JP2011032759A - 免震基礎構造及び免震装置の設置方法 - Google Patents

免震基礎構造及び免震装置の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベースプレートを不要にしてコストの低減を図るとともに、施工性及び品質の向上を図ることが可能な免震基礎構造及び免震装置の設置方法を提供する。
【解決手段】コンクリートT1を打設し水平面状の上面11aを備えて構築した基礎スラブ11上に、免震装置1を固定するための袋ナット3を埋設して形成したプレキャストコンクリート盤10を設置し、一端12a側をプレキャストコンクリート盤10に、他端12b側を基礎スラブ11にそれぞれ定着して設けた固定部材12によってプレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11を応力伝達可能に一体に固定して免震基礎構造Bを構築する。そして、プレキャストコンクリート盤10に免震装置1を上載するとともに、アンカーボルト9を袋ナット3に締結して免震装置1をプレキャストコンクリート盤10に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、免震装置を上載して設置するための免震基礎構造及び免震装置の設置方法に関する。
従来、建物に免震性能を付与する免震装置1を設置する際には、例えば図4に示すように、コンクリートT1を打設して、凹状のダボ穴2aを設けた建物の基礎スラブ2を構築する。ついで、袋ナット3をベースプレート4に取り付けてなるアンカーフレーム5をダボ穴2aの上方の所定位置に設置した後に、ダボ穴2aのコンクリート打継面2bから上方に突出する定着プレート付き鉄筋(差筋)6やダボ穴2a上に配筋した鉄筋7を埋設するように、再度高流動コンクリート等の後打ちコンクリートT2を打設して免震基礎8(免震基礎構造A)を構築する。そして、免震基礎8のベースプレート4上に免震装置1を設置し、免震装置1を袋ナット3にアンカーボルト9を締結することによって固定する(例えば、特許文献1参照)。
この免震基礎構造Aにおいては、アンカーボルト9に生じる引張力が定着プレート付き鉄筋6を介して基礎スラブ2に伝達され、また、上部より伝わるせん断力が、定着プレート付き鉄筋6に加え、免震基礎8の下端側と基礎スラブ2のダボ穴2a部分の支圧により基礎スラブ2に伝達される。
特開2006−83662号公報
しかしながら、上記従来の免震基礎構造Aにおいては、ベースプレート4(アンカーフレーム5)を設けることによりコストが割高になるという問題があった。
また、アンカーフレーム5(袋ナット3)を所定の寸法精度で設置する必要が生じるとともに後打ちコンクリートT2の打設が逆打ちになり、施工作業が煩雑であるため、アンカーフレーム5(ベースプレート4)の設置や後打ちコンクリートT2の充填に多大な労力を要し、工期が長期化するという問題があった。さらに、後打ちコンクリートT2の打設が逆打ちになることで、免震基礎8(免震基礎構造A)の品質が低下するおそれもあった。
また、基礎スラブ2にダボ穴2aを設けるには、浮き型枠を使用するため、基礎スラブ2の施工作業が煩雑になり、施工性が悪く、この点からも工期の長期化を招くという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑み、ベースプレートを不要にしてコストの低減を図るとともに、施工性及び品質の向上を図ることが可能な免震基礎構造及び免震装置の設置方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の免震基礎構造は、免震装置を上載して設置する免震基礎の構造であって、前記免震装置を固定するための袋ナットを埋設して形成され、コンクリートを打設し水平面状の上面を備えて構築した基礎スラブ上に設置されるプレキャストコンクリート盤と、一端側を前記プレキャストコンクリート盤に、他端側を前記基礎スラブの内部にそれぞれ定着して設けられ、前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブを応力伝達可能に一体に固定する固定部材とを備えて構成されていることを特徴とする。
この発明においては、水平面状の上面を備えて構築した基礎スラブ上に、予め袋ナットを埋設して形成したプレキャストコンクリート盤を設置し、固定部材によってプレキャストコンクリート盤と基礎スラブを応力伝達可能に一体に固定して免震基礎構造を構築する。これにより、従来のベースプレートを用いることなく、プレキャストコンクリート盤を所定位置に設置するという簡便な操作で、袋ナットの寸法精度を容易に確保することが可能になる。
また、水平面状の上面を備えて構築した基礎スラブ上にプレキャストコンクリート盤を設置するように構成されているため、従来のベースプレートに加え、基礎スラブのダボ穴を不要にすることができるとともに、逆打ちとなる後打ちコンクリートの打設を不要にすることが可能になる。
また、本発明の免震基礎構造においては、前記固定部材が、前記一端側及び/又は他端側に定着プレートを備えた定着プレート付き鉄筋であることが望ましい。
この発明においては、固定部材として定着プレート付き鉄筋を用いることにより、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブとを固定部材を介して一体に固定することが可能になる。そして、この固定部材によって、確実にプレキャストコンクリート盤と基礎スラブの間で応力(せん断力、引張力)を伝達させることが可能になる。
さらに、本発明の免震基礎構造においては、前記固定部材が、プレストレスを導入して前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブとを圧着させるPC鋼材であることがより望ましい。
この発明においては、固定部材の全てにPC鋼材を用いたり、固定部材としてPC鋼材と定着プレート付き鉄筋と併用し、プレストレスを導入した状態でこのPC鋼材をプレキャストコンクリート盤と基礎スラブにそれぞれ一端側と他端側を定着させて設けることにより、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブとを圧着させることが可能になる。これにより、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブとを固定部材を介してより確実に一体に固定することが可能になるとともに、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブの間で生じる摩擦力によって応力(せん断力)を伝達させることが可能になる。
また、本発明の免震基礎構造においては、前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブとの間に、グラウト材が圧入して充填されていることがさらに望ましい。
この発明においては、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブの間にグラウト材を充填することによって、確実にプレキャストコンクリート盤と基礎スラブとを一体に固定することが可能になる。
本発明の免震装置の設置方法は、免震装置を設置する方法であって、コンクリートを打設し水平面状の上面を備えて基礎スラブを構築するとともに、該基礎スラブ上に、前記免震装置を固定するための袋ナットを埋設して形成したプレキャストコンクリート盤を設置し、一端側を前記プレキャストコンクリート盤に、他端側を前記基礎スラブにそれぞれ定着して設けた固定部材によって前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブを応力伝達可能に一体に固定し、前記プレキャストコンクリート盤に前記免震装置を上載するとともに、アンカーボルトを前記袋ナットに締結して前記免震装置を前記プレキャストコンクリート盤に固定することを特徴とする。
この発明においては、水平面状の上面を備えて構築した基礎スラブ上に、予め袋ナットを埋設して形成したプレキャストコンクリート盤を設置し、固定部材によってプレキャストコンクリート盤と基礎スラブを応力伝達可能に一体に固定して免震基礎構造を構築する。これにより、従来のベースプレートを用いることなく、プレキャストコンクリート盤を所定位置に設置するという簡便な操作で、袋ナットの寸法精度を容易に確保することが可能になる。
また、水平面状の上面を備えて構築した基礎スラブ上にプレキャストコンクリート盤を設置するように構成されているため、従来のベースプレートに加え、基礎スラブのダボ穴を不要にすることができるとともに、逆打ちとなる後打ちコンクリートの打設を不要にすることが可能になる。
また、本発明の免震装置の設置方法においては、前記固定部材が前記一端側及び/又は他端側に定着プレートを備えた定着プレート付き鉄筋とされ、前記プレキャストコンクリート盤には、前記固定部材の一端側を挿通させる貫通孔が形成されており、前記コンクリートを打設して基礎スラブを構築する際に、前記他端側を前記基礎スラブに埋設させて前記固定部材を設置し、前記プレキャストコンクリート盤を前記基礎スラブ上に設置するとともに前記固定部材の一端側を前記貫通孔に挿通させ、該貫通孔内にグラウト材を充填することにより前記固定部材の一端側を前記プレキャストコンクリート盤に定着させることが望ましい。
この発明においては、固定部材として定着プレート付き鉄筋を用いることにより、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブとを固定部材を介して一体に固定することが可能になる。そして、この固定部材によって、確実にプレキャストコンクリート盤と基礎スラブの間で応力(せん断力、引張力)を伝達させることが可能になる。
さらに、本発明の免震装置の設置方法においては、前記固定部材がプレストレスを導入して前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブとを圧着させるPC鋼材とされ、前記プレキャストコンクリート盤には、前記固定部材の一端側を挿通させる貫通孔が形成されており、前記コンクリートを打設して基礎スラブを構築する際に、前記他端側を前記基礎スラブに埋設させて前記固定部材を設置し、前記プレキャストコンクリート盤を前記基礎スラブ上に設置するとともに前記固定部材の一端側を前記貫通孔に挿通させ、プレストレスを導入しつつ前記固定部材の一端側を前記プレキャストコンクリート盤に定着させることがより望ましい。
この発明においては、固定部材にPC鋼材を用い、プレストレスを導入した状態でこのPC鋼材をプレキャストコンクリート盤と基礎スラブにそれぞれ一端側と他端側を定着させることにより、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブとを圧着させることが可能になる。これにより、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブとを固定部材を介して確実に一体に固定することが可能になるとともに、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブの間で生じる摩擦力によって応力(せん断力)を伝達させることが可能になる。
また、本発明の免震装置の設置方法においては、前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブとの間にグラウト材を圧入して充填することがさらに望ましい。
この発明においては、プレキャストコンクリート盤と基礎スラブの間にグラウト材を充填することによって、確実にプレキャストコンクリート盤と基礎スラブとを一体に固定することが可能になる。
本発明の免震基礎構造及び免震装置の設置方法においては、水平面状の上面を備えて構築した基礎スラブ上に、予め袋ナットを埋設して形成したプレキャストコンクリート盤を設置し、固定部材によってプレキャストコンクリート盤と基礎スラブを応力伝達可能に一体に固定して免震基礎構造を構築することが可能になる。
そして、従来のベースプレートを用いることなく、プレキャストコンクリート盤を所定位置に設置するという簡便な操作で、袋ナットの寸法精度を容易に確保することが可能になるため、施工性の向上を図ることが可能になる。また、プレキャストコンクリート盤を用いることによってベースプレートを不要にできるため、コストの低減を図ることが可能になる。
さらに、水平面状の上面を備えて構築した基礎スラブ上にプレキャストコンクリート盤を設置して免震基礎構造を構築できるため、従来のベースプレートに加え、基礎スラブのダボ穴を不要にすることができるとともに、逆打ちとなる後打ちコンクリートの打設を不要にすることが可能になる。これにより、施工性及び品質の向上を図ることが可能になる。
よって、本発明の免震基礎構造及び免震装置の設置方法によれば、コストダウンと工期短縮を図って、高品質の免震基礎構造を構築することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る免震基礎構造を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る免震基礎構造を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る免震基礎構造の変形例を示す図である。 従来の免震基礎構造を示す図である。
以下、図1を参照し、本発明の第1実施形態に係る免震基礎構造及び免震装置の設置方法について説明する。本実施形態は、建物に免震性能を付与する免震装置を設置するための免震基礎構造及び免震装置の設置方法に関するものである。
本実施形態の免震基礎構造Bは、図1に示すように、例えば方形盤状のプレキャストコンクリート盤10と、このプレキャストコンクリート盤10と建物の基礎スラブ11とを一体に固定するための固定部材12と、プレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11の間に圧入して充填されたグラウト材13とを備えて構成されている。
プレキャストコンクリート盤10は、鉄筋14を埋設して形成されるとともに、上面10aに開口した状態で複数の袋ナット3を埋設して形成されている。さらに、このプレキャストコンクリート盤10には、例えば、上面10a及び下面10bに開口してシース管が複数埋設されており、これら複数のシース管によって複数の貫通孔10cが形成されている。
また、本実施形態の固定部材12は、一端12a側に定着プレートを備えた定着プレート付き鉄筋(差筋)であり、他端12b側を基礎スラブ11内に埋設して定着させ、一端12a側を基礎スラブ11の上面11aから上方に突出させた状態で複数設けられている。定着プレート付き鉄筋12は、その一端12a側がプレキャストコンクリート盤10の貫通孔10cに下面10b側から挿入(挿通)され、貫通孔10c内に充填したグラウト材15を介してプレキャストコンクリート盤10に定着されている。
そして、この免震基礎構造Bは、免震装置1がプレキャストコンクリート盤10に上載して設置され、アンカーボルト9と袋ナット3を締結することにより、アンカーボルト9と袋ナット3を介して免震装置1がプレキャストコンクリート盤10に固定して設置される。
ついで、上記構成からなる免震基礎構造Bを構築し、免震装置1を設置する方法について説明するとともに、本実施形態の免震基礎構造B及び免震装置1の設置方法の作用及び効果について説明する。
免震装置1を設置する際には、はじめに、定着プレート付き鉄筋12を所定位置に配置するとともに、定着プレート付き鉄筋12の他端12b側を埋設するようにしてコンクリートT1を打設し、建物の基礎スラブ11を構築する。そして、基礎スラブ11のコンクリートT1が硬化した段階で、定着プレート付き鉄筋12は、その他端12b側が基礎スラブ11に定着し、一端12a側が基礎スラブ11の上面11aから所定の長さで上方に突出した状態で固設される。また、このとき、基礎スラブ11は、上面11aを水平面状に形成して構築され、従来の免震基礎構造Aのようにダボ穴2aを設けることなく、すなわち浮き型枠を使用することなく構築される。このため、容易にその施工が行える。
ついで、基礎スラブ11上にプレキャストコンクリート盤10を設置する。このとき、プレキャストコンクリート盤10の複数の貫通孔10cにそれぞれ定着プレート付き鉄筋12の一端12a側を挿通させてプレキャストコンクリート盤10を設置する。そして、本実施形態においては、基礎スラブ11上の所定位置にプレキャストコンクリート盤10を設置するという簡便な操作で、このプレキャストコンクリート盤10に一体に埋設された袋ナット3が位置決めされ、寸法精度を確保して容易に配置される。
ついで、プレキャストコンクリート盤10の下面10bと基礎スラブ11の上面11aの間にグラウト材13を圧入して充填するとともに、プレキャストコンクリート盤10の貫通孔10c内にグラウト材15を圧入して充填する。これにより、定着プレート付き鉄筋12の一端12a側がグラウト材15の硬化とともにプレキャストコンクリート盤10に定着し、定着プレート付き鉄筋12によってプレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11とが一体に固定される。また、プレキャストコンクリート盤10の下面10bと基礎スラブ11の上面11aの間に充填したグラウト材13が硬化するとともに、このグラウト材13によってプレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11がさらに確実に一体に固定されることになる。
このように構築した免震基礎構造Bのプレキャストコンクリート盤10の所定位置に免震装置1を上載し、アンカーボルト9を袋ナット3に締結することにより、免震装置1が免震基礎構造Bひいては建物の基礎スラブ11と一体に固定して設置される。そして、地震時や強風時には、アンカーボルト9に生じる引張力や上部より伝わるせん断力が定着プレート付き鉄筋12を介して基礎スラブ11に伝達される。これにより、振動エネルギーが免震装置1で確実に吸収して減衰され、確実に免震装置1が免震性能を発揮して建物の応答を低減することが可能になる。
したがって、本実施形態の免震基礎構造B及び免震装置1の設置方法においては、水平面状の上面11aを備えて構築した基礎スラブ11上に、予め袋ナット3を埋設して形成したプレキャストコンクリート盤10を設置し、定着プレート付き鉄筋(固定部材)12によってプレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11を応力伝達可能に一体に固定して免震基礎構造Bを構築することが可能になる。これにより、従来のベースプレート4を用いることなく、プレキャストコンクリート盤10を所定位置に設置するという簡便な操作で、袋ナット3の寸法精度を容易に確保することが可能になり、施工性の向上を図ることが可能になる。また、プレキャストコンクリート盤10を用いることによってベースプレート4を不要にできることで、コストの低減を図ることも可能になる。
また、水平面状の上面11aを備えて構築した基礎スラブ11上にプレキャストコンクリート盤10を設置するように構成することで、従来のベースプレート4に加え、基礎スラブ2のダボ穴2aを不要にすることができるとともに、逆打ちとなる後打ちコンクリートT2の打設を不要にすることが可能になる。これにより、施工性及び品質の向上を図ることが可能になる。
よって、本発明の免震基礎構造B及び免震装置1の設置方法によれば、コストダウンと工期短縮を図って、高品質の免震基礎構造Bを構築することが可能になる。
また、固定部材として定着プレート付き鉄筋12を用いることにより、プレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11とを定着プレート付き鉄筋12を介して確実に一体に固定することが可能になる。このため、この定着プレート付き鉄筋12によって、確実にプレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11の間で応力(せん断力、引張力)を伝達させることが可能になる。
さらに、プレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11の間にグラウト材13を充填することによって、より確実にプレキャストコンクリート盤10と基礎スラブ11とを一体に固定することが可能になる。
ついで、図2を参照し、本発明の第2実施形態に係る免震基礎構造及び免震装置の設置方法について説明する。本実施形態は、第1実施形態と同様に、建物に免震性能を付与する免震装置を設置するための免震基礎構造及び免震装置の設置方法に関するものである。
本実施形態の免震基礎構造Cは、図2に示すように、例えば方形盤状のプレキャストコンクリート盤20と、このプレキャストコンクリート盤20と建物の基礎スラブ11とを一体に固定するための固定部材21とを備えて構成されている。
プレキャストコンクリート盤20は、第1実施形態と同様に、鉄筋14、袋ナット3、シース管を埋設して形成されており、複数のシース管によって複数の貫通孔20cが形成されている。
また、本実施形態の固定部材21は、例えばPC鋼棒などのPC鋼材であり、他端21b側を基礎スラブ11内に埋設して定着させ、一端21a側をプレキャストコンクリート盤20の貫通孔20cに挿通させるとともに、プレストレスを導入した状態でプレキャストコンクリート盤20に定着して設けられている。これにより、プレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11とが、PC鋼材21に導入したプレストレスによって、プレキャストコンクリート盤20の下面20bと基礎スラブ11の上面11aとを圧着させて一体に固定されている。
ついで、上記構成からなる免震基礎構造Cを構築し、免震装置1を設置する方法について説明するとともに、本実施形態の免震基礎構造C及び免震装置1の設置方法の作用及び効果について説明する。
免震装置1を設置する際には、はじめに、PC鋼材21を所定位置に配置するとともに、PC鋼材21の他端21b側を埋設するようにコンクリートT1を打設して建物の基礎スラブ11を構築する。そして、基礎スラブ11のコンクリートT1が硬化した段階で、PC鋼材21は、その他端21b側が基礎スラブ11に定着し、一端21a側が基礎スラブ11の上面11aから所定の長さで突出した状態で固設される。また、第1実施形態と同様、基礎スラブ11は、上面11aを水平面状に形成して構築され、従来の免震基礎構造Aのようにダボ穴2aを設けることがないため、容易にその施工が行える。
ついで、基礎スラブ11上にプレキャストコンクリート盤20を設置する。このとき、プレキャストコンクリート盤20の複数の貫通孔20cにそれぞれPC鋼材21の一端21a側を挿通させてプレキャストコンクリート盤20を設置する。そして、本実施形態においても、基礎スラブ11上の所定位置にプレキャストコンクリート盤20を設置するという簡便な操作で、プレキャストコンクリート盤20に一体に埋設された袋ナット3が位置決めされ、寸法精度を確保して容易に配置される。
ついで、PC鋼材21に所定のプレストレスを導入し、このPC鋼材21の一端21aをプレキャストコンクリート盤20に定着させる。これにより、プレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11とがPC鋼材21によって一体に固定されるとともに、PC鋼材21に導入したプレストレスによってプレキャストコンクリート盤20の下面20bと基礎スラブ11の上面11aとが圧着される。
このように構築した免震基礎構造Cのプレキャストコンクリート盤20の所定位置に免震装置1を上載し、アンカーボルト9を袋ナット3に締結することにより、免震装置1が免震基礎構造Cひいては基礎スラブ11と一体に固定して設置される。そして、地震時や強風時には、アンカーボルト9に生じる引張力や上部より伝わるせん断力がPC鋼材21を介して基礎スラブ11に伝達される。また、このとき、プレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11とがPC鋼材21に導入したプレストレスによって圧着されているため、互いに圧接したプレキャストコンクリート盤20の下面20bと基礎スラブ11の上面11aの間に生じる摩擦力によってもせん断力が伝達される。これにより、第1実施形態の免震基礎構造Bに対し、振動エネルギーが免震装置1でより確実に吸収して減衰され、より確実に免震装置1が免震性能を発揮して建物の応答を低減することが可能になる。
したがって、本実施形態の免震基礎構造C及び免震装置1の設置方法においては、水平面状の上面11aを備えて構築した基礎スラブ11上に、予め袋ナット3を埋設して形成したプレキャストコンクリート盤20を設置し、PC鋼材(固定部材)21によってプレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11を応力伝達可能に一体に固定して免震基礎構造Cを構築することが可能になる。これにより、第1実施形態と同様に、従来のベースプレート4を用いることなく、プレキャストコンクリート盤20を所定位置に設置するという簡便な操作で、袋ナット3の寸法精度を容易に確保することが可能になり、施工性の向上を図ることが可能になる。また、プレキャストコンクリート盤20を用いることによってベースプレート4を不要にできることで、コストの低減を図ることも可能になる。
また、水平面状の上面11aを備えて構築した基礎スラブ11上にプレキャストコンクリート盤20を設置するように構成することで、従来のベースプレート4に加え、基礎スラブ2のダボ穴2aを不要にすることができるとともに、逆打ちとなる後打ちコンクリートT2の打設を不要にすることが可能になる。これにより、施工性及び品質の向上を図ることが可能になる。
よって、本発明の免震基礎構造C及び免震装置1の設置方法においても、コストダウンと工期短縮を図って、高品質の免震基礎構造Cを構築することが可能になる。
また、固定部材にPC鋼材21を用い、プレストレスを導入した状態でこのPC鋼材21をプレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11に定着させることにより、プレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11とを圧着させることが可能になる。これにより、プレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11とをPC鋼材21を介してより確実に一体に固定することが可能になるとともに、プレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11の間で生じる摩擦力によって応力(せん断力)を伝達させることが可能になる。よって、本実施形態の免震基礎構造C及び免震装置1の設置方法においては、第1実施形態よりも、より高品質の免震基礎構造Cを構築することが可能になる。
以上、本発明に係る免震基礎構造及び免震装置の設置方法の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第1及び第2実施形態では、プレキャストコンクリート盤10、20が方形盤状に形成されているものとしたが、例えば円盤状に形成されていてもよく、特にその形状を限定する必要はない。
また、第2実施形態の免震基礎構造Cにおいては、図2に示すように、PC鋼材21の一端21a側が挿通するプレキャストコンクリート盤20の貫通孔20cの内部にグラウト材15を充填して確実にPC鋼材21の一端21a側をプレキャストコンクリート盤20に定着させるようにしてもよい。
さらに、例えば図3に示すように、固定部材として、第1実施形態に示した定着プレート付き鉄筋12と第2実施形態に示したPC鋼材21を併用するようにしてもよい。この場合には、地震時や強風時に、アンカーボルト9に生じる引張力や上部より伝わるせん断力が定着プレート付き鉄筋12とPC鋼材21を介して基礎スラブ11に伝達される。また、プレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11とがPC鋼材21に導入したプレストレスによって圧着されるため(図3においてはグラウト材を介して圧着されるため)、プレキャストコンクリート盤20と基礎スラブ11の間に生じる摩擦力によってせん断力が伝達される。これにより、振動エネルギーが免震装置1でさらに確実に吸収して減衰され、さらに確実に免震装置1が免震性能を発揮して建物の応答を低減することが可能になる。
1 免震装置
2 基礎スラブ
2a ダボ穴
2b コンクリート打継面
3 袋ナット
4 ベースプレート
5 アンカーフレーム
6 定着プレート付き鉄筋
7 鉄筋
8 従来の免震基礎
9 アンカーボルト
10 プレキャストコンクリート盤
10a 上面
10b 下面
10c 貫通孔
11 基礎スラブ
11a 上面
12 定着プレート付き鉄筋(固定部材)
12a 一端
12b 他端
13 グラウト材
14 鉄筋
15 グラウト材
20 プレキャストコンクリート盤
20a 上面
20b 下面
20c 貫通孔
21 PC鋼材(固定部材)
21a 一端
21b 他端
A 従来の免震基礎構造
B 免震基礎構造
C 免震基礎構造
T1 コンクリート
T2 後打ちコンクリート

Claims (8)

  1. 免震装置を上載して設置する免震基礎の構造であって、
    前記免震装置を固定するための袋ナットを埋設して形成され、コンクリートを打設し水平面状の上面を備えて構築した基礎スラブ上に設置されるプレキャストコンクリート盤と、
    一端側を前記プレキャストコンクリート盤に、他端側を前記基礎スラブの内部にそれぞれ定着して設けられ、前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブを応力伝達可能に一体に固定する固定部材とを備えて構成されていることを特徴とする免震基礎構造。
  2. 請求項1記載の免震基礎構造において、
    前記固定部材が、前記一端側及び/又は他端側に定着プレートを備えた定着プレート付き鉄筋であることを特徴とする免震基礎構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の免震基礎構造において、
    前記固定部材が、プレストレスを導入して前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブとを圧着させるPC鋼材であることを特徴とする免震基礎構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の免震基礎構造において、
    前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブとの間に、グラウト材が圧入して充填されていることを特徴とする免震基礎構造。
  5. 免震装置を設置する方法であって、
    コンクリートを打設し水平面状の上面を備えて基礎スラブを構築するとともに、該基礎スラブ上に、前記免震装置を固定するための袋ナットを埋設して形成したプレキャストコンクリート盤を設置し、
    一端側を前記プレキャストコンクリート盤に、他端側を前記基礎スラブにそれぞれ定着して設けた固定部材によって前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブを応力伝達可能に一体に固定し、
    前記プレキャストコンクリート盤に前記免震装置を上載するとともに、アンカーボルトを前記袋ナットに締結して前記免震装置を前記プレキャストコンクリート盤に固定することを特徴とする免震装置の設置方法。
  6. 請求項5記載の免震装置の設置方法において、
    前記固定部材が前記一端側及び/又は他端側に定着プレートを備えた定着プレート付き鉄筋とされ、
    前記プレキャストコンクリート盤には、前記固定部材の一端側を挿通させる貫通孔が形成されており、
    前記コンクリートを打設して基礎スラブを構築する際に、前記他端側を前記基礎スラブに埋設させて前記固定部材を設置し、
    前記プレキャストコンクリート盤を前記基礎スラブ上に設置するとともに前記固定部材の一端側を前記貫通孔に挿通させ、該貫通孔内にグラウト材を充填することにより前記固定部材の一端側を前記プレキャストコンクリート盤に定着させることを特徴とする免震装置の設置方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の免震装置の設置方法において、
    前記固定部材がプレストレスを導入して前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブとを圧着させるPC鋼材とされ、
    前記プレキャストコンクリート盤には、前記固定部材の一端側を挿通させる貫通孔が形成されており、
    前記コンクリートを打設して基礎スラブを構築する際に、前記他端側を前記基礎スラブに埋設させて前記固定部材を設置し、
    前記プレキャストコンクリート盤を前記基礎スラブ上に設置するとともに前記固定部材の一端側を前記貫通孔に挿通させ、プレストレスを導入しつつ前記固定部材の一端側を前記プレキャストコンクリート盤に定着させることを特徴とする免震装置の設置方法。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載の免震装置の設置方法において、
    前記プレキャストコンクリート盤と前記基礎スラブとの間にグラウト材を圧入して充填することを特徴とする免震装置の設置方法。
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