JP2023006767A - アンカーボルト支持具、基礎施工方法及び基礎施工方法に用いられるアンカーボルト - Google Patents
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Abstract
Description
この鉄骨構造の建物の柱脚部は、基礎コンクリート内に埋設されるアンカーボルトにより固定されている。
特許文献1に記載のアンカーボルト支持具は、基礎地盤上に設けられたベース部材と、当該ベース部材から立設した支柱部材と、当該支柱部材の上部に設けられ、高さ調整が可能なアンカー保持部と、によって構成されている。
例えば、特許文献1に記載のアンカーボルト支持具では、高さ調整が可能な上記アンカー保持部によってアンカーボルトの高さ位置が調整されている。
しかし、当該アンカー保持部は比較的複雑な構造となっていたため、アンカーボルトの高さ位置を容易に調整できる技術が求められていた。
当該鉄筋ユニットは、例えばスペーサーなどによって下方から支持されており、当該スペーサーの設置作業を別途行う必要があった。
そこで、スペーサーを不要とし、当該鉄筋ユニットを簡易に設置できる技術が求められていた。
また、本発明の他の目的は、アンカーボルト支持具を利用して鉄筋ユニットを簡易に設置可能なアンカーボルト支持具、基礎施工方法及び基礎施工方法に用いられるアンカーボルトを提供することにある。
上記構成により、建物の基礎を施工するにあたって、アンカーボルトの高さ位置を容易に調整可能なアンカーボルト支持具を実現できる。
詳しく述べると、アンカー支持部材が、アンカーボルトの被係合部に対し上下方向において脱着可能に係合するアンカー係合部を有し、アンカーボルトの高さ位置を変更可能となるように構成されている。つまり、アンカーボルト支持具(アンカー支持部材)が、アンカーボルトに係合した状態でそのままアンカーボルトの高さ位置を変更させることができる。
上記構成により、ボルトナット機構という簡単な構成で、アンカーボルトの高さ位置を一層容易に調整することができる。
上記構成により、スペーサーなどによって下方から支持しなくても、アンカーボルト支持具を利用して鉄筋ユニットを簡易に設置することができる。
上記構成により、アンカー支持部材と鉄筋支持部材を互いに干渉させることなく、ベース部材の外郭部分にそれぞれバランス良く配置することができる。また、ベース部材の外郭部分にそれぞれ間隔を空けて配置することで、複数のアンカーボルト及び鉄筋ユニットを安定して支持することも可能となる。
上記構成により、上記基準線を目印として、ベース部材を基礎地盤上の所定位置(柱の立設位置)に精度よく設置できる。
上記構成により、鉄筋支持部材は、ベース部材の上方に突出しており、鉄筋ユニットを下方から支持するものであるため、スペーサーなどを不要とし、アンカーボルト支持具を利用して鉄筋ユニットを簡易に設置することができる。
また、アンカーボルト支持具を利用して鉄筋ユニットを簡易に設置することが可能となる。
本実施形態は、建物の基礎を施工する際に用いられ、基礎コンクリート中にアンカーボルトと共に埋設され、アンカーボルトを下方から支持する「アンカーボルト支持具」の発明に関するものである。
また、当該アンカーボルト支持具を用いた建物の「基礎施工方法」の発明に関するものである。
また、当該基礎施工方法に用いられる「アンカーボルト」の発明に関するものである。
基礎1には、図1に示すように、基礎地盤30(捨てコンクリート)上に設置されるアンカーボルト支持具40と、アンカーボルト支持具40によって支持され、基礎1及び柱(柱脚)を連結するための複数のアンカーボルト10と、アンカーボルト支持具40によって支持され、複数のアンカーボルト10を囲むように配置される鉄筋ユニット20(柱型鉄筋ユニット)と、が埋設されることになる。
アンカーボルト10は、基礎施工治具Jによって上方から吊り下げられて組み付けられており、アンカーボルト支持具40によって下方から支持されている。
アンカー定着部13の底面には、図4、図5に示すように、アンカーボルト支持具40(アンカー支持部材42)の上端部に設けられたアンカー係合部42cに対し上下方向において脱着可能に係合する被係合部13aが形成されている。
被係合部13aは、六角形状の凹部であって、アンカー定着部13底面の中央部分に形成されている。
なお、被係合部13aは、六角形状の凹部に限定されることなく、三角形状や四角形状等の多角形状の凹部として形成されていても良い。あるいは、多角形状の凸部として形成されていても良い。
鉄筋ユニット20は、アンカーボルト10を囲むように保持する複数の帯筋20aと、複数の帯筋20aと鉛直方向で連結する複数の柱筋20bと、を有している。
帯筋20aは、鉛直方向において所定の間隔を空けて複数並べて配置されており、所定位置に立設された柱筋20bと連結されており、複数の帯筋20a及び複数の柱筋20bが一体となっている。
帯筋20aは、略四角形状のループ状に形成されており、棒状部材で構成されている。そして、帯筋20aは、所定部分において帯筋20a同士が上下で重なっている。
柱筋20bは、帯筋20aと同様の棒状部材であって、例えば鉄筋部材などである。
基礎施工治具Jは、図1に示すように、鉄筋コンクリート製の建物の基礎1を施工する際に用いられる治具であって、例えば、ハイベース工法(露出型固定柱脚工法)による基礎の施工の際に用いられる治具である。
具体的には、基礎施工治具Jは、基礎コンクリートを打設する際に用いられ、基礎1の形状に合わせて組まれた基礎用型枠J10と、基礎用型枠J10の上部に架設され、基礎コンクリートに複数のアンカーボルト10を一部突出させた状態で埋設するためのアンカー吊り下げ治具J20と、から主に構成されている。
組み立てられた基礎用型枠J10(J10A、J10B)の上面には、基礎1の延出方向に沿ってアンカー吊り下げ治具J20(アンカー定規J21)が組み付けられる。
なお、図1において基礎用型枠J10が一部省略されている。
具体的には、アンカー定規J21は、基礎用型枠J10の上面に固定される枠状の型枠固定部J21aと、型枠固定部J21aよりも内側位置に配置され、複数のアンカー高さ調整部材J22を支持する枠状のアンカー支持部J21bと、型枠固定部J21a及びアンカー支持部J21bを連結する複数の連結部J21cと、を有している。
アンカー支持部J21bは、矩形枠状からなり、アンカー支持部J21bの四隅には、アンカー高さ調整部材J22を組み付けるための組み付け穴J21dがそれぞれ形成されている。
また、高さ調整ナットJ22dの下部には、アンカーボルト10のアンカーネジ部12が螺合されており、高さ調整ナットJ22d及びアンカーボルト10が一体となって連結されている。
<アンカーボルト支持具>
ベース部材41の中央部分には、略四角形の確認穴41aが形成されている。
そして、確認穴41aの外郭部分には、三角形状の切り込み部41bが所定の間隔を空けて複数形成されている。
基礎地盤30上にアンカーボルト支持具40を設置する際には、基礎地盤30上に予め描かれた基準線(墨だし線)を確認穴41aを通じて視認し、当該基準線(墨だし線)を目印として、切り込み部41bと基準線(墨だし線)との位置を合わせる。これにより、基礎地盤30上の所定位置(柱の立設位置)にアンカーボルト支持具40を精度よく設置できる。
固定穴41cは、確認穴41aを囲むように所定の間隔を空けて複数設けられている。
そして、固定穴41cは、不図示の固定部材(例えば、コンクリート釘)を用いて、基礎地盤30上にベース部材41を固定する際に利用される。
アンカー支持部材42は、ベース部材41から上方に突出し、ベース部材41上の外郭部分に複数設けられている。
アンカー支持部材42の上端部には、アンカー係合部42cが形成され、アンカー係合部42cは、アンカーボルト10の下端部に設けられた被係合部13aに対して上下方向に脱着可能に係合する。
そして、アンカー支持部材42は、アンカーボルト10の高さ位置を変更可能となるように構成され、アンカーボルト10の高さ位置(初期の高さ位置)を調整できる。
具体的には、アンカー支持部材42は、図3に示すように、ベース部材41上に取り付けられているナット部材42aと、ナット部材42aに上方から螺合するボルト部材42bと、を有している。当該ナット部材42a及びボルト部材42bの螺合位置を調整することで、アンカーボルト10の高さ位置を変更することが可能である。
そして、ナット部材42aは、例えば溶接などによって、ベース部材41の外郭部分に取り付けられている。
具体的には、ナット部材42aは、略四角形状のベース部材41の四隅部分に所定の間隔を空けて取り付けられている。
また、ボルト部材42bは、その上端部に形成され、六角柱形状に形成されたアンカー係合部42cを有している。
アンカー係合部42cは、図5、図6に示すように、アンカー定着部13に形成された被係合部13aに対して上下方向に脱着可能に係合する。なお、アンカー係合部42cは、被係合部13aの形状に対応させて六角柱形状以外の多角柱形状であっても良い。
ボルト部材42bは、ナット部材42aに対してその螺合位置を調整することで、ベース部材41に対するアンカー係合部42cの高さ位置を変更できる。換言すれば、ナット部材42aに対してボルト部材42bの螺合位置を調整することで、アンカーボルト10の高さ位置を変更できる。
このとき、アンカーボルト10の下端部(アンカー定着部13)が所定のかぶり厚さを確保できるように、ナット部材42a及びボルト部材42bの長さを所定の長さに設定している。
鉄筋支持部材43は、略長方形に形成された平板体である。
鉄筋支持部材43は、ベース部材41を一部切り起こすことで形成され、ベース部材41の上方に突出している。
鉄筋支持部材43は、略四角形状のベース部材41の外郭部分に4箇所、所定の間隔を空けて設けられている。
具体的には、鉄筋支持部材43は、鉄筋ユニット20を下方から支持する鉛直支持部43aと、鉄筋ユニット20を側方から保持する水平保持部43bと、を有している。
鉛直支持部43aの上面には、鉄筋ユニット20のうち最下部に配置された帯筋20aが載置される。
このとき、帯筋20aの所定部分において帯筋20a同士が上下で重なっている。そのため、鉄筋ユニット20を設置する際に帯筋20aの高さ位置が揃うように、各々の鉛直支持部43aの高さが幾分異なるように形成されている。
例えば、帯筋20aの直径13mmの高低差を平準化するために、帯筋20aの延出方向に沿って各々の鉛直支持部43aの高さが順に高くなるように、あるいは低くなるように設計されている。
そして、水平保持部43bは、鉛直支持部43aの外側端部に設けられている。
また、水平保持部43bは、ベース部材41の外郭部分に4箇所、所定の間隔を空けて設けられている。そのため、鉄筋ユニット20を設置した際に鉄筋ユニット20の回転を防止することもできる。
具体的には、鉄筋支持部材43及びアンカー支持部材42は、ベース部材41の外郭部分に所定の間隔を空けてそれぞれ交互に並ぶように配置されている。
そのため、鉄筋支持部材43とアンカー支持部材42を互いに干渉させることなく、ベース部材41の外郭部分にバランス良く配置することができる。また、ベース部材41の外郭部分にそれぞれ間隔を空けて配置することで、複数のアンカーボルト10及び鉄筋ユニット20を安定して支持することも可能となる。
次に、アンカーボルト支持具40を用いた基礎施工方法について、図8に基づいて説明する。
まずは、図1に示すように、基礎工の作業者が、基礎地盤30上にアンカーボルト支持具40を設置し、コンクリート釘を用いて固定する「アンカー支持具設置工程」(ステップS1)から始まる。
このとき、基礎地盤30上に予め描かれた基準線を目印とすることで、アンカーボルト支持具40を基礎地盤30上の所定位置(柱の立設位置)に精度よく設置できる。
なお、アンカーボルト支持具40は、不図示の止め型枠によって基礎地盤に予め形成された凹部内に設置される。
このとき、アンカー支持部材42のアンカー係合部42cを、アンカーボルト10の被係合部13aに対し上下方向において脱着可能に係合させる。
その後、図2に示すように、鉄筋支持部材43上に鉄筋ユニット20を支持させる「鉄筋支持工程」を行う(ステップS3)。
具体的には、アンカー支持部材42においてナット部材42aに対しボルト部材42bの螺合位置を調整することで、アンカーボルト10の初期の高さ位置を調整する。
このとき、アンカーボルト10の初期の高さ位置は、アンカーボルト10の最小かぶり厚さに調整すると良い。例えば、アンカーボルト10の最小かぶり厚さを約40mmに調整すると良い。
このとき、長尺ボルトJ22aに対し高さ調整ナットJ22dの螺合位置を調整することで、アンカー定規J21に対するアンカーボルト10の高さ位置を変更することが可能である。
例えば、アンカーボルト10の初期高さが、作業中の振動、鉄筋ユニット20との干渉、コンクリート打設時などによってズレてしまった場合には、事後的にアンカーボルト10の高さ位置の微調整が可能である。
このとき、高さ調整ナットJ22dを回動させて、アンカーボルト10の高さ位置を調整すると良い。
また、アンカー支持部材42及びアンカー高さ調整部材J22によってアンカーボルト10の高さ方向における位置決めを行うことができる。
上記ステップS7の工程を終えて、一連の作業工程を終了する。なお、上記作業工程の終了後には、基礎施工治具Jを取り外す。
例えば、S1の「支持具設置工程」、S2の「アンカー設置工程」、S3の「鉄筋支持工程」の前に、S5の「型枠組み立て工程」、S6の「治具架設工程」を先に行っても良い。その場合には、S2の「アンカー設置工程」及びS7の「アンカー組み付け工程」を同時に行うこととしても良い。
また例えば、S2の「アンカー設置工程」と、S3の「鉄筋支持工程」と、を入れ替えても良い。そのとき、鉄筋ユニット20によって囲まれた領域に上方からアンカーボルト10を設置する。そうすることで、アンカーボルト10を側方から好適に支持しながら設置できる。
上記実施形態では、図5、図6に示すように、アンカー支持部材42はナット部材42a及びボルト部材42bを有しているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、アンカー支持部材42が、ナット部材42aのみを有する構成としても良い。
具体的には、アンカーボルト10の下端部にボルト軸部を形成しても良い。
このとき、当該ボルト軸部を、上方からナット部材42aに螺合させ、螺合位置を調整することで、アンカーボルト10の高さ位置を変更可能である。
例えば、機械的構造による公知な「高さ調整手段」を採用しても良い。
具体的には、アンカーボルト10の下端部にジャッキなどを用いた「高さ調整手段」を採用しても良い。
また、アンカーボルト10の上端部において、ウインチなどを利用した「高さ調整手段」を採用しても良い。
例えば、鉄筋ユニット20の最下部の帯筋20aから下方に突出するように鉄筋支持部材43を取り付けても良い。
また例えば、鉄筋ユニット20の上端部における帯筋20aをアンカー定規J21に固定し、鉄筋ユニット20がアンカー定規J21に吊り下げられた状態にしてもよい。
ただし、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
10 アンカーボルト
11 アンカー本体部
12 アンカーネジ部
13 アンカー定着部
13a 被係合部
20 鉄筋ユニット
20a 帯筋
20b 柱筋
30 基礎地盤(捨てコンクリート)
40 アンカーボルト支持具
41 ベース部材
41a 確認穴
41b 切り込み部
41c 固定穴
42 アンカー支持部材
42a ナット部材
42b ボルト部材
42c アンカー係合部
43 鉄筋支持部材
43a 鉛直支持部
43b 水平保持部
J 基礎施工治具
J10(J10A、J10B) 基礎用型枠
J20 アンカー吊り下げ治具
J21 アンカー定規
J21a 型枠固定部
J21b アンカー支持部
J21c 連結部
J21d 組み付け穴
J22 アンカー高さ調整部材
J22a 長尺ボルト
J22b、J22c 挟持ナット
J22d 高さ調整ナット
Claims (8)
- 建物の基礎を施工する際に用いられ、基礎コンクリート中にアンカーボルトと共に埋設され、前記アンカーボルトを下方から支持するアンカーボルト支持具であって、
基礎地盤上に設置されるベース部材と、
前記ベース部材から上方に突出し、前記ベース部材に対して高さ位置を変更可能な状態で設けられ、前記アンカーボルトを下方から支持するアンカー支持部材と、を備え、
前記アンカー支持部材は、
前記アンカー支持部材の上端部に設けられ、前記アンカーボルトの下端部に設けられた被係合部に対し上下方向において脱着可能に係合するアンカー係合部を有し、
前記アンカーボルトの高さ位置を変更可能となるように前記アンカーボルトを支持することを特徴とするアンカーボルト支持具。 - 前記アンカー支持部材は、
前記ベース部材上に取付けられ、前記ベース部材から上方に突出し、上下方向に長尺なナット部材と、
前記アンカー係合部を有し、前記ナット部材に上方から螺合するボルト部材と、を有し、
前記ナット部材に対して前記ボルト部材の螺合位置を調整することで、前記アンカーボルトの高さ位置を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンカーボルト支持具。 - 前記アンカーボルト支持具は、前記ベース部材において前記アンカー支持部材とは異なる位置に設けられ、前記ベース部材から上方に突出し、鉄筋ユニットを支持する鉄筋支持部材を有しており、
前記鉄筋支持部材は、
前記鉄筋ユニットを下方から支持する鉛直支持部と、
前記鉛直支持部の外側端部から上方に突出し、前記鉄筋ユニットを側方から保持する水平保持部と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のアンカーボルト支持具。 - 前記アンカー支持部材は、前記ベース部材の外郭部分に所定の間隔を空けて複数設けられ、
前記鉄筋支持部材は、前記ベース部材の前記外郭部分に所定の間隔を空けて複数設けられ、
前記アンカー支持部材及び前記鉄筋支持部材は、それぞれ交互に並ぶように配置されていることを特徴とする請求項3に記載のアンカーボルト支持具。 - 前記ベース部材は、平板状のプレート体からなり、
前記ベース部材の中央部分には、前記基礎地盤上に描かれた基準線を視認可能な確認穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアンカーボルト支持具。 - 建物の基礎を施工する際に用いられ、基礎コンクリート中にアンカーボルトと共に埋設され、前記アンカーボルトを下方から支持するアンカーボルト支持具を用いた建物の基礎施工方法であって、
ベース部材と、前記ベース部材から上方に突出し、前記ベース部材に対して高さ位置を変更可能な状態で設けられるアンカー支持部材とを備える前記アンカーボルト支持具を基礎地盤上に設置するアンカー支持具設置工程と、
前記アンカーボルト支持具上に前記アンカーボルトを設置するアンカー設置工程と、
前記アンカーボルト支持具上に設置された前記アンカーボルトの高さ位置を調整するアンカー調整工程と、を含み、
前記アンカー設置工程では、前記アンカー支持部材の上端部に設けられたアンカー係合部を、前記アンカーボルトの下端部に設けられた被係合部に対し上下方向において脱着可能に係合させ、
前記アンカー調整工程では、前記アンカー支持部材によって前記アンカーボルトの高さ位置を変更することを特徴とする基礎施工方法。 - 前記ベース部材において前記アンカー支持部材とは異なる位置に設けられ、前記ベース部材の上方に突出する鉄筋支持部材を備える前記アンカーボルト支持具に、鉄筋ユニットを支持させる鉄筋支持工程を、さらに含み、
前記鉄筋支持工程では、前記鉄筋ユニットを下方から支持する鉛直支持部と、前記鉛直支持部の外側端部から上方に突出し、前記鉄筋ユニットを側方から保持する水平保持部とを有する前記鉄筋支持部材に、前記鉄筋ユニットを支持させることを特徴とする請求項6に記載の基礎施工方法。 - 請求項6又は7に記載の基礎施工方法に用いられるアンカーボルトであって、
前記アンカーボルトは、前記アンカー支持部材の前記アンカー係合部に対し上下方向において脱着可能に係合し、多角形状の凹部又は凸部として形成される前記被係合部を有していることを特徴とする基礎施工方法に用いられるアンカーボルト。
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