JP6836393B2 - スライドドア用の配索構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スライドドア用の配索構造に関する。
従来、車体側とスライドドアとを接続するスライドドア用の配索構造の技術がある。例えば、特許文献1には、車体とスライドドアとの間に架け渡されたハーネスと、ドア開口部に対して設けられたステップ部材の下方に位置し、スライドドアと一体となって移動するホルダと、を備えるスライドドア用ハーネスの配索構造の技術が開示されている。
特開2010−184593号公報
スライドドア用の配索構造において、配索のための専用の空間を縮小できることが望ましい。例えば、スライドドアが開閉する場合、ドアの移動に応じてワイヤハーネスに余長部分が発生する。この余長部分を吸収するスペースが必要である。しかしながら、余長を吸収する専用のスペースを確保しようとすると、配索のための専用の空間が大型化してしまう。
本発明の目的は、配索のための専用の空間を縮小することができるスライドドア用の配索構造を提供することである。
本発明のスライドドア用の配索構造は、車体側に設けられたガイド部によってガイドされるスライドドアのスライド部が通過する軌跡空間を横断して前記スライドドアと前記車体側とを接続する可撓性の導電体と、前記導電体における前記軌跡空間を横断する部分に湾曲部を形成し、かつ前記導電体における前記湾曲部につながる部分を前記ガイド部に沿って延在させる形成手段とを備えたことを特徴とする。
上記スライドドア用の配索構造において、前記形成手段は、前記導電体における前記湾曲部よりも前記スライドドア側の部分および前記車体側の部分の少なくとも一方に直線状に延在する線状部を形成することが好ましい。
上記スライドドア用の配索構造において、前記形成手段は、前記導電体と一体となって変形するように前記導電体に沿って配置された板状の弾性体であり、かつ前記導電体の軸方向と直交する断面形状が一方側に向けて凸の湾曲形状であることが好ましい。
上記スライドドア用の配索構造において、更に、前記スライドドアに設けられ、前記導電体を保持するドア側保持部と、前記ガイド部よりも前記車体側に設けられ、前記導電体を保持する車体側保持部と、を備え、前記板状の弾性体は、前記ドア側保持部から前記車体側保持部までの範囲に配置されていることが好ましい。
上記スライドドア用の配索構造において、更に、伸縮性を有し、前記導電体および前記板状の弾性体を内部に収容して保持する筒状の外装を備えることが好ましい。
上記スライドドア用の配索構造において、前記導電体として、複数のフラットケーブルを備えることが好ましい。
上記スライドドア用の配索構造において、前記板状の弾性体は、前記湾曲部において前記導電体に対して湾曲方向の内側に位置するように配置されることが好ましい。
上記スライドドア用の配索構造において、前記板状の弾性体を複数備え、かつ複数の前記板状の弾性体およびフラットケーブルが積層されていることが好ましい。
上記スライドドア用の配索構造において、更に、前記ガイド部に沿って配置され、前記湾曲部が前記軌跡空間からずれることを規制する規制部を備えることが好ましい。
本発明に係るスライドドア用の配索構造は、車体側に設けられたガイド部によってガイドされるスライドドアのスライド部が通過する軌跡空間を横断してスライドドアと車体側とを接続する可撓性の導電体と、導電体における軌跡空間を横断する部分に湾曲部を形成し、かつ導電体における湾曲部につながる部分をガイド部に沿って延在させる形成手段とを備える。本発明に係るスライドドア用の配索構造によれば、導電体の余長部分が軌跡空間に収容される。よって、導電体を配索するための専用の空間を縮小することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るスライド部およびガイド部を示す断面図である。 図3は、実施形態に係るワイヤハーネスの内部構造を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係るワイヤハーネスの断面図である。 図5は、実施形態に係るワイヤハーネスおよびガイド部を示す断面図である。 図6は、実施形態のワイヤハーネスにおける力の釣り合いを説明する図である。 図7は、湾曲部の形状を説明する図である。 図8は、実施形態に係る板状弾性体の斜視図である。 図9は、板状弾性体の特性と板厚との関係を示す図である。 図10は、板状弾性体の特性と湾曲半径との関係を示す図である。 図11は、板状弾性体の特性と積層枚数との関係を示す図である。 図12は、実施形態の第1変形例に係るステップ部材およびワイヤハーネスの断面図である。 図13は、実施形態の第2変形例に係るスライドドア用の配索構造の要部を示す平面図である。 図14は、実施形態の第3変形例に係るワイヤハーネスを示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係るスライドドア用の配索構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図5を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、スライドドア用の配索構造に関する。図1は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造を示す斜視図、図2は、実施形態に係るスライド部およびガイド部を示す断面図、図3は、実施形態に係るワイヤハーネスの内部構造を示す斜視図、図4は、実施形態に係るワイヤハーネスの断面図、図5は、実施形態に係るワイヤハーネスおよびガイド部を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、ワイヤハーネスWHと、ドア側保持部2と、車体側保持部3とを有する。ワイヤハーネスWHは、車両100のステップ部材4に配置されている。ステップ部材4は、車両100の車体におけるスライドドア5によって開閉される開口部に配置されている。ステップ部材4は、上記開口部の下端部に配置されており、車両100の車体、例えば後述するボデーパネル12(図2参照)に対して固定されている。ステップ部材4は、例えば、合成樹脂によって成型されている。なお、図1に示すワイヤハーネスWH、ドア側保持部2、ロアアーム6において、実線はスライドドア5の全閉状態を示し、2点鎖線はスライドドア5の全開状態を示す。
ステップ部材4において、車両上側の面を表面41と称し、車両下側の面を裏面42と称する。ワイヤハーネスWHは、ステップ部材4の裏面42側に配置されている。ステップ部材4の裏面42には、ステップ側ガイド部43が設けられている。ステップ側ガイド部43は、スライドドア5のロアアーム6に配置されたスライド部7をガイドする。ロアアーム6は、スライドドア5の下部に固定されたアームである。ロアアーム6における車体中央側の先端部には、スライド部7が設けられている。
図2は、図1のV-Vのラインで示す位置の断面図であり、この断面位置をスライド部7が通過するときの状態が示されている。図2に示すように、スライド部7は、第一ローラー8と、第二ローラー9と、支持部10とを有する。支持部10は、ロアアーム6における車体中央側の先端に設けられている。支持部10は、ロアアーム6と別の部材であってもよい。第一ローラー8は、支持部10における車両上側に配置されている。第一ローラー8は、支持部10によって、車両上下方向の回転軸を回転中心として回転自在に支持されている。第二ローラー9は、支持部10における車両下側に配置されている。第二ローラー9は、支持部10によって、車幅方向の回転軸を回転中心として回転自在に支持されている。
図2に示すように、ステップ側ガイド部43は、ステップ部材4の裏面42から車両下側に向けて突出している。ステップ側ガイド部43は、ステップ部材4の車両前側端部から車両後側端部まで設けられている。ステップ側ガイド部43は、互いに対向する一対の壁部を有し、ステップ部材4の本体と一体に成型されている。ステップ側ガイド部43は、第一壁部44および第二壁部45を有する。第一壁部44は、車幅方向において第二壁部45よりも車体中央側に位置している。ステップ側ガイド部43は、車両前後方向に沿って延在している。図1に示すように、ステップ側ガイド部43は、ステップ部材4における車両前後方向の前側端部から後側端部まで設けられている。ステップ側ガイド部43において、車両前側の部分は車両前側へ向かうに従って車体中央側へ向かうように湾曲している。この湾曲形状により、スライドドア5は車両前側へ向かうに従って車体中央側へと移動して車体の開口部を閉塞する。
図2に戻り、第一ローラー8は、第一壁部44と第二壁部45との間の空間部に配置されている。第一ローラー8は、ステップ側ガイド部43によってガイドされることでスライドドア5を所定の軌跡に沿ってスライドさせる。
ステップ側ガイド部43よりも車体中央側には、仕切り壁46が設けられている。仕切り壁46は、ステップ部材4の裏面42から車両下側に向けて突出しているリブ状の壁部であり、ステップ部材4の本体と一体に成型されている。仕切り壁46は、ステップ側ガイド部43に沿ってステップ部材4の車両前側端部から車両後側端部まで設けられている。仕切り壁46と第一壁部44との間には、ベルト13の通路が形成されている。ベルト13は、ゴム等で構成された無端のベルトである。ベルト13は、仕切り壁46を囲むようにして配置されている。ループ状のベルト13の内周面には、突起13aが等間隔で形成されている。スライド部7は、ベルト13に連結されており、ベルト13の回転移動によって駆動されて車両前後方向に移動する。ステップ部材4の表面41側には、図示しないモータが配置されている。ベルト13は、スプロケット等を介して上記モータに連結されており、このモータによって駆動されて周回する。
ステップ部材4よりも車両下側には、ボデーパネル12が位置している。ボデーパネル12は、ステップ部材4の裏面42と対向する支持面12aを有する。ボデーパネル12は、車体に対して固定されており、第二ローラー9を下方から支持する。すなわち、第二ローラー9は、ボデーパネル12の支持面12a上を転動しながら車両前後方向に移動し、支持面12aによってガイドされる。ボデーパネル12は、ステップ側ガイド部43と共に、スライド部7をガイドするガイド部11を構成する。
ワイヤハーネスWHは、車両100の車体側とスライドドア5とを電気的に接続する。ワイヤハーネスWHは、図1および図3に示すように、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)21、板状弾性体22、外装23、第一コネクタ24、および第二コネクタ25を有する。FFC21は、可撓性を有する扁平形状の電気的な接続部材である。FFC21は、絶縁性の被覆によって覆われた導電体である。導電体は、例えば、銅やアルミニウム等の導電性の金属によって構成されている。本実施形態のワイヤハーネスWHは、複数のFFC21を有する。複数のFFC21は、厚み方向に積層されている。FFC21は、車体側とスライドドア5とを接続する電源線や信号線である。
板状弾性体22は、弾性を有する板状の部材である。板状弾性体22は、図4に示すように、FFC21の軸方向と直交する断面形状が湾曲形状となっている。板状弾性体22の断面形状は、板厚方向の一方側に向けて凸の湾曲形状である。板状弾性体22は、上記の湾曲形状に復元する復元力が発生するように構成されている。本実施形態の板状弾性体22は、所謂コンベックス鋼であり、予め上記の湾曲形状に形成された金属板である。
板状弾性体22およびFFC21は、伸縮性を有する外装23の内部に収容される。外装23は、筒状であり、例えば、樹脂繊維を編んで構成されている。図4に示すように、外装23は、複数のFFC21および複数の板状弾性体22を内部に収容して保持する。積層された複数のFFC21の一方側の面に重ねて、積層された複数の板状弾性体22が配置されている。外装23の収縮力により、複数のFFC21と複数の板状弾性体22とが互いに接触した状態に維持される。本実施形態では、板状弾性体22は、凸面22aをFFC21に向けて外装23内に収容されている。
第一コネクタ24は、FFC21の一端に接続されている。第二コネクタ25は、FFC21の他端に接続されている。第一コネクタ24は、車幅方向におけるステップ側ガイド部43よりも車体中央側において車体側のコネクタに対して接続されている。第二コネクタ25は、車幅方向におけるステップ側ガイド部43よりもスライドドア5側においてスライドドア5のコネクタに対して接続されている。ワイヤハーネスWHは、ステップ側ガイド部43を跨いで車体側とスライドドア5とを接続している。より具体的には、ワイヤハーネスWHは、ステップ側ガイド部43の突出方向の先端とボデーパネル12との間の空間を車幅方向に横切って配索されている。言い換えると、ワイヤハーネスWHは、スライド部7が通過する軌跡空間14(図5参照)を横断してスライドドア5と車体側とを接続している。
図1に示すように、ワイヤハーネスWHの一端側は、車体側保持部3によって保持されている。車体側保持部3は、例えば、ステップ部材4の裏面42に対して固定されている。車体側保持部3は、ステップ部材4における車両前後方向の中央部に配置されている。また、車体側保持部3は、スライド部7が車両前後方向に移動する移動範囲の中央部に配置されている。
本実施形態の車体側保持部3は、ワイヤハーネスWHを略直角に折り曲げた姿勢で保持する。ワイヤハーネスWHにおいて、車体側保持部3よりもスライドドア5側の部分は、車体側保持部3から車両前側に向けて延出している。車体側保持部3は、例えば、FFC21および板状弾性体22がステップ側ガイド部43と平行に延出するようにワイヤハーネスWHを保持する。また、ワイヤハーネスWHにおいて、車体側保持部3よりも車体側の部分は、車体側保持部3から車体中央側に向けて延出している。
ワイヤハーネスWHの他端側は、ドア側保持部2によって保持されている。ドア側保持部2は、ロアアーム6に対して固定されている。本実施形態のドア側保持部2は、ワイヤハーネスWHを鈍角に折り曲げた姿勢で保持する。ワイヤハーネスWHにおいて、ドア側保持部2よりも車体側の部分は、ドア側保持部2から車体中央側に向けて延出している。ワイヤハーネスWHにおいて、ドア側保持部2よりもスライドドア5のドアパネル側の部分は、ドア側保持部2からロアアーム6の一辺に沿って延出している。なお、本実施形態のワイヤハーネスWHでは、ドア側保持部2よりもドアパネル側の部分には、板状弾性体22が配置されていない。すなわち、板状弾性体22は、ワイヤハーネスWHにおけるドア側保持部2から車体側保持部3までの範囲に配置されている。
図1に示すように、ワイヤハーネスWHには、湾曲部26が形成される。湾曲部26は、ワイヤハーネスWHの中心軸線が湾曲するように変形した湾曲形状の部分である。湾曲部26は、ワイヤハーネスWHの延在する方向が変化する曲り部でもある。湾曲部26は、図5に示す軌跡空間14に形成される。図5は、図1のV−V断面を示している。図5に示されているワイヤハーネスWHは、全開時、すなわち図1に2点鎖線で示された状態のワイヤハーネスWHである。軌跡空間14は、スライドドア5のスライド部7が通過する空間部である。本実施形態における軌跡空間14は、図5に示すようにステップ側ガイド部43の突出方向の先端とボデーパネル12との間の空間である。湾曲部26は、少なくとも一部が軌跡空間14に位置するように形成される。
軌跡空間14の車両上下方向の範囲は、典型的には、ステップ側ガイド部43よりも車両下側で、かつボデーパネル12よりも車両上側の範囲である。軌跡空間14の車幅方向の範囲は、典型的には、ステップ側ガイド部43を含む範囲である。ステップ側ガイド部43を含む範囲をより具体的に説明すると、第一壁部44の車体中央側の面から第二壁部45のドア側の面までの範囲である。なお、軌跡空間14は、第一壁部44よりも車体中央側の範囲を含んでいてもよく、第二壁部45よりもドア側の範囲を含んでいてもよい。
ワイヤハーネスWHは、この湾曲部26において折り返されている。すなわち、車体側保持部3から車両前側に向けて延びているワイヤハーネスWHは、湾曲部26において車両後側や車幅方向のドア側に向けて折り曲がっている。例えば、図1に2点鎖線で示す状態、すなわちスライドドア5の全開状態では、車体側保持部3から車両前側に向けて延びているワイヤハーネスWHが、湾曲部26において車両後側に向けて折り返されている。ワイヤハーネスWHにおいて、湾曲部26につながる部分は、それぞれステップ側ガイド部43に沿って車両前後方向に延在する。
また、図1に実線で示す状態、すなわちスライドドア5の全閉状態では、車体側保持部3から車両前側に向けて延びているワイヤハーネスWHが、湾曲部26において車幅方向のドア側に向けて折り返されている。このように、湾曲部26よりもドア側の部分がどの向きに延在するかは、スライドドア5の位置に応じて変化する。スライドドア5の全閉状態では、少なくともワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりも車体側の部分がステップ側ガイド部43に沿って車両前後方向に延在する。
ワイヤハーネスWHにおいて、湾曲部26よりもドア側の部分は、直線状に延在する線状部27となっている。湾曲部26および線状部27は、板状弾性体22によって形成されている。湾曲部26は、ワイヤハーネスWHが折り返される局所的な部分に形成される。ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりもドア側の部分である線状部27は、板状弾性体22によって直線状に維持される。
ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりも車体側の部分は、仕切り壁46に沿って延在する。仕切り壁46が直線状となっている部分では、ワイヤハーネスWHが仕切り壁46に沿って直線状に延在する。一方、仕切り壁46が湾曲している部分では、ワイヤハーネスWHが仕切り壁46に沿って湾曲して延在する。
ワイヤハーネスWHが仕切り壁46に沿って延在するように、本実施形態のドア側保持部2は、ワイヤハーネスWHを車体中央側に向けて、言い換えると仕切り壁46に向けて延出させている。ワイヤハーネスWHがドア側保持部2から車体中央側に向けて延出していることで、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりも車体側の部分は、仕切り壁46に向けて押圧される。この押圧力により、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりも車体側の部分は、仕切り壁46の形状に応じて変形し、仕切り壁46に沿って延在する。また、この押圧力により、仕切り壁46に対して湾曲部26が形成される相対位置が決められる。すなわち、湾曲部26の一端が仕切り壁46に接するようにして湾曲部26が形成される。
本実施形態のワイヤハーネスWHでは、図5に示すように、折り返されたワイヤハーネスWHの車体側の部分28が第一壁部44の延長線上に位置し、ドア側の部分29が第二壁部45の延長線上に位置する。言い換えると、湾曲部26がステップ側ガイド部43の中心線C1を中心として湾曲している。また、ワイヤハーネスWHは、中心線C1に関して対称あるいは略対称の形状となるように湾曲部26において湾曲する。板状弾性体22は、湾曲部26が軌跡空間14に形成され、かつ湾曲部26が上記の形状で湾曲するように構成されている。湾曲部26が軌跡空間14に形成され、かつ湾曲部26が上記の形状で湾曲するように、板状弾性体22の板厚、湾曲形状、材料、設置枚数等が定められる。
図5に示すように、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりも車体側の部分28と、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりもドア側の部分29とが車幅方向において対向している。それぞれの部分28,29において、板状弾性体22は、FFC21よりも内側に位置する。つまり、車体側の部分28において、板状弾性体22は、FFC21よりもドア側の部分29に近い側に位置している。同様に、ドア側の部分29において、板状弾性体22は、FFC21よりも車体側の部分28に近い側に位置している。このように、本実施形態のワイヤハーネスWHでは、板状弾性体22が、湾曲部26においてFFC21に対して湾曲方向の内側に位置するように配置されている。
板状弾性体22について、更に詳しく説明する。図6は、ワイヤハーネスにおける力の釣り合いを説明する図、図7は、湾曲部の形状を説明する図、図8は、板状弾性体の斜視図、図9は、板状弾性体の特性と板厚との関係を示す図、図10は、板状弾性体の特性と湾曲半径との関係を示す図、図11は、板状弾性体の特性と積層枚数との関係を示す図である。
図6に示すように、湾曲形状に曲げられたFFC21には、反発力F1が発生する。反発力F1は、FFC21が直線状の形状に戻ろうとする復元力である。反発力F1の大きさは、FFC21の剛性等による。板状弾性体22は、FFC21の反発力F1に釣り合う保持力F2を発生する。保持力F2は、反発力F1に抗してFFC21を湾曲形状に維持する向きの力である。保持力F2は、例えば、外装23を介してFFC21に伝達される。保持力F2の最大値は、板状弾性体22の剛性等によって決まる。本実施形態の板状弾性体22は、少なくとも所望の半径の湾曲部26を形成させることができ、かつ湾曲部26を形成させたときの反発力F1に釣り合う保持力F2を発生することができるように構成されている。
板状弾性体22の特性を所望の特性とする手法の一例について説明する。図7に示すように、板状弾性体22は、折り曲げられたときの湾曲形状が安定する。図7には、板状弾性体22、および比較例としての平鋼板30が示されている。平鋼板30は、断面形状が矩形の鋼板である。平鋼板30が折り曲げられると、湾曲部31が形成される。湾曲部31の形状は、放物曲線となる。一方、板状弾性体22が折り曲げられると、円弧形状の湾曲部26が形成される。板状弾性体22は、予め板厚方向の一方側に向けて凸の湾曲形状とされている。これにより、湾曲部26の円弧の半径が周方向に沿って均一となりやすい。
板状弾性体22の特性は、例えば、図8に示す板厚tおよび湾曲半径r1と、板状弾性体22の積層枚数Nとによって調節することができる。板厚tは、1枚の板状弾性体22の厚みである。湾曲半径r1は、板状弾性体22に予め与えられた湾曲形状の半径である。板状弾性体22は、板状弾性体22の長手方向と直交する断面形状が円弧形状または実質的に円弧形状となっている。湾曲半径r1は、例えば、板状弾性体22の外周面がなす円弧形状の半径である。積層枚数Nは、積層される板状弾性体22の枚数である。
図9において、横軸は板厚tである。図9には、1枚の板状弾性体22の剛性、耐久性、および曲げ半径R1が示されている。剛性は、例えば、湾曲部26を形成するような曲げに対する曲げ剛性である。この剛性は、反発力F1に対してFFC21の形状を維持する剛性でもある。耐久性は、繰り返しの曲げに対する耐久性である。曲げ半径R1は、図6に示すように、形成される湾曲部26の円弧形状の半径である。図9から分かるように、板厚tが大きくなるに従って、剛性が高くなる。一方、板厚tが大きくなるに従って、耐久性が低下し、曲げ半径R1が小さくなる。
図10において、横軸は湾曲半径r1である。図10には、図9と同様に、1枚の板状弾性体22の剛性、耐久性、および曲げ半径R1が示されている。湾曲半径r1が大きくなるに従って、剛性が低くなる。一方、湾曲半径r1が大きくなるに従って、耐久性が向上し、曲げ半径R1が大きくなる。
図11において、横軸は積層枚数Nである。図11に示される剛性は、積層枚数Nに応じた板状弾性体22の積層体の剛性である。図11において、耐久性は、各板状弾性体22の耐久性であり、曲げ半径R1は、板状弾性体22の積層体の曲げ半径R1である。積層体の曲げ半径R1は、例えば、積層体において最も内側に位置する板状弾性体22の曲げ半径R1である。図11からわかるように、積層枚数Nが増加するに従って、積層体の剛性が高くなる。一方、耐久性および曲げ半径R1は、積層枚数Nにかかわらず一定または実質的に一定である。
図9および図10に示すように、板厚tおよび湾曲半径r1は何れも、剛性、耐久性、および曲げ半径R1の全てに影響する。更に、板厚tおよび湾曲半径r1の何れにおいても、剛性を向上させると耐久性が低下するという背反が存在する。本実施形態では、所望の曲げ半径R1および耐久性を実現するように、個々の板状弾性体22の板厚tおよび湾曲半径r1の組み合わせが定められている。また、所望の剛性を実現するように、板状弾性体22の積層枚数Nが決定されている。これにより、本実施形態に係る板状弾性体22の積層体は、所望の曲げ半径R1、耐久性、および剛性を備えたものとされている。
上記のように、本実施形態のスライドドア用の配索構造1は、可撓性の導電体であるFFC21と、形成手段である板状弾性体22とを有する。FFC21は、軌跡空間14を横断してスライドドア5と車体側とを電気的に接続する。軌跡空間14は、車体に設けられたガイド部11によってガイドされるスライド部7が通過する空間である。板状弾性体22は、FFC21における軌跡空間14を横断する部分に湾曲部26を形成し、かつFFC21における湾曲部26につながる部分をガイド部11に沿って延在させる。
軌跡空間14に湾曲部26が形成され、かつワイヤハーネスWHにおける湾曲部26につながる部分がガイド部11に沿って延在することで、ワイヤハーネスWHに生じる余長部分が主として軌跡空間14に収容される。よって、専用のスペースを新たに設けることなくワイヤハーネスWHの余長部分を収容することが可能である。言い換えると、ワイヤハーネスWHを配索するための専用の空間が縮小可能である。湾曲部26は、車両前後方向へのロアアーム6の移動に応じて、ロアアーム6の移動方向と同じ方向へ移動する。従って、ワイヤハーネスWHの余長部分は、スライド部7と干渉することなく軌跡空間14に収容される。
本実施形態のスライドドア用の配索構造1では、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりも車体側の部分が仕切り壁46に沿って延在する。つまり、ワイヤハーネスWHは、仕切り壁46によって支持されている。本実施形態の仕切り壁46は、軌跡空間14に湾曲部26を形成する形成手段として機能している。また、仕切り壁46は、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26につながる部分をガイド部11に沿って延在させる機能も有している。また、ワイヤハーネスWHが仕切り壁46によって支持されていることで、車両が振動したとしてもワイヤハーネスWHが振動しにくい。これにより、ワイヤハーネスWHと他の部品との干渉が発生しにくい。また、振動が抑制されることで、車体とスライドドア5との電気的な接続が安定する。
また、本実施形態のスライドドア用の配索構造1では、ワイヤハーネスWHにおいて、少なくとも湾曲部26よりもドア側の部分に線状部27が形成される。よって、ドア側へ向けてワイヤハーネスWHが膨らんでしまうことが抑制される。本実施形態では、線状部27を形成する手段として、板状弾性体22が例示されている。線状部27が形成され、この線状部27がガイド部11に沿って延在することで、ワイヤハーネスWHの余長部分を収容するために必要なスペースが小さくなる。
本実施形態のスライドドア用の配索構造1に設けられた形成手段は、FFC21と一体となって変形するようにFFC21に沿って配置された板状弾性体22である。板状弾性体22は、FFC21の軸方向と直交する断面形状が一方側に向けて凸の湾曲形状である。板状弾性体22によって、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26以外の部分が直線状に保たれやすい。つまり、ワイヤハーネスWHの全体形状が車幅方向に膨らみにくい。よって、ワイヤハーネスWHを配索するための専用のスペースが大きくなりにくい。また、ワイヤハーネスWHと他の部品との干渉が発生しにくい。板状弾性体22によってワイヤハーネスWHの姿勢が安定し、ワイヤハーネスWHが車幅方向や車両上下方向に沿って振動したり偏ったりしにくい。
本実施形態のスライドドア用の配索構造1は、ドア側保持部2および車体側保持部3を有する。板状弾性体22は、ドア側保持部2から車体側保持部3までの範囲に配置されている。これにより、ドア側保持部2から車体側保持部3までの範囲におけるワイヤハーネスWHの姿勢が安定する。板状弾性体22の一端はドア側保持部2によって保持されていることが好ましく、板状弾性体22の他端は車体側保持部3によって保持されていることが好ましい。このように板状弾性体22の両端が保持された場合、ワイヤハーネスWHの姿勢が安定しやすく、また湾曲部26の形成される位置が安定しやすい。なお、板状弾性体22は、ドア側保持部2および車体側保持部3の何れか一方によって保持され、他方には保持されないようにされてもよい。例えば、ドア側保持部2がワイヤハーネスWHを仕切り壁46に向けて押しつけるようにして板状弾性体22を保持する場合、車体側保持部3は板状弾性体22を保持しないことも考えられる。
本実施形態のスライドドア用の配索構造1は、伸縮性を有し、FFC21および板状弾性体22を内部に収容して保持する筒状の外装23を有する。伸縮性を有する外装23によってFFC21および板状弾性体22が保持されることで、FFC21と板状弾性体22とが一体となって変形しやすい。
本実施形態のスライドドア用の配索構造1は、導電体として、複数のFFC21を有する。帯状の導電体であるFFC21が積層された場合、適度な柔軟性を確保しつつ信号線や電源線の増減に対応しやすい。なお、フラットケーブルは、FFC21には限定されない。例えば、フラットケーブルは、所謂FFCと称されるもの以外の帯状のケーブルも含む。
本実施形態のスライドドア用の配索構造1において、板状弾性体22は、湾曲部26においてFFC21に対して湾曲方向の内側に位置するように配置されている。FFC21が外側に位置することで、FFC21の湾曲度合いが緩やかとなり、FFC21に掛かる曲げ負荷が軽減される。
本実施形態のスライドドア用の配索構造1は、板状弾性体22を複数備え、かつ複数の板状弾性体22およびFFC21が積層されている。複数の板状弾性体22が積層されることで、所望の曲げ半径R1、耐久性、および剛性を有する形成手段が実現される。
本実施形態の仕切り壁46は、ガイド部11に沿って配置されており、湾曲部26が軌跡空間14からずれることを規制する規制部として機能している。仕切り壁46は、車体中央側からワイヤハーネスWHを支持し、湾曲部26が軌跡空間14から車体中央側にずれることを規制している。従って、仕切り壁46は、ワイヤハーネスWHを配索するための専用の空間を縮小することができる。
また、本実施形態の車体側保持部3は、車両前後方向におけるスライド部7の可動範囲の中央部に配置されている。従って、車体側保持部3からドア側保持部2までのワイヤハーネスWHの長さを極力短くすることが可能である。車体側保持部3が車両前側や後側の端部に配置される場合と比較して、ワイヤハーネスWHの全長が大幅に短縮可能である。
本実施形態のスライドドア用の配索構造1によれば、ワイヤハーネスWHをステップ部材4やロアアーム6等のドア部品と共にモジュール化することが可能となる。例えば、ステップ部材4等が車体に対して組み付けられる前に、予めステップ部材4等にワイヤハーネスWHを組み付けておくことが可能である。これにより、配索作業が簡略化されて組付け性が向上する。
[実施形態の第1変形例]
実施形態の第1変形例について説明する。図12は、実施形態の第1変形例に係るステップ部材およびワイヤハーネスの断面図である。第1変形例のスライドドア用の配索構造1は、図12に示すように、下側規制部47および上側規制部48を有する。下側規制部47は、車両下側へ向けたワイヤハーネスWHの移動を規制する。下側規制部47は、例えば、仕切り壁46の下端部に設けられる。下側規制部47は、仕切り壁46から車幅方向のドア側に向けて突出している。下側規制部47は、車両上下方向においてワイヤハーネスWHの下側側面と対向している。下側規制部47は、ワイヤハーネスWHがボデーパネル12に接触してしまうことを規制する。
上側規制部48は、車両上側へ向けたワイヤハーネスWHの移動を規制する。上側規制部48は、例えば、仕切り壁46の突出方向の中央部に設けられる。上側規制部48は、仕切り壁46から車幅方向のドア側に向けて突出している。上側規制部48は、車両上下方向においてワイヤハーネスWHの上側側面と対向している。上側規制部48は、ワイヤハーネスWHがステップ側ガイド部43やベルト13に接触してしまうことを規制する。なお、下側規制部47や上側規制部48は、ステップ部材4とは別の部材であってもよい。
[実施形態の第2変形例]
実施形態の第2変形例について説明する。図13は、実施形態の第2変形例に係るスライドドア用の配索構造の要部を示す平面図である。図13に示すように、第2変形例に係るスライドドア用の配索構造1は、スライド式の形成手段49を有する。形成手段49は、スライド部材49a、複数の保持ローラー49b、および支持ローラー49cを有する。
スライド部材49aは、ステップ側ガイド部43によってガイドされる。スライド部材49aは、第一壁部44と第二壁部45との間に配置される。スライド部材49aは、支持ローラー49cを回転自在に支持している。スライド部材49aは、第一壁部44および第二壁部45上を転動するローラーを有していてもよい。
支持ローラー49cは、スライド部材49aの下側に配置されており、車幅方向の回転軸を回転中心として回転自在に支持されている。支持ローラー49cは、ボデーパネル12によって支持され、ボデーパネル12上を転動する。保持ローラー49bは、スライド部材49aによって回転自在に支持されている。保持ローラー49bは、車両上下方向の軸を回転中心として回転する。保持ローラー49bは、複数の内側保持ローラー49b1および複数の外側保持ローラー49b2を有する。内側保持ローラー49b1は、ワイヤハーネスWHを湾曲部26の内側から支持する。外側保持ローラー49b2は、ワイヤハーネスWHを湾曲部26の外側から支持する。つまり、複数の保持ローラー49bは、ワイヤハーネスWHを厚み方向の両側から挟んでいる。内側保持ローラー49b1および外側保持ローラー49b2は、それぞれ所定の間隔をあけて円弧状に配置されている。これにより、ワイヤハーネスWHにおいて、複数の保持ローラー49bによって挟まれた部分に湾曲部26が形成される。保持ローラー49bは、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26につながる部分をステップ側ガイド部43に沿って延在させるように配置されている。
形成手段49は、独立して用いられても、他の形成手段と共に用いられてもよい。例えば、第2変形例の形成手段49は、上記実施形態の板状弾性体22と組み合わせて用いられてもよい。形成手段49は、湾曲部26の位置ずれを規制する規制部としての機能も有している。形成手段49は、湾曲部26の位置がステップ側ガイド部43に対して車体中央側にずれることや、ドア側にずれることを規制できる。
[実施形態の第3変形例]
実施形態の第3変形例について説明する。図14は、実施形態の第3変形例に係るワイヤハーネスを示す断面図である。図14に示すように、第3変形例に係るワイヤハーネスWHでは、FFC21と板状弾性体22の位置関係が上記実施形態と異なる。具体的には、板状弾性体22は、FFC21よりも外側に位置する。つまり、第3変形例の板状弾性体22は、湾曲部26においてFFC21に対して湾曲方向の外側に位置するように配置されている。
板状弾性体22が、湾曲するFFC21を外側から保持することで、FFC21の形状が安定しやすい。板状弾性体22は、FFC21を保持することができる適度な剛性を有する。従って、FFC21の外側に配置された板状弾性体22は、FFC21が所望の形状よりも外側に向けて膨らんでしまうことを好適に抑制できる。また、FFC21の外側に配置された板状弾性体22は、プロテクタのごとくFFC21を保護する。例えば、板状弾性体22は、万一ワイヤハーネスWHが他の部品に接触したとしても、FFC21を衝撃から保護することができる。
[実施形態の第4変形例]
実施形態の第4変形例について説明する。導電体は、FFC21に限らず、線状の被覆電線や、その他の形状の電線であってもよい。板状弾性体22の断面形状の凸方向は、実施形態において例示された方向と逆であってもよい。すなわち、板状弾性体22は、導電体側とは反対側に向けて凸の形状であってもよい。板状弾性体22は、金属板に限らず、合成樹脂等の他の材料で構成されてもよい。外装23は、導電体および板状弾性体22を内部に収容して保持できるものであればよく、例えば、ゴムチューブ等であってもよい。導電体に沿って板状弾性体22を延在させる手段は、外装23には限定されない。導電体に沿って延在する状態で導電体に対して板状弾性体22を固定する様々な部材を使用可能である。板状弾性体22は、接着や結束等の手段によって導電体に対して固定されてもよい。
上記実施形態では、ドア側保持部2がワイヤハーネスWHを仕切り壁46に向けて押圧するように保持していたが、これには限定されない。ドア側保持部2は、例えば、ワイヤハーネスWHにおけるドア側保持部2よりも車体側の部分がドア側保持部2から車両前側に向けて延出するようにワイヤハーネスWHを保持してもよい。この場合、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりも車体側の部分は、例えば、仕切り壁46から離れた位置で車両前後方向に延在する。板状弾性体22は、ワイヤハーネスWHにおける湾曲部26よりも車体側の部分に線状部27を形成する。このような構成であっても、軌跡空間14に湾曲部26を形成させることが可能である。ドア側保持部2および車体側保持部3は、軌跡空間14に湾曲部26が形成されるように、ワイヤハーネスWHを保持する保持態様が定められる。また、板状弾性体22は、軌跡空間14に湾曲部26が形成されるように、板厚、湾曲形状、材料、設置枚数等が定められる。板状弾性体22は、湾曲部26につながる部分に線状部27を形成し、この線状部27をガイド部11に沿って延在させる。
湾曲部26を形成する形成手段は、キャタピラ状の外装部材等であってもよい。また、形成手段は、上記実施形態の仕切り壁46のように、車幅方向の側方からワイヤハーネスWHを支持する支持壁であってもよい。例えば、上記実施形態において、板状弾性体22なしで仕切り壁46によって湾曲部26が形成されることも可能である。ドア側保持部2によって仕切り壁46に向けて押圧されるワイヤハーネスWHには、仕切り壁46に隣接して湾曲部26が形成される。従って、軌跡空間14に沿って延在する仕切り壁46は、軌跡空間14に湾曲部26を形成可能である。
上記実施形態の湾曲部26は、車両前側に向けて湾曲していたが、これに代えて、車両後側に向けて湾曲する湾曲部26が形成されてもよい。この場合、車体側保持部3およびドア側保持部2は、それぞれ車両後側に向けてワイヤハーネスWHを延出させるようにワイヤハーネスWHを保持することが好ましい。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 スライドドア用の配索構造
2 ドア側保持部
3 車体側保持部
4 ステップ部材
5 スライドドア
6 ロアアーム
7 スライド部
8 第一ローラー
9 第二ローラー
10 支持部
11 ガイド部
12 ボデーパネル
13 ベルト
14 軌跡空間
21 FFC
22 板状弾性体(形成手段)
23 外装
24 第一コネクタ
25 第二コネクタ
26 湾曲部
27 線状部
28 車体側の部分
29 ドア側の部分
41 表面
42 裏面
43 ステップ側ガイド部
44 第一壁部
45 第二壁部
46 仕切り壁(形成手段、規制部)
47 下側規制部
48 上側規制部
49 形成手段(規制部)
49a スライド部材
49b 保持ローラー
49c 支持ローラー
100 車両
r1 湾曲半径
t 板厚
N 積層枚数
WH ワイヤハーネス

Claims (9)

  1. 車体側に設けられたガイド部によってガイドされるスライドドアのスライド部が通過する軌跡空間を横断して前記スライドドアと前記車体側とを接続する可撓性の導電体と、
    前記導電体における前記軌跡空間を横断する部分に湾曲部を形成し、かつ前記導電体における前記湾曲部につながる部分を前記ガイド部に沿って延在させる形成手段と
    前記スライドドアに設けられ、前記導電体を保持するドア側保持部と、
    前記ガイド部に沿って配置された仕切り壁と、
    を備え
    前記形成手段は、前記導電体と一体となって変形するように前記導電体に沿って配置された板状の弾性体であり、
    前記ドア側保持部は、前記導電体および前記板状の弾性体が前記仕切り壁に向けて延出するように前記導電体および前記板状の弾性体を保持し、前記導電体および前記板状の弾性体を前記仕切り壁に向けて押圧する
    ことを特徴とするスライドドア用の配索構造。
  2. 前記板状の弾性体は、前記導電体における前記湾曲部よりも前記スライドドア側の部分および前記車体側の部分の少なくとも一方に直線状に延在する線状部を形成する
    請求項1に記載のスライドドア用の配索構造。
  3. 前記板状の弾性体の形状は、前記導電体の軸方向と直交する断面形状が一方側に向けて凸の湾曲形状である
    請求項1または2に記載のスライドドア用の配索構造。
  4. 更に、
    前記ガイド部よりも前記車体側に設けられ、前記導電体を保持する車体側保持部を備え、
    前記板状の弾性体は、前記ドア側保持部から前記車体側保持部までの範囲に配置されている
    請求項1から3の何れか1項に記載のスライドドア用の配索構造。
  5. 更に、伸縮性を有し、前記導電体および前記板状の弾性体を内部に収容して保持する筒状の外装を備える
    請求項1から4の何れか1項に記載のスライドドア用の配索構造。
  6. 前記導電体として、複数のフラットケーブルを備える
    請求項から5の何れか1項に記載のスライドドア用の配索構造。
  7. 前記板状の弾性体は、前記湾曲部において前記導電体に対して湾曲方向の内側に位置するように配置される
    請求項から6の何れか1項に記載のスライドドア用の配索構造。
  8. 前記板状の弾性体を複数備え、かつ複数の前記板状の弾性体およびフラットケーブルが積層されている
    請求項から7の何れか1項に記載のスライドドア用の配索構造。
  9. 前記ドア側保持部は、前記導電体および前記板状の弾性体を前記仕切り壁の形状に応じて変形させて前記仕切り壁に沿って延在させる
    請求項1から8の何れか1項に記載のスライドドア用の配索構造。
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