JP3239727U - 均しコンクリート打設用桟木の固定具 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003239727000001
【課題】均しコンクリート打設時の定規として用いられる桟木の高さ調整を容易に行うことの可能な均しコンクリート打設用桟木の固定具を提供する。
【解決手段】基礎工事において用いられる均しコンクリート打設用桟木の固定具1であって、使用時に先端側が地面に埋設されることで当該地面に自立可能な棒状の杭部2と、杭部に設けられる桟木受け部3と、桟木受け部を、杭部の高さ方向における任意の位置、或いは、予め定められた複数の位置から任意に選択される位置に固定する、桟木受け固定具6と、桟木受け部に設けられ、桟木を把持する把持部4と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、均しコンクリート打設用桟木の固定具に関する。
従来、例えば基礎工事において、砕石基礎や地山などの地表面に均しコンクリートを打設する際には、桟木を鉄筋棒に結束線等を用いて結束し、その桟木をコンクリート打設時の天端合わせ用の定規として用いることが多かった。これに関連し、構造が簡単で、かつ製造が容易な桟木の支持具も提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004-263411号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている桟木の支持具は、真直部に対する桟木支持アームの位置が固定されているため、真直部を地面に打ち込む際の打ち込み深さを慎重に管理する必要があり、作業性の観点から改善の余地があった。
本開示の技術は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、均しコンクリート打設時の定規として用いられる桟木の高さ調整を容易に行うことの可能な均しコンクリート打設用桟木の固定具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示に係る均しコンクリート打設用桟木の固定具は、使用時に先端側が地面に埋設されることで当該地面に自立可能な棒状の杭部と、前記杭部に設けられる桟木受け部と、前記桟木受け部を、前記杭部の高さ方向における任意の位置、或いは、予め定められた複数の位置から任意に選択される位置に固定する、桟木受け固定具と、前記桟木受け部に設けられ、桟木を把持する把持部と、を備えている。
また、本開示に係る均しコンクリート打設用桟木の固定具の前記把持部は、前記桟木の長手方向における複数箇所を把持してもよい。
本開示によれば、コンクリート打設時の定規として用いる桟木の高さ調整を容易に行うことの可能な均しコンクリート打設用桟木の固定具を提供できる。
図1は、実施形態1に係る均しコンクリート打設用桟木の固定具の側面図である。 図2は、実施形態1に係る均しコンクリート打設用桟木の固定具の正面図である。 図3は、実施形態1に係る均しコンクリート打設用桟木の固定具の平面図である。 図4は、実施形態1に係る均しコンクリート打設用桟木の固定具の使用状況の図である。 図5は、実施形態1の変形例1に係る均しコンクリート打設用桟木の固定具の側面図である。
以下、本考案の実施形態について、図面に基づいて説明する。但し、以下で説明する実施形態は本考案を実施するための例示であり、実施形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、考案の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態1>
[構成]
図1は、実施形態1に係る均しコンクリート打設用桟木の固定具(以下、単に「桟木固定具」という)1の側面図である。桟木固定具1は、例えば、基礎工事における均しコンクリート打設時において、定規として用いる桟木の固定にあたり、地面に打ち込む杭に対して桟木の高さ調整における利便性を向上するために用いられる。均しコンクリートとは、地表面(例えば、砕石基礎や地山など)の凹凸を均す目的で打設されるコンクリートである。また、均しコンクリートは、型枠設置やそのための墨出し作業の作業性をよくする目的で打設される場合が多く、均しコンクリート事態に構造上の強度が要求されないことから「捨てコンクリート」とも呼ばれている。なお、本明細書において、桟木固定具1の上下方向とは、実施形態の説明の便宜上、桟木固定具1における各要素における相対的な位置関係を示すものに過ぎない。
桟木固定具1は、使用時に先端側が、均しコンクリートを打設する地面に埋設されることで当該地面に自立可能な棒状の杭部2と、杭部2に設けられる桟木受け部3と、杭部2に桟木受け部3を固定する桟木受け固定具6と、桟木受け部3に設けられると共に桟木を把持する把持部4と、を備える。桟木受け固定具6は、杭部2の高さ方向における任意の位置、或いは、予め定められた複数の位置から任意に選択される位置に固定可能に構成されている。
図2は、実施形態1に係る桟木固定具1における桟木挟締具7を説明するための正面図である。図2では、桟木受け部3の本体部5及び桟木受け固定具6の図示を省略している。図2に示すように、把持部4のねじ板41には桟木挟締用雌ねじ部411が設けられており、桟木挟締用雌ねじ部411と螺合するように桟木挟締具7が配置されている。
[杭部]
杭部2は、一方向に延在する棒状の部材である。本実施形態において、杭部2は、棒鋼材によって形成されており、その先端側に先が尖った先尖部2Aが形成されることで地面に刺しやすい構造となっている。杭部2は、地面に刺しこむ深さと高さ位置の調整分の長さを考慮した十分な長さを有している。但し、杭部2の材料は特に限定されず、例えば木材や樹脂等によって形成されていてもよい。以下では、杭部2が延在する方向を、杭部2の上下方向として定義する。
[桟木受け部]
次に、桟木受け部3について説明する。桟木受け部3は、把持部4と、杭部2に沿うように上下方向に摺動可能な本体部5を備えている。把持部4は、側面視略コの字形状を有し、桟木を受けることのできる形状となっている。例えば、図1に示す例では、把持部4は、ねじ板41と、背板42と、受け板43を有している。図示の例では、背板42の上端にねじ板41が接続され、背板42の下端に受け板43がねじ板41と対向するように接続されている。把持部4は、桟木を把持するための部位である。背板42は本体部5と固定されており、これにより把持部4と本体部5が一体の桟木受け部3を形成している。
把持部4は、ねじ板41と、背板42と、受け板43によって側面概略コの字型に形成されており、これらによって囲まれた空間が桟木を受け入れ可能な桟木保持空間SWとして形成されている。また、把持部4には、桟木を固定するための桟木挟締具7が設けられている。桟木挟締具7は、例えば、丸環ボルトである。把持部4のねじ板41には、桟木挟締具7(丸環ボルト)の雄ねじと螺合可能な桟木挟締用雌ねじ部411が設けられている。以上のように構成される桟木受け部3の把持部4は、桟木保持空間SWに受け入れた桟木を受け板43によって支持しつつ、ねじ板41の桟木挟締用雌ねじ部411に螺合させた桟木挟締具7(丸環ボルト)を締め付けることにより、桟木挟締具7と受け板43との間に桟木を挟持することができる。このようにして、桟木受け部3の把持部4は、把持した桟木を桟木保持空間SWに固定することができる。
図3に示すように、本体部5は円筒状の中空部材で構成されている。本体部5の内部には中空部5Aが形成されており、中空部5Aに杭部2を挿通することができる。図3に示すように、例えば本体部5における中空部5Aの内径は、杭部2の直径よりも若干大きく形成されている。そのため、杭部2を本体部5の中空部5Aに挿通した状態において、杭部2の上下方向(高さ方向)に沿って本体部5を摺動自在に遊嵌することができる。このように構成される桟木受け部3の本体部5は、桟木受け固定具6によって杭部2に固定される。桟木受け固定具6は、例えば、丸環ボルトである。本体部5には、桟木受け固定具6(丸環ボルト)の雄ねじと螺合可能な桟木受け固定用雌ねじ部51が設けられており、桟木受け固定具6(丸環ボルト)を桟木受け固定用雌ねじ部51に螺合させることによって杭部2の高さ方向に沿った任意の位置に桟木受け部3を着脱自在に固定することができる。なお、図3に示す例では、本体部5の桟木受け固定用雌ねじ部51は、桟木受け固定具6との締結のし易さを考慮して、把持部4とは反対側の位置に設けられている。
なお、本実施形態では、桟木受け固定具6及び桟木挟締具7に丸環ボルトを使用する場合を例に説明しているが、これは一例であり、他の部材を採用してもよい。例えば、丸環に代えて蝶ネジやその他の締結具を用いてもよい。また、桟木受け固定具6は、杭部2の高さ方向における任意の位置に桟木受け部3を固定する代わりに、杭部2の高さ方向において予め定められた(用意された)複数の位置から任意に選択される位置に桟木受け部3を固定可能であってもよい。
[使用方法]
次に、実施形態1の桟木固定具1の使用方法を説明する。図4は、桟木固定具1の使用状態を示す図である。図4において、符号8は定規用桟木、符号9は均しコンクリートである。図4は、桟木固定具1によって固定された定規用桟木8を定規として均しコンクリート9を打設した後の状態を示している。
桟木固定具1を用いた均しコンクリート9の打設手順としては、まず、地面10における所定の位置に杭部2を打ち込むことによって杭部2を地面10に自立させる。ここで、地面10とは、砕石基礎であってもよいし、地山であってもよく、特に限定されない。例えば、定規用桟木8の設置予定位置から所定の寸法だけ逃がした位置に水糸(図示せず)を張り、当該水糸の位置を基準に杭部2の打ち込みをおこなってもよい。次に、地面10に打ち込まれた杭部2を桟木受け部3の本体部5における中空部5Aに挿通することによって、杭部2を桟木受け部3に装着する。この状態で、例えば、桟木受け部3の把持部4における桟木保持空間SWに定規用桟木8を装着すると共に、桟木挟締具7を用いて定規用桟木8を把持部4に固定する。その後、レベル測定器(図示せず)等を用いて桟木受け部3の高さ位置を調整しつつ、桟木受け固定具6を用いて桟木受け部3を杭部2に固定する。これにより、定規用桟木8の天端高さを所望の高さに合わせつつ、簡易に定規用桟木8を固定することができる。
上記の手順を適宜繰り返しながら、例えば、均しコンクリート9を打設する区画を囲むように定規用桟木8を設置した後、定規用桟木8を定規としながら均しコンクリート9を打設する。定規用桟木8の上側の端部(天端部)は、均しコンクリート9を打設する際の高さの基準となっているため、図4で示すように、均しコンクリート9の高さが定規用桟木8の天端部となる高さまで打設できれば、打設作業は完了となる。
[作用・効果]
以上のように、本実施形態に係る桟木固定具1によれば、均しコンクリート打設時において、定規用桟木の高さ位置を、現場の状況に応じて容易に調整することが可能になる。さらに、桟木固定具を繰り返し用いることも容易であり、無駄な廃棄物の削減にも繋がる。
<実施形態1の変形例1>
図5は、実施形態1の変形例1に係る桟木固定具1Aの正面図である。以下、図5を用いて実施形態1の変形例1に係る桟木固定具1Aについて説明する。なお、本変形例の説明では、図1~3で説明した桟木固定具1との相違点を中心に説明する。また、桟木固定具1Aを構成する部材のうち、桟木固定具1と共通する部材については同一の符号を付すことで、詳細な説明は割愛する。
図5に示すように、変形例1に係る桟木固定具1Aは、把持部4Aにおいて、第1桟木挟締具7A及び第2桟木挟締具7Bと、ねじ板41Aに設けられた第1桟木挟締用雌ねじ部411A及び第2桟木挟締用雌ねじ部411Bを備えている。より詳しくは、把持部4Aにおけるねじ板41Aには間隔をおいて第1桟木挟締用雌ねじ部411A及び第2桟木挟締用雌ねじ部411Bが形成されており、これらに第1桟木挟締具7A及び第2桟木挟締具7Bが螺合可能に設けられている。このように、本変形例に係る桟木固定具1Aによれば、把持部4Aによって、定規用桟木8の長手方向における複数箇所を把持し、固定することができる。これにより、把持部4Aによって把持される定規用桟木8がずれにくくなる。つまり、桟木固定具1Aによれば、把持部4Aによって把持される定規用桟木8の固定度を実施形態1に比べてより一層高めることができる。
以上、本開示に係る実施形態について説明したが、本明細書に開示された各々の態様は、本明細書に開示された他のいかなる特徴とも組み合わせることができる。
1 :均しコンクリート打設用桟木の固定具
2 :杭部
3 :桟木受け部
6 :桟木受け固定具
7 :桟木挟締具
8 :桟木
9 :均しコンクリート
10 :地面

Claims (2)

  1. 使用時に先端側が地面に埋設されることで当該地面に自立可能な棒状の杭部と、
    前記杭部に設けられる桟木受け部と、
    前記桟木受け部を、前記杭部の高さ方向における任意の位置、或いは、予め定められた複数の位置から任意に選択される位置に固定する、桟木受け固定具と、
    前記桟木受け部に設けられ、桟木を把持する把持部と、
    を備える、
    均しコンクリート打設用桟木の固定具。
  2. 前記把持部は、前記桟木の長手方向における複数箇所を把持する、請求項1に記載の均しコンクリート打設用桟木の固定具。
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