JP2020101045A - 免震基礎構造の施工方法、プレキャストコンクリート製の基礎ブロック、プレキャストコンクリート用型枠、及び基礎ブロックの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
基礎上面と、前記基礎上面から鉛直方向へ延びる複数の第1鉄筋とを備える基礎を打設する工程と、
底面と、前記底面に開口する複数の受入部と、前記底面に対向する上面と、前記上面に開口し前記底面に向けて延びるナットと、を備えるようにプレキャストされた基礎ブロックを用意する工程と、
前記第1鉄筋を前記受入部に挿入して前記基礎の上に隙間をあけて前記基礎ブロックを設置する工程と、
前記底面の外周縁から下方に延びる枠体を設けて前記基礎上面と前記底面との間に接合空間を設ける工程と、
前記接合空間及び前記受入部にグラウト材を注入する工程と、
前記上面に免震装置を設置する工程と、
を含み、
前記受入部は、前記底面から前記基礎ブロックの内部まで前記鉛直方向に延びる埋設スリーブを用いて形成され、
前記基礎ブロックの外周面には、前記受入部に連通する連通孔が開口し、
前記グラウト材は、前記受入部及び前記連通孔に充填されることを特徴とする。
前記基礎ブロックの内部に配筋された第2鉄筋が前記受入部の上端から前記受入部内に延び、前記グラウト材が前記受入部内の前記第1鉄筋及び前記第2鉄筋の周囲に充填されてもよい。
底面と、
前記底面に対向する上面と、
前記底面と前記上面とをそれぞれの外周縁で接続する外周面と、
前記底面に開口し前記基礎ブロックの内部まで延びる受入部と、
前記外周面に開口する連通孔と、
前記上面に開口し前記底面に向けて延びる複数のナットと、
前記ナットのそれぞれに螺合し前記ナットの下端から前記底面に向けて延びるアンカーボルトと、
を備え、
前記受入部は、前記底面の前記外周縁に沿って複数個所に設けられ、
前記受入部と前記連通孔とは、連通し、
前記基礎ブロックの内部に配筋された鉄筋が、前記受入部の上端から前記受入部内に延びることを特徴とする。
前記底面は、四角形であり、
前記受入部は、前記底面の各辺の内側に複数個所ずつ設けられてもよい。
免震装置を載せる基礎ブロックを製造するプレキャストコンクリート用型枠であって、
前記基礎ブロックの1つの側面を形成するベッド面と、
前記ベッド面から鉛直方向へ立設する第1縦板と、
前記第1縦板と対向しかつ前記第1縦板と平行に前記ベッド面から立設する第2縦板と、
前記第1縦板と前記第2縦板とを連結する第3縦板及び第4縦板と、
前記第1縦板の内面から前記第2縦板へ向かって延びる埋設スリーブと、
前記第2縦板の内面から前記第1縦板へ向かって延びるナットと、
前記ナットの自由端に螺合するアンカーボルトと、
前記第2縦板と前記第1縦板との間に配筋された鉄筋と、
を備え、
前記鉄筋は、前記第2縦板に沿って延びる第1部分と、前記第1部分に対し90度の角度で屈曲し前記第1縦板へ向かって延びる第2部分とを有し、
前記第2部分は、前記埋設スリーブの自由端側から前記埋設スリーブの内部まで延びることを特徴とする。
前記プレキャストコンクリート用型枠に、前記第2縦板の内面が縦になった状態で、前記ベッド面に対向する側からコンクリートを流し込んで打設することを特徴とする。
図1を用いて、一実施形態に係る免震基礎構造1について説明する。図1は、本実施形態に係る免震基礎構造1の側面図である。
図1〜図3を用いて、一実施形態に係る基礎ブロック20について説明する。図2は本実施形態に係る基礎ブロック20の側面図であり、図3は本実施形態に係る基礎ブロック20の底面図である。図2では一部を切り欠いて示す。基礎ブロック20の説明において「上」「下」は、特に断らない限り、基礎ブロック20を基礎10の上に設置した状態における「上」「下」として説明する。
基礎ブロック20と一体である。受入部28は、底面24の外周縁24aに沿って複数個所に設けられる。受入部28は、底面24の各辺の内側に複数個所ずつ設けられる。各辺に複数の受入部28が設けられることにより、基礎10と基礎ブロック20との間における引張力及びせん断力をより確実に伝達できる。
図4〜図6を用いて、一実施形態に係る図1の免震基礎構造1の施工方法について説明する。図4は本実施形態に係る免震基礎構造1の施工方法のフローチャートであり、図5及び図6は本実施形態に係る免震基礎構造1の施工方法を説明する図である。図6では一部を拡大して示す。
ルトとのセットを用いることができる。
図7及び図8を用いて、一実施形態に係るプレキャストコンクリート用型枠50について説明する。図7は本実施形態に係るプレキャストコンクリート用型枠50の一部を省略する側面図であり、図8は本実施形態に係る基礎ブロック20の製造方法を説明する図で
ある。図7及び図8では、型枠の内部の状態がわかるように図の手前側にある第4縦板を省略して示す。また、図8は型枠の中段の一部を省略する。
図7及び図8を用いて、一実施形態に係る基礎ブロック20の製造方法について説明する。
Claims (6)
- 基礎上面と、前記基礎上面から鉛直方向へ延びる複数の第1鉄筋とを備える基礎を打設する工程と、
底面と、前記底面に開口する複数の受入部と、前記底面に対向する上面と、前記上面に開口し前記底面に向けて延びるナットと、を備えるようにプレキャストされた基礎ブロックを用意する工程と、
前記第1鉄筋を前記受入部に挿入して前記基礎の上に隙間をあけて前記基礎ブロックを設置する工程と、
前記底面の外周縁から下方に延びる枠体を設けて前記基礎上面と前記底面との間に接合空間を設ける工程と、
前記接合空間及び前記受入部にグラウト材を注入する工程と、
前記上面に免震装置を設置する工程と、
を含み、
前記受入部は、前記底面から前記基礎ブロックの内部まで前記鉛直方向に延びる埋設スリーブを用いて形成され、
前記基礎ブロックの外周面には、前記受入部に連通する連通孔が開口し、
前記グラウト材は、前記受入部及び前記連通孔に充填される、免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1において、
前記基礎ブロックの内部に配筋された第2鉄筋が前記受入部の上端から前記受入部内に延び、前記グラウト材が前記受入部内の前記第1鉄筋及び前記第2鉄筋の周囲に充填される、免震基礎構造の施工方法。 - プレキャストコンクリート製の基礎ブロックであって、
底面と、
前記底面に対向する上面と、
前記底面と前記上面とをそれぞれの外周縁で接続する外周面と、
前記底面に開口し前記基礎ブロックの内部まで延びる受入部と、
前記外周面に開口する連通孔と、
前記上面に開口し前記底面に向けて延びる複数のナットと、
前記ナットのそれぞれに螺合し前記ナットの下端から前記底面に向けて延びるアンカーボルトと、
を備え、
前記受入部は、前記底面の前記外周縁に沿って複数個所に設けられ、
前記受入部と前記連通孔とは、連通し、
前記基礎ブロックの内部に配筋された鉄筋が、前記受入部の上端から前記受入部内に延びる、プレキャストコンクリート製の基礎ブロック。 - 請求項3において、
前記底面は、四角形であり、
前記受入部は、前記底面の各辺の内側に複数個所ずつ設けられる、プレキャストコンクリート製の基礎ブロック。 - 免震装置を載せる基礎ブロックを製造するプレキャストコンクリート用型枠であって、
前記基礎ブロックの1つの側面を形成するベッド面と、
前記ベッド面から鉛直方向へ立設する第1縦板と、
前記第1縦板と対向しかつ前記第1縦板と平行に前記ベッド面から立設する第2縦板と、
前記第1縦板と前記第2縦板とを連結する第3縦板及び第4縦板と、
前記第1縦板の内面から前記第2縦板へ向かって延びる埋設スリーブと、
前記第2縦板の内面から前記第1縦板へ向かって延びるナットと、
前記ナットの自由端に螺合するアンカーボルトと、
前記第2縦板と前記第1縦板との間に配筋された鉄筋と、
を備え、
前記鉄筋は、前記第2縦板に沿って延びる第1部分と、前記第1部分に対し90度の角度で屈曲し前記第1縦板へ向かって延びる第2部分とを有し、
前記第2部分は、前記埋設スリーブの自由端側から前記埋設スリーブの内部まで延びる、プレキャストコンクリート用型枠。 - 請求項5に記載の前記プレキャストコンクリート用型枠に、前記第2縦板の内面が縦になった状態で、前記ベッド面に対向する側からコンクリートを流し込んで打設する、基礎ブロックの製造方法。
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2018
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