JP6787171B2 - 耐食鋼のガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ - Google Patents
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しかしながら、海浜地域に加えて、内陸部でも融雪剤が散布される地域のように飛来塩分量が多い環境下では、耐候性鋼材の表面に保護性のあるさび層が形成されにくく、腐食を抑制する効果が発揮されにくい。そのため、これらの地域では、裸のまま耐候性鋼材を用いることができず、塗装して用いる必要がある。
しかし、再塗装は多大な工数がかかることから、塗装寿命を延長し、補修塗装間隔を大きく延ばすことで維持管理費用の低減を可能とする新しい耐食鋼が開発されており、この耐食鋼に対応した溶接材料として、溶接の高能率化の観点から、溶着効率の高いソリッドワイヤの開発が要望されている。
特許文献1には、ワイヤ中にCrを添加せずにBまたはAlの1種又は2種、Cu及びNiを適当量含有させることで、良好な溶接作業性を維持しつつ、優れた溶接金属の耐候性が得られるソリッドワイヤが開示されている。
特許文献2には、ワイヤ中のC、Si及びAlを規定することで溶接作業性を改善するとともに、Ni、Cr及びCuを適量含有してPを限定することで優れた溶接金属の耐候性が得られるソリッドワイヤが開示されている。
さらに、特許文献4には、ワイヤ中にCrを添加しないでTi及びNiを適量添加し、Cu、Ni及びTiを規定することで、優れた溶接金属の耐候性が得られるソリッドワイヤが開示されている。
(1)ワイヤ全質量に対する質量%で、C:0.03〜0.15%、Si:0.4〜1.5%、Mn:1.3〜2.5%、Sn:0.05〜0.40%、Cu:0.05〜0.60%、Ti:0.1〜0.4%を含有し、Al:0.03%以下で、残部はFe及び不純物からなることを特徴とする耐食鋼のガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ。
(2)ワイヤ全質量に対する質量%で、Mo:0.6%以下をさらに含有することを特徴とする耐食鋼のガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ。
(3)ワイヤ全質量に対する質量%で、B:0.0150%以下をさらに含有することを特徴とする耐食鋼のガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ。
その結果、ワイヤ中にスズ(Sn)及び銅(Cu)を適量含有させることによって飛来塩分の多い環境下における溶接金属の耐食性を向上できることを見出した。
さらに、ワイヤ中にMo及びBを適量添加することにより、溶接金属の機械的性質をさらに向上できることを見出した。
Cは、溶接金属の焼入れ性を高め、強度及び靭性を確保する上で重要な元素である。Cが0.03%未満であると、溶接金属の強度及び靭性が低下する。一方、Cが0.15%を超えると、溶接金属中にCが過剰に歩留まり、溶接金属の強度が高くなって靭性が低下する。また、溶接金属の割れ感受性が高くなり、高温割れが発生しやすくなる。したがって、Cは0.03〜0.15%とする。好ましくは、0.04〜0.10%である。
Siは、主要な脱酸元素であり、溶接金属中の酸素量を低下させて溶接金属の靭性を向上させるとともに、溶接時のアークの安定性を改善するのに重要な元素である。Siが0.4%未満では、それらの効果が得られず、溶接金属の靭性が低下する。また、アークが不安定となってスパッタ発生量が多くなるとともに、融合不良等の溶接欠陥が発生しやすくなる。一方、Siが1.5%を超えると、溶接金属中にSiが過剰に歩留まり、靭性が低下する。したがって、Siは0.4〜1.5%とする。好ましくは、0.4〜1.2%である。
Mnは、Siと同様に主要な脱酸元素であり、溶接金属の靭性を向上させるとともに、強度の向上にも有効な元素である。Mnが1.3%未満では、それらの効果が得られず、溶接金属の強度及び靱性が低下する。一方、Mnが2.5%を超えると、溶接金属中にMnが過剰に歩留まり、溶接金属の強度が高くなって靭性が低下する。したがって、Mnは1.3〜2.5%とする。好ましくは、1.3〜2.3%である。
Snは、溶接金属の耐食性及び耐塗装剥離性を向上させる重要な元素である。Snが0.05%未満では、耐食性及び耐塗装剥離性向上の効果は得られない。一方、Snが0.40%を超えると、溶接金属の割れ感受性が高くなり、高温割れが発生しやすくなる。また、溶接金属の粒界にSnが偏析して靭性が低下する。したがって、Snは0.05〜0.40%とする。好ましくは、0.05〜0.30%である。
Cuは、Snと同様に溶接金属の耐食性及び耐塗装剥離性を向上させる元素である。Cuが0.05%未満では、耐食性及び耐塗装剥離性向上の効果は得られない。一方、Cuが0.60%を超えると、溶接金属中にCuが過剰に歩留まり、溶接金属の靭性が低下する。また、溶接金属の割れ感受性が高くなり、高温割れが発生しやすくなる。したがって、Cuは0.05〜0.60%とする。好ましくは、0.05〜0.50%である。なお、ワイヤ送給性の改善の観点から、ワイヤ表面にCuめっきを施してもよく、ワイヤ全質量に対するCu量には、このめっき由来のCu量も含まれることになる。
Tiは、脱酸元素であり、溶接金属の靭性を向上させるとともに、溶接時のアークの安定性及びスラグ剥離性を改善する効果がある。Tiが0.1%未満では、溶接金属の靭性が低下する。また、アークが不安定になってスパッタ発生量が多くなるとともに、融合不良等の溶接欠陥が発生しやすくなる。さらに、スラグ剥離性も不良になる。一方、Tiが0.4%を超えると、溶接金属中にTiが過剰に歩留まり、溶接金属の靭性が低下する。また、スラグ生成量が多くなって、スラグ剥離性が不良になる。したがって、Tiは0.1〜0.4%とする。好ましくは、0.1〜0.3%である。
Alは、スラグの軟化温度を低下させてスラグと溶接金属表面の密着性を高くし、スラグ剥離性を低下させるため、Alは0.03%以下とする。
Moは、溶接金属の焼入れ性を高めて溶接金属の強度を向上させる効果があり、必要に応じて含有される。しかし、Moが0.6%を超えると、溶接金属中に過剰に歩留まり、溶接金属の強度が高くなって靭性が低下する。したがって、Moを含有させる場合は0.6%以下とする。なお、溶接金属の強度を向上する効果を得るためには、Moを0.1%以上とすることが好ましい。
Bは、Tiとの相乗効果により溶接金属の組織を微細化して溶接金属の靭性の向上に効果があり、必要に応じて含有される。しかし、Bが0.0150%を超えると、溶接金属の強度が高くなって靭性が低下するとともに、溶接金属の割れ感受性が高くなって高温割れが発生しやすくなる。また、スラグの軟化温度を低下させてスラグと溶接金属表面との密着性を高めるため、スラグ剥離性が不良になる。したがって、Bを含有させる場合は0.0150%以下とする。なお、溶接金属の靭性を向上する効果を得るためには、Bを0.0020%以上とすることが好ましい。
表1に示す各種化学組成のソリッドワイヤを試作した。なお、ワイヤ径は1.2mmとした。
表1に示す試作ワイヤを用いてガスシールドアーク溶接を行い、溶接作業性、溶接欠陥の有無、溶接金属の機械的性質および耐食性について調査した。
溶接金属の機械的性質は、溶接試験体の板厚中央から引張試験片(JIS Z 2241 A0号)及び衝撃試験片(JIS Z 2242 Vノッチ試験片)を採取することで評価した。引張試験の評価は、引張強さが490〜670MPaを良好とした。衝撃試験の評価は、0℃におけるシャルピー衝撃試験を行い、繰り返し3本の吸収エネルギーの平均値が80J以上を良好とした。
溶接欠陥の評価は、溶接試験体を、JIS Z 3106に準じてX線透過試験を実施し、融合不良等の溶接欠陥の有無を調査した。
腐食試験片素材の両面に、塗料A(中国塗料(株)製バンノー♯200)または塗料B(神東塗料(株)ネオゴーセイプライマーHB)いずれかの塗料を鋼材表面に塗装し、膜厚200〜350μmの腐食試験片を作製した。
その後、得られた腐食試験片5をSAE(Society of Automotive Engineers) J2334試験に準拠し、耐食性を評価した。
耐食性・耐塗装剥離性の評価は、塗膜剥離・膨れ面積率が50%未満、かつ、塗膜傷部平均腐食深さが0.50mm未満を合格とした。
表3にこれらの試験結果をまとめて示す。
本発明例であるワイヤ記号1〜10は、各ワイヤの化学組成が適正であるので、アーク状態が良好でスパッタ発生量が少なく、スラグ剥離性が良好、クレータ割れ及び溶接欠陥がない。溶接金属の引張強さ及び吸収エネルギーは良好であり、塗装剥離・膨れ面積率及び塗膜傷部平均腐食深さが小さく、極めて良好な結果であった。
なお、ワイヤ記号4、6、8〜10はMoが適正量添加されているので、引張強さが600MPa以上で、ワイヤ記号5、7〜9はBが適正量添加されているので、吸収エネルギーが120J以上であった。
ワイヤ記号12は、Cが多いので、溶接金属の引張強さが高く、吸収エネルギーが低かった。また、クレータ割れが発生した。
ワイヤ記号13は、Siが少ないので、溶接金属の吸収エネルギーが低かった。また、アークが不安定でスパッタ発生量も多く、溶接部に融合不良が発生した。
ワイヤ記号14は、Siが多いので、溶接金属の吸収エネルギーが低かった。
ワイヤ記号16は、Mnが多いので、溶接金属の引張強さが高く、吸収エネルギーが低かった。
ワイヤ記号17は、Snが少ないので、塗装剥離・膨れ面積率が大きく、塗膜傷部平均腐食深さが大きい。
ワイヤ記号18は、Snが多いので、溶接金属の吸収エネルギーが低かった。また、クレータ割れが発生した。
ワイヤ記号20は、Cuが多いので、溶接金属の吸収エネルギーが低かった。また、クレータ割れが発生した。
ワイヤ記号21は、Tiが少ないので、溶接金属の吸収エネルギーが低かった。また、アークが不安定でスパッタ発生量が多く、スラグ剥離性が不良であった。さらに、溶接部に融合不良が発生した。
ワイヤ記号22は、Tiが多いので、溶接金属の吸収エネルギーが低かった。また、スラグ剥離性も不良であった。
ワイヤ記号24は、Moが多いので、溶接金属の引張強さが高く、吸収エネルギーが低かった。
ワイヤ記号25は、Bが多いので、溶接金属の引張強さが高く、吸収エネルギーが低かった。また、高温割れが発生し、スラグ剥離性が不良であった。
2 溶接金属
3 腐食試験片の採取位置
4 クロスカット
5 腐食試験片
Claims (3)
- ワイヤ全質量に対する質量%で、
C:0.03〜0.15%、
Si:0.4〜1.5%、
Mn:1.3〜2.5%、
Sn:0.05〜0.40%、
Cu:0.05〜0.60%、
Ti:0.1〜0.4%を含有し、
Al:0.03%以下で、
残部はFe及び不純物からなることを特徴とする耐食鋼のガスシールド溶接用ソリッドワイヤ。 - ワイヤ全質量に対する質量%で、Mo:0.6%以下をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載の耐食鋼のガスシールド溶接用ソリッドワイヤ。
- ワイヤ全質量に対する質量%で、B:0.0150%以下をさらに含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の耐食鋼のガスシールド溶接用ソリッドワイヤ。
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