JP3779201B2 - 構真柱の建込方法およびその保持治具 - Google Patents

構真柱の建込方法およびその保持治具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は構真柱の建込方法およびその保持治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、場所打ちコンクリート杭への構真柱の建込は、図4の(1)に示すように、ケーシング15の頭部に設置した建入用架台16によって行われていた。これは建入用架台16によって構真柱17を、精度を確保してコンクリート杭18に建て込んだ後に、前記建入用架台16を撤去してケーシング15内に埋め戻し土19を投入していた。そして、この埋め戻し土19の投入時における偏土圧によって倒れた構真柱17の建入直しを、同図の(2)および(3)の方法でおこなっていた。前記(2)は歪みワイヤー20とレバーブロック(登録商標)21とを使用するものであり、(3)は反力コンクリート22とジャッキ23とを使用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような構真柱の建込方法は、一旦確保した建込精度を、コストと時間をかけて再度確保しなければならず、しかもレバーブロック(登録商標)やジャッキでは元の建込精度を確保することが困難で、かつ反力コンクリートの構築や解体にも非常に手間がかかった。
【0004】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単かつ安価な方法で建込精度が確保できる構真柱の建込方法およびその保持治具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための本発明の構真柱の建込方法の要旨は、地表から突出したケーシングの頭部を中心位置にして建入用架台を設置し、該建入用架台によってケーシング内のコンクリート杭に構真柱を精度良く建て込み、ケーシングの上面を跨ぐようにしてケーシングの固定具にスライドアームをスライド自在に対向設置し、このスライドアームの側面における直角の保持部材で、前記建込精度を確保したままで構真柱の対角部を挟むようにして保持した後、前記建入用架台を撤去してケーシング内に埋め戻し土を投入することを特徴とする。
【0006】
また構真柱の保持治具の要旨は、ケーシングの上面を跨ぐようにしてケーシングの固定具にスライド自在に対向設置されるスライドアームと、該スライドアームの側面に取り付けられた構真柱の対角部に設置される直角の保持部材とからなることを特徴とする。
【0007】
構真柱を保持治具でケーシングに固定することにより、埋め戻し土をケーシング内に投入しても、建入用架台で確保した構真柱の建込精度を保持することができる。
【0008】
ケーシングに構真柱を簡単に固定できる保持治具を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構真柱の建込方法(以下建込方法という)および構真柱の保持治具(以下保持治具という)の実施の形態を図面に基づいて説明する。はじめに保持治具について説明し、その後この保持治具を使用した建込方法について説明する。また各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成にのみ異なった符号を付して説明する。
【0010】
図1は第1の実施の形態の保持治具1を示したものである。この保持治具1はケーシング2に固定される固定具3と、該固定具3にスライド自在に取り付けられたスライドアーム4と、該スライドアーム4に取り付けられた保持部材5とから構成されている。前記固定具1は、同図の(2)に示すように、U字形の挟持具6と、該挟持具6の上に台座7を介して設けたガイド環8とからなり、それぞれ締付ボルト9を備えている。前記ガイド環8にはスライドアーム4がスライド自在に挿入され、このスライドが締付ボルト9で固定される。このスライドアーム4の先端には直角の保持部材5が設けられ、これが角部に設置されて構真柱10を保持する。よって保持治具1は、図に示すように、固定具3でケーシング2に固定されて、保持部材5で構真柱10を保持するようになっている。
【0011】
図2は第2の実施の形態の保持治具11を示したものである。この保持治具11はケーシング2に固定される2個の固定具3にガイド環8が回転自在に取り付けられ、これらのガイド環8の間にスライドアーム4が、図2に示すように、ケーシングの上面を跨ぐようにしてスライド自在に対向設置され、このスライドアーム4の側面に保持部材5が設けられたものであり、これ以外は前記の保持治具1と同じ構成である。よって保持治具11は、2個の固定具3でケーシング2に固定されて、対角部を保持部材5で挟むようにして構真柱10を保持している。
【0012】
以下、第1の実施の形態の保持治具1を使用した構真柱の建込方法について説明する。はじめに、図3に示すように、ケーシング2の頭部を中心位置にして建込用架台12を設置する。次に、この建込用架台12によって構真柱10を精度良くコンクリート杭13に建て入れる。このとき構真柱10の建込精度は良い状態で確保されている。次に、この建込用架台12を設置したままで保持治具1をケーシング2に取り付けて構真柱10を前記の建込精度のままで保持する。次に、建込用架台12をケーシング2の頭部から撤去した後、ケーシング2内に埋め戻し土14を投入するが、構真柱10が前記の建込精度を確保したまま、すなわち建込精度を狂わことなく保持されている。次に、前記のコンクリート杭13が硬化した後に、ケーシング2から保持治具1を撤去するが、この保持治具1を撤去しても構真柱10は精度良くコンクリート杭13に建て込まれている。そして、最後にケーシング2を引き抜いて杭工事を完了する。したがって、構真柱1の建込精度を元に戻す工事をする必要がない。
【0013】
なお、この建込方法は、第2の実施の形態の保持治具11を使用した場合も同じ方法で行うものとする。
【0014】
【発明の効果】
構真柱を保持治具でケーシングに固定することにより、埋め戻し土をケーシング内に投入しても建入用架台で確保した構真柱の建込精度を保持することができる。
【0015】
構真柱の建込精度を元に戻す工事をする必要がなく、かつそのための反力コンクリートの打設・解体作業が不要になる。
【0016】
保持治具によってケーシングに構真柱を簡単に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の保持治具であり、(1)は保持治具をケーシングに取り付けた平面図、(2)は固定具の斜視図、(3)は保持部材の平面図である。
【図2】 第2の実施の形態の保持治具であり、(1)は保持治具をケーシングに取り付けた平面図、(2)は固定具の正面図、(3)は保持部材の斜視図である。
【図3】 建込方法を示す断面図である。
【図4】 (1)は従来の建込方法を示す断面図、(2)はレバーブロック(登録商標)で構真柱の建込精度を元に戻す斜視図、(3)ジャッキで構真柱の建込精度を元に戻す斜視図
である。
【符号の説明】
1、11 保持治具
2、15 ケーシング
3 固定具
4 スライドアーム
5 保持部材
6 支持具
7 台座
8 ガイド環
9 締付ボルト
10、17 構真柱
12、16 建込用架台
13、18 コンクリート杭
14、19 埋め戻し土
20 歪みワイヤー
21 レバーブロック(登録商標)
22 反力コンクリート
23 ジャッキ

Claims (2)

  1. 地表から突出したケーシングの頭部を中心位置にして建入用架台を設置し、該建入用架台によってケーシング内のコンクリート杭に構真柱を精度良く建て込み、ケーシングの上面を跨ぐようにしてケーシングの固定具にスライドアームをスライド自在に対向設置し、このスライドアームの側面における直角の保持部材で、前記建込精度を確保したままで構真柱の対角部を挟むようにして保持した後、前記建入用架台を撤去してケーシング内に埋め戻し土を投入することを特徴とする構真柱の建込方法。
  2. ケーシングの上面を跨ぐようにしてケーシングの固定具にスライド自在に対向設置されるスライドアームと、該スライドアームの側面に取り付けられた構真柱の対角部に設置される直角の保持部材とからなることを特徴とする構真柱の保持治具。
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