JP6884547B2 - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、電子写真感光体の製造方法に関する。
近年、電子写真装置ユーザーの多様化が進み、出力される画像には従来のものよりも高画質、高安定性が求められている。
画像品質を安定的に維持するためには、長期にわたる繰り返し印刷を行っても感光体表面が摩耗したり、傷が形成されたりすることなく機械的耐久性に優れることが重要である。機械的耐久性を向上させるためには表面層に硬化系の保護層を設けることが一般的に用いられる。
特許文献1には、グアナミン化合物およびメラミン化合物から選択される少なくとも1種と−OH、−OCH、−NH、−SHおよび、−COOHから選択される少なくとも1つの置換基をもつ電荷輸送性材料との架橋物と、フッ素樹脂微粒子と、末端に−CF基を有するカルボン酸類のオリゴマーとアルコール溶剤を含む残留溶剤とを含有する最外表面を有する電子写真感光体が開示されている。
また、特許文献2にはフィラー、ポリカルボン酸化合物、および電荷輸送性構造を有する重合性化合物と電荷輸送性構造を有さない重合性化合物とを含む硬化性樹脂を含有する保護層を有する電子写真感光体が開示されている。
特開2013−88485号公報 特開2011−123089号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2の技術を用いた場合、製造条件よっては硬化時の急激な膜収縮によって感光体表面のガサツキやシワ等が生じる場合があることがわかった。
本発明の目的は、塗工時、および重合時に生じる感光体表面の欠陥を抑制するための保護層用塗布液を用いた電子写真感光体の製造方法を提供することにある。
荷発生層と電荷輸送層と保護層とをこの順に有する電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法において、該製造方法が、保護層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、該塗膜を乾燥、硬化させて該保護膜を形成する工程を有し、該保護層用塗布液が、(α)重合性官能基をもつ反応性化合物、(β)グルタル酸、および(γ)シクロペンタノンを含有し、該保護層用塗布液中の該(β)の含有量が、該保護層用塗布液の全質量に対して1ppm以上1000ppm以下であり、該重合性官能基をもつ反応性化合物が、重合性官能基を有する電荷輸送性化合物であり、該重合性官能基を有する電荷輸送性化合物が、トリフェニルアミン系の化合物であることを特徴とする電子写真感光体の製造方法を用いることである。
本発明によれば、塗工時、および重合時に生じる感光体表面の欠陥を抑制するための保護層用塗布液を用いた電子写真感光体の製造方法を提供することが可能となる。
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の一例を示す概略図である。
本発明の電子写真感光体の製造方法に用いる保護層用塗布液は、上記のように(α)および(β)を含有し、さらに(β)を特定の量含有する保護層用塗布液である。
特許文献1または特許文献2に開示された技術に対する本発明の特徴は、保護層用塗布液中にグルタル酸を特定の量含有させていることである。
本発明者らは、(α)を含有する保護層用塗布液に(β)を特定の量含有することにより塗工時、および重合時に生じる感光体表面の欠陥を抑制する理由を以下のように推測している。
重合性化合物を含有した保護層用塗布液を塗布し、重合を行う場合、硬化条件によっては膜の収縮が急激に進むことによって感光体表面の膜欠陥を生じる。(β)を特定量含有することにより、硬化時の急激な収縮が抑制されることで、硬化時に生じる感光体表面の膜欠陥を抑制しているものと推測している。
<(α)重合性官能基を有する反応性化合物>
本発明における(α)は重合性官能基を有する反応性化合物を示す。
重合性官能基に制限はないが、例えば、アクリロイルオキシ基やスチリル基、ビニル基、2−メチル−1,3−ブタジエニル基、ビニルカルボニル基、アクリロイルアミド基、ビニルチオエーテル基、α−塩化アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、α−シアノエチレン基、α−シアノアクリロイルオキシ基、α−シアノフェニレン基、メタクリロイルアミノ基などの連鎖重合性官能基や、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルコキシシリル基、イソシアネート基、エポキシ基などの逐次重合性官能基を有する化合物が挙げられる。
これらの重合性官能基は電荷輸送性化合物が有していてもよいし、電荷輸送能を有さない化合物が有していても構わない。また、これらの重合性官能基は単独、または複数種を混合して2種以上有することも可能である。
重合性官能基を有する電荷輸送性化合物は電子写真特性の観点からトリフェニルアミン系の化合物が好ましい。例えば下記(A−1)から(A−5)に示す構造の化合物を挙げることができる。また電荷輸送能を有さない化合物の場合には重合性官能基を3官能以上有するものを用いることが好ましく例えば、下記(B−1)から(B−8)に示す構造の化合物を挙げることができる。
Figure 0006884547
Figure 0006884547
Figure 0006884547
<(β)グルタル酸について>
記のようにグルタル酸が重合時に生じる膜欠陥の抑制に効果的に働く。メカニズムの詳細は不明であるが、グルタル酸が急激な硬化反応を抑制することで硬化時に生じる応力を緩和する効果を発現しているものと考えられる。
本発明において、硬化性と膜欠陥を抑制することの両立の観点から(β)の含有量は保護層用塗布液の全質量に対して1ppm以上1000ppm以下であることが好ましい。1ppm未満であると効果的な抑制ができず、1000ppmを超えると硬化不良を生じてしまう場合がある
<電子写真感光体の製造方法>
次に本発明の電子写真感光体の製造方法について説明する。
本発明の電子写真感光体は、支持体ならびに該支持体上に形成された電荷発生層および電荷輸送層を有する電子写真感光体である。すなわち、感光層が電荷発生層および電荷輸送層を有する積層型(機能分離型)感光層になっている。積層型感光層は、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した順層型感光層が好ましい。また、電荷発生層を積層構成としてもよいし、電荷輸送層を積層構成としてもよい。
支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)であることが好ましい。支持体の材質としては、例えば、鉄、銅、金、銀、アルミニウム、亜鉛、チタン、鉛、ニッケル、スズ、アンチモン、インジウム、クロム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属(合金)が挙げられる。また、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸化スズ合金を用いて真空蒸着によって形成した被膜を有する金属製支持体やプラスチック製支持体を用いることもできる。
また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、銀粒子などの導電性粒子をプラスチックや紙に含浸させた支持体や、導電性結着樹脂で形成された支持体を用いることもできる。
支持体の表面は、レーザー光の散乱による干渉縞の抑制を目的として、例えば、切削処理、粗面化処理、アルマイト処理を施してもよい。
支持体と、後述の下引き層との間には、例えば、レーザー光の散乱による干渉縞の抑制や、支持体の傷の被覆を目的として、導電層を設けてもよい。導電層は、カーボンブラック、導電性顔料、抵抗調節顔料を結着樹脂とともに溶剤に分散処理することによって得られる導電層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥させることによって形成することができる。また、導電層用塗布液には、例えば、加熱、紫外線照射、放射線照射により硬化重合する化合物を添加してもよい。
導電層に用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エチルセルロース樹脂、エチレン−アクリル酸コポリマー、エポキシ樹脂、カゼイン樹脂、シリコーン樹脂、ゼラチン樹脂、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂が挙げられる。
導電性顔料および抵抗調節顔料としては、例えば、アルミニウム、亜鉛、銅、クロム、ニッケル、銀、ステンレスなどの金属(合金)の粒子や、これらをプラスチックの粒子の表面に蒸着したものが挙げられる。また、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズがドープされている酸化インジウム、アンチモンやタンタルがドープされている酸化スズなどの金属酸化物の粒子を用いることもできる。
これらは、1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。さらに、導電性顔料および抵抗調節顔料には、表面処理を施すことができる。表面処理剤としては、例えば、界面活性剤、シランカップリング剤、チタンカップリング剤が用いられる。
さらに、光散乱を目的として、シリコーン樹脂微粒子やアクリル樹脂微粒子などの粒子を添加してもよい。また、レベリング剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、整流性材料などの添加剤を含有させてもよい。
導電層の膜厚は、0.2μm以上40μm以下であることが好ましく、1μm以上35μm以下であることがより好ましく、5μm以上30μm以下であることがより好ましい。
支持体または導電層と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)との間には、感光層の接着性改良、支持体からの電荷注入性改良を目的として、下引き層(中間層)を設けてもよい。下引き層は、結着樹脂、および溶剤を混合することによって得られる下引き層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって下引き層を形成することができる。
下引き層に用いられる樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、メチルセルロース、カゼイン、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、共重合ナイロンおよびN−アルコキシメチル化ナイロンなど)、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂が挙げられる。
下引き層の膜厚は、0.05μm以上40μm以下であることが好ましい。
下引き層には、金属酸化物粒子を含有させてもよい。下引き層に用いられる金属酸化物粒子は、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムからなる群より選択される少なくとも1種を含有する粒子であることが好ましい。上記の金属酸化物を含有する粒子の中でも、酸化亜鉛を含有する粒子がより好ましい。
金属酸化物粒子は、金属酸化物粒子の表面がシランカップリング剤などの表面処理剤で処理されている粒子であってもよい。
分散方法としては、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、サンドミル、ロールミル、振動ミル、アトライター、液衝突型高速分散機を用いた方法が挙げられる。
下引き層には、例えば、下引き層の表面粗さの調整、または下引き層のひび割れ軽減を目的として、有機樹脂粒子や、レベリング剤をさらに含有させてもよい。有機樹脂粒子としては、シリコーン粒子などの疎水性有機樹脂粒子や、架橋型ポリメタクリレート樹脂(PMMA)粒子などの親水性有機樹脂粒子を用いることができる。
下引き層には、各種添加物を含有させることができる。添加物としては、例えば金属、導電性物質、電子輸送性物質、金属キレート化合物、シランカップリング剤などの有機金属化合物が挙げられる。
電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤とともに分散して得られる電荷発生層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、これを乾燥させることによって形成することができる。また、電荷発生層は、電荷発生物質の蒸着膜としてもよい。
感光層に用いられる電荷発生物質としては、例えば、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、スクワリリウム色素、チオピリリウム塩、トリフェニルメタン色素、キナクリドン顔料が挙げられる。アズレニウム塩顔料、シアニン染料、アントアントロン顔料、ピラントロン顔料、キサンテン色素、キノンイミン色素、スチリル色素が挙げられる。
これら電荷発生物質は、1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。これらの中でも、感度の観点から、オキシチタニウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニンが好ましい。さらに、ヒドロキシガリウムフタロシアニンの中でも、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの7.4°±0.3°および28.2°±0.3°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶が好ましい。
電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、尿素樹脂が挙げられる。これらの中でも、ブチラール樹脂が好ましい。これらは、単独、混合または共重合体として、1種または2種以上用いることができる。
分散方法としては、例えば、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、サンドミル、ロールミル、アトライターを用いた方法が挙げられる。
電荷発生層における電荷発生物質と結着樹脂との割合は、結着樹脂1質量部に対して電荷発生物質が0.3質量部以上10質量部以下であることが好ましい。電荷発生層には、必要に応じて、例えば、増感剤、レベリング剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、整流性材料を添加することもできる。電荷発生層の膜厚は、0.01μm以上5μm以下であることが好ましく、0.1μm以上2μm以下であることがより好ましい。
電荷発生層上には、電荷輸送層が形成される。電荷輸送層は、電荷輸送物質と結着樹脂を溶剤に溶解させて得られる電荷輸送層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾
燥させることによって形成することができる。
電荷輸送物質としては、前述したように、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物の他に、ピレン化合物、N−アルキルカルバゾール化合物、ヒドラゾン化合物、N,N−ジアルキルアニリン化合物、ジフェニルアミン化合物、トリフェニルアミン化合物、トリフェニルメタン化合物、ピラゾリン化合物、ブタジエン化合物が挙げられる。これら電荷輸送物質は、1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。電荷の移動度の観点から、トリフェニルアミン化合物が好ましい。電荷輸送層中の電荷輸送物質の含有量は、電荷輸送層の全質量に対して、25質量%以上70質量%以下であることが好ましく、30質量%以上55質量%以下であることがより好ましい。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、アガロース樹脂、セルロース樹脂が挙げられる。
これらの中でも、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピリジン樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アガロース樹脂、セルロース樹脂、カゼインなどの絶縁性樹脂が好ましい。これらは、単独、混合または共重合体として、1種または2種以上用いることができる。また、上記樹脂とともに、例えば、アクリル樹脂、ポリビニルカルバゾール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、ポリサルホン樹脂、塩化ビニリデン、アクリロニトリル共重合体、ポリビニルベンザール樹脂を電荷輸送層中に含有しても構わない。
電荷輸送物質と樹脂との含有量比(質量比)は、4:10〜20:10が好ましく、5:10〜12:10がより好ましい。
また、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレンなどの有機光導電性ポリマーを用いることもできる。また、これらの樹脂の主鎖や側鎖に、電荷輸送機能を有する骨格を導入し、高分子電荷輸送物質とした化合物を用いることもできる。
電荷輸送層には、必要に応じて、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、レベリング剤を添加することもできる。
電荷輸送層用塗布液に用いられる溶剤は、例えば、アルコール系溶剤、スルホキシド溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などを使用しても構わない。
本発明の電荷輸送層は、必要に応じて、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、レベリング剤、有機微粒子、無機微粒子を添加することもできる。
劣化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、ヒンダードアミン系耐光安定剤、硫黄原子含有酸化防止剤、リン原子含有酸化防止剤が挙げられる。
有機微粒子としてはフッ素原子含有樹脂微粒子、ポリスチレン微粒子、ポリエチレン樹脂粒子のような高分子樹脂粒子が挙げられる。無機微粒子としては、例えば、シリカ、アルミナのような金属酸化物が挙げられる。
電荷輸送層上に形成する保護層は、上記のように少なくとも重合性化合物(α)と(β)を溶剤に溶解、または分散させて得られる保護層用塗布液の塗膜を形成し、塗膜を架橋または重合反応を用いて硬化(重合)させて形成する。
硬化させる反応としては、例えば、ラジカル重合、イオン重合、熱重合、光重合、放射線重合(電子線重合)法などが挙げられる。
また、保護層には、導電性粒子や電荷輸送物質を添加してもよい。導電性粒子としては、上記導電層に用いられる導電性顔料を用いることができる。電荷輸送物質としては、上記の電荷輸送物質を用いることができる。
また、電子写真感光体の保護層には、有機樹脂粒子や無機粒子を含有させてもよい。有機樹脂粒子としては、フッ素原子含有樹脂粒子、アクリル樹脂粒子が挙げられる。無機粒子としては、アルミナ、シリカ、チタニアが挙げられる。さらに、導電性粒子、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、レベリング剤などを添加してもよい。
保護層の膜厚は、0.1μm以上30μm以下であることが好ましく、1μm以上10μm以下であることがより好ましい。
上記各層の塗布液を塗布する方法としては、例えば、浸漬塗布法(浸漬コーティング法)、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法、メイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法を用いることができる。
保護層用塗布液に用いることのできる溶剤は、例えば、アルコール系溶剤、スルホキシド溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などである。本発明の効果を効率よく得るためには環状ケトン系溶剤、アルコール系溶剤を含有することが好ましく、より好ましくはシクロペンタノン、シクロヘキサノンを含有することである。特にシクロペンタノンを含有することが好ましい。
<プロセスカートリッジおよび電子写真装置>
図1に、本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の例を示す。
図1において、円筒状の電子写真感光体1は、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。電子写真感光体1の表面は、回転過程において、帯電手段3(一次帯電手段:例えば、帯電ローラーなど)により、正または負の所定電位に均一に帯電される。次いで、帯電された電子写真感光体1の表面には、露光手段(画像露光手段)(不図示)から露光光(画像露光光)4が照射され、目的の画像情報に対応した静電潜像が形成されていく。露光光4は、例えば、スリット露光やレーザービーム走査露光などの像露光手段から出力される、目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強度変調された光である。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、現像手段5内に収容された現像剤(トナー)で現像(正規現像または反転現像)され、電子写真感光体の表面にはトナー像が形成される。電子写真感光体1の表面に形成されたトナー像は、転写手段(例えば、転写ローラーなど)6からの転写バイアスによって、転写材P上に転写されていく。このとき、転写材Pは、転写材供給手段(不図示)から電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて、電子写真感光体1と転写手段6との間(当接部)に給送される。また、転写手段には、トナーの保有電荷とは逆極性のバイアス電圧がバイアス電源(不図示)から印加される。
トナー像が転写された転写材Pは、電子写真感光体の表面から分離されて定着手段8へ搬送されてトナー像の定着処理を受けることにより、画像形成物(プリント、コピー)として電子写真装置外へプリントアウトされる。
トナー像が転写材Pに転写された後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段7により、転写残りの現像剤(転写残トナー)などの付着物の除去を受けて清掃される。
さらに、電子写真感光体1の表面には、前露光手段(不図示)からの前露光光照射され、除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、図1に示すように、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光手段は必ずしも必要ではない。
本発明においては、上記の電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7などの構成要素のうち、複数の構成要素を容器に納めて一体に支持してプロセスカートリッジを形成してもよい。このプロセスカートリッジを電子写真装置の本体に対して着脱自在に構成することができる。例えば、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7から選択される少なくとも1つとを一体に支持してカートリッジ化する。そして、電子写真装置の本体のレールなどの案内手段10を用いて電子写真装置の本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9とすることができる。
露光光4は、電子写真装置が複写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過光であってもよい。または、センサーで原稿を読み取り、信号化し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、LEDアレイの駆動もしくは液晶シャッターアレイの駆動などにより放射される光であってもよい。
以下、具体的な実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
なお、以下に記載する保護層用塗布液8〜11、22〜28を用いて製造した感光体8〜11、22〜28は参考例である。
・保護層用塗布液の製造例
(塗布液1の製造例)
上記構造式(A−1)で示される化合物70部、上記構造式(B−1)で示される化合物2部、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン1部、ドデシルベンゼンスルホン酸0.15部、シクロペンタノン50部、シクロペンタノール35部を混合後、濾過したものを調合液Aとした。
次にポリテトラフルオロエチレン粒子(PTFE、平均一次粒径0.2μm)6部、フッ素くし型グラフトポリマー(商品名:GF400、東亜合成社製)0.15部、シクロペンタノン20部、シクロペンタノール15部を液温20℃で撹拌した後、高圧ホモジナイザーで分散処理をすることによって調合液Bを得た。
得られた調合液Aと調合液Bを混合し、さらにグルタル酸の濃度が10ppmとなるように0.0019部加えて撹拌後、保護層用塗布液を得た。この保護層用塗布液を「塗布液1」とする。塗布液の製法に関する詳細を表1に示す。
(塗布液2〜塗布液17の製造例)
塗布液1の製造例において(α)、(β)および溶剤を表1に示すように変更した以外は塗布液1の製造例と同様にして保護層用塗布液を作製した。詳細を表1に示す。得られた保護層用塗布液を「塗布液2〜塗布液17」とする。
Figure 0006884547
(塗布液18の製造例)
アルミナ粒子(商品名:スミコランダムAA−03,住友化学社製)8部、ポリカルボン酸化合物(商品名:BYK−P104、BYKケミ−社製)0.2部、シクロペンタノン8部をボールミルにより分散した後、テトラヒドロフラン(THF)12部を添加したものを分散液としてあらかじめ用意した。その後、この分散液3部、上記構造式(B−6)で示すトリメチロールプロパントリアクリレート(商品名:KAYARAD TMPTA、日本化薬社製)7部、上記構造式(A−4)で示される化合物7部、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名:イルガキュア184、BASF社製)1部、テトラヒドロフラン50部を混合し、さらにグルタル酸の濃度が10ppmとなるように0.00068部加えて撹拌後、濾過したものを保護層用塗布液とした。得られた保護層用塗布液を「塗布液18」とする。塗布液の製法に関する詳細を表2に示す。
(塗布液19〜塗布液32の製造例)
塗布液18の製造例において(α)、(β)を表2に示すように変更した以外は塗布液1の製造例と同様にして保護層用塗布液を作製した。詳細を表2に示す。得られた保護層用塗布液を「塗布液19〜塗布液32」とする。
Figure 0006884547
(塗布液101の製造例)
塗布液1の製造例において(β)を加えることはしなかった。それ以外は塗布液1の製造例と同様にして保護層用塗布液を作製した。詳細を表3に示す。得られた保護層用塗布液を「塗布液101」とする。
(塗布液102の製造例)
塗布液1の製造例において(β)を0.25部加えた以外は塗布液1の製造例と同様にして保護層用塗布液を作製した。詳細を表3に示す。得られた保護層用塗布液を「塗布液102」とする。
(塗布液103の製造例)
塗布液1の製造例において(β)を加えることはせず、代わりに酢酸を0.0019部加えた。それ以外は塗布液1の製造例と同様にして保護層用塗布液を作製した。詳細を表3に示す。得られた保護層用塗布液を「塗布液103」とする。
(塗布液104の製造例)
塗布液18の製造例において(β)を加えることはせず、代わりに酢酸を0.00068部加えた。それ以外は塗布液18の製造例と同様にして保護層用塗布液を作製した。詳細を表3に示す。得られた保護層用塗布液を「塗布液103」とする。
(塗布液105の製造例)
塗布液18の製造例において(β)を0.07部加えた以外は塗布液18の製造例と同様にして保護層用塗布液を作製した。詳細を表3に示す。得られた保護層用塗布液を「塗布液105」とする。
(塗布液106の製造例)
塗布液18の製造例において(β)を加えることはしなかった。それ以外は塗布液18の製造例と同様にして保護層用塗布液を作製した。詳細を表3に示す。得られた保護層用塗布液を「塗布液106」とする。
Figure 0006884547
(感光体1の製造例)
直径30mm、長さ357.5mmのアルミニウムシリンダーを支持体(円筒状支持体)とした。
次に、酸化スズで被覆されている硫酸バリウム粒子(商品名:パストランPC1、三井金属鉱業社製)60部、酸化チタン粒子(商品名:TITANIX JR、テイカ社製)15部、レゾール型フェノール樹脂(商品名:フェノライト J−325、DIC社製、固形分70質量%)43部、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レ・ダウコーニング社製)0.015部、シリコーン樹脂粒子(商品名:トスパール120、東レ・ダウコーニング社製)3.6部、2−メトキシ−1−プロパノール50部、および、メタノール50部をボールミルに入れ、20時間分散処理することによって、導電層用塗布液を調製した。この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を1時間140℃で加熱し、硬化させることによって、膜厚15μmの導電層を形成した。
次に、共重合ナイロン(商品名:アミランCM8000、東レ社製)10部およびメトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製)30部を、メタノール400部/n−ブタノール200部の混合溶剤に溶解させることによって、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を導電層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を30分間100℃で乾燥させることによって、膜厚0.45μmの下引き層を形成した。
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.4°および28.2°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)20部、下記構造式(1)で示されるカリックスアレーン化合物0.2部、
Figure 0006884547
ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)10部、および、シクロヘキサノン600部を、直径1mmガラスビーズを用いたサンドミルに入れた。そして、4時間分散処理した後、酢酸エチル700部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を15分間80℃で乾燥させることによって、膜厚0.17μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記構造式(B)で示される化合物30部(電荷輸送物質)、下記構造式(C)で示される化合物70部(電荷輸送物質)、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱エンジニアリングプラスチックス社製、ビスフェノールZ型のポリカーボネート)100部、モノクロロベンゼン600部およびジメトキシメタン200部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を前記電荷発生層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を30分間100℃で乾燥させることによって、膜厚18μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 0006884547
次に、前記保護層用塗布液1を形成した電荷輸送層上に浸漬塗布し、室温で30分風乾した後、150℃で1時間乾燥させることによって、膜厚7μmの保護層を形成し、感光体1を作製した。詳細を表4に示す。
(評価A)
感光体1の外観を目視することにより膜欠陥の判定を行い、評価は以下の基準で行った。
A:凹凸,シワ等の外観不良が確認できない。
B:極軽微な凹凸を感光体の端部に生じているが顕著ではなく問題は無い。
C:軽微な凹凸を感光体の端部に生じているが使用上問題は無い。
D:感光体の端部に凹凸、またはシワを生じており、場合によっては画像に影響がでる可能性がある。
評価結果を表4に示す。
(評価B)
感光体1の表面をテトラヒドロフランで拭くことにより硬化性の判定を行い、評価は以下の基準で行った。
A:溶出は見られない
C:溶出する
評価結果を表4に示す。
(評価C)
感光体1を、評価装置であるキヤノン社製の電子写真装置(複写機)(商品名:iR−ADV C5255)の改造機のシアンステーションに装着し、以下のように画像評価を行った。
23℃/50%RH環境下で、上記評価装置のシアンステーションを設置して電子写真感光体の暗部電位(Vd)が−700V、明部電位(Vl)が−200Vになるように帯電装置および画像露光装置の条件を設定し、電子写真感光体の初期電位を調整した。
次に、シアン濃度30%のスクリーン画像をハーフトーン画像として出力し、画像欠陥の有無を確認した。画像欠陥がない場合を○、画像欠陥がある場合を×と評価した。
評価結果を表4に示す。
(感光体2〜17の製造例)
感光体1の製造例において保護層用塗布液を表4に示すように変更した以外は感光体1の製造例と同様にして感光体を作製した。詳細を表4に示す。得られた感光体を「感光体2〜感光体17」とする。また得られた感光体2〜17について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表4に示す。
(感光体18の製造例)
感光体1の製造例と同様に電荷輸送層まで形成した後、保護層用塗布液18をスプレー塗布により電荷輸送層上に塗布し、2分間自然乾燥した後、メタルハライドランプを照射しながら温度を50℃に保ちながら光照射を行い硬化させた後、130℃で20分乾燥させて膜厚4μmの保護層を形成し、感光体18を作製した。得られた感光体を「感光体18」とする。詳細を表5に示す。また得られた感光体18について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表5に示す。
(感光体19〜32の製造例)
感光体18の製造例において保護層用塗布液を表5に示すように変更した以外は感光体18の製造例と同様にして感光体を作製した。詳細を表5に示す。得られた感光体を「感光体19〜感光体32」とする。また得られた感光体18〜32について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表5に示す。
(感光体101の製造例)
感光体1の製造例において保護層用塗布液を表6に示すように変更した以外は感光体1の製造例と同様にして感光体を作製した。詳細を表6に示す。得られた感光体を「感光体101」とする。また得られた感光体101について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表6に示す。
(感光体102の製造例)
感光体1の製造例において保護層用塗布液を表6に示すように変更した以外は感光体1の製造例と同様にして感光体を作製した。詳細を表6に示す。得られた感光体を「感光体102」とする。また得られた感光体102について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表6に示す。
(感光体103の製造例)
感光体1の製造例において保護層用塗布液を表6に示すように変更した以外は感光体1の製造例と同様にして感光体を作製した。詳細を表6に示す。得られた感光体を「感光体103」とする。また得られた感光体103について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表6に示す。
(感光体104の製造例)
感光体18の製造例において保護層用塗布液を表6に示すように変更した以外は感光体18の製造例と同様にして感光体を作製した。詳細を表6に示す。得られた感光体を「感光体104」とする。また得られた感光体104について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表6に示す。
(感光体105の製造例)
感光体18の製造例において保護層用塗布液を表6に示すように変更した以外は感光体18の製造例と同様にして感光体を作製した。詳細を表6に示す。得られた感光体を「感光体105」とする。また得られた感光体105について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表6に示す。
(感光体106の製造例)
感光体18の製造例において保護層用塗布液を表6に示すように変更した以外は感光体18の製造例と同様にして感光体を作製した。詳細を表6に示す。得られた感光体を「感光体106」とする。また得られた感光体106について、感光体1と同様に評価を行い、得られた評価結果を表6に示す。
Figure 0006884547
Figure 0006884547
Figure 0006884547
1 電子写真感光体
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
P 転写材

Claims (1)

  1. 電荷発生層と電荷輸送層と保護層とをこの順に有する電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法において、
    該製造方法が、保護層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、該塗膜を乾燥、硬化させて該保護層を形成する工程を有し、
    該保護層用塗布液が、
    (α)重合性官能基をもつ反応性化合物
    (β)グルタル酸
    (γ)シクロペンタノン
    を含有し、
    該保護層用塗布液中の該(β)の含有量が、該保護層用塗布液の全質量に対して1ppm以上1000ppm以下であり、
    該重合性官能基をもつ反応性化合物が、重合性官能基を有する電荷輸送性化合物であり、
    該重合性官能基を有する電荷輸送性化合物が、トリフェニルアミン系の化合物である
    ことを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
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