JP6768973B2 - (メタ)アクリル酸ノルボルニルエステルの製造方法 - Google Patents

(メタ)アクリル酸ノルボルニルエステルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6768973B2
JP6768973B2 JP2019540616A JP2019540616A JP6768973B2 JP 6768973 B2 JP6768973 B2 JP 6768973B2 JP 2019540616 A JP2019540616 A JP 2019540616A JP 2019540616 A JP2019540616 A JP 2019540616A JP 6768973 B2 JP6768973 B2 JP 6768973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylic acid
norbornene
boron trifluoride
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019540616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020506185A (ja
Inventor
ミスケ アンドレア
ミスケ アンドレア
フレッケンシュタイン クリストフ
フレッケンシュタイン クリストフ
フライシュハーカー フリーデリケ
フライシュハーカー フリーデリケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2020506185A publication Critical patent/JP2020506185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6768973B2 publication Critical patent/JP6768973B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C67/62Use of additives, e.g. for stabilisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/04Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides onto unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/04Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides onto unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • C07C67/05Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides onto unsaturated carbon-to-carbon bonds with oxidation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C67/52Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change in the physical state, e.g. crystallisation
    • C07C67/54Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change in the physical state, e.g. crystallisation by distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/52Esters of acyclic unsaturated carboxylic acids having the esterified carboxyl group bound to an acyclic carbon atom
    • C07C69/533Monocarboxylic acid esters having only one carbon-to-carbon double bond
    • C07C69/54Acrylic acid esters; Methacrylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2602/00Systems containing two condensed rings
    • C07C2602/36Systems containing two condensed rings the rings having more than two atoms in common
    • C07C2602/40Systems containing two condensed rings the rings having more than two atoms in common the bicyclo ring system containing six carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2602/00Systems containing two condensed rings
    • C07C2602/36Systems containing two condensed rings the rings having more than two atoms in common
    • C07C2602/42Systems containing two condensed rings the rings having more than two atoms in common the bicyclo ring system containing seven carbon atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

本発明は、ノルボルニル(メタ)アクリレートの製造に関する。本発明による方法では、ノルボルネンと(メタ)アクリル酸とを三フッ化ホウ素の存在下で反応させる。
ノルボルニル(メタ)アクリレートは、例えばコポリマーの製造のために使用される。ノルボルニル(メタ)アクリレートをコモノマーとして重合導入された形で含むコポリマーは、例えば硬化性組成物の成分として使用される。硬化性組成物は、接着剤、封止剤、印刷用塗料、印刷用インキにおいて、ならびにエレクトロニクスのための被覆において、自動車産業分野および一般的に産業分野における被覆において使用される。
(メタ)アクリル酸およびノルボルネンからのノルボルニル(メタ)アクリレートの製造方法は従来技術から当業者に公知である。一般的に、(メタ)アクリル酸のノルボルネンへの付加は、酸性触媒の存在下で行われる。酸性触媒としては、例えば三フッ化ホウ素またはその錯体等のルイス酸が適している。
Russian Journal of Organic Chemistry(2010,Vol.46,第628頁〜第630頁)においては、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラートの存在下でのアクリル酸のノルボルネンへの付加が記載されている。開示された実施例によれば、ノルボルネン、アクリル酸、および三フッ化ホウ素ジエチルエーテラートが装入されて、加熱される。引き続き、ノルボルニル(メタ)アクリレートが、分別蒸留によって80%の収率で反応混合物から単離される。
ノルボルニル(メタ)アクリレートの改善された製造方法を提供することが課題であった。改善された方法によって、ノルボルニル(メタ)アクリレートをより高い選択性、収率、および純度で製造することができることが望ましい。さらに、ノルボルニル(メタ)アクリレートを、わずかな費用だけで高い純度および収率で単離することができることが望まれていた。こうして例えば、ノルボルニル(メタ)アクリレートを分別蒸留なくして反応混合物から高い純度および収率で単離することができる場合に有利である。
前記課題は、触媒としての三フッ化ホウ素の存在下でノルボルネンと(メタ)アクリル酸とを反応させることによるノルボルニル(メタ)アクリレートの製造方法であって、
a)三フッ化ホウ素を(メタ)アクリル酸中に装入し、
b)その装入物を75℃〜110℃の温度に加熱し、
c)ノルボルネンを添加し、そして
d)得られたノルボルニル(メタ)アクリレートを反応混合物から単離する、
ことを特徴とする、製造方法によって解決される。
前記課題は、触媒としての三フッ化ホウ素の存在下でノルボルネンと(メタ)アクリル酸とを反応させることによるノルボルニル(メタ)アクリレートの製造方法であって、
a)三フッ化ホウ素を有機溶剤中に装入し、
b)その装入物を75℃〜110℃の温度に加熱し、
c)ノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物を添加し、そして
d)得られたノルボルニル(メタ)アクリレートを反応混合物から単離する、
ことを特徴とする、製造方法によっても解決される。
ノルボルニル(メタ)アクリレートは、ノルボルニルアクリレートまたはノルボルニルメタクリレートである。
Figure 0006768973
(メタ)アクリル酸は、アクリル酸またはメタクリル酸である。本発明による方法で使用される(メタ)アクリル酸は、一般的にできる限り純粋である。できる限り純粋な(メタ)アクリル酸は、少なくとも95質量パーセントの純度を有する。本発明による方法で使用される(メタ)アクリル酸は、少なくとも97質量パーセントの純度、さらに有利には少なくとも99質量パーセントの純度を有することが有利である。
本発明による方法においては、(メタ)アクリル酸は、ノルボルネンの量に対して100モルパーセント〜1000モルパーセント、有利には105モルパーセント〜750モルパーセント、特に有利には110モルパーセント〜250モルパーセントの量で使用される。
また、安定剤を有しない(メタ)アクリル酸が本発明による方法で使用され得る場合には、一般的に、使用される(メタ)アクリル酸が1種の安定剤または種々の安定剤の混合物を含有することが有利である。1種の安定剤または種々の安定剤の混合物は、一般的に、(メタ)アクリル酸または対応するエステルの重合を抑制するために用いられる。
使用される(メタ)アクリル酸中に含まれている安定剤の量は、一般的に、使用される1種の安定剤の種類、または種々の安定剤の混合物が使用される場合には使用される複数の安定剤の種類に依存する。一般的に、使用される(メタ)アクリル酸中に含まれている安定剤の量は、50ppm〜1000ppm、有利には100ppm〜800ppm、さらに有利には150ppm〜300ppmである。
(メタ)アクリル酸の重合を抑制する安定剤は、当業者に公知であり、または当業者にはその専門知識から理解される。公知の安定剤は、例えば銅(メタ)アクリレート、銅ジチオカルバメート、フェノチアジン、フェノール性化合物、N−オキシル、フェニレンジアミン、ニトロソ化合物、尿素、またはチオ尿素である。これらの安定剤は、単独で、または任意の混合物として使用することができる。有利な安定剤は、フェノチアジン、フェノール性化合物、N−オキシル、またはこれらの任意の混合物である。
フェノチアジンは、例えばフェノチアジン、ビス(α−メチルベンジル)フェノチアジン、3,7−ジオクチルフェノチアジン、ビス(α−ジメチルベンジル)フェノチアジン、またはこれらの任意の混合物であり得る。
フェノール性化合物は、例えばヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、例えばパラ−メトキシフェノール(MEHQ)、ピロガロール、カテコール、レゾルシン、フェノール、クレゾール、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−パラクレゾール、またはこれらの任意の混合物であり得る。有利なフェノール性化合物は、パラ−メトキシフェノール(MEHQ)、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−パラクレゾール、またはこれらの任意の混合物である。パラ−メトキシフェノール(MEHQ)は特に有利である。
N−オキシルは、例えばジ−tert−ブチルニトロキシド、2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジル−1−オキシル、2,2,6,6−テトラメチルピペリジル−1−オキシル、2,2,6,6−テトラメチルピペリジノキシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジノキシル、4,4’,4’’−トリス−1−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジノキシル)ホスフィット、またはこれらの任意の混合物であり得る。
本発明による方法で使用される(メタ)アクリル酸がパラ−メトキシフェノール(MEHQ)で安定化されていることが特に有利である。本発明による方法で使用される(メタ)アクリル酸中のMEHQの量は、有利には150ppm〜300ppmである。
ノルボルネンは、本発明による方法においてできる限り高い純度で使用される。一般的に、少なくとも90質量パーセントの純度を有するノルボルネンが使用される。少なくとも95質量パーセントの純度、さらに有利には少なくとも97質量パーセントの純度を有するノルボルネンが使用されることが有利である。ノルボルネンを相応の純度で取得することは、当業者に公知であり、または当業者にはその専門知識から理解される。
本発明による方法によれば、三フッ化ホウ素は、工程a)において(メタ)アクリル酸、または有機溶剤中に装入される。一般的に(メタ)アクリル酸または有機溶剤は液相で存在し、三フッ化ホウ素は、当該液相に添加される。三フッ化ホウ素は、(メタ)アクリル酸、または有機溶剤中に15℃〜50℃の温度で装入されることが有利である。三フッ化ホウ素は、(メタ)アクリル酸、または有機溶剤中に20℃〜35℃の温度で装入されることがさらに有利である。
三フッ化ホウ素は、有利には酸素の存在下で(メタ)アクリル酸、または有機溶剤中に装入される。このように、三フッ化ホウ素は、例えば酸素含有ガス、例えば空気、希薄空気、または乾燥空気の存在下で(メタ)アクリル酸、または有機溶剤中に装入され得る。本発明による方法の範囲においては、酸素の存在が一般的に有利であることが判明している。それというのも、それによって使用される(メタ)アクリル酸および/または製造されるノルボルニル(メタ)アクリレートの重合の抑制に良い影響が及ぼされるからである。
一般的に、三フッ化ホウ素は、ガス状で、または錯体として、装入された(メタ)アクリル酸または装入された有機溶剤へと供給される。三フッ化ホウ素がガス状で供給される場合に、三フッ化ホウ素を、装入された(メタ)アクリル酸、または装入された有機溶剤中に導入することが有利である。その導入は、例えば三フッ化ホウ素に対して耐食性の1つ以上の浸漬管またはノズルによって行われ得る。装入された(メタ)アクリル酸、または装入された有機溶剤中へのガス状の三フッ化ホウ素の導入によって、錯形成が引き起こされ得る。三フッ化ホウ素が、錯体として、装入された(メタ)アクリル酸または装入された有機溶剤へと供給される場合に、再錯化が引き起こされ得る。
三フッ化ホウ素の錯体は、例えば三フッ化ホウ素−エーテラート、三フッ化ホウ素−アセトニトリル錯体、三フッ化ホウ素−水和物、三フッ化ホウ素−カルボン酸錯体、三フッ化ホウ素−酢酸錯体、もしくは三フッ化ホウ素−(メタ)アクリル酸錯体、またはこれらの錯体からの任意の混合物である。三フッ化ホウ素−エーテラートが有利である。三フッ化ホウ素−エーテラートは、例えば三フッ化ホウ素−ジメチルエーテラート、三フッ化ホウ素−ジエチルエーテラート、三フッ化ホウ素−テトラヒドロフラン錯体、またはこれらの任意の混合物であり得る。三フッ化ホウ素−エーテラートの中でも、三フッ化ホウ素−ジメチルエーテラートおよび/または三フッ化ホウ素−ジエチルエーテラートが有利である。三フッ化ホウ素−ジメチルエーテラートが特に有利である。
三フッ化ホウ素が、錯体として、装入された(メタ)アクリル酸または装入された有機溶剤へと供給される場合に、その錯体は溶剤中に溶解されていてよい。大抵は、その溶剤は、錯形成のために使用された化合物である。
本発明による方法においては、三フッ化ホウ素は、ノルボルネンの量に対して0.1モルパーセント〜5モルパーセントの量で、有利には0.2モルパーセント〜2.5モルパーセントの量で、さらに有利には0.5モルパーセント〜1.5モルパーセントの量で使用される。このように、三フッ化ホウ素は、例えばノルボルネンの量に対して0.6モルパーセント、0.7モルパーセント、0.8モルパーセント、0.9モルパーセント、1.0モルパーセント、1.1モルパーセント、1.2モルパーセント、1.3モルパーセント、または1.4モルパーセントの量で使用され得る。
三フッ化ホウ素が装入される有機溶剤としては、原則的に出発物質、触媒、および生成物と不所望な反応を起こさず、不所望な副生成物の形成をもたらさないあらゆる有機溶剤が適している。有機溶剤の沸点が常圧で75℃を上回る場合に有利である。
有機溶剤としては、極性非プロトン性溶剤、非極性非プロトン性溶剤、(メタ)アクリル酸、ノルボルニル(メタ)アクリレート、またはこれらの任意の混合物が使用され得る。極性非プロトン性溶剤は、例えばニトリル、例えばアセトニトリル、ニトロ化合物、例えばニトロメタン、スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド、ラクタム、例えばN−メチル−2−ピロリドン、第三級カルボン酸アミド、例えばジメチルホルムアミド、ケトン、ジクロロメタン、トリクロロメタン、またはこれらの任意の混合物であり得る。非極性非プロトン性溶剤は、例えばエーテル、例えばアルキルエーテル、トルエン、またはこれらの任意の混合物であり得る。アルキルエーテルは、例えばジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、またはこれらの任意の混合物であり得る。有機溶剤としてのノルボルネンの使用は、有利ではないと判明した。有利な有機溶剤は、(メタ)アクリル酸、ノルボルニル(メタ)アクリレート、エーテル(1,4−ジオキサンが有利である)、またはこれらの任意の混合物である。
装入された(メタ)アクリル酸、または装入された有機溶剤に、さらに1種の安定剤または種々の安定剤の混合物が供給され得る。装入された(メタ)アクリル酸、または装入された有機溶剤に、1種の安定剤または種々の安定剤の混合物がさらに供給される場合には、それは一般的に、装入された(メタ)アクリル酸または装入された有機溶剤に三フッ化ホウを供給する前に行われる。
装入された(メタ)アクリル酸または装入された有機溶剤にさらに供給される安定剤の量は、安定剤の種類、または種々の安定剤の混合物の種類に依存する。一般的に、さらに供給される安定剤の量は、本発明による方法で使用される(メタ)アクリル酸の量に対して0.005モルパーセント〜0.15モルパーセント、有利には0.05モルパーセント〜0.15モルパーセントである。
安定剤としては、上述の安定剤が使用され得る。一般的に、本発明による方法で使用される(メタ)アクリル酸中に既に含まれている1種の安定剤または種々の安定剤の混合物を使用することが有利である。したがって、MEHQを、装入された(メタ)アクリル酸または装入された有機溶剤にさらに供給することが有利である。
有利な方法の実施形態においては、三フッ化ホウ素は、(メタ)アクリル酸中に、ノルボルニル(メタ)アクリレート中に、または1,4−ジオキサン中に装入される。この場合に、三フッ化ホウ素は、ガス状で、または錯体として、有利にはジメチルエーテラートとして、またはジエチルエーテラートとして装入される。三フッ化ホウ素が(メタ)アクリル酸中に、ノルボルニル(メタ)アクリレート中に、または1,4−ジオキサン中に装入される温度は、この場合に15℃〜50℃である。この温度は、例えば18℃、20℃、22℃、24℃、26℃、28℃、30℃、32℃、または35℃であり得る。
さらなる有利な方法の実施形態においては、三フッ化ホウ素は、(メタ)アクリル酸中に、ノルボルニル(メタ)アクリレート中に、または1,4−ジオキサン中に装入される。この場合に、三フッ化ホウ素は、ガス状で、または錯体として、有利にはジメチルエーテラートとして、またはジエチルエーテラートとして、ノルボルネンの量に対して0.5モルパーセント〜1.5モルパーセントの量で装入される。三フッ化ホウ素が(メタ)アクリル酸中に、ノルボルニル(メタ)アクリレート中に、または1,4−ジオキサン中に装入される温度は、この場合に15℃〜50℃である。この温度は、例えば18℃、20℃、22℃、24℃、26℃、28℃、30℃、32℃、または35℃であり得る。
本発明による方法は、当業者に公知の反応器において実施され得る。反応器としては、例えば撹拌槽反応器、ループ型反応器、管形反応器、またはこれらの任意の組み合わせが使用され得る。反応器は、一般的に金属材料製であり、その際、ステンレス鋼が有利である。
反応器は、二重壁加熱および/または内側にある加熱コイルを備える反応器であり得る。また反応器は、外側にある熱交換器および自然循環または強制循環(ポンプの使用による)を備える反応器であり得る。反応器中での完全混合は、撹拌装置によって、および/またはガス、好ましくは酸素含有ガスの供給によって行われ得る。
本発明による方法は、連続的にまたは断続的に実施され得るが、断続的な実施が有利である。一般的に、断続的な反応操作のために適した反応器、例えば撹拌槽反応器が有利である。複数の反応器、有利には撹拌槽反応器が、直列におよび/または並列に接続され得る。適切な反応器の選択およびそれらの接続に際して、当業者はその一般的な専門知識、および実践的な考察によって導かれる。
本発明による方法の工程b)において、装入物は加熱される。装入物は、75℃〜110℃、有利には80℃〜105℃、さらに有利には85℃〜100℃の温度に加熱される。
装入物の加熱は、一般的に酸素の存在下で行われる。このように、例えば加熱の間に酸素含有ガス、例えば空気、希薄空気、または乾燥空気が装入物に供給され得る。加熱の間に装入物に供給される酸素含有ガスは、一般的に装入物上方のガス空間に供給される。しかしながらまた、酸素含有ガスは、装入物へと直接的に、例えば酸素含有ガスが中を通って流れ出る1つ以上の浸漬管またはノズルを介して供給され得る。
本発明による方法の工程c)においては、ノルボルネンまたはノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物が、加熱された装入物に添加される。ノルボルネンまたはノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物が添加される場合に、装入物は、75℃〜110℃、有利には80℃〜105℃、さらに有利には85℃〜100℃の温度を有する。
ノルボルネンまたはノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物は、加熱された装入物へと一度にまたは段階的に添加され得る。段階的な添加は、連続的にまたは断続的に行われ得る。一般的に、ノルボルネンまたはノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物は、連続的に加熱された装入物に添加される。
添加の速度は、反応の熱生成に依存し、この場合に、装入物の温度が20℃より高く、有利には10℃より高く、特に有利には5℃より高く上昇しないように選択されるべきである。
ノルボルネンまたはノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物の連続的な添加は、当業者に公知の搬送手段によって行われ得る。このように、連続的な添加は、例えばスクリュー、コンベヤーベルト、ポンプ、搬送ドラム、またはこれらの任意の組み合わせを介して行われ得る。
ノルボルネンは、固体形または液体形で、加熱された装入物に添加され得る。適切な搬送手段の選択を、当業者は当然ながら、搬送される物質または物質混合物の性質に適合する。ノルボルネンを液体形で加熱された装入物に添加することが有利である。固体のノルボルネンは、このために溶融される。そのために必要とされる熱の一部は、例えば加熱された装入物との熱統合によって、例えば加熱された装入物の廃熱によって獲得することができる。加熱された導管および/または搬送手段を介して、液体のノルボルネンはその後に、加熱された装入物に添加され得る。
ノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物は、一般的に液体形で、加熱された装入物に添加される。このために、ノルボルネンは、固体形または液体形で、液体の(メタ)アクリル酸中に溶解され得る。ノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸の他に、該混合物は1種の安定剤または種々の安定剤の混合物も含有し得る。一般的に、既に1種の安定剤または種々の安定剤の混合物を含有する(メタ)アクリル酸が使用される場合にも、該混合物にさらに1種の安定剤または種々の安定剤の混合物を供給することが有利である。1種の安定剤または種々の安定剤の混合物が、ノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物にさらに供給される場合に、既に(メタ)アクリル酸中に含まれている1種の安定剤または種々の安定剤の混合物を使用することが有利である。
ノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物にさらに供給される安定剤の量は、安定剤の種類、または種々の安定剤の混合物の種類に依存する。一般的に、ノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物にさらに供給される安定剤の量は、該混合物中に含まれる(メタ)アクリル酸の量に対して0.005モルパーセント〜0.15モルパーセント、有利には0.05モルパーセント〜0.15モルパーセントである。
安定剤としては、上述の安定剤が使用され得るが、その際、MEHQが有利である。
加熱された装入物へのノルボルネンまたはノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物の添加は、有利には酸素の存在下で行われる。そのために酸素含有ガスは、加熱された装入物へと、加熱された装入物上方のガス空間へと、添加導管へと、ならびに/またはノルボルネンもしくはノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物の添加流へと供給され得る。酸素含有ガスが、加熱された装入物へと、またはノルボルネンもしくはノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物の添加流へと供給される場合に、それは、例えば酸素含有ガスが中を通って流れ出る1つ以上の浸漬管またはノズルを介して供給され得る。
副成分、一般的にノルボルネンの反応後に、得られるノルボルニル(メタ)アクリレートは、本発明による方法の工程d)において反応混合物から単離される。反応混合物は、本発明による方法の工程a)〜c)の後に得られる混合物である。
ノルボルニル(メタ)アクリレートは、反応混合物から、低沸点化合物の抽出および/または蒸留的分離(蒸留)によって単離され得る。
ノルボルニル(メタ)アクリレートが抽出により単離される場合に、それは1つ以上の抽出工程によって行われ得る。
一般的に、そのために該反応混合物に塩基の水溶液が加えられ、引き続き相分離する。水性塩基溶液の濃度は、抽出目的のために使用される通常の濃度に相当し、広い範囲で変動し得る。有利な濃度は、当業者によってわずかな決まった試験によって決定され得るか、またはその一般的な専門知識から、もしくは実践的な考察に基づいて理解され得る。
塩基は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カルシウム、アンモニア、炭酸カリウム、またはこれらの任意の混合物である。塩基が水酸化ナトリウムであることが有利である。塩基の水溶液は、その他の塩をさらに含み得る。その他の塩は、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、またはこれらの任意の混合物である。その他の塩が塩化ナトリウムであることが有利である。その他の塩の量は、抽出目的のために使用される通常の量に相当する。有利な量は、当業者によってわずかな決まった試験によって決定され得るか、またはその一般的な専門知識から、もしくは実践的な考察に基づいて理解され得る。
塩基の水溶液の添加は、反応混合物の温度が40℃より高く上昇せず、pH値が塩基の水溶液の添加後に10〜14であるように行われる。中和熱の排出は、任意に反応混合物の冷却によって、例えば内側にある冷却コイルまたは二重壁冷却によって行われる。反応混合物に塩基の水溶液が加えられる容器は、したがって相応して構成されているべきである。
さらに、水中に難溶性の有機溶剤を、反応混合物に添加することができる。それは、例えば塩基の水溶液の添加時の温度発生を制御するために用いることができる。水中に難溶性の有機溶剤は、20℃で10g/l未満の水、有利には20℃で1g/l未満の水の水中での溶解度を有する。
反応混合物:塩基の水溶液の量比は、広い範囲で変動し得る。有利な量比は、当業者によってわずかな決まった試験によって決定され得るか、またはその一般的な専門知識から、もしくは実践的な考察に基づいて理解され得る。
微量の塩基および/または塩を相分離後に反応混合物から除去するために、後洗浄が有利である。このために、反応混合物は、洗浄液により処理され得る。洗浄液は、例えば水である。洗浄液としての水が塩を含有することが有利な場合がある。塩は、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、またはこれらの任意の混合物である。塩の量は、広い範囲で変動し得る。有利な量は、当業者によってわずかな決まった試験によって決定され得るか、またはその一般的な専門知識から、もしくは実践的な考察に基づいて理解され得る。
プロセス工学的に、本発明による方法における抽出のためには、自体公知のすべての抽出法および洗浄法、ならびにそれらの装置、例えばUllmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,第6版,1999 Electronic Release,チャプター“Liquid − Liquid Extraction − Apparatus”に記載されているものを使用することができる。例えば、それは、一段または多段の、有利には一段の抽出、ならびに並流様式または向流様式の抽出であり得る。抽出のために適した容器は、例えば撹拌槽、塔、またはミキサーセトラー型装置である。
抽出後に得られるノルボルニル(メタ)アクリレートを含有する有機相に、任意に有利な安定剤濃度を調整するために、1種の安定剤または種々の安定剤の混合物が加えられる。調整されるべき安定剤濃度は、一般的に、最終生成物のその都度の仕様に依存し、市販のアルキル(メタ)アクリレートの場合には15ppm〜200ppmの範囲内である。このように、30ppm、50ppm、80ppm、100ppm、120ppm、150ppm、または180ppmの安定剤濃度に調整することが有利である場合がある。
安定剤としては、一般的にフェノール性化合物、例えば2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、6−tert−ブチル−2,4−ジメチルフェノール、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、またはこれらの任意の混合物が使用される。ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)が有利である。
抽出後に、ノルボルニル(メタ)アクリレートおよび任意に1種の安定剤または種々の安定剤の混合物を含有する有機相を、当業者に公知の方法によりさらに後処理することで、ノルボルニル(メタ)アクリレートを得ることができる。このために、ノルボルニル(メタ)アクリレートは、任意に1種の安定剤または種々の安定剤の混合物と一緒に、例えば蒸留またはストリッピングによって有機相のその他の成分から分離され得る。有機相の分離された成分、好ましくは有機溶剤は、例えば抽出において再び使用され得る。
ノルボルニル(メタ)アクリレートが低沸点化合物の蒸留的分離により単離される場合に、それは1つ以上の蒸留工程において行うことができる。一般的に、未反応の(メタ)アクリル酸、任意に有機溶剤、三フッ化ホウ素、およびその他の易揮発性化合物は、蒸留により反応混合物から分離される。ノルボルニル(メタ)アクリレートは、底部留分として残留する。本発明による方法によって、より高沸点の副生成物、例えば(メタ)アクリル酸の二量体化によって生ずる副生成物の形成は最小限となり、それによりノルボルニル(メタ)アクリレートの分別蒸留は省くことができる。
ノルボルニル(メタ)アクリレート自体を蒸留により単離する必要がなく、底部留分として高純度で生ずるので、低沸点化合物の蒸留は簡単な装置において行うことができる。
低沸点化合物の蒸留的分離のために、一般的に液状成分を含有する反応混合物の蒸留的分離のためのあらゆる装置が適している。適切な装置としては、蒸留塔、例えば泡鐘トレイ、シーブプレート、シーブトレイ、パッキング、もしくは充填体を備えていてよい段塔、または回転ベルトカラム型蒸発器、例えば薄膜蒸発器、流下薄膜蒸発器、強制循環型蒸発器、Sambay型蒸発器等、およびそれらの組み合わせが挙げられる。1つ以上の蒸留工程が直列接続されていてよい。それらの蒸留工程は、同じ装置または異なる装置において行われ得る。
低沸点化合物の蒸留的分離のために適した温度範囲および圧力範囲の選択に際して、当業者は、分離作業の物理的条件(例えば蒸気圧曲線)だけでなく、その一般的な専門知識、および実践的な考察によっても導かれる。
抽出および蒸留を組み合わせることが可能である。このように、反応混合物は、例えばまず抽出にかけて、引き続き蒸留にかけることができ、またはその逆であってよい。抽出および蒸留を組み合わせる場合に、低沸点化合物を分離するために、反応混合物をまず蒸留にかけることが一般的に有利である。低沸点化合物の分離後に得られるノルボルニル(メタ)アクリレートを含有する底部留分は、その後に抽出によってさらに後処理され得る。
本発明による方法によって、ノルボルニル(メタ)アクリレートを高い純度で、かつ高い収率で製造することが可能である。このように、ノルボルニル(メタ)アクリレートを、少なくとも99質量パーセントの純度で単離することができる。この場合に、ノルボルニル(メタ)アクリレートの収率は、少なくとも90パーセントである。
有利には、ノルボルニル(メタ)アクリレート自体を、高い純度を得るために蒸留的分離または精留的分離にかける必要がない。既に説明したように、ノルボルニル(メタ)アクリレートは、低沸点化合物の抽出および/または蒸留的分離によって高い純度で単離され得る。そのことは、ノルボルニル(メタ)アクリレートの製造および単離が比較的簡単な装置で行われ得るというさらなる利点を有する。また単離に際してのノルボルニル(メタ)アクリレートの熱的負荷は軽減され、それにより副生成物の形成は最小限となり得る。
本発明による方法により製造されたノルボルニル(メタ)アクリレートの色数を低下させるために、ノルボルニル(メタ)アクリレートを蒸留することが有利である場合がある。このために、ノルボルニル(メタ)アクリレートは、例えば直接的に蒸留によって反応混合物から単離され得る。ノルボルニル(メタ)アクリレートが低沸点化合物の抽出および/または蒸留的分離により単離された場合に、こうして得られたノルボルニル(メタ)アクリレートを蒸留にかけてもよい。
本発明による方法により製造されるノルボルニル(メタ)アクリレートは、その高い純度に基づいて、ホモポリマーまたはコポリマーの製造のために特に適している。
ノルボルニル(メタ)アクリレートを重合導入された形で含むコポリマーは、硬化性組成物の成分として適している。そのような硬化性組成物は、例えば接着剤、印刷用塗料、特にスクリーン印刷用塗料、印刷用インキにおける使用のためだけでなく、塗料のために、特にプライマー、トップコート、ベースコート、またはクリアコートのためにも適している。また、そのような硬化性組成物は、LCDディスプレイおよびLEDディスプレイのための被覆において、ガラス瓶、特にビール瓶のための被覆において、プラスチックボトル、特にシャンプーボトルのための被覆において、感熱紙のための被覆において、かつ反射性シートのための被覆において使用するために適している。
何も反対のことが示されていない限りは、ppmに関するすべての表記は、その都度の全質量を基準とする。
何も反対のことが示されていない限りは、質量パーセント(質量%)に関するすべての表記は、その都度の全質量を基準とする。
ノルボルニル(メタ)アクリレートの純度の測定は、実験部に示されるようにガスクロマトグラフィーによって行われた。
実験部:
純度は、ガスクロマトグラフィーによって測定した。試料のための溶剤としては、Aldrich社のジクロロメタン(純度99.8%)が使用された。
装置としては、Agilent社のFID検出器とカラムの50m CP−Sil 5 CB 50m×0.25mm×0.25μmとを備えたHewlett Packard社のガスクロマトグラフ(7890B)を使用した。温度プログラムとしては、60℃で開始し、次に15℃/分で280℃にし、280℃で1分間、全所要時間15.7分に調整した。
ハーゼン色数は、Hach Lange社の色数測定装置(LICO 620)で測定し、標準光源Cおよび2°標準観測者についてDIN 5033に相応して計算した。
Figure 0006768973
実施例1:ノルボルニルアクリレートの装入下でのノルボルニルアクリレート:
還流冷却器、マグネティックスターラー、温度計、滴下漏斗、および空気導入部を備える250mLの四ツ口フラスコにおいて、5mLのノルボルニルアクリレートを装入した。0.5mlの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを添加した。40gのノルボルネン、0.1gのMEHQ、および61.5gのアクリル酸からの溶液を、空気導入(1L/時間)、撹拌(280回転/分)、および加熱をしつつ、内部温度が90℃〜92℃となるように滴加した。それをその温度で1時間にわたり後撹拌した。室温に冷却された反応混合物に、300mLのジクロロメタンおよび200mLの12.5%のNaOH溶液を加えて抽出した。相分離させ、その有機相をもう一度100mLの12.5%のNaOH溶液で抽出し、相分離後に濃縮した。71.6gの生成物(94.5%の収率)が99.5質量%の純度で得られた。この生成物を、7mgのMEHQで安定化させた。色数は145ハーゼンであった。
実施例2:ジオキサンの装入下でのノルボルニルアクリレート:
還流冷却器、マグネティックスターラー、温度計、滴下漏斗、および空気導入部を備える250mLの四ツ口フラスコにおいて、5mLのジオキサンを装入した。0.5mlの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを添加した。40gのノルボルネン、0.1gのMEHQ、および61.5gのアクリル酸からの溶液を、空気導入(1L/時間)、撹拌(280回転/分)、および加熱をしつつ、内部温度が90℃〜92℃となるように滴加した。それをその温度で1時間にわたり後撹拌した。室温に冷却された反応混合物に、300mLのジクロロメタンおよび200mLの12.5%のNaOH溶液を加えて抽出した。相分離させ、その有機相をもう一度100mLの12.5%のNaOH溶液で抽出し、相分離後に濃縮した。65.5gの生成物(92.8%の収率)が99.5質量%の純度で得られた。この生成物を、7mgのMEHQで安定化させた。色数は74ハーゼンであった。
実施例3:ジオキサンの装入下でのノルボルニルメタクリレート:
還流冷却器、マグネティックスターラー、温度計、滴下漏斗、および空気導入部を備える500mLの四ツ口フラスコにおいて、7.5mLのジオキサンを装入した。0.9mlの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを添加した。75.1gのノルボルネン、0.22gのMEHQ、および138gのメタクリル酸からの溶液を、空気導入(1L/時間)、撹拌(500回転/分)、および加熱をしつつ、内部温度が90℃〜95℃となるように滴加した。それをその温度で1時間にわたり後撹拌した。室温に冷却された反応混合物に、200mLのジクロロメタンおよび300mLの12.5%のNaOH溶液を加えて抽出した。相分離させ、その有機相をもう一度100mLの12.5%のNaOH溶液で抽出し、相分離後にそれぞれ100mLの水でさらに2回抽出し、それぞれ相を分離し、有機相を濃縮した。136gの生成物(94.7%の収率)が99.7質量%の純度で得られた。この生成物を、13.6mgのMEHQで安定化させた。色数は136ハーゼンであった。
実施例4:ノルボルニルメタクリレートの装入下でのノルボルニルメタクリレート:
還流冷却器、マグネティックスターラー、温度計、滴下漏斗、および空気導入部を備える500mLの四ツ口フラスコにおいて、5gのノルボルニルメタクリレートを装入した。1mlの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを添加する。75.1gのノルボルネン、0.22gのMEHQ、および137.5gのメタクリル酸からの溶液を、空気導入(1L/時間)、撹拌(500回転/分)、および加熱をしつつ、内部温度が95℃〜97℃となるように滴加する。それをその温度で1時間にわたり後撹拌した。室温に冷却された反応混合物に、200mLのジクロロメタンおよび300mLの12.5%のNaOH溶液を加えて抽出した。相分離させ、その有機相をもう一度100mLの12.5%のNaOH溶液で抽出し、相分離後にそれぞれ100mLの水でさらに2回抽出し、それぞれ相を分離し、有機相を濃縮した。145gの生成物(97.6%の収率)が99.9質量%の純度で得られた。この生成物を、14.6mgのMEHQで安定化させた。色数は206ハーゼンであった。
実施例5:メタクリル酸の装入下でのノルボルニルメタクリレート:
Normag抽出器、マグネティックスターラー、温度計、滴下漏斗、および空気導入部を備える2Lの四ツ口フラスコにおいて、202gのメタクリル酸、0.56gのMEHQ、ならびに2.5mLの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを装入した。該混合物を、撹拌(500回転/分)および空気導入(1L/時間)をしつつ加熱し、275gのノルボルネンおよび100gのメタクリル酸の溶液を、内部温度が93℃〜97℃となるように滴加した。添加が完了した後に、さらに3.5時間にわたり後撹拌した。過剰な酸を真空中で留去した。室温に冷却された反応混合物を30%のNaOHで抽出し(105g)、相分離させた。それに引き続き、250mLの水および50mLの飽和食塩溶液と、100mLの水および150mLの飽和食塩溶液とによる2回のさらなる抽出および相分離を行った。その有機相に50mgのMEHQを加えて60℃で5.5mbarまで濃縮することで、微量の水および任意のメタクリル酸を除去し、引き続き濾過した。493.4gの生成物(93.7%の収率)が99.4質量%の純度で得られた。色数は81ハーゼンであった。
実施例6:メタクリル酸の装入下でのノルボルニルメタクリレート:
還流冷却器、マグネティックスターラー、温度計、加熱可能な滴下漏斗、および空気導入部を備える500mLの四ツ口フラスコにおいて、54.9gのメタクリル酸および26mgのMEHQを装入した。0.65mlの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを添加した。50gの溶融ノルボルネンを、空気導入(1L/時間)、撹拌(500回転/分)、および加熱をしつつ、内部温度が85℃〜105℃となるように滴加した。それを94℃で5.8時間にわたり後撹拌した。室温に冷却された反応混合物に、200mLのジクロロメタンおよび20gの50%のNaOH溶液を加えて抽出した。相分離させ、その有機相を、それぞれ100mLの12.5%の水性食塩溶液でさらに2回抽出し、それぞれ相を分離し、有機相を60℃で5.5mbarで濃縮することで、微量の水および任意のメタクリル酸を除去した。濾過後に、92gの生成物(96.1%の収率)が99.6質量%の純度で得られた。色数は150ハーゼンであった。
実施例7:メタクリル酸の装入下でのノルボルニルメタクリレート:
Normag抽出器、マグネティックスターラー、温度計、滴下漏斗、および空気導入部を備える2Lの四ツ口フラスコにおいて、258gのメタクリル酸、0.78gのMEHQ、ならびに2.5mLの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを装入した。該混合物を、撹拌(500回転/分)および空気導入(1L/時間)をしつつ加熱し、275gのノルボルネンおよび245gのメタクリル酸の溶液を、内部温度が92℃〜97℃となるように滴加した。添加が完了した後に、さらに3時間にわたり後撹拌した。過剰な酸を一部真空中で留去した。室温に冷却された反応混合物を30%のNaOHで抽出し(122g)、相分離させた。それに引き続き、それぞれ250mLの水および50mLの飽和食塩溶液による2回のさらなる抽出および相分離を行った。その有機相を60℃で5.5mbarまで濃縮することで、微量の水および任意のメタクリル酸を除去し、引き続き濾過した。508.5gの生成物(96.6%の収率)が99.8質量%の純度で得られた。最終生成物を、51mgのMEHQで安定化させた。色数は39ハーゼンであった。
比較例1:ノルボルネンの装入下でのノルボルニルアクリレート:
還流冷却器、マグネティックスターラー、温度計、滴下漏斗、および空気導入部を備える250mLの四ツ口フラスコにおいて、40gのノルボルネンを装入し、溶融させた。0.1gのMEHQおよび0.5mlの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを添加した。61.5gのアクリル酸を、初めは50℃の内部温度で滴加した。滴加の完了後に内部温度は76℃であった。温度を90℃に高め、5時間にわたり後撹拌した。室温に冷却された反応混合物に、300mLのジクロロメタンおよび250mLの8%のNaHCO溶液を加えて抽出した。さらに30gのNaHCOを添加した。相分離させ、その有機相をもう一度250mLの8%のNaHCO溶液で抽出し、相分離後に濃縮した。55.3gの生成物が70.8質量%の純度で得られた。その生成物も最終的に安定化された?。
比較例2:アクリル酸の装入下でのノルボルニルアクリレート:
還流冷却器、マグネティックスターラー、温度計、加熱可能な滴下漏斗、および空気導入部を備える500mLの四ツ口フラスコにおいて、76.5gのアクリル酸および52mgのMEHQを装入した。0.65mlの三フッ化ホウ素ジメチルエーテラートを添加した。50gの溶融ノルボルネンを、空気導入(1L/時間)、撹拌(500回転/分)、および加熱をしつつ、内部温度が85℃〜100℃となるように滴加した。それを94℃で5.3時間にわたり後撹拌した。室温に冷却された反応混合物に、20gの50%のNaOH溶液を加えて抽出した。相分離させ、その有機相を、それぞれ100mLの12.5%の水性食塩溶液でさらに2回抽出し、それぞれ相を分離し、有機相を60℃で5.5mbarで濃縮することで、微量の水および任意のアクリル酸を除去した。濾過後に、91gの生成物(95.1%の収率)が97質量%の純度で得られた。色数は34ハーゼンであった。

Claims (14)

  1. 触媒としての三フッ化ホウ素の存在下でノルボルネンと(メタ)アクリル酸とを反応させることによるノルボルニル(メタ)アクリレートの製造方法であって、
    a)三フッ化ホウ素を(メタ)アクリル酸中に装入し、
    b)その装入物を75℃〜110℃の温度に加熱し、
    c)ノルボルネンを添加し、そして
    d)得られたノルボルニル(メタ)アクリレートを反応混合物から単離する、
    ことを特徴とする、製造方法。
  2. 触媒としての三フッ化ホウ素の存在下でノルボルネンと(メタ)アクリル酸とを反応させることによるノルボルニル(メタ)アクリレートの製造方法であって、
    a)三フッ化ホウ素を有機溶剤中に装入し、
    b)その装入物を75℃〜110℃の温度に加熱し、
    c)ノルボルネンおよび(メタ)アクリル酸を含有する混合物を添加し、そして
    d)得られたノルボルニル(メタ)アクリレートを反応混合物から単離する、
    ことを特徴とする、製造方法。
  3. 三フッ化ホウ素を、ノルボルネンの量に対して0.1モルパーセント〜5モルパーセントの量で使用することを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 三フッ化ホウ素を、ノルボルネンの量に対して0.5モルパーセント〜1.5モルパーセントの量で使用することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 三フッ化ホウ素を、ジエチルエーテラート、ジメチルエーテラート、またはこれらの任意の混合物として使用することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記有機溶剤は、エーテル、ノルボルニル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、またはこれらの任意の混合物であることを特徴とする、請求項2から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記有機溶剤は、(メタ)アクリル酸であることを特徴とする、請求項6記載の方法。
  8. 前記反応は安定剤の存在下で行われ、その安定剤は、フェノチアジン、1種以上のフェノール性化合物、1種以上のN−オキシル、またはこれらの任意の混合物であることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 前記安定剤は、パラ−メトキシフェノール(MEHQ)であることを特徴とする、請求項8記載の方法。
  10. 前記反応は、酸素の存在下で行われることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. (メタ)アクリル酸を、ノルボルネンの量に対して100モルパーセント〜1000モルパーセントの量で使用することを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 前記反応混合物からのノルボルニル(メタ)アクリレートの単離は、1つ以上の抽出工程を含むことを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 前記反応混合物からのノルボルニル(メタ)アクリレートの単離は、易揮発性化合物の蒸留による分離を含むことを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. こうして単離されたノルボルニル(メタ)アクリレートは、少なくとも99質量パーセントの純度を有することを特徴とする、請求項12または13記載の方法。
JP2019540616A 2017-01-27 2018-01-22 (メタ)アクリル酸ノルボルニルエステルの製造方法 Active JP6768973B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP17153566 2017-01-27
EP17153566.9 2017-01-27
PCT/EP2018/051381 WO2018138025A1 (de) 2017-01-27 2018-01-22 Verfahren zur herstellung von (meth)acrylsäurenorbornylestern

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020506185A JP2020506185A (ja) 2020-02-27
JP6768973B2 true JP6768973B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=57909543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019540616A Active JP6768973B2 (ja) 2017-01-27 2018-01-22 (メタ)アクリル酸ノルボルニルエステルの製造方法

Country Status (15)

Country Link
US (1) US11028040B2 (ja)
EP (1) EP3573946B1 (ja)
JP (1) JP6768973B2 (ja)
KR (1) KR102112235B1 (ja)
CN (1) CN110198925B (ja)
AU (1) AU2018213816B2 (ja)
BR (1) BR112019015152B1 (ja)
CA (1) CA3050038C (ja)
ES (1) ES2859667T3 (ja)
MX (1) MX2019008908A (ja)
MY (1) MY197504A (ja)
RU (1) RU2730856C1 (ja)
SG (1) SG11201906488RA (ja)
WO (1) WO2018138025A1 (ja)
ZA (1) ZA201905540B (ja)

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1954548C3 (de) 1969-10-30 1975-11-13 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur Herstellung von Dihydrodicyclopentadienylacrylat aus Dicyclopentadien und Acrylsäure in Gegenwart saurer Katalysatoren
US4319009A (en) * 1978-01-03 1982-03-09 The Dow Chemical Company Cycloaliphatic acrylate compositions
JPH03148239A (ja) 1989-11-02 1991-06-25 Mitsui Petrochem Ind Ltd カルボン酸多環式アルキルエステルの製造方法
JP4163400B2 (ja) * 2000-07-28 2008-10-08 三菱化学株式会社 (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
JP2004210732A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Fuji Photo Film Co Ltd 不飽和モノカルボン酸エステルの製造方法、光学部材用重合性組成物および光学部材
CN101010286A (zh) * 2004-08-19 2007-08-01 三菱化学株式会社 2-甲基金刚烷-2-基(甲基)丙烯酸酯的制造方法以及2-甲基金刚烷-2-基(甲基)丙烯酸酯
CN101348543B (zh) 2008-07-28 2011-01-26 北京大学 一种单体组合物的制备方法
CN102108051A (zh) * 2010-12-03 2011-06-29 上海博康精细化工有限公司 冰片烯酯及其制备方法
CN107428771B (zh) 2015-02-26 2020-06-12 巴斯夫欧洲公司 制备异山梨醇二(甲基)丙烯酸酯的方法
RU2702013C2 (ru) 2015-02-26 2019-10-03 Басф Се Способ получения изосорбидэтоксилатди(мет)акрилата
JP2018511492A (ja) 2015-03-03 2018-04-26 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 3dプリンティングによる三次元構造の製造方法
SG11201706614XA (en) 2015-03-03 2017-09-28 Basf Se Method for producing a tridimensional structure using two pre-supporting materials
TWI695848B (zh) 2015-03-03 2020-06-11 德商巴斯夫歐洲公司 銀奈米線與基於(甲基)丙烯酸酯之封端劑的合成
WO2016165979A1 (de) 2015-04-15 2016-10-20 Basf Se Dihydrooligocyclopentadienyl(meth)acrylate
ES2917178T3 (es) 2015-07-09 2022-07-07 Basf Se Composiciones curables
EP3322764B1 (de) 2015-07-16 2020-09-09 Basf Se Schmelzklebstoff, enthaltend poly(meth)acrylat aus alky(meth)acrylaten und aus bestimmten heterocyclische gruppen enthaltenden (meth)acrylaten
JP2019500362A (ja) 2015-12-15 2019-01-10 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se ヒドロキシベンゾフェノンポリグリコールエーテル(メタ)アクリレートの製造方法
SG11201900007VA (en) 2016-08-05 2019-02-27 Basf Se Macromonomers containing polyisobutene groups, and homopolymers or copolymers thereof

Also Published As

Publication number Publication date
CA3050038A1 (en) 2018-08-02
KR102112235B1 (ko) 2020-05-19
KR20190094473A (ko) 2019-08-13
CA3050038C (en) 2020-06-09
EP3573946B1 (de) 2020-12-16
AU2018213816B2 (en) 2020-01-02
US11028040B2 (en) 2021-06-08
MY197504A (en) 2023-06-19
BR112019015152A2 (pt) 2020-03-24
US20200407309A1 (en) 2020-12-31
RU2730856C1 (ru) 2020-08-26
CN110198925B (zh) 2022-08-30
JP2020506185A (ja) 2020-02-27
MX2019008908A (es) 2019-09-13
BR112019015152B1 (pt) 2023-05-09
CN110198925A (zh) 2019-09-03
SG11201906488RA (en) 2019-08-27
AU2018213816A1 (en) 2019-08-22
ZA201905540B (en) 2021-05-26
EP3573946A1 (de) 2019-12-04
WO2018138025A1 (de) 2018-08-02
ES2859667T3 (es) 2021-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10669232B2 (en) Processes and systems for recovering methanesulfonic acid in purified form
EP3612515B1 (en) Process for purifying alkanesulfonic anhydride and process for producing alkanesulfonic acid using the purified alkanesulfonic anhydride
KR102629665B1 (ko) 알칸설폰산의 제조 방법
EP3533785B1 (en) Pentamethylene diisocyanate production method
CN108137469A (zh) 改进的用于制备聚合物级的(甲基)丙烯酸的方法
JP2011173935A (ja) 高純度トリアルキルガリウム及びその製法
JP6768973B2 (ja) (メタ)アクリル酸ノルボルニルエステルの製造方法
KR20170133359A (ko) 지방족 카르복실산의 tert-부틸 에스테르의 제조
JP2021506808A (ja) グリセリンカーボネートメタクリレートの製造方法
US9428437B2 (en) Method for dehydrating alpha-substituted carboxylic acids
CN111100036A (zh) 一种1-氰基-2-丙烯基乙酸酯的制备方法及装置
US2926204A (en) Method of making propargyl chloride
JPH1059935A (ja) N−置換マレイミド類の製造方法
US3133954A (en) Process for preparing chlorinated cyanoesters
WO2014051971A1 (en) Process for producing mma and/or maa from acetone cyanohydrin and sulfuric acid
CN116670121A (zh) (甲基)丙烯酸缩水甘油酯组合物
JP2008127311A (ja) インデン誘導体のディールスアルダー反応組成物
EP3293170A1 (en) Chloroalkene production method accompanied with dehydrochlorination reaction
PL225792B1 (pl) Sposób ciągłego otrzymywania bezwodnej chlorohydryny etylenowej
JP2015196658A (ja) ヒドロキシルアミンを含有する有機溶媒の蒸留方法
JP2003206302A (ja) ビニル単量体の重合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190822

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190822

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6768973

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250