JP4445444B2 - 複合耐食性に優れた船舶用鋼材および溶接構造物 - Google Patents
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本発明に係る鋼材では、タンクなどの構造物用としての、強度や大入熱溶接性、加工性などの基本的特性を満足させるために、C、Si、Mn、Al等の基本成分の含有量を含めて適切に調整する必要がある。このため、本発明に係る鋼材の前提としての化学成分組成は、質量%で、C:0.01〜0.30%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.01〜2.0%、Al:0.005〜0.10%を各々含有するものとする。
Cは、材料の強度確保のために必要な元素である。石油類タンクの構造部材としての最低強度、使用する鋼材の肉厚にもよるが概ね400MPa程度、を得るためには、0.01%以上含有させる必要がある。しかし、0.30%を超えて過剰に含有させると靱性が劣化する。こうしたことから、C含有量の範囲は0.01〜0.30%とした。尚、C含有量の好ましい下限は0.02%であり、より好ましくは0.04%以上とするのが良い。また、C含有量の好ましい上限は0.28%であり、より好ましくは0.26%以下とするのが良い。
Siは脱酸と強度確保のための必要な元素であり、0.01%に満たないと構造部材としての最低強度を確保できない。しかし、2.0%を超えて過剰に含有させると溶接性が劣化する。尚、Si含有量の好ましい下限は0.02%であり、より好ましくは0.05%以上とするのが良い。また、Si含有量の好ましい上限は1.80%であり、より好ましくは1.60%以下とするのが良い。
MnもSiと同様に脱酸および強度確保のために必要であり、0.01%に満たないと構造部材としての最低強度を確保できない。しかし、2.0%を超えて過剰に含有させると靱性が劣化する。尚、Mn含有量の好ましい下限は0.05%であり、より好ましくは0.10%以上とするのが良い。また、Mn含有量の好ましい上限は1.80%であり、より好ましくは1.60%以下とするのが良い。
AlもSi、Mnと同様に脱酸および強度確保のために必要であり、0.005%に満たないと脱酸に効果がない。しかし、0.10%を超えて含有すると溶接性を害する。このため、Al含有量の範囲は0.005〜0.10%とした。尚、Al含有量の好ましい下限は0.010%であり、より好ましくは0.015%以上とするのが良い。また、Al含有量の好ましい上限は0.040%であり、より好ましくは0.050%以下とするのが良い。
カルコゲンとしてのSe、Teは、鋼材組織中に、カルコゲンとアルカリ土類金属とを実質的に含む介在物を存在させ、鋼材自体の上記複合耐食性を向上させる。この介在物は、鋼材を大入熱溶接などによって溶接しても、この溶接継手部分のHAZ部や近傍の母材部分で消滅せずに残留し、鋼材や、この鋼材を溶接して製作した構造物の上記複合耐食性を向上させる。
Mg、Ca、Sr、Be、Ba、Raは、前記Se、Teとともに、鋼材組織中に、カルコゲンとアルカリ土類金属とを実質的に含む介在物を存在させ、鋼材自体の上記複合耐食性を向上させる。
(2)Mo:0.01〜2.0%、W:0.01〜2.0%の1種または2種。
(3)As:0.005〜0.50%、Sb:0.005〜0.50%、Sn:0.005〜0.50%の1種または2種以上。
(4)B:0.0001〜0.010%、V:0.01〜0.50%、Nb:0.003〜0.50%の1種または2種以上。
Cu、Ni、Cr、Ti、Coは、いずれも耐食性向上に有効な元素である。これらは、その1種または2種以上を含有すると、耐食性向上に大きく寄与する緻密な表面錆被膜を形成する。この効果を発揮させるために、選択的に含有させる場合には、Cu:0.01%以上、Ni:0.01%以上、Cr:0.01%以上、Ti:0.005%以上、Co:0.01%以上含有させる。一方、過剰に含有させると溶接性や熱間加工性が劣化する。このため、各上限をCu:5.0%、Ni:5.0%、Cr:5.0%、Ti:0.20%、Co:5.0%とする。
Mo、Wの1種または2種を含有させると、腐食の均一性を高めて局部腐食による穴あきを抑制する作用がある。特に前記Cu、Cr等と同時に含有させることによって、顕著な均一腐食性向上作用が発揮される。この効果を発揮させるために、選択的に含有させる場合には、Mo、Wを各々0.01%以上含有させる。一方、過剰に含有させると溶接性が劣化するため、Mo、Wの上限は、各々2.0%とする。
As、Sb、Snは、1種または2種以上の含有で、Cu等による錆緻密化作用やMoなどの腐食均一化作用を助長して耐食性を向上させる元素である。この効果を発揮させるために、選択的に含有させる場合には、As、Sb、Snを各々0.005%以上含有させる。一方、過剰に含有させると加工性と溶接性が劣化することから、As、Sb、Snの上限は、各々0.50%とする。
B、V、Nbは強度向上に有効な元素であり、船舶用などの石油類用鋼材で、適用する部位によって、より高強度化が必要な場合には、B、V、Nbを1種または2種以上含有させる。この効果を発揮させるために、選択的に含有させる場合には、Bを0.0001%以上、Vを0.01%以上、Nbを0.003%以上各々含有させる。一方、過剰に含有させると加工性と溶接性が劣化する。したがって、各々の上限は、B:0.010%、V:0.50%、Nb:0.50%とする。
本発明では、カルコゲンとしてSe、Teの1種または2種と、アルカリ土類金属としてMg、Ca、Sr、Be、Ba、Raの1種または2種以上とを、両方含む介在物を鋼組織中に存在させる。これとともに、この存在させる介在物の形態と含有量とを、円相当径が0.5〜5.0μmの範囲であるこの介在物を、鋼材の任意の切断面1mm2 当たりの鋼組織中に20〜200個含むものと規定する。
本発明介在物の粒径が小さ過ぎる場合には、カソードサイトにならないため、前記カソード反応抑制効果が発現されない。逆に、本発明介在物の粒径が大きすぎると、鋼材の機械特性を害する。このような観点から、本発明介在物の平均粒径(円相当径の平均値)は0.5μmから5.0μmとする。更に好ましくは、1.0μmから4.0μmとする。
なお、鋼材乃至溶接後の鋼組織中に存在する本発明介在物の全ての平均粒径を上記範囲とすることは現実的ではない。即ち、実際には、この範囲より逸脱する、より小さいか、より大きい介在物が必然的に生じる。このため、本発明では、前記カソード反応抑制効果を最も発揮し、かつ鋼材の機械特性を害さない、上記範囲の大きさの本発明介在物の個数を規定して、前記カソード反応抑制効果を保証する。
本発明の鋼材を製造するには、アルカリ土類金属とカルコゲンとからなる化合物を作成乃至購入し、適当な粒度に調整して、溶鋼に添加して、組織中に存在させることも可能である。しかし、基本的には、アルカリ土類金属とカルコゲンとを合金元素として溶鋼に添加、含有させ、連鋳法あるいは造塊法により作製されたスラブ(鋼素材)を用いて、熱間圧延を制御圧延、冷却を制御冷却で行うことが好ましい。
本発明鋼材や構造物は、本発明介在物が、大入熱溶接などによって溶接しても、この溶接継手部分のHAZ部や近傍の母材部分で残留するため、基本的には、塗装を施さなくても鋼材自体が優れた耐食性を発揮するものである。
表1に示す1〜34の化学成分組成の鋼材を転炉で溶製し、連続鋳造および制御圧延−制御冷却(TMCP熱延方法)の共通の条件により、表2に示す1〜37の各種鋼板を製作した。即ち、鋼素材を1100℃の範囲に加熱後、オーステナイト未再結晶域における累積圧下率を70%、圧延終了温度(圧延仕上温度)を700℃とする熱間圧延(制御圧延)を施した。この熱間圧延後、圧延終了温度から室温までの温度域を直接焼入れし、約80℃/秒の冷却速度で急冷し、その後焼戻し処理を施し、板厚30mmの厚鋼板を製作した。
各厚鋼板の板厚中心部から、JIS 4 号引張試験片を採取して引張試験を実施し、降伏強さ(0.2 %耐力)および引張強さを測定した。
(2) 母材靱性
各厚鋼板の板厚中心部から、JIS 4 号衝撃試験片を採取し.シャルピー試験を実施して母材の脆性破面遷移温度(vTrs) を求めた。
前記各厚鋼板同士(表面研削をして25mm厚さとしたもの)を、入熱量100KJ/mmのエレクトロスラグ溶接により、突き合わせ、中央部を横断する接合部(溶着部)を有する100×100mmの大きさの溶接継手を、各々作製した。
これらの腐食試験結果を表2に示す。各発明例は、化学成分組成が本発明範囲を満足し、かつ好ましい制御圧延−制御冷却により製造されている。このため、大入熱溶接継ぎ手においても、カルコゲンとアルカリ土類の元素と両方含み、かつ円相当径が0.5〜5.0μmの範囲である介在物を、鋼材の任意の切断面1mm2 当たりの鋼組織中に20〜200個含んでいる。
更に、前記溶接継手または前記厚鋼板を用いて、下記試験片D、試験片Eおよび試験片Fとした試験片を作成して、各々5個ずつ用い、実船暴露試験に供した。
各試験片D〜Fを、VLCC原油タンカーの内面の底板および上甲板裏に取り付けて、半年間の通常運航の後、各供試材の腐食状況を調査した。底板および甲板裏には、試験片D、EおよびFをそれぞれ10個ずつ暴露した。
腐食試験結果を表3に示す。各発明例は、上記した表2の模擬腐食試験結果と同様に、この実船暴露試験における、耐全面腐食性、腐食均一性、耐すきま腐食性、塗装耐食性に優れている。したがって、石油類用鋼材や溶接構造物としての優れた複合耐食性が裏付けられる。
Claims (7)
- 質量%で、C:0.01〜0.30%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.01〜2.0%、Al:0.005〜0.10%を含有し、更に、カルコゲンとしてSe、Teの1種または2種を合計で0.0005〜0.50%、およびアルカリ土類金属としてMg、Ca、Sr、Be、Ba、Raよりなる群から選ばれる1種または2種以上を合計で0.0005〜0.015%、を各々含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、前記Se、Teの1種または2種と、前記Mg、Ca、Sr、Be、Ba、Raの1種または2種以上とを両方含み、かつ円相当径が0.5〜5.0μmの範囲である介在物を、鋼材の任意の切断面1mm2 当たりの鋼組織中に20〜200個含むことを特徴とする複合耐食性に優れた船舶用鋼材。
- 更に、質量%で、Cu:0.01〜5.0%、Ni:0.01〜5.0%、Cr:0.01〜5.0%、Ti:0.005〜0.20%、Co:0.01〜5.0%、よりなる群から選ばれる1種または2種以上を含有する請求項1記載の複合耐食性に優れた船舶用鋼材。
- 更に、質量%で、Mo:0.01〜2.0%、W:0.01〜2.0%の1種または2種を含有する請求項1または2に記載の複合耐食性に優れた船舶用鋼材。
- 更に、質量%で、As:0.005〜0.50%、Sb:0.005〜0.50%、Sn:0.005〜0.50%の1種または2種以上を含有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の複合耐食性に優れた船舶用鋼材。
- 更に、質量%で、B:0.0001〜0.010%、V:0.01〜0.50%、Nb:0.003〜0.50%の1種または2種以上を含有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の複合耐食性に優れた船舶用鋼材。
- 原油タンカーのタンク用素材として用いられる請求項1乃至4のいずれかに記載の複合耐食性に優れた船舶用鋼材。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の鋼材を溶接した溶接構造物であって、溶接された鋼材の母材部およびHAZ部に、Se、Teの1種または2種と、Mg、Ca、Sr、Be、Ba、Raの1種または2種以上とを両方含み、かつ円相当径が0.5〜5.0μmの範囲である介在物を、溶接された鋼材の前記各部位の切断面1mm2 当たりの鋼組織中に、20〜200個含むことを特徴とする複合耐食性に優れた溶接構造物。
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