JP6257210B2 - 杭設置用治具及び杭設置方法 - Google Patents
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Description
なお、上記の治具は、地盤に対して取り外し可能に構成されているため、杭の設置が完了した後には取り外されて次回以降の杭設置作業時に再利用される。このように治具が再利用可能な構成とすることで、より容易に治具を調達することが可能となり、さらに、杭設置に掛かるコストを抑えることが可能となる。
また、治具本体をなす材料として金属棒体、例えば、鉄筋コンクリート有孔梁の補強金具を利用すれば、施工現場での治具の調達がより容易となる。
上記の構成であれば、本発明の効果がより有意義なものとなる。すなわち、発明が解決しようとする課題の項で説明したように、地盤に挿入穴を穿ち当該挿入穴に杭を挿入する工法は、杭として鋼管杭を用いる場合に特に有効な工法である。かかる工法において本発明の杭設置用治具を利用すれば、上記の工法において挿入孔に挿入した鋼管杭の位置ずれが抑制されるので、上記の工法における不具合を回避することが可能となり、その結果、鋼管杭を用いる利点を活かしつつ適切に当該鋼管杭を設置することが可能となる。
上記の構成であれば、治具に係止されるために杭側に設けられる部分(すなわち、被係止部)が着脱自在となっているため、治具と同様、杭の設置が完了した後には取り外されて次回以降の杭設置作業時に再利用される。このように被係止部が再利用可能な構成となることで、被係止部を本来備えていない杭に対しても本発明を適用することが可能となり、杭設置に掛かるコストをより一層抑えることが可能となる。
上記の構成であれば、治具が有する係止面(具体的には、通過穴周りの部分の上端面)が水平面となっており、かかる係止面に、杭側の被係止面(具体的には、円弧状部材や筒状部材の一端面)である平坦面が係止されるので、係止状態を良好に持続させることが可能となる。これにより、挿入穴に挿入された杭の位置ずれをより効果的に抑制することが可能となる。
上記の構成であれば、挿入穴に挿入された杭を所定の姿勢にて所定の位置に位置決めした後に、上記の杭の位置を水平方向において微調整することが可能となる。これにより、杭の設置位置に関する精度をより高めることが可能となる。
上記の構成であれば、本発明の効果がより有意義に発揮されることとなる。具体的に説明すると、複数の太陽光発電パネルを互いに列状に並べたシステム、すなわち、メガソーラーでは太陽光発電パネルが密集するので、各パネルを支持する杭の位置精度が特に重要となる。したがって、本発明により杭の位置ずれを抑制する効果がより有意義に発揮されることになる。
また、各パネルを支持する杭を複数設置する際に、一部の杭に対して共通の治具を使用する(分かり易く言うと、杭間で治具を使い回す)ことにより、杭設置に掛かるコストを抑えることが可能となる。
上記の方法によれば、上述した治具を用いることにより、挿入穴に挿入した杭について所定の姿勢を保ちながら所定の位置に位置決めしておくことが可能となるので、杭を精度よく設置することが可能となる。また、上記の治具は、地盤に対して取り外し可能に構成されているため、杭の設置が完了した後には取り外されて次回以降の杭設置作業時に再利用すれば、治具の調達が容易になり、杭設置に掛かるコストも抑えられるようになる。
上記のケースでは、本発明の効果がより有意義に発揮されることとなる。すなわち、杭を挿入する挿入穴のサイズが大きいほど杭の位置ずれが生じ易くなる。一方で、仮に穴サイズが大きくなっているとしても本発明の工法を用いることで杭の位置ずれを抑制し、杭を精度よく設置することが可能となる。
以上のような効果により、例えば、鋼管杭を地盤に設置する場合に本発明を適用すれば、上記の鋼管杭を精度よく設置することが可能となる。また、複数の太陽光発電パネルが密集状態で配置される場合に本発明を適用すれば、複数の杭の各々を精度よく設置することが可能となるので、各杭に支持される太陽光発電パネルは、たとえ密集状態で配置されることとしても所定位置に精度よく配置することが可能となる。さらに、杭間で治具を使い回すことが可能であるので、太陽光発電パネルの据付工事に掛かるコストを抑えることが可能となる。
なお、本実施形態について具体的に説明するにあたり、以下では、所定の敷地に多数の太陽光発電パネルを据え付ける工事、すなわち、メガソーラーの建設工事を例に挙げて説明することとする。換言すると、以下の事例では、太陽光発電パネルが本発明の構造物の一例として取り挙げられ、特に、太陽光発電パネルを支持する杭の設置工事について説明する。なお、本発明は、メガソーラーの建設工事に限定して適用されるものではなく、杭を設置するために地盤に挿入穴H(例えば、図6や7参照)を穿ち当該挿入穴Hに杭を挿入するものである限り、他の構造物を支持する杭の設置工事に対しても適用可能である。
本実施形態に係る治具1は、本発明の杭設置用治具の一例であり、図2に示す略台型の部品であり、主として金属棒体、より具体的には鉄筋部材からなる。
また、杭Pを挿入穴Hに挿入するにあたり、杭Pの所定位置に万力10をクランプさせて杭Pの外周面に取り付ける。なお、万力10のクランプ位置については、杭Pの挿入穴Hへの挿入量(正規の挿入量)、及び、治具1の利用時における治具本体3のレベル(地盤からの高さ)に基づいて決定され、具体的には、上記の挿入量に相当する長さと、上記のレベルに相当する長さとを合算した長さ分だけ杭Pの先端から離れた位置をクランプ位置に設定する。
2 治具脚部、3 治具本体
4 通過穴、5 環状部
6 環状部
10 万力、11 一端面
12 スリーブ、13 位置調整ネジ、14 一端面
H 挿入穴
P 杭
Claims (8)
- 構造物支持用の杭を地盤に形成された挿入穴に挿入して設置する際に用いられる杭設置用治具であって、
地盤に対して取り外し自在に配置される治具脚部と、
該治具脚部により支えられ、環状部を形成するように折り曲げられた金属棒体によって構成されており、前記杭設置用治具の利用時には前記挿入穴の上方に位置する治具本体と、
該治具本体に形成され、前記環状部の内側に位置し、前記杭が前記挿入穴に挿入される際に通過する通過穴と、を備え、
前記治具脚部は、前記治具本体中、前記通過穴を取り囲む部分の上端面が水平となるように地盤上に置かれ、
前記治具本体は、前記通過穴への前記杭の挿入量が予め設定された量に達した時点で、前記杭の外周面に取り付けられた被係止部が前記上端面に係止されることで前記挿入量を規制することを特徴とする杭設置用治具。 - 前記杭設置用治具は、鋼管によって構成される前記杭を設置する際に用いられることを特徴とする請求項1に記載の杭設置用治具。
- 前記治具本体は、前記杭に嵌め込まれることで前記杭の外周面に対して着脱自在に取り付けられた円弧状部材又は筒状部材が前記上端面に係止されることで前記挿入量を規制することを特徴とする請求項2に記載の杭設置用治具。
- 前記上端面は、前記円弧状部材又は前記筒状部材が有する平坦面と当接することで、前記円弧状部材又は前記筒状部材を係止することを特徴とする請求項3に記載の杭設置用治具。
- 前記治具本体は、前記杭の外周面の一部を囲んだ状態で取り付けられた前記筒状部材が前記上端面に係止されることで前記挿入量を規制し、
前記筒状部材に形成されている貫通孔と嵌合したネジの、前記筒状部材の内側への突出量を調整することで、前記挿入量が規制された状態にある前記杭の水平位置が調整可能となっている場合に、前記通過穴は、前記杭の前記水平位置の調整範囲よりも広く形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の杭設置用治具。 - 前記杭設置用治具は、互いに列状に並ぶ複数の太陽光発電パネルを、架台を介して支持する複数の前記杭を設置する際に用いられ、
複数の前記杭のうち、一部の前記杭に対して共通の前記杭設置用治具が用いられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の杭設置用治具。 - 構造物支持用の杭を地盤に形成された挿入穴に挿入して設置するための杭設置方法であって、
地盤に対して取り外し自在に配置される治具脚部と、該治具脚部により支えられ、環状部を形成するように折り曲げられた金属棒体によって構成された治具本体と、該治具本体に形成されており前記環状部の内側に位置した通過穴と、を備える杭設置用治具を地盤上に載置するステップと、
前記杭を前記通過穴に通してから前記挿入穴に挿入するステップと、
前記挿入穴のうち、前記杭が配置された空間以外の空間に固化剤を充填するステップと、を有し、
前記杭設置用治具を地盤上に載置するステップでは、前記治具本体が前記挿入穴の上方に位置し、かつ、前記治具本体中、前記通過穴を取り囲む部分の上端面が水平となるように前記治具脚部を地盤上に置き、
前記杭を前記通過穴に通してから前記挿入穴に挿入するステップでは、前記通過穴への前記杭の挿入量が予め設定された量に達した時点で、前記杭の外周面に取り付けられた被係止部を前記上端面に係止させることで前記挿入量を規制することを特徴とする杭設置方法。 - 地盤を掘削して前記杭の外周面よりも外縁が広い開口を有する前記挿入穴を形成するステップを更に有することを特徴とする請求項7に記載の杭設置方法。
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