JP2004197504A - 天端出し方法及び天端出し補助具、並びに鉄筋 - Google Patents
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Abstract
【課題】基礎の強度を担保すると共に、天端出し作業の効率性の向上を図る。
【解決手段】鉄筋を把持する鉄筋把持部2と調整ネジ体を略鉛直になる様に支持する調整ネジ体支持部3とを有する天端出し補助具1であって、調整ネジ体支持部は、調整ネジ体を進退可能な状態で螺合する受ネジ穴11を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】鉄筋を把持する鉄筋把持部2と調整ネジ体を略鉛直になる様に支持する調整ネジ体支持部3とを有する天端出し補助具1であって、調整ネジ体支持部は、調整ネジ体を進退可能な状態で螺合する受ネジ穴11を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天端出し方法及び天端出し補助具、並びに鉄筋に関する。詳しくは、基礎工事での基礎の天端出し方法及び基礎工事での天端出しに用いる補助具並びに鉄筋に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅施工の基礎工事において基礎の上部に配置される土台を水平に保つために基礎の上端部の平坦化を図る必要があるが、基礎としてのコンクリートは一般に流動性に乏しく、凝固・固化後にその表面に多少とはいえ凹凸が残るために、所定の打ち込みレベルの近くまで打ち込んだコンクリートの頂面に、液状近くになるまで軟らかくしたセメント比率の高いコンクリートであるレベラーを施工して基礎の所定の高さを得ると共に基礎の上端部の平坦化を図っている。
【0003】
以下、基礎の上端部の平坦化について図10を用いて説明する。
即ち、先ず、図10(a)で示す様に、所定の打ち込みレベルを示す図10中符号Aで示す位置の近くである図10中符号Bで示す位置までコンクリート101を打ち込む。続いて、図10(b)で示す様に、埋設する釘が所定の位置を保持できる程度にまでコンクリートが硬化した後に、頭部が所定の打ち込みレベル、即ち図10中符号Aで示す位置となる様に多数の釘102を埋設する。次に、図10(c)で示す様に、釘の頭部で示される所定のレベルまで釘の頭部を目安としてレベラー103を流し込むことによって基礎の上端部の平坦化を図っていた。
【0004】
ここで、上記した基礎工事における基礎の上端部の平坦化の際に、単に多数の釘を埋設するという方法では、釘の各々の頭部を所定レベルに位置させることが困難であると共に、例え釘の埋設時には所定レベルに位置させることができたとしても、時間の経過に伴い、即ちレベラーを施工するまでに釘の沈下あるいは傾きが生じて所定のレベルを正確に示し得ない等の問題があり、かかる問題に対して、基礎の上端部の平坦化の高精度化を実現すべく図11に示す様な長手棒状の補助具本体104に、その上端部に開口する受けネジ穴105を具備し、受ネジ穴に調整ネジ体106を進退可能に螺合させると共に、補助具本体の上部及び下部に上羽根部107及び下羽根部108が付設された天端出し補助具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−189489号公報(第2−4頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の天端出し補助具では、釘を埋設することによって基礎の上端部の平坦化を図る場合と同様に、埋設する天端出し補助具が所定の位置を保持できる程度にまでコンクリートが硬化した後に天端出し補助具を埋設する必要があり、基礎の強度の点で問題があった。
即ち、天端出し補助具に補助具本体に対し直角方向であると共に水平に延びる上羽根部及び補助具本体に対し直角方向であると共に垂直に延びる下羽根部が形成され、上羽根部及び下羽根部によってコンクリート地内での沈下及び傾斜を抑止することができるとはいえ、コンクリートを打ち込んだ直後に天端出し補助具を埋設することができるわけでは無く、埋設する天端出し補助具が所定の位置に保持できる程度にまでコンクリートが硬化した後に天端出し補助具を埋設する必要があり、ある程度硬化したコンクリート上にレベラーを流し込むために、コンクリートとレベラーとの接着強度が弱くなってしまうという問題があった。
【0007】
また、上記した様に、埋設する天端出し補助具が所定の位置に保持できる程度にまでコンクリートが硬化した後に天端出し補助具を埋設する必要があり、コンクリートを打ち込み、コンクリートがある程度硬化した後にレベラーを施工するために天端出し作業の効率が悪いという問題があった。
【0008】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、基礎の強度を担保すると共に、天端出し作業の効率性の向上を図ることができる天端出し方法及び天端出し補助具並びに鉄筋を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る天端出し方法では、調整ネジ体を略鉛直になる様に鉄筋に取り付ける工程と、鉄筋に取り付けられた調整ネジ体の頭部が所定位置となる様に調整する工程と、型枠によって形成された打設空間に所定位置に調整された調整ネジ体の頭部の位置までコンクリートを充填する工程とを備える。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る天端出し補助具では、鉄筋を把持する鉄筋把持部と調整ネジ体を略鉛直になる様に支持する調整ネジ体支持部とを有する天端出し補助具であって、前記調整ネジ体支持部は、調整ネジ体を進退可能な状態で螺合する受ネジ穴を備える。
【0011】
更に、上記の目的を達成するために、本発明に係る鉄筋では、調整ネジ体を略鉛直となる様に支持すると共に、調整ネジ体を進退可能な状態で螺合する受ネジ穴が形成された調整ネジ体支持部を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0013】
図1に、本発明を適用した天端出し補助具の一例を説明するための斜視図を示す。ここで示す天端出し補助具1は一定の弾性域を有するプラスチック材料から成り、鉄筋把持部2と調整ネジ体支持部3とから成っている。
【0014】
ここで、鉄筋を把持する鉄筋把持部は開口部4を有する円筒形状であり、鉄筋と対向する鉄筋把持部の内側面には、図2に示す様に、コンクリートの中に埋め込まれた際のコンクリートとの付着面積を増大させ、引抜強度を増加させるべく鉄筋5に形成されたリブ6と係合する係合部7が形成されている。
なお、図1中符号aで示す開口部の幅は、鉄筋の直径よりも小さく形成されている。
【0015】
また、調整ネジ体支持部は、鉄筋把持部の上方に形成された平板状の第1の支持部8と鉄筋把持部の下方に形成された平板状の第2の支持部9とから成り、第1の支持部及び第2の支持部には調整ネジ体10が略鉛直であると共に進退可能な状態で螺合する受ネジ穴11が形成されている。
【0016】
ここで、鉄筋把持部は鉄筋を把持できれば充分であり、必ずしも円筒形状である必要は無く、鉄筋を把持できるのであればいかなる形状であっても良く、例えば図4(a)に示す様な平行である両側縁を有する平板状の基部12に基部の両側縁からそれぞれ立設した平板状の側壁部13が形成された形状や、図4(b)に示す様な平行である両側縁を有する平板状の基部に基部の両側縁からそれぞれ立設した「く」の字形状の側壁部が形成された形状等であっても良い。
なお、鉄筋把持部に形成された凸部14によって、開口部の幅が鉄筋の直径よりも小さく形成されている。
【0017】
また、鉄筋把持部の内側面に形成された係合部は鉄筋と鉄筋把持部との係合を強固にするためのものであって、鉄筋を把持するにあたって必ずしも不可欠なものでは無いが、鉄筋の強固な把持を可能とすべく係合部は形成されている方が好ましい。
更に、開口部の幅が鉄筋の直径よりも小さく形成されているのは、鉄筋と鉄筋把持部との係合を強固にするためのものであって、鉄筋を把持するにあたって必ずしも開口部の幅が鉄筋の直径よりも小さく形成される必要は無いが、鉄筋の強固な把持を可能とすべく開口部の幅は鉄筋の直径よりも小さく形成されている方が好ましい。
【0018】
更に、本発明を適用した天端出し補助具の一例では、第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様な構成となっているが、調整ネジ体を支持することができれば充分であり、必ずしも第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様に構成される必要は無く、第1の支持部のみ若しくは第2の支持部のみによって調整ネジ体を支持する様に構成されても構わない。但し、より一層安定した支持を可能とすべく、第1の支持部のみ若しくは第2の支持部のみで調整ネジ体を支持するよりも第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様に構成された方が好ましい。
【0019】
同様に、調整ネジ体支持部は調整ネジ体を支持することができれば充分であり、必ずしも第1の支持部及び第2の支持部とから成る必要は無く、例えば、図5(a)に示す様な把持部の上方から下方までネジ溝が形成された形状や、図5(b)に示す様な把持部の上方に形成された平板状の水平支持部15の端部から立設した平板状の側壁部位16が形成された形状等であっても良い。なお、図5(b)で示す調整ネジ体支持部では、平板状の水平支持部の1ヶ所のみで調整ネジ体を支持することになるが、側壁部位によって調整ネジ体のズレ等が抑制されるために安定した支持を確保できる。
【0020】
また、本発明を適用した天端出し補助具の一例では、鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行に配置できる様に構成されているが、即ち、鉛直に配設された鉄筋を鉄筋把持部により把持することによって調整ネジ体を略鉛直に支持する様に構成されているが、天端出し補助具は調整ネジ体を略鉛直に支持することができれば充分であり、必ずしも鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行に位置付けられる様に構成される必要は無く、図6(a)で示す様に、鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略直交して配置できる様に構成されていても良い。即ち、水平に配設された鉄筋を鉄筋把持部により把持することによって調整ネジ体を略鉛直に支持する様に構成されていても良い。但し、調整ネジ体支持部で支持する調整ネジ体の頭部の高さ調整の容易性を考慮すると鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行に配置できる様に構成された方が好ましい。即ち、調整ネジ体の頭部の高さ調整の際には、調整ネジ体を垂直方向に進退すべく垂直方向に力を加えるのであるが、鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが直交して配置できるように構成された場合には、図6(b)中符号bで示す方向に天端出し補助具が回転し易く、調整ネジ体の頭部の高さ調整が困難であるために、鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行に配置できる様に構成された方が好ましい。
【0021】
さて、上記の様に構成された本発明を適用した天端出し補助具の一例を用いて基礎の上端部の平坦化を行う場合について説明する。即ち、本発明を適用した天端出し方法の一例について説明する。
本発明を適用した天端出し補助具の一例を用いて基礎の上端部の平坦化を行う場合には、先ず、図7(a)で示す様に、鉄筋把持部により鉛直方向に配筋された鉄筋を把持することによって鉄筋に天端出し補助具を取り付ける。続いて、図7(b)で示す様に、調整ネジ体を受ネジ穴に螺合させ、調整ネジ体の頭部が図7中符号Aで示す所定レベルに位置する様に調整を行う。
【0022】
ここで、鉄筋への天端出し補助具の取り付け及び受ネジ部への調整ネジ体の螺合は、調整ネジ体を略鉛直になる様に鉄筋に取り付けることができれば充分であり、必ずしも鉄筋に天端出し補助具を取り付けた後に調整ネジ体を受ネジ穴に螺合する必要は無く、予め調整ネジ体を受ネジ穴に螺合した天端出し補助具を鉄筋に取り付けても構わない。
【0023】
次に、図7(c)で示す様に、調整ネジ体の頭部で示される所定のレベルである図7中符号Aで示す位置の近くの位置である図7中符号Bで示す位置まで、型枠によって形成された打設空間にコンクリート17を打ち込む。
【0024】
次に、図7(d)で示す様に、調整ネジ体の頭部で示される所定のレベルまで調整ネジ体の頭部を目安としてレベラー18を流し込むことによって基礎の上端部の平坦化を行う。
【0025】
本発明を適用した天端出し補助具では、コンクリートを打設する前に天端出し補助具の頭部を所定のレベルに位置させることができるために、コンクリートを打ち込んだ後にコンクリートが硬化するのを待つことなくレベラー施工を行うことができるために、コンクリートとレベラーとの接着強度を充分に保つことが可能となると共に、天端出し作業の効率化を図ることが可能となる。
【0026】
図8(a)に、本発明を適用した鉄筋の一例を説明するための斜視図を示す。ここで示す鉄筋は、円筒状の鉄筋本体19及び調整ネジ体支持部とから成っており、調整ネジ体支持部は、鉄筋本体の端部付近に形成された平板状の第1の支持部及び第1の支持部の下方に形成された平板状の第2の支持部とから成り、第1の支持部及び第2の支持部には調整ネジ体が略鉛直であると共に進退可能な状態で螺合する受ネジ穴が形成されている。
【0027】
ここで、必ずしも第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様に構成される必要は無く、第1の支持部のみ若しくは第2の支持部のみによって調整ネジ体を支持する様に構成されても構わないが、より一層安定した支持を可能とすべく、第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様に構成された方が好ましい点及び調整ネジ体支持部は調整ネジ体を支持することができれば充分であり、必ずしも第1の支持部及び第2の支持部とから成る必要は無い点は上記した本発明を適用した天端出し補助具の一例と同様である。
【0028】
更に、本発明を適用した鉄筋の一例では、鉄筋本体と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行になる様に調整ネジ体支持部が構成されているが、即ち、本発明を適用した鉄筋の一例を鉛直に配設することによって調整ネジ体を略鉛直に支持する様に形成されているが、必ずしも鉛直に配設する鉄筋によって調整ネジ体を支持する必要は無く、図8(b)で示す様に、鉄筋本体と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略直交する様に調整ネジ体支持部が構成され、水平に配設する鉄筋によって調整ネジ体を支持しても良い。但し、鉄筋本体と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略直交する様に調整ネジ体支持部が構成された場合には、鉄筋を水平に配設する際に、調整ネジ体を略鉛直に支持すべく受ネジ穴が真上を向く様に鉄筋を配設する必要があり、鉄筋の配設作業が困難となるために、鉄筋本体と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行になる様に調整ネジ体支持部が構成されている方が好ましい。
【0029】
さて、上記の様に構成された本発明を適用した鉄筋の一例を用いて基礎の上端部の平坦化を行う場合について説明する。即ち、本発明を適用した天端出し方法の他の一例について説明する。
本発明を適用した鉄筋の一例を用いて基礎の上端部の平坦化を行う場合には、先ず、図9(a)で示す様に、調整ネジ体支持部が形成された側が上側となる様に鉄筋を配設する。なお、水平方向に配設する鉄筋は通常の鉄筋、即ち、調整ネジ体支持部が形成されていない鉄筋を用いる。続いて、図9(b)で示す様に、調整ネジ体を受ネジ穴に螺合させ、調整ネジ体の頭部が図9中符号Aで示す所定レベルに位置する様に調整を行う。
【0030】
次に、図9(c)で示す様に、調整ネジ体の頭部で示される所定のレベルである図9中符号Aで示す位置の近くの位置である図9中符号Bで示す位置まで、型枠によって形成された打設空間にコンクリートを打ち込む。
【0031】
次に、図9(d)で示す様に、調整ネジ体の頭部で示される所定のレベルまで調整ネジ体の頭部を目安としてレベラーを流し込むことによって基礎の上端部の平坦化を行う。
【0032】
本発明を適用した鉄筋では、上記した本発明を適用した天端出し補助具と同様に、コンクリートを打ち込んだ後にコンクリートが硬化するのを待つことなくレベラー施工を行うことができるために、コンクリートとレベラーとの接着強度を充分に保つことが可能となると共に、天端出し作業の効率化を図ることが可能となる。
【0033】
【発明の効果】
以上述べてきた如く、本発明の天端出し方法及び天端出し補助具、並びに鉄筋によれば、基礎の強度を担保すると共に、天端出し作業の効率性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した天端出し補助具の一例を説明するための斜視図である。
【図2】鉄筋を説明するための斜視図である。
【図3】調整ネジ体を説明するための斜視図である。
【図4】鉄筋把持部の変形例を説明するための斜視図である。
【図5】調整ネジ体支持部の変形例を説明するための斜視図である。
【図6】本発明を適用した天端出し補助具の他の一例を説明するための斜視図である。
【図7】本発明を適用した天端出し方法の一例を説明するための斜視図である。
【図8】本発明を適用した鉄筋の一例を説明するための斜視図である。
【図9】本発明を適用した天端出し方法の他の一例を説明するための斜視図である。
【図10】従来の基礎の平坦化を説明するための斜視図である。
【図11】従来の天端出し補助具の一例を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 天端出し補助具
2 鉄筋把持部
3 調整ネジ体支持部
4 開口部
5 鉄筋
6 リブ
7 係合部
8 第1の支持部
9 第2の支持部
10 調整ネジ体
11 受ネジ穴
12 基部
13 側壁部
14 凸部
15 水平支持部
16 側壁部位
17 コンクリート
18 レベラー
19 鉄筋本体
【発明の属する技術分野】
本発明は、天端出し方法及び天端出し補助具、並びに鉄筋に関する。詳しくは、基礎工事での基礎の天端出し方法及び基礎工事での天端出しに用いる補助具並びに鉄筋に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅施工の基礎工事において基礎の上部に配置される土台を水平に保つために基礎の上端部の平坦化を図る必要があるが、基礎としてのコンクリートは一般に流動性に乏しく、凝固・固化後にその表面に多少とはいえ凹凸が残るために、所定の打ち込みレベルの近くまで打ち込んだコンクリートの頂面に、液状近くになるまで軟らかくしたセメント比率の高いコンクリートであるレベラーを施工して基礎の所定の高さを得ると共に基礎の上端部の平坦化を図っている。
【0003】
以下、基礎の上端部の平坦化について図10を用いて説明する。
即ち、先ず、図10(a)で示す様に、所定の打ち込みレベルを示す図10中符号Aで示す位置の近くである図10中符号Bで示す位置までコンクリート101を打ち込む。続いて、図10(b)で示す様に、埋設する釘が所定の位置を保持できる程度にまでコンクリートが硬化した後に、頭部が所定の打ち込みレベル、即ち図10中符号Aで示す位置となる様に多数の釘102を埋設する。次に、図10(c)で示す様に、釘の頭部で示される所定のレベルまで釘の頭部を目安としてレベラー103を流し込むことによって基礎の上端部の平坦化を図っていた。
【0004】
ここで、上記した基礎工事における基礎の上端部の平坦化の際に、単に多数の釘を埋設するという方法では、釘の各々の頭部を所定レベルに位置させることが困難であると共に、例え釘の埋設時には所定レベルに位置させることができたとしても、時間の経過に伴い、即ちレベラーを施工するまでに釘の沈下あるいは傾きが生じて所定のレベルを正確に示し得ない等の問題があり、かかる問題に対して、基礎の上端部の平坦化の高精度化を実現すべく図11に示す様な長手棒状の補助具本体104に、その上端部に開口する受けネジ穴105を具備し、受ネジ穴に調整ネジ体106を進退可能に螺合させると共に、補助具本体の上部及び下部に上羽根部107及び下羽根部108が付設された天端出し補助具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−189489号公報(第2−4頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の天端出し補助具では、釘を埋設することによって基礎の上端部の平坦化を図る場合と同様に、埋設する天端出し補助具が所定の位置を保持できる程度にまでコンクリートが硬化した後に天端出し補助具を埋設する必要があり、基礎の強度の点で問題があった。
即ち、天端出し補助具に補助具本体に対し直角方向であると共に水平に延びる上羽根部及び補助具本体に対し直角方向であると共に垂直に延びる下羽根部が形成され、上羽根部及び下羽根部によってコンクリート地内での沈下及び傾斜を抑止することができるとはいえ、コンクリートを打ち込んだ直後に天端出し補助具を埋設することができるわけでは無く、埋設する天端出し補助具が所定の位置に保持できる程度にまでコンクリートが硬化した後に天端出し補助具を埋設する必要があり、ある程度硬化したコンクリート上にレベラーを流し込むために、コンクリートとレベラーとの接着強度が弱くなってしまうという問題があった。
【0007】
また、上記した様に、埋設する天端出し補助具が所定の位置に保持できる程度にまでコンクリートが硬化した後に天端出し補助具を埋設する必要があり、コンクリートを打ち込み、コンクリートがある程度硬化した後にレベラーを施工するために天端出し作業の効率が悪いという問題があった。
【0008】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、基礎の強度を担保すると共に、天端出し作業の効率性の向上を図ることができる天端出し方法及び天端出し補助具並びに鉄筋を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る天端出し方法では、調整ネジ体を略鉛直になる様に鉄筋に取り付ける工程と、鉄筋に取り付けられた調整ネジ体の頭部が所定位置となる様に調整する工程と、型枠によって形成された打設空間に所定位置に調整された調整ネジ体の頭部の位置までコンクリートを充填する工程とを備える。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る天端出し補助具では、鉄筋を把持する鉄筋把持部と調整ネジ体を略鉛直になる様に支持する調整ネジ体支持部とを有する天端出し補助具であって、前記調整ネジ体支持部は、調整ネジ体を進退可能な状態で螺合する受ネジ穴を備える。
【0011】
更に、上記の目的を達成するために、本発明に係る鉄筋では、調整ネジ体を略鉛直となる様に支持すると共に、調整ネジ体を進退可能な状態で螺合する受ネジ穴が形成された調整ネジ体支持部を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0013】
図1に、本発明を適用した天端出し補助具の一例を説明するための斜視図を示す。ここで示す天端出し補助具1は一定の弾性域を有するプラスチック材料から成り、鉄筋把持部2と調整ネジ体支持部3とから成っている。
【0014】
ここで、鉄筋を把持する鉄筋把持部は開口部4を有する円筒形状であり、鉄筋と対向する鉄筋把持部の内側面には、図2に示す様に、コンクリートの中に埋め込まれた際のコンクリートとの付着面積を増大させ、引抜強度を増加させるべく鉄筋5に形成されたリブ6と係合する係合部7が形成されている。
なお、図1中符号aで示す開口部の幅は、鉄筋の直径よりも小さく形成されている。
【0015】
また、調整ネジ体支持部は、鉄筋把持部の上方に形成された平板状の第1の支持部8と鉄筋把持部の下方に形成された平板状の第2の支持部9とから成り、第1の支持部及び第2の支持部には調整ネジ体10が略鉛直であると共に進退可能な状態で螺合する受ネジ穴11が形成されている。
【0016】
ここで、鉄筋把持部は鉄筋を把持できれば充分であり、必ずしも円筒形状である必要は無く、鉄筋を把持できるのであればいかなる形状であっても良く、例えば図4(a)に示す様な平行である両側縁を有する平板状の基部12に基部の両側縁からそれぞれ立設した平板状の側壁部13が形成された形状や、図4(b)に示す様な平行である両側縁を有する平板状の基部に基部の両側縁からそれぞれ立設した「く」の字形状の側壁部が形成された形状等であっても良い。
なお、鉄筋把持部に形成された凸部14によって、開口部の幅が鉄筋の直径よりも小さく形成されている。
【0017】
また、鉄筋把持部の内側面に形成された係合部は鉄筋と鉄筋把持部との係合を強固にするためのものであって、鉄筋を把持するにあたって必ずしも不可欠なものでは無いが、鉄筋の強固な把持を可能とすべく係合部は形成されている方が好ましい。
更に、開口部の幅が鉄筋の直径よりも小さく形成されているのは、鉄筋と鉄筋把持部との係合を強固にするためのものであって、鉄筋を把持するにあたって必ずしも開口部の幅が鉄筋の直径よりも小さく形成される必要は無いが、鉄筋の強固な把持を可能とすべく開口部の幅は鉄筋の直径よりも小さく形成されている方が好ましい。
【0018】
更に、本発明を適用した天端出し補助具の一例では、第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様な構成となっているが、調整ネジ体を支持することができれば充分であり、必ずしも第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様に構成される必要は無く、第1の支持部のみ若しくは第2の支持部のみによって調整ネジ体を支持する様に構成されても構わない。但し、より一層安定した支持を可能とすべく、第1の支持部のみ若しくは第2の支持部のみで調整ネジ体を支持するよりも第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様に構成された方が好ましい。
【0019】
同様に、調整ネジ体支持部は調整ネジ体を支持することができれば充分であり、必ずしも第1の支持部及び第2の支持部とから成る必要は無く、例えば、図5(a)に示す様な把持部の上方から下方までネジ溝が形成された形状や、図5(b)に示す様な把持部の上方に形成された平板状の水平支持部15の端部から立設した平板状の側壁部位16が形成された形状等であっても良い。なお、図5(b)で示す調整ネジ体支持部では、平板状の水平支持部の1ヶ所のみで調整ネジ体を支持することになるが、側壁部位によって調整ネジ体のズレ等が抑制されるために安定した支持を確保できる。
【0020】
また、本発明を適用した天端出し補助具の一例では、鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行に配置できる様に構成されているが、即ち、鉛直に配設された鉄筋を鉄筋把持部により把持することによって調整ネジ体を略鉛直に支持する様に構成されているが、天端出し補助具は調整ネジ体を略鉛直に支持することができれば充分であり、必ずしも鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行に位置付けられる様に構成される必要は無く、図6(a)で示す様に、鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略直交して配置できる様に構成されていても良い。即ち、水平に配設された鉄筋を鉄筋把持部により把持することによって調整ネジ体を略鉛直に支持する様に構成されていても良い。但し、調整ネジ体支持部で支持する調整ネジ体の頭部の高さ調整の容易性を考慮すると鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行に配置できる様に構成された方が好ましい。即ち、調整ネジ体の頭部の高さ調整の際には、調整ネジ体を垂直方向に進退すべく垂直方向に力を加えるのであるが、鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが直交して配置できるように構成された場合には、図6(b)中符号bで示す方向に天端出し補助具が回転し易く、調整ネジ体の頭部の高さ調整が困難であるために、鉄筋把持部により把持する鉄筋と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行に配置できる様に構成された方が好ましい。
【0021】
さて、上記の様に構成された本発明を適用した天端出し補助具の一例を用いて基礎の上端部の平坦化を行う場合について説明する。即ち、本発明を適用した天端出し方法の一例について説明する。
本発明を適用した天端出し補助具の一例を用いて基礎の上端部の平坦化を行う場合には、先ず、図7(a)で示す様に、鉄筋把持部により鉛直方向に配筋された鉄筋を把持することによって鉄筋に天端出し補助具を取り付ける。続いて、図7(b)で示す様に、調整ネジ体を受ネジ穴に螺合させ、調整ネジ体の頭部が図7中符号Aで示す所定レベルに位置する様に調整を行う。
【0022】
ここで、鉄筋への天端出し補助具の取り付け及び受ネジ部への調整ネジ体の螺合は、調整ネジ体を略鉛直になる様に鉄筋に取り付けることができれば充分であり、必ずしも鉄筋に天端出し補助具を取り付けた後に調整ネジ体を受ネジ穴に螺合する必要は無く、予め調整ネジ体を受ネジ穴に螺合した天端出し補助具を鉄筋に取り付けても構わない。
【0023】
次に、図7(c)で示す様に、調整ネジ体の頭部で示される所定のレベルである図7中符号Aで示す位置の近くの位置である図7中符号Bで示す位置まで、型枠によって形成された打設空間にコンクリート17を打ち込む。
【0024】
次に、図7(d)で示す様に、調整ネジ体の頭部で示される所定のレベルまで調整ネジ体の頭部を目安としてレベラー18を流し込むことによって基礎の上端部の平坦化を行う。
【0025】
本発明を適用した天端出し補助具では、コンクリートを打設する前に天端出し補助具の頭部を所定のレベルに位置させることができるために、コンクリートを打ち込んだ後にコンクリートが硬化するのを待つことなくレベラー施工を行うことができるために、コンクリートとレベラーとの接着強度を充分に保つことが可能となると共に、天端出し作業の効率化を図ることが可能となる。
【0026】
図8(a)に、本発明を適用した鉄筋の一例を説明するための斜視図を示す。ここで示す鉄筋は、円筒状の鉄筋本体19及び調整ネジ体支持部とから成っており、調整ネジ体支持部は、鉄筋本体の端部付近に形成された平板状の第1の支持部及び第1の支持部の下方に形成された平板状の第2の支持部とから成り、第1の支持部及び第2の支持部には調整ネジ体が略鉛直であると共に進退可能な状態で螺合する受ネジ穴が形成されている。
【0027】
ここで、必ずしも第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様に構成される必要は無く、第1の支持部のみ若しくは第2の支持部のみによって調整ネジ体を支持する様に構成されても構わないが、より一層安定した支持を可能とすべく、第1の支持部及び第2の支持部の2ヶ所で調整ネジ体を支持する様に構成された方が好ましい点及び調整ネジ体支持部は調整ネジ体を支持することができれば充分であり、必ずしも第1の支持部及び第2の支持部とから成る必要は無い点は上記した本発明を適用した天端出し補助具の一例と同様である。
【0028】
更に、本発明を適用した鉄筋の一例では、鉄筋本体と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行になる様に調整ネジ体支持部が構成されているが、即ち、本発明を適用した鉄筋の一例を鉛直に配設することによって調整ネジ体を略鉛直に支持する様に形成されているが、必ずしも鉛直に配設する鉄筋によって調整ネジ体を支持する必要は無く、図8(b)で示す様に、鉄筋本体と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略直交する様に調整ネジ体支持部が構成され、水平に配設する鉄筋によって調整ネジ体を支持しても良い。但し、鉄筋本体と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略直交する様に調整ネジ体支持部が構成された場合には、鉄筋を水平に配設する際に、調整ネジ体を略鉛直に支持すべく受ネジ穴が真上を向く様に鉄筋を配設する必要があり、鉄筋の配設作業が困難となるために、鉄筋本体と調整ネジ体支持部により支持する調整ネジ体とが略平行になる様に調整ネジ体支持部が構成されている方が好ましい。
【0029】
さて、上記の様に構成された本発明を適用した鉄筋の一例を用いて基礎の上端部の平坦化を行う場合について説明する。即ち、本発明を適用した天端出し方法の他の一例について説明する。
本発明を適用した鉄筋の一例を用いて基礎の上端部の平坦化を行う場合には、先ず、図9(a)で示す様に、調整ネジ体支持部が形成された側が上側となる様に鉄筋を配設する。なお、水平方向に配設する鉄筋は通常の鉄筋、即ち、調整ネジ体支持部が形成されていない鉄筋を用いる。続いて、図9(b)で示す様に、調整ネジ体を受ネジ穴に螺合させ、調整ネジ体の頭部が図9中符号Aで示す所定レベルに位置する様に調整を行う。
【0030】
次に、図9(c)で示す様に、調整ネジ体の頭部で示される所定のレベルである図9中符号Aで示す位置の近くの位置である図9中符号Bで示す位置まで、型枠によって形成された打設空間にコンクリートを打ち込む。
【0031】
次に、図9(d)で示す様に、調整ネジ体の頭部で示される所定のレベルまで調整ネジ体の頭部を目安としてレベラーを流し込むことによって基礎の上端部の平坦化を行う。
【0032】
本発明を適用した鉄筋では、上記した本発明を適用した天端出し補助具と同様に、コンクリートを打ち込んだ後にコンクリートが硬化するのを待つことなくレベラー施工を行うことができるために、コンクリートとレベラーとの接着強度を充分に保つことが可能となると共に、天端出し作業の効率化を図ることが可能となる。
【0033】
【発明の効果】
以上述べてきた如く、本発明の天端出し方法及び天端出し補助具、並びに鉄筋によれば、基礎の強度を担保すると共に、天端出し作業の効率性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した天端出し補助具の一例を説明するための斜視図である。
【図2】鉄筋を説明するための斜視図である。
【図3】調整ネジ体を説明するための斜視図である。
【図4】鉄筋把持部の変形例を説明するための斜視図である。
【図5】調整ネジ体支持部の変形例を説明するための斜視図である。
【図6】本発明を適用した天端出し補助具の他の一例を説明するための斜視図である。
【図7】本発明を適用した天端出し方法の一例を説明するための斜視図である。
【図8】本発明を適用した鉄筋の一例を説明するための斜視図である。
【図9】本発明を適用した天端出し方法の他の一例を説明するための斜視図である。
【図10】従来の基礎の平坦化を説明するための斜視図である。
【図11】従来の天端出し補助具の一例を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 天端出し補助具
2 鉄筋把持部
3 調整ネジ体支持部
4 開口部
5 鉄筋
6 リブ
7 係合部
8 第1の支持部
9 第2の支持部
10 調整ネジ体
11 受ネジ穴
12 基部
13 側壁部
14 凸部
15 水平支持部
16 側壁部位
17 コンクリート
18 レベラー
19 鉄筋本体
Claims (6)
- 調整ネジ体を略鉛直になる様に鉄筋に取り付ける工程と、
鉄筋に取り付けられた調整ネジ体の頭部が所定位置となる様に調整する工程と、
型枠によって形成された打設空間に所定位置に調整された調整ネジ体の頭部の位置までコンクリートを充填する工程とを備える
ことを特徴とする天端出し方法。 - 前記調整ネジ体は、鉛直に配設された鉄筋に取り付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の天端出し方法。 - 前記コンクリートを充填する工程は、コンクリートを所定位置まで打設する工程と、
所定位置までコンクリートを打設した後にレベラー施工を行う工程とを備える
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の天端出し方法。 - 鉄筋を把持する鉄筋把持部と調整ネジ体を略鉛直になる様に支持する調整ネジ体支持部とを有する天端出し補助具であって、
前記調整ネジ体支持部は、調整ネジ体を進退可能な状態で螺合する受ネジ穴を備える
ことを特徴とする天端出し補助具。 - 前記鉄筋把持部は、鉛直に配設された鉄筋を把持する
ことを特徴とする請求項4に記載の天端出し補助具。 - 調整ネジ体を略鉛直となる様に支持すると共に、調整ネジ体を進退可能な状態で螺合する受ネジ穴が形成された調整ネジ体支持部を備える
ことを特徴とする鉄筋。
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