JP7143208B2 - プレキャストコンクリート用型枠及び基礎ブロックの製造方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート用型枠及び基礎ブロックの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プレキャストコンクリート用型枠及び基礎ブロックの製造方法に関する。
従来、建物の基礎に積層ゴムや滑り支承などの免震装置を設置する場合、基礎を構築した上にベースプレートを設置し、ベースプレートと基礎との間にコンクリートを現場打ちしている(特許文献1,2)。
特開2017-222979号公報 特開2003-278406号公報
しかしながら、比較的大きい建物になると多数の免震装置を設置することになるが、ベースプレートと基礎との間にコンクリートを現場打ちしなければならないため、工期が長くなり、かつ、工事費も増加する傾向にあった。
そこで、本発明は、免震装置を設置するための工期を短縮し、かつ、工事費を抑えることができる基礎ブロックの製造に用いるプレキャストコンクリート用型枠及び該型枠を用いた基礎ブロックの製造方法を提供する。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することができる。
] 本発明に係るプレキャストコンクリート用型枠の一態様は、
免震装置を載せる基礎ブロックを製造するプレキャストコンクリート用型枠であって、
前記基礎ブロックの1つの側面を形成するベッド面と、
前記ベッド面から鉛直方向へ立設する第1縦板と、
前記第1縦板と対向しかつ前記第1縦板と平行に前記ベッド面から立設する第2縦板と、
前記第1縦板と前記第2縦板とを連結する第3縦板及び第4縦板と、
前記第1縦板の内面から前記第2縦板へ向かって延びる埋設スリーブと、
前記第2縦板の内面から前記第1縦板へ向かって延びるナットと、
前記ナットの自由端に螺合するアンカーボルトと、
前記第2縦板と前記第1縦板との間に配筋された鉄筋と、
を備え、
前記鉄筋は、前記第2縦板に沿って延びる第1部分と、前記第1部分に対し90度の角度で屈曲し前記第1縦板へ向かって延びる第2部分とを有し、
前記第2部分は、前記埋設スリーブの自由端側から前記埋設スリーブの内部まで延びることを特徴とする。
前記プレキャストコンクリート用型枠の一態様によれば、基礎ブロック20を製造することができるので、免震装置を設置するための工期を短縮し、かつ、工事費を抑えることができる。
] 本発明に係る基礎ブロックの製造方法の一態様は、
前記プレキャストコンクリート用型枠に、前記第2縦板の内面が縦になった状態で、前記ベッド面に対向する側からコンクリートを流し込んで打設することを特徴とする。
前記基礎ブロックの製造方法の一態様によれば、免震装置を設置するための工期を短縮し、かつ、工事費を抑えることができる基礎ブロックを製造することができる。また、前記基礎ブロックの製造方法の一態様によれば、免震装置を設置するための基礎ブロックの高さを正確に得ることができると共に、上面の平滑化を容易に達成することができる。
本発明によれば、免震装置を設置するための工期を短縮し、かつ、工事費を抑えることができる基礎ブロックを製造に用いるプレキャストコンクリート用型枠及び該型枠を用いた基礎ブロックの製造方法を提供することができる。
本実施形態に係る免震基礎構造の側面図である。 本実施形態に係るプレキャストコンクリート製の基礎ブロックの側面図である。 本実施形態に係るプレキャストコンクリート製の基礎ブロックの底面図である。 本実施形態に係る免震基礎構造の施工方法のフローチャートである。 本実施形態に係る免震基礎構造の施工方法を説明する図である。 本実施形態に係る免震基礎構造の施工方法を説明する図である。 本実施形態に係るプレキャストコンクリート用型枠の一部を省略する側面図である。 本実施形態に係る基礎ブロックの製造方法を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.免震基礎構造
図1を用いて、一実施形態に係る免震基礎構造1について説明する。図1は、本実施形態に係る免震基礎構造1の側面図である。
免震基礎構造1は、基礎10と、基礎ブロック20と、を備える。基礎ブロック20の上には免震装置30が設置される。
基礎10は、図示しない建物を支える部分であり、本実施形態では基礎ブロック20を介して免震装置30を支える部分である。基礎10は、鉄筋コンクリート構造である。基礎10は、一般にコンクリートを現場打ちすることで構築される。基礎10の形態は、図1に示すような短柱型に限らず、長柱型であってもよい。
基礎ブロック20は、予め工場などで製作されたプレキャストコンクリート製である。基礎ブロック20の詳細については後述する。
免震装置30は、基礎10とその上方に設けられる建物との間に設けられる。免震装置30は、地震の揺れをゆっくりした揺れに変えるアイソレーターとしての積層ゴム、滑り支承、転がり支承などを採用できる。
免震装置30は、基礎ブロック20の上面21に載置され、複数の固定ボルト31で基礎ブロック20に固定される。固定ボルト31は、基礎ブロック20内に一体に設けられたナット57に螺合される。免震装置30が設置される上面21に対しては、平滑性と、基礎10からの高さ精度の正確性が求められる。本実施形態では基礎ブロック20をプレキャストコンクリート製にすることでこれらの要求を満たすことができる。
基礎10の内部には、複数の鉄筋が配筋されており、その一部である第1鉄筋14が基礎上面12から上方へ延びる。また、第1鉄筋14は、図1に破線で示すように、基礎10の内部に延びる。第1鉄筋14は、基礎10の主筋であってもよい。
2.基礎ブロック
図1~図3を用いて、一実施形態に係る基礎ブロック20について説明する。図2は本実施形態に係る基礎ブロック20の側面図であり、図3は本実施形態に係る基礎ブロック20の底面図である。図2では一部を切り欠いて示す。基礎ブロック20の説明において「上」「下」は、特に断らない限り、基礎ブロック20を基礎10の上に設置した状態における「上」「下」として説明する。
図1~図3に示す基礎ブロック20は、プレキャストコンクリート製である。基礎ブロック20は、底面24と、底面24に対向する上面21と、底面24と上面21とをそれぞれの外周縁24a,21aで接続する外周面26と、を備える。基礎ブロック20は、直方体形状であるが、平行な上面21及び底面24を有していれば例えば円柱状であってもよいし、他の多面体であってもよい。
底面24は、基礎10の上に基礎ブロック20を設置した際に下になる面である。底面24は、正方形の四角形であるがこれに限られるものではない。免震装置30が設置される公知の基礎や梁の形状を採用できる。上面21は、底面24に対して平行である。上面21の外周縁21aは底面24の外周縁24aと同一形状であるが、これに限るものではない。上面21は、型枠面として、工場にて鋼製型枠を使用し横打設することで平坦であり、免震装置30を設置する面となる。ここで横打設とは、上面21を横にした状態、すなわち上面21を形成する型枠面を縦にした状態でコンクリートを打設することをいう。
基礎ブロック20は、さらに、受入部28と、連通孔29と、複数のナット57と、アンカーボルト58と、を備える。
受入部28は、底面24に開口し基礎ブロック20の内部まで延びる。受入部28は、
基礎ブロック20と一体である。受入部28は、底面24の外周縁24aに沿って複数個所に設けられる。受入部28は、底面24の各辺の内側に複数個所ずつ設けられる。各辺に複数の受入部28が設けられることにより、基礎10と基礎ブロック20との間における引張力及びせん断力をより確実に伝達できる。
連通孔29は、外周面26に開口する。連通孔29は、受入部28の側面から突出する。受入部28と連通孔29とは、連通するグラウト材の流路である。基礎ブロック20の内部に配筋された第2鉄筋22が、受入部28の上端から受入部28内に延びる。受入部28及び連通孔29は、基礎ブロック20に埋め込まれた埋設スリーブ56によって形成される。
ナット57は、上面21に開口し底面24に向けて延びる。ナット57は、一般の六角ナットに比べて軸方向に長く(例えば100mm~200mm)、高ナットとも呼ばれる。ナット57は、両端の開口に雄ねじを取り付けることができる。
アンカーボルト58は、複数のナット57のそれぞれに螺合しナット57の下端から底面24に向けて延びる。アンカーボルト58は、ナット57に螺合する上端と、底面24側にある下端と、を有し、下端にはアンカーボルト58の外径より大きな外径を有する定着板を備える。アンカーボルト58によって基礎ブロック20に対する免震装置30の引き抜き挙動に対する接合強度と剛性を高める。
プレキャストコンクリート製の基礎ブロック20は工場等で製作することができるため、基礎ブロック20を用いることで、従来のようなベースプレートの設置、型枠の設置、下部基礎のコンクリートの打設といった現場作業が省略できることにより、免震装置30を設置するための工期を短縮できる。また、基礎ブロック20を用いることで従来のベースプレートが不要となるので、工事費を抑えることができる。
3.免震基礎構造の施工方法
図4~図6を用いて、一実施形態に係る図1の免震基礎構造1の施工方法について説明する。図4は本実施形態に係る免震基礎構造1の施工方法のフローチャートであり、図5及び図6は本実施形態に係る免震基礎構造1の施工方法を説明する図である。図6では一部を拡大して示す。
図4に示すように、免震基礎構造1の施工方法は、基礎10を打設する工程(S10)と、基礎ブロック20を用意する工程(S20)と、基礎ブロック20を設置する工程(S30)と、接合空間40を設ける工程(S40)と、免震装置30を設置する工程(S50)と、含む。
図5及び図6を用いて免震基礎構造1の施工方法の各工程を説明する。
S10:基礎10を打設する工程は、基礎上面12と、基礎上面12から鉛直方向Dへ延びる複数の第1鉄筋14とを備える基礎10をコンクリートで打設する。基礎上面12は、少なくとも基礎ブロック20が設置される領域で平坦である。基礎上面12からは基礎ブロック20が設置される領域の周縁に沿って複数の第1鉄筋14が互いに間隔をあけて突出する。
また、基礎上面12には複数例えば3か所以上に高さ調整部材41が設けられる。高さ調整部材41は、基礎上面12における基礎ブロック20が設置される領域内にあり、基礎上面12から突出する。高さ調整部材41は、基礎10と基礎ブロック20との隙間を調整できればよく、例えば、一端が基礎10の内部に埋め込まれたPインサートと六角ボ
ルトとのセットを用いることができる。
S20:基礎ブロック20を用意する工程は、底面24と、底面24に開口する複数の受入部28と、底面24に対向する上面21と、上面21に開口し底面24に向けて延びるナット57と、を備えるようにプレキャストされた基礎ブロック20を用意する。基礎ブロック20の製造方法については後述する。
S30:基礎ブロック20を設置する工程は、第1鉄筋14を受入部28に挿入して基礎10の上に隙間をあけて基礎ブロック20を設置する。基礎ブロック20はクレーン等を用いて基礎10の上に設置する。プレキャストされた基礎ブロック20を用いることにより、免震装置30を設置するための工期を短縮することができる。基礎ブロック20は高さ調整部材41の上に載置され、高さ調整部材41により上面21の高さを調整する。第1鉄筋14の基礎上面12からの突出長さは、受入部28内に突出する第2鉄筋22に衝突しない長さに設定される。
S40:接合空間40を設ける工程は、底面24の外周縁24aから下方に延びる枠体42を設けて基礎上面12と底面24との間に接合空間40を設ける。図6に示すように、枠体42は、高さ調整部材41によって得られた基礎上面12と底面24との隙間の外周を覆うように設けられる。枠体42は、型枠のような板状のものでもよいし、接合空間40を形成するようにコンクリートを打設してもよい。
S50:グラウト材を注入する工程は、接合空間40、受入部28及び連通孔29にグラウト材を注入する。受入部28は、底面24の開口から基礎ブロック20の内部まで鉛直方向Dに延びる埋設スリーブ56を用いて形成される穴である。全ての受入部28は接合空間40を介して互いに連通している。連通孔29は、受入部28に連通し、基礎ブロック20の外周面26に開口する。連通孔29の外周面26における開口は、注入チューブ46の先端が接続される1か所を除き図示しない栓が挿入される。注入チューブ46の他端にはグラウト材を圧送するポンプが接続される。
グラウト材が注入チューブ46から連通孔29及び受入部28に圧入されると、グラウト材は接合空間40を通って他の全ての受入部28及び連通孔29に充填される。基礎ブロック20の内部に配筋された第2鉄筋22が受入部28の上端から受入部28内に延び、グラウト材が受入部28内の第1鉄筋14及び第2鉄筋22の周囲に充填される。第1鉄筋14と第2鉄筋22とをグラウト材で一体化することにより、基礎10と基礎ブロック20との間で引張力及びせん断力を伝達することができ両者を強固に接合する。グラウト材としては、公知のモルタルなどが使用され、流動性が良く、無収縮性を有するものが好適である。
S60:免震装置30を設置する工程は、上面21に免震装置30を設置する。基礎ブロック20に免震装置30を直接設置することで従来のベースプレートを省略することができるため、工事費を抑えられる。上面21は工場等でプレキャストにより精度よく構築されるため、免震装置30と直接密着させることができ、高い構造品質を得ることができる。免震装置30は上面21に開口するナット57に固定ボルト31で固定される。ナット57はプレキャストによって高い精度で位置決めされるため、基礎ブロック20に対する免震装置30の位置決めも容易である。
4.型枠
図7及び図8を用いて、一実施形態に係るプレキャストコンクリート用型枠50について説明する。図7は本実施形態に係るプレキャストコンクリート用型枠50の一部を省略する側面図であり、図8は本実施形態に係る基礎ブロック20の製造方法を説明する図で
ある。図7及び図8では、型枠の内部の状態がわかるように図の手前側にある第4縦板を省略して示す。また、図8は型枠の中段の一部を省略する。
プレキャストコンクリート用型枠50は、免震装置30を載せる基礎ブロック20を製造する型枠である。
プレキャストコンクリート用型枠50は、基礎ブロック20の1つの側面を形成するベッド面55と、ベッド面55から鉛直方向Dへ立設する第1縦板51と、第1縦板51と対向しかつ第1縦板51と平行にベッド面55から立設する第2縦板52と、第1縦板51と第2縦板52とを連結する第3縦板53及び第4縦板と、を備える。第4縦板は、図示しないが、第3縦板53に対して平行に対向して配置される。第1縦板51は、第2縦板52と略同じ外形を有する板状体である。図示しない第4縦板は、第3縦板53と略同じ外形を有する板状体である。ベッド面55に立設した第1縦板51、第2縦板52、第3縦板53及び第4縦板を左右の端部で相互に連結することでプレキャストコンクリート用型枠50が製作される。プレキャストコンクリート用型枠50は、横断面が長方形の鋼製型枠である。
プレキャストコンクリート用型枠50は、第1縦板51の内面から第2縦板52へ向かって延びる埋設スリーブ56と、第2縦板52の内面から第1縦板51へ向かって延びるナット57と、ナット57の自由端に螺合するアンカーボルト58と、第2縦板52と第1縦板51との間に配筋された第2鉄筋22と、をさらに備える。埋設スリーブ56の内面が基礎ブロック20における受入部28及び連通孔29を形成する。埋設スリーブ56は、略円柱状の金属製である。
第2鉄筋22は、フック筋であり、基礎ブロック20の主筋となる鉄筋である。第2鉄筋22は、第2縦板52に沿って延びる第1部分221と、第1部分221に対し90度の角度で屈曲し第1縦板51へ向かって延びる第2部分222とを有する。第2部分222は、第1部分221の両端部にある。第2部分222は、埋設スリーブ56の自由端側から埋設スリーブ56の内部まで延びる。第2部分222が埋設スリーブ56内に突出する長さは、基礎ブロック20を基礎10に設置する際に第1鉄筋14と第2鉄筋22とが衝突しない長さに設定され、例えば埋設スリーブ56の長さの半分程度である。
プレキャストコンクリート用型枠50により基礎ブロック20を製造することができるので、従来のベースプレートを用いた現場打ちの工程が不要となることにより免震装置30を設置するための工期を短縮し、かつ、工事費を抑えることができる。
5.基礎ブロックの製造方法
図7及び図8を用いて、一実施形態に係る基礎ブロック20の製造方法について説明する。
基礎ブロック20の製造方法は、プレキャストコンクリート用型枠50に、第2縦板52の内面が縦になった状態で、ベッド面55に対向する側からコンクリートを流し込んで打設する。図7及び図8ではコンクリートを流し込む方向を矢印で示し、プレキャストコンクリート用型枠50の開放上端側からコンクリートが流し込まれる。
基礎ブロック20において免震装置30が直接載置される上面21の品質が重要であるが、上面21を構築するための第2縦板52が鉛直方向Dに沿って配置されることで上面21の品質が安定する。従来のようにベースプレートを用いて逆打ちする場合に比べて上面21の平滑化を容易に達成可能であり、また従来のようにコンクリートのオーバーフローも不要になるのでコンクリートの無駄が少ない。
第1縦板51と第2縦板52とは所定の間隔で固定されるため、基礎ブロック20の厚さ(上面21と底面24との間隔)を精度よく製造できる。そのため、基礎10の上に基礎ブロック20を配置する際の上面21の高さを容易に調整することができ、すなわち免震装置30を設置するための基礎ブロック20の高さを正確に得ることができる。
プレキャストコンクリート用型枠50にはあらかじめ第1縦板51に埋設スリーブ56がボルトで固定され、第2縦板52にはナット57及びアンカーボルト58がボルトで固定される。それぞれのボルトは、基礎ブロック20をプレキャストコンクリート用型枠50から取り出す際に取り外される。これにより、埋設スリーブ56、ナット57及びアンカーボルト58が基礎ブロック20における所定位置に精度よく配置できる。
プレキャストコンクリート用型枠50内にコンクリートを充填した状態で所定時間養生した後、プレキャストコンクリート用型枠50を外して基礎ブロック20を取り出す。この製造方法により、免震装置30を設置するための工期を短縮しかつ工事費を抑えることができる基礎ブロック20を製造することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成を含む。ここで「同一の構成」とは、例えば、機能、方法、及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成である。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…免震基礎構造、10…基礎、12…基礎上面、14…第1鉄筋、20…基礎ブロック、21…上面、22…第2鉄筋、221…第1部分、222…第2部分、24…底面、26…外周面、28…受入部、29…連通孔、30…免震装置、31…固定ボルト、40…接合空間、41…高さ調整部材、42…枠体、44…接合部、46…注入チューブ、50…プレキャストコンクリート用型枠、51…第1縦板、52…第2縦板、53…第3縦板、55…ベッド面、56…埋設スリーブ、57…ナット、58…アンカーボルト、D…鉛直方向

Claims (2)

  1. 免震装置を載せる基礎ブロックを製造するプレキャストコンクリート用型枠であって、
    前記基礎ブロックの1つの側面を形成するベッド面と、
    前記ベッド面から鉛直方向へ立設する第1縦板と、
    前記第1縦板と対向しかつ前記第1縦板と平行に前記ベッド面から立設する第2縦板と、
    前記第1縦板と前記第2縦板とを連結する第3縦板及び第4縦板と、
    前記第1縦板の内面から前記第2縦板へ向かって延びる埋設スリーブと、
    前記第2縦板の内面から前記第1縦板へ向かって延びるナットと、
    前記ナットの自由端に螺合するアンカーボルトと、
    前記第2縦板と前記第1縦板との間に配筋された鉄筋と、
    を備え、
    前記鉄筋は、前記第2縦板に沿って延びる第1部分と、前記第1部分に対し90度の角度で屈曲し前記第1縦板へ向かって延びる第2部分とを有し、
    前記第2部分は、前記埋設スリーブの自由端側から前記埋設スリーブの内部まで延びる、プレキャストコンクリート用型枠。
  2. 請求項に記載の前記プレキャストコンクリート用型枠に、前記第2縦板の内面が縦になった状態で、前記ベッド面に対向する側からコンクリートを流し込んで打設する、基礎ブロックの製造方法。
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