JP2020045084A - スライドドア構造 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
車体に対して閉位置と開位置との間で移動可能に設けられるスライドドアと、前記車体と前記スライドドアとの間に配索されるワイヤハーネスと、を備えたスライドドア構造であって、
前記ワイヤハーネスは、
前記車体に一端が支持されるとともに前記スライドドアに他端が支持され、前記スライドドアの移動に伴って変形可能であり、
前記スライドドアは、
前記ワイヤハーネスよりも車体内側に位置する開閉可能なカバーであって、当該スライドドアが前記閉位置にあるときに前記ワイヤハーネスの車体内側を覆うように閉じ、当該スライドドアが前記閉位置と前記開位置との間を移動するときに前記ワイヤハーネスの変形を許容するように開く、ように構成されたカバーを有する、
スライドドア構造であること。
[2]
上記[1]に記載のスライドドア構造において、
前記カバーは、
前記スライドドアの移動方向に延びるように配置される板状体と、前記スライドドアの移動方向に沿った前記板状体の縁部を中心に前記板状体が回転可能であるように前記板状体を支持するヒンジ部と、を有し、
前記スライドドアが前記閉位置から前記開位置へ移動するとき、前記スライドドアの移動に伴って前記スライドドアから離れるように前記スライドドアに対して車体内側に変形する前記ワイヤハーネスが前記カバーを車体内側に押すことで、前記カバーが閉状態から車体内側且つ上方に回動して開状態へと移行し、
前記スライドドアが前記開位置から前記閉位置へ移動するとき、前記スライドドアの移動に伴って前記ワイヤハーネスが前記スライドドアに近づくように前記スライドドアに対して車体外側に変形することで、前記カバーが前記開状態から自重により車体外側且つ下方に回動して閉状態へと移行する、
スライドドア構造であること。
[3]
上記[2]に記載のスライドドア構造において、
前記板状体は、
前記スライドドアの移動方向に交差する断面において前記ワイヤハーネスに向けて凸となる湾曲形状を有している、
スライドドア構造であること。
[4]
上記[1]に記載のスライドドア構造において、
前記カバーは、
前記スライドドアの移動方向に延びるように配置される板状体と、前記スライドドアの移動方向に沿った前記板状体の縁部を中心に前記板状体が回転可能であるように前記板状体を支持するヒンジ部と、を有し、
前記スライドドアは、
前記カバーを閉状態から開状態へ向いた回動方向へ常時付勢する付勢手段と、前記カバーを前記開状態から前記閉状態へと駆動するための駆動部材と、を有し、
前記スライドドアが前記開位置から前記閉位置へ移動するとき、前記スライドドアの移動に伴って前記スライドドアに近づくように前記スライドドアに対して車体外側に変形する前記ワイヤハーネスが前記駆動部材を車体外側に押すことで、前記カバーが前記開状態から前記付勢手段の付勢力に対抗しながら車体外側且つ下方に回動して前記閉状態へと移行し、
前記スライドドアが前記閉位置から前記開位置へ移動するとき、前記スライドドアの移動に伴って前記ワイヤハーネスが前記スライドドアから離れるように前記スライドドアに対して車体内側に変形することで、前記カバーが前記閉状態から前記付勢手段の付勢力により車体内側且つ上方に回動して前記開状態へと移行する、
スライドドア構造であること。
[5]
上記[4]に記載のスライドドア構造において、
前記駆動部材は、前記板状体と一体で回動するように構成された、
スライドドア構造であること。
[6]
上記[4]又は上記[5]記載のスライドドア構造において、
前記駆動部材は、前記スライドドアの移動方向において、前記一端と前記他端との間に延在する前記ワイヤハーネスにおける延在方向中央位置より前記一端寄りの所定箇所が当接可能な領域のみに設けられている、
スライドドア構造であること。
[7]
上記[2]乃至上記[6]の何れか一項に記載のスライドドア構造において、
前記カバーは、
前記スライドドアに設けられる内装板の車体内側面よりも車体外側に設けられる、
スライドドア構造であること。
図1(a)〜図1(c)に示すように、本発明の第1実施形態に係るスライドドア構造は、自動車等の車両の車体1に対して閉位置と開位置との間でスライド可能なスライドドア2と、車体1とスライドドア2との間に配索されるワイヤハーネス11と、を備える。スライドドア2は、車体1に対してスライドされることで、車体1に設けられた昇降口3を開閉する。昇降口3は、車内の前後に配置された座席4の間における車体1の側部に設けられている。
次いで、図4〜図6を参照しながら、スライドドア2に設けられたカバー31の構成及び動作について説明する。
次に、図7〜図9を参照しながら、本発明の第2実施形態に係るスライドドア構造について説明する。第2実施形態は、スプリング41(図8及び図9参照)と、駆動部材42(図7〜図9参照)と、を更に備える点、カバー31が、ワイヤハーネス11から離れる側に向けて凸となる(車両内側に膨らんだ)断面形状を有している点、及び、カバー31にテーパ面31a、31bが設けられていない点においてのみ、上記第1実施形態と異なる。以下、スプリング41及び駆動部材42について説明する。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した各実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
[1]
車体(1)に対して閉位置と開位置との間で移動可能に設けられるスライドドア(2)と、前記車体(1)と前記スライドドア(2)との間に配索されるワイヤハーネス(11)と、を備えたスライドドア構造であって、
前記ワイヤハーネス(11)は、
前記車体(1)に一端が支持されるとともに前記スライドドア(2)に他端が支持され、前記スライドドア(2)の移動に伴って変形可能であり、
前記スライドドア(2)は、
前記ワイヤハーネス(11)よりも車体内側に位置する開閉可能なカバー(31)であって、当該スライドドア(2)が前記閉位置にあるときに前記ワイヤハーネス(11)の車体内側を覆うように閉じ、当該スライドドア(2)が前記閉位置と前記開位置との間を移動するときに前記ワイヤハーネス(11)の変形を許容するように開く、ように構成されたカバー(31)を有する、
スライドドア構造。
[2]
上記[1]に記載のスライドドア構造において、
前記カバー(31)は、
前記スライドドア(2)の移動方向に延びるように配置される板状体(32)と、前記スライドドア(2)の移動方向に沿った前記板状体(32)の縁部を中心に前記板状体(32)が回転可能であるように前記板状体(32)を支持するヒンジ部(33)と、を有し、
前記スライドドア(2)が前記閉位置から前記開位置へ移動するとき、前記スライドドア(2)の移動に伴って前記スライドドア(2)から離れるように前記スライドドア(2)に対して車体内側に変形する前記ワイヤハーネス(11)が前記カバー(31)を車体内側に押すことで、前記カバー(31)が閉状態から車体内側且つ上方に回動して開状態へと移行し、
前記スライドドア(2)が前記開位置から前記閉位置へ移動するとき、前記スライドドア(2)の移動に伴って前記ワイヤハーネス(11)が前記スライドドア(2)に近づくように前記スライドドア(2)に対して車体外側に変形することで、前記カバー(31)が前記開状態から自重により車体外側且つ下方に回動して閉状態へと移行する、
スライドドア構造。
[3]
上記[2]に記載のスライドドア構造において、
前記板状体(32)は、
前記スライドドア(2)の移動方向に交差する断面において前記ワイヤハーネス(11)に向けて凸となる湾曲形状を有している、
スライドドア構造。
[4]
上記[1]に記載のスライドドア構造において、
前記カバー(31)は、
前記スライドドア(2)の移動方向に延びるように配置される板状体(32)と、前記スライドドア(2)の移動方向に沿った前記板状体(32)の縁部を中心に前記板状体(32)が回転可能であるように前記板状体(32)を支持するヒンジ部(33)と、を有し、
前記スライドドア(2)は、
前記カバー(31)を閉状態から開状態へ向いた回動方向へ常時付勢する付勢手段(41)と、前記カバー(31)を前記開状態から前記閉状態へと駆動するための駆動部材(42)と、を有し、
前記スライドドア(2)が前記開位置から前記閉位置へ移動するとき、前記スライドドア(2)の移動に伴って前記スライドドア(2)に近づくように前記スライドドア(2)に対して車体外側に変形する前記ワイヤハーネス(11)が前記駆動部材(42)を車体外側に押すことで、前記カバー(31)が前記開状態から前記付勢手段(41)の付勢力に対抗しながら車体外側且つ下方に回動して前記閉状態へと移行し、
前記スライドドア(2)が前記閉位置から前記開位置へ移動するとき、前記スライドドア(2)の移動に伴って前記ワイヤハーネス(11)が前記スライドドア(2)から離れるように前記スライドドア(2)に対して車体内側に変形することで、前記カバー(31)が前記閉状態から前記付勢手段(41)の付勢力により車体内側且つ上方に回動して前記開状態へと移行する、
スライドドア構造。
[5]
上記[4]に記載のスライドドア構造において、
前記駆動部材(42)は、前記板状体(32)と一体で回動するように構成された、
スライドドア構造。
[6]
上記[4]又は上記[5]記載のスライドドア構造において、
前記駆動部材(42)は、前記スライドドア(2)の移動方向において、前記一端と前記他端との間に延在する前記ワイヤハーネス(11)における延在方向中央位置より前記一端寄りの所定箇所が当接可能な領域のみに設けられている、
スライドドア構造。
[7]
上記[2]乃至上記[6]の何れか一項に記載のスライドドア構造において、
前記カバー(31)は、
前記スライドドア(2)に設けられる内装板(6)の車体内側面よりも車体外側に設けられる、
スライドドア構造。
2 スライドドア
6 内装板
11 ワイヤハーネス
31 カバー
32 板状体
33 ヒンジ部
41 スプリング(付勢手段)
42 駆動部材
Claims (7)
- 車体に対して閉位置と開位置との間で移動可能に設けられるスライドドアと、前記車体と前記スライドドアとの間に配索されるワイヤハーネスと、を備えたスライドドア構造であって、
前記ワイヤハーネスは、
前記車体に一端が支持されるとともに前記スライドドアに他端が支持され、前記スライドドアの移動に伴って変形可能であり、
前記スライドドアは、
前記ワイヤハーネスよりも車体内側に位置する開閉可能なカバーであって、当該スライドドアが前記閉位置にあるときに前記ワイヤハーネスの車体内側を覆うように閉じ、当該スライドドアが前記閉位置と前記開位置との間を移動するときに前記ワイヤハーネスの変形を許容するように開く、ように構成されたカバーを有する、
スライドドア構造。 - 請求項1に記載のスライドドア構造において、
前記カバーは、
前記スライドドアの移動方向に延びるように配置される板状体と、前記スライドドアの移動方向に沿った前記板状体の縁部を中心に前記板状体が回転可能であるように前記板状体を支持するヒンジ部と、を有し、
前記スライドドアが前記閉位置から前記開位置へ移動するとき、前記スライドドアの移動に伴って前記スライドドアから離れるように前記スライドドアに対して車体内側に変形する前記ワイヤハーネスが前記カバーを車体内側に押すことで、前記カバーが閉状態から車体内側且つ上方に回動して開状態へと移行し、
前記スライドドアが前記開位置から前記閉位置へ移動するとき、前記スライドドアの移動に伴って前記ワイヤハーネスが前記スライドドアに近づくように前記スライドドアに対して車体外側に変形することで、前記カバーが前記開状態から自重により車体外側且つ下方に回動して閉状態へと移行する、
スライドドア構造。 - 請求項2に記載のスライドドア構造において、
前記板状体は、
前記スライドドアの移動方向に交差する断面において前記ワイヤハーネスに向けて凸となる湾曲形状を有している、
スライドドア構造。 - 請求項1に記載のスライドドア構造において、
前記カバーは、
前記スライドドアの移動方向に延びるように配置される板状体と、前記スライドドアの移動方向に沿った前記板状体の縁部を中心に前記板状体が回転可能であるように前記板状体を支持するヒンジ部と、を有し、
前記スライドドアは、
前記カバーを閉状態から開状態へ向いた回動方向へ常時付勢する付勢手段と、前記カバーを前記開状態から前記閉状態へと駆動するための駆動部材と、を有し、
前記スライドドアが前記開位置から前記閉位置へ移動するとき、前記スライドドアの移動に伴って前記スライドドアに近づくように前記スライドドアに対して車体外側に変形する前記ワイヤハーネスが前記駆動部材を車体外側に押すことで、前記カバーが前記開状態から前記付勢手段の付勢力に対抗しながら車体外側且つ下方に回動して前記閉状態へと移行し、
前記スライドドアが前記閉位置から前記開位置へ移動するとき、前記スライドドアの移動に伴って前記ワイヤハーネスが前記スライドドアから離れるように前記スライドドアに対して車体内側に変形することで、前記カバーが前記閉状態から前記付勢手段の付勢力により車体内側且つ上方に回動して前記開状態へと移行する、
スライドドア構造。 - 請求項4に記載のスライドドア構造において、
前記駆動部材は、前記板状体と一体で回動するように構成された、
スライドドア構造。 - 請求項4又は請求項5に記載のスライドドア構造において、
前記駆動部材は、前記スライドドアの移動方向において、前記一端と前記他端との間に延在する前記ワイヤハーネスにおける延在方向中央位置より前記一端寄りの所定箇所が当接可能な領域のみに設けられている、
スライドドア構造。 - 請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載のスライドドア構造において、
前記カバーは、
前記スライドドアに設けられる内装板の車体内側面よりも車体外側に設けられる、
スライドドア構造。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2021017075A (ja) * | 2019-07-17 | 2021-02-15 | 矢崎総業株式会社 | スライドドア構造 |
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- 2019-02-28 JP JP2019036335A patent/JP7184674B2/ja active Active
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