JP6795354B2 - 支柱の立設装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば列車あるいは電車の線路の脇などにおいて配線箱などを先端に取り付けた支柱を立設する際に使用される装置であって、特に施工現場にて、掘削して支柱の立設が難しいとされる狭い箇所においても支柱を立設することができる支柱の立設装置に関するものである。
従来、例えば、地上区間において配線箱などを先端に取り付けた支柱を立設する際は、当該支柱の転倒、沈下防止用の補強材料として、支柱の下端側に設けられた地中埋設部に、水平方向に向かって延出するよう取り付けた根かせを取り付け、当該根かせを支柱の基礎部にして前記支柱を略垂直方向に立設するものとしていた。
しかしながら、前記根かせを取り付けた支柱の下端側を埋設し、もって支柱を揺るぎなく略垂直方向に立設するには、前記根かせを充分な深さに埋設し、支柱を立設する必要があるため、掘削箇所において適切な深さと広さの掘削面積を確保できなければならない。
また、掘削用重機が使用できないほど狭い箇所で支柱の立設作業を行わなければならない場合も想定され、その様な場合には、掘削作業を人力のみで行わなければならず、作業時間の大半をその掘削作業に費やさなければならないとの課題がある。
さらに、前記立設した支柱を撤去しなければならなくなったとき、従来では再び広く深い箇所まで掘削を行い、支柱の下端側である地中埋設部に埋設されている根かせを取り出せる状態とし、その上で支柱を撤去しなければならなかった。
特開2015−10424号公報
かくして、本発明は前記従来からの課題を解決するために創案されたものであり、支柱を立設する際に、当該支柱の転倒、沈下防止用の補強材料として、支柱の下端側に設けられた地中埋設部に、水平方向に向かって延出するよう取り付けた根かせを取り付ける必要がないため、前記根かせを充分な深さに埋設して支柱を立設する必要がなく、掘削箇所において適切な深さと広さの掘削面積を確保する必要もなく、また、掘削用重機が使用できないほど狭い箇所で支柱の立設作業を行わなければならない場合に、作業時間の大半を人力による掘削作業に費やす必要がなく、立設した支柱を撤去しなければならなくなったとき、再び広く深い箇所まで掘削を行い、支柱の下端側である地中埋設部に埋設されている根かせを取り出せる状態とし、その上で支柱を撤去する必要のない支柱の立設装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、
支柱を略垂直方向に立設保持する支柱保持部本体を有し、
前記支柱保持部本体は、前記支柱の基部が遊嵌して保持される筒状の支柱遊嵌部と、前記支柱遊嵌部の底部に連結される固定部と、前記固定部より地面中に向かって打ち込まれ、前記支柱遊嵌部及び固定部を地面上に固着する杭と、を有して構成され
前記杭は、前記固定部の外周端内側に設けられた筒状の杭打ちガイド部より地面中に打ち込まれ、打ち込まれた杭は前記杭打ちガイド部の側面から挿入された保持具により引き抜き不可とされて保持されると共に、杭引き抜きの際には、前記保持具を杭外周面より離して、杭を杭打ちガイド部内で遊嵌状態とし、杭上端面に設けられたねじ孔を利用して引き抜き可能とした、
ことを特徴とし、
または、
支柱を略垂直方向に立設保持する支柱保持部本体と杭と板状の位置決めプレートとを有し、
前記支柱保持部本体は、前記支柱の基部が遊嵌して保持される筒状の支柱遊嵌部と、前記支柱遊嵌部の底部に連結される固定部を有し、
前記板状の位置決めプレートは、杭貫通孔を有し、
前記杭は、上端部に上方へ向かって突出する雄ねじ部が設けられ、該雄ねじ部の下端部と杭の上端面との境には外側へ張り出す略円状をなす鍔が設けられて前記位置決めプレートの杭貫通孔より地面中に向かって前記鍔が位置決めプレートの上面に接し、位置決めプレートを地面側に押圧接触するまで打ち込み可能とされ、
前記突出した雄ねじ部を前記支柱保持本体の貫通孔に挿通させて、支柱保持本体をセットし、前記雄ねじ部に締結具をねじ込み、杭と位置決めプレートおよび支柱保持部本体とを連結して地面上に支柱保持部本体を固定し、前記支柱遊嵌部内に支柱の基部を遊嵌させて立設固定し、
杭引き抜きの際には、前記雄ねじ部上端面に設けられたねじ孔を利用して引き抜き可能とした、
ことを特徴とし、
または、
前記固定部は、略四角形をなす板状の部材で形成されるほか、三角形状、四角形状以上の多角形状あるいは円状である、
ことを特徴とし、
または、
前記筒状の支柱遊嵌部側面からは該支柱遊嵌部内に遊嵌した支柱を略垂直に保持すべく複数の調節具が支柱遊嵌部内に向かって挿通され、前記支柱を略垂直方向に向けて保持調節する、
ことを特徴とし、
または、
前記筒状をなす支柱遊嵌部には、支柱遊嵌部内部と外部とを連通する水抜き孔が設けられた、
ことを特徴とし、
または、
支柱を略垂直方向に立設保持する支柱保持部本体を有し、
前記支柱保持部本体は、前記支柱の基部が遊嵌して保持される筒状の支柱遊嵌部と、前記支柱遊嵌部の底部に連結される固定部と、前記固定部より地面中に向かって打ち込まれ、前記支柱遊嵌部及び固定部を地面上に固着する杭と、を有し、前記支柱保持部本体を構成する支柱遊嵌部と固定部と杭とは略直線状に一体成形されて構成され、
前記固定部には、杭の先端において、杭と略直角方向に取り付けられ、外側に向かって張り出す張り出し部を有し、該張り出し部の裏面には、前記固定部を杭に強固に取り付けるべく三角形状をなす補強部材が取り付けられ、前記固定部のみならず、固定部の上部に連結された支柱保持部本体並びに支柱保持部本体に保持される支柱をも杭で保持され、
前記杭の打ち込みにより、固定部の裏面が地面に密着するとともに、前記補強部材が地面に食い込み、前記支柱保持部本体の回転を不可とした、
ことを特徴とするものである。
本発明による支柱の立設装置であれば、支柱を立設するに際し、支柱の転倒、沈下防止用の補強材料として、支柱の地中埋設部に水平に取り付けた根かせを使用せずに支柱を略垂直方向に立設でき、また根かせを取り付けて埋設するには充分な掘削面積を確保する必要がなく、また掘削用重機が使用できないほど狭い箇所で、掘削作業は人力のみで行わなければならない場合でも作業時間の大半をその掘削作業に費やす必要がなく、さらには、前記支柱の立設施工後に、支柱の撤去作業が必要となったとき、再び深い箇所まで掘削を行い、支柱の地中埋設部に埋まっている根かせを取り出して支柱を撤去する必要のないとの優れた効果を奏する。
実施例1の支柱保持部本体の構成を説明する説明図である。 実施例1の杭の構成を説明する説明図である。 実施例1の使用状態を示す説明図である。 実施例2の支柱保持部本体の構成を説明する説明図である。 実施例2の杭の構成を説明する説明図である。 実施例2の使用状態を示す説明図である。 実施例3の構成を説明する説明図である。 実施例3使用状態を説明する説明図である。 従来例の構成説明図である。
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
(実施例1)
符号1は、略垂直方向に立設しうる支柱を示す。略垂直方向へ立設される前記支柱1の用途については何ら限定されるものではないが、当該支柱1は、長年にわたり、傾斜することなく略垂直方向に立設保持されていることが要求される。
さらに、支柱1の上端において電線などが架設された場合、あるいは先端に配線箱などが取り付けられた場合には、支柱1の上端においける横方向への引っ張り力に対しても充分に抗することが要求されるものとなる。よって、本発明の支柱の立設装置には、強固な地中埋設部の形成が要求される。
本発明の支柱の立設装置では、前記支柱1を略垂直方向に立設保持する支柱保持部本体2を有している。
ここで、前記支柱保持部本体2は、たとえば、略円柱状をなす支柱1の基部3が遊嵌して保持される略円筒状の支柱遊嵌部4を有する。
前記略円筒状をなす支柱遊嵌部4は、遊嵌する支柱1の径より若干大きい径に形成されており、支柱1の基部3が差し込まれて支柱遊嵌部4に遊嵌したとき、支柱遊嵌部4と、該支柱遊嵌部4内に差し込まれる支柱1の基部3との間には複数枚のスペーサ20が介在されると共に、そのスペーサ20を押圧して支柱1の基部3を固定する支柱固定具9を有している。
まず、前記支柱遊嵌部4には、支柱1の基部3を差し込んで遊嵌状態とするなどして立設作業が開始される。
次いで、差し込んだ支柱1自体の垂直方向立設状態を保持すべく、支柱1と支柱遊嵌部4との間に、スペーサ20を介在させていく。
その後、支柱遊嵌部4の側面から複数の支柱固定具9を螺挿して支柱遊嵌部4の内側に突出させる。
すると、複数の支柱固定具9の先端が支柱遊嵌部4内に介在されたスペーサ20を押圧し、押圧された複数枚のスペーサ20が支柱1の側面を押圧することで強固に支柱1を立設固定することになる。
前記のごとく、この支柱固定具9の螺挿により支柱遊嵌部4内部のスペーサ20が支柱1を締め付け固定する構造としてあり、この内部突出量を調整することにより、たとえ支柱遊嵌部4が略垂直方向に向かって設置されておらず、若干傾いていたとしても、支柱1自体を略垂直方向に向けて立設する様補正することもできる。
さらに、前記支柱遊嵌部4の底部には、略直角方向に連結される固定部5が連結して設けられている。図1から理解されるように、当該固定部5は、略四角形の板状をなして形成され、その四隅部外周端の近傍位置には4つの貫通孔6が設けられている。
本実施例において、前記固定部5は、前記のように略四角形をなす板状の部材で形成されており、貫通孔6が四隅部に4つ設けられているが、この実施例に限定されるものではない。たとえば、三角形状でもかまわないし、四角形状以上の多角形状でもかまわない。さらに、円状であってもかまわない。
なお、4つの貫通孔6の上方には、該貫通孔6の径とほぼ同じ内径の円筒状をなす杭保持具7がおのおの取り付けられており、それら杭保持具7の側面からは前記杭保持具7内に挿入される杭8を固定すべく、杭保持具7の内部に向かって螺挿する杭固定具15が設けられている。
図3に示すように、杭8は、地中16深く打ち込まれるよう長尺に形成されており、本実施例では4本の杭8が各々所定の間隔をあけて地中16深く打ち込まれているため、強固な地中埋設部が形成でき、略垂直方向に支柱1を立設することができるものとなっている。
ここで、支柱1の立設に際しては、前述したように、まず、支柱保持部本体2を所定の支柱1立設位置にセットする。
その際、前記支柱保持部本体2は地面上において略水平位置になるようセットする。そうしないと、立設する支柱1が略垂直方向に立設できないからである。通常水平基準器が用いられ、水平度が計測される。
その後、4つの貫通孔6から杭8を地中16に打ち込む。杭8の打ち込み後は、杭保持具7の側面に取り付けられている杭固定具15を内側にねじ込み、それぞれの杭8を固定する。前記したように、4本の杭8は、それぞれ離間して打ち込まれているため、立設された支柱1は、その上方において、たとえ水平方向への引っ張り力で引っ張られたとしても傾斜することなく充分に抗しうることが確認されている。
次いで、支柱遊嵌部4内に支柱1の基部3を遊嵌させ、支柱1の垂直方向を確認した後、支柱遊嵌部4の側面に取り付けられている支柱固定具9をねじ込み、前記支柱1を略垂直方向に立設して固定するのである。
なお、立設した支柱1の解体に際しては、打ち込んだ杭8の上端面に設けられた雌ねじ部14が使用される。
すなわち、前記雌ねじ部14に、雄ねじを有する引っ張り装置の雄ねじを螺合し、その状態から上方へ引っ張り上げることで簡単に杭を抜くことができる。
(実施例2)
実施例2に示す支柱の立設装置には、実施例1の支柱の立設装置と異なり、板状の位置決めプレート10が構成部品として付加され、これが使用される。
すなわち、実施例2の支柱の立設装置は、図4、図5に示すように、支柱遊嵌部4と固定部5を有する支柱保持部本体2と、位置決めプレート10と杭8とを有して構成されている。
ここで、実施例2での支柱保持部本体2には、実施例1で示される円筒状をなす杭保持具7が設けられておらず、杭8が貫挿する杭貫通孔11が設けられているだけである(図4参照)。
しかし、この杭貫通孔11を貫挿する杭8自体に工夫が施されている。
すなわち、図5から理解されるように、本実施例の杭8の上端部には、上方へ向かって突出する雄ねじ部12が設けられている。そして、前記雄ねじ部12の下端部と杭8の上端面との境には外側へ張り出す略円状をなす鍔13が設けられている。さらに、前記雄ねじ部12の上端面には、杭8の引き抜きの際に利用する雌ねじ部14が実施例1の杭8と同様に設けられている。
ここで、実施例2での支柱の立設状態につき説明すると、まず、位置決めプレート10を支柱設置予定の地面上にセットする。この際、位置決めプレート10はなるべく水平方向にセットできるようにする。この位置決めプレート10が水平方向にセットできないと、これに直角に接続されている支柱遊嵌部4が略垂直方向にセットされず、ひいては支柱1が略垂直方向に立設できないからである。なお、位置決めプレート10は、板状であればよく、その形状は限定されない。
次いで、前記位置決めプレート10に設けられた杭貫通孔11から本実施例の杭8を地中に打ち込む。本実施例の杭8には、前記したように、鍔13が設けられており、この鍔13が位置決めプレート10の上面に接し、この上面から位置決めプレート10を地面側に押圧接触するまで前記杭8を打ち込む。
前記杭8を打ち込んだ後、本実施例での支柱保持部本体2をセットする。すなわち、前記打ち込んだ杭8には鍔13の上方に雄ねじ部12が突出されており、この雄ねじ部12を前記支柱保持部本体2の貫通孔6に挿通させ、前記支柱保持部本体2をセットする。
そして、セット後、前記杭8の雄ねじ部12にナット状をなす締結具17をねじ込み、杭8と位置決めプレート10および支柱保持部本体2とを連結し、地面上に支柱保持部本体2を強固に固定する。
その後、支柱遊嵌部4内に支柱1の基部3を遊嵌させ、支柱1の垂直方向の角度を確認した後、支柱遊嵌部4の側面に取り付けられている支柱固定具9をねじ込み、前記支柱1を略垂直方向に立設して固定するのである。
(実施例3)
図7、図8は本発明の第3実施例を示す。
本実施例において、支柱1を略垂直方向に立設保持する支柱保持部本体2と、固定部5と杭8は略直線状に一体成形されて構成されている。
すなわち、杭8は、1本だけの使用であり、その杭8の上方に支柱保持部本体2と固定部5とが設けられ、全体として略一直線状をなして構成されているのである。
本実施例では、他の実施例1や実施例2と比較し、支柱保持部本体2の構成がシンプルで、部品点数も少ない。しかし、支柱1を1本の杭8で把持しなければならないため、比較的長尺な杭8を用い、地中深く打ち込む必要がある。
また、支柱1についても短い支柱1の立設で、作業が行いづらい狭い箇所での支柱立設に適している。
本実施例での支柱保持部本体2は、図7に示すように、前記支柱1の基部3が遊嵌して保持される筒状の支柱遊嵌部4は、固定部5を介して杭8の先端に連結されて取り付けられている。
ここで、固定部5は、杭8の先端において、杭8と略直角方向に取り付けられ、外側に向かって張り出す張り出し部18を有して構成されている。
さらに、張り出し部18の裏面には、前記固定部5を強固に杭8に取り付けるべく三角形状をなす補強部材19が取り付けられている。これによって、固定部5のみならず、固定部5の上部に連結された支柱保持部本体2並びに支柱保持部本体2に保持される支柱1をも強固に杭8で保持されるものとなる。
実施例3を使用して支柱1を立設するには、支柱保持部本体2の上面側から打ち込み機などで地中に打ち込み、杭8を地中内に打ち込んでいく。
この際、支柱保持部本体2が垂直方向に立設するよう打ち込んでいかなければならない。すなわち、傾斜して杭8を打ち込むと、支柱保持部本体2も傾斜してしまうからである。
そして、図8に示すように、補強部材19が地中内に埋没するまで打ち込む。すると、固定部5の裏面が地面に密着するとともに、前記補強部材19が地面に食い込み、もって強固に立設する支柱1を保持することができる。さらに、補強部材19の地面への食い込みにより、支柱保持部本体2が回転することもない。
杭8の打ち込み後は、支柱遊嵌部4内に支柱1の基部3を遊嵌させ、支柱1の垂直方向を確認した後、支柱遊嵌部4の側面に取り付けられている支柱固定具9をねじ込み、前記支柱1を略垂直方向に立設して固定するのである。
なお、実施例1、実施例2および実施例3において、筒状をなす支柱遊嵌部4の側面下側に、内部の空間と外側を連通する水抜き孔21を設けておくことが好ましい。そしてこの水抜き孔21の大きさや数については何ら限定されない。しかしながら、図1、図4、図7に示すような大きさで、支柱遊嵌部4の側面において対向する位置に2カ所程度設けておくものとする。
この水抜き孔21があれば、支柱遊嵌部4内に水がたまらず、防錆措置を施すことと相まって装置の耐久性を大きく向上させることができる。
1 支柱
2 支柱保持部本体
3 基部
4 支柱遊嵌部
5 固定部
6 貫通孔
7 杭保持具
8 杭
9 支柱固定具
10 位置決めプレート
11 杭貫通孔
12 雄ねじ部
13 鍔
14 雌ねじ部
15 杭固定具
16 地中
17 締結具
18 張り出し部
19 補強部材
20 スペーサ
21 水抜き孔

Claims (6)

  1. 支柱を略垂直方向に立設保持する支柱保持部本体を有し、
    前記支柱保持部本体は、前記支柱の基部が遊嵌して保持される筒状の支柱遊嵌部と、前記支柱遊嵌部の底部に連結される固定部と、前記固定部より地面中に向かって打ち込まれ、前記支柱遊嵌部及び固定部を地面上に固着する杭と、を有して構成され
    前記杭は、前記固定部の外周端内側に設けられた筒状の杭打ちガイド部より地面中に打ち込まれ、打ち込まれた杭は前記杭打ちガイド部の側面から挿入された保持具により引き抜き不可とされて保持されると共に、杭引き抜きの際には、前記保持具を杭外周面より離して、杭を杭打ちガイド部内で遊嵌状態とし、杭上端面に設けられたねじ孔を利用して引き抜き可能とした、
    ことを特徴とする支柱の立設装置。
  2. 支柱を略垂直方向に立設保持する支柱保持部本体と杭と板状の位置決めプレートとを有し、
    前記支柱保持部本体は、前記支柱の基部が遊嵌して保持される筒状の支柱遊嵌部と、前記支柱遊嵌部の底部に連結される固定部を有し、
    前記板状の位置決めプレートは、杭貫通孔を有し、
    前記杭は、上端部に上方へ向かって突出する雄ねじ部が設けられ、該雄ねじ部の下端部と杭の上端面との境には外側へ張り出す略円状をなす鍔が設けられて前記位置決めプレートの杭貫通孔より地面中に向かって前記鍔が位置決めプレートの上面に接し、位置決めプレートを地面側に押圧接触するまで打ち込み可能とされ、
    前記突出した雄ねじ部を前記支柱保持本体の貫通孔に挿通させて、支柱保持本体をセットし、前記雄ねじ部に締結具をねじ込み、杭と位置決めプレートおよび支柱保持部本体とを連結して地面上に支柱保持部本体を固定し、前記支柱遊嵌部内に支柱の基部を遊嵌させて立設固定し、
    杭引き抜きの際には、前記雄ねじ部上端面に設けられたねじ孔を利用して引き抜き可能とした、
    ことを特徴とする支柱の立設装置。
  3. 前記固定部は、略四角形をなす板状の部材で形成されるほか、三角形状、四角形状以上の多角形状あるいは円状である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の支柱の立設装置。
  4. 前記筒状の支柱遊嵌部側面からは該支柱遊嵌部内に遊嵌した支柱を略垂直に保持すべく複数の調節具が支柱遊嵌部内に向かって挿通され、前記支柱を略垂直方向に向けて保持調節する、
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の支柱の立設装置。
  5. 前記筒状をなす支柱遊嵌部には、支柱遊嵌部内部と外部とを連通する水抜き孔が設けられた、
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の支柱の立設装置。
  6. 支柱を略垂直方向に立設保持する支柱保持部本体を有し、
    前記支柱保持部本体は、前記支柱の基部が遊嵌して保持される筒状の支柱遊嵌部と、前記支柱遊嵌部の底部に連結される固定部と、前記固定部より地面中に向かって打ち込まれ、前記支柱遊嵌部及び固定部を地面上に固着する杭と、を有し、前記支柱保持部本体を構成する支柱遊嵌部と固定部と杭とは略直線状に一体成形されて構成され、
    前記固定部には、杭の先端において、杭と略直角方向に取り付けられ、外側に向かって張り出す張り出し部を有し、該張り出し部の裏面には、前記固定部を杭に強固に取り付けるべく三角形状をなす補強部材が取り付けられ、前記固定部のみならず、固定部の上部に連結された支柱保持部本体並びに支柱保持部本体に保持される支柱をも杭で保持され、
    前記杭の打ち込みにより、固定部の裏面が地面に密着するとともに、前記補強部材が地面に食い込み、前記支柱保持部本体の回転を不可とした、
    ことを特徴とする支柱の立設装置。
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