JPH0544218A - アンカーボルトの台直し用治具 - Google Patents
アンカーボルトの台直し用治具Info
- Publication number
- JPH0544218A JPH0544218A JP22649591A JP22649591A JPH0544218A JP H0544218 A JPH0544218 A JP H0544218A JP 22649591 A JP22649591 A JP 22649591A JP 22649591 A JP22649591 A JP 22649591A JP H0544218 A JPH0544218 A JP H0544218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor bolt
- base
- formwork
- concrete
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基礎コンクリートの刳り作業を行うことなく
アンカーボルトの台直し作業を行うことが出来るように
した治具を提供する。 【構成】 基礎コンクリート(10)打設用型枠(9)へ
取り外し可能に取付台(1)を設置することとし、この
取付台(1)に、アンカーボルト(6)の上端を挿通す
る貫通孔(14)を備えた埋め込み部材(13)を設ける。
アンカーボルトの台直し作業を行うことが出来るように
した治具を提供する。 【構成】 基礎コンクリート(10)打設用型枠(9)へ
取り外し可能に取付台(1)を設置することとし、この
取付台(1)に、アンカーボルト(6)の上端を挿通す
る貫通孔(14)を備えた埋め込み部材(13)を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基礎コンクリートの
打設後にアンカーボルトの台直しを行うための治具に関
するものである。
打設後にアンカーボルトの台直しを行うための治具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の軸組や独立柱を取り付けるため
のアンカーボルトは、基礎コンクリート打設時に埋設さ
れるが、このアンカーボルトの位置出しが正確に行われ
ていないと、軸組などの取付が不可能となり、或は、全
体が歪んでしまうことになる。この場合、アンカーボル
トは、基礎コンクリート打設用の型枠に固定した状態で
その型枠内に設置するとともに、水糸等で通り等を正確
に出して、芯ズレ等が起らないよう施工マニュアル等で
定められている。
のアンカーボルトは、基礎コンクリート打設時に埋設さ
れるが、このアンカーボルトの位置出しが正確に行われ
ていないと、軸組などの取付が不可能となり、或は、全
体が歪んでしまうことになる。この場合、アンカーボル
トは、基礎コンクリート打設用の型枠に固定した状態で
その型枠内に設置するとともに、水糸等で通り等を正確
に出して、芯ズレ等が起らないよう施工マニュアル等で
定められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外周基
礎のように全て同一高さの場合には、ある程度精度良く
設置することが出来るが、間仕切基礎のように外周基礎
よりも低くなっている箇所においては、アンカーボルト
の高さもそれだけ低くなっており、例えば、外周基礎間
に水糸を張っても、高さが低いため精度が出し難く、台
直しを行うことが多い。
礎のように全て同一高さの場合には、ある程度精度良く
設置することが出来るが、間仕切基礎のように外周基礎
よりも低くなっている箇所においては、アンカーボルト
の高さもそれだけ低くなっており、例えば、外周基礎間
に水糸を張っても、高さが低いため精度が出し難く、台
直しを行うことが多い。
【0004】このような台直しは、アンカーボルト周辺
の基礎天端を工具でえぐるように削って、凹所を形成し
た後、アンカーボルトを正確な位置に屈曲させ、再びそ
の凹所にモルタルを充填して仕上げるものである。
の基礎天端を工具でえぐるように削って、凹所を形成し
た後、アンカーボルトを正確な位置に屈曲させ、再びそ
の凹所にモルタルを充填して仕上げるものである。
【0005】そのため、従来においては、刳り作業の際
に非常に時間がかかり、また、その際に基礎コンクリー
トを傷める虞があるという欠点がある。
に非常に時間がかかり、また、その際に基礎コンクリー
トを傷める虞があるという欠点がある。
【0006】この発明は、このような従来例の欠点を解
消して、基礎コンクリートの刳り作業を行うことなくア
ンカーボルトの台直し作業を行うことが出来るようにし
た治具を提供するものである。
消して、基礎コンクリートの刳り作業を行うことなくア
ンカーボルトの台直し作業を行うことが出来るようにし
た治具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、基礎コンクリート(10)打設用型枠
(9)へ取り外し可能に取付台(1)を設置することと
し、この取付台(1)に、アンカーボルト(6)の上端
を挿通する貫通孔(14)を備えた埋め込み部材(13)を
設けるものである。
め、この発明では、基礎コンクリート(10)打設用型枠
(9)へ取り外し可能に取付台(1)を設置することと
し、この取付台(1)に、アンカーボルト(6)の上端
を挿通する貫通孔(14)を備えた埋め込み部材(13)を
設けるものである。
【0008】上記において、取付台(1)には、その両
側片の上端の外側に、型枠(9)の上端へ上方から係止
する係合部(4)を設けることが考えられる。
側片の上端の外側に、型枠(9)の上端へ上方から係止
する係合部(4)を設けることが考えられる。
【0009】
【作用】コンクリート打設後、埋め込み部材を取り外す
と、アンカーボルト(6)の周囲に凹所が形成されるの
で、測定によって芯ズレが判ると、従来と同様に調整し
た後、凹所をモルタルで埋める。
と、アンカーボルト(6)の周囲に凹所が形成されるの
で、測定によって芯ズレが判ると、従来と同様に調整し
た後、凹所をモルタルで埋める。
【0010】
【実施例】図5は、この発明の治具を裏面から見たもの
であって、図において、は、金属板を凹状に形成した取
付台であり、その両側壁(2)(2)の上端が外方に水
平に折曲された支持片(3)(3)が一体に形成されて
いる。この支持片(3)(3)の下面に、下向きに突出
する係合突起(4)(4)が設けられている。取付台
(1)の底壁(7)には、中央に形成した開口部(5)
の両側において、アンカーボルト(6)の貫通する孔
(10)が、アンカーボルト(6)の配置に応じて2個形
成され、その底壁(7)の裏面に、下端が細くなったテ
ーパ形状の埋め込み部材(13)が、その貫通孔(14)を
上記の孔(10)に合致させて固着してある。
であって、図において、は、金属板を凹状に形成した取
付台であり、その両側壁(2)(2)の上端が外方に水
平に折曲された支持片(3)(3)が一体に形成されて
いる。この支持片(3)(3)の下面に、下向きに突出
する係合突起(4)(4)が設けられている。取付台
(1)の底壁(7)には、中央に形成した開口部(5)
の両側において、アンカーボルト(6)の貫通する孔
(10)が、アンカーボルト(6)の配置に応じて2個形
成され、その底壁(7)の裏面に、下端が細くなったテ
ーパ形状の埋め込み部材(13)が、その貫通孔(14)を
上記の孔(10)に合致させて固着してある。
【0011】上記のように形成された治具は、図4のよ
うに、貫通孔(14)及び底壁(7)の孔(10)にアンカ
ーボルト(6)の上端を挿通させるとともに、そのアン
カーボルト(6)の上端に底壁(7)の上から螺合した
ナット(8)で締め付けて固定し、この状態で、図1の
ように、基礎型枠(9)の上端に支持片(3)(3)を
載せ、かつ、その係合突起(4)(4)を型枠(9)上
端の係合孔に係合させて、位置決めして取り付ける。
うに、貫通孔(14)及び底壁(7)の孔(10)にアンカ
ーボルト(6)の上端を挿通させるとともに、そのアン
カーボルト(6)の上端に底壁(7)の上から螺合した
ナット(8)で締め付けて固定し、この状態で、図1の
ように、基礎型枠(9)の上端に支持片(3)(3)を
載せ、かつ、その係合突起(4)(4)を型枠(9)上
端の係合孔に係合させて、位置決めして取り付ける。
【0012】しかる後、図1のように、基礎コンクリー
ト(10)を打設し、更に、天端の水平を出すためのレベ
ラー(11)迄を施工する。その後、コンクリート(10)が硬
化し脱枠仕上げ工程において取付台(1)を取り外し
て、埋め込み部材(13)を抜き出すと、アンカーボルト
(6)の周囲に図2のような凹所(12)が形成される。そ
して、従来と同様にアンカーボルト(6)の通りなどを
測定し、芯ズレ等がある場合には、図3のようにアンカ
ーボルト(6)を正確な位置に屈曲するなどして修正
し、モルタル(15)を充填する。
ト(10)を打設し、更に、天端の水平を出すためのレベ
ラー(11)迄を施工する。その後、コンクリート(10)が硬
化し脱枠仕上げ工程において取付台(1)を取り外し
て、埋め込み部材(13)を抜き出すと、アンカーボルト
(6)の周囲に図2のような凹所(12)が形成される。そ
して、従来と同様にアンカーボルト(6)の通りなどを
測定し、芯ズレ等がある場合には、図3のようにアンカ
ーボルト(6)を正確な位置に屈曲するなどして修正
し、モルタル(15)を充填する。
【0013】なお、取付台(1)中央の開口部(5)
は、前記レベラー(11)を施工するとき、そのレベラー
(11)の上面の高さを出すためコンクリート(10)上に
打つ釘打ち用に使用するものである。
は、前記レベラー(11)を施工するとき、そのレベラー
(11)の上面の高さを出すためコンクリート(10)上に
打つ釘打ち用に使用するものである。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明では、コンクリ
ート硬化後に取付台を取り外すと、アンカーボルトの周
囲に凹所が形成されるので、芯ズレがある場合でも、従
来のような面倒なハツり作業を行うことなく、台直しを
行うことが出来、かかる修正作業の時間を大幅に短縮で
きる。しかも、ハツり作業を行わないので、基礎コンク
リートを傷めることがないという効果がある。
ート硬化後に取付台を取り外すと、アンカーボルトの周
囲に凹所が形成されるので、芯ズレがある場合でも、従
来のような面倒なハツり作業を行うことなく、台直しを
行うことが出来、かかる修正作業の時間を大幅に短縮で
きる。しかも、ハツり作業を行わないので、基礎コンク
リートを傷めることがないという効果がある。
【図1】この発明の実施例を示すコンクリート打設後の
支持台取付状態の要部縦断面図である。
支持台取付状態の要部縦断面図である。
【図2】脱枠後の基礎コンクリートの要部の斜視図であ
る。
る。
【図3】台直し後の基礎コンクリート上部の縦断面図で
ある。
ある。
【図4】アンカーボルトへ取り付けたこの発明の治具の
斜視図である。
斜視図である。
【図5】この発明の治具を裏返して示す斜視図である。
(1) 取付台 (3) 支持片 (4) 係合突起 (6) アンカーボルト (9) 型枠 (10) コンクリート (12) 凹所 (13) 埋め込み部材 (14) 貫通穴
Claims (2)
- 【請求項1】基礎コンクリート打設用型枠へ取り外し可
能に取り付けられる取付台に、その型枠内に設置される
アンカーボルトの上端を挿通する貫通孔を備え、かつ、
打設される基礎コンクリートの天端におけるアンカーボ
ルトの周囲に凹所を形成するための埋め込み部材を設け
たことを特徴とするアンカーボルトの台直し用治具。 - 【請求項2】取付台が側面から見て凹状であって、その
両側片の上端の外側に、型枠の上端へ上方から係止する
係合部を設けたことを特徴とするアンカーボルトの台直
し用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22649591A JPH0544218A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | アンカーボルトの台直し用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22649591A JPH0544218A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | アンカーボルトの台直し用治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544218A true JPH0544218A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16846006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22649591A Pending JPH0544218A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | アンカーボルトの台直し用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0544218A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715838U (ja) * | 1993-08-30 | 1995-03-17 | ナショナル住宅産業株式会社 | プレキャストコンクリート基礎 |
JP2008013919A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Tsuneo Takaishi | 壁下用立ち上がり基礎材 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP22649591A patent/JPH0544218A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715838U (ja) * | 1993-08-30 | 1995-03-17 | ナショナル住宅産業株式会社 | プレキャストコンクリート基礎 |
JP2008013919A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Tsuneo Takaishi | 壁下用立ち上がり基礎材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11181795A (ja) | 機械基礎 | |
JPH0544218A (ja) | アンカーボルトの台直し用治具 | |
CN115613694A (zh) | 地脚锚栓安装定位方法 | |
JP3255253B2 (ja) | 建柱施工方法およびその柱底支持装置 | |
JP2021038614A (ja) | 機器設置用架台の施工方法および機器設置用架台並びに基礎ボルト設置用テンプレート | |
JPH0138947B2 (ja) | ||
CN217027823U (zh) | 一种铝模工艺楼梯栏杆预埋件安装装置 | |
JP3148138B2 (ja) | 打込み型枠工法におけるpc型枠の取付方法 | |
JP7143208B2 (ja) | プレキャストコンクリート用型枠及び基礎ブロックの製造方法 | |
KR100450113B1 (ko) | 다층 건축물의 계단 형성구조 | |
JP7388654B2 (ja) | 位置調整用金物とその製造方法及びそれを用いた立上りブロック構造とその施工方法 | |
JP2002220922A (ja) | 型枠支持装置 | |
JPH0450325Y2 (ja) | ||
KR200215935Y1 (ko) | 거푸집 설치용 프레임 셋팅장치 | |
JP2002147027A (ja) | 安全柵柱の固定工法 | |
JP2001059226A (ja) | コンクリート基礎用レベルセッター及びコンクリート基礎への柱設置方法 | |
JPH0725389Y2 (ja) | マンホール用型枠 | |
JPH09310354A (ja) | 埋め込み型柱脚及びその施工方法 | |
JPH0711657A (ja) | コンクリート基礎の製造方法 | |
JPH03265800A (ja) | 機器の据付け方法 | |
JP2600007Y2 (ja) | コンクリート打設用天端設定治具 | |
JPH11200379A (ja) | 木造住宅基礎のアンカーボルト先付け固定器及びその施工方法 | |
JP2972972B2 (ja) | アンカーボルトの固定方法 | |
CN114508206A (zh) | 一种铝模工艺楼梯栏杆预埋件安装装置及其安装方法 | |
JPH0988084A (ja) | 柱脚用レベル金具の支持装置 |