JP6749800B2 - ウェザーストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、サッシレスドア型自動車のドア開口部の周縁部に取付けられるウェザーストリップに関する。
従来から、ハードトップ車等のサッシレスドア型自動車に関し、その車体開口部の周縁部におけるシール性、遮音性等の向上を図るために、様々な構造を有するウェザーストリップの研究・開発が進められている。
図4を参照して、ウェザーストリップの構造の参考例について説明する。図4(a)は、参考例に係るウェザーストリップが取付けられたサッシレスドア型自動車のドア開口部付近の概略構成を示す斜視図であり、図4(b)は、同図(a)に示すウェザーストリップにおいて、ドア閉時のウェザーストリップとドアガラスとの位置関係を示す模式図である。
先ず、図4(a)に示すように、自動車300のフロントピラー531の下端部からルーフ532を経由してセンターピラー533の下端部までの車体側の領域には、ドア開口部510の周縁部520とサッシレスドア524のドアガラス525との間をシールするウェザーストリップ400が取付けられている。
次に、上述したウェザーストリップ400の構造の詳細について、さらに図4(b)を加えて説明する。
図4(b)に示すように、ウェザーストリップ400は、周縁部520に沿って固定される基底部401と、基底部401の一方端から立ち上がり、サッシレスドア524を閉じた際にドアガラス525の周縁部をシールするシール部402と、基底部401の他方端から立ち上がるシールリップ部403と、シール部402とシールリップ403との間において基底部401から立ち上がるストッパー部404とを備えている。シールリップ部403はシール部402側が開放された樋状に形成されており、自動車300のルーフ532から流れ落ちる雨水や洗浄水等を受け取るように構成されている。
サッシレスドア524が閉じられると、ドアガラス525の先端面526はシール部402と弾接し、ドアガラス525の車内側の側面527はシールリップ部403と弾接する。また、ストッパー部404は、サッシレスドア524が閉じられた状態において、ドアガラス525と弾接するシールリップ部403が車内側へ移動することを規制する。
ところで、上述の構造を有するウェザーストリップ400の場合、サッシレスドア524を閉じることによって、基底部401、シールリップ部403、ストッパー部404およびドアガラス525によって囲まれる第1の空間内に空気が入り込む。この空気はサッシレスドア524を閉じようとする力によって、図4(b)中、矢印Pa方向に流れようとする。
しかしながら、矢印Pa方向の先にはサッシレスドア524のパネル部(図示せず)があるために、第1の空間内に入り込んだ空気を外に排出することができない。そのため、サッシレスドア524を閉じる際、自動車300のベルトラインBLからロック部にかけての付近で急激に反力が発生し、その結果、サッシレスドア524の閉じ性能が悪化してしまう場合がある。
また、上記のようなウェザーストリップ400の構造の場合には、シールリップ部403によって受け取られた雨水等が、シールリップ403のシール部402側先端を伝って、基底部401、シール部402、ストッパー部404およびドアガラス525によって囲まれる第2の空間内に漏出してしまう場合がある。ところがこの第2の空間はサッシレスドア524を閉じた状態においてドアガラス525の先端付近に位置しているため、例えばドアガラス525に対して何らかの負荷がかかった場合には、センターピラー533側において第2の空間内に漏出した水が、さらにはウェザーストリップ400を取付けるためのシール面(図示せず)にまで滲出してしまい、最悪の場合には、その水が自動車300の車内に浸水してしまう場合がある。
ところで、特許文献1および2には、図4(b)に示したものとは別のウェザーストリップが開示されている。ただし、特許文献1に係るウェザーストリップは、ウェザーストリップの構造の簡素化を目的としたものである。また、特許文献2に係るウェザーストリップは、サッシレスドア車のドアと車体のドア開口との間のシール構造を、ドアガラスを上下方向直線状に昇降させることができ、かつ簡素な構造とすることを目的としたものである。それゆえ特許文献1および2に開示のウェザーストリップは、それらの構造が図4(b)で示したウェザーストリップ400の構造と異なるものであり、これら特許文献には、図4(b)で示すウェザーストリップの上記問題点を解決するための手段は開示も示唆もされていない。
実公平7−37969号公報(1990年10月11日公開) 特開平9−295514号公報(1997年11月18日公開)
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、サッシレスドア型自動車におけるドアの閉じ性能の悪化が回避されるとともに、車内への水の浸水を防止できるウェザーストリップを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るウェザーストリップは、自動車におけるサッシレスドア開口部の、少なくともルーフサイドからピラーに亘る周縁部に取付けられるウェザーストリップであって、周縁部に沿って固定される基底部と、基底部の一方端から立ち上がり、サッシレスドア開口部がサッシレスドアによって閉じられたドア開口部閉状態において、ドアガラスの周縁端面に弾接するシール部と、基底部の他方端から立ち上がり、ドア開口部閉状態において、ドアガラスの側面に弾接するシールリップ部と、シール部とシールリップ部との間において基底部から立ち上がり、ドア開口部閉状態において、シールリップ部と弾接したドアガラスの車内側への移動を規制するストッパー部と、を有しており、ストッパー部には、ドア開口部閉状態において、基底部、シールリップ部、ストッパー部およびドアガラスによって囲まれて形成される第1経路と、基底部、シール部、ストッパー部およびドアガラスによって囲まれて形成される第2経路とを、ルーフサイド側において連通させる開放領域が形成されている。
上記構成によれば、ドア開口部閉状態において自動車のルーフサイド側の第1経路を流れる空気の一部は、開放領域を介して第2経路に流れていくことも可能である。これにより自動車のピラー側において第1経路を流れる空気量は減少するため、サッシレスドアを閉じる際、自動車のベルトラインからロック部にかけての付近で急激に反力が発生することを回避することができる。それゆえ、急激な反力の発生によるドア閉じ性能の悪化を防止することができる。
また、上記構成によれば、ドア開口部閉状態において自動車のルーフサイド側において第2経路を流れる水は、開放領域を介して第1経路に流れていく。これにより自動車のピラー側において水はピラー側から離れた第1経路を流れるため、ドアガラスに対して何らかの負荷がかかっても、水がピラー側へと滲出する虞がない。そのため、上記構成によれば、車内への水の浸水を防止することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るウェザーストリップにおいて、ストッパー部は、開放領域を介して第1ストッパー部および第2ストッパー部に分けられており、自動車の車体が水平状態にあるときに、鉛直方向において、第1ストッパー部の最上部は、第2ストッパー部の最上部よりも低い位置にあることが好ましい。
上記構成によれば、自動車のルーフサイド側において、第2経路を流れる水は開放領域を介して第1経路に効率よく流れていくため、車内への水の浸水防止効果が向上する。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るウェザーストリップは、開放領域において、第2ストッパー部の端部は、第1ストッパー部の端部から離れるようにして鉛直上側に延びていることが好ましい。
上記構成によれば、自動車の車体前方が傾斜した状態であっても、自動車のルーフサイド側において、第2経路を流れる水は開放領域を介して第1経路に効率よく流れていく。そのため、例えば自動車が上り坂を走行中であっても、車内への水の浸水防止効果が得られる。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るウェザーストリップにおいて、ストッパー部は、ウェザーストリップにおける他の部位よりも固い弾性体で形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、ウェザーストリップの経年劣化を防ぐことができる。
本発明の一態様に係るウェザーストリップは、サッシレスドア型自動車におけるドアの閉じ性能の悪化が回避されるとともに、車内への水の浸水を防止できるという効果を奏する。
(a)は、本発明の一実施形態に係るウェザーストリップが取付けられた、サッシレスドア型自動車の側面図であり、(b)は、同図(a)に示した自動車のフロント側のドア開口部周辺の概略構成を示す斜視図である。 (a)は、図1に示した自動車の車体が水平状態にあるときの自動車の側面図であり、(b)は、同図(a)に示した自動車の状態において、ドア閉時におけるウェザーストリップとドアガラスとの位置関係を示す模式図である。 (a)は、図1に示した自動車の車体前方が上方向に傾斜した状態にあるときの自動車の側面図であり、(b)は同図(a)に示した自動車の状態において、ドア閉時におけるウェザーストリップとドアガラスとの位置関係を示す模式図である。 (a)は、参考例に係るウェザーストリップが取付けられたサッシレスドア型自動車のドア開口部付近の概略構成を示す斜視図であり、同図(b)は、同図(a)に示すウェザーストリップにおいて、ドア閉時のウェザーストリップとドアガラスとの位置関係を示す模式図である。
<ウェザーストリップの取付け例>
先ず、図1を参照して、本発明に係るウェザーストリップが取付けられた自動車における、ドア開口部周辺の構造について説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態に係るウェザーストリップが取付けられた、サッシレスドア型自動車の側面図であり、(b)は、同図(a)に示した自動車のフロント側のドア開口部周辺の概略構成を示す斜視図である。
図1(a)および(b)に示すように、ハードトップ車(自動車)100のフロント側のドア開口部(サッシレスドア開口部)101の周縁部102には、当該周縁部102とフロントドアガラス(ドアガラス)107との間をシールする、弾性体から形成されたウェザーストリップ1が取付けられている。具体的には、フロントピラー(ピラー)103の下端部からルーフサイド106を経由してセンターピラー(ピラー)104の下端部までの車体側の領域に、ウェザーストリップ1が取付けられている。
より詳細には、周縁部102とは、ベルトラインBL(サッシレスドアのドアパネルとドアガラスとの境界線付近)より上部にてドアガラス107の外周縁がドア閉時に直接当接するフロント側のドア開口部101の周縁部102を指す。
なお、本明細書において「ドア閉時」とは、ドア開口部101がフロント側のドア(サッシレスドア)118によって閉じられたドア開口部101の閉状態のことを指す。以下、ドア開口部101の閉状態を「ドア閉時」ということがある。また、ウェザーストリップ1を形成する弾性体の詳細については後述する。
また、図1の(b)に示すように、ウェザーストリップ1における第1型成形部1aおよび第1押出成形部1bが一体化して、フロントピラー103およびルーフサイド106をシールする部位を形成している。また、ウェザーストリップ1における第2型成形部1cおよび第2押出成形部1dが一体化して、センターピラー104をシールする部位を形成している。さらに、第1押出成形部1bおよび第2押出成形部1dは、周縁部102におけるセンターピラー104とルーフサイド106との連結箇所付近の領域に配置される、略L字形状の第3型成形部1eと一体化することにより連結している。
ウェザーストリップ1における、フロントピラー103およびルーフサイド106をシールする部位については、先ず、第1押出成形部1bを通常の押出機などを用いて押出成形する。次に、第1押出成形部1bの端部を金型にセットして、インジェクション成型機またはトランスファー成型機を使用して第1型成形部1aを金型成形する。これにより、ウェザーストリップ1における第1型成形部1aと第1押出成形部1bとが一体化して成形される。ウェザーストリップ1におけるセンターピラー104をシールする部位についても、上述の方法と同様の方法によって、ウェザーストリップ1における第2型成形部1cと第2押出成形部1dとが一体化して成形される。
最後に、第1押出成形部1bにおける第1型成形部1aが形成されていない方の端部、および第2押出成形部1dにおける第2型成形部1cが形成されていない方の端部を金型にセットし、インジェクション成型機等を使用して第3型成形部1eを金型成形する。これにより、第1押出成形部1bおよび第2押出成形部1dが第3型成形部1eと一体化してウェザーストリップ1が形成される。
<ウェザーストリップの構造>
次に、図2を参照して、図1で説明したウェザーストリップ1の構造について説明する。図2(a)は、図1で示した自動車の車体が水平状態にあるときの自動車の側面図であり、(b)は、同図(a)に示した自動車の状態において、ドア閉時におけるウェザーストリップとドアガラスとの位置関係を示す模式図である。なお、本明細書において「水平状態」とは、図2(a)に示すように、鉛直方向に対して垂直な方向と、自動車100の車体が搭載されている搭載面351とのなす角度が0°である状態をいう。
図2(b)に示すように、ウェザーストリップ1は、周縁部102に沿って固定される基底部201と、基底部201の一方端から立ち上がるシール部202と、基底部201の他方端から立ち上がり、シール部202側が開放された樋状のシールリップ部203と、シール部202とシールリップ部203との間において基底部201から立ち上がるストッパー部204とを有している。
シール部202はルーフサイド106(図1(b)参照)側において中空形状を有しており、ドア閉時にはドアガラス107の周縁端面108に弾接するように構成されている。シールリップ部203は、シール部202に向かって延びる舌片を有することによってシール部202側が開放された樋状に形成されており、ドア閉時には、ドアガラス107の車内側の側面110に弾接するように構成されている。ストッパー部204は、ドア閉時において、ドアガラス107の側面110に弾接したシールリップ部203が車内側に移動するのを規制している。
ストッパー部204には、ルーフサイド106(図1参照)側においてその一部分が切り離されることによって開放領域207が形成されている。ストッパー部204は、開放領域207を介して第1ストッパー部211および第2ストッパー部212に分けられている。
また、ストッパー部204は、図2(a)に示す自動車100の車体の水平状態において、鉛直方向における第1ストッパー部211の最上部の位置(図2中、「h1」として示す)は、第2ストッパー部212の最上部の位置(図2中、「h2」として示す)よりも低くなるように設けられている。
このような構成において、ドア閉時には、図2(b)に示すように、ウェザーストリップ1とドアガラス107とによって囲まれてなる空間が形成される。以下、基底部201、シールリップ部203、ストッパー部204およびドアガラス107によって囲まれて形成される空間を第1経路(図2(b)中、一点鎖線として示す)とする。また、基底部201、シール部202、ストッパー部204およびドアガラス107によって囲まれて形成される空間を第2経路(図2(b)中、二点鎖線として示す)とする、そうすると、本実施形態では、第1経路は自動車100のルーフサイド106(図1(a)参照)側において、開放領域207を介して第2経路に連通している。
したがって、ウェザーストリップ1によれば、ドア118を閉じる際、第1経路を流れる空気の一部は、ルーフサイド106(図1(a)参照)側において、開放領域207を介して第2経路に流れていく。すなわちこのときの空気の流れは、図2(b)で示す矢印Pa方向となる。このように、ウェザーストリップ1によれば、センターピラー104(図1(a)を参照)側において第1経路を流れる空気量は減少するため、自動車100のベルトラインからロック部(いずれも図示せず)にかけての付近で急激に反力が発生する虞はない。それゆえ、ウェザーストリップ1によれば、急激な反力の発生によるドア118の閉じ性能の悪化を防止することができる。
また、ウェザーストリップ1によれば、ドア閉時にシールリップ部203のシール部202側先端を伝って第2経路に雨水等が漏出しても、ルーフサイド106(図1(a)参照)側において、第2経路を流れる水は、開放領域207を介して第1経路に流れていく。すなわちこのときの水の流れは、図2(b)で示す矢印Pw方向となる。それゆえセンターピラー104(図1(b)参照)側において水はセンターピラー104から離れた第1経路を流れるため、ドアガラス107に対して何らかの負荷がかかっても、水がセンターピラー104側のウェザーストリップ1のシール面(図示せず)に滲出する虞はない。したがって、ウェザーストリップ1によれば、自動車100の車内への水の浸水を防止することができる。
なお、本実施形態では、ウェザーストリップは周縁部の特定箇所に取付けられる例を挙げて説明したが、本発明のウェザーストリップの取付け箇所はこれに限定されず、自動車のドア開口部の少なくともルーフからピラーに亘る周縁部に取付けられるものであればよい。
また、本実施形態では、シール部およびシールリップ部はそれぞれ図2(b)に示したように特定形状を有しているが、これらの形状は本実施形態に示す形状に限定されるものではなく、ドア閉時に少なくともシール部およびシールリップ部の各々がドアガラスに弾接する構成であれば、他の形状を有していてもよい。
さらに、本実施形態では、ストッパー部に形成された開放領域の数は1つであるが、開放領域の数はこれに限定されず、2つ以上であってもよい。
さらに、本実施形態では、ストッパー部が特定形状を有しており、鉛直方向における第1および第2ストッパーの最上部はそれぞれ特定の位置に設けられているが、本発明に係る第1および第2ストッパー部の形状および位置はこれらに限定されず、少なくとも自動車のルーフ側において、第1ストッパー部と第2ストッパー部との間に、第1経路と第2経路とを連通させる開放領域が形成されるような構成であればよい。
さらに、本実施形態では、ウェザーストリップを特定の自動車に取付ける例について説明したが、本発明に係るウェザーストリップの取付け対象となる自動車は、サッシレスドア型の自動車であれば、どのような種類の自動車であってもよい。したがって、例えば上述したハードトップ車の代わりに、例えばルーフが開口可能なコンバーチブル車への適用も可能である。
続いて、本実施形態に係るウェザーストリップの好ましい一実施形態について、図3を参照して説明する。なお、本明細書において既に説明した部材には同じ参照符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図3(a)は、図1に示した自動車の車体前方が上方向に傾斜した状態にあるときの自動車の側面図であり、(b)は同図(a)に示した自動車の状態において、ドア閉時におけるウェザーストリップとドアガラスとの位置関係を示す模式図である。なお、本明細書において、「車体前方が上方向に傾斜した状態」とは、自動車100の車体前方、すなわち自動車100の図示しないハンドル側が、図2(a)に示した水平状態から上方向に傾斜した状態をいう。言い換えれば、自動車100が搭載されている搭載面351が、図2(a)に示す状態から傾斜した状態をいう。
本発明に係る好ましい実施形態において、ウェザーストリップ1は、図3(b)に示すように、開放領域207側において、第2ストッパー部212の端部232は、第1ストッパー部211の端部231から離れるようにして鉛直上側に延びている。
このような構成とすれば、図3(a)に示すように自動車100の車体前方が傾斜した状態であっても、自動車100のルーフサイド106(図1(a)参照)側において、第2経路を流れる水は開放領域207を介して第1経路に効率よく流れていく。そのため、例えば自動車100が上り坂を走行中であっても、車内への水の浸水防止効果が得られる。
なお、上述したように、本実施形態において、ウェザーストリップ1は、ゴム材料等の弾性体から形成されている。弾性体を構成する弾性材料として、例えば、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体)、IR(イソプレンゴム)、CR(クロロプレンゴム)、熱可塑性エストラマー(オレフィン系またはスチレン系熱可塑性エストラマー)、軟質のポリ塩化ビニル等を挙げることができる。これら弾性材料は、スポンジ状であっても、ソリッド状であってもよい。また、本実施形態に係るウェザーストリップは、1種類の弾性材料から構成されていてもよく、異なる2種類以上の弾性材料から構成されていてもよい。また、ウェザーストリップ1の一部または全体がスポンジ状であっても、ソリッド状であってもよい。
例えば上述したストッパー部を他の部位よりも硬い弾性体で形成すれば、ウェザーストリップの経年劣化を防止することができる。その場合、ウェザーストリップにおいて、シール部およびシールリップ部をそれぞれ比重0.5〜0.65程度のスポンジ状のEPDMから形成してもよい。また、また、例えばストッパー部204を硬度50〜70程度のソリッド状のEPDMから形成してもよい。
なお、本実施形態に係るウェザーストリップは、上述した構成を有するものであればその製造方法は特に限定されるものではない。したがって通常の押出機などを用いて製造することができる。
1 :ウェザーストリップ
101:ドア開口部
100:自動車
102:周縁部
104:センターピラー(ピラー)
106:ルーフサイド
107:ドアガラス
108:周縁端面
201:基底部
202:シール部
203:シールリップ部
204:ストッパー部
207:開放領域
351:搭載面

Claims (4)

  1. 自動車におけるサッシレスドア開口部の、ルーフサイドからピラーに亘る周縁部に取付けられるウェザーストリップであって、
    上記周縁部に沿って固定される基底部と、
    上記基底部の一方端から立ち上がり、上記サッシレスドア開口部がサッシレスドアによって閉じられたドア開口部閉状態において、ドアガラスの周縁端面に弾接するシール部と、
    上記基底部の他方端から立ち上がり、上記ドア開口部閉状態において、上記ドアガラスの側面に弾接するシールリップ部と、
    上記シール部と上記シールリップ部との間において上記基底部から立ち上がり、上記ドア開口部閉状態において、上記シールリップ部と弾接した上記ドアガラスの車内側への移動を規制するストッパー部と、を有しており、
    上記ストッパー部には、上記ドア開口部閉状態において、上記基底部、上記シールリップ部、上記ストッパー部および上記ドアガラスによって囲まれて形成される第1経路と、上記基底部、上記シール部、上記ストッパー部および上記ドアガラスによって囲まれて形成される第2経路とを、上記ルーフサイド側において連通させる開放領域が形成されており、
    上記ストッパー部は、上記開放領域を介して第1ストッパー部および第2ストッパー部に分けられており、
    上記自動車の車体が水平状態にあるときに、鉛直方向において、上記第1ストッパー部の最上部は、上記第2ストッパー部の最上部よりも低い位置にあり、
    上記第1ストッパー部は、上記ルーフサイド側に設けられており、上記第2ストッパー部は、上記ピラー側に設けられており、
    上記第1ストッパー部の延伸方向と上記第2ストッパー部の延伸方向とが略直交していることを特徴とするウェザーストリップ。
  2. 上記開放領域側において、上記第2ストッパー部の端部は、上記第1ストッパー部の端部から離れるようにして鉛直上側に延びていることを特徴とする請求項に記載のウェザーストリップ。
  3. 上記ストッパー部は、上記ウェザーストリップにおける他の部位よりも固い弾性体で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のウェザーストリップ。
  4. 上記第2ストッパー部の端部はフロント側に曲がっていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のウェザーストリップ。
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