JP2015066779A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローパスフィルタを有する濃度検知手段を用いても、連続階調パターンの画像濃度検知を精度良く行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置600において、階調補正用パターンの画像濃度の検知結果に基づいて、多階調画像の形成に用いる階調範囲における複数の階調値と画像濃度との関係を示す階調特性データを作成する階調特性データ作成手段が用いる濃度検知手段37の出力の高周波成分を除去するローパスフィルタを有しており、ローパスフィルタによる濃度検知手段の出力の応答遅れを補償する像担持体表面移動方向の長さを有する最大階調値の補償用パターンP3を、像担持体31の表面における最大階調値から最小階調値まで連続的に階調値が変化しているパターン部P1の直前に当該パターン部と隙間を開けずに形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置として、記録媒体上に形成される多階調画像における画像濃度を安定させるため、階調値が既知の階調補正用パターンを用いて階調特性データを作成し、出力対象の階調画像の画像データに対して階調補正を行うものが知られている。
この画像形成装置では、例えば、複数の入力階調値それぞれに対応したパッチ画像部を有する階調補正用パターンを、像担持体としての中間転写ベルト上に作成し、階調補正用パターンの各パッチ画像部における画像濃度を濃度センサにより検知する。
この階調補正用パターンの濃度の検知結果に基づいて、画像形成可能な多階調画像の階調範囲における階調値と画像濃度との関係を示す階調特性データを作成する。この階調特性データを用いて多階調画像の画像形成時に階調補正を行う。
上記パッチ画像部を有する階調補正用パターンを用いる場合、その階調補正用パターンに含まれるパッチ画像部の選び方が適切でないと、環境変動などで階調特性が大きく変化した場合に階調補正を適切に行うことができないおそれがある。
そこで、階調補正をより適切に行うことができるように、上記階調補正用パターンとして、入力階調値が最小階調値から最大階調値まで連続的に変化している連続階調パターンを用いる画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1など)。
この画像形成装置では、所定速度で移動している中間転写ベルト上に形成された連続階調パターン(グラデーションパターン)の各部の画像濃度を、濃度センサにより所定のサンプリング周期で連続的に検知する。
また、中間転写ベルトの移動速度と、サンプリング周期と、中間転写ベルト上の連続階調パターンの長さとに基づいて、前記連続階調パターンの各部の入力階調値を算出する。これらの連続階調パターンの各部における画像濃度の検知結果と入力階調値の算出結果とに基づいて、階調特性データを作成する。
上記階調補正用パターンとして連続階調パターンを用いる場合、その連続階調パターンの濃度検知位置に対応する入力階調の算出結果のばらつきにより、階調特性データの精度が低下する。この入力階調値の算出結果のばらつきは、像担持体としての中間転写ベルトの表面移動速度のばらつきや、中間転写ベルト上の連続階調パターンの長さのばらつきで発生する。
本願出願人は、特願2013−102427号(以下、先願という)で、次のような画像形成装置を提案した。
すなわち、先願の画像形成装置では、最大階調値から最小階調値まで連続的に階調値が変化する第一パターン部と、最小階調値から最大階調値まで連続的に階調値が変化する第二パターン部とが連続した連続階調パターンを、階調補正用パターンとして用いている。また、連続階調パターン内における階調値の分布が既知である。
そして、画像濃度の検知を行う場合には、まず連続階調パターンの中間転写ベルト表面移動方向下流側にある中間転写ベルトの地肌部から、第一パターン部の最大階調値を有する部分にかけて、画像濃度を所定のサンプリング周期で連続的に検知する。この地肌部と第一パターン部の最大階調値を有する部分との境界部では、画像濃度を示す濃度センサのセンサ出力が大きく上昇するように変化するため、その変化から連続階調パターンの開始位置を精度良く検知できる。
その後、画像濃度の検知対象が第一パターン部から第二パターン部に移っていき、第二パターン部の最大階調値を有する部分から、連続階調パターンの中間転写ベルト表面移動方向上流側にある中間転写ベルトの地肌部にかけて、画像濃度が連続的に検知される。この第二パターン部の最大階調値を有する部分と地肌部との境界部では、画像濃度を示す濃度センサのセンサ出力が大きく下降するように変化するため、その変化から連続階調パターンの終了位置を精度良く検知できる。
これにより、中間転写ベルトの表面移動速度や連続階調パターンの長さにばらつきがあっても、連続階調パターンの開始位置と終了位置とを精度良く検知することができる。また、連続階調パターン内における階調値の分布が既知であることで、連続階調パターンにおける画像濃度の各検知位置における階調値を精度良く求めることができる。
しかしながら、本願発明者が鋭意研究を重ねた結果、ノイズ対策やセンサ出力の平滑化をするために、濃度センサにローパスフィルタを実装すると、センサ出力が急激な濃度変化についていけず、正確なセンサ出力が行えるまでに時間がかかることがわかった。そして、正確なセンサ出力が行えるまでに時間がかかると、中間転写ベルトの地肌部との間で急激な濃度変化が生じる、第一パターン部の最大階調値を有する部分の画像濃度を、正確に検知することができなくなる。そのため、適切な階調補正が行えなくなるといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、ローパスフィルタを有する濃度検知手段を用いても、連続階調パターンの画像濃度検知を精度良く行うことができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、所定の速度で移動する表面に画像を担持可能な像担持体と、前記像担持体上に多階調画像を形成可能な画像形成手段と、前記像担持体上の画像濃度を検知する濃度検知手段と、前記画像形成手段により前記像担持体上に階調補正用パターンを形成し、前記濃度検知手段により該階調補正用パターンの画像濃度を検知し、該階調補正用パターンの画像濃度の検知結果に基づいて、前記多階調画像の形成に用いる階調範囲における複数の階調値と画像濃度との関係を示す階調特性データを作成する階調特性データ作成手段と、前記階調特性データに基づいて出力対象の多階調画像の画像データを補正する階調補正手段と、を備えた画像形成装置であって、前記階調補正用パターンは、前記階調範囲における最大階調値から最小階調値まで連続的に階調値が変化している第一パターン部と、最小階調値から最大階調値まで連続的に階調値が変化している第二パターン部とが、像担持体移動方向に連続して配置されている連続階調パターンであり、前記階調特性データ作成手段は、前記濃度検知手段により前記像担持体上の前記連続階調パターンの画像濃度と、該連続階調パターンの像担持体表面移動方向における上流側及び下流側それぞれに隣接している像担持体表面地肌部の画像濃度とを、所定のサンプリング周期で連続的に検知し、その検知結果に基づいて前記階調特性データを作成するものであり、前記階調特性データ作成手段が用いる前記濃度検知手段の出力の高周波成分を除去するローパスフィルタを有しており、前記ローパスフィルタによる前記濃度検知手段の出力の応答遅れを補償する像担持体表面移動方向の長さを有する前記最大階調値の補償用パターンを、前記像担持体の表面における前記第一パターン部の直前に該第一パターン部と隙間を開けずに形成したことを特徴とするものである。
以上、本発明によれば、ローパスフィルタを有する濃度検知手段を用いても、連続階調パターンの画像濃度検知を精度良く行うことができるという優れた効果がある。
実施形態に係るグラデーションパターンの一例を示す説明図。 実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す概略構成図。 画像形成装置の画像形成部の一例を示す概略構成図。 画像データ処理方法の流れの一例を示すブロック図。 (a)ドット状の面積階調パターンの一例を示す模式図、(b)ライン状の面積階調パターンの一例を示す模式図。 階調特性が変動した際の入力画像面積率と紙上画像濃度の関係の一例を示す図。 (a)黒色のトナー画像用の濃度センサの構成例を示す概略構成図、(b)カラーのトナー画像用の濃度センサの構成例を示す概略構成図。 比較例に係るグラデーションパターンの一例を示す説明図。 図8に示すグラデーションパターンの画像濃度を濃度センサで検知した検知結果(時間変化)の一例を示すグラフ。 図8に示したグラデーションパターンの画像濃度の検知結果と階調値(階調換算値)との関係の一例を示すグラフ。 図8に示したグラデーションパターンの画像濃度の検知結果を用いて決定した階調特性の近似関数としての非線形関数の一例を示すグラフ。 図1に示すグラデーションパターンの画像濃度を濃度センサで検知した検知結果(時間変化)の一例を示すグラフ。 図1に示したグラデーションパターンの画像濃度の検知結果と階調値(階調換算値)との関係の一例を示すグラフ。 図1に示したグラデーションパターンの画像濃度の検知結果を用いて決定した階調特性の近似関数としての非線形関数の一例を示すグラフ。 階調特性データの作成処理の一例を示すフローチャート。
図2に本発明に係る画像形成装置600の概略全体構成図を、図3に図2の画像形成装置600の画像形成部の概略構成図を示す。
この画像形成装置600は、記録紙に画像を形成する画像形成部100、この画像形成部100に対して記録紙を供給する給紙部400、原稿画像を読み取る画像読取部200、このスキャナに原稿を自動給紙する原稿自動搬送部300等を備えている。
なお、本実施形態の画像形成装置600においては、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)のトナーを用いてフルカラー画像が形成可能となっている。
画像形成装置600の筐体内には、転写体たる無端状の中間転写ベルト31を複数の張架ローラ(駆動ローラ32、従動ローラ33、2次転写バックアップローラ35等)によって張架している転写手段たる転写ユニット30が配設されている。
中間転写ベルト31は、伸びの少ないポリイミド樹脂に、電気抵抗を調整するためのカーボン粉末を分散せしめた材料からなっている。そして、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ローラ32、2次転写バックアップローラ35、従動ローラ33、1次転写ローラ34Y,34C,34M,34Kによって張架されながら、駆動ローラ32の回転によって無端移動せしめられる。
4つのプロセスユニット10Y,10C,10M,10Kの上方には、光書込ユニット20が配設されている。光書込ユニット20は、画像情報に基づいて、図示しないレーザー制御部によって4つの半導体レーザー(LD)(図示せず)を駆動して4つの書込光を出射する。
そして、プロセスユニット10Y,10C,10M,10Kの像担持体たるドラム状の感光体1Y,1C,1M,1Kをそれぞれ書込光によって暗中にて走査して、感光体1Y,1C,1M,1Kの表面にY、C、M、K用の静電潜像を書き込む。
本実施形態では光書込ユニット20として、半導体レーザー(LD)から出射したレーザー光を図示しない光偏向器によって偏向せしめながら、図示しない反射ミラーで反射させたり光学レンズに通したりすることで光走査を行うものを用いている。また、かかる構成のものに代えて、LEDアレイによって光走査を行うものを用いてもよい。
4つのプロセスユニット10Y,10C,10M,10Kは、現像色が異なるが構成は同じである。各感光体1Y,1C,1M,1Kの周囲には、上記書込光による露光前に感光体を帯電する帯電ユニット2、感光体上の静電潜像を各色のトナーで現像する現像ユニット3、一次転写後の感光体をクリーニングするクリーニングユニット4等が配設されている。
光書込ユニット20により感光体1Y,1M,1C,1K上に書き込まれた静電潜像は現像ユニット3内に存在する各色のトナーが静電的付着力によって感光体上に付着し、現像される。その後、感光体上の各色のトナー画像は、第二の像担持体である中間転写ベルト31上に順次重ね合わせて転写され、所望の画像を形成する。
記録紙は、給紙部400の多段の給紙トレイ41a,41bのいずれか一つから給紙装置42により給紙され、搬送ローラ43〜45を経てレジストローラ対46に搬送される。
レジストローラ対46に搬送された記録紙は、レジストローラ対46によって所定のタイミングで二次転写器を構成するローラ(搬送ベルト36のローラ)と2次転写バックアップローラ35とのニップ部へ送られる。
そして、このニップ部で中間転写ベルト31上で重ね合された各色のトナー画像が一括して転写されながら、搬送ベルト36によって記録紙が搬送される。その後、定着ユニット38を通過し、トナー画像が定着されてカラー印刷画像となり、機外の排紙トレイ39等へと排出される。
なお、図2及び図3では図示を省略しているが、画像形成装置600には制御部が搭載されている。この制御部は、後述する各種の制御を行うマイクロコンピュータ等からなる中央処理装置(CPU)や、各種制御回路、入出力装置、クロック、タイマー、不揮発性メモリ及び揮発性メモリからなる記憶手段である記憶部606などを備えている。
この制御部の記憶部606には、各種の制御用プログラムや、各種センサからの出力や補正制御結果などの様々な情報が記憶されている。
また、本実施形態の画像形成装置600では、画像データ処理に係る部分として、感光体や中間転写ベルト等の像担持体上に面積階調パターンを形成し、それを検知することによって階調特性を補正する手段を搭載している。
より詳しくは、感光体や中間転写ベルト等の像担持体上に階調パターンを形成する階調パターン形成部(画像形成部)や、階調パターンの濃度を検知する濃度検知手段(濃度センサ等)を備えている。また、階調パターンの検知結果に基づいて入出力補正信号を形成する入出力特性補正信号形成手段や、入出力特性を変更する入出力特性変更手段や、作入出力特性変更手段によって階調を補正する制御を備えている。
次に、本実施形態の画像形成装置600における出力対象(画像形成対象)の画像データ処理について説明する。ここでは、入力画像データに対して画像処理及び信号処理を施し、上述の光書込ユニット20でのレーザー駆信号となるまでの概略を説明する。
図4は、本実施例の画像形成装置600における画像データ処理方法の流れを表したブロック図であり、上記の各手段の処理を実行する具体的な例を示している。
まず、外部のホストコンピュータ500上のアプリケーションソフトからプリンタドライバを通した画像データが、図2に示した画像形成装置600に出力される。このとき、画像データは、プリンタドライバによってPDL(ページ記述言語)に変換される。PDLで記述された画像データが入力データとして入力されると、ラスタ化処理部601において解釈され、ラスタイメージが形成される。
このとき、それぞれのオブジェクトについて、例えば文字・線、写真、グラフィックス画像などの種別や属性信号を生成する。そして、それを入出力特性補正部602、MTFフィルタ処理部603、色補正・階調補正(「色・階調補正」と略称する)処理部604、及び擬似中間調処理部605などへ出力する。
入出力特性補正信号形成手段である入出力特性補正部602では、入出力特性補正信号によって所望の特性が得られるようにラスタイメージ内の各階調値を補正する。
また、入出力特性補正部602は、濃度センサ出力部610からの濃度センサ37の出力を用いるとともに、不揮発メモリ及び揮発メモリから構成される記憶部606との間で情報を授受することにより、入出力特性補正信号の形成や補正動作を行う。
形成した入出力特性補正信号は、記憶部606の不揮発メモリに保存され、次回からの作像に使用される。
MTFフィルタ処理部603では、ラスタ化処理部601から送られてくる属性の信号にしたがって、各属性に対して最適なフィルタを選択して、強調処理を行う。
なお、MTFフィルタ処理については、従来の技術と同一であるので、詳細な説明は省略する。MTFフィルタ処理を行った後の画像データは、次工程である色・階調補正処理部604に引き渡される。
色・階調補正処理部604では、次のような色補正及び階調補正など各種の補正処理を行う。色補正では、ホストコンピュータ500から入力されたPDLの色空間であるRGB色空間から、画像形成部100で用いるトナーの色からなる色空間であるCMYK色空間への色変換を行う。この色補正は、ラスタ化処理部601から送られてくる属性の信号にしたがって、各属性に最適な色補正係数を用いて行う。
また、階調補正では、後述の階調補正用パターンを用いて作成した階調特性データに基づいて、出力対象の多階調画像の画像データを補正する階調補正処理を行う。
このように、色・階調補正処理部604は、前記階調特性データに基づいて出力対象の多階調画像の画像データを補正する階調補正手段として機能する。
なお、この色・階調補正処理については従来技術と同様な処理を採用することができるため、ここでは詳細な説明は省略する。
色・階調補正処理部604における処理後、画像データは擬似中間調処理部605に引き渡される。擬似中間調処理部605では擬似中間調処理を行い、出力画像用データを生成する。例えば、色・階調補正処理を施されたデータに対して、ディザ法により擬似中間調処理を行う。すなわち、予め記憶されたディザマトリクスとの比較参照を行うことにより量子化を行う。
擬似中間調処理部605から出力された出力用画像データは、ビデオ信号処理部607で処理されてビデオ信号に変換される。このビデオ信号に基づいて、PWM信号生成部608において光源制御信号としてPWM信号が生成される。LD駆動部609は、PWM信号生成部608から受けたPWM信号に基づいて、光書込ユニット20の光源としての半導体レーザー(LD)を駆動するLD駆動信号を出力する。
図5(a)及び図5(b)は、それぞれ後述のグラデーションパターンPを構成する代表的な面積階調パターンを例示する模式図である。図5(a)はドット状の面積階調パターンの一例を示す模式図であり、図5(b)はライン状の面積階調パターンの一例を示す模式図である。
ラスタ化処理部601から送られてくる属性の信号にしたがって、最適な線数とスクリーン角に設定されたディザマトリクスが選択され、最適な擬似中間調処理が施されるようになっている。
図6は、階調特性が変動した際の入力画像面積率と紙上画像濃度の関係の一例を示す図である。
周囲環境の変動や画像形成部の劣化、現像ユニット3内のトナー濃度などが変動した場合、図6の実線に示すように入力画像面積率に対して所望の階調特性が得られなくなる。
一般に、同一の潜像に対しては、現像ユニット3内のトナー濃度が高く変動した場合、トナーの帯電量が低下するために付着量が増加し、全体的に紙上画像濃度が高くなる。逆に、現像ユニット3内のトナー濃度が低下した場合、トナー帯電量が増加し付着量が減少するため、全体的に画像濃度が低くなる傾向がある。
このような階調特性の変動は、色を重ねた二次色や三次色の色味に大きな影響を与えるため、目標階調特性に戻すための補正が必要となる。
中間転写ベルト上に形成された階調パターンの濃度は、図2や図3に示す濃度センサ37によって検知する。
図7は、濃度センサ37の構成例を示す概略構成図である。図7(a)は黒色のトナー画像用の濃度センサの構成例を示しており、図7(b)はカラーのトナー画像用の濃度センサの構成例を示している。
図7(a)に示すように、黒色のトナー画像用の濃度センサ37は、発光ダイオード(LED)等からなる発光素子371と、正反射光を受光する受光素子372とを備えている。
発光素子371は、中間転写ベルト31上に光を照射し、この照射光は中間転写ベルト31によって反射される。受光素子372は、この反射光のうちの正反射光を受光する。
一方、図6(b)に示すように、カラーのトナー画像用の濃度センサ37は、発光ダイオード(LED)等からなる発光素子371と、正反射光を受光する受光素子372と、拡散反射光を受光する受光素子373とを備えている。
発光素子371は、黒色のトナー画像用の濃度センサ37と同様、中間転写ベルト31上に光を照射し、この照射光は、中間転写ベルト表面によって反射される。正反射用の受光素子372は、この反射光のうちの正反射光を受光し、拡散反射用の受光素子373は、反射光のうち拡散反射光を受光する。
発光素子371としては、例えば、発光される光のピーク波長が950[nm]であるGaAs赤外発光ダイオードを用いることができる。受光素子372,373としては、例えば、ピーク受光感度が800[nm]であるSiフォトトランジスタなどを用いることができる。
なお、発光素子371及び受光素子372,373としては、ピーク波長及びピーク受光感度が上記例示したものと異なるものでもよい。
また、黒色のトナー画像用の濃度センサ及びカラーのトナー画像用の濃度センサと、検知対象物である中間転写ベルト31の表面との間には、5[mm]程度の距離(検知距離)が設定されている。濃度センサ37からの出力は、所定の変換アルゴリズムによって画像濃度やトナー付着量に変換される。
なお、本実施形態では、濃度センサ37を中間転写ベルト31の表面に対向するように設けているが、感光体1上や搬送ベルト36の表面に対向するように設けてもよい。
本実施形態では、濃度センサ37に対して時定数が20[ms]程度の1次バタワース型ローパスフィルタを回路実装している。そして、電気的な高周波ノイズに加え、サンプリング周波数以上で起こる階調パターン内のトナー付着量のばらつきや、中間転写ベルト31のばたつきなどの影響を除去し、高精度な画像濃度検知(トナー付着量検知)を実現している。
図8は、比較例に係るグラデーションパターンPの一例を示す説明図である。
本比較例では、図8に示すように、255階調〜0階調、0階調〜255階調の順に全256階調を2回ずつ含むグラデーションパターンPを用いる。
グラデーションパターンPは、255階調〜0階調に対応する第一パターン部(前半部)P1と、0階調〜255階調に対応する第二パターン部(後半部)P2とが、ベルト搬送方向に連続して配置されている。
第一パターン部P1は、最大階調値(255階調)から最小階調値(0階調)まで連続的に階調値が変化している。第二パターン部P2は、最小階調値(0階調)から最大階調値(255階調)まで連続的に階調値が変化している。
また、グラデーションパターンPの第一パターン部P1及び第二パターン部P2それぞれのベルト搬送方向における長さは互いに同一である。
図9は、図8に示すグラデーションパターンPの画像濃度を濃度センサ37で検知した検知結果(時間変化)の一例を示すグラフである。図12の縦軸は、グラデーションパターンPの画像濃度を検知する濃度センサ37のセンサ出力[V]である。図12の横軸は、濃度センサ37による検知開始時からの時刻である。
なお、図9では、前述のローパスフィルタが実装された濃度センサ37により取得した正反射出力データを用いている。正反射出力は、中間転写ベルト31からの鏡面反射成分を検知するため、ベルト面を覆うようにトナー付着量が増えるにつれて、出力が減少する特徴を持っている。
そのため、図9では8400[ms]及び9300[ms]付近の急激に出力が落ち込んでいる箇所が255階調に相当し、8850[ms]付近が0階調に相当する。
8400[ms]付近のパターン先端部を9300[ms]付近のパターン後端部と比較して見ると、9300[ms]付近に比べ若干丸みを帯びていることが分かる。さらに、8400[ms]付近のパターン後端部を良く見ると、地肌部へ収束するタイミングが若干遅れていることがわかる。
図10は、図8に示したグラデーションパターンPの画像濃度の検知結果と階調値(階調換算値)との関係の一例を示すグラフである。つまり、図10は、図9に示した画像濃度の検知結果に対して階調値の割り当てを行った結果、得られたグラデーションパターンPの検知結果である。
なお、図10においては、後述するようなn次多項式による近似を行う際に、255の6乗のような極端に大きい値を扱うことで数値条件が悪くなることを防ぐために、横軸の階調は最大階調(255階調)を1に規格化している。そして、階調0から階調1.0の範囲でスケーリングしてある。
また、図10に描かれている2本線のうち、一方がグラデーションパターンPの第一パターン部P1に対する画像濃度の検知データであり、もう一方が第二パターン部P2に対する画像濃度の検知データである。
図10から、上述の理由によって第一パターン部先端側の0.95〜1の部分が正しく置き換えができていないことがわかる。すなわち、階調値>0.95の領域で、第一パターン部P1が応答遅れの影響を受けて、正しく階調に置き換えられていないことがわかる。
図11は、図8に示したグラデーションパターンPの画像濃度の検知結果を用いて決定した階調特性の近似関数としての非線形関数の一例を示すグラフである。
図10の画像濃度の検知データに対して5次近似を適用すると、図11に示すような非線形関数からなる近似式が得られる。この非線形関数ならなる近似式に基づいて、実際の多階調画像形成時における階調補正に用いる階調範囲の全体(0階調〜255階調)の階調値と画像濃度値との対応関係を示す階調特性データを得ることができる。この階調特性データは、階調補正テーブル又は階調変換テーブルと呼ばれる場合もある。
図11から、上述の0.95〜1の部分に引きずられる形で正しい近似結果となっていない。すなわち、近似結果も第一パターン部P1の応答遅れの影響を受けることがわかる。
図1は、本実施形態に係るグラデーションパターンPの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図1に示すように、255階調〜0階調、0階調〜255階調の順に、全256階調を2回ずつ含むグラデーションパターンPのベルト搬送方向先端側に、255階調のセンサ特性の遅れ補償用パターンP3を形成している。
グラデーションパターンPは、像担持体表面移動方向である中間転写ベルト移動方向(以下、「ベルト搬送方向」という。)に対して間を開けずに配置した、複数の等幅パッチパターンで構成されている。グラデーションパターンPの互いに隣接する等幅パッチパターンの階調は、ベルト搬送方向に対して常に同じ大きさ(例えば、1階調、2階調)ずつ連続的に増加または減少している。
ここで、グラデーションパターンPの長さをL、中間転写ベルト31の移動速度(以下、「ベルト搬送速度」という。)をS、濃度検知のサンプリング周期をTとすると、1サンプリング周期進むにしたがって、(256/L)/(S×T)階調ずつ変化する。本実施形態では、例えば、L=200[mm]、S=440[mm/s]、T=1[ms]に設定することができる。
なお、本実施形態では、最大階調を255階調としているが、これは利用する最大階調に応じて変更して差し支えない。また、グラデーションパターンPの1階調あたりの幅は、濃度センサ37の出力に平坦な部分ができないように、つまり、常に同じ階調増加率となるように、決定することが望ましい。これは、濃度センサ37の検知スポット径(例えば、約1[mm])よりも1階調あたりの等幅パッチパターンの幅を短くすることで実現できる。
後述するが得られた画像濃度の検知データを最小二乗法により、非線形関数で近似するため、非線形関数の未知パラメータ数n分の検知データ数は最低でも必要である。この条件を満たせない状態では、データ点を通過する非線形関数が無数に存在するため、最小二乗法のみでは解が一意に定まらず、近似結果を信頼できない。
以上をまとめると、濃度センサ37の検知スポット径は、数1の関係を満たす必要がある。
また、経験則から実用上は、非線形関数の未知パラメータ数nの2倍程度の検知データ数があることが望ましい。
なお、濃度センサ37の検知スポット径の上限側に対して下限側の制約は、上述の階調増加率が厳密に一定とならないため、距離を階調値に変換する際に誤差が生じるという影響があるのみである。生じうる誤差は、最大でもグラデーションパターンPに含まれる等幅パターンの増加幅(1パッチ進むと何階調増えるか)分である。
遅れ補償用パターンP3は、濃度センサ37がローパス特性を持つため、急激な変化についていけず、一定時間分だけ応答が遅れる分を補償する目的で用いる。
この遅れ補償用パターンP3は、濃度センサ直下に形成したベルト搬送方向に十分な長さを持つベタパターンに対する濃度センサ37の応答、または、濃度センサ37の回路乗数や伝達関数から整定時間を計算する。そして、求まった整定時間にベルト搬送速度を乗じたベルト搬送方向の長さを有する。一方、遅れ補償用パターンP3のベルト搬送方向と直交するベルト幅方向の長さとしては、グラデーションパターンPと同じ長さにする。
ここで、「整定時間」は、一般的に「ステップ応答が定常値の許容範囲、通常±2[%](2[%]整定時間)、あるいは、±5[%](5[%]整定時間)に入るまでにかかる時間」という定義である。一方、本実施形態では、「整定時間」を「十分なベルト搬送方向長さを有するベタの帯パターンに対する応答が、定常値の±2[%]に入るまでにかかる時間」と定義する。ただし、ローパスフィルタは線形時不変システムなので、整定時間はベタ濃度レベルに関わらず、一定値入力に対する時間として規定することができる。
この定義に則り、整定時間を測定したところ20[ms]であった。よって、ベルト搬送方向の長さが最低でも20[ms]×440[mm/s]=8.8[mm]分の遅れ補償用パターンP3を、遅れ補償用にグラデーションパターンPに追加すればよいことが分かる。なお、本実施形態では、遅れ補償用パターンP3のベルト搬送方向の長さを若干余裕を持たせて10[mm]としている。
なお、ステップ入力という、時刻t<0において0、時刻t≧0において1を示す入力を、システムに印加したときの出力応答をステップ応答という。そして、ステップ応答が収束する時間が整定時間である。もし、システムが線形時不変且つBIBO安定であれば、周波数応答の原理より、無限時間経過後の応答は周波数=0、すなわち直流に対する応答であるといえる。しかし、直流以外のモードが許容範囲内に全て収束していれば、近似的に残りを直流の応答と見なすことができる。すなわち、整定時間経過後の応答を直流成分としてみることができる。
なお、グラデーションパターンPのベルト搬送方向前半のみに、遅れ補償用パターンP3が必要である理由は、次の通りである。
すなわち、中間転写ベルト31の地肌部からグラデーションパターンPの255階調へと変化する際には、グラデーションパターンPの等幅パッチパターンを濃度センサ37によって正しく検知が開始できるまでには整定時間分の遅れが必要となる。
一方、グラデーションパターンPのベルト搬送方向後半側の255階調から中間転写ベルト31の地肌部へと変化する際には、濃度センサ37で地肌部の検知を正しく開始できるまでに整定時間分遅れるだけである。よって、濃度センサ37によるグラデーションパターンPの等幅パッチパターンの検知には影響がない。
図12は、図1に示すグラデーションパターンPの画像濃度を濃度センサ37で検知した検知結果(時間変化)の一例を示すグラフである。図12の縦軸は、グラデーションパターンPの画像濃度を検知する濃度センサ37のセンサ出力[V]である。図12の横軸は、濃度センサ37による検知開始時からの時刻である。
図12中の時刻0[ms]から時刻195[ms」まで、及び、時刻1130[ms]以降の区間のデータは、中間転写ベルト31の地肌部の領域を検知しているときの画像濃度の検知データである。
図12中の時刻195[ms]から時刻218[ms]までの区間のデータは、遅れ補償用パターンP3の領域を検知しているときの画像濃度の検知データである。
図12中の時刻218[ms]から時刻1130[ms]までの区間のデータは、グラデーションパターンPの領域を検知をしているときの画像濃度の検知データである。
図1に示したパターンのうち遅れ補償用パターンP3以外のグラデーションパターンPでは、画像面積率が単調に推移するため、距離を画像面積率に置き換えることができる。
また、グラデーションパターンPの終了端(時刻1130[ms])に対するセンサ出力と、中間転写ベルト31の地肌部に対するセンサ出力との差が大きい。そのため、本実施形態では、グラデーションパターンPの終了端のセンサ出力と、中間転写ベルト31の地肌部のセンサ出力との差異が大きいことを利用して、センサ出力が0.5[V]を初めて下回った部分を255階調とする。
そして、そこから456[ms]前までを第二パターン部P2、第二パターン部P2の後端から456[ms]前までを第一パターン部P1と判別することが可能である。
なお、濃度センサ37によるグラデーションパターンPの開始端の検知時刻は、以下のように算出することも可能である。例えば、遅れ補償用パターンP3のベルト搬送方向長さがL3[mm]、グラデーションパターンPのベルト搬送方向長さがL[mm]の場合について説明する。
・遅れ補償用パターンP3のベルト搬送方向長さ:L3[mm]
・グラデーションパターンPのベルト搬送方向長さ:L[mm]
(第一パターン部P1のベルト搬送方向長さ:L/2[mm],第二パターン部P2のベルト搬送方向長さ:L/2[mm])
・遅れ補償用パターンP3の先端検知時刻:T1[s](装置内で計測)
・グラデーションパターンPの終了端検知時刻:T2[s](装置内で計測)
・パターン通過にかかる時間:p[s](パターン長、ベルト線速より算出)
・グラデーションパターンPの開始端検知時刻:T3[s]
グラデーションパターンPの開始端検知時刻T3[s]は、以下の数2及び数3の二通りで求めることができる。なお、数2で求めたグラデーションパターンPの開始端検知時刻を「T3_A」とし、数3で求めたグラデーションパターンPの開始端検知時刻を「T3_B」とする。
そして、「T3_A」と「T3_B」との平均値を取ることで、グラデーションパターンPの開始検知時刻を、単純にグラデーションパターンPの終了端検知時刻から逆算して求める場合よりも、精度良く求めることができる。
図13は、図1に示したグラデーションパターンPの画像濃度の検知結果と階調値(階調換算値)との関係の一例を示すグラフである。つまり、図13は、図12に示した画像濃度の検知結果に対して階調値の割り当てを行った結果、得られたグラデーションパターンPの検知結果である。
なお、図13においては、後述するn次多項式による近似を行う際に、255の6乗のような極端に大きい値を扱うことで数値条件が悪くなることを防ぐために、横軸の階調は最大階調(255階調)を1に規格化している。そして、階調0から階調1.0の範囲でスケーリングしてある。
また、図13に描かれている2本線のうち、一方がグラデーションパターンPの第一パターン部P1に対する画像濃度の検知データであり、もう一方が第二パターン部P2に対する画像濃度の検知データである。
図13から、階調=1.0(=255階調相当)近辺のセンサ出力が、グラデーションパターンPの第一パターン部P1及び第二パターン部P2共に、正しく取得できていることがわかる。
次に、グラデーションパターンPの前半及び後半の全ての検知データに対して、最小二乗法を用いて近似処理を行い、多階調画像の形成に用いる階調範囲における複数の階調値と画像濃度との関係を近似的に表す近似関数としての非線形関数を決定する。
図14は、図1に示したグラデーションパターンPの画像濃度の検知結果を用いて決定した階調特性の近似関数としての非線形関数の一例を示すグラフである。
図13の画像濃度の検知データに対して5次近似を適用すると、図14に示すような非線形関数からなる近似式が得られる。この非線形関数ならなる近似式に基づいて、実際の多階調画像形成時における階調補正に用いる階調範囲の全体(0階調〜255階調)の階調値と画像濃度値との対応関係を示す階調特性データを得ることができる。この階調特性データは、階調補正テーブル又は階調変換テーブルと呼ばれる場合もある。
上記階調特性データを得た後の階調補正動作については、公知の従来技術(例えば、特開2011−109394号公報の段落0003〜0004に記載の階調補正動作)のように行うことができる。例えば、多階調画像形成時に、上記階調特性データを用いて、各階調値に対する画像濃度が目標とする画像濃度になるように、すなわち目標とする階調特性になるように、出力対象の画像データに対して階調補正(γ変換)処理を行う。
また、図13の5次近似を行う際のy切片は0階調であり、これはトナーが付着してない地肌部の階調を意味している。この地肌部に対する濃度センサ37の出力はトナーの存在しない領域を検知することで正確な値が得られる。すなわち、予め中間転写ベルト31の露出表面を濃度センサ37で検知し、この検知値をy切片に固定して最小二乗法を適用することで、より精度が高い近似を行うことができ、高精度の近似関数(非線形関数)が得られる。
また、ソフト・ハード的な不具合で、グラデーションパターンPの一部が中間転写ベルト31上に形成されない場合が想定される。
本実施形態においては、グラデーションパターンPの終了端から遅れ補償用パターンP3の開始端までのサンプル点数が決まっている。そのため、グラデーションパターンPの終了端から、このサンプル点数分さかのぼった部分が、グラデーションパターンPの終了端の閾値条件を満たさない場合は、正しく遅れ補償用パターンP3が形成されていないとして、エラー処理を行うことができる。
図15は、本実施形態の画像形成装置600における階調特性データの作成処理の一例を示すフローチャートである。
図15において、まず、図1のグラデーションパターンPを中間転写ベルト31上に作像する(S1)。
次に、中間転写ベルト31上のグラデーションパターンPの画像濃度を濃度センサ37で検知する(S2)。
次に、時間に対する階調の変化率が一定であることを利用して、グラデーションパターンPの画像濃度の各濃度検知位置(サンプル点)に階調値を割り当てる(S3)。
次に、階調値を入力とし濃度センサ出力を出力とし、最小二乗法を用いて、階調特性について非線形関数による近似を行う(S4)。
次に、階調補正を行うために、前記非線形関数(近似式)に0階調〜255階調それぞれを代入し、0階調〜255階調それぞれに対する画像濃度を求める(S5)。
次に、入力階調に対する画像濃度が目標の画像濃度となるように、すなわち、目標の階調特性になるように、階調補正用データ(階調補正テーブル、階調変換テーブル)を作成する(S6)。そして、このように作成した階調補正用データを用いて階調補正を行う。
以上、上記実施形態では、階調補正用パターンとしてグラデーションパターンPを用いている。このグラデーションパターンPはベルト搬送方向に対して間を開けずに配置した複数の等幅パッチパターンで構成され、互いに隣接する等幅パッチパターンの階調値はベルト搬送方向に対して同じ大きさで増加または減少するパターンである。
この階調値の増減は、例えば、等幅パッチパターンごとに1階調ずつ増加したり減少したりする。また、等幅パッチパターンごとに2階調ずつ増加したり減少したりするものであってもよい。
このような複数の等幅パッチパターンが等間隔で配置されたグラデーションパターンPを等速移動する中間転写ベルト31上に形成し、その中間転写ベルト31上でグラデーションパターンPの画像濃度を検知する。これにより、グラデーションパターンPの各画像検知位置と階調値とは対応したものとなる。
例えば、0階調〜100階調の全階調を10[mm]のグラデーションパターンPに割り振ったとすれば、1[mm]進むごとに10の階調値が上がることになる。
さらに、グラデーションパターンPの画像濃度を一定の時間間隔でサンプリングして検知することで、互いに隣り合うサンプリングの画像濃度の検知位置の間隔(1サンプル進む間の距離)は一定とみなすことができる。
例えば、0階調〜100階調の全階調を10[mm]のグラデーションパターンPに割り振った場合、そのグラデーションパターンPに対して1000点のサンプリングを行ったとすれば、1サンプリングごとに0.1階調ずつ階調値が上がることになる。
ここで、上記グラデーションパターンPについて検知した画像濃度の検知データに存在するノイズ成分である「ばらつき」は、次のような複合要因の重ね合わせからなるものである。すなわち、前記画像濃度の検知データのばらつきは、濃度センサ37のノイズ、中間転写ベルト31のたわみ、グラデーションパターン内部の濃度ムラ等の複合要因の重ね合わせからなるものである。
そのため、前記画像濃度の検知データに存在するノイズ成分である「ばらつき」は、ランダムな正規性白色雑音を仮定して差し支えないと考えられる。したがって、前記「ばらつき」を含む大量の画像濃度の検知データに対して最小二乗法を用いた非線形関数(例えばn次多項式)による近似を適用すれば、滑らかで精度のよいフィッティングが可能となり、精度の高い階調補正用データを作成することができる。
従来の階調値に対する濃度を正確に検知する代わりに、上記実施形態のように多数の階調値に対する大まかな画像濃度の検知データを取得することで、多階調画像形成に用いる全階調値に対しての濃度を精度よく補正することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
所定の速度で移動する表面に画像を担持可能な中間転写ベルト31などの像担持体と、像担持体上に多階調画像を形成可能な画像形成部100などの画像形成手段と、像担持体上の画像濃度を検知する濃度センサ37などの濃度検知手段と、画像形成手段により像担持体上に階調補正用パターンを形成し、濃度検知手段により階調補正用パターンの画像濃度を検知し、階調補正用パターンの画像濃度の検知結果に基づいて、多階調画像の形成に用いる階調範囲における複数の階調値と画像濃度との関係を示す階調特性データを作成する階調特性データ作成手段と、階調特性データに基づいて出力対象の多階調画像の画像データを補正する階調補正手段と、を備えた画像形成装置600などの画像形成装置であって、階調補正用パターンは、前記階調範囲における255階調などの最大階調値から0階調などの最小階調値まで連続的に階調値が変化している第一パターン部P1などの第一パターン部と、最小階調値から最大階調値まで連続的に階調値が変化している第二パターン部P2などの第二パターン部とが、像担持体移動方向に連続して配置されている連続階調パターンPなどの連続階調パターンであり、階調特性データ作成手段は、濃度検知手段により像担持体上の連続階調パターンの画像濃度と、連続階調パターンの像担持体表面移動方向における上流側及び下流側それぞれに隣接している像担持体表面地肌部の画像濃度とを、所定のサンプリング周期で連続的に検知し、その検知結果に基づいて階調特性データを作成するものであり、階調特性データ作成手段が用いる濃度検知手段の出力の高周波成分を除去するローパスフィルタを有しており、ローパスフィルタによる濃度検知手段の出力の応答遅れを補償する像担持体表面移動方向の長さを有する最大階調値の遅れ補償用パターンP3などの補償用パターンを、像担持体の表面における第一パターン部の直前に第一パターン部と隙間を開けずに形成した。
(態様A)においては、第一パターン部の直前に当該第一パターン部と隙間を開けずに補償用パターンを形成することで、同じ階調値である、補償用パターンと第一パターン部の最大階調値の部分との画像濃度が、濃度検知手段により連続して検知される。これにより、補償用パターンと前記最大階調値の部分との間で急激な濃度変化がなく、ローパスフィルタを用いた濃度検知手段の出力の応答遅れが生じるのを抑制できる。また、像担持体の地肌部と補償用パターンとの間で急激な濃度変化が生じても、濃度検知手段の正確な出力が得られるようになってから、前記最大階調値の部分の画像濃度が濃度検知手段によって検知される。これにより、ローパスフィルタを有する濃度検知手段を用いても、前記最大階調値の部分の画像濃度を精度良く検知することができる。よって、連続階調パターンの画像濃度検知を精度良く行って、適切な階調補正を行うことができる。
(態様B)
(態様A)において、前記濃度検知手段の検知結果に基づいて、前記連続階調パターンの後端に対する検知から前記像担持体の地肌部に対する検知に切り替わった時刻を求め、当該時刻と、前記所定のサンプリング周期と、当該連続階調パターンの1階調ごとの像担持体表面移動方向の長さと、当該像担持体の移動速度とから、階調値を算出する階調値算出手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、中間転写ベルトの表面移動速度や連続階調パターンの長さにばらつきがあっても、連続階調パターンにおける画像濃度の各検知位置における階調値を精度良く求めることができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、前記階調特性データ作成手段は、前記連続階調パターンの検知結果に基づいて、前記階調範囲における複数の階調値と画像濃度との関係を近似的に表す近似関数を決定し、該近似関数を用いて前記階調特性データを作成する。これによれば、上記実施形態について説明したように、連続階調パターンにおける検知位置の数を増やすことなく、階調値と画像濃度との関係を示す階調特性データをより精度よく作成することができる。
(態様D)
(態様C)において、前記近似関数の決定に用いる階調値が0の場合の画像濃度として、前記像担持体の地肌部に対応する画像濃度の検知結果を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、より精度が高い近似を行うことができ、高精度の近似関数を得ることができる。
(態様E)
(態様C)または(態様D)において、前記連続階調パターンの像担持体表面移動方向における1階調値あたりの長さと、前記濃度検知手段の検知スポットの直径とが、1階調あたりの長さ≦濃度検知手段の検知スポットの直径<1階調あたりの長さ×階調数/(像担持体表面移動速度×近似関数の未知パラメータ数)の関係を満たす。これによれば、上記実施形態について説明したように、前記近似関数の精度を高めることができる。
(態様F)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)または(態様E)において、前記濃度検知手段の検知結果に基づいて、前記像担持体の地肌部に対する検知から前記連続階調パターンの先端に対する検知に切り替わった時刻を求め、当該時刻にパターンが存在することで、パターン抽出の成否を判定する。これによれば、上記実施形態について説明したように、パターン抽出が正しく行われていない場合に、エラー処理を行うことができる。
(態様G)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)において、前記連続階調パターンの第一パターン部及び第二パターン部それぞれの像担持体表面移動方向における長さが同一である。これによれば、上記実施形態について説明したように、連続階調パターンの第一パターン部P1及び第二パターン部P2それぞれにおいて、互いに同じ階調値に対応する複数の画像濃度を検知することができる。したがって、各階調値に対する画像濃度の検知値のノイズ等によるばらつきの影響をより確実に軽減できる。
(態様H)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)において、前記連続階調パターンの第一パターン部及び第二パターン部それぞれの像担持体表面移動方向における長さが互いに異なる。これによれば、上記実施形態について説明したように、連続階調パターンの第一パターン部P1及び第二パターン部P2それぞれにおいて、互いに異なる階調値に対応する画像濃度を検知することができる。従って、画像濃度を検知する階調値の数が多くなり、階調値に対するデータが密になるため、階調特性データをより精度よく作成することができる。上記近似関数を決定する場合は、近似関数の精度よく決定することができる。
1 感光体
2 帯電ユニット
3 現像ユニット
4 クリーニングユニット
10 プロセスユニット
20 光書込ユニット
30 転写ユニット
31 中間転写ベルト
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
34 1次転写ローラ
35 2次転写バックアップローラ
36 搬送ベルト
37 濃度センサ
38 定着ユニット
39 排紙トレイ
41 給紙トレイ
42 給紙装置
43 搬送ローラ
46 レジストローラ対
100 画像形成部
371 発光素子
372 受光素子
373 受光素子
400 給紙部
500 ホストコンピュータ
600 画像形成装置
601 ラスタ化処理部
602 入出力特性補正部
603 MTFフィルタ処理部
604 色・階調補正処理部
605 擬似中間調処理部
606 記憶部
607 ビデオ信号処理部
608 PWM信号生成部
609 LD駆動部
610 濃度センサ出力部
特開2006−284892号公報

Claims (8)

  1. 所定の速度で移動する表面に画像を担持可能な像担持体と、
    前記像担持体上に多階調画像を形成可能な画像形成手段と、
    前記像担持体上の画像濃度を検知する濃度検知手段と、
    前記画像形成手段により前記像担持体上に階調補正用パターンを形成し、前記濃度検知手段により該階調補正用パターンの画像濃度を検知し、該階調補正用パターンの画像濃度の検知結果に基づいて、前記多階調画像の形成に用いる階調範囲における複数の階調値と画像濃度との関係を示す階調特性データを作成する階調特性データ作成手段と、
    前記階調特性データに基づいて出力対象の多階調画像の画像データを補正する階調補正手段と、を備えた画像形成装置であって、
    前記階調補正用パターンは、前記階調範囲における最大階調値から最小階調値まで連続的に階調値が変化している第一パターン部と、最小階調値から最大階調値まで連続的に階調値が変化している第二パターン部とが、像担持体移動方向に連続して配置されている連続階調パターンであり、
    前記階調特性データ作成手段は、前記濃度検知手段により前記像担持体上の前記連続階調パターンの画像濃度と、該連続階調パターンの像担持体表面移動方向における上流側及び下流側それぞれに隣接している像担持体表面地肌部の画像濃度とを、所定のサンプリング周期で連続的に検知し、その検知結果に基づいて前記階調特性データを作成するものであり、
    前記階調特性データ作成手段が用いる前記濃度検知手段の出力の高周波成分を除去するローパスフィルタを有しており、
    前記ローパスフィルタによる前記濃度検知手段の出力の応答遅れを補償する像担持体表面移動方向の長さを有する前記最大階調値の補償用パターンを、前記像担持体の表面における前記第一パターン部の直前に該第一パターン部と隙間を開けずに形成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記濃度検知手段の検知結果に基づいて、前記連続階調パターンの後端に対する検知から前記像担持体の地肌部に対する検知に切り替わった時刻を求め、該時刻と、前記所定のサンプリング周期と、該連続階調パターンの1階調ごとの像担持体表面移動方向の長さと、該像担持体の移動速度とから、階調値を算出する階調値算出手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、
    前記階調特性データ作成手段は、前記連続階調パターンの検知結果に基づいて、前記階調範囲における複数の階調値と画像濃度との関係を近似的に表す近似関数を決定し、該近似関数を用いて前記階調特性データを作成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、
    前記近似関数の決定に用いる階調値が0の場合の画像濃度として、前記像担持体の地肌部に対応する画像濃度の検知結果を用いることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4の画像形成装置において、
    前記連続階調パターンの像担持体表面移動方向における1階調値あたりの長さと、前記濃度検知手段の検知スポットの直径とが、1階調あたりの長さ≦濃度検知手段の検知スポットの直径<1階調あたりの長さ×階調数/(像担持体表面移動速度×近似関数の未知パラメータ数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の画像形成装置において、
    前記濃度検知手段の検知結果に基づいて、前記像担持体の地肌部に対する検知から前記連続階調パターンの先端に対する検知に切り替わった時刻を求め、該時刻にパターンが存在することで、パターン抽出の成否を判定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、
    前記連続階調パターンの第一パターン部及び第二パターン部それぞれの像担持体表面移動方向における長さが同一であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、
    前記連続階調パターンの第一パターン部及び第二パターン部それぞれの像担持体表面移動方向における長さが互いに異なることを特徴とする画像形成装置。
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