JP2002315168A - 車両用ドア給電装置 - Google Patents
車両用ドア給電装置Info
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- JP2002315168A JP2002315168A JP2001106433A JP2001106433A JP2002315168A JP 2002315168 A JP2002315168 A JP 2002315168A JP 2001106433 A JP2001106433 A JP 2001106433A JP 2001106433 A JP2001106433 A JP 2001106433A JP 2002315168 A JP2002315168 A JP 2002315168A
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- JP
- Japan
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- holder
- vehicle door
- vehicle body
- support member
- power supply
- Prior art date
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- Pending
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- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレキシブルフラットケーブルを廃止する。
【解決手段】 車両ボデー1に対して移動して車両ボデ
ー1に形成される乗降口11を開閉する車両ドア2内に
配設される電装部品と車両ボデー1に配される電装部品
とを電気的に連結する複数のワイヤハーネス31と、ワ
イヤハーネス31を束ねる被覆部材33と、互いに摺接
し合う複数の板材32aよりなりワイヤハーネス31を
支持するよう被覆部材33内に配設されると共に長手方
向の両端が互いに対向するよう屈曲され車両ドア3の車
両ボデー1に対する移動に伴って長手方向に移動する屈
曲部分3aを有する支持部材32と、支持部材32の一
端を車両ボデー1に固定する第1ホルダー4と、支持部
材32の他端を車両ドア2に固定する第2ホルダー6と
を有する。
ー1に形成される乗降口11を開閉する車両ドア2内に
配設される電装部品と車両ボデー1に配される電装部品
とを電気的に連結する複数のワイヤハーネス31と、ワ
イヤハーネス31を束ねる被覆部材33と、互いに摺接
し合う複数の板材32aよりなりワイヤハーネス31を
支持するよう被覆部材33内に配設されると共に長手方
向の両端が互いに対向するよう屈曲され車両ドア3の車
両ボデー1に対する移動に伴って長手方向に移動する屈
曲部分3aを有する支持部材32と、支持部材32の一
端を車両ボデー1に固定する第1ホルダー4と、支持部
材32の他端を車両ドア2に固定する第2ホルダー6と
を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ボデーに配さ
れる電装部品と車両ドアに配される電装部品との間を電
気的に接続する給電装置に関するものである。
れる電装部品と車両ドアに配される電装部品との間を電
気的に接続する給電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給電装置としては、特開
2000−177392号公報に示されるものが知られ
ている。これは、車両ボデーに対して移動して車両ボデ
ーに形成される乗降口を開閉する車両ドア内に配設され
る電装部品と車両ボデーに配される電装部品とを電気的
に連結するフレキシブルフラットケーブルと、フレキシ
ブルフラットケーブルを支持すると共に長手方向の両端
が互いに対向するよう屈曲され車両ドアの車両ボデーに
対する移動に伴って長手方向に移動する屈曲部分を有す
る支持部材と、フレキシブルフラットケーブルと支持部
材とを被覆する被覆部材とを有するものである。
2000−177392号公報に示されるものが知られ
ている。これは、車両ボデーに対して移動して車両ボデ
ーに形成される乗降口を開閉する車両ドア内に配設され
る電装部品と車両ボデーに配される電装部品とを電気的
に連結するフレキシブルフラットケーブルと、フレキシ
ブルフラットケーブルを支持すると共に長手方向の両端
が互いに対向するよう屈曲され車両ドアの車両ボデーに
対する移動に伴って長手方向に移動する屈曲部分を有す
る支持部材と、フレキシブルフラットケーブルと支持部
材とを被覆する被覆部材とを有するものである。
【0003】この従来装置においては、フレキシブルフ
ラットケーブルは、複数の導電線を有しており、その一
端でコネクタを介して車両ボデーの電装部品に電気的に
接続されたワイヤハーネスに電気的に接続され、その他
端でコネクタを介して車両ドアの電装部品に伝的に接続
されたワイヤハーネスに電気的に接続されている。
ラットケーブルは、複数の導電線を有しており、その一
端でコネクタを介して車両ボデーの電装部品に電気的に
接続されたワイヤハーネスに電気的に接続され、その他
端でコネクタを介して車両ドアの電装部品に伝的に接続
されたワイヤハーネスに電気的に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両ドアに配される電
装部品は、年々、その数を増してきている。従って、従
来装置においては、フレキシブルフラットケーブルに設
けられる導電線の数も増し、大幅なコストアップを招い
ている。又、従来装置においては、フレキシブルフラッ
トケーブルとワイヤハーネスとを電気的に接続するコネ
クタを必要としているため、導電線の増加は、コネクタ
の大型化を招くことになり、このため、給電装置は、配
置上の制約を受け、結果、車両への搭載性が著しく阻害
されることになる。
装部品は、年々、その数を増してきている。従って、従
来装置においては、フレキシブルフラットケーブルに設
けられる導電線の数も増し、大幅なコストアップを招い
ている。又、従来装置においては、フレキシブルフラッ
トケーブルとワイヤハーネスとを電気的に接続するコネ
クタを必要としているため、導電線の増加は、コネクタ
の大型化を招くことになり、このため、給電装置は、配
置上の制約を受け、結果、車両への搭載性が著しく阻害
されることになる。
【0005】故に、本発明は、フレキシブルフラットケ
ーブルを廃止することを、その技術的課題とするもので
ある。
ーブルを廃止することを、その技術的課題とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、車両ボデ
ーに対して移動して該車両ボデーに形成される乗降口を
開閉する車両ドア内に配設される電装部品と前記車両ボ
デーに配される電装部品とを電気的に連結する複数のワ
イヤハーネスと、該ワイヤハネースを束ねる被覆部材
と、互いに摺接し合う複数の板材よりなり前記ワイヤハ
ーネスを支持するよう前記被覆部材内に配設されると共
に長手方向の両端が互いに対向するよう屈曲され前記車
両ドアの前記車両ボデーに対する移動に伴って長手方向
に移動する屈曲部分を有する支持部材と、前記支持部材
の一端を前記車両ボデーに固定する第1ホルダーと、前
記支持部材の他端を前記車両ドアに固定する第2ホルダ
ーとを有した、ことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、車両ボデ
ーに対して移動して該車両ボデーに形成される乗降口を
開閉する車両ドア内に配設される電装部品と前記車両ボ
デーに配される電装部品とを電気的に連結する複数のワ
イヤハーネスと、該ワイヤハネースを束ねる被覆部材
と、互いに摺接し合う複数の板材よりなり前記ワイヤハ
ーネスを支持するよう前記被覆部材内に配設されると共
に長手方向の両端が互いに対向するよう屈曲され前記車
両ドアの前記車両ボデーに対する移動に伴って長手方向
に移動する屈曲部分を有する支持部材と、前記支持部材
の一端を前記車両ボデーに固定する第1ホルダーと、前
記支持部材の他端を前記車両ドアに固定する第2ホルダ
ーとを有した、ことである。
【0007】この技術的手段によれば、支持部材は、第
1ホルダー及び第2ホルダーにより車両ボデーと車両ド
ア間に固定配置され、しかも、複数の板材より成すこと
で、剛性アップが図られる。よって、この支持部材によ
って直接ワイヤハーネスを支持し得る。これにより、ワ
イヤハーネスによってフレキシブルフラットケーブルを
代用し得、よって、従来必要であったフレキシブルフラ
ットケーブルを廃止し得る。
1ホルダー及び第2ホルダーにより車両ボデーと車両ド
ア間に固定配置され、しかも、複数の板材より成すこと
で、剛性アップが図られる。よって、この支持部材によ
って直接ワイヤハーネスを支持し得る。これにより、ワ
イヤハーネスによってフレキシブルフラットケーブルを
代用し得、よって、従来必要であったフレキシブルフラ
ットケーブルを廃止し得る。
【0008】より好ましくは、前記支持部材の隣り合う
前記板材に対して摺接する板材の表面にフッ素系溶剤を
主成分として所定量のフッ素系オイル及びフッ素樹脂が
溶解・分散された構成の潤滑剤が塗布される、と良い。
前記板材に対して摺接する板材の表面にフッ素系溶剤を
主成分として所定量のフッ素系オイル及びフッ素樹脂が
溶解・分散された構成の潤滑剤が塗布される、と良い。
【0009】より好ましくは、前記第1ホルダー及び/
又は前記第2ホルダーに形成され前記支持部材を長手方
向に移動自在に案内する第1ガイド壁を有する、と良
い。
又は前記第2ホルダーに形成され前記支持部材を長手方
向に移動自在に案内する第1ガイド壁を有する、と良
い。
【0010】より好ましくは、前記第2ホルダーに形成
され前記支持部材に支持された前記ワイヤハーネスを前
記第2ホルダーから円弧状に導き出す第2ガイド壁を有
する、と良い。
され前記支持部材に支持された前記ワイヤハーネスを前
記第2ホルダーから円弧状に導き出す第2ガイド壁を有
する、と良い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示されるように、
車両の側部ボデー1には、スライドドア2が複数のアー
ム21を介して車両前後方向(図1示左右方向)にスラ
イド自在に支持されている。アーム21は、その一端で
スライドドア2に固定され、その他端で側部ボデー1に
固定された断面逆U字状のガイドレール13にローラ2
1aによって摺動自在に支持されている。ガイドレール
13は、側部ボデー1に形成された乗降口11の下縁に
沿って車両前後方向に延在して配されており、乗降口1
1に配されるステップ12の下部に形成された側部ボデ
ー2の収容凹部14内に収容され、下方に向かって開口
するように収容凹部14を画成する上壁14aに固定さ
れている。アーム21の他端は、ガイドレール13と対
向するように収容凹部14内に延在し、収容凹部14を
画成する下壁14bにローラ21bによって摺動自在に
支持されている。そして、スライドドア2は、アーム2
1によってガイドレール13に案内されながらスライド
動作し、これにより、乗降口11を開閉する。
車両の側部ボデー1には、スライドドア2が複数のアー
ム21を介して車両前後方向(図1示左右方向)にスラ
イド自在に支持されている。アーム21は、その一端で
スライドドア2に固定され、その他端で側部ボデー1に
固定された断面逆U字状のガイドレール13にローラ2
1aによって摺動自在に支持されている。ガイドレール
13は、側部ボデー1に形成された乗降口11の下縁に
沿って車両前後方向に延在して配されており、乗降口1
1に配されるステップ12の下部に形成された側部ボデ
ー2の収容凹部14内に収容され、下方に向かって開口
するように収容凹部14を画成する上壁14aに固定さ
れている。アーム21の他端は、ガイドレール13と対
向するように収容凹部14内に延在し、収容凹部14を
画成する下壁14bにローラ21bによって摺動自在に
支持されている。そして、スライドドア2は、アーム2
1によってガイドレール13に案内されながらスライド
動作し、これにより、乗降口11を開閉する。
【0012】スライドドア2内には、スライドドア2を
乗降口11の閉状態で保持するドアロック装置やスライ
ドドア2に形成された窓部22を開閉するためにウイン
ドガラス23を昇降させるウインドレギュレータ装置等
の各種電動装置(図示せず)が配されている。又、側部
ボデー1内には、これら各種電動装置の作動状態を検出
するセンサやスイッチ(図示せず)からの信号に基づい
て各種電動装置の作動をコントロールするコントローラ
(図示せず)が配されている。そして、センサやスイッ
チは、各種電動装置に併設されてスライドドア2内に配
されており、これらセンサやスイッチからコントローラ
への信号の伝達は、後述する給電装置3によって行われ
ている。
乗降口11の閉状態で保持するドアロック装置やスライ
ドドア2に形成された窓部22を開閉するためにウイン
ドガラス23を昇降させるウインドレギュレータ装置等
の各種電動装置(図示せず)が配されている。又、側部
ボデー1内には、これら各種電動装置の作動状態を検出
するセンサやスイッチ(図示せず)からの信号に基づい
て各種電動装置の作動をコントロールするコントローラ
(図示せず)が配されている。そして、センサやスイッ
チは、各種電動装置に併設されてスライドドア2内に配
されており、これらセンサやスイッチからコントローラ
への信号の伝達は、後述する給電装置3によって行われ
ている。
【0013】図3及び図5に示されるように、給電装置
3は、各種センサやスイッチの数に対応した複数のワイ
ヤハーネス31、ワイヤハーネス31を支持する支持板
32及びワイヤハーネス31を束ねる樹脂チューブ33
を主として構成されている。
3は、各種センサやスイッチの数に対応した複数のワイ
ヤハーネス31、ワイヤハーネス31を支持する支持板
32及びワイヤハーネス31を束ねる樹脂チューブ33
を主として構成されている。
【0014】ワイヤハーネス31は、その一端で側部ボ
デー1内のコントローラにコネクタ34にて電気的に接
続され、他端でスライドドア2内のセンサやスイッチに
コネクタ35にて電気的に接続されており、このワイヤ
ハーネス31によってセンサやスイッチが発する信号を
コントローラへ伝達している。
デー1内のコントローラにコネクタ34にて電気的に接
続され、他端でスライドドア2内のセンサやスイッチに
コネクタ35にて電気的に接続されており、このワイヤ
ハーネス31によってセンサやスイッチが発する信号を
コントローラへ伝達している。
【0015】支持板32は、長尺状のもので、凸周面3
2b及び凹周面32cを有する断面円弧形状を呈してお
り、この支持板32は、複数の薄鋼板32aを互いに長
手方向(図3示左右方向)において摺接し合うように板
厚方向に重ねてなるものである。この支持板32の長手
方向の一端は、樹脂製のホルダー4によってブラケット
5を介して側部ボデー1に固定されており、他端は、樹
脂製のホルダー6によってブラケット7を介してスライ
ドドア2のアーム21に固定されている。そして、この
支持板32は、その凸周面32bでワイヤハーネス31
をホルダー4、6間で長手方向に渡り支持している。薄
鋼板32aは、重ねられた状態で略同一の円弧中心とな
るように中心からの径がそれぞれ異なる断面円弧形状を
呈するものである。隣り合う薄鋼板32aに対して摺接
する薄鋼板32aの表面には、潤滑剤が塗布されてい
る。潤滑剤は、ワイヤハーネス31に付着した際の電気
障害を防止するために、フッ素系溶剤に1〜5wt%の
フッ素系オイル及び1〜10wt%のポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂(フッ素樹脂)を溶解・分散させた構成
となっており、薄鋼板32a同士が摺接し合う際のステ
ィックスリップを防止するために、好ましくは、フッ素
系溶剤に2wt%のフッ素系オイル及び5〜10wt%
のポリテトラフルオロエチレン樹脂を溶解・分散させた
構成となっている。尚、薄鋼板32a同士が摺接し合う
際のスティックスリップについて、図12に示される条
件で評価した結果、図13に示される効果を確認するこ
とができた。
2b及び凹周面32cを有する断面円弧形状を呈してお
り、この支持板32は、複数の薄鋼板32aを互いに長
手方向(図3示左右方向)において摺接し合うように板
厚方向に重ねてなるものである。この支持板32の長手
方向の一端は、樹脂製のホルダー4によってブラケット
5を介して側部ボデー1に固定されており、他端は、樹
脂製のホルダー6によってブラケット7を介してスライ
ドドア2のアーム21に固定されている。そして、この
支持板32は、その凸周面32bでワイヤハーネス31
をホルダー4、6間で長手方向に渡り支持している。薄
鋼板32aは、重ねられた状態で略同一の円弧中心とな
るように中心からの径がそれぞれ異なる断面円弧形状を
呈するものである。隣り合う薄鋼板32aに対して摺接
する薄鋼板32aの表面には、潤滑剤が塗布されてい
る。潤滑剤は、ワイヤハーネス31に付着した際の電気
障害を防止するために、フッ素系溶剤に1〜5wt%の
フッ素系オイル及び1〜10wt%のポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂(フッ素樹脂)を溶解・分散させた構成
となっており、薄鋼板32a同士が摺接し合う際のステ
ィックスリップを防止するために、好ましくは、フッ素
系溶剤に2wt%のフッ素系オイル及び5〜10wt%
のポリテトラフルオロエチレン樹脂を溶解・分散させた
構成となっている。尚、薄鋼板32a同士が摺接し合う
際のスティックスリップについて、図12に示される条
件で評価した結果、図13に示される効果を確認するこ
とができた。
【0016】樹脂チューブ33は、内部に収容空間33
aを形成した中空形状の長尺状のもので、ワイヤハーネ
ス31及び支持板32をその長手方向に渡り収容空間3
3aに収容しており、樹脂チューブ33及びワイヤハー
ネス31は、ホルダー4、5間で樹脂チューブ33によ
り被覆されている。
aを形成した中空形状の長尺状のもので、ワイヤハーネ
ス31及び支持板32をその長手方向に渡り収容空間3
3aに収容しており、樹脂チューブ33及びワイヤハー
ネス31は、ホルダー4、5間で樹脂チューブ33によ
り被覆されている。
【0017】図6ないし図8に示されるように、ホルダ
ー4は、ケース41とカバー42とからなるもので、こ
のケース41とカバー42とによって形成される内部空
間43に支持板32の一端をワイヤハーネス31及び樹
脂チューブ33と共に収容している。ホルダー4は、支
持板32の長手方向(図6示左右方向)に沿う両端4
a、4bでケース41及びカバー42間の内部空間43
を外部に露出させており、一端4aから樹脂チューブ3
3に収容されたワイヤハーネス31及び支持板32が挿
通され、他端4bからワイヤハーネス31のみが導き出
されている。ホルダー4の他端4bから導き出されたワ
イヤハーネス31は、コルゲートチューブ44によって
束ねられている。ホルダー4の他端4bは、ワイヤハー
ネス31をホルダー4の一端4aへの挿通方向(図6示
左右方向)とは略直交した方向(図6示上下方向)に導
き出すよう、一端4aに対して略直角に屈曲させられて
おり、又、コルゲートチューブ44の端を収容できるよ
う円形となっている。
ー4は、ケース41とカバー42とからなるもので、こ
のケース41とカバー42とによって形成される内部空
間43に支持板32の一端をワイヤハーネス31及び樹
脂チューブ33と共に収容している。ホルダー4は、支
持板32の長手方向(図6示左右方向)に沿う両端4
a、4bでケース41及びカバー42間の内部空間43
を外部に露出させており、一端4aから樹脂チューブ3
3に収容されたワイヤハーネス31及び支持板32が挿
通され、他端4bからワイヤハーネス31のみが導き出
されている。ホルダー4の他端4bから導き出されたワ
イヤハーネス31は、コルゲートチューブ44によって
束ねられている。ホルダー4の他端4bは、ワイヤハー
ネス31をホルダー4の一端4aへの挿通方向(図6示
左右方向)とは略直交した方向(図6示上下方向)に導
き出すよう、一端4aに対して略直角に屈曲させられて
おり、又、コルゲートチューブ44の端を収容できるよ
う円形となっている。
【0018】ホルダー4の内部空間43内に配される支
持板32の一端は、その凸周面32bがカバー42と対
向し、凹周面32cがケース41と対向しており、凹周
面32cと対向するケース41の支持壁41aには、凹
周面32cと合致する円弧形状の支持面41bが形成さ
れている。ケース42の支持面41bの支持板32の幅
方向(図6、図7及び図8示上下方向)における両端に
は、支持板32の厚方向(図8示左右方向)に突出し且
つ長手方向(図7示左右方向)に延びるガイド壁41c
が支持壁41aから連続して形成されている。又、支持
面41bには、支持板32の厚方向に突出する支持ピン
41dが支持壁41aと一体に立設されている。支持板
32の一端には、支持ピン41dが挿通される貫通孔3
2dが形成されており、支持ピン41dが貫通孔32d
に金属製のスペーサ41eを介して挿通され、これによ
り、支持板32のホルダー4に対する抜け止めがなさ
れ、支持板32がホルダー4に保持されている。貫通孔
32dの径は、スペーサ41eの径よりも大径となって
おり、これにより、支持板32は、ホルダー4に対して
その長手方向にガイド壁41cに沿って移動自在となっ
ている。このように構成されたケース41とカバー42
とは、両者間に形成された複数個所の爪部と孔部との嵌
合(図示せず)で互いに結合され、スペーサ41eの先
端をカバー42に形成された凹部42aで収容してお
り、ワイヤハーネス31は、このスペーサ41eをよけ
るかたちで内部空間43内に収まっている。
持板32の一端は、その凸周面32bがカバー42と対
向し、凹周面32cがケース41と対向しており、凹周
面32cと対向するケース41の支持壁41aには、凹
周面32cと合致する円弧形状の支持面41bが形成さ
れている。ケース42の支持面41bの支持板32の幅
方向(図6、図7及び図8示上下方向)における両端に
は、支持板32の厚方向(図8示左右方向)に突出し且
つ長手方向(図7示左右方向)に延びるガイド壁41c
が支持壁41aから連続して形成されている。又、支持
面41bには、支持板32の厚方向に突出する支持ピン
41dが支持壁41aと一体に立設されている。支持板
32の一端には、支持ピン41dが挿通される貫通孔3
2dが形成されており、支持ピン41dが貫通孔32d
に金属製のスペーサ41eを介して挿通され、これによ
り、支持板32のホルダー4に対する抜け止めがなさ
れ、支持板32がホルダー4に保持されている。貫通孔
32dの径は、スペーサ41eの径よりも大径となって
おり、これにより、支持板32は、ホルダー4に対して
その長手方向にガイド壁41cに沿って移動自在となっ
ている。このように構成されたケース41とカバー42
とは、両者間に形成された複数個所の爪部と孔部との嵌
合(図示せず)で互いに結合され、スペーサ41eの先
端をカバー42に形成された凹部42aで収容してお
り、ワイヤハーネス31は、このスペーサ41eをよけ
るかたちで内部空間43内に収まっている。
【0019】ブラケット5は、ホルダー4を保持する保
持部分51と側部ボデー1の収容凹部14を画成する上
壁14aに取り付けられる取付部分52とが一体に形成
された略L字状を呈するものである。保持部分51は、
ケース41と面接触し、ケース41及びカバー42を包
む形で延びる複数の爪部51aによってホルダー4を嵌
合保持している。ホルダー4が保持されたブラケット5
は、支持板32の幅方向(図8示上下方向)が車両上下
方向(図2及び図8示上下方向)となるように、取付部
分52にて上壁14aにビス止めされ、これにより、支
持板32の一端を側部ボデー1に固定している。ブラケ
ット5の取付部分52は、この固定状態おいて、支持板
の凸周面32bが上壁14aに向くように、保持部分5
1に対して傾斜している。
持部分51と側部ボデー1の収容凹部14を画成する上
壁14aに取り付けられる取付部分52とが一体に形成
された略L字状を呈するものである。保持部分51は、
ケース41と面接触し、ケース41及びカバー42を包
む形で延びる複数の爪部51aによってホルダー4を嵌
合保持している。ホルダー4が保持されたブラケット5
は、支持板32の幅方向(図8示上下方向)が車両上下
方向(図2及び図8示上下方向)となるように、取付部
分52にて上壁14aにビス止めされ、これにより、支
持板32の一端を側部ボデー1に固定している。ブラケ
ット5の取付部分52は、この固定状態おいて、支持板
の凸周面32bが上壁14aに向くように、保持部分5
1に対して傾斜している。
【0020】図6、図9ないし図11に示されるよう
に、ホルダー6は、ケース61とカバー62とからなる
もので、このケース61とカバー62とによって形成さ
れる内部空間63に支持板32の他端をワイヤハーネス
31及び樹脂チューブ33と共に収容している。ホルダ
ー6は、支持板32の長手方向(図6示左右方向)に沿
う両端6a、6bでケース61及びカバー62間の内部
空間63を外部に露出させており、一端6aから樹脂チ
ューブ33に収容されたワイヤハーネス31及び支持板
32が挿通され、他端6bからワイヤハーネス31のみ
が導き出されている。ホルダー6の他端6bから導き出
されたワイヤハーネス31は、コルゲートチューブ64
によって束ねられている。ホルダー6の他端6bは、ワ
イヤハーネス31をホルダー6の一端6aへの挿通方向
(図6示左右方向)とは略直交したホルダー4の他端4
bとは異なる方向(図6示紙面方向)に導き出すよう、
一端6aに対して略直角に屈曲させられており、又、コ
ルゲートチューブ64の端を収容できるよう円形となっ
ている。
に、ホルダー6は、ケース61とカバー62とからなる
もので、このケース61とカバー62とによって形成さ
れる内部空間63に支持板32の他端をワイヤハーネス
31及び樹脂チューブ33と共に収容している。ホルダ
ー6は、支持板32の長手方向(図6示左右方向)に沿
う両端6a、6bでケース61及びカバー62間の内部
空間63を外部に露出させており、一端6aから樹脂チ
ューブ33に収容されたワイヤハーネス31及び支持板
32が挿通され、他端6bからワイヤハーネス31のみ
が導き出されている。ホルダー6の他端6bから導き出
されたワイヤハーネス31は、コルゲートチューブ64
によって束ねられている。ホルダー6の他端6bは、ワ
イヤハーネス31をホルダー6の一端6aへの挿通方向
(図6示左右方向)とは略直交したホルダー4の他端4
bとは異なる方向(図6示紙面方向)に導き出すよう、
一端6aに対して略直角に屈曲させられており、又、コ
ルゲートチューブ64の端を収容できるよう円形となっ
ている。
【0021】ホルダー6の内部空間63内に配される支
持板32の他端は、その凸周面32bがカバー62と対
向し、凹周面32cがケース61と対向しており、凹周
面32cと対向するケース61の支持壁61aには、凹
周面32cと合致する円弧形状の支持面61bが形成さ
れている。ケース62の支持面61bの支持板32の幅
方向(図6、図9及び図10示上下方向)における両端
には、支持板32の厚方向(図10示左右方向)に突出
し且つ長手方向(図9示左右方向)に延びるガイド壁6
1cが支持壁61aから連続して形成されている。又、
支持面61bには、支持板32の厚方向に突出する支持
ピン61dが支持壁61aと一体に立設されている。支
持板32の他端には、支持ピン61dが挿通される貫通
孔32eが形成されており、支持ピン61dが貫通孔3
2eに金属製のスペーサ61eを介して挿通され、これ
により、支持板32のホルダー6に対する抜け止めがな
され、支持板32がホルダー6に保持されている。貫通
孔32eの径は、スペーサ61eの径よりも大径となっ
ており、これにより、支持板32は、ホルダー6に対し
てその長手方向にガイド壁61cに沿って移動自在とな
っている。このように構成されたケース61とカバー6
2とは、両者間に形成された複数個所の爪部と孔部との
嵌合(図示せず)で互いに結合され、スペーサ61eの
先端をカバー62に形成された凹部62aで収容してお
り、ワイヤハーネス31は、このスペーサ61eをよけ
るかたちで内部空間63内に収まっている。更に、ホル
ダー6の一端6aには、外方に円弧状に湾曲したガイド
壁61gがケース61に一体に形成されている。
持板32の他端は、その凸周面32bがカバー62と対
向し、凹周面32cがケース61と対向しており、凹周
面32cと対向するケース61の支持壁61aには、凹
周面32cと合致する円弧形状の支持面61bが形成さ
れている。ケース62の支持面61bの支持板32の幅
方向(図6、図9及び図10示上下方向)における両端
には、支持板32の厚方向(図10示左右方向)に突出
し且つ長手方向(図9示左右方向)に延びるガイド壁6
1cが支持壁61aから連続して形成されている。又、
支持面61bには、支持板32の厚方向に突出する支持
ピン61dが支持壁61aと一体に立設されている。支
持板32の他端には、支持ピン61dが挿通される貫通
孔32eが形成されており、支持ピン61dが貫通孔3
2eに金属製のスペーサ61eを介して挿通され、これ
により、支持板32のホルダー6に対する抜け止めがな
され、支持板32がホルダー6に保持されている。貫通
孔32eの径は、スペーサ61eの径よりも大径となっ
ており、これにより、支持板32は、ホルダー6に対し
てその長手方向にガイド壁61cに沿って移動自在とな
っている。このように構成されたケース61とカバー6
2とは、両者間に形成された複数個所の爪部と孔部との
嵌合(図示せず)で互いに結合され、スペーサ61eの
先端をカバー62に形成された凹部62aで収容してお
り、ワイヤハーネス31は、このスペーサ61eをよけ
るかたちで内部空間63内に収まっている。更に、ホル
ダー6の一端6aには、外方に円弧状に湾曲したガイド
壁61gがケース61に一体に形成されている。
【0022】ブラケット7は、ホルダー6を保持する保
持部分71とアーム21の下面に取り付けられる取付部
分72とが一体に形成された略L字状を呈するものであ
る。保持部分71は、断面コ字状を呈しており、内部に
ホルダー6を収容する形でカバー62に形成された凸部
63bと保持部分71に形成された嵌合切欠71aとの
嵌合でホルダー6を嵌合保持している。ホルダー6が保
持されたブラケット7は、支持板32の幅方向(図10
示上下方向)が車両上下方向(図2及び図10示上下方
向)となるように、ホルダー6のケース61に形成され
た位置決めピン61fをアーム21に係止し且つ取付部
分72にてアーム21にビス止めされ、これにより、支
持板32の一端をスライドドア2に固定している。
持部分71とアーム21の下面に取り付けられる取付部
分72とが一体に形成された略L字状を呈するものであ
る。保持部分71は、断面コ字状を呈しており、内部に
ホルダー6を収容する形でカバー62に形成された凸部
63bと保持部分71に形成された嵌合切欠71aとの
嵌合でホルダー6を嵌合保持している。ホルダー6が保
持されたブラケット7は、支持板32の幅方向(図10
示上下方向)が車両上下方向(図2及び図10示上下方
向)となるように、ホルダー6のケース61に形成され
た位置決めピン61fをアーム21に係止し且つ取付部
分72にてアーム21にビス止めされ、これにより、支
持板32の一端をスライドドア2に固定している。
【0023】上記した構成において、給電装置3は、そ
の長手方向で支持板32を凸周面32bが内側となるよ
うに且つ一端側3aと他端側3bとが対向するように屈
曲部分3aを形成して屈曲されている。そして、給電装
置3は、アーム21のローラ21aを挟んで、一端側3
bが側部ボデー1側に、他端側3cがスライドドア2側
に位置するよう、側部ボデー1の収容凹部14内に収容
されている。この状態で、スライドドア2を車両前後方
向にスライド動作させると、屈曲部分3aがスライドド
ア2のスライド動作に伴って長手方向に移動する。この
時、支持板32の薄鋼板32aは、ホルダー4、6に対
してスペーサ41e、61eと貫通孔32d、32eと
の間の隙間分内でガイド壁41c、61cに案内されな
がら移動して、長手方向において互いに摺接し合い、こ
れにより、支持板32の凸周面32bと凹周面32cの
内外移動差を吸収し、屈曲部分3aのスムーズな移動を
確保している。尚、支持板32のホルダー4、6に対す
る移動は、いずれか一方のみであっても良い。この場
合、ガイド壁41c、61cはいずれか一方のみに設け
られ、いずれか他方のホルダー4、6と支持板32とは
いずれか他方のホルダー4、6の支持ピン41d、61
dと貫通孔32d、32eとの嵌合によって固定された
状態となる。又、支持板32を保持するブラケット5の
保持部分52が取付部分51に対して支持板の凸周面3
2bが上壁14aに向くように傾斜しているので、屈曲
部分3aの移動に伴い、屈曲部分3aが支持板32の自
重やワイヤハーネス31の重量等で下方に垂れ下がるの
を防止している。
の長手方向で支持板32を凸周面32bが内側となるよ
うに且つ一端側3aと他端側3bとが対向するように屈
曲部分3aを形成して屈曲されている。そして、給電装
置3は、アーム21のローラ21aを挟んで、一端側3
bが側部ボデー1側に、他端側3cがスライドドア2側
に位置するよう、側部ボデー1の収容凹部14内に収容
されている。この状態で、スライドドア2を車両前後方
向にスライド動作させると、屈曲部分3aがスライドド
ア2のスライド動作に伴って長手方向に移動する。この
時、支持板32の薄鋼板32aは、ホルダー4、6に対
してスペーサ41e、61eと貫通孔32d、32eと
の間の隙間分内でガイド壁41c、61cに案内されな
がら移動して、長手方向において互いに摺接し合い、こ
れにより、支持板32の凸周面32bと凹周面32cの
内外移動差を吸収し、屈曲部分3aのスムーズな移動を
確保している。尚、支持板32のホルダー4、6に対す
る移動は、いずれか一方のみであっても良い。この場
合、ガイド壁41c、61cはいずれか一方のみに設け
られ、いずれか他方のホルダー4、6と支持板32とは
いずれか他方のホルダー4、6の支持ピン41d、61
dと貫通孔32d、32eとの嵌合によって固定された
状態となる。又、支持板32を保持するブラケット5の
保持部分52が取付部分51に対して支持板の凸周面3
2bが上壁14aに向くように傾斜しているので、屈曲
部分3aの移動に伴い、屈曲部分3aが支持板32の自
重やワイヤハーネス31の重量等で下方に垂れ下がるの
を防止している。
【0024】スライドドア2が開状態にある際、給電装
置3の屈曲部分3aがホルダー6の一端6aから離れてい
るので、ワイヤハーネス31及び支持板32を収容した
樹脂チューブ33のホルダー6から導き出される部位
は、図11示二点鎖線で示されるように、ホルダー6の
一端6aから略直線で導き出さる。又、スライドドア2
が閉状態にある際、給電装置3の屈曲部分3aの一端6a
にスライドドア2が開状態にある際よりも近づいている
ので、ワイヤハーネス31及び支持板32を収容した樹
脂チューブ33のホルダー6から導き出される部位は、
図11示実線で示されるように、ホルダー6の一端から
湾曲して導き出される。この時、ガイド壁61gが樹脂
チューブ33を円弧状に湾曲するようガイドする。これ
により、支持板32及びワイヤハーネス31が折れ曲が
るのを防止している。
置3の屈曲部分3aがホルダー6の一端6aから離れてい
るので、ワイヤハーネス31及び支持板32を収容した
樹脂チューブ33のホルダー6から導き出される部位
は、図11示二点鎖線で示されるように、ホルダー6の
一端6aから略直線で導き出さる。又、スライドドア2
が閉状態にある際、給電装置3の屈曲部分3aの一端6a
にスライドドア2が開状態にある際よりも近づいている
ので、ワイヤハーネス31及び支持板32を収容した樹
脂チューブ33のホルダー6から導き出される部位は、
図11示実線で示されるように、ホルダー6の一端から
湾曲して導き出される。この時、ガイド壁61gが樹脂
チューブ33を円弧状に湾曲するようガイドする。これ
により、支持板32及びワイヤハーネス31が折れ曲が
るのを防止している。
【0025】上記したように、支持板32が、一端が側
部ボデー2に、他端がスライドドア2に固定され、しか
も、複数の薄鋼板32aよりなるので、複数のワイヤハ
ーネス31を直接支持することができる。
部ボデー2に、他端がスライドドア2に固定され、しか
も、複数の薄鋼板32aよりなるので、複数のワイヤハ
ーネス31を直接支持することができる。
【0026】尚、本実施の形態におけるワイヤハーネス
31は、スライドドア2内のスイッチやセンサと側部ボ
デー1内のコントローラとの間での信号の伝達に用いら
れるものであるが、スライドドア2内に配置される各種
電動駆動装置に電源電圧を供給するものであってもよ
い。又、給電装置3は、側部ボデー1の乗降口11を開
閉するスライドドア2に限らず、スイングドアや車両後
部のバックドアにも採用できる。
31は、スライドドア2内のスイッチやセンサと側部ボ
デー1内のコントローラとの間での信号の伝達に用いら
れるものであるが、スライドドア2内に配置される各種
電動駆動装置に電源電圧を供給するものであってもよ
い。又、給電装置3は、側部ボデー1の乗降口11を開
閉するスライドドア2に限らず、スイングドアや車両後
部のバックドアにも採用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、支持部材を第1ホルダ
ー及び第2ホルダーにより車両ボデーと車両ドア間に固
定配置すると共に複数の板材より成して剛性アップが図
られているので、この支持部材によって直接ワイヤハー
ネスを支持することができる。これにより、従来必要で
あったフレキシブルフラットケーブル及びワイヤハーネ
スとフレキシブルフラットケーブルを接続するコネクタ
を廃止することができ、部品点数を削減してコスト的及
びスペース的に有利なものとすることができる。
ー及び第2ホルダーにより車両ボデーと車両ドア間に固
定配置すると共に複数の板材より成して剛性アップが図
られているので、この支持部材によって直接ワイヤハー
ネスを支持することができる。これにより、従来必要で
あったフレキシブルフラットケーブル及びワイヤハーネ
スとフレキシブルフラットケーブルを接続するコネクタ
を廃止することができ、部品点数を削減してコスト的及
びスペース的に有利なものとすることができる。
【図1】本発明に係る車両用ドア給電装置が適用される
車両の斜視図である。
車両の斜視図である。
【図2】本発明に係る車両用ドア給電装置の配置を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明に係る車両用ドア給電装置の正面図であ
る。
る。
【図4】本発明に係る車両用ドア給電装置の屈曲部分を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】本発明に係る車両用ドア給電装置の断面図であ
る。
る。
【図6】本発明に係る車両用ドア給電装置の第1及び第
2ホルダーを示す正面図である。
2ホルダーを示す正面図である。
【図7】本発明に係る車両用ドア給電装置の第1ホルダ
ーと支持板との保持構造を示す断面図である。
ーと支持板との保持構造を示す断面図である。
【図8】本発明に係る車両用ドア給電装置の第1ホルダ
ーの横断面図である。
ーの横断面図である。
【図9】本発明に係る車両用ドア給電装置の第2ホルダ
ーと支持板との保持構造を示す断面図である。
ーと支持板との保持構造を示す断面図である。
【図10】本発明に係る車両用ドア給電装置の第2ホル
ダーの横断面図である。
ダーの横断面図である。
【図11】本発明に係る車両用ドア給電装置の第2ホル
ダーの縦断面図である。
ダーの縦断面図である。
【図12】本発明に係る車両用ドア給電装置の潤滑剤の
評価方法を示す表である。
評価方法を示す表である。
【図13】本発明に係る車両用ドア給電装置の潤滑剤の
評価例を示す表である。
評価例を示す表である。
1 側部ボデー(車両ボデー) 2 スライドドア(車両ドア) 3 給電装置 4 ホルダー(第1ホルダー) 6 ホルダー(第2ホルダー) 11 乗降口 31 ワイヤハーネス 33 樹脂チューブ(被覆部材) 32 支持板(支持部材) 3a 屈曲部分 32a 薄鋼板(板材) 41c、61c ガイド壁(第1ガイド壁) 61g ガイド壁(第2ガイド壁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/30 H02G 3/28 F 3/38 3/26 K Fターム(参考) 5G357 DA06 DB03 DC12 DD01 DD05 DE05 DE08 DG10 5G363 AA16 BA02 BB01 DA12 DC03
Claims (4)
- 【請求項1】 車両ボデーに対して移動して該車両ボデ
ーに形成される乗降口を開閉する車両ドア内に配設され
る電装部品と前記車両ボデーに配される電装部品とを電
気的に連結する複数のワイヤハーネスと、該ワイヤハネ
ースを束ねる被覆部材と、互いに摺接し合う複数の板材
よりなり前記ワイヤハーネスを支持するよう前記被覆部
材内に配設されると共に長手方向の両端が互いに対向す
るよう屈曲され前記車両ドアの前記車両ボデーに対する
移動に伴って長手方向に移動する屈曲部分を有する支持
部材と、前記支持部材の一端を前記車両ボデーに固定す
る第1ホルダーと、前記支持部材の他端を前記車両ドア
に固定する第2ホルダーとを有する車両用ドア給電装
置。 - 【請求項2】 前記支持部材の隣り合う前記板材に対し
て摺接する前記板材の表面にフッ素系溶剤を主成分とし
て所定量のフッ素系オイル及びフッ素樹脂が溶解・分散
された構成の潤滑剤が塗布される、請求項1記載の車両
用ドア給電装置。 - 【請求項3】 前記第1ホルダー及び/又は前記第2ホ
ルダーに形成され前記支持部材を長手方向に移動自在に
案内する第1ガイド壁を有する、請求項1記載の車両用
ドア給電装置。 - 【請求項4】 前記第2ホルダーに形成され前記支持部
材に支持された前記ワイヤハーネスを前記第2ホルダー
から円弧状に導き出す第2ガイド壁を有する、請求項
1、3記載の車両用ドア給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001106433A JP2002315168A (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 車両用ドア給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001106433A JP2002315168A (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 車両用ドア給電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002315168A true JP2002315168A (ja) | 2002-10-25 |
Family
ID=18958939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001106433A Pending JP2002315168A (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 車両用ドア給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002315168A (ja) |
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- 2001-04-04 JP JP2001106433A patent/JP2002315168A/ja active Pending
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