JP3699548B2 - アンカーボルト設置金具セット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアンカーボルト設置金具セット、詳しくは、ホールダウン金物が取り付けられるアンカーボルトを、コンクリート基礎内の正確な位置に埋設させることのできるアンカーボルト設置金具セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年になって、都市部等において木造3階建等の土地効率を高めた住宅が注目されている。このような建物においては、特に一階の柱に加わる引き抜き力が大きくなるため、図6に示されるように、土台等の横架材5と該横架材5上に立設される柱等の垂直材6の柱脚部とは、ホールダウン金物7と呼ばれる金物を利用して強固に接合固定される。上記横架材5は、基礎4に埋設されたアンカーボルト2により該基礎4上に固定されている。また、上記垂直材6は、その側面に固定された上記ホールダウン金物7と上記基礎4に埋設されたアンカーボルト2とを緊結することにより、上記横架材5上に接合固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した方法によると、上記アンカーボルト2は予め上記基礎4に埋設され、その後に上記横架材5及び上記垂直材6の位置合わせが正確に行われなくては、該基礎4−該横架材5−該垂直材6が取り付かなくなってしまう。このため、上記アンカーボルト2の施工には正確な位置出しが必要で、その施工作業が困難で煩雑であるという問題があった。
【0004】
また、上記アンカーボルト2を上記基礎4内に埋設させる際に、図6に示されるような金具10を用いる場合もある。上記金具10は、長尺状の金属板の中央に、上記アンカーボルト2を挟止するクリップ10aが形成されており、コンクリートの打設前又は打設後に一対の型枠3,3の上端に架け渡して使用するもので、その状態でコンクリートを固化させる。しかし、上記金具10によると、柱芯を示す水糸等からアンカーボルト2の位置出し(柱との距離や基礎幅の中央への位置出し)を予め行っておかなくてはならなく、やはりその作業は困難で煩雑なものであった。また、上記金具10は上記型枠3,3の上端に架け渡されているだけなので、コンクリートが固まる前に上記アンカーボルト2が移動してしまったり、傾いてしまったりすることも考えられ、必ずしも満足のいくものではなかった。
【0005】
従って、本発明の目的は、ホールダウン金物が取り付けられるアンカーボルトを、作業性良くコンクリート基礎内の正確な位置に埋設させることのできる安価で軽量なアンカーボルト設置金具セットを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、コンクリート基礎を打設する際にコンクリート打設用型枠に設置され、上記コンクリート基礎に埋設されるホールダウン金物用のアンカーボルトを仮固定するアンカーボルト設置金具セットであって、表面に芯だし印を有し且つ芯より所定の距離に当接端面を有し、下面に少なくとも一対の落とし枠を有する上記コンクリート打設用型枠の上端に架け渡される盤状定規と、表面に芯だし印を有し、該盤状定規に当接され、上記アンカーボルトを支持固定するアンカーボルト支持具と、該アンカーボルト支持具により支持された該アンカーボルトの下部を仮固定する緊結補助具とからなることを特徴とするアンカーボルト設置金具セットを提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記盤状定規の上記芯だし印は、柱中心を通る2本の直交する通り芯と柱芯を合わせることが可能となるように、上記盤状定規の四方端部の内、少なくとも互いに対向しない2つの端部に設けられたけがき印であり、上記アンカ−ボルト支持具の上記芯だし印は、上記アンカ−ボルトを所定の位置に位置決めすることが可能となるように、上記アンカ−ボルト支持具の略中心に設けられたけがき印である、ことを特徴とするアンカーボルト設置金具セットである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、上記緊結補助具は、上記アンカーボルトを挿通する円筒状部分と、該円筒状部分に付設された板状部分とを有し、該板状部分の一部がねじられて、上記コンクリート基礎の鉄筋に装着固定される、ことを特徴とするアンカーボルト設置金具セットである。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、上記落とし枠は上記コンクリート基礎の幅に対応して、上記盤状定規上で位置調整可能である、ことを特徴とするアンカーボルト設置金具セットである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のアンカーボルト設置金具セットの第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は本実施形態の使用状態における斜視図、図2は本実施形態の平面図、図3は本実施形態の側面図である。
【0011】
本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1は、図1に示されるように、コンクリート基礎4(図6参照)を打設する際にコンクリート打設用型枠3,3に設置され、上記コンクリート基礎4に埋設されるホールダウン金物7(図6参照)用のアンカーボルト2を仮固定するものであり、この点においては図6に示されるような従来のアンカーボルト設置金具と同様である。
【0012】
そして、本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1は、表面に芯だし印12,12を有し且つ芯より所定の距離に当接端面を有し、下面に少なくとも一対の落とし枠15,15を有する上記コンクリート打設用型枠3,3の上端に架け渡される盤状定規11と、表面に芯だし印12'を有し、該盤状定規11に当接され、上記アンカーボルト2を支持固定するアンカーボルト支持具16と、該アンカーボルト支持具16により支持された該アンカーボルト2の下部を仮固定する緊結補助具17とからなり、上記盤状定規11を、その上記落とし枠15,15が上記コンクリート打設用型枠3,3の内側に当接するように該コンクリート打設用型枠3,3に掛け渡し、柱中心を通る通り芯に該盤状定規11の上記芯だし印12,12を合わせ、上記アンカーボルト支持具16を該盤状定規11に当接し、該アンカーボルト支持具16の上記芯だし印12'を該盤状定規11の上記芯だし印12と合わせてから、該アンカーボルト支持具16を該コンクリート打設用型枠3,3に固定した後、該アンカーボルト2を該アンカーボルト支持具16を介して所定位置に位置決め固定し、位置決め固定された該アンカーボルト2を上記緊結補助具17を介して上記コンクリート基礎4の上記鉄筋9に緊結させるようになしてある。
【0013】
本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1を更に詳しく説明する。
上記盤状定規11は、図2に示されるように、略正方形であり、上記盤状定規11の四隅には、上記盤状定規11が上記型枠3,3に正しく架設されているかどうかを確認するための6×6mmの確認窓18が開口されている。また上記盤状定規11の下面の四隅には、上記型枠3,3に当接される上記落とし枠15,15が取り付けられている。また上記盤状定規11の上面には、正方形の120角柱印19a及び105角柱印19bが施されており、上記アンカーボルト2を位置決めした際に、上記垂直材6の取り付けられる位置を実際に上記垂直材6を配さずとも目認できるようになっている。
【0014】
上記盤状定規11の上記芯だし印12,12は、上記盤状定規11の互いに対向しない2つの端部に刻印されたけがき印であり、それぞれの該けがき印12,12の延長線の結ぶ交点が、上記盤状定規11の120角柱印19a及び105角柱印19bの中心(柱芯)と一致するように、該けがき印12,12は刻印されている。
【0015】
上記盤状定規11の周縁から立設されている上記当接端面11bは、その四隅において切り欠きが施されている略正方形の枠状に形成されている。そして、上記当接端面11bは、上記アンカーボルト支持具16を上記型枠3,3上に位置決めする際に、上記アンカーボルト支持具16と当接することになる。
【0016】
上記アンカーボルト支持具16は、図2に示されるように、上記盤状定規11の幅より長い辺を有する長方形の平板に、内径φ17mmの筒体13が挿通され溶接されたものであり、該筒体13が挿通されていない平板の部分には、その長さ方向に複数の釘打用孔20が開口されている。また上記アンカーボルト支持具16には、その長さ方向の中心にけがき印12’が刻印されている。
【0017】
上記筒体13は、挿入される上記アンカーボルト2の外径よりもやや大きい内径を有している。上記筒体13は、挿入される上記アンカーボルト2の振れを防止するためにある程度の長さを有しており、上記基礎4の打設中に上記アンカーボルト2が傾かないようになしてある。
【0018】
上記緊結補助具17は、本実施形態の最も好ましい例として、図4(a)に示すように、厚さ0.8mmの一枚の平板を折り曲げて、閉じていない内径φ17mmの円筒状部分17aが形成され、その一端を約90°ねじることにより、板状部分17bが形成されたものである。また他の好ましい例として、図4(b)に示すように、上記緊結補助具17は、内径φ17mmの円筒からなる円筒状部分17a’と厚さ0.8mmの長方形の平板からなる板状部分17b’とを嵌合により結合させることにより形成されたものである。それぞれの例における板状部分17b,17b’は、建設作業者が工具等を使うことにより簡単に折り曲げることが可能である。上記緊結補助具17は、それぞれの例においてスチール製である。
【0019】
尚、本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1においては、上記筒体13は、上記アンカーボルト支持具16の上記けがき印12’から一方の側にオフセットして取り付けられているが、これは、上記アンカーボルト設置金具セット1により設置される上記アンカーボルト2に隣接して筋違等の他の部材が配されることを考慮したものである。設置される上記アンカーボルト2に隣接して他の部材が配置されないような場合を想定して、上記筒体13を上記アンカーボルト支持具16の上記けがき印12’上に配置したアンカーボルト設置金具セット1を用意しても良いことはいうまでもない。また、本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1においては、上記盤状定規11を180°回転させれば、上記筒体13、即ち上記アンカーボルト2のオフセットされる側を変えることができる。
【0020】
次に、本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1を用いて、上記アンカーボルト2を設置する際の手順を図1に基づいて簡単に説明する。まず、上記基礎4(図6参照)の打設にあたっては、一般に行われているように、建設される建物の通り芯を示す上記水糸8,8を張設する。そして、上記水糸8,8の交差する位置により上記垂直材6(図6参照)の中心を位置出しする。次いで、通常通り、上記基礎4を打設するための上記型枠3,3を設置する。
【0021】
対向して配設された上記型枠3,3の上端に、上記盤状定規11を架設する。このとき、上記盤状定規11を真上から見て上記けがき印12,12と上記水糸8,8とが一致するようにする。このようにすることにより、上記盤状定規11の上記角柱印19a,19bの中心(柱芯)が、その後に設置される上記垂直材6の中心(柱芯)に一致することになる。上記型枠3,3の上面に上記垂直材6の中心(柱芯)を示す墨付けがされている場合には、該墨付けを上記けがき印12と合わせることにより、上記角柱印19a,19bの中心(柱芯)が、その後に設置される上記垂直材6の中心(柱芯)に一致することになる。
【0022】
対向して配設された上記型枠3,3の上端に架設された上記盤状定規11の周縁に立設された上記当接端面11bに当接するように、上記アンカーボルト支持具16を上記型枠3,3に架設する。このとき、上記アンカーボルト支持具16及び上記盤状定規11を真上から見て、上記アンカーボルト支持具16の上記けがき印12’と上記盤状定規の上記けがき印12が一致するように上記アンカーボルト支持具16を位置決めする。
【0023】
この状態で、クランプ14を使って、上記型枠3,3とともに挟み込むか、上記型枠3,3が木製の場合は、上記アンカーボルト支持具16の上記釘打用孔20に釘を通し、該釘を上記型枠3,3に打ち込むことにより上記アンカーボルト支持具16を上記型枠3,3に固定する。その後、上記盤状定規11は、そのまま上記型枠3,3の上端にあっても良いし、取り除かれても良い。
【0024】
そして、上記アンカーボルト支持具16の上記筒体13の位置は、上記アンカーボルト支持具16に対して所定の位置に予め位置決めされているため、上記筒体13に挿入された上記アンカーボルト2が、上記垂直材6の中心に対して正確な位置に位置決めされる。
【0025】
上記筒体13には、上記アンカーボルト2を下方から挿入してその上部にナットを螺合している。上記ナットの螺合量を調節することにより、上記アンカーボルト2の上下方向の位置が調節される。
【0026】
上記アンカーボルト2の上記垂直材6に対する位置が決まったら、上記緊結補助具17の上記板状部分17b又は17b’を折り曲げて、上記基礎4の上記鉄筋9に巻き付け、且つ結束線を使って緊縛することにより、コンクリートが固まる前に上記アンカーボルト2が移動したり傾いてしまうことがないように上記アンカーボルト2の上記基礎4内の所定の位置への固定を補助する。
【0027】
この後、上記型枠3,3間にコンクリートを打設する。コンクリートが固まると、上記アンカーボルト2が上記基礎4内の所定位置に正確に埋設されることとなる。また上記アンカーボルト支持具16が、再利用されることは言うまでもない。
【0028】
本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1は上述のように構成されており、上記盤状定規11の上記けがき印12,12の延長線の交点を、上記水糸8,8の交点で示される上記垂直材6の中心(柱芯)とし、上記アンカーボルト支持具16の上記けがき印12’を上記盤状定規11のけがき印12に一致させたときに上記筒体13の位置が上記アンカーボルト2の配設位置となるように、上記盤状定規11の上記けがき印12,12、並びに上記アンカーボルト支持具16の上記けがき印12’及び上記筒体13が配置されており、上記水糸8,8、上記けがき印12,12及び上記けがき印12’を上述のごとく位置合わせすることにより、ホールダウン金物7が取り付けられる上記アンカーボルト2を、打設される上記基礎4内の正確な位置に容易に埋設させることができる。尚、上記垂直材6の中心(柱芯)を示す方法としては、上記水糸8,8の代わりに、上記型枠3,3上の墨付けを利用する方法もある。
【0029】
また、本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1によれば、上記アンカーボルト設置金具セット1の上記アンカーボルト支持具16はクランプや釘により上記型枠3,3に固定されるため、コンクリートの打設中に上記アンカーボルト支持具16、即ち上記アンカーボルト2が移動してしまうようなこともない。
【0030】
また、上記緊結補助具17は、上記基礎4内で上記鉄筋9等に、その距離を問わず緊結固定でき、上記アンカーボルト2の上記基礎4内の所定の位置への固定を補助することができるため、上記基礎4内での上記アンカーボルト2の移動及び傾きを防ぐことができる。
【0031】
また、本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1によれば、上記筒体13が上記垂直材6の中心(柱芯)を外れて設けられているので、上記基礎4の通り芯に設置される上記鉄筋9を避け、更に上記アンカーボルト2が上記基礎4の上部の建物の構造材,筋違に接触することを避けることができ、施工性の向上を図ることができる。
【0032】
また、上記盤状定規11と上記アンカーボルト支持具16とを別体とすることで、上記盤状定規11と上記アンカーボルト支持具16とが一体で形成された場合よりも、構造が簡単になり、軽量化され、また上記盤状定規11の使い回し効率が向上され、コストダウンも実現される。
【0033】
更に、本実施形態においては、上記型枠3,3が正確に配置されていることを前提としたが、逆に、上記水糸8,8の交点で示される上記垂直材6の中心(柱芯)に上記盤状定規11の上記角柱印19a,19bの中心(柱芯)を合わせた後、上記型枠3,3を上記盤状定規11の上記落とし枠15,15に当接させることにより、上記型枠3,3の配置の精度を上げることも可能である。
【0034】
図5に、本発明のアンカーボルト設置金具セット1’の第2実施形態を示す。尚、本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1’は、上述した第1実施形態のアンカーボルト設置金具セット1に準じた構成とされており、上述した第1実施形態のアンカーボルト設置金具セット1と同様の構成には同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。以下には、上述した第1実施形態のアンカーボルト設置金具セット1とは異なる構成部分について詳しく説明する。
【0035】
本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1’においては、上記盤状定規11は略正方形であり、上記盤状定規11の四端部には、台形状の切り欠きがなされており、該切り欠きに沿って、上記盤状定規11の表面には、上記当接端面11bが設けられている。上記落とし枠15,15は、2箇所ピン止めされることにより、上記盤状定規11の下面の四隅に固定される。上記盤状定規11には、ピンを挿嵌するためのピン穴21が、上記盤状定規11の各一隅において4ケ、上記盤状定規11の対角線上に略等間隔に開口されている。上記落とし枠15,15は、アングル部分15aと板片部分15bからなり、該板片部分15bの表面に該アングル部分15aが固定されることにより形成されている。また、上記板片部分15bには、ピンを挿嵌するためのピン穴21’が2ケ開口されている。上記盤状定規11の四隅には、それぞれ基礎幅120、135及び150に対応する上記型枠3,3に当接するように上記落とし枠15,15を移動させた場合に、上記落とし枠15,15の位置を確認できるように6×6〜5×5の確認窓18’が、上記盤状定規11の各一隅において3ケ、上記盤状定規11の対角線上に開口されている。
また、本実施形態においては、上記アンカーボルト支持具16は、第1実施形態のアンカーボルト支持具16とは異なり、釘打用穴は設けられていない。
【0036】
次に、本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1’を用いて、上記アンカーボルト2を設置する際の手順を説明する。尚、該手順は第1実施形態のアンカーボルト設置金具セット1を用いた手順に順じたものであり、以下には第1実施形態における手順とは異なる部分について詳しく説明する。
【0037】
第1実施形態においてなされたように、上記型枠3,3を対向して配設し、上記盤状定規11の上記落とし枠15,15のアングル部15aを上記基礎4の幅に対応する上記確認窓18’から見える位置に移動させ、ピンで上記落とし枠15,15を上記盤状定規11に固定した後、第1実施形態においてなされたように、上記盤状定規11は、対向して配設された上記型枠3,3の上端に架設される。
【0038】
次に、第1実施形態においてなされたごとく、上記盤状定規11の表面に設けられた上記当接端面11bに当接するように、上記アンカーボルト支持具16を架設する。この際、第1実施形態とは異なり、上記アンカーボルト支持具16は、上記盤状定規11と一部重なり合うようになる。そして、第1実施形態のごとく上記アンカーボルト支持具16の位置決めをした後、上記アンカーボルト支持具16と上記盤状定規11が重なる部分を上記型枠3,3とともにクランプを使って挟み込むことにより、上記アンカーボルト設置金具セット1’を上記型枠3,3に固定する。尚、この場合、第1実施形態とは異なり、上記盤状定規11も上記型枠3,3に固定される。以下、コンクリートを打設し、上記アンカーボルト2が上記基礎4内の所定の位置に正確に埋設されるまでの手順は第1実施形態の手順と同じである。
【0039】
本実施形態のアンカーボルト設置金具セット1’は、上述した上記第1実施形態のアンカーボルト設置金具セット1による上述した効果と同様の効果を有している。また、本実施形態の上記盤状定規11は、1つで3種類の基礎幅に対応することが可能であり、3種類の基礎幅に対応する3種類の盤状定規を用意することよりもコストが低くて済む。
【0040】
本発明のアンカーボルト設置金具セットは、上記実施形態に制限されることはない。例えば、上記実施形態においては、上記盤状定規11と上記アンカーボルト支持具16とは当接させていただけだが、上記盤状定規11と上記アンカーボルト支持具16をピン等を使って連結させるようにしても良く、このようにすることで、上記アンカーボルト支持具16を上記盤状定規11に対して位置合わせする手間が省ける。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明のアンカーボルト設置金具セットによれぱ、ホールダウン金物が取り付けられるアンカーボルトを、作業性良くコンクリート基礎内の正確な位置に埋設させることができる。また、安価で軽量なアンカーボルト設置金具セットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンカーボルト設置金具セットの第1実施形態の使用状態における斜視図である。
【図2】本発明のアンカーボルト設置金具セットの第1実施形態を示す平面図である。
【図3】本発明のアンカーボルト設置金具セットの第1実施形態を示す側面図である。
【図4】本発明の緊結補助具の実施形態を示す(a)最も好ましい例を示す斜視図(b)他の好ましい例を示す平面図及びそのA−A線断面図。
【図5】本発明の盤状定規及びアンカーボルト設置金具セットの第2実施形態を示す平面図である。
【図6】ホールダウン金物により垂直材と横架材とを緊結させた状態を示す斜視図である。
【図7】従来のアンカーボルト設置金具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1’ アンカーボルト設置金具セット
2 アンカーボルト
3 (コンクリート打設用)型枠
4 基礎
5 横架材
6 垂直材
7 ホールダウン金物
9 鉄筋
11 盤状定規
11b 当接端面
12,12’ 芯だし印(けがき印)
15 落とし枠
16 アンカーボルト支持具
17 緊結補助具
17a,17a’ 円筒状部分
17b,17b’ 板状部分

Claims (4)

  1. コンクリート基礎を打設する際にコンクリート打設用型枠に設置され、上記コンクリート基礎に埋設されるホールダウン金物用のアンカーボルトを仮固定するアンカーボルト設置金具セットであって、表面に芯だし印を有し且つ芯より所定の距離に当接端面を有し、下面に少なくとも一対の落とし枠を有する上記コンクリート打設用型枠の上端に架け渡される盤状定規と、表面に芯だし印を有し、該盤状定規に当接され、上記アンカーボルトを支持固定するアンカーボルト支持具と、該アンカーボルト支持具により支持された該アンカーボルトの下部を仮固定する緊結補助具とからなることを特徴とするアンカーボルト設置金具セット。
  2. 上記盤状定規の上記芯だし印は、柱中心を通る2本の直交する通り芯と柱芯を合わせることが可能となるように、上記盤状定規の四方端部の内、少なくとも互いに対向しない2つの端部に設けられたけがき印であり、上記アンカ−ボルト支持具の上記芯だし印は、上記アンカ−ボルトを所定の位置に位置決めすることが可能となるように、上記アンカ−ボルト支持具の略中心に設けられたけがき印である、請求項1に記載のアンカーボルト設置金具セット。
  3. 上記緊結補助具は、上記アンカーボルトを挿通する円筒状部分と、該円筒状部分に付設された板状部分とを有し、該板状部分の一部がねじられて、上記コンクリート基礎の鉄筋に装着固定される、請求項1又は2に記載のアンカーボルト設置金具セット。
  4. 上記落とし枠は上記コンクリート基礎の幅に対応して、上記盤状定規上で位置調整可能である、請求項1又は2に記載のアンカーボルト設置金具セット。
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