JP5137426B2 - 炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ - Google Patents

炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ Download PDF

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Description

本発明は軟鋼又は490乃至520N/mm級高張力鋼を炭酸ガスシールドアーク溶接する際に、高能率で、かつ機械的性能が良好な溶接金属が得られる炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤに関する。
近年、建築鉄骨分野では、COをシールドガスとするガスシールドアーク溶接法が、その高能率性の利点から主力で使用されている。これまでは人手による半自動溶接法がほとんどであったが、省人化によるコストダウン、夜間又は休日の無人運転による更に一層の能率向上を目的としてロボットによる自動溶接も普及してきている。
一方、溶接品質の面では、耐震性向上を主目的として溶接継手部の性能向上をはかるべく、1997年のJASS6改定、1999年の建築基準法改定において、溶接時の入熱・パス間温度に上限管理が規定された。この動向を受けて、溶接ワイヤも490N/mm級炭素鋼鋼板に対して、最大入熱40kJ/cm、パス間温度350℃まで、520N/mm級炭素鋼鋼板に対して、最大入熱30kJ/cm、パス間温度250℃まで、許容できるものとして、大入熱・高パス間温度対応ワイヤが開発され、1999年に540N/mm級=YGW18としてJIS化された。以後、この大入熱・高パス間温度でも優れた機械的性能が得られる540N/mm級ワイヤは、今日まで、急速に普及している。この540N/mm級ワイヤは、これまでは、入熱及びパス間温度が管理し難い半自動溶接での普及が早かったが、最近はロボット溶接にも540N/mm級ワイヤが適用されることが多くなってきている。
これまでに開発された炭酸ガス溶接用大電流・高パス間温度対応ワイヤとしては、特許文献1乃至12に開示されたものが公知である。これらは全般的にSi,Mn,Tiといった脱酸成分を従来ワイヤよりも多く含有し、かつMo,B,Cr,A1,Nb,V,Ni等を必要に応じて添加しているのが特徴である。これによって鋼の焼入れ性を高め、結晶粒微細化による靱性の向上と、更に析出硬化及び固溶硬化の作用を合わせることにより、強度も高めている。この種のワイヤは開先幅が大きくなり、パス間温度が高くなる板厚の大きい鋼板ほど顕著に効果がある。
しかしながら、これらの特許文献1乃至12に記載された従来ワイヤは、いずれもロボット搭載を考慮して設計されていないのが実情である。従来の大電流・高パス間温度対応ワイヤでは、スラグ発生量が過剰で、かつ剥離性が劣るという欠点があった。スラグは絶縁性のため、堆積したスラグはアーク安定性を阻害し、溶込み不足及びスラグ巻きといった欠陥発生の直接原因となる。更に、多少なりともスラグが自然剥離しなければ、ロボットがスタート位置をずらしながら再アークを試みても、アークスタートミスを続け、ロボットはエラー判定して停止してしまう。溶接ロボットは無人化することで最大の長所を発揮するが、短時間でスラグが堆積し、アークの不安定化を引き起こしてしまっては、人手によるスラグ除去作業性が高い頻度で必要となったり、アークスタートミスを復帰するためにアークスタート部のスラグ除去を行う必要が生じるなど、その長所を発揮できない。そこで、この問題を解決すべく、最大入熱40kJ/cm、最高パス間温度350℃の条件で、490N/mm級鋼に必要十分な機械的性能を有し、かつスラグ発生量が少なく、剥離性も良好であり、連続積層高さが大きい高能率な溶接ワイヤが望まれていた。この要望に対し、スラグ剥離性を改善したワイヤとして、特許文献13乃至15に開示されたワイヤが開発されている。また、スラグ剥離性改善と共にスラグ生成量をも低減したワイヤが、特許文献16及び17に開示されている。
ところで、上述のとおり、大入熱高パス間温度対応ワイヤは板厚の大きい鋼板ほど顕著に効果がある。このため、以前は入熱やパス間温度が共にあまり上がらない20mm以下の比較的薄い板厚ではコストの観点から、昔から使われていた490N/mm級=YGW11が必要十分と考えられて適用されており、板厚が厚い場合は540N/mm級=YGW18と使い分けられていたが、最近は交換が面倒であること、540N/mm級ワイヤの普及でワイヤコストが490N/mm級との差が縮小したこと、耐震性向上の観点で建築構造設計者が高強度化指向を強めていることなどの理由により、薄板の鋼板にも当たり前のように540N/mm級ワイヤが適用されるようになってきた。しかし、これによって3つの問題が起きている。
一つ目は、関先面積が小さいため、入熱が25kJ/cm程度までしか上がらない場合があり、かつパス数も少ないので、パス間温度が200℃程度までしか上昇しないうちに溶接を終えてしまう。つまり、低入熱・低パス間温度で冷却速度が過剰な条件となり、これまでの540N/mm級ワイヤではフェライト組織のままでの微細化ではなく、ベイナイト組織又はマルテンサイト組織への組織変態を起こし、逆に靱性が低くなる。
二つ目は、開先面積が小さくなることで相対的に裏当て金の母材希釈率が上昇し、組成の影響を受けやすくなる。現在、裏当て金は低価格で窒素含有量の多い低品質の鋼板が使われることが多く、溶接金属への窒素含有量の増加によって、靱性が低下する。
三つ目は、板厚が薄い場合にはパス間温度があまり上がらないため、スラグが剥離し始める前に溶接を終えてしまうため、スラグ剥離性が良いだけでは意味が無く、スラグ量をも減らすことがより重要である。
特開平10-230387号 特開平11-90678号 特開2001-287086号 特開2002-321087号 特開2002-346789号 特開2002-79395号 特開2002-103082号 特開2003-119550号 特開2003-136281号 特開2004-202572号 特開2004-237361号 特開2004-98143号 特開2006-88187号 特開2006-305605号 特開2006-150437号 特開2004-122170号 特開2006-26643号
しかしながら、この動向に対し、上述の特許文献13及び特許文献15では、強度が高すぎて薄板に用いた場合には、逆に溶接部が低靭性化してしまうと共に、スラグ量は減っていないため、作業性改善の効果は無い。また、特許文献17では、スラグ剥離性が向上すると共に、スラグ生成量が減少するものの、機械的性能については考慮されておらず、過剰強度とそれに伴う低靱性化が避けられない。特許文献16では、ロボットでの適用性は考慮しておらず、スラグ量の低減と剥離性の向上が不十分である。また、薄板に用いた場合には、溶接部の靭性が不足している。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、540N/mm級=YGW18としての基本的な機械的性質を有すると共に、ロボットを用いた施工において板厚が薄くても厚くても、つまり板厚によらず、優れたスラグ剥離性とスラグ量低減が得られ、かつ強度と靭性も良好である溶接金属が得られ、更にスパッタ発生量も少なく、連続溶接に適した炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤを提供することを目的とする。
本発明に係る炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤは、C:0.020乃至0.100質量%、Si:0.5乃至1.10質量%、Mn:1.40乃至1.74質量%、P:0.005乃至0.018質量%、S:0.013乃至0.020質量%、Ti:0.11乃至0.1質量%、B:0.0015乃至0.0073質量%、C+15×B:0.0600乃至0.1990質量%、Mo:0.08質量%以下、O:0.0100質量%以下、Cu(ワイヤ表面にCuめっきが施されている場合は、そのCuめっき分を含む):0.45質量%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物である組成を有し、ワイヤ表面にMoSが、ワイヤ10kg当たり、0.01乃至1.00g存在することを特徴とする。
この場合に、Moの含有量が0.01質量%以下であることが好ましい。また、本発明においては、更に、0.08質量%以下のV、0.08質量%以下のAl、0.50質量%以下のCr及び0.50質量%以下のNiからなる群から選択された少なくとも1種以上を含有することができる
本発明によれば、540N/mm級の溶接ワイヤとして十分な基本的機械的性質を有すると共に、ロボットを用いた施工において板厚によらず、優れたスラグ剥離性とスラグ量低減が得られる。また、本発明によれば、強度及び靭性が良好である溶接金属が得られ、更にスパッタ発生量も、半自動溶接に適用されているYGW11,YGW18等の従来ワイヤと同等程度に少なく、連続溶接に適した炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤが得られる。
本発明者等は、溶接スラグに関する研究を重ね、影響要因を明らかにした。溶接スラグの生成量は強脱酸成分、即ちMn量及びTi量と最も強い関係があり、これらの含有量の増大に伴い、スラグ生成量が増加する。スラグの剥離性は溶融状態におけるスラグ/溶接金属間の界面エネルギー、凝固後のスラグ自体の強度、溶接金属表面の凹凸、つまり物理的高低差とその高低部位生成頻度と強い関係があり、Mnの増加、S及びPの減少により、剥離性が低下する。一方、これらの得られた知見に基づき、スラグ生成量低減と剥離性向上技術を過剰に追求すると、強度及び靱性といった機械的性能の低下及び高温割れ発生といった欠点が生じやすくなる。
Moは溶接金属の高強度化を図ることができる元素として知られており、JIS Z3312 YGW18規格でも、0.40質量%以下の上限規定でMoの添加が許容されているが、薄板の低入熱・低パス間温度条件では、Moの添加によって過剰焼入れとなり、低靭性化が顕著となる。従って、入熱・パス間温度を完全に制御できるロボット溶接においては、板厚12mm程度の薄板から板厚80mm程度の厚板までカバーできるワイヤとして、むしろMoは可及的に少ないほうが良く、Moは無添加が望ましいことが判明した。
その他のワイヤ成分以外の溶接性に与える要因として、ワイヤ送給の不安定が生じると、溶融池の形成が乱れ、生成したスラグの厚さが不均一となり、スラグ剥離性を劣化させることを見出した。
以下、本発明について、詳細に説明する。先ず、本発明の溶接ワイヤの組成について、その成分添加理由及び組成限定理由について説明する。
「C:0.020乃至0.100質量%」
Cは溶接金属の強度を確保するために重要な添加元素であるが、Cが0.020質量%未満では、大入熱・高パス間温度溶接時に必要な強度を確保できない。望ましくは、Cは0.050質量%以上である。一方、Cを0.100質量%を超えて添加すると、高温割れが発生しやすくなる。また、Cを0.100質量%を超えて添加すると、アーク雰囲気中においてCO爆発現象によりスパッタ発生量が増加し、アーク安定性が劣化する。更に、強度が過剰となって、靱性が逆に低下する。このため、C含有量は0.100質量%以下とする。
「Si:0.65乃至1.10質量%」
Siは強度確保と脱酸による気孔欠陥防止のために添加する。また、Siを添加していくと、スラグ量が増えるものの、スラグ剥離性を向上させる。これらの効果は、Si含有量を0.65質量%以上とすることにより得られる。Si含有量が0.65質量%未満であると、スラグ剥離性が悪くなり、アークが不安定化する。更に、好ましいSi含有量の下限値は0.75質量%である。一方、Si含有量が1.10質量%を超えて過剰添加すると、スラグ量が過剰となり、アーク安定性が劣化すると共に、溶接金属の靱性が低下する。このため、Si含有量は1.10質量%以下とする。
「Mn:1.40乃至1.74質量%」
Mnはその添加により、脱酸、強度上昇及び高籾性を得る効果がある。Mn含有量が1.40質量%未満では、大入熱溶接時の溶接金属の強度及び靱性が不足する。一方、一般的な大入熱用ワイヤはMnを多く含有するが、Mnはスラグの生成量を増大し、かつ剥離性も劣化させるという難点がある。また、ロボット等による自動溶接の場合は、ワイヤ突き出し長さが短い状態で安定することから、シールド性も良好で、大入熱溶接条件といえども脱酸元素の酸化消耗量が少ないという利点がある。従って、ロボット等による自動溶接の場合は、Mnを低めに設計することにより、溶接金属の機械的性質とスラグ発生量及びスラグ剥離性のバランスを改善することができる。Mn含有量が1.74質量%を超えると、スラグ量が増大すると共に、剥離性が低下する。その結果、アーク安定性も劣化する。このため、Mn含有量は、1.40乃至1.74質量%とする。
「S:0.007乃至0.020質量%、P:0.005乃至0.018質量%」
S及びPの添加により、溶融池の表面張力が低下し、凝固時の物理的凹凸が減少して、溶接金属の表面を滑らかにする効果がある。これにより、スラグ剥離性を向上させる。S及びPが、S:0.007質量%未満、P:0.005質量%未満では、この効果が得られない。このため、スラグ剥離性が低下し、これに起因してアーク安定性が劣化する。好ましくは、S:0.010質量%以上、P:0.007質量%以上である。一方、S:0.020質量%、P:0.018質量%を超えて添加すると、溶接金属の表面形状の改善効果が飽和してしまうと共に、高温割れが発生しやすくなる。また、スラグの形態が粒状化し、アークによる溶融を妨げ、局部的にアークが不安定となる。更に、S及びPが過剰であると、溶接金属の靭性も低下する。従って、Sの上限値は0.020質量%、Pの上限値は0.018質量%とする。
「Ti:0.11乃至0.18質量%」
Tiは高電流城でのアーク安定性を向上させる。Tiが0.11質量%未満では、アーク定性性が劣化し、スパッタ発生量が増加する。よって、Tiは0.11質量%以上添加することが必要である。一方、Tiを0.18質量%を超えて添加すると、スラグ量が過剰に多くなり、剥離性も劣化し、アークによる溶融が困難となってアーク安定性が劣化する。半自動溶接用としては、ワイヤ直径が1.4乃至1.6mmのワイヤの使用も多く、Tiを0.20質量%以上添加する方が、アーク安定性の面からは好ましいが、ロボット溶接では一般にワイヤ直径が1.2mmの紬径ワイヤが使用されるので、Tiをそれほど多量に添加する必要性は無く、0.18質量%以下でも十分なアーク安定性が得られ、スラグ量低減の点からも、Ti含有量を0.18質量%以下とすることが必要である。より好ましくは、Tiの上限値は0.16質量%以下とする。
「B:0.0015乃至0.0073質量%」
Bは少量の添加で、溶接金属の結晶粒の微細化により、強度と靭性を向上させる効果がある。Bを添加しないYGW18ワイヤもあるが、厚さが比較的薄い薄板では、高窒素の裏当て金からの窒素分混入を考慮すると、特に靱性向上のためには、Bを添加して溶接金属の靱性を向上させることが必須である。B0.0015質量%未満では、強度と靱性の向上効果は得られず、靭性が不足するので、Bの下限値は0.0015質量%とする。一方、Bを0.0073質量%を超えて過剰に添加すると、高温割れが発生しやすくなる。従って、Bの含有量は0.0073質量%を上限値とする。より好ましくは、Bは0.0054質量%以下、更に好ましくは0.0040質量%以下とする。
「C+15×B:0.0600乃至0.1990質量%」
C及びBの含有量から、C+15×BをパラメータPCBとすると、PCBは、0.0600乃至0.1990質量%とすることが必要である。上述のごとく、C及びBは夫々その含有量が個別に規定されると共に、パラメータPCB=C+15×Bとして、このパラメータPCBの値を所定の範囲に規制する必要がある。
本発明においては、一般的には強度向上効果が大きいMoを無添加にし、又はこれに近い低値にすると共に、Mnもスラグ発生量低下のために一般的なYGW18に対しては比較的低い値にするため、そのままでは強度が不足する。そこで、PCB=C+15×Bを0.0600以上とすると、CとBによる強度向上効果が高められ、十分な強度が得られる。一方、CとBは共に耐高温割れ性を劣化させる元素であり、両元素共に高いと割れが発生しやすくなる。しかし、PCB=C+15×Bが0.1990質量%以下であれば、実用上高温割れの問題がないことから、PCB=C+15×Bを0.1990質量%以下とする。
図1は、横軸にC含有量をとり、縦軸にB含有量をとって、本発明で規定したC及びBの含有量の範囲をハッチングにて示すグラフ図である。但し、Moは0.08質量%以下、Mnは1.74質量%以下である。この図1に示すように、C及びB含有量が高い場合には、高温割れが問題となる。また、C及びB含有量が低いと、溶接金属の強度又は靭性が低下する。
「Mo:0.08質量%以下」
Moは一般に溶接金属の焼入れ性(アークにより溶けたワイヤが冷却され、凝固する過程での焼入れ性)を向上させ、溶接金属の強度を上昇させるが、薄板の場合には逆に過剰強度による低靱性化をもたらす。厚板の場合でもロボット溶接のときは、溶接プログラムによって、溶接入熱及びパス間温度を完全に把握し、制御できるので、Moを過剰に添加して、強度に過剰に余裕を持たせる必要性は無い。そこで、本発明では、Moは無添加が好ましい。ただ、不純物としては、Moは0.08質量%以下であれば、許容される。Moの含有量が0.08質量%を超えると、靱性低下が著しくなる。より好ましくは、Mo含有量は0.01質量%未満である。
「O:0.0100質量%以下」
溶接スラグは酸化物である。従って、O量が増加すると、化学反応によって生じるスラグ生成量も増加する。その結果、アーク安定性が劣化すると共に、介在物増加により高温割れも発生しやすくなる。しかし、O含有量が0.0100質量%以下であれば、上述の問題がないので、Oは0.0100質量%以下に規制する。なお、Oの作用効果はその分布状態には依存しない。つまり、Oの作用効果は、線材のバルク及び表面などの位置には無関係であり、O量の総量で規制する必要がある。
「Cu:0.45質量%以下」
Cuは過剰添加で溶接金属の高温割れが発生しやすくなると共に、スラグの性質を変化させて剥離性を劣化させる。その結果、アーク安定性が劣化する。このため、Cuは素線の添加成分として積極的に添加させる技術的意味はなく、通電性、耐錆性、伸線性及び外観形状改善のために、ワイヤ表面に施される銅めっき分として存在するCu量がほとんどである。Cu量が0.45質量%を超えると、高温割れ及びスラグ剥離性が問題となるので、Cu含有量の上限値は0.45質量%とする。なお、Cuはワイヤ表面に銅メッキがない場合は、線材に含まれるものの量であり、ワイヤ表面にCuメッキがある場合は、線材に含まれるものと、ワイヤ表面の銅めっき分との総量である。
「Nb、V、Al;夫々0.08質量%以下、Cr、Ni;夫々0.50質量%以下」
Nb、V、Al、Cr、Niは少量添加で結晶粒を微細にし、靱性を向上させる。しかし、Nb、V、Alは0.08質量%を超えて、Cr、Niは0.50質量%を超えて添加すると、スラグ量の増加と剥離性低下が起こり、アークが不安定化すると共に、強度が過剰となり、靱性も低下する。従って、Nb、V、Alは0.08質量%を上限値、Cr、Niは0.50質量%を上限値とする。なお、Nb、Vについては、更に好ましい範囲として、0.003質量%を上限値とする。Cr、Niについては、更に好ましい範囲として、0.10質量%を上限値とする。
「ワイヤ表面のMoS:ワイヤ10kg当たり、0.01乃至1.00g」
ワイヤ送給性もスラグ剥離性に大きな影響を及ぼす。ワイヤ送給性が安定することにより、溶融池の形成もまた安定し、生成されたスラグの厚さが均一となり、熱収縮の歪が均一に作用することにより、全面剥離しやすくなる。ワイヤ表面のMoSはチップとワイヤとの間の給電点における融着を低減し、ワイヤ送給性を向上させる。従来のように、ワイヤ表面の粒界に沿って過剰酸化させることによりワイヤ送給性を向上させる方法では、O量が過剰になってスラグ量が増大するという欠点がある。これに対し、MoSの塗布によりワイヤ送給性を向上させる方法では、スラグ量増大等の虞がないため、本発明の溶接ワイヤのワイヤ送給性の向上手段として好適である。この効果は、ワイヤ表面にワイヤ10kg当たり0.01g以上MoSを付着させることで有効になる。一方、ワイヤ表面にMoSをワイヤ10kg当たり1.00gを超えて付着させると、コンジットライナ等のワイヤ送給系内へのMoSの堆積が始まり、逆にコンジットライナ内にMoSが詰まることにより、ワイヤ送給不良が発生し、スラグ性状に影響を及ぼして、剥離性を低下させることになる。その結果、アーク安定性が劣化する。従って、MoS2のワイヤ表面への付着量は、1.00g/ワイヤ10kgが上限値である。
次に、本発明の実施例の特性について比較例と比較して説明し、本発明の効果について説明する。図2(a)に示す関先形状を持つダイヤフラムと丸型鋼管を組み合わせた溶接試験体を用いて、表1に示す溶接条件で市販の鉄骨建築用ロボット溶接システムを用いて溶接を行った。図2(b)、(c)に示すように、鋼管2を水平に配置し、その先端にダイヤフラム1をその面を垂直にして配置する。鋼管2のダイヤフラム1側の端面にV開先を形成し、環状の裏当金3をダイヤフラム1と鋼管2との間の溶接部の開先下に配置した。この開先を溶接トーチ4により溶接した。
表2はダイヤフラム1、鋼管2及び裏当金3の形状の組み合わせ(条件1及び条件2)を示す。表3は、これらのダイヤフラム1、鋼管2及び裏当金3の組成を示す。ダイヤフラム1と鋼管2は高炉メーカー製であるのに対し、裏当金3は市販の電炉メーカー製であり、著しく窒素含有量が高く、溶接性が劣るものである。
そして、溶接終了後のスラグの剥離性をデジタル画像処理により算出した(処理1)。また、スラグ量を計測した(処理2)。更に、溶接金属の強度と靭性の指標として引張試験とシャルピー衝撃試験を実施した(処理3)。また、溶接中のアークの安定性(処理4)とスパッタ発生量(処理5)も記録した。更に、高温割れの発生(処理6)を超音波探傷試験にて調べた。表4−1乃至表4−4は本発明の実施例ワイヤと比較例ワイヤの組成を示す。また、表5−1及び表5−2は、実施例及び比較例の溶接試験結果を示す。なお、表4の化学成分で、含有量が上限値で記載されているのは、一般的な分析下限以下の値であることを示し、工業的には含有していないものである。また、表4におけるワイヤ成分の残部はFeである。
次に、スラグの剥離性評価方法(処理1)について説明する。剥離性とスラグ量の評価は鋼管の板厚が薄い条件1でのみ計測した。なお、条件1で良好だった溶接ワイヤは条件2でも同じく良好であることを確認している。溶接開始点が最終パスの溶接に入る際に、ワイヤから90°戻った地点を中心として前後100mm、合計200mmを写真撮影した。図3はビード外観を示す写真であり、図3における(a)はスラグが自然剥離した部分を示し、(b)はスラグが付着したままの部分を示す。そして、このビード外観写真から、画像解析ソフトにより、それぞれのピクセルの合計値を計算し、[(a)の部分のピクセル数]/{[(a)の部分のピクセル数]+[(b)の部分のピクセル数]}×100でスラグ剥離率(質量%)を求めた。そして、スラグ剥離率が15質量%以上を良好と判定した。次に、処理2のスラグ量については、ビード外観写真撮影後に自然剥離したものも含めて全てのスラグを回収し、重量測定したものである。このスラグ量は、12g以下を良好とした。また、処理3の溶接金属の引張試験とシャルピー衝撃試験は、条件1,2の夫々において、JIS Z3111のA2号(平行部直径6mm)及び標準試験片(1辺長が10mmの正方形断面)を採取した。図4は、溶接金属からの引張試験片の採取位置を示し、図5は、溶接金属からのシャルピー衝撃試験片の採取位置を示す。なお、引張試験は室温(20℃)で実施し、シャルピー衝撃試験は0℃で実施し、各3本の試験結果の平均値を評価値とした。そして、引張強さが490N/mm以上、シャルピー衝撃試験が平均70J以上を合格とした。処理4のアーク安定性は溶接中の官能評価によるもので、特にスラグがアークの発生を邪魔し、乱すことがなかった場合を良好と判断した。なお、ワイヤ送給不良に起因するアークの乱れが生じた場合も不合格とした。処理6のスパッタ発生量は条件1における溶接終了後にシールドノズルに付着したスパッタを回収し、重量を測定したものであり、6g以下を良好と判定した。
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表5−1に示すように、実施例No.2,6,7,16は本発明例であり、各成分の含有量が本発明の規定範囲にあるので、スラグの剥離性、スラグ量、溶接金属の強度、靭性、アークの安定性、低スパッタ性、及び耐割れ性が全て良好であり、優れた溶接作業性が得られ、溶接金属の機械的性質が優れている。
表5−2に示すように、比較例No.19乃至47は本発明の範囲から外れるものである。比較例No.19はCが過少であり厚板溶接時に溶接金属の強度が不足した。比較例No.20はCが過剰であり溶接金属に高温割れが発生、薄板溶接時に過剰強度で低靭性化、スパッタも多くアーク安定性が悪くシールドノズル詰まりが生じやすいため連続溶接性が劣化した。比較例No.21はSiが過少であり厚板溶接時に溶接金属の強度が不足し、スラグ剥離性も悪くスラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。比較例No.22はSiが過剰であり溶接金属の靭性が不足し、スラグ量が過剰で邪魔となりアーク不安定となって連続溶接性が劣化した。比較例No.23はTiが過少でありスパッタ発生量が多くアーク安定性が劣り、シールドノズル詰まりが生じやすいため連続溶接性が劣化した。比較例No.24はTiが過剰でありスラグ量が多く、剥離性も悪かった。スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。比較例No.25はMnが過少であり厚板溶接時の溶接金属の引張強さと板厚によらず靱性共に低かった。比較例No.26はMnが過剰であり、スラグ量が多く、剥離性も悪かった。スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。比較例No.27、28はMoが過剰であり、薄板溶接時に過剰強度により靱性が劣化した。比較例No.29はSが過少であり、スラグの剥離性が悪く、スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。比較例No.30はSが過剰であり、靱性が低いと共に高温割れも発生した。スラグは剥離性は良いものの付着しているものは粒状化し厚みが増してアークの安定性を損なった。その結果、連続溶接性が劣化した。比較例No.31はOが過剰であり、スラグ量が増加した。アークの安定性を損ない連続溶接性が劣化した。溶接金属中の介在物が過剰となって高温割れが発生した。比較例No.32はPが過少であり、スラグの剥離性が悪く、スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。比較例No.33はPが過剰であり靭性が低いと共に高温割れも発生した。スラグは剥離性は良いものの付着しているものは粒状化し厚みが増してアークの安定性を損なった。その結果、連続溶接性が劣化した。比較例No.34はCuが過剰であり、高温割れが発生すると共にスラグ剥離性も悪く、スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。比較例No.35はBが不足しており、厚板溶接時の強度と薄板溶接時の靱性が不足した。比較例No.36はBが過剰であり、高温割れが発生した。比較例No.37はC,B夫々単独は規定範囲を満足しているものの、PCB(=C+15×B)が不足しており、厚板溶接時の強度が不足した。比較例No.38はC,B夫々単独は規定範囲を満足しているものの、PCB(=C+15×B)が過剰であり、高温割れが発生した。比較例No.39乃至No.43はそれぞれNb,V,Al,Cr,Niが過剰であり、スラグ量が増加して剥離性も低下した。スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。薄板溶接時に強度過剰となり靭性も低下した。比較例No.44はMoS付着量が過剰であり、コンジットライナ等の送給系にMが堆積して詰まり、ワイヤ送給が非常に不安定となった。その結果、アーク安定性が損なわれ、スラグ分布が不均一化して悪影響を及ぼし、剥離性が低下した。スパッタ量も増加した。比較例No.45はTi,Mn,0が過剰、Sが過少である。スラグ量増加と剥離性低下が著しく、スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。薄板溶接時にはMn過多による強度過剰で靭性も低下した。比較例No.46はSi過少、Mo,Pが過剰である。Si不足の為スラグ剥離性が悪く、スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。Pが過剰なため高温割れが発生した。さらに、Moが過剰なため薄板溶接時に過剰強度となったことも相まり、薄板、厚板ともに靭性が低かった。比較例No.47はTi,Mnが過剰である。スラグ量増加と剥離性低下が著しく、スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。薄板溶接時にMn過多による強度過剰で靭性も低下した。比較例No.48はTi,Mn,Mo,Bが過剰である。スラグ量増加と剥離性低下が著しく、スラグが邪魔でアーク不安定となり、連続溶接性が劣化した。薄板溶接時にMn,Mo,B過多による強度過剰で靱性も低下した。
本発明におけるワイヤのC及びBの範囲を示すグラフ図である。 (a)乃至(c)は溶接試験体形状と関先形状を示す図である。 ビード外観写真であり、(a)はスラグが自然剥離した部分、(b)はスラグが付着したままの部分を示す。 溶接金属引張試験片の採取位置を示す図である。 溶接金属シャルピ衝撃試験片の採取位置を示す図である。
符号の説明
1 ダイヤフラム
2 鋼管
3 裏当金
4 トーチ

Claims (3)

  1. C:0.020乃至0.100質量%、Si:0.5乃至1.10質量%、Mn:1.40乃至1.74質量%、P:0.005乃至0.018質量%、S:0.013乃至0.020質量%、Ti:0.11乃至0.1質量%、B:0.0015乃至0.0073質量%、C+15×B:0.0600乃至0.1990質量%、Mo:0.08質量%以下、O:0.0100質量%以下、Cu(ワイヤ表面にCuめっきが施されている場合は、そのCuめっき分を含む):0.45質量%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物である組成を有し、ワイヤ表面にMoSが、ワイヤ10kg当たり、0.01乃至1.00g存在することを特徴とする炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ。
  2. Moの含有量が0.01質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ。
  3. 0.08質量%以下のV、0.08質量%以下のAl、0.50質量%以下のCr及び0.50質量%以下のNiからなる群から選択された少なくとも1種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の炭酸ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ。
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