
(ステップS105)ヘッドドライバ部104は、サーマルヘッド105を制御し、メディアRに表裏判別用マーク201を印刷する。その後、ステップS106の処理に進む。なお、このときのサーマルプリンタ1の状態は、例えば図8に示した状態である。
(ステップS106)紙送りモーター制御部106は、紙送り用ステッピングモーター107を制御し、ステップS105の処理で印刷した表裏判別用マーク201がフォトセンサ103の検出範囲の直下に移動するように、メディアRの紙送り(バックフィード)を行う。その後、ステップS107の処理に進む。なお、このときのサーマルプリンタ1の状態は、例えば図9に示した状態である。
(ステップS107)フォトセンサ103は、メディアRの発色の有無を検出する。フォトセンサ103がメディアRの発色を検出した場合にはステップS110の処理に進む。また、フォトセンサ103がメディアRの発色を検出しない場合にはステップS108の処理に進む。
例えば、メディアRは、表裏の一方のみに印字可能なロール状の用紙である。よって、メディア収納部10にメディアRが正しく収納されている場合、サーマルヘッド105はメディアRに印刷することができる。この場合、フォトセンサ103は、メディアRの発色を検出する。また、メディア収納部10にメディアRが正しく収納されていない場合、サーマルヘッド105はメディアRに印刷することができない。この場合、フォトセンサ103は、メディアRの発色を検出しない。従って、フォトセンサ103が検出するメディアRの発色の有無により、メディアRが正しく収納されているか否かを判定することができる。
(ステップS108)印刷制御部102は、動作状態を「表裏逆セットエラー状態」に遷移させる。その後、ステップS109の処理に進む。
(ステップS109)印刷制御部102は、動作状態「表裏逆セットエラー状態」に基づいた動作を行う。その後、処理を終了する。動作状態「表裏逆セットエラー状態」に基づいた動作は、メディアRの表裏が逆向きに収納されていることを報知する動作である。例えば、印刷制御部102は、LED111をパターンBで点滅させ、メディアRの表裏が逆向きに収納されていることを報知する。また、例えば、印刷制御部102は、通信制御部101を介して、ホスト99に対してメディアRの表裏が逆向きに収納されていることを報知するメッセージを送信する。また、例えば、印刷制御部102は、ブザー112を鳴動させ、メディアRの表裏が逆向きに収納されていることを報知する。
(ステップS110)紙送りモーター制御部106は、紙送り用ステッピングモーター107を制御し、メディア収納部10に収納されているメディアRから、表裏判別用マーク201が印刷された領域がカッター110によって切断される位置まで移動するように、メディアRを上流から下流に紙送り(フィード)する。その後、ステップS111の処理に進む。なお、このときのサーマルプリンタ1の状態は、例えば図10に示した状態である。
(ステップS111)カッターモーター制御部108は、カッター110を制御し、メディアRを切断する。その後、処理を終了する。なお、このときのサーマルプリンタ1の状態は、例えば図11に示した状態である。
次に、メディアの消費をより削減しつつメディアの表裏を判別することができる理由について説明する。サーマルプリンタ1は、メディアRがメディア収納部10に収納された場合にはメディアの紙送り(フィード)を行うメディア準備動作を実行する。
メディア準備動作は、バックラッシュ(プラテンたわみ)を取ることを目的とする動作である。また、メディア準備動作は、万が一メディアRの端が排出口12より上流側(サーマルプリンタ1の内部側)にセットされた場合であっても、プラテン(図示せず)とサーマルヘッド105とでメディアRを挟んでいれば、メディアRの端を確実に排出口12から出せるようにすることを目的とする動作である。さらに、メディア準備動作は、メディアがセットされた後、最初の印刷対象データを印刷前に、メディアRの端の形状を整えることを目的とする動作でもある。例えば、前回の印刷時にメディアRの紙詰まりを生じてしまい、メディアRの端がきれいに整っていない場合などが考えられる、このような場合であっても、このメディア準備動作によって、メディアRの端の形状をきれいに整えられるので、最初の印刷対象データの印刷から帳票などとして使用することができる。
以上の点から、メディア準備動作でのメディアRの紙送り量(フィード量)は、排出口12とカッター110との間のメディアRの搬送路の長さaと、カッター110と発熱体1051との間のメディアRの搬送路の長さbとの和よりも多い必要がある。すなわち、メディア準備動作でのメディアRの紙送り量は(a+b)以上である。なお、バックラッシュを吸収するのに必要なフィード量は(a+b)以下である。
よって、メディア準備動作において切り捨てられるメディアRの長さの最小値は、メディア準備動作でのメディアRの紙送り量+排出口12とカッター110との間のメディアRの搬送路の長さaである。すなわち、メディア準備動作において切り捨てられるメディアRの長さの最小値は、2a+bである。
一方、表裏判別用マーク201の印刷を行い、表裏判別用マーク201を残さずにメディア収納部10に収納されているメディアRから切断する場合に切り捨てるメディアRの長さは、以下の式で算出することができる。
(表裏判別用マーク201のL1方向の長さ)+(表裏判別用マーク201をカッター110よりも下流側まで送るためのフィード量:b)+(排出口12とカッター110との間のメディアRの搬送路の長さ:a)=(表裏判別用マーク201のL1方向の長さ)+a+b
表裏判別用マーク201の長さは、上述したとおり、例えばフォトセンサ103の長さの2倍である。よって、表裏判別用マーク201の長さは、排出口12とカッター110との間のメディアRの搬送路の長さaよりも短い。従って、表裏判別用マーク201の印刷を行い、表裏判別用マーク201を残さずにメディア収納部10に収納されているメディアRから切断する場合に切り捨てるメディアRの長さは、メディア準備動作において切り捨てられるメディアRの長さの最小値よりも短い。
これにより、本実施形態によれば、サーマルプリンタ1は、メディア準備動作において切り捨てられる領域に表裏判別用マーク201を印刷し、メディアRの表裏を判別することができる。従って、メディアRの消費をより削減しつつメディアRの表裏を判別することができる。
また、本実施形態では、表裏判別用マーク201の検出は、メディアRの検出を行うフォトセンサ103を用いるため、新たなセンサを追加することなくメディアRの表裏を判別することができる。
なお、上述した実施形態におけるサーマルプリンタ1が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部を含むが、必ずしもこれらに限定されるものではない。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」に代え、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である
例えば、上述した実施形態では、サーマルプリンタ1は、サーマルヘッド105よりも上流側にフォトセンサ103を備えているが、これに限らない。例えば、サーマルプリンタ1は、サーマルヘッド105よりも下流側にフォトセンサ103を備えるようにしてもよい。図13は、サーマルヘッド105よりも下流側にフォトセンサ103を備えたサーマルプリンタ1の断面図である。図示するように、サーマルヘッド105よりも下流側にフォトセンサ103を備えるようにしてもよい。この場合、メディアRは、サーマルヘッド105(発熱体1051)と、フォトセンサ103と、カッター110と、排出口12との順に通過することで、サーマルプリンタ1から排出される。この構成であれば、表裏判別用マーク201の印刷、ならびに該マーク201を表裏判別用センサ103の直下に位置合わせを行う上で、メディアRの紙送り方向が上流から下流のみなので、紙送り用ステッピングモーター107を停止させることなく一連の動作として行うことができ、上述した実施形態よりも動作に要する時間を短縮できる。
また、例えば、上述した実施形態では、プリンタ装置の例としてサーマルプリンタ1を用いて説明したが、これに限らない。プリンタ装置は、例えば表裏の一方のみに印刷可能なロール状のメディアに印刷する装置であればどのような装置であってもよい。例えば、プリンタ装置は、片面のみが印刷可能なシールに印刷する装置であってもよい。
1 サーマルプリンタ
2 ケーシング
3 プリンタカバー
4 プラテンユニット
5 ヘッドユニット
10 メディア収納部
11 第1回動軸
12 排出口
13 解除レバー
99 ホスト
101 通信制御部
102 印刷制御部
103 フォトセンサ
104 ヘッドドライバ部
105 サーマルヘッド
106 紙送りモーター制御部
107 紙送り用ステッピングモーター
108 カッターモーター制御部
109 カッター用ステッピングモーター
110 カッター
111 LED
112 ブザー
201 表裏判別用マーク
1051 発熱体

Claims (5)

  1. 表裏の一方のみに印刷可能なロール状のメディアを収納する収納部と、
    前記メディアが前記収納部に収納された際に、表裏の判別に用いる印を前記メディアに印刷する印刷部と、
    前記表裏の判別に用いる印を検出するフォトセンサと、
    前記メディアを切断する切断部と、
    前記メディアの紙送りを行う紙送り部と、
    を備え、
    前記フォトセンサが前記表裏の判別に用いる印を検出した場合、前記紙送り部は前記収納部に収納されている前記メディアから前記表裏の判別に用いる印が印刷されている領域が前記切断部によって切断される位置まで紙送りし、前記切断部は前記メディアを切断する
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記印刷部は、前記メディアが前記収納部に収納された際に実行されるメディア準備動作で切断される領域に、前記表裏の判別に用いる印を印刷する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記フォトセンサが前記表裏の判別に用いる印を検出しない場合、前記メディアの収納向きが異なっていることを報知する報知部
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記フォトセンサは、前記メディアの有無の検出を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  5. 表裏の一方のみに印刷可能なロール状のメディアが収納部に収納された際に、表裏の判別に用いる印を前記メディアに印刷する印刷ステップと、
    前記表裏の判別に用いる印を検出する検出ステップと、
    前記メディアを切断する切断ステップと、
    前記メディアの紙送りを行う紙送りステップと、
    を含み、
    前記検出ステップで前記表裏の判別に用いる印を検出した場合、前記紙送りステップでは前記収納部に収納されている前記メディアから前記表裏の判別に用いる印が印刷されている領域が前記切断ステップで切断される位置まで紙送りし、前記切断ステップでは前記メディアを切断する
    ことを特徴とする表裏判別方法。
JP2013269738A 2013-12-26 2013-12-26 プリンタ装置および表裏判別方法 Pending JP2015123667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269738A JP2015123667A (ja) 2013-12-26 2013-12-26 プリンタ装置および表裏判別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269738A JP2015123667A (ja) 2013-12-26 2013-12-26 プリンタ装置および表裏判別方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015123667A true JP2015123667A (ja) 2015-07-06

Family

ID=53534744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013269738A Pending JP2015123667A (ja) 2013-12-26 2013-12-26 プリンタ装置および表裏判別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015123667A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3335888A1 (en) * 2016-12-15 2018-06-20 Mettler-Toledo (Albstadt) GmbH Method of ascertaining the correct loading of a paper or label roll in a thermal printer
CN110293770A (zh) * 2018-03-22 2019-10-01 卡西欧计算机株式会社 印刷装置、控制方法及记录介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3335888A1 (en) * 2016-12-15 2018-06-20 Mettler-Toledo (Albstadt) GmbH Method of ascertaining the correct loading of a paper or label roll in a thermal printer
CN110293770A (zh) * 2018-03-22 2019-10-01 卡西欧计算机株式会社 印刷装置、控制方法及记录介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5850322B2 (ja) テープカセット及び印字ラベル作成システム
JP5909895B2 (ja) プログラム、携帯端末、携帯端末の制御方法および印刷システム
JP6372982B2 (ja) プリンタ装置
US20180060852A1 (en) Printer and merchandise information processing apparatus
JP2000289259A (ja) 両面プリント方法及びシステム
JP2010214813A (ja) プリント装置
US9302494B2 (en) Erasing apparatus and program extract a mark on a sheet to erases an image by performing decolorizing process
JP2015123667A (ja) プリンタ装置および表裏判別方法
JP2004284250A (ja) 印刷装置
JP4981365B2 (ja) プリント用紙、プリンタ、及びプリントシステム
JP2006110813A5 (ja)
EP3915794A1 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus incorporating same
JP2007197098A (ja) 画像形成装置
JP2004074373A (ja) シート切断装置及び記録装置
JP2005014242A (ja) プリンタ
JP2008001485A (ja) 画像形成装置
JP2005104150A (ja) 画像形成装置
JP5786006B2 (ja) 画像消去装置
JP6249809B2 (ja) 印刷製本装置
JP2012066929A (ja) プリンタ装置、プリンタ装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2011206970A5 (ja)
JP2006150800A (ja) 印刷システム
JP2006044101A5 (ja)
JP3395738B2 (ja) 印刷装置
JP2015127122A (ja) プリンタ装置および印字方法