JP2002242202A - 基礎の柱脚部施工方法 - Google Patents

基礎の柱脚部施工方法

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JP2002242202A
JP2002242202A JP2001040609A JP2001040609A JP2002242202A JP 2002242202 A JP2002242202 A JP 2002242202A JP 2001040609 A JP2001040609 A JP 2001040609A JP 2001040609 A JP2001040609 A JP 2001040609A JP 2002242202 A JP2002242202 A JP 2002242202A
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Toshio Sumi
稔夫 隅
Kenji Ueda
賢司 植田
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単に位置出し調整することができる基礎の柱
脚部施工方法を提供する。 【解決手段】現場で組まれた型枠2内にコンクリート打
設することによって形成される基礎1の施工方法であっ
て、型枠2の柱脚部10に相当する位置にアンカープレ
ート20を固定し、このアンカープレート20にアンカ
ーボルト3を吊り下げた状態に固定してアンカーボルト
3の位置出しを行う基礎1の柱脚部10の施工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建物における
基礎の柱脚部を施工する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、基礎の柱脚部には、鉄骨柱を固
定するためのアンカーボルトが埋設されており、基礎の
天端面から所定の埋め込み深さおよび突出高さとなるよ
うに施工される。
【0003】従来より、この基礎の柱脚部を施工する場
合、アンカーボルトは、基礎を構成する地盤に位置決め
治具を固定し、この位置決め治具に固定して自立させて
いた。そして、このアンカーボルトを位置決め治具に固
定する際、位置決め治具に対するアンカーボルトの固定
高さを調節することで、基礎から突出されるアンカーボ
ルトの突出高さを所定の寸法に調節するようになされて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の施
工方法の場合、アンカーボルトをしっかりと自立させる
ために、位置決め治具を安定した状態で地盤に固定しな
ければならない。したがって、位置決め治具を固定する
ために、柱脚部の施工位置の地盤に、あらかじめコンク
リートを平坦となるように打設しなければならないとい
った煩わしさを生じることとなる。
【0005】また、位置決め治具にアンカーボルトを固
定して自立させた後、その周囲に、コンクリート打設す
るための型枠が組まれるが、型枠を組んだ後にアンカー
ボルトの位置出しが出来ていないような場合、型枠を外
して位置および高さ調節をし直さなければならないとい
った不都合を生じる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、簡単に位置出し調整することができる基礎の
柱脚部施工方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の基礎の柱脚部施工方法は、現場で組まれた型
枠内にコンクリート打設することによって形成される基
礎の施工方法であって、型枠の柱脚部に相当する位置に
枠体を固定し、この枠体にアンカーボルトを吊り下げた
状態に固定してアンカーボルトの位置出しを行うもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1は基礎1の柱脚部10の施工方法の要
部概略を示している。
【0010】すなわち、この基礎1の柱脚部10の施工
方法は、型枠2の柱脚部10に相当する位置に、アンカ
ープレート20を固定し、このアンカープレート20に
アンカーボルト3を吊り下げた状態に固定して、アンカ
ーボルト3の位置出しをするものである。
【0011】基礎1は、幅500〜1500mm、高さ
300mmのベース部1aと、このベース部1a上に一
体化された、幅440mm、高さ580mmとなされた
本体部1bとによって構成されている。
【0012】この基礎1のうち、ベース部1aと本体部
1bの下半部とが構造用基礎11となされ、本体部1b
の上半部が壁受け用基礎12となされている。
【0013】柱脚部10は、基礎1の壁受け用基礎12
が部分的に凹設されて構造用基礎11の部分のみで構成
するようになされており、躯体を構成する重量鉄骨柱4
が固定できるように、所定の長さでアンカーボルト3が
突設するようになされている。
【0014】この基礎1の施工に使用される型枠2は、
ベース枠21と本体枠22と、アンカープレート20と
によって構成される。ベース枠21と本体枠22とは、
通常の構造用基礎11を施工する場合と同じ要領で使用
される。すなわち、ベース部1aを囲繞するベース枠2
1と、本体部1bを囲繞する平板状の本体枠22とによ
って枠組みされる。ただし、ここで使用される本体枠2
2については、構造用基礎11と壁受け用基礎12とを
一度のコンクリート打設で一体に施工するため、従来よ
り高さのあるもの、すなわち580mmの高さを確保す
ることができるようになされたものが使用される。
【0015】アンカープレート20は、図2に示すよう
に、略四角筒体を二分割した一対のプレート本体23
と、この略四角筒体内に位置する仕切り板24とによっ
て構成されている。プレート本体23は、下端に、内方
向に向けて下フランジ部23aが延設され、上端に、外
方向に向けて上フランジ部23bが延設されている。仕
切り板24は、略正方形状の板面24aの各辺からZ字
状の係合片24bが延設されている。
【0016】このアンカープレート20は、仕切り板2
4の係合片24bを取り囲むように、プレート本体23
を組み合わせて略四角筒状にした状態で、その内部に仕
切り板24の板面24aが位置して略四角筒状の凹設部
を構成するようになされている。
【0017】このアンカープレート20は、枠組みされ
た本体枠22のうち、基礎1の柱脚部10に相当する位
置に挿入され、プレート本体23の上フランジ部23b
を本体枠22の上面に重ね合わせることによって設置さ
れる。そして、この上フランジ部23bおよび仕切り板
24の係合片24bに設けられたピン孔23cおよび2
4cにピン(図示省略)を打ち込むことによって、アン
カープレート20は、本体枠22の上面に固定される。
これにより、アンカープレート20は、型枠2内の壁受
け用基礎12の部分を部分的に凹設して構造用基礎11
のみの柱脚部10を構成する。
【0018】アンカーボルト3は、アンカープレート2
0の仕切り板24の板面24aの四隅近傍に設けられた
四つの丸孔24dに挿通される。このアンカーボルト3
は、上記板面24aの上下を挟持固定するようにナット
31を螺合することによって、アンカープレート20に
固定されることとなる。この際、アンカーボルト3は、
ナット31の螺合位置を調整することによって、仕切り
板24に対する固定位置を調整することが可能となり、
アンカープレート20に吊り下げた状態で位置出しでき
ることとなる。アンカーボルト3に螺合されるナット3
1は、重量鉄骨柱4の固定に使用されるものがそのまま
利用される。
【0019】このように、アンカーボルト3は、型枠2
の設置前にあらかじめ地盤5に位置決め固定して自立さ
せておく必要が無く、ベース枠21や本体枠22の設置
後に設けられるアンカープレート20に吊り下げ固定す
ることによって位置調整することができるので、容易に
位置出しを行うことができる。また、型枠2の施工後に
アンカーボルト3の位置出しを行うことができるので、
従来のように、アンカーボルト3の位置出しが出来てい
ないような場合に型枠2を外して位置出しをやり直すと
いった煩わしさも無く、簡単に位置出しをやり直すこと
ができる。
【0020】ただし、アンカーボルト3は、本体枠22
に固定したアンカープレート20に吊り下げた状態で固
定して位置出しするようになされているので、アンカー
ボルト3による位置出しを正確に行うためには、その土
台となる本体枠22の設置を慎重にしておかなければな
らないこととなる。
【0021】この本体枠22の設置は、図3に示すよう
な支持金具6や、図4に示すようなベースブロック7を
利用して設置される。すなわち、支持金具6は、敷板6
1から延設された二本の支持ボルト62上に、本体枠2
2の受け金具63を支持するようになされており、支持
ボルト62上に支持される受け金具63の高さを、支持
ボルト62に螺合された調整用円盤64で調整すること
で、本体枠22を正確な高さ位置に設置することができ
るようになされている。また、ベースブロック7は、ベ
ースブロック7の上に、本体枠22の受け金具71を固
定するようになされており、ベースブロック7自体が、
上記支持金具6のように高さ調整できないので、ベース
ブロック7下に設ける敷モルタル72によって水平調整
および高さ調整が行われる。
【0022】上記したように、アンカーボルト3の位置
出しを行った後、型枠2にコンクリート打設して基礎1
が仕上げられることとなる。
【0023】なお、基礎1を施工する場合に行われる根
伐り、遣り方、砂利、割栗地業、鉄筋5の配置、コンク
リート打設、養生、脱枠などは、従来通りの方法で行わ
れる。
【0024】また、本実施の形態において、アンカーボ
ルト3を吊り下げ固定するアンカープレート20は、略
四角筒状の凹設部を構成するようになされており、この
アンカープレート20を使用することによって、構造用
基礎11と、壁受け用基礎12と、柱脚部10とを一度
に施工するようになされているが、このアンカープレー
ト20としては、特にこのようなものに限定されるもの
ではなく、単に対向する本体枠22間をつなぐ板状とな
されたものであってもよい。ただし、その場合、基礎1
は、上記したように構造用基礎11と壁受け用基礎12
とを一度に施工できなくなるので、構造用基礎11と壁
受け用基礎12とをそれぞれ施工しなければならない。
【0025】さらに、本実施の形態では、アンカーボル
ト3の下端部は自由な状態となされているが、このアン
カーボルト3の下端部は、地盤5に固定した支持金具
(図示省略)によって支持するようになされていてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、型
枠の柱脚部に相当する位置に枠体を固定し、この枠体に
アンカーボルトを吊り下げた状態に固定して位置出しを
行うことができるので、型枠の設置前に地盤に位置決め
治具を固定してアンカーボルトを自立させるといった煩
わしさも無く、簡単に位置出し調整することができ、か
つ、型枠を組んだ状態のまま、簡単に高さ調整をし直す
ことができる。
【0027】また、地盤に位置決め治具を固定する必要
が無くなるので、この位置決め治具を固定するに当たっ
て捨てコンクリートを打設する作業や、この位置決め治
具に係る費用が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、本発明に係る基礎の柱
脚部施工方法を説明する要部概略図である。
【図2】本発明に係る基礎の柱脚部施工方法において、
柱脚部の施工に用いられるアンカープレートを示す分解
斜視図である。
【図3】(a)は本発明に係る基礎の柱脚部施工方法に
おいて、本体枠の設置に使用される支持金具の全体構成
の概略を示す分解斜視図、(b)は同支持金具の使用状
態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る基礎の柱脚部施工方法において、
本体枠の設置に使用されるベースブロックの使用状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎 10 柱脚部 2 型枠 20 アンカープレート(枠体) 3 アンカーボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/41 502 E04B 1/41 502F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場で組まれた型枠内にコンクリート打
    設することによって形成される基礎の施工方法であっ
    て、 型枠の柱脚部に相当する位置に枠体を固定し、この枠体
    にアンカーボルトを吊り下げた状態に固定してアンカー
    ボルトの位置出しを行うことを特徴とする基礎の柱脚部
    施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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