JP3740232B2 - アンカーボルト設置金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアンカーボルトの設置金具、詳しくは、ホールダウン金物が取り付けられるアンカーボルトを、コンクリート基礎内の正確な位置に埋設させることのできるアンカーボルト設置金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年になって、都市部等において木造3階建等の土地効率を高めた住宅が注目されている。このような建物においては、特に一階の柱に加わる引き抜き力が大きくなるため、図4に示されるように、土台等の横架材5と該横架材5上に立設される柱等の垂直材6の柱脚部とは、ホールダウン金物7と呼ばれる金物を利用して強固に接合固定される。上記横架材5は、基礎4に埋設されたアンカーボルト2’により該基礎4上に固定されている。また、上記垂直材6は、その側面に固定された上記ホールダウン金物7と上記基礎4に埋設されたアンカーボルト2とを緊結することにより、上記横架材5上に接合固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した方法によると、上記アンカーボルト2は予め上記基礎4に埋設され、その後に上記横架材5及び上記垂直材6の位置合わせが正確に行われなくては、該基礎4−該横架材5−該垂直材6が取り付かなくなってしまう。このため、上記アンカーボルト2の施工には正確な位置出しが必要で、その施工作業が困難で煩雑であるという問題があった。
【0004】
また、上記アンカーボルト2を上記基礎4内に埋設させる際に、図5に示されるような金具10を用いる場合もある。上記金具10は、長尺状の金属板の中央に、上記アンカーボルト2を挟止するクリップ10aが形成されており、コンクリートの打設前又は打設後に一対の型枠3,3の上端に架け渡して使用するもので、その状態でコンクリートを固化させる。しかし、上記金具10によると、柱芯を示す水糸等からアンカーボルト2の位置出し(柱との距離や基礎幅の中央への位置出し)を予め行っておかなくてはならなく、やはりその作業は困難で煩雑なものであった。また、上記金具10は上記型枠3,3の上端に架け渡されているだけなので、コンクリートが固まる前に上記アンカーボルト2が移動してしまったり、傾いてしまったりすることも考えられ、必ずしも満足のいくものではなかった。
【0005】
従って、本発明の目的は、ホールダウン金物が取り付けられるアンカーボルトを、コンクリート基礎内の正確な位置に埋設させることのできるアンカーボルト設置金具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、コンクリート基礎を打設する際にコンクリート打設用型枠の上端に架け渡され、上記コンクリート基礎に埋設されるホールダウン金物用のアンカーボルトを仮固定するアンカーボルト設置金具において、上記コンクリート打設用型枠の上端に架け渡される基盤部と、該基盤部に設けられた芯取り手段と、該基盤部に連設された支持板によって固定される、仮固定される上記アンカーボルトを傾かないように挿入保持しておく筒体と、該基盤部を上記コンクリート打設用型枠に位置調整可能に固定する固定装置とを有し、柱中心を通る通り芯に上記芯取り手段を合わせることにより、上記筒体に保持された上記アンカーボルトを所定の位置に固定することができるようになしてあることを特徴とするアンカーボルト設置金具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記筒体の上記基盤部に対する位置が調節可能となしてある、ことを特徴とするアンカーボルトの設置金具である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、上記基盤部は、板状部と正四角柱の立ち上がり部からなり、上記筒体が該立ち上がり部の任意の面に支持板を介して設けられる、ことを特徴とするアンカーボルトの設置金具である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、上記立ち上がり部の内側面には、上記芯取り手段を取り付けるための取り付け部が形成されており、上記芯取り手段は、柱中心を通る2本の直交する通り芯上に立設され、上記取り付け部に着脱自在に嵌入固定される4本の棒からなる、ことを特徴とするアンカーボルトの設置金具である。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、上記芯取り手段は、上記通り芯と柱芯を合わせることが可能となるように、板状部の四方端部に開口部又は刻印を設けてある、ことを特徴とするアンカーボルトの設置金具である。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、上記基盤部中央が開口となっている、ことを特徴とするアンカーボルトの設置金具である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のアンカーボルトの設置金具の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は本実施形態の使用状態における斜視図、図2(a) は本実施形態の平面図、図2(b) は本実施形態の側面図である。
【0013】
本実施形態のアンカーボルトの設置金具1は、図1に示されるように、コンクリート基礎4(図4参照)を打設する際にコンクリート打設用型枠3,3の上端に架け渡され、上記コンクリート基礎4に埋設されるホールダウン金物7(図4参照)用のアンカーボルト2を仮固定するものであり、この点においては図4に示されるような従来のアンカーボルトの設置金具と何ら変わるところはない。
【0014】
而して、本実施形態のアンカーボルトの設置金具1は、上記コンクリート打設用型枠3,3の上端に架け渡される基盤部11と、該基盤部11に設けられた芯取り手段12と、該基盤部11に連設された支持板11e,13aによって固定される、仮固定される上記アンカーボルト2を傾かないように挿入保持しておく筒体13,13と、該基盤部11を上記コンクリート打設用型枠3,3に位置調整可能に固定する固定装置14,14、‥とを有し、柱中心を通る通り芯に上記芯取り手段12を合わせることにより、上記筒体13に保持された上記アンカーボルト2を所定の位置に固定することができるようになしてある。
【0015】
また、本実施形態のアンカーボルトの設置金具1は、上記筒体13の上記基盤部11に対する位置が調節可能となしてある。更に、上記基盤部11は、板状部11aと正四角柱の立ち上がり部11bからなり、上記筒体13が該立ち上がり部11bの任意の面に支持板11e,13aを介して設けられている。また更に、上記基盤部11の中央は開口とされている。
【0016】
本実施形態のアンカーボルトの設置金具1を更に詳しく説明する。本実施形態のアンカーボルトの設置金具1は、上述したように、上記基盤部11、上記芯取り手段12,12・・、上記筒体13及び上記固定装置14,14・・を有している。
【0017】
上記基盤部11は、図2に示されるように、中央に開口部が形成された正方形の上記板状部11aと、該開口部の開口縁から垂直に立ち上げられた枠状の上記立ち上がり部11bとからなる。上記板状部11aの四隅には、上記固定装置14,14・・が取り付けられている。各固定装置14は、L型の部材で、その一端が上記板状部11aの四隅にそれぞれ固定されており、その他端にネジがそれぞれ螺合されている。そして、四つの該ネジのうち二つずつが互いに対向するようになしてある。上記固定装置14,14・・は、回転可能に上記板状部11aに取り付けられていれば、上記基礎4が直交するような場所では任意の方向の該基礎4に選択的に取り付けることができる。
【0018】
また、上記固定装置14,14・・の近傍には、上記型枠3,3が木製の場合に固定用の釘が打ち込まれる釘孔11d,11d・・が上記基盤部11の四隅にそれぞれ2つずつ穿孔されている。更に、上記板状部11aの後述する上記筒体13,13の下方に位置する部分は切り欠かれており、該筒体13,13に挿入された上記アンカーボルト2が該板状部11aに当接してしまわないようになされている。
【0019】
上記基盤部11の中央に開口されている開口部は、該基盤部11自体よりも小さい正方形を有しており、該開口部の開口縁から立設されている上記立ち上がり部11bは、正方形の枠状に形成されている。そして、上記開口部及び上記立ち上がり部11bが、柱等の上記垂直材6(図4参照)の断面形状に模してあり、上記アンカーボルト設置金具1を上記型枠3,3上に仮設する際に、その後に設置される上記垂直材6との位置関係が明確となるようにされている。ただし、上記アンカーボルト設置金具1と上記垂直材6の中心との位置合わせは、上記位置出し用棒12,12・・により行われるため、上記開口部及び上記立ち上がり部11bの形状が、上記垂直材6の断面形状に必ず等しくなければならないというものではない。
【0020】
上記立ち上がり部11bの平行な二つの外側面には、上記筒体13,13を固定するための接続片11e,11eが外方に向けてそれぞれ結合されている。上記接続片11e,11eには、上記筒体13,13を固定するための固定用孔がそれぞれ1つずつ穿孔されている。また、上記立ち上がり部11bの内側面には、各辺の中央に後述する上記芯取り手段12,12・・を取り付けるための取り付け部11c,11c・・が形成されている。上記取り付け部11c,11c・・は、上記芯取り手段12,12・・を嵌入固定させることができるような内径を有する管状の形態を有している。
【0021】
上記芯取り手段12,12は、本実施形態においては、上述した上記取り付け部11c,11c・・に嵌入固定される棒状部材である。上記芯取り手段12,12としては、容易に撓まないような素材、たとえば金属等により形成されるのが好ましい。また、上記芯取り手段12,12は、上記取り付け部11e,11eから脱着自在とされている。また、本実施形態においては、上記板状部11aの各辺の中央に、菱形の開口部として他の芯取り手段12’,12’・・がそれぞれ形成されている。
【0022】
上記筒体13,13は、挿入される上記アンカーボルト2の外径よりもやや大きい内径を有しており、その下端が上記板状部11aの上面に位置するように取り付けられている。上記筒体13,13は、挿入される上記アンカーボルト2の振れを防止するためにある程度の長さを有しており、上記基礎4の打設中に該アンカーボルト2が傾かないようになしてある。また、上記筒体13,13の下方側面には、上記接続片11e,11eに接続固定される被接続片13a,13aが側方に向けてそれぞれ形成されている。そして、上記接続片11e及び上記被接続片13aにより、上記支持板が形成されている。
【0023】
上記被接続片13a,13aには、上記接続片11e,11eに接続固定されたときに柱から所定の距離に上記筒体13,13を配置するための固定用孔が穿孔されている。本実施形態の場合は、異なる断面を有する2種類の柱に対応できるように上記固定用孔が二つ並べてそれぞれ穿孔されている。上記接続片11eと上記被接続片13aとが、それらの固定用孔にボルト・ナットが取り付けられて互いに固定され、この結果、上記筒体13が上記立ち上がり部11bに固定される。
【0024】
尚、本実施形態のアンカーボルト設置金具1においては、上記筒体13,13は、上記基盤部11の中心線から一方の側にオフセットして取り付けられているが、これは、上記アンカーボルト設置金具1により設置される上記アンカーボルト2に隣接して筋違等の他の部材が配されることを考慮したものである。設置される上記アンカーボルト2に隣接して他の部材が配置されないような場合を想定して、上記筒体13,13を上記基盤部11の中心線上に配置したアンカーボルト設置金具を用意しても良いことはいうまでもない。また、本実施形態のアンカーボルト設置金具1においては、上記基盤部11を180°回転させれば、上記筒体13,13、即ち上記アンカーボルト2のオフセットされる側を変えることができる。
【0025】
次に、本実施形態のアンカーボルト設置金具1を用いて、上記アンカーボルト2を設置する際の手順を図1に基づいて簡単に説明する。まず、上記基礎4(図4参照)の打設にあたっては、一般に行われているように、建設される建物の通り芯を示す上記水糸8,8が張設される。そして、上記水糸8,8の交差する位置により上記垂直材6(図4参照)の中心が位置出しされる。次いで、通常通り、上記基礎4を打設するための上記型枠3,3が設置される。
【0026】
対向して配設された上記型枠3,3の上端に、上記アンカーボルト設置金具1を架設する。このとき、上記芯取り手段12,12・・と上記水糸8,8とが接触するようにする。このようにすることにより、上記アンカーボルト設置金具1の中心が、その後に設置される上記垂直材6の中心に一致することになる。、上記型枠3,3の上面に上記垂直材6の中心を示す墨付けがされている場合には、該墨付けを上記芯取り手段12’,12’・・と合わせることにより、上記アンカーボルト設置金具1の中心が、その後に設置される上記垂直材6の中心に一致されることになる。このように、状況に応じて棒状の上記芯取り手段12と開口部としての上記芯取り手段12’を使い分けることができる。
【0027】
そして、上記筒体13,13の位置は、上記アンカーボルト設置金具1自身に対して所定の位置に予め位置決めされているため、上記筒体13,13に挿入された上記アンカーボルト2が、上記垂直材6の中心に対して正確な位置に位置決めされる。又、上記アンカーボルト設置金物が、再利用されることは言うまでもない。
【0028】
この状態で、上記固定装置14,14・・のネジを側方から締め込み、上記アンカーボルト設置金具1を上記型枠3,3に対して固定する。上記型枠3,3が木製の場合は、上記釘孔11d,11d・・に釘を打ち込んで固定することも可能である。上記筒体13には、上記アンカーボルト2が下方から挿入されてその上部にナットが螺合されている。上記ナットの螺合量を調節することにより、上記アンカーボルト2の上下方向の位置が調節される。尚、本実施形態のアンカーボルト設置金具1は、上記筒体13を二つ有しているが、必ずこの二つに上記アンカーボルト2が挿入されて使用されるわけではなく、必要に応じて何れか一方のみ又は双方が使用される。この後、上記型枠3,3間にコンクリートが打設され、コンクリートが固まると、上記アンカーボルト2が上記基礎4内の所定位置に正確に埋設されることとなる。
【0029】
本実施形態のアンカーボルトの設置金具1は上述のように構成されており、上記芯取り手段12,12の中心を上記垂直材の中心としたときに上記筒体13の位置が上記アンカーボルト2の配設位置となるように、上記基盤部11、上記芯取り手段12,12・・及び上記筒体13が配置されており、上記芯取り手段12,12・・により上記水糸8,8から上記垂直材の中心と上記アンカーボルト設置金具1の中心とを容易に位置合わせすることができる。あるいは、上記芯取り手段12’,12’・・により、上記型枠3,3上の墨付けから上記垂直材の中心と上記アンカーボルト設置金具1のと中心を容易に位置合わせすることができる。
【0030】
このため、本実施形態のアンカーボルトの設置金具1によれば、ホールダウン金物が取り付けられる上記アンカーボルト2を、打設される上記基礎4内の正確な位置に埋設させることができる。また、上記固定装置14,14・・により、コンクリートの打設中に上記アンカーボルト設置金具1、即ち上記アンカーボルト2が移動してしまうようなこともない。
【0031】
更に、本実施形態のアンカーボルトの設置金具1によれば、上記筒体13の上記基盤部11に対する位置が調節可能となしてあるため、異なる断面の上記垂直材に対応することができる。また更に、本実施形態のアンカーボルトの設置金具1によれば、上記筒体13が上記基盤部11の中心線から一方の側にオフセットして上記立ち上がり部11bの任意の面に設けられているので、基礎の通り芯に設置される鉄筋を避け、更にアンカーボルトが土台の上部の建物の構造材,筋違に接触することを避けることができる。更にまた、棒状の上記芯取り手段12,12・・が着脱自在とされているため、もし仮に該芯取り手段12,12・・が折れ曲がってしまったような場合であっても、その交換を行い易く、非使用時における保管も行い易い。上記板状部11aの中央部が開口部となしてあるため、施工性の向上と軽量化を図ることができる。
【0032】
図3に、本発明のアンカーボルト設置金具の第2実施形態を示す。尚、本実施形態のアンカーボルト設置金具1’は、上述した第1実施形態のアンカーボルト設置金具1に準じた構成とされており、上述した第1実施形態のアンカーボルト設置金具1と同様の構成には同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。以下には、上述した第1実施形態のアンカーボルト設置金具1とは異なる構成部分について詳しく説明する。
【0033】
本実施形態のアンカーボルト設置金具1’においては、基盤部11が第1実施形態における立ち上がり部に相当する部分を有していない板状の部分のみから形成されている。また、上記基盤部11に菱形の開口部として芯取り手段12’12’・・が開口形成されているのは第1実施形態と同様であるが、その外側、即ち上記基盤部11の周縁の各辺中央に刻印として更に他の芯取り手段12”,12”・・が形成されている。
【0034】
また、本実施形態においては、上記芯取り手段12’,12’・・の両側に、それぞれ支持板取付孔11f,11f・・が形成されている。筒体13には、その下端に支持板13bが水平に結合されており、該支持板13bには、上記支持板取付孔11f,11f・・に対応する長孔が形成されている。尚、本実施形態においては、上記支持板13b側が長孔とされたが、上記支持板取付孔11f,11f・・を長孔状に形成させても良い。上記筒体13は、何れかの上記支持板取付孔11fに上記支持板13bを介して固定され、このとき、該筒体13の上記基盤部11に対する位置が調節できるのは、第1実施形態の上記アンカーボルト設置金具1と同様である。本実施形態のアンカーボルト設置金具1’は、上述した上記第1実施形態のアンカーボルト設置金具1による上述した効果と同様の効果を有している。
【0035】
本発明のアンカーボルトの設置金具は、上記実施形態に制限されることはない。例えば、上記実施形態においては、異なる太さの上記垂直材6に対応すべく、上記被接続片13aに二つの固定用孔が穿孔されたが、このように固定用孔を二つ穿孔させずに長孔として対応しても良く、また、上記被接続片13a側にではなく、上記接続片11e側に、異なる太さの垂直材に対応した二つの固定用孔(又は長孔)を穿孔させても良い。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
【0036】
【発明の効果】
本発明のアンカーボルトの設置金具によれ、ホールダウン金物が取り付けられるアンカーボルトを、コンクリート基礎内の正確な位置に埋設させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンカーボルトの設置金具の第1実施形態の使用状態における斜視図である。
【図2】本発明のアンカーボルトの設置金具の第1実施形態を示す (a)平面図 (b)側面図である。
【図3】本発明のアンカーボルトの設置金具の第2実施形態の使用状態における斜視図である。
【図4】ホールダウン金物により垂直材と横架材とを緊結させた状態を示す斜視図である。
【図5】従来のアンカーボルトの設置金具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アンカーボルト設置金具
11 基盤部
11a板状部
11b立ち上がり部
11e接続片(支持板)
12,12’,12” 芯取り手段
13 筒体
13a被接続片(支持板)
13b支持板
14 固定装置
2 アンカーボルト
3 (コンクリート打設用)型枠
4 基礎
5 横架材
6 垂直材
7 ホールダウン金物

Claims (6)

  1. コンクリート基礎を打設する際にコンクリート打設用型枠の上端に架け渡され、上記コンクリート基礎に埋設されるホールダウン金物用のアンカーボルトを仮固定するアンカーボルト設置金具において、上記コンクリート打設用型枠の上端に架け渡される基盤部と、該基盤部に設けられた芯取り手段と、該基盤部に連設された支持板によって固定される、仮固定される上記アンカーボルトを傾かないように挿入保持しておく筒体と、該基盤部を上記コンクリート打設用型枠に位置調整可能に固定する固定装置とを有し、柱中心を通る通り芯に上記芯取り手段を合わせることにより、上記筒体に保持された上記アンカーボルトを所定の位置に固定することができるようになしてあることを特徴とするアンカーボルト設置金具。
  2. 上記筒体の上記基盤部に対する位置が調節可能となしてある、請求項1に記載のアンカーボルト設置金具。
  3. 上記基盤部は、板状部と正四角柱の立ち上がり部からなり、上記筒体が該立ち上がり部の任意の面に支持板を介して設けられる、請求項1又は2に記載のアンカーボルト設置金具。
  4. 上記立ち上がり部の内側面には、上記芯取り手段を取り付けるための取り付け部が形成されており、上記芯取り手段は、柱中心を通る2本の直交する通り芯上に立設され、上記取り付け部に着脱自在に嵌入固定される4本の棒からなる、請求項に記載のアンカーボルト設置金具。
  5. 上記芯取り手段は、上記通り芯と柱芯を合わせることが可能となるように、板状部の四方端部に開口部又は刻印を設けてある、請求項1〜3の何れかに記載のアンカーボルト設置金具。
  6. 上記基盤部中央は開口となっている、請求項1〜5の何れかに記載のアンカーボルト設置金具。
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