JP3155309U - 支柱垂直取付用ベースプレート - Google Patents

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忠信 大庭
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Abstract

【課題】支柱をベースプレートに簡単容易に垂直に取り付けることができる支柱垂直取付用ベースプレートを提供する。【解決手段】支柱が取り付けられる平板状の金属製のプレート2の中央部分をプレス機械により裏面側から表面側に向けて押し上げられて一体成形される。裏面側から表面側に向けて押し上げられて内部に空洞部分が形成される前後対称及び左右対称な山型状3と、この山型状3の中央に該山型状3の周囲の平坦面部分21に対して垂直な上向きに形成され支柱の下部側が挿入支持される筒状孔5と、山型状3の内部の空洞部分の底面側に配置され支柱の下端が固定される固定プレートとからなる。【選択図】図1

Description

この考案は、ベースプレートに支柱を垂直に取り付ける技術に係り、特に、支柱をベースプレートに簡単容易に垂直に取り付けることができる支柱垂直取付用ベースプレートに関するものである。
図9に示すように、ベースプレート101に支柱102を垂直に取り付けるには、支柱102の下部側面とその周囲のベースプレート表面に4枚のリブ103を円周方向に90度の等間隔で直角に溶接することにより行われている。
しかしながら、一部のリブが直角に取り付けられていない場合、支柱をベースプレートに垂直に取り付けることができず、支柱の下部側面とその周囲のベースプレート表面に4枚のリブを使用して溶接により直角に取り付けるのは非常に面倒で大変であった。
これに加えて、これよりもさらに面倒で大変なのは、リブの溶接により、ベースプレートが溶接歪みを起こして変形するため、この溶接変形を矯正することであった。この矯正作業に最も時間がかかっている。
この考案は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、支柱をベースプレートに簡単容易に垂直に取り付けることができる支柱垂直取付用ベースプレートを提供することにある。
以上の課題を達成するために、請求項1の考案は、支柱が取り付けられる平板状の金属製のプレートの中央部分をプレス機械により裏面側から表面側に向けて押し上げられて一体成形されるものであって、裏面側から表面側に向けて押し上げられて内部に空洞部分が形成され前後対称及び左右対称な山型状と、この山型状の中央に該山型状の周囲の平坦面部分に対して垂直な上向きに形成され支柱の下部側が挿入支持される筒状孔と、山型状の内部の空洞部分の底面側に配置され支柱の下端が固定される固定プレートとからなる手段よりなるものである。
また、請求項2の考案は、支柱が取り付けられる平板状の金属製のプレートの中央部分をプレス機械により裏面側から表面側に向けて押し上げられて一体成形されるものであって、裏面側から表面側に向けて押し上げられて内部に空洞部分が形成され、プレートの周縁方向に対して丸みを帯びた凸状に形成された前後対称な前側傾斜部分及び後側傾斜部分と左右対称な左側傾斜部分及び右側傾斜部分と、プレートの周縁方向に対して丸みを帯びた凹状に形成された前側傾斜部分、後側傾斜部分、左側傾斜部分及び右側傾斜部分と、から平面視において十字型に形成される山型状と、この山型状の中央に該山型状の周囲の平坦面部分に対して垂直な上向きに形成され支柱の下部側が挿入支持される筒状孔と、山型状の内部の空洞部分の底面側に配置され支柱の下端が固定される固定プレートとからなる手段よりなるものである。
また、請求項3の考案は、支柱が取り付けられる平板状の金属製のプレートの中央部分をプレス機械により裏面側から表面側に向けて押し上げられて一体成形されるものであって、裏面側から表面側に向けて押し上げられて内部に空洞部分が形成され、側周面が中央部分に対して斜め上向きに傾斜する略円錐形状に形成される山型状と、この山型状の中央に該山型状の周囲の平坦面部分に対して垂直な上向きに形成され支柱の下部側が挿入支持される筒状孔と、山型状の内部の空洞部分の底面側に配置され支柱の下端が固定される固定プレートとからなる手段よりなるものである。
課題を解決するための手段よりなるこの考案に係る支柱垂直取付用ベースプレートによれば、支柱が取り付けられる平板状の金属製のプレートの中央部分をプレス機械により裏面側から表面側に向けて前後対称及び左右対称な山型状に押し上げると共に、山型状の中央に支柱の下部側が挿入支持される筒状孔を山型状の周囲の平坦面部分に対して垂直な上向きに一体成形して造ることで、従来のような4枚のリブを使用することなく、一体成形されたベースプレートの山型状の中央の垂直な筒状孔に支柱の下部側を挿入して溶接することで、支柱を簡単容易にベースプレートに垂直に取り付けることができる。
即ち、支柱の下部側が挿入支持される筒状孔は山型状の周囲の平坦面部分に対して垂直になるように機械により成形されているため、筒状孔は平坦面部分に対して精度の高い垂直な角度が保証されており、従来のような4枚のリブを手作業によって直角を維持しながら支柱とベースプレートに溶接により取り付ける場合に比べて、ベースプレートに対する支柱の垂直な取り付け作業をより正確に行うことができる。しかも、従来のような4枚のリブを支柱の下部側面とその周囲のベースプレート表面に垂直に溶接して取り付けるという非常に面倒で大変な作業を回避することができると共に、溶接を伴わないので従来のようなリブの溶接による溶接歪みを生じることがなく、時間が最もかかる溶接歪みの矯正作業を全く不要にでき、支柱のベースプレートへの垂直な取り付け作業の作業能率を飛躍的に高めることができる等、極めて実用的有益なる効果を奏するものである。
この考案を実施するための形態を示す支柱垂直取付用ベースプレートの斜視図である。 この考案を実施するための形態を示す支柱垂直取付用ベースプレートの左半分側面図及び右半分側断面図である。 この考案を実施するための形態を示す支柱垂直取付用ベースプレートの内部底面側の一部切り欠き斜視図である。 この考案を実施するための形態を示す他例の支柱垂直取付用ベースプレートの斜視図である。 この考案を実施するための形態を示す他例の支柱垂直取付用ベースプレートの左半分側面図及び右半分側断面図である。 この考案を実施するための形態を示す固定プレートと支柱の一部分解斜視図である。 この考案を実施するための形態を示す他例の固定プレートと支柱の斜視図である。 (A)〜(D)はこの考案を実施するための形態を示す筒状孔と支柱と取り付け状態の斜視図である。 従来説明図である。
以下、図面に記載の考案を実施するための形態に基づいて、この考案をより具体的に説明する。
図1〜図8において、支柱垂直取付用ベースプレート1は、支柱aが取り付けられる平板状の金属製のプレート2の中央部分をプレス機械により裏面側2bから表面側2aに向けて押し上げられて一体成形されるものであって、裏面側2bから表面側2aに向けて押し上げられて形成され前後対称及び左右対称な山型状3(図1〜図3参照)又は山型状4(図4〜図5参照)と、この山型状3又は山型状4の中央に該山型状3又は山型状4の周囲の平坦面部分21に対して垂直な上向きに形成され支柱aの下部が挿入支持される筒状孔5と、山型状3の内部の空洞部分3aの底面側に配置され支柱aの下端が固定される空洞内部取付用の固定プレート31、或いは山型状3の空洞部分3aの底面側又は山型状4の内部の空洞部分4aの底面側に配置され支柱aの下端が固定される固定プレート6から構成されている。このうち、山型状3の底面側には空洞内部取付用の固定プレート31又は固定プレート6の何れかが取り付けられ、山型状4の底面側には空洞内部用の固定プレート6のみが取り付けられる。
支柱垂直取付用ベースプレート1は、支柱aが取り付けられる平板状の金属製のプレート2の中央部分をプレス機械により裏面側2bから表面側2aに向けて山型状3又は山型状4に押し上げると共に、山型状3又は山型状4の中央に支柱aの下部が挿入支持される筒状孔5を山型状3又は山型状4の周囲の平坦面部分21に対して垂直な上向きに一体成形して造ることで、従来のような4枚のリブを使用することなく、一体成形されたベースプレート1の山型状3又は山型状4の中央の垂直な筒状孔5に支柱aの下部側を挿入して溶接することで、支柱aを簡単容易にベースプレート1に垂直に取り付けることができる特徴を備えている。
支柱垂直取付用ベースプレート1は、平面から見て、方形状の例えば正方形の形状を有している。支柱垂直取付用ベースプレート1を構成するプレート2は金属製の例えば鋼板が使用される。使用されるプレート2のサイズは、幅及び長さが例えば200〜1000mm程度で、厚みが例えば2.3〜10mm程度で、プレス機械で成形し易い幅、長さ及び厚みを有しているが、このサイズに限定されないのは勿論である。
プレート2の中央部分には、プレス機械によりプレート2の裏面側2bから表面側2aに向けて押し上げ成形して前後対称及び左右対称な山型状3又は山型状4が形成されている。そして、プレート2の裏面側2bが押し上げられて形成された山型状3の内部には空洞部分3aが形成されている。同様にプレート2の裏面側2bが押し上げられて形成された山型状4の内部には空洞部分4aが形成されている。この空洞部分3a又は空洞部分4aには支柱aの下部側が挿入される。
中央部分に山型状3又は山型状4が形成されたプレート2は、山型状3又は山型状4の裾野に連なるその周囲が平坦面部分21から構成されている。平坦面部分21の外周縁は例えば正方形になっている。平坦面部分21の正方形の4つの角部分には、プレート2を図示しない固定部分に固定するための例えばボルトまたはリベット等の取付孔22がそれぞれ形成されている。
このうち、図1〜図3に示す前後対称及び左右対称な山型状3は、前側傾斜部分32、後側傾斜部分33、左側傾斜部分34、右側傾斜部分35から形成されている。この山型状3の前側傾斜部分32、後側傾斜部分33、左側傾斜部分34、右側傾斜部分35の4箇所の傾斜角度は、図面では例えば60度程度あって、同じ角度の傾斜に形成されて、周囲の平坦面部分21から中央に向かって盛り上がっている。
これら山型状3の前側傾斜部分32、後側傾斜部分33、左側傾斜部分34及び右側傾斜部分35は、プレート2の周縁方向に対して丸みを帯びた凸状に形成されて、山型状3の裾野部分となる平坦面部分21からその凸状の丸みが徐々に大きくなりながら上方の中央の筒状孔5の外周側に向かって形成されている。
山型状3の前側傾斜部分32と左側傾斜部分34との間となる前左側中間傾斜部分36は、前側傾斜部分32と左側傾斜部分34の傾斜角度より急傾斜に形成され、叉プレート2の周縁方向に対して丸みを帯びた凹状に形成されて、山型状3の裾野部分となる平坦面部分21からその凹状の丸みが徐々に小さくなりながら上方の中央の筒状孔5の外周側に向かって形成されている。
前側傾斜部分32と右側傾斜部分35との間となる前右側中間傾斜部分37は、前側傾斜部分32と右側傾斜部分35の傾斜角度より急傾斜に形成されている。同様に後側傾斜部分33と左側傾斜部分34との間となる後左側中間傾斜部分38は、後側傾斜部分33と左側傾斜部分34の傾斜角度より急傾斜に形成され、また、後側傾斜部分33と右側傾斜部分35との間となる後右側中間傾斜部分39も、後側傾斜部分33と右側傾斜部分35の傾斜角度より急傾斜に形成されている。
さらに、前右側中間傾斜部分37、後左側中間傾斜部分38及び後右側中間傾斜部分39(図では筒状孔5の影になって隠れている部分)は、前左側中間傾斜部分36とそれぞれ同様に、プレート2の周縁方向に対して丸みを帯びた凹状に形成されて、山型状3の裾野部分となる平坦面部分21からその凹状の丸みが徐々に小さくなりながら上方の中央の筒状孔5の外周側に向かって形成されている。
以上のような各傾斜部分から構成される山型状3は、プレート2の周縁方向に対して丸みを帯びた凸状の前側傾斜部分32、後側傾斜部分33、左側傾斜部分34及び右側傾斜部分35と、それぞれの間に交互に形成されたプレート2の周縁方向に対して丸みを帯びた凹状の前左側中間傾斜部分36、前右側中間傾斜部分37、後左側中間傾斜部分38及び後右側中間傾斜部分39とにより、平面からみて、十字型に形成されている。
また、山型状3の裾野に連なるその周囲の平坦面部分21の周縁には、その平面形状である正方形の中心を通り向かい合う一組の両周辺に平行な直線方向の両周縁に、位置合せ用の位置合わ凸部3cが上向きに半円筒状にそれぞれ形成されている。図面では各位置合わ凸部3cは前側傾斜部分32と後側傾斜部分33の下部側にそれぞれ連接している。位置合わ凸部3cは後述する固定プレート6の水抜き路64の凸状の外周側に上側から係合して、上側の山型状3のプレート2は下側の固定プレート6に所定の上下位置で重ね合って装着される。
プレート2の周縁方向に対して丸みを帯びた凹状に形成された前左側中間傾斜部分36、前右側中間傾斜部分37、後左側中間傾斜部分38及び後右側中間傾斜部分39は、山型状3の内部の空洞部分3aに対して逆の丸みを帯びた凸状になっている。そして、山型状3の底面側に空洞内部取付用の固定プレート31が取り付けられる場合には、内部の空洞部分3aの凸状の内部裾野部分3bで、支柱aの下端側が中央の孔部分31aに溶接される正方形の空洞内部取付用の固定プレート31の4周辺を4方向から挟んで、固定プレート31が前後左右にずれるのを阻止する。これにより空洞内部取付用の固定プレート31は固定され、この固定を通じて空洞内部取付用の固定プレート31に下端側が溶接された支柱aが垂直状態から傾くのが防止される。
また、図4〜図5に示す前後対称及び左右対称な山型状4は、下部の一部を除く大半の側周面42が中央部分に対して斜め上向きに傾斜する円錐形状に形成されている。この山型状4の円錐形状の側周面42の傾斜角度は、図面では例えば45度程度の傾斜に形成されている。側周面42は周囲の平坦面部分21から僅かに円柱形状に立ち上がった後、円錐形状に傾斜して中央に向かって盛り上がっている。
下部の一部を除く大半が円錐形状に形成された側周面42には、その周方向に90度の等間隔で、長円形状の補強突起面43が形成されている。補強突起面43は内部の空洞部分4aから外側に向けて突起している。円錐形状の表面の一部を突起させることによって山型状5の曲げ剛性の強度が高められている。長円形状の補強突起面43は、山型状の中央から該山型状の周囲の平坦面部分に向けて、つまり平面からみて中心からその周辺に向けて十字状の方向に向けて延びている。
また、山型状4の裾野に連なるその周囲の平坦面部分21の周縁には、その平面形状である正方形の中心を通り向かい合う一組の両周辺に平行な直線方向の両周縁に、位置合せ用の位置合わ凸部4cが上向きに半円筒状にそれぞれ形成されている。各位置合わ凸部4cは山型状4の円周縁下部側にそれぞれ連接している。位置合わ凸部4cは後述する固定プレート6の水抜き路64の凸状の外周側に上側から係合して、上側の山型状4のプレート2は下側の固定プレート6に所定の上下位置で重ね合って装着される。
山型状3の内部の空洞部分3aの底面側又は山型状4の内部の空洞部分4aの底面側に配置される固定プレート6は、その周縁が平面からみて、山型状3、山型状4の周囲の平坦面部分21の例えば正方形の外周縁に合致する正方形に形成されていて、この正方形の4つの角部分には、プレート2の4つの角部に形成された取付孔22に合致する取付孔61がそれぞれ形成されている。固定プレート6の周縁側表面は取り付け時にはその上側の山型状3、山型状4の周囲の平坦面部分21の下面に重ね合い密着して取り付けられる。
山型状3の内部の空洞部分3aの底面側又は山型状4の内部の空洞部分4aの底面側に配置される固定プレート6の中央には、支柱aの下端がボルトナットまたはリベット等を用いて(図6参照)或いは溶接によって(図7参照)一体化されて取り付けられる。
ボルトナットまたはリベット等を用いて取り付けられる場合(図6参照)には、固定プレート6の中央には支柱aの下端側が挿入される円形筒孔62が形成され、円形筒孔62の周縁は上向きに折曲されて立ち上がって筒状の側周面になっている。この円形筒孔62の側周面には直径方向の向かい合う2箇所にボルトまたはリベット等の取付孔62aが形成されている。
この円形筒孔62に挿入される支柱aにも、取付孔62aに対応する箇所に同様の取付孔が形成され、叉取付孔が形成された箇所の支柱aの内部にはボルトまたはリベット等による取り付け時には例えば円筒状のスリーブbが直径方向に入れられ、ボルトまたはリベット等はこのスリーブb内を貫通する。スリーブbはボルトまたはリベット等による締め付け時に支柱aの下端側が変形するのを防ぐ機能を果たす。
溶接によって(図7参照)固定されて取り付けられる場合は、固定プレート6の中央には支柱aの下端側が装着される円形孔63が形成され、円形孔63に支柱aを装着してその周囲を溶接することで支柱aを固定している。
また、固定プレート6には、その平面形状である正方形の中心を通り向かい合う一組の両周辺に平行な直線方向の両周縁に、位置合せと水抜き通路を兼ねる上向きに半円筒状の水抜き路64がそれぞれ形成されている。この水抜き路64の凸状の外周側には、山型状3が形成されたプレート2の周縁に形成された前記の位置合わ凸部3c又は山型状4が形成されたプレート2の周縁に形成された前記の位置合わ凸部4cの内周側が係合して、上側のプレート2は下側の固定プレート6と所定の上下位置で重ね合って装着される。固定プレート6の周縁の反対側の水抜き路64の端部には水抜き孔64aが形成されている。山型状3の内部の空洞部分3a又は山型状4の内部の空洞部分4aに流入した雨水などは固定プレート6のこの水抜き孔64a及び水抜き路64を流れて外部に排出される。
支柱aの下部側が挿入支持される筒状孔5は、山型状3又は山型状4の盛り上がった中央に、上向きに少し延びる状態で一体成形されている。筒状孔5は上向きに少し延びる状態に形成されることにより、挿入した支柱aが傾くのが防がれる。筒状孔5は山型状3又は山型状4の裾野の平坦面部分21に対して垂直になるように形成されている。これにより、筒状孔5に下部側が挿入支持される支柱aは、平坦面部分21を通じてプレート2に対して垂直に取り付けられることになる。
筒状孔5の内径は支柱aの下部側の外径と同じ或いは非常に僅かに大きく、支柱aの下部側が挿入できると共に挿入した支柱aの下部側との間に隙間がないようになっていて、その隙間によって支柱aが傾かないように考慮されている。筒状孔5は例えば円筒状孔(図8(A)(B)参照)或いは平面視で正方形の角型筒状孔(図8(C)(D)参照)に形成されている。
また、挿入された支柱aと筒状孔5とは、支柱aがボルトナットまたはリベット等(図8(A)(C)参照)を用いて或いは溶接(図8(B)(D)参照)によって一体化される。挿入された支柱aと筒状孔5とが溶接(図8(B)(D)参照)によって一体化される場合は、筒状孔5の上端周縁の周囲を溶接することで一体化される。
ボルトナットまたはリベット等(図8(A)(C)参照)を用いて取り付けられる場合には、筒状孔5の側周面には直径方向の向かい合う2箇所にボルトまたはリベット等の取付孔51が形成されている。同様にこの筒状孔5の挿入部分に位置する支柱aにも、取付孔51に対応する箇所に同様の取付孔が形成され、叉取付孔が形成された箇所の支柱aの内部にはボルトまたはリベット等による取り付け時には例えば円筒状のスリーブbが直径方向に入れられ、ボルトまたはリベット等はこのスリーブb内を貫通する。スリーブbはボルトまたはリベット等による締め付け時に支柱aの下端側が変形するのを防ぐ機能を果たす。
そして、図1〜図3に示す筒状孔5の下部側の周囲は、前記の山型状3の前側傾斜部分32、後側傾斜部分33、左側傾斜部分34及び右側傾斜部分35の上端側と、並びに、前左側中間傾斜部分36、前右側中間傾斜部分37、後左側中間傾斜部分38及び後右側中間傾斜部分39の上端側とに、それぞれ一体的に連接している。また、図4〜図5に示す筒状孔5の下部側の周囲は、前記の山型状4の円錐形状の側周面の上部側にそれぞれ一体的に連接している。
次に、上記考案を実施するための形態の構成に基づく使用方法について以下説明する。
先ず、支柱垂直取付用ベースプレート1は、支柱aが取り付けられる平板状の金属製のプレート2の中央部分をプレス機械により裏面側2bから表面側2aに向けて前後対称及び左右対称な山型状3又は山型状4に押し上げると共に、山型状3又は山型状4の中央に支柱aの下部側が挿入支持される筒状孔5が山型状3又は山型状4の周囲の平坦面部分21に対して垂直な上向きに一体成形して造られる。
以上のようにして製造された支柱垂直取付用ベースプレート1に支柱aを取り付けるには、支柱aの下部側をプレート2の山型状3又は山型状4の中央に形成された筒状孔5の上方から挿入する。挿入した支柱aの下部側を山型状3の内部の空洞部分3a又は山型状4の内部の空洞部分4aを挿通させて、空洞部分3a又は空洞部分4aから支柱aの下端側を突出させる。突出させた支柱aの下端に空洞内部取付用の固定プレート31又は固定プレート6を取り付ける。
空洞内部取付用の固定プレート31を取り付ける場合には、空洞内部取付用の固定プレート31の中央に形成された孔部分31aに支柱aの下端を差し込んでその周囲を溶接して固着する。また、固定プレート6を取り付ける場合には、固定プレート6の中央に形成された円形筒孔62に支柱aの下端を差し込んでボルトナットまたはリベット等で固定し、或いは固定プレート6の中央に形成された円形孔63の周囲を溶接して固定する。
そして、空洞内部取付用の固定プレート31の場合にあっては、下端に空洞内部取付用の固定プレート31が固着された支柱aを山型状3の内部の空洞部分3aに向けて押し返すと、空洞内部取付用の固定プレート31の4周辺の一部が空洞部分3aの内部裾野部分3bに当接する。当接した後、図8(A)(C)に図示するように筒状孔5とその位置にある支柱aの側周面とにそれぞれ形成された取付孔にボルトまたはリベット等を挿通しこれをナットで締め付けて固定する。このとき、支柱aの内部に補強用のスリーブbを入れる。或いは図8(B)(D)に図示するように筒状孔5の上端周縁とその位置にある支柱aの側周面とを溶接して固定する。さらに当接した空洞内部取付用の固定プレート31の4周辺の一部と空洞部分3aの内部裾野部分3bとを溶接する。
また、固定プレート6の場合にあっては、山型状3又は山型状4が形成されたプレート2を支柱aが取り付けられている固定プレート6の上から重ねるように取り付けると、固定プレート6の周辺の表面に平坦面部分21の裏面側2bが当接する。当接した後、図8(A)(C)に図示するように筒状孔5とその位置にある支柱aの側周面とにそれぞれ形成された取付孔にボルトまたはリベット等を挿通しこれをナットで締め付けて固定する。このとき、支柱aの内部に補強用のスリーブbを入れる。或いは図8(B)(D)に図示するように筒状孔5の上端周縁とその位置にある支柱aの側周面とを溶接して固定する。
以上のような作業手順により、簡単容易にしかも非常に面倒で大変な溶接歪みの矯正作業などを伴うことなく支柱垂直取付用ベースプレート1に支柱aを垂直に取り付けることができる。
なお、この考案は上記考案を実施するための形態に限定されるものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
1 支柱垂直取付用ベースプレート
2 プレート
2a 表面側
2b 裏面側
21 平坦面部分
22 取付孔
3 山型状
3a 空洞部分
3b 内部裾野部分
3c 位置合わ凸部
31 固定プレート
31a 孔部分
32 前側傾斜部分
33 後側傾斜部分
34 左側傾斜部分
35 右側傾斜部分
36 前左側中間傾斜部分
37 前右側中間傾斜部分
38 後左側中間傾斜部分
39 後右側中間傾斜部分
4 山型状
4a 空洞部分
4b 内部裾野部分
4c 位置合わ凸部
42 側周面
43 補強突起面
5 筒状孔
51 取付孔
6 固定プレート
61 取付孔
62 円形筒孔
62a 取付孔
63 円形孔
64 水抜き路
64a 水抜き孔
a 支柱
b スリーブ

Claims (6)

  1. 支柱が取り付けられる平板状の金属製のプレートの中央部分をプレス機械により裏面側から表面側に向けて押し上げられて一体成形されるものであって、裏面側から表面側に向けて押し上げられて内部に空洞部分が形成され前後対称及び左右対称な山型状と、この山型状の中央に該山型状の周囲の平坦面部分に対して垂直な上向きに形成され支柱の下部側が挿入支持される筒状孔と、山型状の内部の空洞部分の底面側に配置され支柱の下端が固定される固定プレートとからなることを特徴とする支柱垂直取付用ベースプレート。
  2. 支柱が取り付けられる平板状の金属製のプレートの中央部分をプレス機械により裏面側から表面側に向けて押し上げられて一体成形されるものであって、裏面側から表面側に向けて押し上げられて内部に空洞部分が形成され、プレートの周縁方向に対して丸みを帯びた凸状に形成された前後対称な前側傾斜部分及び後側傾斜部分と左右対称な左側傾斜部分及び右側傾斜部分と、プレートの周縁方向に対して丸みを帯びた凹状に形成された前側傾斜部分、後側傾斜部分、左側傾斜部分及び右側傾斜部分と、から平面視において十字型に形成される山型状と、この山型状の中央に該山型状の周囲の平坦面部分に対して垂直な上向きに形成され支柱の下部側が挿入支持される筒状孔と、山型状の内部の空洞部分の底面側に配置され支柱の下端が固定される固定プレートとからなることを特徴とする支柱垂直取付用ベースプレート。
  3. 支柱が取り付けられる平板状の金属製のプレートの中央部分をプレス機械により裏面側から表面側に向けて押し上げられて一体成形されるものであって、裏面側から表面側に向けて押し上げられて内部に空洞部分が形成され、側周面が中央部分に対して斜め上向きに傾斜する略円錐形状に形成される山型状と、この山型状の中央に該山型状の周囲の平坦面部分に対して垂直な上向きに形成され支柱の下部側が挿入支持される筒状孔と、山型状の内部の空洞部分の底面側に配置され支柱の下端が固定される固定プレートとからなることを特徴とする支柱垂直取付用ベースプレート。
  4. 筒状孔は円筒状孔からなる請求項1、請求項2又は請求項3の何れかに記載の支柱垂直取付用ベースプレート。
  5. 筒状孔は平面視が正方形の角形筒状孔からなる請求項1、請求項2又は請求項3の何れかに記載の支柱垂直取付用ベースプレート。
  6. 山型状の略円錐形状の側周面には周方向に90度の等間隔で山型状の中央から該山型状の周囲の平坦面部分に向けて長円形状の補強突起面が形成されている請求項3に記載の支柱垂直取付用ベースプレート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016153560A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 四国化成工業株式会社 門柱及びこの門柱を備えた門扉
JP2018035578A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 東日本旅客鉄道株式会社 支柱の立設装置

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