JP6120655B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディジタル複写機、複合機、レーザー・プリンタなど電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体上に形成された静電潜像をトナーによって現像することによって画像を形成する。当該画像形成装置は、光走査装置を備え、画像データに基づいて光走査装置から出射されるレーザ光によって走査されることによって感光体に静電潜像が形成される。光走査装置は、光源から出射されたレーザ光を偏向する回転多面鏡、回転多面鏡によって偏向されたレーザ光を感光体上に導くレンズ、ミラーなどの光学部材を備える。
上記感光体の表面の感光特性は、感光体表面の位置ごとに微小に差があり、同一の光量のレーザ光で感光体を露光しても、感光体表面の感光特性の不均一性により出力画像の濃度が不均一になるという課題がある。
このような課題に対して、特許文献1は、感光体上におけるレーザ光の走査位置(露光位置)に応じて画像データを補正する画像形成装置が開示されている。特許文献1に記載の画像形成装置によれば、感光体表面の感光特性の不均一性による出力画像の濃度の不均一性を抑制することができる。
特開2010−131989号公報
しかしながら、電子写真方式の画像形成装置には、上記課題に加えて次のような課題がある。図21に示すように、図21(a)に示すレーザ光が感光体を走査する方向(主走査方向)においてレーザ光の感光体に対する入射角度は露光位置によって異なる。そのため、主走査方向の位置毎に感光体上におけるレーザ光のスポット形状が異なる。また、レーザ光を感光体に導くレンズやミラーの設置精度により感光体上におけるレーザ光のスポット形状が主走査方向で均一にならない場合がある。このような主走査方向におけるレーザ光のスポット形状の不均一性によって、良好な画像を得ることができないという課題がある。特に、主走査方向に対して傾いたスクリーン角度で画像を形成する場合、例えば図21(c)のL2の+45°及びR2の−45°に示すように、レーザ光のスポット形状の向きとスクリーンの角度が異なることによって出力画像の画質が低下してしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたもので、本発明の画像形成装置は、感光体を露光するための光ビームを出射する光源と、前記光ビームが感光体を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された前記光ビームを前記感光体に導く光学手段と、出力画像に含まれる各画素に対応する画素データを生成するデータ生成手段と、前記光ビームが前記感光体を走査する走査方向における注目画素の位置に応じた前記補正データを出力する出力手段であって、前記光ビームにより露光されることで前記感光体に形成される前記注目画素を中心とする静電潜像の電位分布の前記走査方向における不均一性を補正するための補正データであって、前記注目画素の周辺に位置する周辺画素が前記光ビームで露光されることによる前記注目画素位置の電位変化量を示す前記補正データを出力する出力手段と、前記補正データと前記注目画素の画素データとに基づいて前記注目画素の画素データを補正する補正手段と、前記注目画素を形成するために、前記補正手段によって補正された前記注目画素の画素データに基づいて前記光源を制御する制御手段と、を備え、前記出力手段は、前記走査方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第1の分散値と、前記感光体の回転方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第2の分散値と、前記走査方向及び前記回転方向の両方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第3の分散値とを、前記走査方向の各位置に対応させて記憶する記憶手段を含み、前記補正手段は、前記第1の分散値と前記第2の分散値と前記第3の分散値とに基づいて前記補正データを生成することを特徴とする。また、本発明の画像形成装置は、感光体を露光するための光ビームを出射する光源と、前記光ビームが感光体を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された前記光ビームを前記感光体に導く光学手段と、出力画像に含まれる各画素に対応する画素データを生成するデータ生成手段と、前記光ビームが前記感光体を走査する走査方向において前記光ビームにより露光されることで前記感光体に形成される注目画素を中心とする静電潜像の電位分布の不均一性を補正するための補正データであって、前記注目画素が前記光ビームで露光されることによる前記注目画素を囲む周辺画素の画素位置の電位変化量を示す前記補正データを出力する出力手段と、前記注目画素の画素データと、前記補正データに基づいて補正された前記周辺画素の画素データと基づいて、前記注目画素の画素データを補正する補正手段と、前記注目画素を形成するために、前記補正手段によって補正された画素データに基づいて前記光源を制御する制御手段と、を備え、前記出力手段は、前記走査方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第1の分散値と、前記感光体の回転方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第2の分散値と、前記走査方向及び前記回転方向の両方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第3の分散値とを、前記走査方向の各位置に対応させて記憶する記憶手段を含み、前記補正手段は、前記第1の分散値と前記第2の分散値と前記第3の分散値とに基づいて前記補正データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、2次元フィルタを用いて画像データを補正することによって、主走査方向におけるレーザ光のスポット形状の不均一性による画質の低下を抑制することができる。
画像形成装置の概略断面図 光走査装置の概略構成図 実施例1に係る画像形成装置に備えられる画像処理部及びレーザ駆動部の制御ブロック図 露光変調部のブロック図 LUTの説明図 2次元ガウス分布図及び2次元ガウス分布のフーリエ変換結果を示す図 露光分布特性データを示す図 露光分布特性データとリファレンス特性データとの差分データを示す図 差分データに基づいて生成される補正データ フィルタ係数概要図 フィルタ係数のマトリックス図 2次元フィルタによる効果を示す図 実施例2に係る画像形成装置に備えられる画像処理部の制御ブロック図 フィルタ係数のマトリックス図 第1の演算概念図 実施例2に係る画像形成装置のROMに記憶されたフィルタ係数の一例を示す図 第2の演算概念図 ピントずれに応じたスポット形状の変化を示す図 実施例3に係る画像形成装置に備えられる画像処理部の制御ブロック図 実施例3に係る画像形成装置において実行される制御フロー 従来例の画像形成装置における感光ドラム上の露光分布を示す図
(実施例1)
以下、電子写真方式のカラー画像形成装置を例に実施例を説明する。なお、実施の形態は、カラー画像形成装置に限られず、モノクロ画像形成装置でも良い。
図1は、カラー画像形成装置の概略断面図である。図1に示すカラー画像形成装置は、読取装置22を備える。読取装置22は、ADF18(Auto Document Feeder)、原稿台19、反射ミラー群20、イメージセンサ部21を備える。ADF18は、所定の位置にセットされた原稿を原稿台19に搬送する。読取装置22は、不図示の照明装置を備え、当該照明装置によってADF18から原稿台19に搬送された原稿、または原稿台19に載置された原稿に光を照射する。原稿から反射された光は、反射ミラー群20によってイメージセンサ部21に導かれる。イメージセンサ部21は、光電変換素子であるCCDを備える。CCDは、反射光を受光することによって読取画像データを生成する。
本実施例に係る画像形成装置は、2つのカセット給紙部1、2と、1つの手差し給紙部3を備え、各給紙部1、2、3から選択的に記録紙S(記録媒体)が給紙される。記録紙Sは、各給紙部1、2、3のカセット4、5または手差しトレイ6上に積載されており、各給紙部それぞれに設けられたピックアップローラ7によって順に繰り出される。そして、ピックアップローラ7によって繰り出された記録紙Sはフィードローラ8Aとリタードローラ8Bからなる分離ローラ対8は、記録紙束の最上位の記録紙Sをレジストローラ対12に送る。この場合、レジストローラ対12までの距離が長いカセット4、5から給送された記録紙Sは複数の搬送ローラ対9、10、11に中継されてレジストローラ対12へ送られる。
レジストローラ対12へ送られた記録紙Sは、記録紙Sの先端がレジストローラ対12のニップに突き当たって所定のループを形成すると、一旦移動が停止される。このループの形成により記録紙Sの斜行状態が矯正される。
レジストローラ対12の下流には中間転写体である長尺の中間転写ベルト(無端ベルト)13が、駆動ローラ13a、二次転写対向ローラ13b、およびテンションローラ13cに張設され、断面視にて略三角形状に設定されている。この中間転写ベルト13は図中時計回りに回転する。中間転写ベルト13の水平部上面には、それぞれ異なる色のトナー像を担持する感光体であるところの複数の感光ドラム14、15、16、17が中間転写ベルト13の回転方向に沿って配置されている。
なお、中間転写ベルト回転方向において最上流の感光ドラム14はマゼンタ色のトナー像、次の感光ドラム15はシアン色のトナー像、次の感光ドラム16はイエロー色のトナー像、最下流の感光ドラム17はブラック色のトナー像をそれぞれ担持する。
LM、LC、LY、LBはそれぞれ感光ドラム14、感光ドラム15、感光ドラム16、感光ドラム17に対応する光走査装置(レーザスキャナ)である。
次に、画像形成プロセスを説明する。最上流の感光ドラム14はマゼンタ成分の画像データに基づくレーザ光LMによって露光される。当該レーザ光LMによって走査されることによって感光ドラム14上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器23から供給されるマゼンタ色のトナーによって現像される。
感光ドラム15はシアン成分の画像データに基づくレーザ光LCによって露光される。当該レーザ光LCによって露光されることによって感光ドラム15上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器24から供給されるシアン色のトナーによって現像される。
感光ドラム16はイエロー成分の画像データに基づくレーザ光LYによって露光される。当該レーザ光LYによって露光されることによって感光ドラム16上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器25から供給されるイエロー色のトナーによって現像される。
感光ドラム17はブラック成分の画像データに基づくレーザ光LBによって露光される。当該レーザ光LBによって露光されることによって感光ドラム17上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器26から供給されるブラック色のトナーによって現像される。
各感光ドラム14〜17の周囲には、各感光ドラム14〜17を均一に帯電させるための一次帯電器27〜30、トナー像転写後の感光ドラム14〜17上に付着しているトナーを除去するためのクリーナ31〜34等が設置されている。
中間転写ベルト13と感光ドラム14〜17との間の転写部を感光ドラム上のトナー像が通過する。各感光ドラム上のトナー像は、転写帯電器90〜93によって印加される転写バイアスによって中間転写ベルト13上に転写される。
次にレジストローラ対12は中間転写ベルト13上のトナー像と記録紙先端との位置を合わせるタイミングをとり回転を開始する。レジストローラつい12は、2次転写ローラ40と2次転写対向ローラ13bとの間である2次転写部T2に記録紙Sを搬送する。2次転写部T2において、2次転写ローラ40に印加された転写バイアスによって中間転写ベルト13上のトナー像が記録紙S上に転写される。
2次転写部T2を通過した記録紙Sは中間転写ベルト13によって定着装置35へ送られる。そして、記録紙Sが定着装置35内の定着ローラ35Aと加圧ローラ35Bとによって形成されるニップ部を通過する過程で、定着ローラ35Aにより加熱され、加圧ローラ35Bにより加圧されて記録紙S上のトナー像が記録紙面に定着される。定着装置35を通過した定着処理済み記録紙Sは搬送ローラ対36によって排出ローラ対37へ送られ、さらに機外の排出トレイ38上へ排出される。
図2は、光走査装置101、102、103、104の概略構成図である。各光走査装置は、同一構成であるため、図2では、光走査装置101を例示する。図2においてレーザ光源300から出射した発散であるレーザ光はコリメータレンズ301によって略平行光とされ、絞り302によってレーザ光の通過を制限することによってレーザ光を成形する。絞り302を通過したレーザ光はビームスプリッタ308に入射する。ビームスプリッタ308は、絞り302を通過したレーザ光をフォトダイオード309(以下、PD309)に入射するレーザ光と回転多面鏡305(以下、ポリゴンミラー305)に向かうレーザ光とに分離する。PD309は、レーザ光の受光に応じてその光量に応じた値の検出信号を出力する。レーザ駆動部310は、PD309からの検出信号に基づいてレーザ光の光量のフィードバック制御を行う。なお、レーザ駆動部310は、後述するCPU212からの発光制御信号318により発光制御される。
ビームスプリッタ308を通過したレーザ光はシリンドリカルレンズ303を通過してポリゴンミラー305に入射する。ポリゴンミラー303は、複数の反射面を備える。ポリゴンミラー305は、モータ304によって駆動されることで矢印A方向に回転する。ポリゴンミラー305は、レーザ光が感光ドラム14を矢印B方向に走査するように、反射面に入射したレーザ光を偏向する。ポリゴンミラー305によって偏向されたレーザ光は、fθ特性を有する結像光学系(fθレンズ)306を透過し、ミラー307を介して感光ドラム14上に導かれる。
光走査装置101は、同期信号生成手段であるBeam Detector312(以下、BD312)を備える。BD312は、レーザ光の走査経路上であって感光ドラム14上の画像形成領域から外れた位置に配置されている。BD312は、ポリゴンミラー305によって偏向されたレーザ光を受光することによって水平同期信号317を生成する。水平同期信号317は、CPU212に入力される。CPU212は、水平同期信号317がポリゴンミラー305の目標速度に対応する基準周期、他の光走査装置に備えられるポリゴンミラーとの位相関係が所定の位相関係になるように、図2中の制御信号316であるところのモータ駆動部313に加速信号あるいは減速信号を送信する。モータ駆動部313は、加速信号に基づいてモータ304の回転速度を加速させ、減速信号に基づいてモータ304の回転速度を減速させる。
また、CPU212は、水平同期信号307に基づいてレーザ光源300からの画像データに基づくレーザ光の出射タイミングを制御する。CPU212は、水平同期信号307が入力したことに応じてカウントをリセットし、かつリセットされた状態から後述するクロック信号のカウントを開始する不図示のカウンタを備える。CPU212は、カウンタのカウント値に基づいて後述する画像処理部及びレーザ駆動部310を制御する。
図3は、本実施例にかかる画像形成装置に備えられる画像処理部及びレーザ駆動部310を示すブロック図である。図3に示す画像処理部は、クロック信号を生成するクロック発生器506を備え、後述する各ブロックは、クロック信号に同期して各処理を実行する。クロック信号は、水平同期信号よりも高周波の信号である。読取画像処理部501は、イメージセンサ21からの読取画像データを受信し、受信した信号を各色に対応する画像データに変換する。また、読取画像処理部501は、読取画像データの出力画像に対応する画素データへの変換処理や各色に応じたスクリーン処理を実行する。
コントローラ502は、読取画像処理部501によって処理された画像データをメモリ505へ書き込み、書き込まれた画像データを読み出して、露光変調部503に入力する。露光変調部503は、コントローラ502から入力された画像データを処理(詳しくは後述する)し、パターン変換部508に出力する。パターン変換部508は、露光変調部503によって処理された画像データを2値のデータであるビットパターンに変換する。パターン変換部508は、クロック信号に同期してビットパターンをパラレル/シリアル変換部504に出力(ビットデータをパラレル出力)する。クロック発生器506は、Phase Locked Loop507(PLL507)によって逓倍された逓倍クロック信号に同期してビットデータをシリアルに出力することによってPWM信号を生成する。レーザ駆動部310は、PWM信号に基づいてレーザ光源300を点灯または非点灯状態に制御する。
ここで、感光ドラム上におけるレーザ光の露光強度分布について説明する。図6(a)は、レーザ光によって感光ドラム上を走査することによって感光ドラム表面を1画素相当露光した際の露光した1画素である注目画素を中心とした露光強度分布(以下、これを露光分布と略記する)を示している。図6(a)は、横軸が画素数、縦軸が露光量を示しており、露光分布の1次元の拡がりを示したものである。中央の座標0が注目画素に相当する。光学系の設計にも依存するが、露光分布は、図6(a)に示すように略2次元ガウス分布の傾向を示す。また、注目画素を中心とした露光分布の拡がりは、例えば、2400dpiの解像度のシステムにおいて注目画素の周辺に位置する十数画素に及ぶ拡がりを持つことがシミュレーション、及び実験による結果から得られている。
スポットの拡がりによる画像周波数への影響は、拡がり関数をフーリエ変換した特性として求めることができ、図6(a)の波形から求めたフーリエ変換した特性を図6(b)に示す。図6(b)は、画素間の距離を0.1として変換した特性を示しており、横軸が空間周波数、縦軸は強度を示す。
一方で、従来は周囲画素への影響を減らすために、予め 画像処理で高域強調など、画像処理で対応していた。例えば、LUT1、LUT2で露光量と潜像電位、レーザ光の立ち上がりなどの非線形の特性を変換して、固定のフィルタ係数を用いた2次元フィルタで補正していた。
しかしながら、出力画像の高解像度化によって1画素の露光範囲が周辺の画素に影響を与え、かつ主走査方向の各位置における露光スポットの形状が均一でないため、従来の2次元フィルタでは十分な補正を行うことができなかった。
このような課題に対して、本実施例に係る画像形成装置は、主走査方向における位置ごとの露光強度分布(静電潜像の電位分布)の不均一性を抑制するために、図3に示す露光変調部503において補正フィルタ(補正パラメータ)を用いて画像データを補正する。露光変調部503は、LUT2001(Look Up Table 2001)によって画像の階調性を補正し、2次元フィルタによって処理して、LUT2003(Look Up Table 2003)によってレーザ駆動部310及びレーザ光源300のデバイス特性である過渡特性に起因するレーザ光の出力のリニアリティを補正する。
ここで、過渡特性に起因するレーザ光の出力のリニアリティについて説明する。図5(a)は、レーザ駆動部310の入出力の信号であって、横軸が時間、縦軸が信号電圧で、Duty=15%のPWM信号の入力に対するレーザ光の出力波形、Duty=50%のPWM信号の入力に対するレーザ光の出力波形、Duty=85%のPWM信号の入力に対するレーザ光の出力波形を示している。また、図5(a)のT15、T50、T85はPWM信号のパルスがHighの期間を示しており、T15’、T50’、T85’は、T15、T50、T85のパルスのPWM信号の入力に対するレーザ光の出力波形の幅を示す。なお、DutyとはPWMの周期に対してハイ期間の比率を意味する。
図5(a)に示すように、Duty=15%のPWM信号がレーザ駆動部310に入力された場合、レーザ駆動部310及びレーザ光源の過渡特性によりレーザ光の出力波形がハイへの変化中にPWM信号がローに変化するため、レーザ光の出力波形のパルスが細くなって点線の波形と同等になる(T15>T15’)。Duty=85%のPWM信号がレーザ駆動部310に入力された場合、レーザ光の出力波形がローへの変化中にPWM信号がハイに変化するため、ロー期間の時間幅が狭くなって点線の波形と同等になる(T85<T85’)また、Duty=50%の場合、過渡特性があってもパルス幅は変化しない(T50=T50’)。このような、PWM信号の入力とレーザ光の出力波形のDutyは比例しない。
図5(b)の左図は、PWM信号の入力とレーザ光の出力のDutyの関係を連続的にプロットしグラフを示す。図5(b)の左図の縦軸は図5(a)に示したPWM信号の入力パルス幅を示し、縦軸はレーザ光の出力波形のパルス幅である。図5(b)の左図に示すように、PWM信号の入力パルス幅とレーザ光の出力波形のパルス幅との関係がリニアにならない。PWM信号の入力パルス幅とレーザ光の出力波形のパルス幅との関係がリニアでないと、画像濃度のリニアリティが低下してしまう。
そこで、本実施例の画像形成装置は、LUT2003において、図5(b)の左図の逆特性とした補正パラメータである図5(b)の右図のLUT(Look Up Table)を用いて画像データを補正することでレーザ光の出力のリニアリティを確保する。
次に、図4、図7〜図11を用いて露光変調部503における2次元フィルタ2002を用いた補正について説明する。図4、図10、及び図11は、それぞれ露光変調部503の内部構成、2次元フィルタ2002の注目画素及び周辺画素のフィルタ係数(補正パラメータ)、及び2次元フィルタ2002の内部構成を示している。
図4に示すように、LUT2001によって階調補正された画像データが2次元フィルタに入力される。2次元フィルタ2002は、注目画素k(0,0)及び、注目画素を中心としてその周囲に位置する周辺画素k(m,n)それぞれに割り当てられたフィルタ係数を用いて注目画素の画像データを補正する。図10は、注目画素k(0,0)、及び周辺画素k(m,n)のフィルタ係数を示す15×15のフィルタ係数マトリックスである。
本実施例に係る画像形成装置は、以下のようにして注目画素及び周辺画素それぞれに対応するフィルタ係数を生成する。露光変調部503は、主走査カウンタ2005、主走査・分散プロファイルメモリ2006、副走査・分散プロファイルメモリ2007、主副・共分散プロファイルメモリ2008、フィルタ係数生成部2004を備える。
本実施例の画像形成装置におけるレーザ光の感光ドラム上における露光分布は、光走査装置のレンズ、ミラー、ポリゴンミラーなどの光学系や装置の構成によって規定される分散値によって決定される。具体的には、光走査装置のレンズ、ミラー、ポリゴンミラーなどの光学系や装置の構成によって、主走査方向(以下、x方向)の分散値σx(第1の分散値)、副走査方向(以下、y方向)の分散値σy(第2の分散値)、及び x方向、y方向の共分散値ρxy(第3の分散値)が規定される。レーザ光の感光ドラム上における露光分布は、以下の式で規定される。
分散値σx、σy、及び 共分散ρxyは、感光ドラム上における注目画素を中心とする露光分布を示す値であり、主走査方向の位置xによって変化する。そのため、工場における画像形成装置の組立調整時に、主走査方向の各位置において各分散値を測定することによって分散プロファイルσx(x)、σy(x)、ρxy(x)を生成する。主走査方向の分散値σxのプロファイルである主走査・分散プロファイルσx(x)は、主走査・分散プロファイルメモリ2006に格納される。副走査方向の分散値σyのプロファイルである副走査・分散プロファイルσy(x)は、副走査・分散プロファイルメモリ2007に格納される。主走査方向及び副走査方向の両方向に対応する分散値である共分散値ρxyのプロファイルである共分散値プロファイルρxy(x)は、主副共・分散プロファイルメモリ2008に格納される。
主走査カウンタ2005は、水平同期信号317が入力されることによってリセットされ、リセットされた状態からクロック信号のパルスのカウントを開始する。主走査カウンタ2005のカウント値は、上記主走査方向の位置xを示す値である。走査・分散プロファイルメモリ2006、副走査・分散プロファイルメモリ2007、主副・共分散プロファイルメモリ2008はそれぞれ、主走査カウンタ2005のカウント値に応じた分散値をフィルタ係数生成部2004のデータ生成部2015に出力する。
フィルタ係数生成部2004は、データ生成部2015、2次元FFT2013、ROM2014、演算部2011、補正範囲指定部2012、2次元逆FFT2010、窓関数2009を備える。
データ生成部2015は、主走査カウンタ2005のカウント値に応じて入力される分散値σx、σy、共分散ρxyに基づいて、注目画素を露光した際の注目画素を中心とする感光ドラム上におけるレーザ光の露光分布の2次元ガウス分布データを生成する。つまり、データ生成部2015は、入力される分散値に基づいて、主走査方向のおける各位置あるいは複数のブロック(領域)ごとの2次元ガウス分布データを生成する。生成部2015は、生成した2次元ガウス分布データを2次元FFT2013に入力する。2次元FFTは、データ生成部2015から入力された2次元ガウス分布データを高速フーリエ変換することによって、空間周波数の特性データを生成する。2次元FFTは、変換することによって得られた特性データ(プロファイル)を演算部2011に入力する。
図7(a)(b)、及び(c)は、2次元FFT2013が演算部2011に入力する特性データの例である。図7(a)(b)、及び(c)の各軸は角周波数を表しており、画素間距離は0.1に相当する。図7(a)(b)、及び(c)は、図21に示す主走査方向における感光ドラム上の各位置(L2、C、R2)の2次元ガウス分布データを空間周波数に演算した特性データである。図7(a)は、主走査方向における走査開始側の感光ドラム上の端部領域(L2)の露光分布の特性データ(DATA_L)である。図7(b)は、主走査方向における感光ドラム上の中央領域(C)の露光分布の特性データ(DATA_C)である。図7(c)は、主走査方向における走査終端側の感光ドラム上の端部領域(R2)の露光分布の特性データ(DATA_R)である。
ROM2014は、露光分布のリファレンス特性データ(目標特性データ)を記憶している。本実施例の画像形成装置は、主走査方向における感光ドラムの中央領域(C)の露光分布を理想の露光分布としている。そのため、ROM2014にはDATA_Cが保持されている。画像形成中、ROM2014は、主走査カウンタ2005のカウント値に拘わらず演算部2011に対してDATE_Cを出力する。
演算部2011は、2次元FFT2013から入力された特性データとROM2014から入力されたリファレンス特性データとに基づいて差分データを生成する。図8(a)に示すDATA_L−Cは、2次元FFT2013から入力されたDATA_LからROM2014から入力されたDATA_Cを差し引くことによって得られた差分データである。図8(b)に示すDATA_R−Cは、2次元FFT2013から入力されたDATA_RからROM2014から入力されたDATA_Cを差し引くことによって得られた差分データである。即ち、DATA_L−C及びDATA_R−Cは、目標とする露光分布に対する各走査領域おける露光分布の差分を示すデータである。DATA_L−C及びDATA_R−Cは、主走査方向の中央領域(C)の露光分布に対して、主走査方向の走査開始側の端部領域(L2)の露光分布、及び主走査方向の走査終了側の端部領域(R2)の露光分布が、楕円上の露光分布の短手方向の斜めの高域特性が持ち上がって、長手方向の斜めの高域特性が落ちている様子を示している。なお、感光ドラム中央部の露光分布を理想の露光分布としているため、DATE_C−C(不図示)には凹凸は生じない。
次に、演算部2011は、図8(a)のDATA_L−Cに基づいて補正データを生成する。即ち、演算部2011は、DATA_L−Cで示されるDATA_LとDATA_Cとの差が小さくなるように補正データを生成する。同様に、演算部2011は、図8(b)のDATA_R−Cに基づいて補正データを生成する。即ち、演算部2011は、DATA_R−Cで示されるDATA_RとDATA_Cとの差が小さくなるように補正データを生成する。
補正対象の空間周波数特性をFt(ωx,ωy)、レファレンスの空間周波数特性をFr(ωx、ωy)とした時、補正データをK(ωx,ωy)は、以下の関係式で演算する。
K(ωx,ωy)=Fr(ωx,ωy)/Ft(ωx,ωy)・・・(数式2)
補正範囲指定部2012は、補正効果の薄い空間周波数を指定して保持して、指定された範囲を所定値の範囲にクリップする。本実施例では0にクリップしている。補正範囲指定部2012でクリップされて、演算部2011から出力された 図8(a)の演算データに基づいて生成される補正データの例を図9に示す。演算部2011は、演算して得た補正データ(図9)を2次元逆FFTに入力する。
2次元逆FFT2010は、演算部2011から入力された補正データを逆周波数変換して、注目画素及び当該注目画素を囲む周辺画素それぞれに対応する補正パラメータ(フィルタ係数)を生成する。図10は、2次元逆FFT2010が生成する、注目画素及び周辺画素それぞれに対応する補正パラメータをマトリックス状に示した図であり、k(x,y)はフィルタ係数を示している。注目画素のフィルタ係数は、k(0,0)である。図10に示すマトリックス状のフィルタ係数は、注目画素の周辺に位置する周辺画素がレーザ光で露光されることによる注目画素位置の電位変化量を示している。本実施例に係る画像形成装置における露光分布は、注目画素に関して点対称の分布の特性の補正することを例に説明をしているため、フィルタ係数k(x,y) も注目画素に関して点対称となる。2次元逆FFT2010は、当該フィルタ係数k(x,y)を窓関数処理部2009に入力する。
窓関数処理部2009は、2次元逆FFT 2010から入力されたフィルタ係数k(x、y)を予め設定した窓関数w(x,y) によって以下の式に基づいて補正したフィルタ係数kw(x,y)を出力する。本実施例では、窓関数w(x,y)にハミング窓を設定している。
kw(x,y) = w(x,y)* k(x,y)・・・(数式3)
フィルタ係数生成部2004は、以上の処理を画素毎に行い、2次元フィルタ2002において、画素毎に窓関数処理部2009から出力された補正データであるところのフィルタ係数に基づいて画像データの補正を行う。これにより、主走査方向において露光分布が異なったとしても、感光ドラム上に形成される露光強度分布(静電潜像の電位分布)の主走査方向における不均一性を抑制することができる。
次に、図11を用いて、2次元フィルタ2002の内部構成を説明する。2次元フィルタは、FIFO(First In First Out Memory)5001〜5014、シフトレジスタユニット5015、乗算器5016、加算器5017を備える。
図11に示すように14個のFIFO5001〜5014は、直列に接続されており、画像クロックに同期してLUT2001から画像データが入力されるとともに、入力された順に画像データを画像クロックに同期してシフトレジスタユニット5003に出力する。本実施例のFIFO5001〜5014は、1走査周期(1走査ライン)に対応する画素数の画像データを格納することができるラインメモリバッファである。
シフトレジスタユニット5003は、15×15のレジスタを備える。1段目のシフトレジスタとして複数のレジスタD0_0〜D14_0が割り当てられており、2段目〜15段目のシフトレジスタ群も同様に構成されている。即ち、シフトレジスタユニット5003は、15段のレジスタレジスタ群を備えている。1段目のFIFOメモリ5001は、1段目のシフトレジスタのレジスタD0_0に接続されており、1画素に対応する画像データ(画素データ)を入力された順にレジスタD0_0に入力する。2段目以降のFIFOメモリもそれぞれ対応するシフトレジスタの先頭のレジスタに接続され、1画素に対応する画像データ(画素データ)を入力された順に先頭のレジスタに入力する。
また、LUT2001は、15段目のシフトレジスタのレジスタ14_0に接続されている。即ち、LUT2001は、1画素に対応する画像データを14段目のFIFO5014と15段目のシフトレジスタのレジスタD14_0に入力する。注目画素はシフトレジスタユニット5015のレジスタD7_7に入力されるデータである。
乗算器ユニット5004は、15×15個の乗算器M0_14〜M14_14を備える。各乗算器は、それぞれシフトレジスタユニット5015の1つのレジスタそれぞれに個別に設けられており、対応するレジスタから1画素に対応する画像データが入力される。各乗算器には、フィルタ係数生成部2004の窓関数処理部2009から出力されたフィルタ係数がそれぞれ対応する乗算器に入力される。各乗算器は、画像データに対して入力されるフィルタ係数を乗算する。そして、各乗算器は、乗算済みの画像データを加算器ユニット3017に出力する。
加算器ユニット3017は、加算器Ax(X:0〜14)と、加算器A_ALLを備える。加算器Axは、乗算器M0_x〜M14_xから出力された1画素に対応する画像データを加算する。加算器A_ALLは、加算器Axからの出力を加算し、注目画素の画像データとしてLUT2003に出力する。
このように、2次元フィルタ2002により注目画素に対応する画素データを周辺画素のフィルタ係数を使用して補正することによって、感光ドラム上において主走査方向の露光領域毎(あるいは露光位置毎)に注目画素を中心とするレーザ光の露光分布が異なるとしても、注目画素を中心とする静電潜像の電位分布が不均一になることを抑制することができる。例えば、図12(b)に示すように、スクリーン角度(あるいは細線の向き)によらず、図21に示した主走査方向における出力画像の画質の不均一性を抑制することができる。
(実施例2)
本実施例では、実施例2とは異なる画像データの補正を行う構成について説明する。露光変調部以外の構成は同一であるので、露光変調部以外の構成の説明は省略する。
図13に本実施例の画像形成装置に係る制御ブロック図を示す。ROM1303には、主走査方向の各位置(あるいは各領域)に対応したフィルタ係数が記憶されている。フィルタ係数は、注目画素を中心とし、注目画素及び周辺画素それぞれに対応するマトリックスのフィルタ係数である。データ読出部1302は主走査カウンタ2005のカウント値に基づいて、主走査方向の各位置に対応したマトリックスのフィルタ係数をROM1303から読み出して、2次元フィルタ1301内のレジスタに書き込みを行う。2次元フィルタ1301は注目画素の画像データを前記マトリックス係数に基づいて演算処理し、各画素の画像データを生成する。
次に、2次元フィルタ1301が行う演算処理について説明する。2次元フィルタ1301は、第一の演算処理部1304と第二の演算処理部1305を備える。
まず、第一の演算処置部1304において実行される第一の演算処理について説明する。注目位置でのスポット形状に応じて注目画素及びその周辺画素の露光量の重みづけを変えることで、主走査方向の位置ごとのスポット形状の違いに拘わらず注目画素の画像データに基づく露光分布が不均一になることを抑制する。図に示す様に、第一の演算処理部1301は、注目画素aの位置データp(a)に対応したマトリックス係数M(a)={M(a)11,M(a)12,M(a)13,M(a)21,M(a)22,M(a)23,M(a)31,M(a)32,M(a)33}と、注目画素aの濃度データI(a)を積算処理して第一の演算結果{a11,12,13,21,22,23,31,32,33}を得る。以下に第一の演算処理部が行う第1の演算処理の演算式を示す。
第一の演算結果=I(a)×M(a)
={I(a)×M(a)11,I(a)×M(a)12,I(a)×M(a)13,I(a)×M(a)21,I(a)×M(a)22,I(a)×M(a)23,I(a)×M(a)31,I(a)×M(a)32,I(a)×M(a)33}・・・(数式4)
図14に演算処理後の画素aに対する演算結果を示す。例えば、図21(b)に示すように、主走査方向の端部領域(L2)のようにレーザ光のスポット形状が左上から右下方向に細長くなる位置に対しては、注目画素に対して左下及び右上の周辺画素の露光量がフィルタ係数による補正を行わない場合に対して増加するように画像データを補正するフィルタ係数を設定する。一方、主走査方向の端部領域(R2)のようにレーザ光のスポット形状が左下から右上方向に細長くなる位置に対しては、左上及び右下の画素の露光量がフィルタ係数による補正を行わない場合に対して増加するように画像データを補正するフィルタ係数を設定する。なお、図14に示すように、第一の演算処理は処理対象画像の全画素に対して実施する。
ここで使用するマトリックス係数は、工場での調整時などに予め設計し、ROM1303に記憶される。ROM1303に記憶されたマトリックスのフィルタ係数の例を図16(a)に示す。工場出荷時に、例えばn点(nは自然数)の主走査方向(感光ドラム長手方向)における複数の位置(長手位置)の感光ドラムの表面相当の位置にCCDを配置して、当該複数の位置でレーザ光のスポット形状を測定する。そして、主走査方向の測定位置pi(iは1〜nの整数)での測定結果に応じたマトリックス係数{M(pi)11,M(pi)12,M(pi)13,M(pi)21,M(pi)22,M(pi)23,M(pi)31,M(pi)32,M(pi)33}を算出し、マトリックス係数と測定位置piと対応させてメモリ1303に記録しておく。図16に示すフィルタ係数は、注目画素が露光されることによる注目画素を囲む周辺画素の画素位置の電位変化量を示している。なお、測定位置piは主走査カウンタのカウント値に対応する値である。
第一の演算処理においては、注目画素の長手位置に対応したマトリックス係数を選択し濃度データと積算処理を行う。ここで本実施例では、3×3のマトリックス係数を用いて演算を行っているが、解像度とスポットサイズに対して効果が出せるマトリックスサイズが決まる。図16(b)、(c)に、解像度(画素間隔)とスポットサイズの関係を示す。図16(b)のように画素間隔に対してスポットサイズが大きい場合、複数のスポットが重なり合う。この場合、マトリックスサイズを大きくすることで、隣接する画素と更に隣の画素を含めて演算を行うことによって、より大きなスポットの形状変化に対して光量分布を補正することができる。また、注目画素と隣接する画素のスポットのみが重なり合っている場合は、2つ隣りの画素のスポットが注目画素の光量分布に影響しないため、3×3のマトリックス係数を用いる。図16(b)の例のように、画素間隔に対してスポットサイズが同程度の場合、隣接画素を光量調整しても注目画素の光量分布への影響が低いため、本実施例における方式では効果が少ない。また、マトリックスサイズを大きくすると、演算に用いる周辺画素の濃度データを格納するためのメモリが必要になり、演算量が増えることから回路規模が増大する。このため、マトリックスサイズは、光量分布の補正に効果を持つ範囲で、できるだけ小さくすることが望ましい。
次に、図17を用いて第二の演算処理部1305が実行する第二の演算処理を説明する。例えば、第一の演算処理により、画素eが注目画素の場合に図15に示すように画素eに対する画像データe22が生成される。また、第一の演算処理により、画素eが周辺画素の場合に画素eに対する画像データa33、32、c31、d23、e22、f21、g13、12、i11が生成される。第二の演算処理部1305は、画素eに対する画像データEx(e)を得るために、第二の演算処理として以下の演算を行う。
Ex(e)=a33+b32+c31+d23+e22+f21+g13+h12+i11・・・(数式5)
第二の演算処理部1305は、数式5の第二の演算処理を全画素に対して行う。第2の演算処理によって全画素に対して得られた画像データは、LUT2003に出力される。
このように主走査方向における露光位置に応じてフィルタ係数を切り換えて周辺画素の画像データを補正することにより、主走査方向における感光ドラムのレーザ光のスポット形状が均一でない場合であっても、主走査方向における露光量分布の不均一性を抑制することができる。
なお、ここで説明した露光量設定処理と同等の結果をフィルタ処理により得る構成が実現可能であるが、このフィルタ処理も本発明の範囲内である。前記フィルタ処理について詳細に説明する。画素eに対する第二の演算結果Ex(e)を算出する数式5を変形すると、以下のような数式が導かれる。
Ex(e)=a33+b32+c31+d23+e22+f21+g13+h12+i11
=I(a)×M(a)33+I(b)×M(b)32+I(c)×M(c)31+I(d)×M(d)23+I(e)×M(e)22+I(f)×M(f)21+I(g)×M(g)13+I(h)×M(h)12+I(i)×M(i)11・・・(数式6)
となる。これは、フィルタ{M(a)33,M(b)32,M(c)31,M(d)23,M(e)22,M(f)21,M(g)13,M(h)12,M(i)11}を用いて注目画素及び周辺画素の濃度データ{I(a),I(b),I(c),I(d),I(e),I(f),I(g),I(h),I(i)}の線形和を算出するフィルタ処理に他ならない。
また、本実施例では、レーザの点灯パルス幅、すなわち発光時間を変化させることで露光量を制御する構成としたが、これに限定されない。他の例として、レーザ光の光量、すなわち発光強度を変化させることで露光量を制御する構成でもよい(実施例1も同様である)。
また、本実施例では、注目画素とその周辺画素からなる集合画素における合成光量分布の形状を所望の形状に補正する事を処理の目的としたが、処理の目的はこれに限らない。他の例として、注目画素とその周辺画素からなる集合画素における合成光量分布の重心位置を所望の位置に補正する事を処理の目的としてもよい。これにより、長手位置で光ビームの結像位置ずれ量が異なる場合に生じる画質ムラを抑制する事が出来る。
(実施例3)
本実施例は、実施例2と同様に、予め測定した複数の長手位置でのスポット形状に基づいて各画素の露光量を設定する方式に関するものである。以下に、実施例2と相違する点について特に詳細を説明する。
本実施例においては、機内の温度変化によってスポット形状が変化する場合に、温度に応じて適切な補正する。光走査装置101、102、103、及び104を構成する部材は温度変化により膨張(或いは収縮)する。すると、レーザ光が感光ドラム表面に到達するまでの光路長が変化して、ピントずれが生じる。そして、この時、図18に例示するように、ピントずれ量に応じてスポット形状が変化する。ピントずれが大きくなるに従い、スポット中心の光強度が減少すると同時に周辺部の光強度が増加して、広くボケたスポット形状となる。この温度変化によるスポット形状の変化を補正するために、温度変化時のスポット形状に応じたマトリックス係数をメモリに記録しておき、機内に設けた測定部により機内温度測定を行い、各長手位置に対応したマトリックス係数を温度変化に応じて設定する。図19に、機内にサーミスタ1903を設けた構成のブロック図を示す。サーミスタ1903は機内温度の検出を行い、コントローラ1901は画像形成時における機内温度をモニターし、温度が所定の値に変化した時に、温度に対応したマトリックス係数をレーザ毎に設定する。
コントローラ1903の動作について説明する。実施例2と同様に、まず電源投入直後に図13(b)に示した第1の演算部1304のレジスタに初期のマトリックス係数を書き込むものとする。さらに連続ジョブ中には、機内の温度を繰り返しモニターし、一定以上の温度変化があった場合にはレジスタに書き込んだマトリックス係数を更新する。連続ジョブ中のコントローラの動作について図20に示す。Step1でプリントジョブの開始が指示されると、コントローラ1901は温度モニターを開始する。コントローラ1901は、Step2においてサーミスタ1903からの出力をモニターし、Step3において直前のモニター時からの温度変化が所定の閾値を超えるか否かを判別する。Step3において温度変化が所定の閾値を超えないと判定された場合、コントローラ1901は、予め定められた時間間隔の後、Step2の機内温度モニターに移行する。Step3において温度変化が所定の閾値を超えると判定された場合、コントローラ1901は、Step4においてマトリックスのフィルタ係数の設定を開始する。Step5において、コントローラ1901は、主走査カウンタのカウント値に基づいて長手位置の判定を行い、Step6においてStep5における判定結果に基づくマトリックス係数をメモリから読み出す。ROM1303には、各主走査方向の各位置に対応するアドレスが割り当てられ、当該アドレスには機内温度に対応するマトリックスのフィルタ係数が対応して記憶されている。コントローラ1901は、Step6においてサーミスタ1901で検出した温度と長手位置に応じたアドレスからマトリックスのフィルタ係数を読み出して、Step7においてレジスタに書き込みを行う。Step8において、コントローラ1901は、全長手位置の設定が終了したか否かを判定し、終了と判定された場合制御をStep9に進める。Step9において、コントローラ1901は、ジョブが終了したか否かを判定し、ジョブが終了していない場合(ジョブが継続している場合)は、Step2の機内温度モニターに制御を移行する。Step8においてジョブが終了したと判定された場合は、コントローラ1901は、マトリックスのフィルタ係数の設定動作を終了する。
本実施例は実施例2と同様に、工場での調整時に予め測定した各長手位置でのスポット形状に応じて、ROM1301内にマトリックスのフィルタ係数を記憶させておく。また、機内温度の変化に対するスポットの変化を予め測定しておき、温度に対応させてマトリックスのフィルタ係数を記憶させておく。実施例3に係る画像形成装置は、実施例1及び2に係る画像形成装置に対して、長手位置での初期のスポット形状ばらつきに加えて、機内の温度変化によるスポット形状の変化を補正することができる。
なお、本実施例では、機内温度を検知した結果に応じてマトリックスのフィルタ係数を設定する構成としたが、検知対象は機内温度に限定されない。例として、機内の湿度や気圧を測定部1902によって測定する構成でもよい。また他の例として、画像形成装置を構成する何れかの部材の位置、姿勢、速度、温度、電気抵抗、帯電量、駆動電流、駆動タイミングなどを検知対象とする構成でもよい。

Claims (7)

  1. 感光体を露光するための光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームが感光体を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段によって偏向された前記光ビームを前記感光体に導く光学手段と、
    出力画像に含まれる各画素に対応する画素データを生成するデータ生成手段と、
    前記光ビームが前記感光体を走査する走査方向における注目画素の位置に応じた前記補正データを出力する出力手段であって、前記光ビームにより露光されることで前記感光体に形成される前記注目画素を中心とする静電潜像の電位分布の前記走査方向における不均一性を補正するための補正データであって、前記注目画素の周辺に位置する周辺画素が前記光ビームで露光されることによる前記注目画素位置の電位変化量を示す前記補正データを出力する出力手段と、
    前記補正データと前記注目画素の画素データとに基づいて前記注目画素の画素データを補正する補正手段と、
    前記注目画素を形成するために、前記補正手段によって補正された前記注目画素の画素データに基づいて前記光源を制御する制御手段と、を備え
    前記出力手段は、前記走査方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第1の分散値と、前記感光体の回転方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第2の分散値と、前記走査方向及び前記回転方向の両方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第3の分散値とを、前記走査方向の各位置に対応させて記憶する記憶手段を含み、
    前記補正手段は、前記第1の分散値と前記第2の分散値と前記第3の分散値とに基づいて前記補正データを生成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記出力手段は、前記走査方向の位置に対応させた前記補正データを記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正データは、前記注目画素に対する補正パラメータと前記注目画素を囲む複数の前記周辺画素に対する補正パラメータとを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 感光体を露光するための光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームが感光体を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段によって偏向された前記光ビームを前記感光体に導く光学手段と、
    出力画像に含まれる各画素に対応する画素データを生成するデータ生成手段と、
    前記光ビームが前記感光体を走査する走査方向において前記光ビームにより露光されることで前記感光体に形成される注目画素を中心とする静電潜像の電位分布の不均一性を補正するための補正データであって、前記注目画素が前記光ビームで露光されることによる前記注目画素を囲む周辺画素の画素位置の電位変化量を示す前記補正データを出力する出力手段と、
    前記注目画素の画素データと、前記補正データに基づいて補正された前記周辺画素の画素データと基づいて、前記注目画素の画素データを補正する補正手段と、
    前記注目画素を形成するために、前記補正手段によって補正された画素データに基づいて前記光源を制御する制御手段と、を備え、
    前記出力手段は、前記走査方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第1の分散値と、前記感光体の回転方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第2の分散値と、前記走査方向及び前記回転方向の両方向における前記注目画素を中心とする前記静電潜像の電位分布を示す第3の分散値とを、前記走査方向の各位置に対応させて記憶する記憶手段を含み、
    前記補正手段は、前記第1の分散値と前記第2の分散値と前記第3の分散値とに基づいて前記補正データを生成することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記出力手段は、前記走査方向の位置に対応させた前記補正データを記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正データは、前記注目画素に対応する補正パラメータと前記周辺画素に対応する補正パラメータとを含む2次元フィルタであり、前記補正手段は、前記走査方向における前記注目画素の位置に応じて前記出力手段から出力される前記2次元フィルタに基づいて前記画像データを補正することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記偏向手段によって偏向された前記光ビームを受光し、当該光ビームを受光したことに応じて同期信号を生成する同期信号生成手段と、
    前記同期信号よりも高周波の信号であるクロック信号を生成するクロック信号生成手段と、
    前記クロック信号をカウントするカウンタと、を備え、
    前記カウンタのカウント値は、前記走査方向の位置に対応する値であり、
    前記出力手段は、前記カウンタのカウント値に基づいて、前記カウント値に対応する補正データを出力することを特徴とする請求項1乃至いずれか1項に記載の画像形成装置。
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