JP7097579B2 - 建設機材の支持装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1が開示する構真柱建て込み工法では、ガイド管が、その下端側がケーシングに挿入された状態で、上部芯決め装置によって支持される。より詳しくは、ガイド管は角形断面を有しており、上部外側にブラケットを有する。上部芯決め装置は、架台と、架台に載置固定された桁材とを有している。ガイド管のブラケットが桁材によって支持されることで、ガイド管が上部芯決め装置によって支持される。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態の目的は、容易に設置可能な建設機材の支持装置を提供することにある。
竪穴の開口部に配置される円筒形状のケーシングの上端部に固定可能なアダプタリングと、
前記竪穴内に配置された建設機材の荷重を前記アダプタリングに伝達するように構成された支持アセンブリと、
を備える。
前記支持アセンブリは、
前記アダプタリングに取り付け可能な支持ステージと、
前記支持ステージ上に移動自在に配置された1対の桁ユニットと、
を含み、
前記桁ユニットは、前記建設機材を係止するための係止部を有する。
前記桁ユニットは、
前記アダプタリングの直径よりも長い桁部材と、
前記桁部材を支持する車輪と、
前記桁部材と前記車輪との間に変形可能に設けられた弾性部材とを有し、
前記建設機材の荷重が前記桁ユニットに作用していないとき、前記桁ユニットは走行自在である一方、前記建設機材の荷重が前記桁ユニットに作用しているとき、前記弾性部材が変形することにより前記桁部材は下降して前記アダプタリング又は前記支持ステージに当接し、前記桁ユニットは走行不能である。
前記桁ユニットは、
前記アダプタリングの直径よりも長い桁部材と、
前記桁部材に対し揺動可能に取り付けられた揺動部と、
前記揺動部に設けられ、前記建設機材の一部を受け入れ可能な凹部と、
を有し、
前記係止部は、前記揺動部に設けられている。
前記アダプタリングに取り付けられた作業台を更に備える。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
掘削装置1及び駆動装置3は、例えばリバース工法により杭孔(竪穴)8を掘削可能である。杭孔8の開口部の壁面は地盤に設置された円筒形状のケーシング9によって保護される。ケーシング9は、例えば全周回転掘削機等によって地盤に圧入される。
なお、支持装置6によって支持可能な建設機材は、掘削装置1や駆動装置3に限定されることはなく、支持装置6は、駆動装置3に連結されるケリーバやドリル管等も支持可能である。
幾つかの実施形態では、図5~図7に示したように、板14をボルト等により固定するための円弧状に延在する突起部15が、アダプタリング11の外周面に設けられている。
桁部材18は、アダプタリング11の上端部の直径よりも長く、アダプタリング11の開口を横断可能な長さを有する。桁部材18は、例えばH鋼によって構成されている。
車輪20は、桁部材18を走行可能に支持可能である。車輪20は、桁部材18の両端部に取り付けられ、支持ステージ13上を走行可能である。
弾性部材22は、桁部材18と車輪20との間に変形可能に設けられている。弾性部材22は、例えば圧縮コイルばねによって構成される。建設機材の荷重が桁ユニット16に作用していないとき、弾性部材22の付勢力により桁部材18はアダプタリング11又は支持ステージ13から浮上しており、桁ユニット16は車輪20が回転することで走行自在である。一方、建設機材の荷重が桁ユニット16に作用しているとき、弾性部材22が変形することにより桁部材18は下降してアダプタリング11又は支持ステージ13に当接し、桁ユニット16は走行不能である。
なお、アダプタリング11及び支持ステージ13が面一に配置されていれば、桁部材18は、アダプタリング11及び支持ステージ13の両方に当接可能であり、アダプタリング11及び支持ステージ13のうち一方が他方よりも上方に位置していれば、上方に位置している方に桁部材18は当接可能である。
より詳しくは、図9及び図10に示したように、1対の桁ユニット16は、桁部材18と直交する方向にて移動可能である。揺動部24は略直方体形状を有し、揺動部24の一辺に沿って揺動軸28が設けられている。そして、揺動部24の揺動軸28は、桁部材18の軸線方向と平行に配置され、桁部材18と直交する方向にて対をなす桁ユニット16と反対側に位置している。揺動部24は、建設機材を係止可能な係止位置と、建設機材を係止不能な待機位置との間で揺動可能である。係止位置では、揺動軸28とは反対側の揺動部24の先端側は、対をなす桁ユニット16に向けて、直交方向にて桁部材18から突出する。この揺動部24の先端側に、建設機材を受け入れるための凹部26が設けられている。
例えば、図10に示したように建設機材の筒部30が一対の揺動部24の凹部26に収容された状態で、建設機材のフランジ部32が揺動部24の上面に当接することで、建設機材が係止される。
上記構成によれば、作業者が作業台34上で円滑に作業を進められる。一方、アダプタリング11に作業台34を取り付けることによって、杭孔8の開口の周囲に、作業台34を支持するためにコンクリートを打設する必要がない。
上記構成によれば、ケーシング9の上端部に固定可能なアダプタリング11に対し、少なくとも一方向に相対回転不能に受け部材46を設置することで、ケーシング9の開口上に受け部材46を容易に配置することができる。
受け部材46は、上リング50の内側に嵌合され、下リング48の上端面によって支持される。
例えば、上述した実施形態では、揺動部24に凹部26及び係止部17が設けられていたが、揺動部24を省略し、桁部材18に凹部26及び係止部17を設けてもよい。
また、上述した実施形態では、桁ユニット16は車輪20を有し走行可能であったが、車輪20を有していなくてもよい。
3 駆動装置
5 クレーンのフック
6 建設機材の支持装置
8 竪穴(杭孔)
9 ケーシング
11 アダプタリング
12 支持アセンブリ
13 支持ステージ
14 板
15 突起部
16 桁ユニット
17 係止部
18 桁部材
20 車輪
22 弾性部材
24 揺動部
25 把手
26 凹部
28 揺動軸
30 建設機材の筒部
32 建設機材のフランジ部
34 作業台
36 床部材
38 枠部材
40 円弧状パイプ
42 直線状パイプ
44 突起部
46 回転反力の受け部材
48 下リング
50 上リング
52 係合突起
54 係合溝
54a 軸方向溝部
54b 周方向溝部
56 補強部材
58 抜け止め部材
Claims (5)
- 竪穴の開口部に配置される円筒形状のケーシングの上端部に固定可能なアダプタリングと、
前記竪穴内に配置された建設機材の荷重を前記アダプタリングに伝達するように構成された支持アセンブリと、
を備えることを特徴とする建設機材の支持装置。 - 前記支持アセンブリは、
前記アダプタリングに取り付け可能な支持ステージと、
前記支持ステージ上に移動自在に配置された1対の桁ユニットと、
を含み、
前記桁ユニットは、前記建設機材を係止するための係止部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機材の支持装置。 - 前記桁ユニットは、
前記アダプタリングの直径よりも長い桁部材と、
前記桁部材を支持する車輪と、
前記桁部材と前記車輪との間に変形可能に設けられた弾性部材とを有し、
前記建設機材の荷重が前記桁ユニットに作用していないとき、前記桁ユニットは走行自在である一方、前記建設機材の荷重が前記桁ユニットに作用しているとき、前記弾性部材が変形することにより前記桁部材は下降して前記アダプタリング又は前記支持ステージに当接し、前記桁ユニットは走行不能である
ことを特徴とする請求項2に記載の建設機材の支持装置。 - 前記桁ユニットは、
前記アダプタリングの直径よりも長い桁部材と、
前記桁部材に対し揺動可能に取り付けられた揺動部と、
前記揺動部に設けられ、前記建設機材の一部を受け入れ可能な凹部と、
を有し、
前記係止部は、前記揺動部に設けられている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の建設機材の支持装置。 - 前記アダプタリングに取り付けられた作業台を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の建設機材の支持装置。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003166256A (ja) | 2001-11-30 | 2003-06-13 | Toda Constr Co Ltd | 構真柱の建込方法およびその保持治具 |
JP2018062778A (ja) | 2016-10-13 | 2018-04-19 | ジャパンパイル株式会社 | 建設機材の受け台 |
CN212865915U (zh) | 2020-05-21 | 2021-04-02 | 中铁十六局集团城市建设发展有限公司 | 一种实现钻孔灌注桩免凿桩头的专用机具 |
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2018
- 2018-06-06 JP JP2018109060A patent/JP7097579B2/ja active Active
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CN212865915U (zh) | 2020-05-21 | 2021-04-02 | 中铁十六局集团城市建设发展有限公司 | 一种实现钻孔灌注桩免凿桩头的专用机具 |
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