JP6824440B2 - ディスプレイの曲げ変形を防止するためのシステムおよび方法 - Google Patents

Description

（関連出願の相互参照）
[0001]
本願は、参照によりその全体が本願に組み込まれる２０１７年４月２７日出願の米国特許仮出願第６２／４９１，１２３号の利益を主張する。

（技術分野）
[0002]
本発明の例示的な実施形態は、一般に電子ディスプレイ用のアセンブリに関する。

（発明の背景および概要）
[0003]
電子ディスプレイは、屋内での使用だけでなく、屋外での使用に関しても普及してきている。１つの例示的な用途は、これに限定されないが、電子ディスプレイが静止ポスターの使用にどんどん置き換わっているデジタル屋外市場である。電子ディスプレイの使用は、他の利益の中でもとりわけ、画像を素早く変更することが可能であるとともに、ビデオおよび対話型ディスプレイを使用することができるので有利である。こうしたディスプレイは、広告、公示、情報、道案内などに使用することができる。

[0004]
こうした屋外の、また一部は屋内のディスプレイは、環境条件からディスプレイを保護するためにハウジングに囲まれていることがある。ハウジングは、水、降雨、ほこり、空気汚染物の侵入、破壊行為、改ざん、風、温度変化、太陽光負荷、極端な温度などに対して、抵抗、軽減、管理、制御、または防止を行うように設計されてもよい。多くの場合、これらのディスプレイは、極端な温度、大きな温度変化、および著しい太陽光負荷に晒される屋外に設置される。ハウジング内の温度が高くなりすぎたり、低くなりすぎたりすると、電子ディスプレイおよび関連構成要素が損傷する恐れがある。したがって、ハウジング内の温度は、許容可能なレベルに維持されなくてはならない。ハウジング内の温度を許容可能なレベルに維持するために、一般的に複数のガス通路がハウジングを貫通して設置される。周囲空気を搬送する開ループと、循環ガスを搬送する閉ループとの組合せが使用されることもある。

[0005]
そのうちに、市場では、ますます大型のディスプレイが求められるようになってきた。これらの大型ディスプレイは、それに対応して大きい表面積を有し、ハウジング内の温度を維持するために、それに対応してサイズが大きい、または数が多いガス通路を必要とすることが多い。これらのディスプレイおよび対応するガス通路の寸法が大きくなるにつれて、ディスプレイが外向きに曲げ変形する可能性が増大してきた。これは、ディスプレイが典型的にはほとんど支持されていないからである。ディスプレイは、他の配慮の中でもとりわけ、バックライトからの照明をディスプレイ全体に届けられるように、一般的にその周囲に沿って取り付けられる。したがって、ディスプレイの大部分は、ハウジングまたは他の安定化もしくは支持の構造体に直接取り付けられておらず、これにより、ディスプレイの曲げ変形が生じることがある。さらに、ディスプレイの様々な層および構成要素の温度負荷が非対称的であることが、こうしたディスプレイの曲げ変形の一因になり得る。さらに、一部のディスプレイには、電子ディスプレイ自体と、その電子ディスプレイの前方に位置するカバー・パネルとの間に隙間がある。電子ディスプレイがカバー・パネルに向かって曲げ変形すると、カバー・パネルとディスプレイとの間の隙間が小さくなることがあり、その結果、ベンチュリ効果が生成されることがある。ベンチュリ効果は、曲げ変形力を増大させる恐れがある。

[0006]
こうした曲げ変形は、ディスプレイの損傷、表示画像の歪みを引き起こすことがあり、開ループおよび閉ループを通る空気流を妨げることがある。場合によっては、電子ディスプレイはカバー・パネルに接触するほど外向きに曲げ変形することがある。これは、通常の温度管理を妨げるだけでなく、太陽光負荷を受けたカバー・パネルから電子ディスプレイにかなりの熱が伝わることになり得る。このことは、永久的な損傷を即座にディスプレイに与える恐れがある。したがって、電子ディスプレイの曲げ変形を防止するシステムおよび方法が必要とされている。

[0007]
さらに、バックライトを備えるディスプレイ・アセンブリは、このバックライト用の封止された空洞を有する場合がある。バックライトの照明装置および他の構成要素が熱を発すると、熱がこの空洞内に閉じ込められることがある。空洞は、完全にまたは部分的に封止されていることがあるので、熱が蓄積し、アセンブリの構成要素に損傷を与えることがある。したがって、バックライト空洞から熱を除去するシステムおよび方法が必要とされている。

[0008]
本発明は、電子ディスプレイの曲げ変形を防止するシステムおよび方法である。また本発明は、バックライト空洞から熱を除去するシステムおよび方法である。本発明は、カバー・パネルと電子ディスプレイとの間の第１のガス通路を通る第１のガス通路、および電子ディスプレイとバックライトとの間の空間に位置付けられたバックライト空洞を通る追加の流れ通路を提供する。バックライト空洞を通る空気の流れにより、照明装置または他の構成要素によって生じた熱がバックライト空洞から除去される。

[0009]
第１のガス通路およびバックライト空洞を通る空気流の量および速度は、第１のガス通路よりもバックライト空洞において圧力低下を生じさせるように制御することができる。この圧力低下によって、電子ディスプレイをカバー・パネルから引き離しやすい力が生じ、それにより曲げ変形が低減または削減される。特に、支持体またはブラケットを使用して、バックライト空洞に入りそこから出る入口隙間および出口隙間を作製することができる。こうして、バックライト空洞を通る空気流の量および速度を制御することができる。入口隙間は、出口隙間よりも小さくてもよい。例示的な実施形態では、出口隙間の近くに位置付けられたブラケットの遠位端部から、傾向区分が延在してもよい。この傾斜区分は、ハウジングの側部に向かって延在して、第１のガス通路から、バックライトの後ろに位置付けられた第２のガス通路に入る空気の流れを制限することができる。この空気の構成によってベンチュリ効果を生成することができ、傾斜区分の付近で低圧力ゾーンが生成されて、循環ガスがバックライト空洞を通るように引き込まれる。

（図面の簡単な説明）
[0010]
上述した特徴に加えて、本発明の他の態様が、以下の図面の説明および例示的な実施形態から容易に明らかになろう。複数の図面にわたる同様の参照符号は、同一のまたは同等の特徴を指す。

[0011]
本発明による例示的なディスプレイ・アセンブリの斜視図であり、同時に断面線Ａ−Ａを示す図である。[0012] 図１の断面線Ａ−Ａに沿って切り取られた例示的なディスプレイ・アセンブリの実施形態の上方断面図である。[0013] 図１の断面線Ａ−Ａに沿って切り取られた別の例示的なディスプレイ・アセンブリの実施形態の上方断面図である。[0014] ディスプレイの曲げ変形が低減または削減される例示的な圧力(PRESSURE)分析を示す、図２に類似した上方断面図である。[0015] ディスプレイの曲げ変形が低減または削減される別の例示的な圧力(PRESSURE)分析を示す、図３に類似した上方断面図である。[0016] 別の例示的な圧力分析の例示的なグラフ表示である。[0017] 本発明による別の例示的なディスプレイ・アセンブリの側面図である。[0018] 図７Ａのディスプレイ・アセンブリの正面図であり、同時に断面線Ｂ−Ｂを示す図である。[0019] 図７Ｂの断面線Ｂ−Ｂに沿って切り取られた上方断面図であり、同時に細部(DETAIL)Ａを示す図である。[0020] 図８の細部Ａの詳細な上方断面図である。[0021] 本発明による別の例示的なディスプレイ・アセンブリの正面斜視図であり、同時に断面線Ｃ−Ｃを示す図である。[0022] 図１０の断面線Ｃ−Ｃに沿って切り取られた上方断面斜視図であり、同時に細部(DETAIL)Ｂおよび細部(DETAIL)Ｃを示す図である。[0023] 図１１の細部Ｂの詳細な上方断面斜視図である。[0024] 図１１〜図１２の細部Ｂを別の角度で示す図である。[0025] 図１１の細部Ｃの詳細な上方断面斜視図である。[0026] 図１４に類似した、より詳しく異なる角度から示す詳細な上方断面斜視図である。[0027] 図６に類似した別の例示的な圧力分析の図である。[0028] 図１１に類似した、例示的な空気流速(VELOCITY)分析を示す上方断面図であり、同時に細部(DETAIL)Ｄおよび細部(DETAIL)Ｅを示す図である。[0029] 図１７の細部Ｄの詳細な上方断面図である。[0030] 図１７の細部Ｅの詳細な上方断面図である。

（例示的な実施形態の詳細な説明）
[0031]
本発明の様々な実施形態を、添付図面を参照しながらここで詳細に説明する。以下の説明において、詳細な構成および構成要素などの具体的な詳細事項は、本発明のこれらの実施形態の全体的な理解を助けるために提供されるに過ぎない。したがって、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態の様々な変更および修正を行えることが、当業者には明らかなはずである。さらに、よく知られている機能および構造の説明は、明瞭かつ簡潔にするために省略する。

[0032]
図１は、本発明による例示的なディスプレイ・アセンブリ１０の斜視図であり、同時に断面線Ａ−Ａを示す。ディスプレイ・アセンブリ１０は、ハウジング１６に位置付けられた電子ディスプレイ１４を備えてもよい。例示的な実施形態では、電子ディスプレイ１４は液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）である。しかし、ＬＣＤ、発光ダイオード（ＬＥＤ）ディスプレイ、有機ＬＥＤディスプレイ、プラズマ・ディスプレイなどであるが、これらに限定されない任意のタイプの電子ディスプレイ１４が使用されてもよい。電子ディスプレイ１４は、任意選択で、１つまたは複数のディフューザ・シートもしくは光学フィルムを備えてもよい。電子ディスプレイ１４の前方に、カバー・パネル１２が位置付けられてもよい。カバー・パネル１２は、電子ディスプレイ１４に実質的に平行に、それから離間して、その前方に位置付けられてもよい。カバー・パネル１２は、ハウジング１６の前面を形成してもよい。カバー・パネル１２は、ガラスまたはアクリルなどであるがこれらに限定されない透明または半透明の材料から成ってもよい。カバー・パネル１２は、複数の層から成ってもよい。本明細書にさらに詳細に示し、説明するように、ハウジング１６内で背中合わせに設置された１対の電子ディスプレイ１４を含むがこれらに限定されない１つまたは複数の電子ディスプレイ１４、および対応する構成要素が使用されてもよい。いずれにせよ、吸気口１８が、ハウジング１６の両側または上側部分に沿って延在してもよいが、任意の位置が企図される。本明細書にさらに詳細に示し、説明するように、排気口２０は、ディスプレイ・アセンブリ１０の下側縁部に沿って位置付けられてもよいが、任意の位置が企図される。

[0033]
図２は、図１の断面線Ａ−Ａに沿って切り取られた、単一の電子ディスプレイ１４を使用する例示的なディスプレイ・アセンブリ１０を示す上方断面図である。バックライト３０は、電子ディスプレイの後ろに位置付けられてもよい。バックライト３０は、電子ディスプレイ１４の後ろに、それに実質的に平行に、それから離間して位置付けられてもよい。バックライト３０は、パンに位置付けられた発光ダイオード（ＬＥＤ）などであるがこれに限定されない複数の照明装置を備えてもよい。例示的な実施形態では、バックライト３０は、直接背面から照らす構成を実現するように間隔をあけたパターンに配置された複数の照明装置を備えてもよい。他の例示的な実施形態では、バックライト３０は、縁部から照らす構成で電子ディスプレイ１４の１つまたは複数の辺に沿って線形に配置された複数の照明装置を備えてもよい。さらに他の例示的な実施形態では、バックライト３０は、有機ＬＥＤディスプレイを有するものなどであるがこれに限定されない電子ディスプレイ１４の一部分を形成してもよい。こうした実施形態では、バックライトのパンが、電子ディスプレイ１４の後ろに位置付けられてもよい。バックライトのパンは、金属シートなどであってもよい。

[0034]
いずれにせよ、後方プレート３２が、バックライト３０の後ろに位置付けられてもよい。後方プレート３２は、バックライト３０の後ろに、それから離間して、実質的にそれに平行に位置付けられてもよい。第１のガス通路２２は、カバー・パネル１２の後面と、電子ディスプレイ１４の前面との間の空間に位置付けられてもよい。この空間は、本明細書においてＬＣＤ空洞とも呼ばれることがある。第１のガス通路２２は、循環ガス２４を受けるように構成されてもよい。循環ガス２４は、第１のガス通路２２を通って進み、バックライト３０の後ろに位置付けられた第２のガス通路２６に入る。

[0035]
第２のガス通路２６が、後方プレート３２とハウジング１６の背面との間の空間に位置付けられてもよい。第２のガス通路２６は、熱交換器２８および電子機器空洞３０を備えてもよいが、これらは必要なわけではない。熱交換器２８は、任意のタイプの熱交換器２８とすることができる。熱交換器２８は後方プレート３２に取り付けることができるが、任意の位置が企図される。例示的な実施形態では、熱交換器２８は、第２のガス通路２６の第１の部分を占め、電子機器空洞３４は、様々な電子構成要素を位置付けることが第２の部分を占める。また熱交換器２８は、第２の開ループ通路の一部分であってもよい。これらの様々な電子構成要素を使用して、ディスプレイ・アセンブリ１０を動作させることができる。循環ガス２４は、第２のガス通路２６を通って進んだ後、第１のガス通路２２に戻ってもよく、こうして閉ループが作られる。言い換えれば、閉ループは電子ディスプレイ１４を取り囲んでもよい。閉ループを通過する、または第１のガス通路２２もしくは第２のガス通路２６を通る循環ガス２４の速度および量を制御するために、１つまたは複数の閉ループ・ファン３５が閉ループに沿って設置されてもよい。例示的な実施形態では、閉ループ・ファン３５は、熱交換器２８と電子機器空洞３４との間に位置付けられてもよいが、任意の位置が企図される。

[0036]
例示的な実施形態では、バックライト３０の後面と後方プレート３２の前面との間に、波形層３８が位置付けられてもよい。波形層３８は、周囲空気４４を受けるように構成されてもよい。後方プレート３２とバックライト３０との間の空間は、第１の開ループ・チャネル３７を画成してもよい。周囲空気４４は、熱交換器２８にも通って流れることができる（第２の開ループ通路）。周囲空気４４は、アセンブリ１０に入り、第１または第２の開ループ通路を通過し、次いでアセンブリ１０から出ることができ、こうして開ループが作られる。開ループを通って、または波形層３８もしくは熱交換器２８を通って流れる周囲空気４４の量または速度を制御するために、１つまたは複数の開ループ・ファン３３が開ループに沿って設置されてもよい。

[0037]
バックライト空洞３６が、電子ディスプレイ１４の後面とバックライト３０の前面との間の空間に位置付けられてもよい。循環ガス２４の一部分は、残りの循環ガス２４から分離して、バックライト空洞３６内にまたはそれを通るように進んでもよい。循環ガス２４のこの部分は、本明細書においてバックライト空洞ガス２５とも呼ばれることがある。バックライト空洞３６を出るバックライト空洞ガス２５は、循環ガス２４と再合流してもよい。バックライト空洞３６は、側部において少なくとも部分的には支持体４７によって組み立てられてもよい。例示的な実施形態では、第１の支持体４７は、バックライト空洞ガス２５を受けるバックライト空洞３６の側部に位置付けられ、第２の支持体４７は、バックライト空洞ガス２５がバックライト空洞３６から出るバックライト空洞３６の側部に位置付けられる。

[0038]
支持体４７は、電子ディスプレイ１４の後面から延在して、電子ディスプレイ１４とバックライト３０との間に位置付けられるディフューザ、光学フィルム、透明シートなどであるがこれらに限定されない様々な構成要素を支持することができる。支持体４７は、１つまたは複数の位置においてバックライト３０または電子ディスプレイ１４から離間して、バックライト空洞ガス２５がバックライト空洞３６に入り、出るように、それぞれ入口隙間および出口隙間を画成してもよい。他の例示的な実施形態では、支持体４７は、入口隙間および出口隙間を画成する複数の孔を備えてもよい。本明細書においてさらに詳細に説明するように、バックライト空洞ガス２５は、第１のガス通路２２を通って進む循環ガス２４よりも低い圧力で維持されてもよいが、こうしたことは必要なわけではない。

[0039]
例示的な実施形態では、バックライト空洞ガス２５の圧力は、バックライト空洞３６に入り、そこから出ることができるバックライト空洞ガス２５の量または速度を制御することによって、比較的低く保たれてもよい。バックライト空洞ガス２５の量または速度は、少なくとも部分的にはバックライト空洞３６の寸法および／または形状によって制御することができる。例示的な実施形態では、支持体４７とバックライト３０の前面との間の隙間は、バックライト空洞３６に入り、そこから出ることができるバックライト空洞ガス２５の量または速度を制御するようにサイズ設定および構成されてもよい。例示的な実施形態では、バックライト空洞３６への入口に位置付けられた支持体４７との間の隙間は、バックライト空洞３６の出口に位置付けられた支持体４７との間の隙間より小さく、バックライト空洞ガス２５の圧力を低くしてもよい。

[0040]
あるいは、またはさらに、バックライト空洞３６に入り、そこから出ることができる空気の量または速度は、ブラケット４８によって制御されてもよい。例示的な実施形態では、第１のブラケット４８は、バックライト空洞ガス２５を受けるバックライト空洞３６の側部に位置付けられ、第２のブラケット４８は、バックライト空洞ガス２５がバックライト空洞３６から出るバックライト空洞３６の側部に位置付けられる。ブラケット４８は、実質的に逆さまの「Ｌ」字の形であってもよく、バックライト空洞３６を同時に組み立てるように、電子ディスプレイ１４の両縁部から延在してもよい。ブラケット４８と、バックライト３０および波形層３８を含むがこれらに限定されない周りの構造体との間の隙間は、バックライト空洞３６に入り、そこから出ることができるバックライト空洞ガス２５の量または速度を制御するようにサイズ設定および構成されてもよい。例示的な実施形態では、バックライト空洞３６への入口に位置付けられたブラケット４８との間の隙間は、バックライト空洞３６の出口に位置付けられたブラケット４８との間の隙間より小さく、バックライト空洞ガス２５の圧力を低くしてもよい。

[0041]
例示的な実施形態では、ブラケット４８の一部またはすべては、その端部から延在する傾斜区分４９を含んでもよい。この傾斜区分４９は、バックライト空洞３６に入り、そこから出ることができるバックライト空洞ガス２５の量または速度を制御するように、同様に傾斜、配向、サイズ設定、形状設定、およびその他のやり方で構成されてもよい。例示的な実施形態では、傾斜区分４９は、バックライト空洞３６の出口だけに位置付けられて、バックライト空洞ガス２５の圧力を低くする補助をしてもよい。

[0042]
例示的な実施形態では、傾斜区分４９は、ハウジングの側部に向かって延在してもよい。傾斜区分４９は、第１のガス通路２２を通って第２のガス通路２６に入る循環ガス２４の流れの中に延在してもよい。傾斜区分４９は、このような流れの一部分を途絶させ、その代わりに前記バックライト空洞ガス２５が、残りの循環ガス２６に再合流できるようにしてもよい。傾斜区分４９が、第１のガス通路２２を通って第２のガス通路２６に入る循環ガス２４の流れを制限するので、傾斜区分４９は、ベンチュリ効果を生成することができ、その結果バックライト空洞３６の出口付近に低圧力区域が生じる。この低圧力区域によって、バックライト空洞ガス２５はバックライト空洞３６に入り、そこを通って流れ、そこから出るしかなくなり、またはそうなることが促される。これは、バックライト空洞ガス２５の相対圧力、および結果的に電子ディスプレイ１４に加えられる力に影響を及ぼしてもよい。傾斜区分４９の角度は、バックライト空洞３６を通る所望の流れ、およびその結果電子ディスプレイ１４に加えられる力を提供するように、操作および調整することができる。

[0043]
バックライト空洞３８に入り、そこから出ることができる循環ガス２４（バックライト空洞ガス２５）の量または速度は、電子ディスプレイ１４の予想される曲げ変形を引き起こすようにあらかじめ決定されてもよい。実際、バックライト空洞ガス２５の量または速度は、バックライト空洞ガス２５の圧力を決定し、したがって結果的に電子ディスプレイ１４に加えられる力を決定する。たとえば、これに限定されないが、電子ディスプレイ１４の曲げ変形を実質的に打ち消すには、結果的に生じる十分な力が望ましいことがある。しかし、結果的に生じる力が大きすぎると、電子ディスプレイ１４を圧迫して、画像の歪み、および／または電子ディスプレイ１４の損傷が生じることがある。例示的な実施形態では、第１のガス通路２２を通って流れる循環ガス２４と、バックライト空洞ガス２５との間で、０〜０．５ｐｓｉの差圧が望ましいことがあるが、任意の相対圧力が企図される。たとえば、これに限定されないが、支持体４７、ブラケット４８、および傾斜区分４９は、所定の相対的な圧力低下を生成するようにサイズ設定されてもよい。同様に、傾斜区分４９の角度は、所定の相対的な圧力低下を生成するように選択されてもよい。ファン、構造的障害物、ディフューザ、フィルタ、スロットル、弁、フロー・スプリッタなどであるがこれらに限定されない他の制御装置を使用して、バックライト空洞ガス２５の量または速度を制御することができることが企図される。

[0044]
図３は、図１の断面線Ａ−Ａに沿って切り取られた別の例示的なディスプレイ・アセンブリ１０の実施形態の上方断面図である。図３に関して示し説明するディスプレイ・アセンブリ１０は、図２に関して示すディスプレイ・アセンブリ１０に似ているが、第１の電子ディスプレイ１４と背中合わせに設置された第２の電子ディスプレイ１４が追加されている。第２のカバー・パネル１２、第２のバックライト空洞３６などであるがこれらに限定されない第２の電子ディスプレイの関連構成要素は、同様に第１の電子ディスプレイ１４と背中合わせに設置されてもよい。この実施形態では、循環ガス２４は、第２のガス通路２６を通って進んだ後に分離してもよく、それにより、一部がそれぞれの電子ディスプレイ１４の前を流れる。同様に、循環ガス２４の一部分は分離してもよく、バックライト空洞ガス２５としてそれぞれの各バックライト空洞３６を通って流れてもよい。それぞれの各電子ディスプレイ１４の前を流れる循環ガス２４は、第１のガス通路２２の他方の端部で再合流し、第２のガス通路２６を通って流れてもよい。こうした実施形態では、第２のガス通路２６は、共通の熱交換器２８、電子機器、電子機器空洞３４、および他の関連構成要素を共有することができるが、これは必要なわけではない。その代わりに別々の閉ループ通路を利用することが企図される。様々な位置におけるさらなる電子ディスプレイ１４が企図されたことが、さらに企図される。

[0045]
図４は、ディスプレイ・アセンブリ１０の例示的な圧力分析を示す、図２に類似した上方断面図である。同様に、図５は、ディスプレイ・アセンブリ１０の例示的な圧力分析を示す、図３に類似した上方断面図である。図４および図５は、電子ディスプレイ１４の曲げ変形をどのように低減または削減できるかを示す。これらの分析は単なる例示であり、限定するものではない。任意の寸法、温度、圧力などが企図される。

[0046]
図４および図５で確認できるように、バックライト空洞３８に位置するバックライト空洞ガス２５の圧力は、第１のガス通路２２の全体に沿って第１のガス通路２２に位置する循環ガス２４の圧力に比べて相対的に低い。たとえば、限定として機能するものではないが、より高い圧力を示す黄色で図示された第１のガス通路２２内の循環ガス２４の圧力に比べて、バックライト空洞ガス２５の圧力は緑色で図示され、それにより圧力がより低いことを示す。示される圧力低下によって、普通なら生じる恐れのある電子ディスプレイ１４の曲げ変形に対抗する力が生成されてもよく、示されるように、電子ディスプレイ１４の曲げ変形の低減または削減につながる。

[0047]
図６は、第１のガス通路２２（本明細書において、ＬＣＤ空洞、前面ガラス空隙、またはＬＣＤ前面ガラス空隙とも呼ばれる）と、バックライト空洞３６（本明細書において、ＬＥＤ空洞とも呼ばれる）との間の差圧を示す別の例示的な圧力分析の例示的なグラフ表示である。この分析および結果は単なる例示であり、限定するものではない。任意の寸法、温度、圧力などが企図される。図６に示すグラフ表示を生成するのに使用された詳細なデータは、以下の通りである。

[0048]
確認されるように、バックライト空洞３８に位置するバックライト空洞ガス２５の圧力は、第１のガス通路２２の全体に沿って第１のガス通路２２に位置する循環ガス２４の圧力に比べて相対的に低い。結果的に生じる圧力低下によって、普通なら生じる恐れのある電子ディスプレイ１４の曲げ変形に対抗する力が生成されてもよく、この図に示されるように、曲げ変形の低減または削減につながる。バックライト空洞３６のデータ点と、第１のガス通路２２の対応するデータ点との間の差圧（ここでは相対的な圧力低下）は、比較的小さいかもしれないが、対応する電子ディスプレイ１４の平方インチ数をかけると、結果的に生じる力はかなり大きくなり得ることに留意すべきである。

[0049]
図７Ａおよび図７Ｂは、本発明による別の例示的なディスプレイ・アセンブリ１０を示す。周囲空気４４は、ディスプレイ・アセンブリ１０の上部に吸い込まれ、ディスプレイ・アセンブリ１０の下部から吐き出されてもよく、こうして開ループが生成される。

[0050]
図８および図９は、ディスプレイ・アセンブリ１０の別の例示的な実施形態を示す。示されるように、循環ガス２４は、電子機器空洞３４を通って流れてもよい。循環ガス２４の第１の部分は、第１のガス通路２２に入ってもよく、循環ガス２４の第２の部分は、バックライト空洞３６に入ってもよい（すなわち、バックライト空洞ガス２５）。循環ガス２４は、第１のガス通路２２およびバックライト空洞３６から出ると再合流し、電子機器空洞３４に戻り、こうして閉ループが作られる。電子機器空洞３４は、１つまたは複数の熱交換器２８を備えてもよいが、これは必要なわけではない。例示的な実施形態では、熱交換器２８は、循環ガス２４のための１つまたは複数の閉ループ・チャネル２９を備えてもよい。周囲空気４４は、第１の開ループ・チャネル３７のうちの１つまたは複数を通って進んでもよい。また周囲空気４４は、熱交換器２８において１つまたは複数の開ループ・チャネル２７を通って進んでもよい。

[0051]
図１０〜図１５は、ディスプレイ・アセンブリ１０の別の例示的な実施形態を示す。この実施形態も同じく、本明細書において説明したのと同様の支持体４７、ブラケット４８、および傾斜区分４９を備えてもよい。複数の傾斜区分４９が、ブラケット４８から延在してもよい。

[0052]
第１の出口隙間４５は、支持体４７と後方プレート３２との間に位置付けられてもよい。例示的な実施形態では、第２の出口隙間４３は、支持体４７の遠位端部と後方プレート３２の前面との間に位置付けられてもよい。第２の出口隙間４３は、ブラケット４８とハウジング１６との間に位置付けられてもよい。あるいは、またはさらに、第２の出口隙間４３は、傾斜区分４９とハウジング１６との間に位置付けられてもよい。例示的な実施形態では、第２の出口隙間４３を画成するハウジング１６の部分は、同時に電子機器空洞３４の一部分を画成するハウジング１６の側壁であってもよい。第１の出口隙間４５および第２の出口隙間４３によって、バックライト空洞ガス２５がバックライト空洞３６を出て、残りの循環ガス２４に再合流することが可能になってもよい。

[0053]
第２の入口隙間４１は、支持体４７と後方プレート３２との間に位置付けられてもよい。例示的な実施形態では、第２の入口隙間４１は、支持体４７の遠位端部と後方プレート３２の前面との間に位置付けられてもよい。第１の入口隙間３９は、ブラケット４８とハウジング１６との間に位置付けられてもよい。例示的な実施形態では、第１の入口隙間３９を画成するハウジング１６の部分は、同時に電子機器空洞３４の一部分を画成するハウジング１６の側壁であってもよい。第２の入口隙間４１および第１の入口隙間３９によって、循環ガス２４の一部分（すなわちバックライト空洞ガス２５）が残りの循環ガス３６から分離して、バックライト空洞３６に入ることが可能になってもよい。

[0054]
前に説明したように、例示的な実施形態では、第１の入口隙間３９は第２の出口隙間４３よりも小さい。例示的な実施形態では、第２の入口隙間４１は第１の出口隙間４５よりも小さい。しかし、任意の大きさの第１の入口隙間３９、第２の出口隙間４３、第２の入口隙間４１、および第１の出口隙間４１が企図される。

[0055]
図１６は、図６に類似した別の例示的な圧力分析およびデータ出力の図である。図１６に示すグラフ表示を生成するのに使用された詳細なデータは、以下の通りである。

[0056]
図１７〜図１９は、ディスプレイ・アセンブリ１０の例示的な空気流速分析を示す。これらの図で確認されるように、循環ガス２４の一部分（すなわち、バックライト空洞ガス２５）は、バックライト空洞３６に入り、第１のガス通路２２を通って進む循環ガス２４に比べて概ね相対的に低い速度でそこを通って進んでもよい。また、傾斜区分４９は、傾斜区分４９の周りの区域５１で循環ガス２４の渦を生成してもよく、その結果、区域５１を出る循環ガス２４を遅くする。いずれにせよ、この区域５１は、周りの区域の循環ガス２４に比べて相対的に低い圧力で循環ガスを含んでもよい。示した分析は単なる例示であり、限定するものではない。

[0057]
本明細書において、周囲空気４４および循環ガス２４の流れは、特定の方向および配向に対して示され、説明されてもよいが、周囲空気４４および循環ガス２４は他の方向に流れてもよいことが企図される。たとえば、限定するものではないが、時計回りに流れるものとして示される周囲空気４４および循環ガス２４は、反時計回りに流れてもよく、上から下に垂直に流れるように示されるときは、下から上に流れてもよく、右から左に水平に流れるように示されるときは、左から右に流れてもよく、垂直に流れるように示されるときは、水平に流れてもよく、水平に流れるように示されるときは、垂直に流れてもよいなどである。

[0058]
本発明の任意の実施形態は、本発明の他の実施形態の任意選択のまたは好ましい特徴のいずれを含んでもよい。本明細書に開示する例示的な実施形態は、排他的であることを意図しておらず、または本発明の範囲を不必要に限定するものではない。例示的な実施形態は、当業者が本発明を実施することができるように、本発明の原理を説明するために選択され、説明された。本発明の例示的な実施形態を示し、説明したので、当業者は、説明した本発明に多くの変更および修正を加えることができることを認識するであろう。これらの変更および修正の多くは同じ結果をもたらし、特許請求される本発明の趣旨の範囲内にある。したがって、特許請求の範囲に記載の範囲よって示される通りにしか、本発明を限定しないことが意図される。

Claims (18)

1. 電子ディスプレイの曲げ変形を防止するための装置であって、
   ハウジングと、
   カバー・パネルであって、前記カバー・パネルの後ろに前記電子ディスプレイが位置付けられたカバー・パネルと、
   前記電子ディスプレイの後ろに位置付けられたバックライトと、
   循環ガス用の閉ループ通路であって、
   前記カバー・パネルと前記電子ディスプレイとの間に位置付けられた第１のガス通路、
   前記電子ディスプレイと前記バックライトとの間に位置付けられたバックライト空洞、および
   前記バックライトの後ろに位置付けられた第２のガス通路を備える、閉ループ通路と
   を備え、
   前記バックライト空洞を通過する前記循環ガスの圧力が、前記第１のガス通路を通過する前記循環ガスよりも低くなるように、前記閉ループ通路が構成される、装置。
2. 前記バックライトの後ろに位置付けられた、周囲空気用の開ループ通路をさらに備える、請求項１に記載の装置。
3. 前記バックライトの後ろに位置付けられた後方プレートと、
   前記後方プレートと前記バックライトとの間に延在する波形層と、
   前記バックライトと前記後方プレートとの間に位置付けられた第１の開ループ通路と
   をさらに備える、請求項２に記載の装置。
4. 前記第２のガス通路に沿って位置付けられた熱交換器と、
   前記熱交換器を含む第２の開ループ通路と
   をさらに備える、請求項３に記載の装置。
5. 第２のカバー・パネルと、
   前記第２のカバー・パネルの後ろに位置付けられた第２の電子ディスプレイと、
   前記第２の電子ディスプレイの後ろに位置付けられた第２のバックライトと
   をさらに備え、
   循環ガス用の前記閉ループ通路が、
   前記第２のカバー・パネルと前記第２の電子ディスプレイとの間に位置付けられた第３のガス通路、および
   前記第２の電子ディスプレイと前記第２のバックライトとの間に位置付けられた第２のバックライト空洞
   をさらに備え、
   前記第２のガス通路が、前記バックライトと前記第２のバックライトとの間に位置付けられた、請求項１から４のいずれかに記載の装置。
6. 前記第２のカバー・パネル、前記第２の電子ディスプレイ、および前記第２のバックライトが、前記カバー・パネル、前記電子ディスプレイ、および前記バックライトとそれぞれ背中合わせの配置で、方向付けられた、請求項５に記載の装置。
7. 前記バックライト空洞の入口と出口にそれぞれ位置付けられた第１および第２の支持体と、
   前記循環ガスが前記バックライト空洞に入るための入口隙間であって、前記第１の支持体と前記バックライトとの間に配置された前記入口隙間と、
   前記循環ガスが前記バックライト空洞から出るための出口隙間であって、前記第２の支持体と前記バックライトとの間に配置された前記出口隙間と
   をさらに備える、請求項１に記載の装置。
8. 前記入口隙間が、前記出口隙間よりも小さい、請求項７に記載の装置。
9. 前記バックライト空洞の入口および出口にそれぞれ位置付けられた第１および第２のブラケットと、
   前記循環ガスが前記バックライト空洞に入るための入口隙間であって、前記第１のブラケットと前記バックライトとの間に配置された前記入口隙間と、
   前記循環ガスが前記バックライト空洞から出るための出口隙間であって、前記第２のブラケットと前記バックライトとの間に配置された前記出口隙間と
   をさらに備える、請求項１に記載の装置。
10. 前記入口隙間が、前記出口隙間よりも小さい、請求項９に記載の装置。
11. 前記第２のブラケットが、前記第２のブラケットの遠位端部において位置付けられた、前記ハウジングの側部に向かって延在している傾斜部を備える、請求項９に記載の装置。
12. 前記第２のブラケットの前記傾斜部が、前記第１のガス通路を通って前記第２のガス通路に向かう循環ガスに対してベンチュリ効果を生成するように構成された、請求項１１に記載の装置。
13. 前記バックライト空洞を通過する前記循環ガスの圧力が、前記第１のガス通路を通過する前記循環ガスよりも０〜０．５ｐｓｉ低くなるように、前記閉ループ通路が構成される、請求項１に記載の装置。
14. 前記閉ループ通路を通るように前記循環ガスを動かすために、前記第２のガス通路内に位置付けられた少なくとも１つの循環ガス・ファンと、
    前記開ループ通路を通るように前記周囲空気を動かすために、開ループ通路内に位置付けられた少なくとも１つの周囲空気ファンと
    をさらに備える、請求項２に記載の装置。
15. 電子ディスプレイの曲げ変形を防止するための装置であって、
    ハウジングと、
    カバー・パネルであって、前記カバー・パネルの後ろに、それから離間して、実質的にそれに平行に前記電子ディスプレイが位置付けられたカバー・パネルと、
    前記電子ディスプレイの後ろに、それから離間して、実質的にそれに平行に位置付けられたバックライトと、
    前記バックライトと前記電子ディスプレイとの間に配置されたバックライト空洞と、
    前記電子ディスプレイを取り囲み、前記カバー・パネルと前記電子ディスプレイとの間の空間、前記バックライト空洞、および前記ハウジングと前記バックライトとの間の空間を含む循環ガス用の閉ループ通路と、
    前記ハウジングと前記バックライトとの間の前記空間に位置付けられた開ループ通路と、
    前記バックライト空洞の入口および出口にそれぞれ位置付けられた第１および第２のブラケットと、
    前記循環ガスが前記バックライト空洞に入るための入口隙間であって、前記第１のブラケットと前記バックライトとの間に配置された前記入口隙間と、
    前記循環ガスが前記バックライト空洞から出るための出口隙間であって、前記出口隙間よりも前記入口隙間の方が小さく、前記第２のブラケットと前記バックライトとの間に配置された前記出口隙間と、
    前記第２のブラケットの遠位端部において位置付けられ、前記ハウジングの側部に向かって延在している傾斜部と、
    前記バックライト空洞の前記入口および前記出口にそれぞれ位置付けられた第１および第２の支持体と、
    前記循環ガスが前記バックライト空洞に入るための第２の入口隙間であって、前記第１の支持体と前記バックライトとの間に配置された前記第２の入口隙間と、
    前記循環ガスが前記バックライト空洞から出るための第２の出口隙間であって、前記第２の出口隙間よりも前記第２の入口隙間の方が小さく、前記第２の支持体と前記バックライトとの間に配置された前記第２の出口隙間と
    を備える装置。
16. 前記第１および第２の支持体がそれぞれ、複数の孔を備える、請求項１５に記載の装置。
17. 前記電子ディスプレイが液晶を備え、
    前記バックライトが発光ダイオードを備える、請求項１５または１６に記載の装置。
18. 電子ディスプレイの曲げ変形を防止するための装置であって、
    ハウジングと、
    カバー・パネルであって、前記カバー・パネルの後ろに前記電子ディスプレイが位置付けられたカバー・パネルと、
    前記電子ディスプレイの後ろに位置付けられ、複数の発光ダイオードを備えるバックライトと、
    循環ガス用の閉ループ通路であって、
    前記カバー・パネルと前記電子ディスプレイとの間に位置付けられた第１のガス通路、
    前記電子ディスプレイと前記バックライトとの間に位置付けられ、入口および出口を有するバックライト空洞、および
    前記バックライトの後ろに位置付けられ、熱交換器を備える第２のガス通路
    を備える閉ループ通路と、
    前記バックライトの後ろに位置付けられた後方プレートと、
    開ループ通路であって、
    前記後方プレートと前記バックライトとの間の空間に位置付けられた第１の開ループ通路、および
    前記熱交換器を備える第２の開ループ通路
    を備える開ループ通路と、
    前記バックライト空洞の前記入口および前記出口にそれぞれ位置付けられた第１および第２のブラケットと、
    前記循環ガスが前記バックライト空洞に入るための入口隙間であって、前記第１のブラケットと前記バックライトとの間に配置された前記入口隙間と、
    前記循環ガスが前記バックライト空洞から出るための出口隙間であって、前記出口隙間よりも前記入口隙間の方が小さく、前記第２のブラケットと前記バックライトとの間に配置された前記出口隙間と、
    前記第２のブラケットの遠位端部において位置付けられ、前記ハウジングの側部に向かって延在している傾斜部と、
    前記バックライト空洞の前記入口および前記出口にそれぞれ位置付けられた第１および第２の支持体であって、それぞれが複数の孔を備える前記第１および第２の支持体と、
    前記循環ガスが前記バックライト空洞に入るための第２の入口隙間であって、前記第１の支持体と前記バックライトとの間に配置された前記第２の入口隙間と、
    前記循環ガスが前記バックライト空洞から出るための第２の出口隙間であって、前記第２の出口隙間よりも前記第２の入口隙間の方が小さく、前記第２の支持体と前記バックライトとの間に配置された前記第２の出口隙間と
    を備える、装置。

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