JP3940930B2 - 柱脚固定金物の支持装置 - Google Patents

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Description

この発明は、木造構造物で、基礎用型枠内にコンクリートを打設して基礎を構築する際に、柱を固定する為の金物を、基礎用枠の所定位置に保持する為の柱脚固定金物の支持装置に関する。
下端部をコンクリート製の基礎内に埋設して、上端部を露出して、上端部に柱脚を固定する断面T字状の柱脚固定金物が提案されている。この柱脚固定金物では、基礎と柱の柱脚とを直接接合するので、アンカーボルトを使用する場合に較べて、より大きな耐力で柱を接合することを実現した(特許文献1)。
この場合、基礎用型枠間に架設したアタッチメントで、柱脚固定金物を直接に支持していた(特許文献1の段落番号0050〜0058、図11)。
また、基礎用型枠条上縁で、基礎に埋設するアンカーボルトを支持する発明は、種々提案されている(例えば、特許文献2、3)。
特開2003−13502 特開平7−119159 特開2000−17671
前記従来のアタッチメントでは、基礎用型枠の上縁付近でアタッチメントで柱脚固定金物を保持してかつ、アタッチメントを基礎用型枠に仮固定していたので、また、柱脚固定金物が重いので(板厚2.3mm程度で、4kg程度)、安定して保持する為には、アタッチメントの小形化が図れない問題点があった。また、基礎用型枠の組立精度が悪い場合には、位置合わせが容易でない問題点があった。
また、アンカーボルトは、通常小径(12〜16mm程度)で、軽い(1kg程度)ので、アンカーボルトの保持方法を、そのまま柱脚固定金物に適用することもできなかった。
然るにこの発明では、柱脚固定金物を下垂れ状に保持できる保持具を、基礎用型枠上の受け具で受け、かつ柱脚固定金物を振れ止め具で係止するので、前記問題点を解決した。
即ちこの発明は、フランジに長さ方向の補強リブを突設してなる断面略T字状の柱脚固定金物を、基礎用型枠間に保持する支持装置において、以下の要件の保持具、受け具及び振れ止め具より構成したことを特徴とする柱脚固定金物の支持装置である。
(1) 前記基礎用型枠間で基礎用型枠の長さ方向に配置され、前記柱脚固定金物の上端部を着脱可能で、下垂れ状に保持できる保持具であって、前記基礎用型枠間で前記基礎用型枠の長さ方向に配置される保持具本体部と、該保持具本体部の下面側に固定され、前記柱脚固定金物のフランジと密接できると共に、前記柱脚固定金物の補強リブを挟持して係止できる保持具把持部とから構成した保持具
(2) 前記基礎用型枠間に架設して、前記保持具を支えることができる少なくとも2つの受け具であって、前記柱脚固定金物を取り付けた保持具を、振り子のように揺動可能に支持できる受け具
(3) 前記基礎用型枠間に架設して、前記保持具に保持した柱脚固定金物に係止して移動を規制できる振れ止め具。






また、前記において、受け具は、基礎用型枠間に架設できる受け具架設部の上面に、高さ調節自在に保持具を下から支えることができる支承部を取り付けて構成し、振れ止め具は、基礎用型枠間に架設できる架設部に、前記保持具に保持した柱脚固定金物の補強リブを嵌挿できる切欠きを形成した止め部を取り付けて構成することが望ましい。
この発明では、柱脚固定金物を下垂れ状に保持できる保持具を、受け具で型枠間で支え、保持具に保持した柱脚固定金物に係止して移動を規制できる振れ止め具とで支持装置を構成したので、型枠内で、柱脚固定金物の平面位置(センター位置)、高さの位置決めが作業も容易となる効果がある。また、保持具、受け具、振れ止め具の組立作業も簡略化できる効果がある。
また、型枠の上面位置など設置精度が悪い場合であっても、柱脚固定金物を正確な位置に保持できる効果がある。
また、型枠の組立工事が完了した後で施工できるので、型枠工事・配筋工事と緩衝することなく、総体として、コンクリート基礎の構築が効率良くできる効果がある。
また、支持装置は、基礎コンクリート内に残置する部材がないので、繰り返し利用でき、かつ使用により消耗する部材が無いので、繰り返し再利用できる効果がある。従って、金属資源の有効活用をはかることができる。
(1) この発明の支持装置を適用する柱脚固定金物20は、フランジ6に長さ方向の補強リブ7を突設してなる断面略T字状に形成される。下部2をコンクリート製の基礎57内に埋設し、上部3を基礎57から突出して、フランジ6を柱60の側面に固定して使用する(図3、図7)。即ち、柱60の脚部をコンクリート製の基礎57に、土台を介さずに固定する為に使用する。
(2) 保持具32は、型枠53、53間で型枠53の長さ方向に配置される(図7(a)参照)保持具本体部22と、保持具本体部22の下面側に固定され、柱脚固定金物20のフランジ6と密接できると共に、柱脚固定金物20の補強リブ7を挟持して係止できる保持具把持部26とから構成する(図1、図4)。
(3) 受け具43は、基礎用型枠53、53間に架設できる受け具架設部33の下方凸入部34の上面35に、保持具32の支持縦板24を支えることができるV字切欠き42を形成した支承板40を高さ調節自在に取付けて構成する(図2(a)(c))。
(4) 振れ止め具47は、基礎用型枠53、53間に架設できる振れ止め具架設部33に、保持具32に保持した柱脚固定金物20の補強リブ7を嵌挿できる嵌挿切欠き46を形成した止め部45を取り付けて構成する(図2(a)(b))。
(5) 型枠53、53間に架設した受け具43、43に、柱脚固定金物20を保持した保持具32を架設する(図5)。この際、保持具32の支持縦板24が、受け具43のV字切欠き42に支持されているので、柱脚固定金物20は下垂れ状で、揺動可能に支持される。
続いて、センター位置、高さ位置を調節して、柱脚固定金物20の補強リブ7を、型枠53、53間に架設した振れ止め具47の嵌挿切欠き46に嵌挿して、柱脚固定金物20の揺動及び移動を制し、現位置で静止させる。
その後、型枠53、53内にコンクリートを打設して、コンクリートが固化発現した後に、型枠53、53と共に、保持具32、受け具43、振れ止め具47を取り外す(図6(c))。
(6) このように構成した保持具32、受け具43及び振れ止め具47から支持装置50を構成する(図5)。
図面に基づきこの発明の実施例を説明する。
[A]柱脚固定金物20の構成
(1) 柱脚固定金物20は、フランジ6の中央部に軸方向の補強リブ7を突設してなる断面略T字状の基部1を形成する。基部1で、埋設予定のコンクリート製の基礎57の上面57aに位置する線を横中心線4とし、基礎57内に埋設される部分を下部2、基礎の上方に突出する部分を上部3とする(図3(a)(b))。また、柱脚固定金物20は防錆処理(例えば亜鉛メッキ)を施してしてある。
また、上部3のフランジ6に、横中心線4の目印となる開口8がフランジ6の両側縁から中間部まで形成されている。また、上部3のフランジ6に、柱40と固定するための透孔18、18が、縦方向に並列してかつ左右で高さを違えると共に、上下に位置する透孔18、18でも位置を違えて形成されている(図3(b))。また、上部3の補強リブ7に、横架材と接合する為の透孔19、19Aが夫々形成されている。各透孔18、19は、木ねじ等の挿通する固定手段の形状に合わせて形成してある。また、上側の透孔19Aは、支持装置に取り付ける際の差込ピンの挿入にも使用される。
また、下部2の中間部、及び下端部にフランジ6の全部を切り欠いた開口9、10が夫々形成されている。開口8、9、10により、フランジ6の下部2は、フランジ部材11、12、13に分割され、フランジ部材11、12は、中間部の縦線14から約45度の角度で、外方(補強リブ7の反対側)に折り曲げられている。ここで、フランジ部材11、12の折り曲げは基礎コンクリートにクラックが生じるおそれを排除し、基礎の側面部分でのコンクリートのかぶり厚を充分に確保するためになされ、折り曲げ角度は、30度〜90度(より良くは45度〜90度)で上記目的を達するように調節される。尚、最も下に位置するフランジ片13は小片であり、クラック等に与える影響が少ないと考えられ、柱脚固定金物20を設置する際の作業性を優先して、折り曲げ加工をしない。
また、フランジ部材12の折り曲げ線14に沿って、円形の透孔15、15が縦に並列して穿設されている。また、下部2の補強リブ7で、フランジ部材12に相当する高さに透孔16、16を穿設する。
前記開口8、9、10及び透孔16により、該部でコンクリートがつながり、コンクリート製の基礎57内での付着力が増す。また、開口9、10内を利用して、基礎用の鉄筋58、を挿通させることができ、基礎用の鉄筋58の配筋に支障が無い(図3(a)(b)鎖線図示58)。
尚、前記において、フランジ11、12を縦線14から折り曲げたが、基礎の幅が広い場合(例えば、200mm程度)場合には、折り曲げなくても良い(図示していない)。
(2) 以上のような構成の柱脚固定金物20は、予め所定の透孔15、16、18、19等、開口8、9、10等が穿設された所定形状の板材を形成し、縦中心線(補強リブ7の稜線)5の両側を補強リブ片7a、7a、補強リブ片7aの外側に夫々フランジ片を形成してある(図1(a)参照)。板材をプレスにより、補強リブ片6aとフランジ片7aの境界を90度に屈曲し、その後、縦中心線5に沿って補強リブ片7a、7aを90度の角度で屈曲し、更に両補強リブ片7a、7aが重ねるようにプレス作業をして形成する。従って、重ねた補強リブ片7a、7aから補強リブ7を形成し、補強リブ7a、7aを挟んで分離されたフランジ片6a、6aからフランジ6を構成する。
尚、屈曲する前の板材の状態で防錆処理を完了させておくことが望ましい。また、穿孔と折り曲げだけで成形するので、防錆処理を施した板材を使用することもできる。
尚、プレスのみにより製造する他、フォーミングマシン等により折り曲げ成形により製造し、あるいはプレスと折り曲げ成形とを併用することもでき、製造方法は任意である。
(3) また、筋かいを固定する場合には、上部3が3aまで延長され、補強リブ7に筋かいと固定する為の透孔が穿設される(図示していない)
[B]支持装置の構成
(1) 水平方向で長さLの水平基板23の下面23bの中央に、長さ方向全長に、かつ鉛直に、支持縦板24を形成して、断面略T字状の保持具本体部22を構成する。保持具本体部22は、柱脚固定金物20の基部1と同様に、予め孔を穿設した板材を屈曲して、断面T字状に形成する。従って、支持縦板24は折り重ねられた2枚の支持縦板片24a、24aから構成し、水平基板23は分離された水平基板片23a、23aから構成される。
板材を屈曲して、幅Lの隙間28を設けてU字状に屈曲した挟持板27の自由縁に、柱脚固定金物20のフランジ6との当接板29、29を連設して、断面略T字状の保持具把持部26を形成する。幅Lは柱脚固定金物20の補強リブ7の厚さに対応させて形成する。保持具把持部26の挟持板27の一側は、折曲げ部分を切り欠いて、スリット30を形成してある。スリット30の長さは、保持具本体部22の支持縦板24の高さに応じて形成される。
スリット30を上にして、保持具把持部26を保持具本体部22の水平基板23の下面23bに固定する。保持具把持部26の上面は、水平基板23の下面23bに当接して、スリット30内に保持具本体部22の支持縦板24が嵌挿され、当接面を溶接して、保持具把持部26と保持具本体部22とを固定する。保持具把持部保持具本体部との固定は、保持具把持部26の上端に形成した突起(図示していない)を、水平基板23に形成した透孔(図示していない)に嵌挿して、必要部分を溶接して行う。
また、保持具把持部26に、柱脚固定金物20の補強リブ7に設けた透孔19Aと連通して、差込ピンを嵌挿できる透孔31を穿設する。
柱脚固定金物20は、通常、1つの柱に対して、対向する両側面に取り付けられるので、保持具把持部26も、1つの柱に対応して、当接板29、29を距離Lだけ離して、対向させて、1対づつ取付ける。即ち、Lは、
=(柱径L)+(柱脚固定金物20のフランジ6の厚さ)
で形成されている(図4(a)(b))。
また、1つの保持具本体部22に対して、1対の保持具把持部26、26を、距離L離して、2箇所に形成する。Lは柱の設置間隔(例えば、芯々で0.91m。メーターモジュールでは1.0m等)で形成されている。
以上のようにして、保持具32を形成する(図1(a)〜(c))。
(2) 使用する基礎用型枠53、53は、2枚の基礎用型枠53、53を対向して並列して構成するので、対向する基礎用型枠53、53の内面55、55間の距離Lに対応して、並列した基礎用型枠53、53間に嵌挿できる下方凸入部34と、基礎用型枠53の上面54に当接する当接部36を、下方凸入部34の両端に連設して、架設部33を形成する。架設部33は、板状体を屈曲して製造し、平坦な平板状の両側に段差37、37を形成した下方凸入部34と、段差37を介して、平板状の当接部36、36が連設された構成となっている。
架設部33の下方凸入部34の上面35に、縦板38を突設し、縦板38に沿わせて支承板40を配置し、縦板38の透孔39と支承板40の縦長孔41とを連通させ、軸を透孔39に挿入した蝶ボルト(図示していない)で両部材38、40を着脱自在に取り付ける。蝶ボルトを緩めれば、支承板40は昇降可能となる。支承板40の上端には、保持具32の支持縦板24の下縁を支持する角度60°程度のV字切欠き42を形成する。
以上のようにして、受け具43を構成する(図2(a)(c))。
(3) 受け具43と同じ構成の架設部33を使用する。即ち、架設部33は、板状体を屈曲して製造し、平坦な平板状の下方凸入部34の両側の段差37、37に、平板状の当接部36、36が連設された構造となっている。
板材の一側に、柱脚固定金物20の補強リブ7を嵌挿できる幅Lの嵌挿切欠き46を形成して、止め部45を形成する。止め部45の他側を、架設部33の下方凸入部34の上面35の中央に固着する。止め部45は、嵌挿切欠き46が下方凸入部34の縁から突出した位置に配置される。
以上のようにして、振れ止め具47を構成する(図2(a)(b))。
(4) 以上のように構成した保持具32、受け具43、振れ止め具47からこの発明の支持装置50を構成する(図5(a))。
[C]施工方法
続いて、上記支持装置50の使用、即ち、柱脚固定金物20を基礎57に埋設する方法を説明する。
(1) 基礎構築予定位置で、捨てコンクリート52を打って、捨てコンクリート52上に、構築予定の基礎57の平面形状に合わせて墨出しをすると共に、墨出しに合わせて、基礎構築用の鋼板製の基礎用型枠53、53を組み立てる(図7(a)(b)参照)。また、コーナ部分の外周側には、平面略L字状のコーナー用の基礎用型枠53Aを使用し、基礎用型枠53と基礎用型枠53Aとの継ぎ目が、基礎57のセンターになるように配置されている(図7(a))。
また、通常は、基礎用型枠53の内面53に、コンクリート製の基礎57の上面57a位置が水平方向に墨出しされている(図5(a)参照)。
(2) 保持具32の保持具把持部26の隙間28に、柱脚固定金物20の補強リブ7の上端部を挟み、フランジ6を保持具把持部26の当接板29に対向して当接する(フランジ6と当接板29とは、緩い密着状態となっている)。保持具把持部26の透孔31から差込ピン(ドリフトピン)56を差し込み、補強リブ7の透孔19Aを貫通させ、柱脚固定金物20を保持具32に仮止めをする(図4(a)(b))。柱脚固定金物20は、保持具32の保持具把持部26と平行に取り付けられ、結果、保持具本体部22と直角に取り付けられる。
(3) 柱60の構築位置(即ち、保持具32の配置位置)に対応させて、基礎用型枠53、53の上面54、54に受け具43、43を配置する(図2(a)(c))。受け具43は、当接部36の下面が基礎用型枠53の上面54に当接し、下方凸入部34が基礎用型枠53、53間に嵌挿され、基礎用型枠53、53の幅方向には移動が規制される。
尚、この支持装置50(支承板40)は上下方向の位置調節が容易であるので、基礎用型枠53の上面54の位置が正確に設定されている必要はない。また、この時点では、受け具43の水平方向の位置は正確に置かれている必要はない。
(4) 次に、所定平面位置に、柱脚固定金物20を取り付けた保持具32を配置し、受け具43に保持具32を載置する(図5)。この際、少なくとも2つの受け具43に、保持具32が架設支持され、保持具32の支持縦板24の下端が、受け具43の支承板40のV字切欠き42に当接する(図6、図2(c))。従って、柱脚固定金物20は下垂れ状で、振り子のように揺動可能に支持される。
(5) この際、柱の構築予定位置に合わせて、センター位置及高さ位置を調整する。センター位置のうち、基礎用型枠53の長さ方向の調節は、保持具32を移動して、調節する。この際、受け具43は、保持具32に対して、対称な位置に配置されると安定するので、必要ならば受け具43を適宜調節する。また、基礎用型枠53の幅方向の位置は、例えば、コーナー用の基礎用型枠53Aとの継ぎ目から水糸を張って、作業をする(図示していない)。
また、通常は、柱脚固定金物20の補強リブ7が基礎用型枠53、53間の中心に位置するように保持具32、受け具43を調節してあるので、センター位置のうち、基礎用型枠53の幅方向の位置は、調節する必要がなく、また、下方凸入部34が基礎用型枠53、53の間に嵌挿されるので、幅方向の移動は規制される(図6、図2(c))。
また、高さ方向の調節は、受け具43の蝶ボルト(図示していない)を緩めて、支承板40を昇降して、調節する。この際、柱脚固定金物20の開口8の位置(横中心線4の位置)を、基礎用型枠53、53に墨出しされた位置に合わせる。
(6) 位置調節が完了したならば、振れ止め具47の嵌挿切欠き46に柱脚固定金物20の補強リブ7が嵌挿されるように、振れ止め具47を配置し、当接部36、36を基礎用型枠53、53の上面54に載置する(図5)。この際、振れ止め具47と受け具43とが基礎用型枠53上で緩衝する場合には、振れ止め具47を優先して、受け具43を移動させる。
また、受け具43、振れ止め具47の位置が決まったならば、基礎用型枠53の上面板との間に、クランプ48、48で挟み、移動を確実に規制することもできる(図6)。
(7) 続いて、基礎用型枠53、53間に、コンクリートを打設する(図7(a)(b))。尚、保持具32の設置の前に、あるいは保持具32の設置と平行して、構造用鉄筋58、58の配筋が完了している。
また、コンクリート打設前に、支持装置50をカバー62で一部又は全部を覆い支持装置50の移動を防止することもできる(図7(b)鎖線図示)。とりわけ、コンクリート圧送用のポンプホースが支持装置50触れることを防止できる。
(8) コンクリートが固化発現後、基礎57が構築され、基礎用型枠53を解体する際に、あるいは基礎用型枠53を解体する前後に、差込ピン56を抜き、柱脚固定金物20を残して、保持具32、受け具43、振れ止め具47を取り外す。
以上で、コンクリート製の基礎57への柱脚固定金物20の埋設が完了する。その後、基礎57の上面で、柱脚固定金物20、20間に柱60(柱径L)を立設する。柱60は18、18、柱脚固定金物20のフランジ6、6に沿って配置され、フランジ6、6の透孔18、18から木ねじ等を打ち込んで、柱脚固定金物20、20と柱60を固定する(図3(a)(b)、図7(a)(c))。
[D]他の実施例
(1) 前記実施例において、「1対の保持具把持部26、26」の設置間隔Lは固定としたが(図1)、保持具本体部の中間部を伸縮可能し、あるいは保持具把持部保持具本体部の複数位置に係脱可能として、設置間隔Lは可変とすることもできる(図示していない)。
(2) また、前記実施例において、保持具32は、保持具本体部22に「1対の保持具把持部26、26」を2つ設けて構成したが、1つあるいは、3つ以上設けることもできる(図示していない)。
(3) また、前記実施例において、「1対の保持具把持部26、26」において、保持具把持部の設置間隔Lを固定としたが、スライド可能として、複数の柱径(例えば120cmと105cm)に対応できるように構成することもできる(図示していない)。
(4) また、前記実施例において、保持具32で、保持具本体部22を断面T字状としたが、受け具43のV字切欠き42で受けられれば、断面V字状等他の形状とすることもできる(図示していない)。また、保持具32は、支持縦板24を有し、水平基板23は略水平を保つことができれば、板状に代えてパイプ状の部材等を採用することもできる(図示していない)。
また、保持具把持部26も、水平基板23に対して下垂れ状に柱脚固定金物を支持して、かつ着脱自在であれば、他の構造とすることもできる(図示していない)。
(5) また、前記実施例において、受け具43は、保持具の支持縦板24を受けるV字切欠きを有し、かつV字切欠きを形成した部材が昇降自在で有れば、他の構造を採用することもできる(図示していない)。
(6) また、前記実施例において、振れ止め具47は、架設部33に嵌挿切欠き46を形成した止め部45を固定して構成したが、止め部45を省略して、架設部33の下方凸入部に直接に、嵌挿切欠き46を形成することもできる(図示していない)。
また、前記実施例において、振れ止め具47の嵌挿切欠き46は、柱脚固定金物20の補強リブ7の先端部が嵌挿できるような形状としたが、補強リブ7と係止して、揺動を規制すれば良いので、例えば略V字状に形成することもできる(図2(a)鎖線図示46)。
(7) また、前記実施例において、振れ止め具47に代わり、又は併用して、同様の嵌挿切欠き64を形成した平板状の板材からなるずれ止め具63を使用することもできる(図8)。ずれ止め具63には、基礎用型枠53の上面を塞ぐ面積を少なくするために開口65が形成されている(図8(a))。ずれ止め具63は、基礎用型枠53の上面54、54に載せて架設し、同様に基礎用型枠53とクランプ48で、仮止めする(図8(b))。
次に、図9〜図12に基づきこの発明の支持装置の他の実施例を説明する。柱脚固定金物20は、前記実施例1と同じである。実施例1と同様に、保持具32、受け具43、振れ止め具47からこの発明の支持装置50を構成する。
[A]保持具32(図9)
(1) 保持具32は、実施例1同一の機能を有し、実施例1と同様に、断面略T字状の保持具本体部22と柱脚固定金物20を保持する保持具把持部26とからなる。保持具本体部22は、前記実施例では、折り曲げて形成したが、本実施例では、L字状の2枚の保持具本体部片22a、22aをリベット等によりかしめて一体に形成する。また、1対の保持具把持部26、26を距離Lを離して使用したが、この実施例では、一体に形成してある。
即ち、水平方向で長さLの保持具本体部片22aは、水平基板片23aとこれに直角な支持縦板片24aから構成する。保持具本体部片22a、22aを、支持縦板片24a、24aを当接して、重ねる。重ねた支持縦板片24a、24aにリベットを打ち、かしめて一体の支持縦板24を構成する。水平基板片23a、23aから水平基板23を構成し、支持縦板片24a、24aから支持縦板24を構成する。支持縦片には、受け具43を取り付けるための透孔を多数穿設してある。
水平基板23の上面(支持縦板24の他側)の一端部に係止爪67、67aを形成した連結板68を取り付け、他端部に係止爪67と係止できる係止孔69、係止爪67aと係止できる係止切欠き69aを形成する(図9(a)(b))。
(2) また、保持具把持部26は、略コ字状の2つの把持部片26a、26aを距離Lの隙間を空けて、かしめ部71で、リベット等でかしめて連結して構成する。距離Lは柱脚固定金物20の補強リブ7の厚さに対応させて形成する。
保持具把持部片26aは、挟持板片27aの一側を直角に屈曲して、柱脚固定金物20の補強リブ7に設けた透孔19Aと連通して、差込ピンを嵌挿できる透孔31、31を穿設して、形成する。2つの挟持板片27a、27aを当接板片29a、29aを対向して、距離Lの距離を空け、両挟持板片27a、27aの上部を、横方向のつなぎ板片70aで連結して一体の略コ字状の保持具把持部片26aを形成する。つなぎ板片70aの両端部(挟持板27aの上端部)に保持具本体部22の支持板24の透孔と連通する透孔72、72を穿設する。また、Lは、前記実施例1と同様に、
=(柱径L)+(柱脚固定金物22のフランジ6の厚さ)
で形成されている(図9(a)。図4参照)。
保持具把持部26で、挟持板片27a、27aから挟持板27を構成し、当接板片29a、29aから当接板29を構成し、つなぎ板片70a、70aからつなぎ板70を構成する。また、かしめ部71は、挟持板片27aで、当接板片29aと反対側の側縁に形成され、当接板片29a側に、距離Lの隙間28(柱脚固定金物20の補強リブ7を挿入する)が形成される。また、つなぎ板片70a、70aの間が、実施例1のスリット30を構成する。
(3) スリット30(つなぎ板70)を上にして、保持具把持部26の支持縦板24をつなぎ板片70a、70a間に挿入する。保持具把持部26の透孔72、72を水平支持板の透孔(図示していない)に連通させて、蝶ねじ(図示していない)を挿通締付けして、保持具本体部22と保持具把持部26とを固定して、保持具32を構成する(図1(a)(b)(c))。また、前記実施例1と同様に、1つの保持具本体部22に対して、1対の保持具把持部26、26を、距離L離して、2箇所に形成する。Lは柱の設置間隔(例えば、芯々で0.91m。メーターモジュールでは1.0m等)で形成されている。
[B]受け具43(図10)
(1) 使用する基礎用の基礎用型枠53、53は、2枚の基礎用型枠53、53を対向して並列して構成するので、対向する基礎用型枠53、53の内面55、55間の距離Lに対応して、並列した基礎用型枠53、53間に架設する架設部33とする。
この実施例の受け具43の架設部33は、中間部75を幅細とし、基礎用型枠53の上面に載置される両端の当接部36を幅広に形成したフラット状で、当接部36の外側を下方に屈曲した係止片74を形成し、中間部75の両側を下方に折り曲げて、基礎用型枠53、53間に挿入される係止片76、76を形成してある。架設部33の中間部76に幅方向の長孔76aを形成し、両当接部36、36には基礎用型枠53の長さ方向に長孔73を夫々形成してある。
(2) 架設部33の中間部75の長孔76aに、下方からボルト79の軸部81を貫通して上方に突出させる。ボルト79の軸部81に螺合したナット82とボルト79の頭部80とで、中間部75を挟持して、中間部75にボルト79を立設固定する。
水平板77の両端に、実施例1と同様に、上端にV字切欠き42を形成した支承板40、40(保持具32の保持具本体部22を支持できる)を夫々連設して、水平板77の透孔78にボルト79を挿通する。水平板77を下面側のナット(ボルト79に螺合)83と上面側の蝶ナット(ボルト79に螺合)84で挟み、架設部33、ボルト79、水平板77を一体に取付ける。以上のようにして、実施例1と同一機能の受け具43を構成する。(図10(a)(c))。
[C]振れ止め具47
対向する基礎用型枠53、53の内面55、55間の距離Lに対応して並列した基礎用型枠53、53間に架設する架設部33は、基礎用型枠53の上面に載置される両端の当接部36、3を形成し、中間部を上に凸となるように屈曲して、段差37、37を介して、水平部85を形成する。水平部85の一縁中央に、柱脚固定金物20の補強リブ7を嵌挿できる幅Lの嵌挿切欠き46を形成して止め部45とする。
以上のようにして、実施例1と同一機能の振れ止め具47を構成する(図10(a)(b))。
[D]施工方法
(1)この実施例では、構築する基礎用型枠の上方(基礎の上方)に、総て保持具32、32を配置し、隣接する保持具32、32を仮止めする。従って、予め、モジュール毎に、数種類〜10数種類の長さの異なる保持具本体部22を用意し、「保持具の割り付け図」(図11)に合わせて、保持具本体部22、22の割付を決める。また、柱の構築位置(即ち柱脚固定金物20の位置)に合わせて、各保持具本体部22、22に保持具把持部26、26を取り付けておく。
この際、保持具本体部22の端部や、基礎の隅部等に位置する柱では、柱脚固定金物20は1対の使用とならないので、挟持板27(当接板29)が1つの保持具把持部26A(図9(a)鎖線図示)を使用する。
このように、予め工場等で(現場に搬入する前に)保持具把持部26、26Aを所定位置に取り付けた保持具32を使用するので、現場での取付作業を簡略化でき、施工時間の短縮を図れる。尚、保持具把持部26、26Aを保持具本体部22に取付ける作業を構築現場で行うこともできる。
上記以外は、施工方法は、保持具32を連結する以外は、前記実施例1と同様であるので、概略して説明する。
(2) 実施例1と同様に、保持具32の保持具把持部26の隙間28に、柱脚固定金物20の補強リブ7の上端部を挟み、フランジ6を保持具把持部26の当接板29に対向して当接する(フランジ6と当接板29とは、緩い密着状態となっている)。保持具把持部26の透孔31から差込ピン(ドリフトピン)56を差し込み、補強リブ7の透孔19Aを貫通させ、柱脚固定金物20を保持具32に仮止めをする(図9鎖線図示20。図4(a)(b)参照)。柱脚固定金物20は、保持具32の保持具把持部26と平行に取り付けられ、結果、保持具本体部22と直角に取り付けられる。
(3)実施例1と同様に、基礎構築予定位置で、捨てコンクリート52上に、構築予定の基礎57に合わせて墨出し、墨出しに合わせて、基礎構築用の鋼板製の基礎用型枠53、53を組み立てる(図7(a)(b)参照)。また、通常は、基礎用型枠53の内面53に、コンクリート製の基礎57の上面57a位置が水平方向に墨出しされている(図5(a)参照)。
(4) 「保持具の割り付け図」(図11)の保持具32の位置に合わせて、基礎用型枠53、53の上面54、54に受け具43、43を配置する(図10。図2(a)(c)参照)。受け具43は、当接部36の下面が基礎用型枠53の上面54に当接し、係止片74、76により、受け具43の水平方向の移動が規制される。尚、受け具43のV字切り欠き42が所定高さとなるように、ナット83、蝶ナット84で調節しておく。また、構築現場で、高さに多少ずれが合った場合でもナット83、蝶ナット84を調節することにより、容易に合わせることができる。
(5) 次に、「保持具の割り付け図」(図11)に従って、始点87(図11鎖線図示)を基準にして順番に、柱脚固定金物20を取り付けた保持具32、32を配置し、隣接する保持具32の保持具本体部22を、係止爪67、係止爪67aを係止孔69、係止切欠き69aに係止しながら、連結する。
この際、少なくとも2つの受け具43に、保持具32が架設支持され、保持具32の支持縦板24の下端が、受け具43の支承板40のV字切欠き42に当接する(図10(c))。従って、柱脚固定金物20は下垂れ状で、振り子のように揺動可能に支持される。
(6) 必要ならば、総ての保持具32、32の配置が完了したならば、あるいは、保持具32、32を配置しながら、柱の構築予定位置に合わせて、センター位置及び高さ位置を調整する。基礎用型枠53の幅方向の調節は、受け具32の長孔76a内でボルト79の位置を調節して行う。また、高さ方向の調節は、受け具32の蝶ナット84、ナット83を調節して行う。
(7) 位置調節が完了したならば、振れ止め具47の嵌挿切欠き46に柱脚固定金物20の補強リブ7が嵌挿されるように、振れ止め具47を配置し、当接部36、36を基礎用型枠53、53の上面54に載置する(図10(a)(b)。図5参照)。振れ止め具47の位置が決まったならば、基礎用型枠53の上面板と当接部36との間に、クランプ48、48で挟み、移動を確実に規制する(図10(a)(b))。
また、コーナー部分や、保持具32、32が角度をもって交わる位置では、隣接する保持具32、32の保持具本体部22、22を、「連結板68類似の部材(図示していない)」及び/又は「コーナーステー86」で、連結して移動を規制する(図11、鎖線図示86)。
(8) 続いて、基礎用型枠53、53間に、コンクリートを打設する(図7(a)(b)参照)。この際、隣接する保持具32、32が互いに接合されているので、柱脚固定金物20や支持装置50(保持具32、受け具43、振れ止め具47)に多少の衝撃が加えられても、ずれるおそれがない。
(9) コンクリートが固化発現後、基礎57が構築され(図12)、基礎用型枠53を解体する際に、あるいは基礎用型枠53を解体する前後に、差込ピン56を抜き、柱脚固定金物20を残して、保持具32、受け具43、振れ止め具47を取り外す。
以上で、コンクリート製の基礎57への柱脚固定金物20の埋設が完了する。その後、基礎57の上面で、柱脚固定金物20、20間に柱60(柱径L)を立設する(図12鎖線図示60、図3(a)(b)参照、図7(c)参照)。
[E]他の実施例
(1) 保持具本体部22は、を連結する一端に係止爪67、67aを有する連結板68を固定し、他側に係止孔69、69aを形成して、連結したが、保持具本体部が長さ方向に連結できれば、その構造は任意である。例えば、保持具本体部22の両端に、係止孔69等を形成し、係止爪69、69を形成した別部材の連結板68を両保持具本体部22、22間に係止することもできる(図示していない)。
この発明の支持装置に使用する保持具で、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)右側面図、(d)は(c)のG−G線における断面図である。 同じく支持装置に使用する受け具及び振れ止め具で、(a)は平面図、(b)はB−B線における断面図、(c)はA−A線における断面図である。 この発明の支持装置に適用する柱脚固定金物で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は平面図、(d)はC−C断面図である。 (a)は保持具に柱脚固定金物を取り付けた状態の正面図で、(b)は(a)のD−D線における断面図である。 (a)は、柱脚固定金物を取り付けた保持具を基礎用型枠に保持した状態の縦断面図で、(b)は(a)のE−E線における断面図である。 図5(b)のF−F線における断面図である。 (a)この発明の実施例の柱、柱脚固定金物、保持具の配置を表す平面図、(b)コンクリートを打設した後の概略した縦断面図、(c)は基礎用型枠を外した状態の概略した縦断面図である。 この発明の実施例で使用するずれ止め具で、(a)は平面図、(b)は(a)のH−H線における断面図である。 この発明の支持装置に使用する他の保持具で、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)右側面図、(d)は(c)のI−I線における断面図である。 同じく支持装置に使用する他の受け具及び他の振れ止め具で、(a)は平面図、(b)はJ−J線における断面図、(c)はK−K線における断面図である。 この発明の概略した「保持具の割り付け図」である。 この発明のコンクリートを打設完了した状態の縦断面図である。
符号の説明
1 基部
2 基部の下部
3 基部の上部
4 横中心線
6 フランジ
6a フランジ片
7 補強リブ
フランジ(下部)の開口
フランジ(下部)の開口
10 フランジ(下部)の開口
11 フランジ部材
12 フランジ部材
13 フランジ部材
15 フランジ(上部)の透孔
16 補強リブ(下部)の透孔
18 フランジ(上部)の透孔
19、19A 補強リブ(上部)の透孔
20 柱脚固定金物
22 保持具本体部
23 保持具本体部の水平基板
24 保持具本体部の支持縦板
26 保持具把持部
26A 保持具把持部(実施例2)
27 保持具把持部の挟持板
28 挟持板の隙間
29 保持具把持部の当接板
30 保持具把持部のスリット
31 挟持板の透孔
32 保持具
33 受け具の架設部
33A 振れ止め具の架設部
34 架設部の下方凸入部
36 架設部の当接部
37 架設部の段差
38 架設部の縦板
39 縦板の透孔
40 受け具の支承板
41 支承板の縦長孔
42 支承板のV字切欠き
43 受け具
45 振れ止め具の止め部
46 止め部の嵌挿切欠き
47 振れ止め具
48 クランプ
50 支持装置
53 基礎用型枠
53A 基礎用型枠(コーナー用)
54 基礎用型枠の上面
55 基礎用型枠の内面
56 差込ピン
57 基礎
57a 基礎の上面
58 鉄筋
60 柱
62 カバー
63 ずれ止め具
64 ずれ止め具の嵌挿切欠き
65 ずれ止め具の開口

Claims (2)

  1. フランジに長さ方向の補強リブを突設してなる断面略T字状の柱脚固定金物を、基礎用型枠間に保持する支持装置において、以下の要件の保持具、受け具及び振れ止め具より構成したことを特徴とする柱脚固定金物の支持装置。
    (1) 前記基礎用型枠間で基礎用型枠の長さ方向に配置され、前記柱脚固定金物の上端部を着脱可能で、下垂れ状に保持できる保持具であって、前記基礎用型枠間で前記基礎用型枠の長さ方向に配置される保持具本体部と、該保持具本体部の下面側に固定され、前記柱脚固定金物のフランジと密接できると共に、前記柱脚固定金物の補強リブを挟持して係止できる保持具把持部とから構成した保持具
    (2) 前記基礎用型枠間に架設して、前記保持具を支えることができる少なくとも2つの受け具であって、前記柱脚固定金物を取り付けた保持具を、振り子のように揺動可能に支持できる受け具
    (3) 前記基礎用型枠間に架設して、前記保持具に保持した柱脚固定金物に係止して移動を規制できる振れ止め具。
  2. 受け具は、基礎用型枠間に架設できる受け具架設部の上面に、高さ調節自在に保持具を下から支えることができる支承板を取り付けて構成し、
    振れ止め具は、基礎用型枠間に架設できる架設部に、前記保持具に保持した柱脚固定金物の補強リブを嵌挿できる切欠きを形成した止め部を取り付けて構成したことを特徴とする請求項1記載の柱脚固定金物の支持装置。
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