JP6947564B2 - ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスの配索構造に関する。
自動車のボディとラゲージドアとの間に配索されるワイヤハーネスの配索構造として、ワイヤハーネスがラゲージアームの側面に沿って配索され、さらに、ラゲージドアの開閉に追従させるために、ラゲージアームとボディとの間を空中配索するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−246993号公報
ところで、車体とラゲージドアとの間に配索されるワイヤハーネスでは、ラゲージドアの開閉時におけるワイヤハーネスの伸縮による負荷を抑えるために、車幅方向におけるラゲージアームとボディとの間に余長部を設けることが行われるが、ラゲージドアが開閉されるたびに、余長部に捩じれの力が加わり、耐久性の点で問題があった。また、ラゲージアームとボディとの間に余長部をわたらせるための空間を確保する必要もあり、省スペース化が求められていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性に優れ、しかも、省スペース化を図ることが可能なワイヤハーネスの配索構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスの配索構造は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 車両のボディと、開閉機構によって前記ボディに対して開閉可能に支持されたドアとの間に配索されるワイヤハーネスの配索構造であって、
前記開閉機構は、一端が前記ボディに回動可能に連結され、他端が前記ドアに固定されたアームを有し、
前記ワイヤハーネスは、
前記アームに沿って配索され、前記ボディと前記アームとの間に、前記ドアの開閉による前記アームの回動に追従して変形可能な可動領域を有し、
前記可動領域は、
前記アームの回動軸と直交する方向に沿って配置され、互いに反対方向へ屈曲される二つの屈曲部を有し、
前記ワイヤハーネスが沿わされた前記アームを前記ワイヤハーネスとともに覆うアームカバーを備え、
前記アームカバーは、前記ドアを閉じた状態で、前記可動領域側へ張り出して前記可動領域の両側部における一部を覆う一対の側板を有する保護部を備える
ことを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
(2) 前記可動領域は、複数の駒部材を互いに回動可能に連結し電線束が挿通される可動外装部材を有する
ことを特徴とする上記(1)に記載のワイヤハーネスの配索構造。
(3) 前記可動領域は、断面視偏平形状に形成され、幅方向が前記屈曲部における屈曲方向と直交する方向に沿って配置されている
ことを特徴とする上記(1)に記載のワイヤハーネスの配索構造。
(4) 前記可動領域は、前記アームの回動軸線方向において前記アームと同一位置に配置されている
ことを特徴とする上記(3)に記載のワイヤハーネスの配索構造
上記(1)の構成のワイヤハーネスの配索構造によれば、ボディからアームへ延在してアームに沿って配索されたワイヤハーネスの可動領域が、アームの回動軸と直交する方向に沿って配置されているので、ドアが開閉されることでアームが回動された際に、可動領域が捩じられることなくアームの回動に追従する。したがって、ワイヤハーネスに捩じれの力が付与されるのを抑制でき、耐久性を向上させることができる。
また、アームの回動に追従して伸縮されるワイヤハーネスの可動領域は、互いに反対方向へ屈曲される二つの屈曲部を有するので、縮められた際にも周囲への張り出しが抑制される。これにより、ワイヤハーネスの可動領域を収容しておくスペースを極力小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
更に、上記(1)の構成のワイヤハーネスの配索構造によれば、ドアの開閉動作の際に、ワイヤハーネスの可動領域が、アームカバーの保護部の一対の側板によって保護されつつガイドされる。したがって、可動領域は、周辺の部材等との干渉が抑制されるとともに、常に安定した姿勢で変形する。
また、保護部は、ドアを閉じた状態で可動領域の両側部における一部を覆うように形成されている。したがって、ドアを閉じた状態で可動領域の周囲全体を覆う構造と比べ、大きさを極力小さくすることができる。これにより、ドアが開閉される際の保護部の回動半径を小さくすることができ、例えば、ラゲージスペースの内壁に沿って設けられるトリム等との干渉を防止でき、トリムの裏側におけるアームの収容スペースを小さくしてラゲージスペースを拡大させることができる。
上記(2)の構成のワイヤハーネスによれば、ドアが開閉されてアームが回動されると、可動外装部材の各駒部材同士が互いに回動される。これにより、アームに対して可動領域を円滑に追従させることができる。
上記(3)の構成のワイヤハーネスによれば、ドアが開閉されてアームが回動されると、断面視偏平形状の可動領域が厚み方向へ円滑に変形する。これにより、アームに対して可動領域を円滑に追従させることができる。
上記(4)の構成のワイヤハーネスによれば、可動領域がアームの回動軸線方向において当該アームと同一位置に配置されることで、アームとワイヤハーネスの可動領域とがアームの回動軸線と直交する方向に重ねられるので、さらなる省スペース化を図ることができる
本発明によれば、耐久性に優れ、しかも、省スペース化を図ることが可能なワイヤハーネスの配索構造を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、第1実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する図であって、図1(a)はラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の側面図、図1(b)はラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する開閉機構の上面図である。 図3は、第1実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する開閉機構の正面図である。 図4は、可動領域に設けられた可動外装部材の側面図である。 図5は、可動外装部材を構成する駒部材の斜視図である。 図6は、開閉機構及びワイヤハーネスの動きを説明する図であって、図6(a)はラゲージドアが半開き状態のときの開閉機構の側面図、図6(b)はラゲージドアが半開き状態のときの開閉機構の斜視図である。 図7は、開閉機構及びワイヤハーネスの動きを説明する図であって、図7(a)はラゲージドアが全開状態のときの開閉機構の側面図、図7(b)はラゲージドアが全開状態のときの開閉機構の斜視図である。 図8は、参考例1に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する開閉機構の正面図である。 図9は、第2実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明するラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の側面図である。 図10は、第2実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明するラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の斜視図である。 図11は、第2実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する開閉機構の正面図である。 図12は、ワイヤハーネスが配索された開閉機構のラゲージアームにおける断面図である。 図13は、ワイヤハーネスの断面図である。 図14は、他の構造のワイヤハーネスを示す図であって、図14(a)から図14(d)は、それぞれ断面図である。 図15は、アームカバーを取り外した状態のワイヤハーネスが装着された開閉機構の下方から視た斜視図である。 図16は、開閉機構及びワイヤハーネスの動きを説明するラゲージドアが半開き状態のときの開閉機構の側面図である。 図17は、開閉機構及びワイヤハーネスの動きを説明するラゲージドアが全開状態のときの開閉機構の側面図である。 図18は、参考例2に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する開閉機構の側面図である。 図19は、図8に示すワイヤハーネスが配索された開閉機構のラゲージアームにおける断面図である。 図20は、第3実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明するラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の斜視図である。 図21は、ラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構及びワイヤハーネスを示す図であって、図21(a)は側面図、図21(b)は斜視図である。 図22は、ラゲージドアが半開き状態のときの開閉機構及びワイヤハーネスを示す図であって、図22(a)は側面図、図22(b)は斜視図である。 図23は、ラゲージドアが全開状態のときの開閉機構及びワイヤハーネスを示す図であって、図23(a)は側面図、図23(b)は斜視図である。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造について説明する。
図1は、第1実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する図であって、図1(a)はラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の側面図、図1(b)はラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の斜視図である。図2は、第1実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する開閉機構の上面図である。図3は、第1実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する開閉機構の正面図である。
図1から図3に示すように、第1実施形態に係る配索構造で配索されるワイヤハーネス10Aは、車両のボディ11とラゲージドア12との間に設けられている。ボディ11とラゲージドア(ドア)12とは、開閉機構13によって連結されている。ワイヤハーネス10Aは、開閉機構13に組付けられている。
開閉機構13は、ブラケット15と、ラゲージアーム(アーム)16とを備えている。ブラケット15は、ボディ11に固定されている。ラゲージアーム16は、U字状に湾曲した湾曲部17を有している。ラゲージアーム16は、一端側にブラケット15に対して回動可能に支持された連結部18を有し、湾曲部17が下方へ膨出するように、ブラケット15の下方側に配置されている。ラゲージアーム16は、他端側に固定部19を有し、この固定部19がラゲージドア12の下面側に固定されている。ラゲージアーム16には、湾曲部17における連結部18寄りに、コ字状のリンク21の一端が連結されている。このリンク21は、その他端がコ字状のバネ部材22の一端に連結されており、バネ部材22は、その他端がブラケット15に連結されている。
この開閉機構13では、ラゲージドア12が開閉されると、ラゲージアーム16がブラケット15との連結箇所を中心として回動する。このとき、ラゲージドア12の開閉動作が、バネ部材22の付勢力によって補助されるので、ラゲージドア12の開閉が容易に行えるようになっている。
この開閉機構13のラゲージアーム16には、アームカバー25が装着されている。このアームカバー25は、ラゲージアーム16における固定部19から湾曲部17の途中までにわたって設けられている。
アームカバー25は、ラゲージアーム16の下部に沿って配置される底板部26と、底板部26の両側縁から上方へ延在する側板部27とを有している。アームカバー25は、ラゲージアーム16よりも大きな幅寸法を有しており、ラゲージアーム16に対して幅方向の一方側へ寄せられて装着されている。これにより、アームカバー25には、ラゲージアーム16の一側部に溝状に形成されたハーネス収容空間28が形成されている。
このアームカバー25が装着された開閉機構13には、ワイヤハーネス10Aが組付けられる。ワイヤハーネス10Aは、複数本の電線31を束ねた電線束32を有し、一端側には、ボディ11側に設けられた給電側のコネクタ(図示略)に接続されるコネクタ33が設けられている。ワイヤハーネス10Aの他端側は、ラゲージドア12に設けられたテールランプ等の電装品に接続されており、これにより、電装品に対する給電が可能となっている。
ワイヤハーネス10Aは、コネクタ33側に可動領域35を有し、電装品側に固定領域36を有している。可動領域35は、可動外装部材40に電線束32が通されて構成されている。可動領域35は、コネクタ33側の端部にボディ固定部41を有し、固定領域36側の端部にアーム固定部42を有している。ボディ固定部41は、ボディ11に対して下方から図1(a)及び図7(b)における矢印Aの方向へ向かって装着され、ネジ止め固定、クランプ等の固定部材による固定あるいは接着材や接着テープによって接着固定される。また、アーム固定部42は、ラゲージアーム16における湾曲部17に対して側方から図2及び図7(b)における矢印Bの方向へ向かって装着され、ネジ止め固定、クランプ等の固定部材による固定あるいは接着材や接着テープによって接着固定される。固定領域36は、例えば、コルゲートチューブ等の外装部材に電線束32が通されて構成されており、アームカバー25のハーネス収容空間28内に収容されている。
なお、図3に示すように、ワイヤハーネス10Aのコネクタ33に接続される給電用のワイヤハーネス20は、ボディ11の内面に沿わせて固定されている。
図4は、可動領域に設けられた可動外装部材の側面図である。図5は、可動外装部材を構成する駒部材の斜視図である。
図4及び図5に示すように、可動領域35を構成する可動外装部材40は、複数の駒部材45を有しており、これらの駒部材45が互いに回動可能に連結されている。これらの駒部材45で構成された可動外装部材40は、互いに反対方向に屈曲された二つの屈曲部46A,46Bを有している。屈曲部46Aでは、屈曲部46Bと同一方向への屈曲が規制され、屈曲部46Bでは、屈曲部46Aと同一方向への屈曲が規制されている。なお、屈曲部46A,46Bにおける屈曲の規制は、例えば、駒部材45にストッパ45aを形成し、規制したい方向へ屈曲される際に、隣接する駒部材45にストッパ45aが当接して回動できないようにすればよい。
次に、ラゲージドア12の開閉時におけるワイヤハーネス10Aの動きについて説明する。
図6は、開閉機構及びワイヤハーネスの動きを説明する図であって、図6(a)はラゲージドアが半開き状態のときの開閉機構の側面図、図6(b)はラゲージドアが半開き状態のときの開閉機構の斜視図である。図7は、開閉機構及びワイヤハーネスの動きを説明する図であって、図7(a)はラゲージドアが全開状態のときの開閉機構の側面図、図7(b)はラゲージドアが全開状態のときの開閉機構の斜視図である。
ラゲージドア12が閉じた全閉状態(図1(a)(b)に示す状態)からラゲージドア12が開かれて半開きの状態となると、図6(a)(b)に示すように、ラゲージアーム16がブラケット15との連結箇所を中心として回動する。これにより、ワイヤハーネス10Aは、ラゲージアーム16とともに移動する。すると、可動領域35のアーム固定部42がラゲージアーム16の回動中心位置を中心として円弧状に移動しながらボディ固定部41から離間する。これにより、可動領域35は、次第に延ばされ、それぞれの屈曲部46A,46Bの曲率半径が大きくされる。この状態からさらにラゲージドア12が開かれて全開状態となると、図7(a)(b)に示すように、ボディ固定部41に対するアーム固定部42の位置が最大に離間し、これにより、可動領域35は、屈曲部46A,46Bにおける屈曲がほとんどなくなる程度に延ばされる。なお、この全開状態においても、可動領域35の屈曲部46A,46Bは、僅かに緩やかに屈曲した状態とされている。
この全開状態からラゲージドア12が閉じられると、ラゲージアーム16の回動に伴って、アーム固定部42がラゲージアーム16の回動中心位置を中心として円弧状に移動しながらボディ固定部41に近接し、各屈曲部46A,46Bの屈曲が次第に大きくなる(図6(a)(b)参照)。その後、ラゲージドア12が完全に閉じられた全閉状態とされると、ボディ固定部41に対するアーム固定部42の位置が最も近づき、可動領域35は、屈曲部46A,46Bにおける曲率半径が最小となる。
このように、上記第1実施形態に係るワイヤハーネス10Aの配索構造によれば、ボディ11からラゲージアーム16へ延在してラゲージアーム16に沿って配索されたワイヤハーネス10Aの可動領域35が、ラゲージアーム16の回動軸と直交する方向に沿って配置されているので、ラゲージドア12が開閉されることでラゲージアーム16が回動された際に、可動領域35が捩じられることなくラゲージアーム16の回動に追従する。したがって、ワイヤハーネス10Aに捩じれの力が付与されるのを抑制でき、耐久性を向上させることができる。
また、ラゲージアーム16の回動に追従して伸縮されるワイヤハーネス10Aの可動領域35は、互いに反対方向へ屈曲される二つの屈曲部46A,46Bを有するので、縮められた際にも周囲への張り出しが抑制される。これにより、ワイヤハーネス10Aの可動領域35を収容しておくスペースを極力小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
また、第1実施形態では、可動領域35は、複数の駒部材45を互いに回動可能に連結した可動外装部材40に電線束32を挿通した構造であるので、ラゲージドア12が開閉されてラゲージアーム16が回動されると、可動外装部材40の各駒部材45同士が互いに回動される。これにより、ラゲージアーム16に対して可動領域35を円滑に追従させることができる。
ここで、参考例1に係る配索構造について説明する。
図8に示すように、参考例1のワイヤハーネス1では、ラゲージドア12の開閉時におけるワイヤハーネス1の伸縮による負荷を抑えるために、ラゲージアーム16に沿わせ、ラゲージアーム16に対して側方から図8における矢印Cの方向へ装着して固定した後、車幅方向において、ラゲージアーム16とボディ11との間に余長部1aを形成して空中配線してボディ11の内側面11aに対して側方から図8における矢印Dの方向へ装着して固定している。この参考例1では、ワイヤハーネス1の余長部1aに、ラゲージドア12が開閉されるたびに捻じれの力が加わってしまい、耐久性の点で問題があった。また、ボディ11に余長部1aをわたらせるための大きな空間を確保しなければならない。
これに対して、本実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造によれば、ワイヤハーネス10Aのコネクタ33に接続される給電用のワイヤハーネス20をボディ11の内面に沿わせて固定することができ、さらなる省スペース化を図ることができる(図3参照)。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造について説明する。なお、第1実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明を省略する。
図9は、第2実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明するラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の側面図である。図10は、第2実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明するラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の斜視図である。図11は、第2実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明する開閉機構の正面図である。図12は、ワイヤハーネスが配索された開閉機構のラゲージアームにおける断面図である。図13は、ワイヤハーネスの断面図である。図14は、他の構造のワイヤハーネスを示す図であって、図14(a)から図14(d)は、それぞれ断面図である。図15は、アームカバーを取り外した状態のワイヤハーネスが装着された開閉機構の下方から視た斜視図である。
図9から図11に示すように、第2実施形態に係る配索構造でワイヤハーネス10Bが配索される開閉機構13では、ラゲージアーム16の下面を覆うアームカバー25の幅が狭く形成されている。そして、図12に示すように、ラゲージアーム16の下面とアームカバー25の底板部26との隙間がハーネス収容空間28となっており、このハーネス収容空間28にワイヤハーネス10Bが収容されている。これにより、ワイヤハーネス10Bは、ラゲージアーム16の回動中心の外側の外表面に沿って配置されている。
図13に示すように、ハーネス収容空間28に収容されたワイヤハーネス10Bは、偏平形状に形成されている。このワイヤハーネス10Bは、複数の電線31を幅方向に並べた列を数段重ねて束ねた電線束32を有しており、その電線束32の周囲が外被51で覆われている。また、外被51の内部には、弾性を有する樹脂製の長尺の板部材52が設けられており、この板部材52によって、電線31が幅方向に配列された状態に維持されている。この板部材52は、電線束32におけるラゲージアーム16側に配置されている。
なお、ワイヤハーネス10Bとしては、図14(a)に示すように、電線31同士が並列に連結されたフラットケーブル31aを複数枚積層させて外被51で覆ったものでもよく、また、図14(b)に示すように、平角導体からなる電線31をラミネートフィルム等で挟んで一体化したフレキシブルフラットケーブル31bを複数枚積層させて外被51で覆ったものでもよい。
また、ワイヤハーネス10Bとしては、図14(c)に示すように、板部材52を用いずに、複数の電線31を幅方向に並べた列を数段重ねて束ねた電線束32の周囲を外被51で覆ったものでもよい。さらに、ワイヤハーネス10Bとしては、図14(d)に示すように、複数の電線31を幅方向に並べた列を数段重ねて束ねた電線束32の周囲を、伸縮性に優れた平型の繊維網組のチューブ53で覆ったものでもよい。特に、繊維網組のチューブ53を用いた構造によれば、ワイヤハーネス10Bを湾曲させた際に、繊維網組のチューブ53が横に広がり、幅方向の中央部分が曲げによる圧力で押さえ付けられるため、ワイヤハーネス10Bがフラットの状態で円滑に曲げられる。しかも、電線31に対してチューブ53が線接触するため、摩擦が小さく電線31への負荷を減らすことができる。
図9及び図15に示すように、ワイヤハーネス10Bは、ラゲージアーム16の湾曲部17に対して下方から図9における矢印E,F,Gの方向へ向かって装着され、ネジ止め固定、クランプ等の固定部材による固定あるいは接着材や接着テープによって接着固定されている。そして、ワイヤハーネス10Bは、ラゲージアーム16への固定箇所であるアーム固定部54からコネクタ33までの間が可動領域55とされており、この可動領域55は、コ字状に形成されたリンク21及びバネ部材22の内側に通され、ブラケット15の下方近傍に通されている。
このワイヤハーネス10Bの可動領域55は、ラゲージドア12が閉じた状態で、コ字状に形成されたリンク21及びバネ部材22の内側を通された箇所を挟んで、互いに反対方向に屈曲された二つの屈曲部56A,56Bを有している。可動領域55では、屈曲部56A,56Bの間がリンク21及びバネ部材22の内側に通されて保持されることで、屈曲部56Aでは、屈曲部56Bと同一方向への屈曲が規制され、屈曲部56Bでは、屈曲部56Aと同一方向への屈曲が規制される。
次に、ラゲージドア12の開閉時におけるワイヤハーネス10Bの動きについて説明する。
図16は、開閉機構及びワイヤハーネスの動きを説明するラゲージドアが半開き状態のときの開閉機構の側面図である。図17は、開閉機構及びワイヤハーネスの動きを説明するラゲージドアが全開状態のときの開閉機構の側面図である。
ラゲージドア12が閉じた全閉状態(図9に示す状態)からラゲージドア12が開かれて半開きの状態となると、図16に示すように、ラゲージアーム16がブラケット15との連結箇所を中心として回動する。これにより、ワイヤハーネス10Bは、ラゲージアーム16とともに移動する。すると、可動領域55のアーム固定部54がラゲージアーム16の回動中心位置を中心として円弧状に移動しながらボディ11側の端部から離間する。これにより、可動領域55は、次第に伸ばされ、それぞれの屈曲部56A,56Bの曲率半径が大きくなる。この状態からさらにラゲージドア12が開かれて全開状態となると、図17に示すように、ボディ11側の端部に対するアーム固定部54の位置が最大に離間し、これにより、可動領域55は、屈曲部56A,56Bにおける屈曲がほとんどなくなる程度に延ばされる。なお、この全開状態においても、可動領域55の屈曲部56A,56Bは、僅かに緩やかに屈曲した状態になっている。
この全開状態からラゲージドア12が閉じられると、ラゲージアーム16の回動に伴って、アーム固定部54がラゲージアーム16の回動中心位置を中心として円弧状に移動しながらボディ11側の端部に近接し、各屈曲部56A,56Bの屈曲が次第に大きくなる(図16参照)。その後、ラゲージドア12が完全に閉じられた全閉状態とされると、ボディ11側の端部に対するアーム固定部54の位置が最も近づき、可動領域55は、屈曲部56A,56Bにおける曲率半径が最小となる(図9参照)。
ここで、図18に示すように、リンク21及びバネ部材22の内側にワイヤハーネス10Bの可動領域55が通されていないと、ラゲージドア12が閉じられた際に、ワイヤハーネス10Bの可動領域55が膨出してしまい、周辺の部材等に干渉してしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態では、ワイヤハーネス10Bの可動領域55は、コ字状に形成されたリンク21及びバネ部材22の内側に挿通され、この挿通箇所でラゲージアーム16に近接した位置で保持された状態となっている。したがって、ラゲージドア12が閉じられる際に、可動領域55では、屈曲部56A,56Bで所定方向に屈曲されるように案内される。つまり、屈曲部56Aでは、その屈曲方向と逆方向である屈曲部56Bと同一方向への屈曲が規制され、屈曲部56Bでは、その屈曲方向と逆方向である屈曲部56Aと同一方向への屈曲が規制される。
以上、説明したように、上記第2実施形態に係るワイヤハーネス10Bの配索構造の場合も、ボディ11からラゲージアーム16へ延在してラゲージアーム16に沿って配索されたワイヤハーネス10Bの可動領域55が、ラゲージアーム16の回動軸と直交する方向に沿って配置されているので、ラゲージドア12が開閉されることでラゲージアーム16が回動された際に、可動領域55が捩じられることなくラゲージアーム16の回動に追従する。したがって、ワイヤハーネス10Bに捩じれの力が付与されるのを抑制でき、耐久性を向上させることができる。
また、ラゲージアーム16の回動に追従して伸縮されるワイヤハーネス10Bの可動領域55は、互いに反対方向へ屈曲される二つの屈曲部56A,56Bを有するので、縮められた際にも周囲への張り出しが抑制される。これにより、ワイヤハーネス10Bの可動領域55を収容しておくスペースを極力小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
しかも、可動領域55は、断面視偏平形状に形成され、幅方向が屈曲部56A,56Bにおける屈曲方向と直交する方向に沿って配置されているので、ラゲージドア12が開閉されてラゲージアーム16が回動されると、断面視偏平形状の可動領域55が厚み方向へ円滑に変形する。これにより、ラゲージアーム16に対して可動領域55を円滑に追従させることができる。
また、第2実施形態では、可動領域55がラゲージアーム16の回動軸線方向における同一位置に配置され、ラゲージアーム16とワイヤハーネス10Bの可動領域55とがラゲージアーム16の回動軸線と直交する方向に重ねられている。したがって、図19に示すように、ラゲージアーム16の側部にワイヤハーネス1を沿わせる構造に対して、さらなる省スペース化を図ることができる。
また、第2実施形態に係るワイヤハーネス10Bの場合も、ワイヤハーネス10Bのコネクタ33に接続される給電用のワイヤハーネス20をボディ11の内面に沿わせて固定することができる。具体的には、ワイヤハーネス20をボディ11に対して下方から図11における矢印Hの方向へ向かって装着し、また、ボディ11の内側面11aに対して側方から図11における矢印Iの方向へ向かって装着し、ネジ止め固定、クランプ等の固定部材による固定あるいは接着材や接着テープによって接着接着することができ、さらなる省スペース化を図ることができる(図11参照)。
(第3実施形態)
次に、上記第2実施形態の変形例である第3実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造について説明する。
図20は、第3実施形態に係るワイヤハーネスの配索構造を説明するラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構の斜視図である。図21は、ラゲージドアが全閉状態のときの開閉機構及びワイヤハーネスを示す図であって、図21(a)は側面図、図21(b)は斜視図である。
図20及び図21(a)(b)に示すように、第3実施形態に係る配索構造においても、第2実施形態と同様に、開閉機構13に、偏平形状に形成されたワイヤハーネス10B(図13及び図14参照)が配索される。開閉機構13のラゲージアーム16には、その下方からアームカバー25が装着されており、ラゲージアーム16の下面とアームカバー25の底板部26との隙間からなるハーネス収容空間28にワイヤハーネス10Bが収容されている。これにより、ワイヤハーネス10Bは、ラゲージアーム16の回動中心の外側の外表面に沿って配置されている。
ラゲージアーム16の下面に装着されるアームカバー25は、保護部29を有している。保護部29は、ラゲージドア12を閉じた状態で、ラゲージアーム16の前方側に張り出す一対の側板29aから構成されている。ワイヤハーネス10Bの一端に設けられたコネクタ33は、ラゲージドア12を閉じた状態で、保護部29の側方に配置されている。
ワイヤハーネス10Bは、可動領域55の一部が、ラゲージドア12が閉じた状態において、アームカバー25の保護部29の側板29a間に配置されている。これにより、ワイヤハーネス10の二つの屈曲部56A,56Bを有する可動領域55の両側部は、その一部がアームカバー25の保護部29の側板29aによって覆われて保護されている。
アームカバー25が装着されたラゲージアーム16は、その湾曲部17における下方側がラゲージスペースの内壁に沿って設けられるトリム31によって覆われる。ラゲージドア12が閉じられた状態で、ラゲージアーム16は、ラゲージドア12に固定された他端側の固定部19がトリム31に形成された開口部からラゲージ内へ引き出されている。
次に、ラゲージドア12の開閉時におけるワイヤハーネス10Bの動きについて説明する。
図22は、ラゲージドアが半開き状態のときの開閉機構及びワイヤハーネスを示す図であって、図22(a)は側面図、図22(b)は斜視図である。図23は、ラゲージドアが全開状態のときの開閉機構及びワイヤハーネスを示す図であって、図23(a)は側面図、図23(b)は斜視図である。
ラゲージドア12が閉じた全閉状態(図21(a)(b)に示す状態)からラゲージドア12が開かれて半開きの状態となると、図22(a)(b)に示すように、ラゲージアーム16がブラケット15との連結箇所を中心として回動する。これにより、ワイヤハーネス10Bは、ラゲージアーム16とともに移動する。すると、可動領域55のアーム固定部54がラゲージアーム16の回動中心位置を中心として円弧状に移動しながらボディ11側の端部から離間する。これにより、可動領域55は、次第に伸ばされ、それぞれの屈曲部56A,56Bの曲率半径が大きくなる。
この状態からさらにラゲージドア12が開かれて全開状態となると、図23(a)(b)に示すように、ボディ11側の端部に対するアーム固定部54の位置が最大に離間し、これにより、可動領域55は、屈曲部56A,56Bにおける屈曲がほとんどなくなる程度に延ばされる。なお、この全開状態においても、可動領域55の屈曲部56A,56Bは、僅かに緩やかに屈曲した状態になっている。
この全開状態からラゲージドア12が閉じられると、ラゲージアーム16の回動に伴って、アーム固定部54がラゲージアーム16の回動中心位置を中心として円弧状に移動しながらボディ11側の端部に近接し、各屈曲部56A,56Bの屈曲が次第に大きくなる(図22(a)(b)参照)。その後、ラゲージドア12が完全に閉じられた全閉状態とされると、ボディ11側の端部に対するアーム固定部54の位置が最も近づき、可動領域55は、屈曲部56A,56Bにおける曲率半径が最小となる(図21(a)(b)参照)。
また、ラゲージドア12が閉じられると、ラゲージアーム16の逆方向への回動とともに、アームカバー25も逆方向へ回動する。すると、ラゲージアーム16の下方側に移動されていたアームカバー25の保護部29がラゲージアーム16の前方側へ移動し、ワイヤハーネス10の可動領域55における両側部の一部が保護部29の側板29aによって覆われる。
上記のラゲージドア12の開閉動作の際に、ワイヤハーネス10Bの可動領域55は、アームカバー25の保護部29の一対の側板29aによって保護されつつガイドされる。したがって、可動領域55は、周辺の部材等との干渉が抑制されるとともに、常に安定した姿勢で変形する。
また、アームカバー25の前方に張り出す保護部29は、ラゲージドア12を閉じた状態でワイヤハーネス10Bの可動領域55の両側部における一部を覆うように形成されている。したがって、ラゲージドア12を閉じた状態でワイヤハーネス10Bの可動領域55の周囲全体を覆う構造と比べ、張り出す大きさを極力小さくすることができる。これにより、ラゲージドア12が開閉される際の保護部29の回動半径を小さくすることができ、ラゲージスペースの内壁に沿って設けられるトリム31との干渉を防止できる(図21〜図23参照)。これにより、トリム31の裏側におけるラゲージアーム16の収容スペースを小さくしてラゲージスペースを拡大させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、ボディ11に対して開閉されるドアとして、ラゲージドア12を例示して説明したが、本発明は、ワイヤハーネス10A,10Bが、ラゲージドア12以外のドアの開閉部分に配索される場合にも適用可能である。
ここで、上述した本発明に係るワイヤハーネスの配索構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両のボディ(11)と、開閉機構(13)によって前記ボディ(11)に対して開閉可能に支持されたドア(ラゲージドア12)との間に配索されるワイヤハーネス(10A,10B)の配索構造であって、
前記開閉機構(13)は、一端が前記ボディ(11)に回動可能に連結され、他端が前記ドア(ラゲージドア12)に固定されたアーム(ラゲージアーム16)を有し、
前記ワイヤハーネス(10A,10B)は、
前記アーム(ラゲージアーム16)に沿って配索され、前記ボディ(11)と前記アーム(ラゲージアーム16)との間に、前記ドア(ラゲージドア12)の開閉による前記アーム(ラゲージアーム16)の回動に追従して変形可能な可動領域(35,55)を有し、
前記可動領域(35,55)は、
前記アーム(ラゲージアーム16)の回動軸と直交する方向に沿って配置され、互いに反対方向へ屈曲される二つの屈曲部(46A,46B,56A,56B)を有する
ことを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
[2] 前記可動領域(35)は、複数の駒部材(45)を互いに回動可能に連結し電線束(32)が挿通される可動外装部材を有する
ことを特徴とする[1]に記載のワイヤハーネスの配索構造。
[3] 前記可動領域(55)は、断面視偏平形状に形成され、幅方向が前記屈曲部(56A,56B)における屈曲方向と直交する方向に沿って配置されている
ことを特徴とする[1]に記載のワイヤハーネスの配索構造。
[4] 前記可動領域(55)は、前記アーム(ラゲージアーム16)の回動軸線方向において前記アームと同一位置に配置されている
ことを特徴とする[3]に記載のワイヤハーネスの配索構造。
[5] 前記ワイヤハーネス(10B)が沿わされた前記アーム(ラゲージアーム16)を前記ワイヤハーネス(10B)とともに覆うアームカバー(25)を備え、
前記アームカバー(25)は、前記ドア(ラゲージドア12)を閉じた状態で、前記可動領域(55)側へ張り出して前記可動領域(55)の両側部における一部を覆う一対の側板(29a)を有する保護部(29)を備える
ことを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載のワイヤハーネスの配索構造。
10A,10B ワイヤハーネス
11 ボディ
12 ラゲージドア(ドア)
13 開閉機構
16 ラゲージアーム(アーム)
29 保護部
29a 側板
32 電線束
35,55 可動領域
40 可動外装部材
45 駒部材
46A,46B,56A,56B 屈曲部

Claims (4)

  1. 車両のボディと、開閉機構によって前記ボディに対して開閉可能に支持されたドアとの間に配索されるワイヤハーネスの配索構造であって、
    前記開閉機構は、一端が前記ボディに回動可能に連結され、他端が前記ドアに固定されたアームを有し、
    前記ワイヤハーネスは、
    前記アームに沿って配索され、前記ボディと前記アームとの間に、前記ドアの開閉による前記アームの回動に追従して変形可能な可動領域を有し、
    前記可動領域は、
    前記アームの回動軸と直交する方向に沿って配置され、互いに反対方向へ屈曲される二つの屈曲部を有し、
    前記ワイヤハーネスが沿わされた前記アームを前記ワイヤハーネスとともに覆うアームカバーを備え、
    前記アームカバーは、前記ドアを閉じた状態で、前記可動領域側へ張り出して前記可動領域の両側部における一部を覆う一対の側板を有する保護部を備える
    ことを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
  2. 前記可動領域は、複数の駒部材を互いに回動可能に連結し電線束が挿通される可動外装部材を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  3. 前記可動領域は、断面視偏平形状に形成され、幅方向が前記屈曲部における屈曲方向と直交する方向に沿って配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  4. 前記可動領域は、前記アームの回動軸線方向において前記アームと同一位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のワイヤハーネスの配索構造
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