JP5876387B2 - オープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、可動または取外し自在な非固定式ルーフを有するオープンカーに取り付けられるオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造に関するものである。
従来、図6に示すようなオープンカーには、非固定式ルーフである幌10が備えられていて開閉自在になっている((a)は幌10の閉時,(b)は幌10の開時を示している)。
このようなオープンカーにおいては、フロントピラー1の上端部からフロントガラス2の上端を固定するヘッダ3に沿ってオープンカー用ウェザーストリップ20が略コ字状に取付けられていたり、あるいはヘッダ3の中央部分が存在せずフロントピラー1の上端部からフロントピラー1に沿って取付けられていて、ヘッダ3側では幌10が閉じられたときにヘッダ3と幌10の間をシールし、フロントピラー1側では昇降するドアガラス5に弾接して車内外をシールするようになっている。
そしてオープンカー用ウェザーストリップ20のコーナー部Xは、図7に示すように2つの押出成形部20Y,20Yが型成形により一体成形されてなる型成形部20Xで構成され、図8に示すように、幌10の閉時には幌10の前側角部に弾接する。
図9に示すように、オープンカー用ウェザーストリップ20のコーナー型成形部20Xは、フロントピラー1側ではフロントピラー1に取り付けられる支持部21と、支持部21の車外側に一体成形され昇降するドアガラス5の上端部に弾接する中空シール部22と、支持部21の車内側に一体成形されドアガラス5の車内側面に弾接するシール部23を備えている。
しかし、降雨や洗車などによって幌10の上面に残った水Wは幌10の先端に集まることが多いので、ドア6を開けたりドアガラス5を降ろした際には、図9に示すように、水Wが滴下して車内側に浸入するといった問題があった。
そこで、この対策として、図10に示すように、中空シール部22から車外側に向けて延びるように水受けリップ部24を設け、これによって滴下する水Wを受けて車内側に浸入しないようにしたものが知られている(例えば、特許文献1など)。
特開2006−264594号公報
しかしながら、図10(a)に示したように、中空シール部22に樋状に設けられた水受けリップ24は、図10(b)に示したように、ドアガラス5が閉められると中空シール部22が押圧されることによりその力が水受けリップ部24に伝わって水受けリップ部24は幌10よりも車外側で下向きに突出するように変形してしまう。
このように水受けリップ部24が変形すると幌10との間に隙間Sが生じて外観性が悪化する。また水受けリップ部24が車外側に突出変形すると風切り音にも悪影響を及ぼすことになるとともに、特に下向きに変形すると水受けリップ部24は樋状の形状を維持することができないので水受けリップ部24に沿って前側に水Wを排出させることができず幌10を伝わってきた水Wをその場所で滴下させてしまう。
また、図11(a)に示したように、ドアガラス5と接触する部位を中空シール部22からリップ状のシールリップ部25にかえた場合には、図11(b)に二点鎖線で示したように、ドアガラス5を下降させるときに下側に向けてシールリップ部25が反転することでそのシール機能が発揮されなくなるおそれがある。
さらに特許文献1に記載の発明は、水受けリップ部を硬質のソリッドゴムで成形するとともに中空シール部を軟質のスポンジゴムで成形して、水受けリップ部がドアガラスの挙動の影響を受けて変形することを防止するものであるが、これによれば材質が限定されてしまうのに加えて、ドアガラスは中空シール部に設けられた水受けリップ部の付け根部付近に弾接するので、水受けリップ部は下向きになるように多少変形してしまう。特に水受けリップ部は、中空シール部に対してドアガラスが弾接する位置よりも上側に設けられているため、ドアガラスが中空シール部に弾接するとその押力は大きく水受けリップ部側に伝わりやすい。
そこで、本発明の目的とするところは、ドアガラスを閉めた際の水受けリップ部の変形を大きく抑えつつ優れたシール機能を発揮しうるオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造は、可動または取外し自在な非固定式ルーフ(10)を有する車両のフロントピラー(1)上端部からフロントガラス(2)上端を固定するヘッダ(3)に沿って取付けられる支持部(21)と、前記支持部(21)に一体成形され前記ヘッダ(3)側では前記非固定式ルーフ(10)に弾接しかつ前記フロントピラー(1)側では昇降するドアガラス(5)の上端縁に弾接する中空シール部(22)と、前記フロントピラー(1)側の中空シール部(22)の下部から前記非固定式ルーフ(10)の閉時位置でその非固定式ルーフ(10)の側面下方まで車外側に延びるように設けられた水受けリップ部(24)を備えるオープンカー用ウェザーストリップ(20)のコーナー型成形部(20X)の構造であって、
前記中空シール部(22)における、前記ドアガラス(5)の上端縁が弾接する位置よりも高い位置で車内側に、前記ドアガラス(5)に略平行に延びるスリット状の長孔(30)を形成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記中空シール部(22)は、前記非固定式ルーフ(10)の閉時位置でその非固定式ルーフ(10)の側面下方に位置する第一中空シール部(22A)と、第一中空シール部(22A)よりも前側に位置して押出成形部(20X)に接続される第二中空シール部(22B)からなり、前記第一中空シール部(22A)の上面は、前記第二中空シール部(22B)の上面よりも低く前側では下降して第二中空シール部内に入り込んで第二中空シール部(22B)の下面に連設された堰(22AD)が設けられ、前記第一中空シール部(22A)の前側を袋状に閉じた状態にしたことを特徴とする。
また、本発明は、前記水受けリップ部(24)は、前記第一中空シール部(22A)に設けられ、
前記長孔(30)はその前側が、前記第一中空シール部(22A)に設けられた水受けリップ部(24)よりもさらに前側に延びる位置まで形成されてなることを特徴とする。
また、本発明は、前記長孔(30)はその前側が、前記第一中空シール部(22A)の上面が下降した堰(22AD)まで形成されてなることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、中空シール部の下部から車外側に延びる水受けリップ部を備えるオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部において、ドアガラスの上端縁が中空シール部に弾接するその位置よりも高い位置に、ドアガラスに略平行に延びるスリット状の長孔を形成したので、ドアガラスが中空シール部に弾接した際に中空シール部に生じる押圧力は長孔を形成しない場合と比較して緩和される。また、ドアガラスが弾接する位置は長孔ではなく中空シール部上であるのでシール機能が劣ることもない。
よって、ドアガラスが中空シール部に弾接したときにその影響を受けて水受けリップ部が大きく変形することが防止されるのでルーフから滴下する水を受けて排水する機能が損なわれることはない。
また、長孔の位置は、ドアガラスの上端縁が中空シール部に弾接するその位置よりも車内側で車外側に向けて設けられた水受けリップ部とは逆側になるので、水受けリップ部を伝わった水が長孔を通して車内側に浸入することもない。
また、本発明によれば、中空シール部を第一中空シール部と第二中空シール部から構成し、第二中空シール部の上面よりも低い第一中空シール部の上面を前側に下降させて第二中空シール部内部で下面に連設して第一中空シール部の前側を袋状にしたので、第一中空シール部の前側は堰となる。したがって、第二中空シール部内に浸入した水は前側に確実に排出されるので、例えば、登坂など前側が高くなる場所に車両を止めた場合でも、第一中空シール部側、すなわち後側に水が逆流することが防止される。
さらに、本発明によれば、長孔の前側は、第一中空シール部に設けられた水受けリップ部よりもさらに前側に延びる位置まで形成されているので、ドアガラスの挙動の影響を受けて水受けリップ部が変形することを水受けリップ部の全長にわたって防止することができる。
また、本発明によれば、長孔の前側は、第一中空シール部の上面が下降した堰まで形成され下降傾斜する部位を越えて前側には形成しないようにしたので、第二中空シール部側の水が長孔を介して後側の第一中空シール部側に浸入することはない。また、長孔の形成位置を第一中空シール部の上面が下降傾斜する部位までに設定することで長孔を形成する加工処理化が容易になる。
また、特に本発明と特許文献1に記載の発明を対比した場合でも、特許文献1に記載の発明では、水受けリップ部を硬質のソリッドゴムで成形するとともに中空シール部を軟質のスポンジゴムで成形するといったように材質が限定されるのに対して、本発明は特に材質が限定されるものではない。また、特許文献1に記載の発明では、水受けリップ部の付け根部がドアガラスが弾接する中空シール部の位置にあるのでドアガラスの挙動の影響を大きく受けるのに対して、本発明では水受けリップ部はドアガラスが弾接する中空シール部の位置より下方にあるので長孔を形成することに加えて位置的にもドアガラスの挙動の影響を受けにくい。さらに、特許文献1に記載の発明では、中空シール部に穴が形成されているがこれは水受けリップ部で受けた水を穴を通して上側の中空シール部に流し込むためのものであるので、本発明のように水受けリップ部がドアガラスの挙動の影響を受けにくくするものとは位置的及び形状が相違するのに加えてその目的も相違する。
このように、両者は構成,作用効果及び目的においても大きく相違するものである。
本発明の実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造を示す斜視図である。 図1に示したオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造を車両に適用した状態を示す斜視図である。 図2に示したB−B線拡大断面図であり、(a)はドアガラスの開時,(b)はドアガラスの閉時を示す。 図2に示したC−C線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造を示す斜視図である。 オ−プンカ−を示す側面図であり、(a)は幌の閉時,(b)は幌の開時を示す。 従来例に係るオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造を示す斜視図である。 図7に示したオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造を車両に適用した状態を示す斜視図である。 図8に示したA−A線拡大断面図である。 従来例に係る別のオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造の要部を示す断面図であり、(a)はドアガラスの開時,(b)はドアガラスの閉時を示すもので、図8に示したA−A線拡大断面図に相当する。 従来例に係るさらに別のオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造の要部を示す断面図であり、(a)はドアガラスの開時,(b)はドアガラスの閉時を示すもので、図8に示したA−A線拡大断面図に相当する。 別のオープンカーで幌の開時を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造を示す斜視図である。
図1乃至図4及び図6を参照して、本発明の実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造を示す斜視図であり、図2はその構造を車両に適用した状態を示す斜視図である。また、図3及び図4は、図2のB−B線拡大断面図及びC−C線拡大断面図を示す。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
本発明の実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップは、図6に示すような、非固定式ルーフとして幌10を有するオープンカーに適用されたものであり、支持部21と中空シール部22と水受けリップ部24を主に備えている。
オープンカー用ウェザーストリップ20のコーナー部Xは、図1に示すように2つの押出成形部20Y,20Yが型成形により一体成形されてなる型成形部20Xで構成され、図2に示すように、幌10の閉時にはコーナー型成形部20Xの上面が幌10の前側角部に弾接する。
オープンカー用ウェザーストリップ20の支持部21は、コーナー型成形部20Xにおいてフロントピラー1上端部からフロントガラス2上端を固定するヘッダ3に沿って取付けられている。
また、フロントピラー1側では昇降するドアガラス5の上端部に弾接して車内外をシールする中空シール部22が備っており、ヘッダ3側では幌10が閉じられたときに幌10に弾接してヘッダ3と幌10の間をシールする。中空シール部22は、支持部21の車外側に一体成形されている。
さらに、水受けリップ部24は、フロントピラー1側の中空シール部22の車外側の下部から幌10の閉時位置でその幌10の側面下方まで車外側に延びるように設けられている。水受けリップ部24は、樋状、すなわち下向きに膨出湾曲していて幌10の車外側面に沿って滴下する水Wを下から受けるようになっている。水受けリップ部24の先端は、本実施形態では、幌10の車外側面と面一になる位置まで延びているが幌10の車外側面よりも僅かに車外側に突出するようにしてもよい。
なお、支持部21の車内側にはドアガラス5の車内側面に弾接する中空状(リップ状にしたものであってもよい)のシール部23が一体成形されている。
中空シール部22は、大きさの異なる第一中空シール部22Aと第二中空シール部22Bが接続されている。第一中空シール部22Aは、後側でしかも幌10の閉時位置において幌10の側面下方に位置するように設けられていて、第一中空シール部22Aの上面に幌10が弾接するようになっている。また第二中空シール部22Bは、前側に位置するように設けられさらに前側には押出成形部20Xが接続されている。
また、図4に示すように、第一中空シール部22Aの上面は、第二中空シール部22Bの上面よりも低く前側にいくにしたがって下降傾斜して第二中空シール部22B内に入り込んで最終的には第二中空シール部22Bの下面に連設されている。これによって、第一中空シール部22Aの前側は袋状に閉じた状態にされている。
なお、水受けリップ部24は、第一中空シール部22A側に設けられている。
そして、中空シール部22にはドアガラス5に略平行に延びるスリット状の長孔30が形成されている。長孔30は、図3に示すように、中空シール部22において、ドアガラス5の上端縁が弾接する位置よりも高い位置でしかも車内側に形成されている。
また、長孔30はその前側が、第一中空シール部22Aに設けられた水受けリップ部24よりもさらに前側に延びる位置まで形成されるとともに、第一中空シール部22Aの上面が下降傾斜する部位まで形成されている。
なお、長孔30の後側は、第一中空シール部22A側の後側端部に達するまで形成されるものではなく、後側端部から僅かに前側に寄った位置まで形成されている。
以上のように構成された本実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造によれば、ドアガラス5の上端縁が第一中空シール部22Aに弾接するその位置よりも高い位置に、スリット状の長孔30を形成したので、ドアガラス5が第一中空シール部22Aに弾接した際にその第一中空シール部22Aに生じる押圧力は長孔30を形成しない場合と比較して緩和される。また、ドアガラス5が弾接する位置は長孔30の上では第一中空シール部22Aの上であるのでシール機能が特に劣ることもない。
これによって、ドアガラス5が第一中空シール部22Aに弾接したときにその影響を受けて水受けリップ部24が大きく変形することが防止されるので幌10から滴下する水Wを受けて排水する水受けリップ部24が有する本来の機能が損なわれることはない。
また、長孔30の位置は、ドアガラス5の上端縁が第一中空シール部22Aに弾接するその位置よりも車内側であり、車外側に向けて設けられた水受けリップ部24とは逆側になるので、水受けリップ部24を伝わった水Wが長孔30を通して車内側に浸入することもない。
また、第一中空シール部22Aの上面を前側に下降傾斜させて第二中空シール部22B内部でその下面に連設して第一中空シール部22Aの前側を袋状にした堰22ADを設けたので、第一中空シール部22Aの前側は水用の堰となり、これにより、第二中空シール部22B内に浸入した水Wは前側に確実に排出されるので、例えば、登坂など前側が高くなる場所に車両を止めた場合でも、第一中空シール部22A側、すなわち後側に水Wが逆流することが防止される。
さらに、長孔30の前側を第一中空シール部22Aに設けられた水受けリップ部24よりもさらに前側に延びる位置まで形成したので、ドアガラス5の挙動の影響を受けて水受けリップ部24が変形することを水受けリップ部24の全長にわたって防止することができる。
さらに、長孔30の前側を第一中空シール部22Aの上面が下降傾斜する部位まで形成して下降傾斜する堰22ADを越えて前側には形成しないようにしたので、第二中空シール部22B側の水Wが長孔30を介して後側の第一中空シール部22A側に浸入することはない。また、長孔30の形成位置を第一中空シール部22Aの上面が下降傾斜する堰22ADに到達するまでに設定することで、下降傾斜した堰22ADから距離を離した位置までに長孔30を形成する場合と比較して、加工処理を容易に行うことができる。
なお、第一中空シール部22Aの堰22ADは、前側にいくにしたがって下降傾斜した事例で説明したが、傾斜ではなく段状に直下して第二中空シール部22Bの下面に連設されてなるものであってもよい。
なお、本発明の実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップ20のコーナー型成形部20Xの構造では、中空シール部22を大きさの異なる2つの第一中空シール部22Aと第二中空シール部22Bを接続することで構成し、第一中空シール部22A側を袋状にし、さらに第一中空シール部22A側に水受けリップ部24及び長孔30を設けるようにしたが、図5に示すように、フロントピラー1側の中空シール部22についての断面形状については略同一にして後側の上面に水受けリップ部24を形成し、内部に長孔30を形成するようにしてもよい。
また、幌10を有するオープンカーの別の実施形態を図12と図13を用いて説明する。先の2つの実施形態(図1及び図5)ではフロントピラー1の上端部からフロントガラス2の上端を固定するヘッダ3に沿ってオープンカー用ウェザーストリップ20が略コ字状に取付けられていたが、図12に示したものは、ヘッダ3の中央部分にはオープンカー用ウェザーストリップ20が存在せず、フロントピラー1の上端部からフロントピラー1に沿って取付けられているのみである。この場合、ヘッダ3の中央部分のウェザーストリップは幌10側に取付けられており、幌10の閉時には図示しない該幌10側のウェザーストリップがヘッダ3に当接してシールする。
そしてオープンカー用ウェザーストリップ20のコーナー部Xは、図13に示すようにフロントピラー1に沿って取付けられる1つの押出成形部20Yが型成形により一体成形されてなる型成形部20Xで構成され、先の実施形態(図1及び図5)と同様に幌10の閉時には幌10の前側角部に弾接する。この別の実施形態はヘッダ3側に押出成形部20Yが存在せず、型成形部20Xのヘッダ3側の形状が先の2つの実施形態(図1及び図5)と異なるだけでその他の構造は先の2つの実施形態(図1及び図5)と同一である。
また、ここでは、本発明の実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップ20のコーナー型成形部20Xの構造について、幌10を有するオープンカーに適用した例を示したが、これに限定されることなく、可動または取外し自在な非固定式ルーフを有する車両に適用することができる。
例えば、ルーフを分割することができるタルガトップ車や、ルーフが2分割されるTバールーフ車においても適用することができる。
1 フロントピラー
2 フロントガラス
3 ヘッダ
5 ドアガラス
6 ドア
10 幌
20 オープンカー用ウェザーストリップ
20X 型成形部
20Y 押出成形部
21 支持部
22 中空シール部
22A 第一中空シール部
22B 第二中空シール部
22AD 堰
23 シール部
24 水受けリップ部
25 シールリップ部
30 長孔
S 隙間
W 水
X コーナー部

Claims (4)

  1. 可動または取外し自在な非固定式ルーフを有する車両のフロントピラー上端部からフロントガラス上端を固定するヘッダに沿って取付けられる支持部と、前記支持部に一体成形され前記ヘッダ側では前記非固定式ルーフに弾接しかつ前記フロントピラー側では昇降するドアガラスの上端縁に弾接する中空シール部と、前記フロントピラー側の中空シール部の下部から前記非固定式ルーフの閉時位置でその非固定式ルーフの側面下方まで車外側に延びるように設けられた水受けリップ部を備えるオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部の構造であって、
    前記中空シール部における、前記ドアガラスの上端縁が弾接する位置よりも高い位置で車内側に、前記ドアガラスに略平行に延びるスリット状の長孔を形成したことを特徴とするオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造。
  2. 前記中空シール部は、前記非固定式ルーフの閉時位置でその非固定式ルーフの側面下方に位置する第一中空シール部と、第一中空シール部よりも前側に位置して押出成形部に接続される第二中空シール部からなり、前記第一中空シール部の上面は、前記第二中空シール部の上面よりも低く前側では下降して第二中空シール部内に入り込んで第二中空シール部の下面に連設された堰が設けられ、前記第一中空シール部の前側を袋状に閉じた状態にしたことを特徴とする請求項1に記載のオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造。
  3. 前記水受けリップ部は、前記第一中空シール部に設けられ、
    前記長孔はその前側が、前記第一中空シール部に設けられた水受けリップ部よりもさらに前側に延びる位置まで形成されてなることを特徴とする請求項2に記載のオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造。
  4. 前記長孔はその前側が、前記第一中空シール部の上面が下降した堰まで形成されてなることを特徴とする請求項2又は3に記載のオープンカー用ウェザーストリップのコーナー型成形部構造。
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