JP6748879B2 - ガイド装置及びこれを備えた収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被ガイド対象をガイドするガイド装置及びこれを備えた収納装置に関する。
従来より、レールに沿って引戸や間仕切パネル、収納体等の被ガイド対象をガイドするガイド機構が知られている。
例えば、下記特許文献1には、下端部に床上を走行自在とされたキャスターを設け、上端部に上レールにガイドされる上ガイド部を構成するローラーを設けた構成とされた間仕切パネルが開示されている。
また、下記特許文献2には、上下方向に沿う軸回りに回転されて前後反転可能とされた収納体を保持する上下の回転機構部を箱体に設けた収納装置が開示されている。この収納装置の回転機構部は、箱体の間口方向中央部に前後方向に延びるように設けられたレール部及び後方側に湾曲状に設けられた湾曲ガイド溝のそれぞれにガイドされるガイドローラーを設けた構成とされている。
特開2013−2221号公報 特開2016−54872号公報
しかしながら、これら特許文献1及び特許文献2に記載された構成では、レールのガイド溝の両側溝壁とローラーとの間には、クリアランスが設けられる。そのため、被ガイド対象となる間仕切パネルや収納体を移動させる際に、がたついたり、がたつきによる異音が生じたりすることが考えられた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、被ガイド対象の移動を円滑にガイドし得るガイド装置及びこれを備えた収納装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るガイド装置は、一方向に開口するガイド溝が設けられたレールと、該レールのガイド溝に沿ってガイドされ、かつ被ガイド対象に取り付けられる被ガイド部材と、を備えており、前記ガイド溝の溝幅方向両側の溝壁には、当該ガイド溝の溝幅寸法を溝底または溝開口に向かうに従い小さくするように傾斜状とされた傾斜面が設けられており、前記被ガイド部材は、前記一方向に沿う軸回りに回転自在とされた第1ローラー及び第2ローラーと、前記第1ローラーを前記ガイド溝の溝幅方向一方側の溝壁に当接させるように付勢し、前記第2ローラーを前記ガイド溝の溝幅方向他方側の溝壁に当接させるように付勢する付勢機構と、を備え、該付勢機構は、前記第1ローラー及び前記第2ローラーを前記軸に沿う方向で前記ガイド溝の溝幅寸法が小さくなる側に向けて付勢する構成とされていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るガイド装置は、一方向に開口するガイド溝が設けられたレールと、該レールのガイド溝に沿ってガイドされ、かつ被ガイド対象に取り付けられる被ガイド部材と、を備えており、前記被ガイド部材は、前記一方向に沿うローラー軸回りに回転自在とされた第1ローラー及び第2ローラーと、前記被ガイド対象に対して前記一方向に沿う軸回りに回転自在に保持され、前記軸の溝長手方向一端側に前記第1ローラーを保持し、前記軸の溝長手方向他端側に前記第2ローラーを保持するローラー保持部と、前記第1ローラーが前記ガイド溝の溝幅方向一方側の溝壁に押し付けられ、かつ前記第2ローラーが前記ガイド溝の溝幅方向他方側の溝壁に押し付けられるように前記ローラー保持部を前記軸回りの一方側に付勢する状態と、前記第1ローラーが前記ガイド溝の溝幅方向他方側の溝壁に押し付けられ、かつ前記第2ローラーが前記ガイド溝の溝幅方向一方側の溝壁に押し付けられるように前記ローラー保持部を前記軸回りの他方側に付勢する状態と、に切り替え可能な付勢機構と、を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るガイド装置は、一方向に開口するガイド溝が設けられたレールと、該レールのガイド溝に沿ってガイドされ、かつ被ガイド対象に取り付けられる被ガイド部材と、を備えており、前記被ガイド部材は、前記一方向に沿うローラー軸回りに回転自在とされた第1ローラー、第2ローラー及び第3ローラーと、これら第1ローラー、第2ローラー及び第3ローラーを前記ガイド溝の溝長手方向に間隔を空けてこの順に保持し、かつ前記被ガイド対象に対して前記一方向に沿う軸回りに回転自在に保持される保持部と、前記第1ローラー及び前記第3ローラーを前記ガイド溝の溝幅方向一方側の溝壁に当接させるように付勢し、前記第2ローラーを前記ガイド溝の溝幅方向他方側の溝壁に当接させるように付勢する付勢機構と、を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る収納装置は、前記被ガイド対象としての収納体と、この収納体を、前後反転可能なように前記一方向としての上下方向に沿う軸回りに回転可能にかつ前後方向に移動可能にガイドし、本発明に係るガイド装置を含む上下の回転機構部と、これら上下の回転機構部が設けられた前方に開口する箱体と、を備えており、前記被ガイド部材は、収納状態における前記収納体の間口方向一方側部位の上下両端部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記レールのガイド溝は、前記被ガイド部材を間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるように湾曲溝状に形成されていることを特徴とする。
本発明に係るガイド装置及びこれを備えた収納装置は、上述のような構成としたことで、被ガイド対象の移動を円滑にガイドすることができる。
本発明の一実施形態に係るガイド装置の一例及びこれを備えた収納装置の一例を模式的に示す一部省略概略斜視図である。 図3におけるX1−X1線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 図2におけるY1−Y1線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 図2におけるZ−Z線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、図2におけるY2−Y2線矢視に対応させた一部破断概略横断面図、(b)は、図3に対応させた一部を省略した一部破断概略横断面図である。 (a)は、図3におけるX2−X2線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、同ガイド装置が備える被ガイド部材の一例を模式的に示す概略斜視図である。 (a)〜(d)は、同収納装置が備える収納体の前後反転動作の一例を模式的に示す一部を省略した一部破断概略横断面図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態に係るガイド装置の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 (a)は、同ガイド装置が備える被ガイド部材の一例を模式的に示す概略正面図、(b)は、同被ガイド部材の一部破断概略斜視図、(c)は、同被ガイド部材の一部破断概略分解斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明の更に他の実施形態に係るガイド装置の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 (a)は、同ガイド装置が備える被ガイド部材の一例を模式的に示す概略正面図、(b)は、同被ガイド部材の一部破断概略斜視図、(c)は、同被ガイド部材の一部破断概略分解斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明の更に他の実施形態に係るガイド装置の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 (a)、(b)は、同ガイド装置が備える被ガイド部材の一例を模式的に示す概略斜視図、(c)は、同ガイド装置の一部破断概略横断面図である。 (a)、(b)は、同収納装置に設けられる下側回転機構部の一変形例を模式的に示す一部省略概略斜視図である。 (a)は、図2に対応させた一部を省略した一部破断概略縦断面図、(b)は、図3に対応させた一部を省略した一部破断概略横断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係るガイド装置を備えた設置された収納装置に開口側において対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。また、同収納装置の収納体が図1〜図3に示すように箱体に収納された状態を基準として、同方向を原則的に説明する。
図1〜図7は、第1実施形態に係るガイド装置の一例及びこれを備えた収納装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るガイド装置9は、図1〜図3に示すように、一方向に開口するガイド溝61が設けられたレール60と、このレール60のガイド溝61に沿ってガイドされ、かつ被ガイド対象10に取り付けられる被ガイド部材50と、を備えている。
本実施形態に係る収納装置(回転収納装置)1は、被ガイド対象としての収納体(回転収納体)10を備えている。また、回転収納装置1は、この回転収納体10を、前後反転可能なように、一方向としての上下方向に沿う軸18,19回りに回転可能にかつ前後方向に移動可能にガイドし、本実施形態に係るガイド装置9を含む上下の回転機構部7,8を備えている。また、回転収納装置1は、これら上下の回転機構部7,8が設けられた前方に開口する箱体2を備えている。
この回転収納装置1は、靴等を収納する玄関収納装置として玄関土間や玄関フロアー等に設置されるものでもよい。また、当該回転収納装置1は、後記するように、回転収納体10を下荷重型で保持する構成とされているので、上吊型と比べて高耐荷重となり、例えば、食器や食材、飲料品等を収納するパントリー状の収納庫としてキッチン等に設置されるものでもよい。また、当該回転収納装置1は、種々のディスク状の記録媒体や、書籍等を収納するラック状の収納庫としてリビング等に設置されるものでもよい。また、回転収納装置1は、このような住居内に設置されるものに限られず、種々の建物内に設置されるものでもよい。
箱体2は、前方に開口した正面視略矩形状の箱状とされている。この箱体2は、天面部3と底面部4と背面部5と間口方向(左右)一対の側面部6,6とを備え、これらによって回転収納体10の収納空間を区画形成している。この収納空間は、前後寸法(収納奥行寸法)よりも収納間口寸法(左右寸法)が大きく形成されている。
なお、これら各面部3,4,5,6,6は、板材からなるものとしてもよく、また、箱体2は、木質系材料や金属系材料、合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよい。
また、箱体2の前方開口を開閉する扉を設けてもよい。また、回転収納体10の収納空間の上側や下側等に更に他の収納空間を設けた態様としてもよい。この場合は、横仕切板等によって上下の収納空間を区画するようにしてもよい。また、箱体2は、少なくとも前方に開口したものであればよく、前後両側に開口したものでもよい。また、図例では、底面部4を、両側の側面部6,6の下端よりも上側に位置するように上底状に設け、その下面側の間口方向(左右方向)中央部に、前後方向に延びる桟材を設けた例を示している。
回転収納体10は、上下方向に沿う軸18,19回りに180°回転自在に箱体2に設けられて前後反転可能とされている。本実施形態では、回転収納体10を、正面視略矩形枠状の枠体11と、この枠体11に保持される収納部16と、を備えた構成としている。この回転収納体10は、枠体11内に収納部16を配置することで、収納空間を上下に複数段に区画する構成とされている。
枠体11は、上枠部12と下枠部13と左右一対の縦枠部14,14とを備えている。
この枠体11は、図2及び図3に示すように、回転収納体10が箱体2に収納された状態で、箱体2内の前後方向略中央部に配置される。
なお、この枠体11は、例えば、金属系材料等の剛性材料から形成されたものとしてもよい。
上枠部12及び下枠部13は、それぞれ間口方向に沿って長尺とされている。左右の縦枠部(両側の縦枠部)14,14は、それぞれ上下方向に沿って長尺とされている。これら上枠部12、下枠部13及び両側の縦枠部14,14は、長手方向に見て略矩形状とされており、例えば、筒状材から形成されたものとしてもよい。上枠部12と下枠部13とは、互いに略平行に配置され、両側の縦枠部14,14は、互いに略平行に並んで配置されている。
また、両側の縦枠部14,14の上端部に、上枠部12の長手方向両端部が固定され、両側の縦枠部14,14の下端部に、下枠部13の長手方向両端部が固定されている。
なお、これら上枠部12、下枠部13及び両側の縦枠部14,14からなる枠体11は、一体的に形成されたものでもよく、各枠部12,13,14,14の端部を適宜、ねじ等の止具や溶接等によって連結して形成されたものでもよい。
また、両側の縦枠部14,14の一方には、回転収納体10を後記するように前後反転させる際に把持される把持部17が設けられている。図例では、一方の縦枠部14の上下方向途中部位から前後方向にそれぞれ突出させるように把持部17,17を設けた例を示している。
また、これら両側の縦枠部14,14間に、架け渡すように収納部16が設けられる。
この収納部16は、幅方向(間口方向)両側端部が両側の縦枠部14,14に適宜の固定具によって固定されたものでもよく、または、両側の縦枠部14,14に対して着脱可能に取り付けられる構成とされたものでもよい。図例では、両側の縦枠部14,14の互いに対向する内側面側に、収納部16の幅方向両側端部をそれぞれに保持する保持具を着脱可能に保持する係合保持部としての差込穴15を、上下方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けた例を示している。このような構成とすれば、収納部16の個数や配設する高さ位置を変更することができる。
このような収納部16の前後寸法が比較的に大きいような場合にも、後記するように回転収納体10を回転させて180°反転させることで、物品出し入れ性を向上させることができる。
なお、図例では、上方側に向けて開口する薄型網籠状の収納部16及び薄型箱状の収納部16を上下の複数箇所に設けた例を示しているが、このような態様に限られない。平板状(棚板状)やトレー状、ボトル収納ラック状とされたものや、さらには棒状の引掛け部材等、被収納物の種類等に応じて種々の形状とされた収納部16の採用が可能である。また、当該回転収納装置1に収納される被収納物としては、靴等の履物や、衣類、傘、帽子等でもよく、その他、書籍や、装飾品、食器、食料品、ボトル、調味料、各種ディスク等の記録媒体等でもよい。
また、図例では、平面視して四隅を切除したような略八角形状とされた収納部16を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、平面視した状態における四隅部にC面取り状やR面取り状の面取り部を設けた収納部16としてもよい。
また、図例では、物品載置部となるその上面が水平状となるように水平状態で両側の縦枠部14,14に収納部16を保持させた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、前傾状態または後傾状態で両側の縦枠部14,14に収納部16を保持させるようにしてもよい。この場合、複数枚の収納部16を、上下交互に異なる側に傾斜するように設けた構成としてもよい。このように収納部16を傾斜させることで、例えば、被収納物を靴等とした場合には、効率的に収納することができる。また、このように上下交互に前傾状態の収納部(棚板)と後傾状態の収納部(棚板)とを設けた場合にも、後記するように回転収納体10を回転させて180°反転させることで、後傾状態の収納部(棚板)を前傾状態に切り替えることができ、物品出し入れ性を向上させることができる。このような構成とすれば、当該回転収納装置1(回転収納体10)の収納空間を効率的に利用することができる。
なお、収納部16を保持する収納本体としては、上記のような枠体11に限られない。例えば、収納空間を前後に区分するような板状とされたものや、上下方向に沿う軸18,19と略同軸状とされた上下に延びる棒状とされたもの、収納状態において前後両側に開口する収納部を一体的に設けたもの等、種々の形状とされた収納本体11でもよい。
また、回転収納体10の上下両側には、上下の回転機構部7,8が設けられている。これら上下の回転機構部7,8のうちの少なくとも一方に、箱体2の間口方向中央部に前後方向に延びるように設けられた直進レール部40,45と、直進レール部40,45にガイドされるガイドローラー26,36と、を設けた構成としている。つまり、これら直進レール部40,45及びガイドローラー26,36は、回転収納体10の前後方向への移動をガイドする直進ガイド機構として機能する。
また、これら上下の回転機構部7,8のうちの少なくとも一方に、本実施形態に係るガイド装置9を設けた構成としている。また、ガイド装置9の被ガイド部材としての側部ガイド体50を、収納状態における回転収納体10の間口方向一方側部位の上下両端部のうちの少なくとも一方に設けている。また、ガイド装置9のレール60のガイド溝61を、側部ガイド体50を間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるように湾曲溝状に形成した構成としている。つまり、ガイド装置9のレールを、ガイド溝としての湾曲ガイド溝61を設けた湾曲レール60としている。このガイド装置9は、回転収納体10の回転軌跡を規制するようにガイドする回転軌跡ガイド機構として機能する。なお、ガイド装置9の詳細については後述する。
また、これら上下の回転機構部7,8のうちの少なくとも一方の直進ガイド機構に、ガイドローラー26,36を直進レール部40,45の内側壁43,48に押し付けるように付勢する直進付勢機構27,39を設けた構成としている。このような構成とすれば、直進レール部40,45の内側壁43,48とガイドローラー26,36との間に隙間が形成されることを抑制することができ、直進レール部40,45の内側壁43,48に沿ってガイドローラー26,36をガイドすることができる。これにより、後記するように、回転収納体10を前後方向に移動させながら回転させる際に、上下の回転機構部7,8のうちの少なくとも一方の直進ガイド機構におけるがたつきやこれによる異音の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上側回転機構部7及び下側回転機構部8の両方に、直進ガイド機構を構成する直進レール部40,45、ガイドローラー26,36及び直進付勢機構27,39を設けた構成としている。このような構成とすれば、上下の回転機構部7,8の両方の直進ガイド機構におけるがたつきやこれによる異音の発生を抑制することができる。
また、これら上下の回転機構部7,8の直進ガイド機構には、ガイドローラー26,36をそれぞれに備え、回転収納体10に対して軸18,19回りに回転自在とされた中央ガイド体20,30が設けられている。これら上下の中央ガイド体20,30は、回転収納体10が前後反転される際に、箱体2内において前後方向に移動するようにガイドされる構成とされている。
また、これら上下の中央ガイド体20,30は、収納状態における回転収納体10の間口方向中央部の上下両端部のそれぞれに設けられている。また、これら上下の中央ガイド体20,30は、当該回転収納体10の軸18,19の上下両側に位置するように設けられている。本実施形態では、図2に示すように、これら上下の中央ガイド体20,30のそれぞれに、前後方向に間隔を空けて複数のガイドローラー26,26,36,36を設けた構成としている。このような構成とすれば、単一のガイドローラー26,36を設けたものと比べて、回転収納体10を安定的に前後方向に移動させることができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、上下の直進レール部40,45の両側の内側壁43,43,48,48のそれぞれに当接されるようにガイドローラー26,26,36,36を間口方向両側に設けた構成としている。このような構成とすれば、がたつきやこれによる異音の発生をより効果的に抑制することができる。
上側回転機構部7の直進レール部としての上側レール部40は、前後方向に長尺状とされ、箱体2内の前後方向略中央部から前方に向けて延びるように設けられている。この上側レール部40は、その前端部が箱体2の前端部から後方側に控えた位置となるように設けられている。また、この上側レール部40は、箱体2内の下方側に向く天面3aに沿うように固定されている。また、この上側レール部40には、上側回転機構部7の中央ガイド体としての上端側中央ガイド体20のガイドローラー26,26を収容するガイド溝41が前後方向に延びるように設けられている。
ガイド溝41は、下方側に向けて開口するように設けられ、下方側に向く溝底42と間口方向両側の内側壁43,43とによって区画されている。本実施形態では、この上側レール部40の内側壁43,43に、上下方向の一方側となる下方側に向かうに従い拡開するように傾斜する傾斜面43,43を設けた構成としている。つまり、ガイド溝41の溝幅が下方側に向かうに従い幅広になるように傾斜面43,43を設けた構成としている。また、この上側レール部40の内側壁43,43の略全体を、下方側に向かうに従い拡開するように傾斜する傾斜面43,43としている。
これら傾斜面43,43の傾斜角度は、後記するように直進付勢機構27によって押し付けられる各ガイドローラー26,26の当接性や転動性、前後方向への直進ガイド性等の観点から適宜の角度としてもよい。これら傾斜面(内側壁)43,43の傾斜角度を、垂直面に対して2度〜30度(溝底42とのなす角度が92度〜120度)程度としてもよく、好ましくは2度〜20度程度としてもよく、図例では、10度程度とした例を示している。
また、図例では、上側レール部40の両側の内側壁43,43の下端部に、互いに向き合う方向に突出するように突出片部を設けた例を示している。
また、図1及び図2に示すように、上側レール部40の前方側開口を覆う前端カバー44を設けた構成としている。
なお、この上側レール部40のガイド溝41の後端部等に、収納状態とされた回転収納体10の上端側の更なる後方側への移動を抑止するストッパー部や、上端側中央ガイド体20が当接される緩衝部材等を設けた構成としてもよい。
上端側中央ガイド体20は、図2及び図4に示すように、当該回転収納体10の上下方向に沿う軸としての上端側軸18に連結されている。この上端側軸18は、回転収納体10を収納させた状態で、箱体2の収納空間の平面視略中心に位置するように設けられている(図3参照)。また、この上端側軸18は、上枠部12の長手方向略中央に位置するように設けられている。また、この上端側軸18は、上枠部12に対して固定的に設けられ、上端部が軸受部21に対して回転自在に保持されたものでもよい。なお、上枠部12に対する上端側中央ガイド体20の上下位置(高さ位置)の調整を可能とする高さ調整機構を設けた構成としてもよい。例えば、上端側軸18に雄ねじ部を設け、上枠部12にこの雄ねじ部にねじ合う雌ねじ部を設けた構成等としてもよく、その他、種々の構成とされた高さ調整機構を設けた構成としてもよい。
本実施形態では、この上端側中央ガイド体20に、複数のガイドローラー26,26を回転自在に保持し、かつ直進付勢機構27によって付勢される保持部材23を設けた構成としている。このような構成とすれば、複数のガイドローラー26,26のそれぞれや軸、軸受部等を個別に付勢する直進付勢機構27を設けたものと比べて、構造の簡略化を図ることができる。
また、この上端側中央ガイド体20は、上下方向に厚さ方向を沿わせたプレート状の保持部材23に設けられた厚さ方向に貫通する保持孔23aに挿通された連結軸22を介して上端側軸18に連結されている。この連結軸22は、上端側軸18と同軸状に設けられ、軸受部21に対して固定的に設けられたものでもよい。つまり、上枠部12に対して固定的に設けられた上端側軸18が軸受部21及び連結軸22に対して回転自在とされたものでもよい。なお、このような態様に代えて、上端側軸18と連結軸22とを固定的に若しくは一体的に設け、これらが保持部材23に対して回転自在とされたものでもよい。または、上端側軸18を上枠部12に対して固定的に設けた態様に代えて、上枠部12に上端側軸18を回転自在に保持する軸受部等を設けた態様としてもよい。
保持部材23は、平面視して略方形状とされ、その略中心部に連結軸22が挿通される保持孔23aを設けた構成とされている。この保持部材23は、連結軸22に対して上下動自在とされている。本実施形態では、図4及び図5(a)に示すように、上端側中央ガイド体20に、保持部材23の保持孔23aに連通される保持孔25aが設けられた軸挿通部25を設けた構成としている。この軸挿通部25は、プレート状とされた保持部材23の厚さ方向一方側に固定されており、図例では、ブロック状とされている。また、この軸挿通部25の保持孔25aは、保持部材23の保持孔23aと略同径状とされ、連結軸22の外径に応じた径とされている。また、この軸挿通部25の保持孔25a及び保持部材23の保持孔23aに連結軸22が挿通され、保持部材23が連結軸22の軸方向に沿って移動自在に保持されている。
上記のような軸挿通部25を設けた構成とすれば、保持部材23をプレート状として構造の簡略化を図りながらも、連結軸22が挿通される保持孔23a,25aの軸方向に沿う寸法を大きくすることができる。これにより、保持部材23が連結軸22の軸方向に沿って移動する際に、傾いたりするようなことを抑制することができる。なお、軸挿通部25としては、図例のようなブロック状とされたものに限られず、円筒状等とされたものでもよい。また、保持部材23に、保持孔23aの軸方向に沿う寸法を大きくするようにボス状の軸挿通部25を一体的に設けた構成等としてもよい。また、連結軸22の上端部には、連結軸22からの保持部材23(及び軸挿通部25)の上方側への抜けを抑止する鍔状の抜止部22aが設けられている。
また、この保持部材23には、複数のガイドローラー26,26のそれぞれを回転自在に保持するローラー軸24,24が設けられている。本実施形態では、図5(a)に示すように、上端側中央ガイド体20に、間口方向一方側に前後方向に間隔を空けて2つのガイドローラー26,26を設け、間口方向他方側に、前後方向でこれら2つのガイドローラーの間に位置するように1つのガイドローラー26を設けた構成としている。つまり、本実施形態では、上端側中央ガイド体20に、3つのガイドローラー26,26,26を設けた構成としている。これら3つのガイドローラー26,26,26は、平面視して(上下方向に沿う方向に見て)、三角形の頂点にそれぞれが位置するように設けられている。このような構成とすれば、4つ以上のガイドローラー26を設けたものと比べて、構造の簡略化を図ることができ、また、3つのガイドローラー26,26,26の全てを上側レール部40の内側壁43,43に安定的に当接させることができる。つまり、4つ等の多数のガイドローラー26を設けた場合には、上端側中央ガイド体20が連結軸22回りに傾けば、全てのガイドローラー26が内側壁43,43に当接し難くなる場合が生じることが考えられるが、このようなことを抑制することができる。
また、本実施形態では、これら3つのガイドローラー26,26,26を、平面視して、略正三角形の頂点にそれぞれが位置するように設けた構成としている。つまり、これら3つのガイドローラー26,26,26を、互いの距離が略等距離となるように設けた構成としている。つまりは、本実施形態では、間口方向他方側の1つのガイドローラー26を、前後方向で、間口方向一方側の2つのガイドローラー26,26間の略中央に位置するように設けた構成としている。また、この間口方向他方側の1つのガイドローラー26を、前後方向で、連結軸22(上端側軸18)と略一致した位置となるように設けた構成としている。なお、このような態様に代えて、これら3つのガイドローラー26,26,26を、平面視して、略二等辺三角形や、略直角三角形、不等辺三角形等、他の形状の三角形の頂点にそれぞれが位置するように設けた構成等としてもよい。
また、保持部材23に、これら3つのガイドローラー26,26,26を回転自在に保持するローラー軸24,24,24を設けた構成としている。また、本実施形態では、図4に示すように、これらガイドローラー26,26,26のローラー軸24,24,24方向を、上側レール部40の傾斜面とされた内側壁43,43に平行状に設けた構成としている。つまり、各ガイドローラー26のローラー軸24方向を、前後方向に見て、傾斜面43に平行状となるように傾斜状に設けた構成としている。また、間口方向両側の各ガイドローラー26,26のローラー軸24,24方向を、対応する傾斜面43,43に平行状となるように傾斜状としている。これらガイドローラー26,26のローラー軸24,24は、前後方向に見て、対応する傾斜面43,43に平行状であればよく、間口方向に見て、上下方向に沿う方向や上下方向に対して傾斜状とされていてもよい。
上端側中央ガイド体20の間口方向両側のローラー軸24,24は、下端側よりも上端側が間口方向中央側となるように、上端側に向かうに従い間口方向中央側に向けて傾斜するように設けられている。本実施形態では、上端側中央ガイド体20のローラー軸24,24が設けられた保持部材23の間口方向両端部の上面を、間口方向両側の各ローラー軸24,24方向に対して直交状となるように傾斜させた構成としている。つまり、この保持部材23の間口方向両端部の上面を、間口方向の各外方側端縁から間口方向中央側に向けて下るような傾斜面状としている。また、この保持部材23の間口方向両端部を、それぞれの上面が間口方向両側の各ローラー軸24,24方向に対して直交状となるように、間口方向中央部に対して上方側に屈曲させた構成としている。
各ガイドローラー26,26,26は、軸方向に比較的に薄型の円柱状(円盤状)とされている。また、これらガイドローラー26,26,26は、同寸同形状(同径状)とされている。また、これらガイドローラー26,26,26は、互いに概ね同高さに位置するように配されている。
なお、各ガイドローラー26,26,26は、保持部材23に固定的に設けられたローラー軸24,24,24に固定された内輪に対して外輪が回転自在とされた金属製等の軸受部を含んだ構成とされたものでもよい。このようなガイドローラー26としては、外周面が低摩擦性の構成とされたものが好ましい。例えば、このようなガイドローラー26としては、金属製の外輪が外周面を構成するものでもよく、または外輪の外周側が樹脂等で被覆されたベアリングローラー等でもよい。この場合は、ガイドローラー26の外周側を、摺動性の良好なポリアセタール(POM)等の樹脂や、合成樹脂系材料に油を含有させた含油POMなどの含油プラスチックから形成されたものとしてもよい。
直進付勢機構27は、間口方向両側の各ガイドローラー26,26,26が上記のように傾斜面状とされた各内側壁43,43に押し付けられるように、上下方向の他方側となる上方側に向けて各ガイドローラー26,26,26を付勢する構成とされている。本実施形態では、直進付勢機構27を、保持部材23を上方側に向けて付勢する構成としている。また、この直進付勢機構27を、連結軸22が挿入され、軸受部21と保持部材23との間に配された圧縮コイルばねとしている。つまり、直進付勢機構27を、下方側から保持部材23を押し上げるように付勢する構成としている。このように保持部材23を介して付勢された各ガイドローラー26,26,26は、各外周面の軸方向の概ね全体が上側レール部40の間口方向両側の対応する各内側壁(傾斜面)43,43に押し付けられるように当接される。
なお、直進付勢機構27としては、上記のような圧縮コイルばねに限られず、引張コイルばねや、ねじりコイルばね(トーションばね)、板ばね等、その他、種々のばね部材としてもよい。
また、上端側中央ガイド体20及びこれをガイドする上側レール部40としては、上記のような構成とされたものに限られず、その他、種々の変形が可能である。例えば、上端側中央ガイド体20に、2つ以下または4つ以上のガイドローラー26を設けた構成としたり、ローラー軸24を傾斜させずに、上下に軸方向を沿わせた構成としたりしてもよい。また、複数のガイドローラー26を設けた保持部材23を直進付勢機構27によって付勢する構成に代えて、複数のガイドローラー26のそれぞれを付勢する直進付勢機構27を設けた構成としてもよい。また、上端側中央ガイド体20及び上側レール部40としては、後記する回転軌跡ガイド機構として機能するガイド装置9のような構成を適宜、変形して採用するようにしてもよい。さらには、ガイドローラー26を内側壁43,43に押し付けるように付勢する直進付勢機構27を設けていない構成としてもよく、単一のガイドローラー26のみを備えた構成等としてもよい。これらの場合は、上側レール部40の内側壁43,43を傾斜面とせずに、略垂直面としてもよい。
下側回転機構部8の直進レール部としての下側レール部45は、図2及び図3に示すように、上側レール部40と概ね同様、前後方向に長尺状とされ、箱体2内の前後方向略中央部から前方に向けて延びるように設けられている。この下側レール部45は、平面視して上側レール部40と略一致した位置となるように、箱体2内の上方側に向く底面4aに沿うように固定されている。また、下側レール部45には、下側回転機構部8の中央ガイド体としての下端側中央ガイド体30のガイドローラー36,36を収容するガイド溝46が前後方向に延びるように設けられている。
ガイド溝46は、上方側に向けて開口するように設けられ、上方側に向く溝底47と間口方向両側の内側壁48,48とによって区画されている。また、図4に示すように、これら内側壁48,48の上端部に、上下方向の一方側となる上方側に向かうに従い拡開するように傾斜する傾斜面48a,48aを設けた構成としている。つまり、ガイド溝46の溝幅が上方側に向かうに従い幅広になるように傾斜面48a,48aを設けた構成としている。これら傾斜面48a,48aの傾斜角度は、上側レール部40と同様としてもよく、図例では、上側レール部40の傾斜角度よりも小さくしている。
なお、この下側レール部45のガイド溝46の後端部等に、収納状態とされた回転収納体10の下端側の更なる後方側への移動を抑止するストッパー部や、下端側中央ガイド体30が当接される緩衝部材等を設けた構成としてもよい。また、上記した上側レール部40と同様、この下側レール部45の内側壁48,48の上下方向の略全体を傾斜面としてもよい。または、上記した上側レール部40の傾斜面を、下側レール部45と概ね同様、内側壁43,43の上下方向の一部にのみ設けた構成としてもよい。また、上下のレール部40,45の両方または一方を、箱体2の上下の面部3,4(天面部3及び底面部4)に埋込状に設けた態様等としてもよい。また、これら上下のレール部40,45は、ステンレス鋼(SUS)等の高剛性で低摩擦性の金属系材料から形成されたものでもよい。
下端側中央ガイド体30は、図4に示すように、上端側中央ガイド体20と概ね同様、当該回転収納体10の上下方向に沿う軸としての下端側軸19に連結されている。この下端側軸19は、上記した上端側軸18と略同軸状とされている。この下端側軸19は、下枠部13に対して固定的に設けられ、下端部が軸受部31に対して回転自在に保持されたものでもよい。
本実施形態では、この下端側中央ガイド体30に、上記と概ね同様、複数のガイドローラー36,36を回転自在に保持し、かつ直進付勢機構39によって付勢される保持部材37を設けた構成としている。
また、本実施形態では、この下端側中央ガイド体30に、ガイド溝46の溝底47上を転動する転動体34を設けた構成としている。また、下端側中央ガイド体30に、転動体34を回転自在に保持する下端保持部材32を設けた構成としている。また、この下端保持部材32に対して下端側軸19の軸受部31を固定的に設けた構成としている。また、この下端保持部材32に、複数のガイドローラー36,36を回転自在に保持する保持部材37に設けられた保持孔37bに挿通された連結軸38を設けた構成としている。なお、上記と概ね同様、下端保持部材32に対して下端側軸19を固定的に設け、下枠部13に下端側軸19を回転自在に保持する軸受部等を設けた態様としてもよい。
保持部材37は、図4及び図5(b)に示すように、プレート状とされ、その略中心部に軸受部31が挿通される挿通孔37cを設けた構成とされている。また、この保持部材37には、下端保持部材32に上方側に向けて突出するように設けられた連結軸38が挿通される保持孔37bが設けられている。本実施形態では、下端保持部材32の前後両側のそれぞれに連結軸38,38を設け、保持部材37の挿通孔37cの前後両側のそれぞれに、保持孔37b,37bを設けた構成としている。
また、この保持部材37の前後左右(四隅)のそれぞれに、それぞれがガイドローラー36,36,36,36を回転自在に保持するローラー軸37a,37a,37a,37aを設けた構成としている。これらローラー軸37a,37a,37a,37aは、上記と概ね同様、軸方向を下側レール部45の傾斜面48a,48aに平行状に設けた構成とされている。つまり、間口方向両側のローラー軸37a,37aは、下端側よりも上端側が間口方向外方側となるように、上端側に向かうに従い間口方向外方側に向けて傾斜するように設けられている。
本実施形態では、上記と概ね同様、下端側中央ガイド体30のローラー軸37a,37aが設けられた保持部材37の間口方向両端部の上面を、間口方向両側の各ローラー軸37a,37a方向に対して直交状となるように傾斜させた構成としている。つまり、この保持部材37の間口方向両端部の上面を、間口方向の各外方側端縁から間口方向中央側に向けて上るような傾斜面状としている。また、この保持部材37の間口方向両端部を、それぞれの上面が間口方向両側の各ローラー軸37a,37a方向に対して直交状となるように、間口方向中央部に対して下方側に屈曲させた構成としている。
また、各ガイドローラー36,36,36,36は、上記と概ね同様、軸方向に比較的に薄型の円柱状(円盤状)とされ、かつ同寸同形状(同径状)とされている。また、これらガイドローラー36,36,36,36は、互いに略同高さに位置するように配され、軸受部31を挟んで前後両側のそれぞれに、左右に対状に設けられている。また、前側の左右一対のガイドローラー36,36同士及び後側の左右一対のガイドローラー36,36同士は、それぞれ前後方向で一致した位置となるように設けられている。なお、これらガイドローラー36,36,36,36は、上記同様、軸受部を含んだ構成とされたものでもよく、また、外周側が樹脂等で被覆されたベアリングローラー等でもよい。
直進付勢機構39は、上記と概ね同様、間口方向両側の各ガイドローラー36,36,36,36が下側レール部45の傾斜面48a,48aに押し付けられるように、上下方向の他方側となる下方側に向けて各ガイドローラー36,36,36,36を付勢する構成とされている。つまり、この直進付勢機構39は、下側の保持部材37を下方側に向けて付勢する構成とされている。また、保持部材37の前後両側のそれぞれに直進付勢機構39,39を設けた構成としている。また、これら直進付勢機構39,39を、連結軸38,38が挿入され、連結軸38,38の上端部に設けられた鍔状の抜止部38a,38aと保持部材37との間に配された圧縮コイルばねとしている。つまり、これら直進付勢機構39,39を、上方側から保持部材37を押し下げるように付勢する構成としている。このように保持部材37を介して付勢された各ガイドローラー36,36,36,36は、各外周面の軸方向の概ね全体が下側レール部45の間口方向両側の対応する各傾斜面48a,48aに押し付けられるように当接される。なお、直進付勢機構39としては、上記同様、このような圧縮コイルばねに限られない。
また、下側レール部45及びこれにガイドされるガイドローラー36としては、上記のような構成とされたものに限られず、上記した上側のものと概ね同様、その他、種々の変形が可能である。例えば、3つ以下または5つ以上のガイドローラー36を設けた構成としたり、ローラー軸37aを傾斜させずに、上下に軸方向を沿わせた構成としたりしてもよい。また、複数のガイドローラー36を設けた保持部材37を直進付勢機構39によって付勢する構成に代えて、複数のガイドローラー36のそれぞれを付勢する直進付勢機構39を設けた構成としてもよい。さらには、ガイドローラー36を内側壁48,48(傾斜面48a,48a)に押し付けるように付勢する直進付勢機構39を設けていない構成としてもよく、単一のガイドローラー36のみを備えた構成等としてもよい。これらの場合は、下側レール部45の内側壁43,43に傾斜面を設けていない構成等としてもよい。
下端保持部材32は、図4に示すように、保持部材37の下方側に位置するように配され、連結軸38,38が設けられた上板部と、この上板部の間口方向両端部から垂れ下がるように設けられた左右両側の側壁部と、を備えた下向き開口形状とされている。本実施形態では、この下端保持部材32に、複数の転動体34,34,34を回転自在に保持させた構成としている。また、これら複数の転動体34,34,34として、間口方向に間隔を空けて並列状に設けられた一対の転動体34B,34Bと、これら一対の転動体34B,34Bの前後方向一方側に間隔を空けて設けられた転動体34Aと、を備えた構成としている。このような構成とすれば、回転収納体10及びこれに収納される被収納物の荷重を、少なくとも3つの転動体34,34,34(34A,34B,34B)によって分散して受けることができる。また、例えば、間口方向に並列状や前後方向に直列状に、つまり一列状に3つの転動体34,34,34を設けたものと比べて、少なくとも3点支持状に荷重を受けることができ、回転収納体10を安定的に前後方向に移動させることができる。
また、複数の転動体34A,34B,34Bを、平面視して一対の転動体34B,34Bとこれら一対の転動体34B,34Bの前後方向一方側の転動体34Aとの間に回転収納体10の回転中心となる上端側軸18及び下端側軸19が位置するように設けている。つまり、図5(b)に示すように、平面視して、回転収納体10の回転中心(下端側軸19の軸心)よりも前後方向一方側に位置するように、一対の転動体34B,34Bの前後方向一方側の転動体34Aが設けられている。また、平面視して、回転収納体10の回転中心よりも前後方向他方側に位置するように、一対の転動体34B,34Bが設けられている。このような構成とすれば、一対の転動体34B,34Bと前後方向一方側の転動体34Aとによって回転収納体10の荷重をより安定的に分散して受けることができ、回転収納体10をより安定的に前後方向に移動させることができる。
また、複数の転動体34A,34B,34Bを、それぞれの転動体34A,34B,34Bの軌跡が間口方向に異なる位置となるように設けている。つまり、これら転動体34A,34B,34Bは、これらの走行方向に沿う方向となる前後方向に見て、これら転動体34A,34B,34Bの軌跡となる溝底47との当接部が互いに重なり合わないように設けられている。このような構成とすれば、複数の転動体34A,34B,34Bが同じ軌跡を転動するようなことがなく、下側レール部45の溝底47の凹みや摩耗等を抑制することができ、回転収納体10をより安定的に前後方向に移動させることができる。
また、これら複数の転動体34A,34B,34Bを、箱体2の間口方向中央部から等距離となるように設けられた一対の転動体34B,34Bと、これら一対の転動体34B,34Bの前後方向一方側における箱体2の間口方向中央部に位置するように設けられた中央転動体34Aと、からなる構成としている。つまり、中央転動体34Aは、箱体2の間口方向中央部に位置するように設けられた回転収納体10の回転中心となる上端側軸18及び下端側軸19の前後方向一方側に位置するように設けられている。このような構成とすれば、これら一対の転動体34B,34B及び中央転動体34Aによって回転収納体10の荷重を分散して受けることができる。また、3つの転動体34A,34B,34Bからなるものとしているので、4つ以上の転動体を設けたものと比べて、一部の転動体34A,34B,34Bに浮き等が生じ難く、各転動体34A,34B,34Bが安定的に溝底47上を転動する。
また、一対の転動体34B,34Bは、これらの間の中間部が回転収納体10の回転中心となる上端側軸18及び下端側軸19の前後方向他方側に位置するように設けられている。本実施形態では、中央転動体34Aを、一対の転動体34B,34Bよりも前方側に位置するように設けた構成としている。これら3つの転動体34A,34B,34Bは、平面視して、それぞれの溝底47との当接部が回転収納体10の回転中心となる上端側軸18及び下端側軸19から概ね等距離となるような位置に設けられたものでもよい。
また、本実施形態では、これら複数の転動体34A,34B,34Bを、間口方向に軸方向を沿わせたローラー軸33,33回りに回転自在とされたローラー状としている。これらローラー軸33,33は、下端保持部材32の両側の側壁部に架け渡されるように保持されている。また、これら転動体34A,34B,34Bは、互いに同寸同形状(同径状)とされている。
なお、これら転動体34A,34B,34Bは、上記同様、ローラー軸33,33に固定される軸受部(ベアリング)を含んだ構成とされたものでもよく、また、外周側が樹脂等で被覆されたベアリングローラー等でもよい。この場合、これら転動体34A,34B,34Bの軸受部の軸方向両側面に、漏出する潤滑剤を吸着する吸着体を近接配置した構成等としてもよい。このような構成とすれば、複数の転動体34A,34B,34Bに比較的に高荷重が掛けられた場合にも、軸受部に封入された潤滑剤が垂れ落ちるようなことを抑制することができる。
また、回転収納体10及びこれに収納された被収納物の荷重を受ける下端側中央ガイド体30の転動体34A,34B,34Bとしては、上記のような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。例えば、転動体34A,34B,34Bを、ローラー状とした態様に代えて、ボール(球体)状とされたものとしてもよい。また、3つの転動体34A,34B,34Bを設けた態様に代えて、4つ以上または2つ以下の転動体34A,34B,34Bを設けた態様等としてもよい。また、このように下側レール部45が回転収納体10の荷重を受ける下荷重型とした態様に代えて、上側レール部40によって回転収納体10を吊り下げるように保持する上吊型としてもよい。
また、本実施形態では、収納状態とされた回転収納体10の移動を抑制する移動抑制部49を設けている。また、移動抑制部49を、収納状態とされた回転収納体10の下端側中央ガイド体30の前方側への移動を抑制するように、下側レール部45に設けた構成としている。また、本実施形態では、移動抑制部49を、回転収納体10を移動(回転)させるべく人力等の所定以上の負荷(操作荷重)が掛けられれば、回転収納体10の移動(前後反転)を許容する構成としている。また、図5(b)に示すように、移動抑制部49を、下側レール部45のガイド溝46の両側の内側壁48,48に対して溝幅方向に進退する進退部49aを有した構成としている。また、両側の内側壁48,48のそれぞれに対向状に配された進退部49a,49aを有した移動抑制部49,49を設けた構成としている。進退部49a,49aは、平面視して、溝幅方向中央側に突となる突湾曲状とされている。これら移動抑制部49,49としては、ボール状やピン状とされた進退部49a,49aが筒状部の先端に設けられ、この進退部49a,49aを進出方向に向けて付勢するばね等の付勢部材を内蔵したボールプランジャやピンプランジャ等でもよい。
また、下端側中央ガイド体30の間口方向両側には、これら移動抑制部49,49の進出された進退部49a,49aが係合する係合部としての係合凹部35,35が設けられている。これら係合凹部35,35は、下端保持部材32の両側の側壁部に、間口方向外方側に向けて開口するように設けられたものでもよい。これら係合凹部35,35に挿入されるように係合した進退部49a,49aによって収納状態とされた回転収納体10の意図しない移動の抑制が可能とされている。また、回転収納体10を移動させるべく所定以上の負荷が掛けられれば、進退部49a,49aの退入を伴い、係合凹部35,35の後側縁が進退部49a,49aを乗り越えるようにして係合凹部35,35に対する進退部49a,49aの係合が解除される。
なお、移動抑制部49,49及び係合部35,35としては、上記のようなものに限られず、種々の変形が可能である。例えば、溝幅方向に概ね弾性変形可能とされた板ばね状の移動抑制部49,49としたり、マグネットキャッチ状のものとしてもよい。さらには、移動抑制部49,49としては、このように所定以上の負荷を掛ければ回転収納体10の移動(回転)が可能とされたものに限られず、移動させる際には、手動解除が必要となるようなロック機構を構成するものとしてもよい。
また、移動抑制部49,49を下側レール部45に設けた態様に代えて、または加えて、上側レール部40に設けた構成としてもよい。この場合は、上端側中央ガイド体20の適所に係合部を設けた態様としてもよい。
ガイド装置9の被ガイド部材としての側部ガイド体50は、図6に示すように、一方向としての上下方向に沿う軸52回りに回転自在とされた第1ローラー54及び第2ローラー55と、付勢機構53と、を備えている。付勢機構53は、第1ローラー54を湾曲レール60の湾曲ガイド溝61の溝幅方向一方側の溝壁(第1溝壁)65に当接させるように付勢し、第2ローラー55を湾曲ガイド溝61の溝幅方向他方側の溝壁(第2溝壁)66に当接させるように付勢する。
本実施形態では、図2及び図6(a)に示すように、上下の回転機構部7,8のそれぞれにガイド装置9,9を設けた構成としている。つまり、収納状態における回転収納体10の間口方向一方側部位の上下両端部のそれぞれに、側部ガイド体50,50を設けた構成としている。また、回転収納体10の上下両側に配される箱体2の天面3a及び底面4aのそれぞれに沿わせるように、湾曲レール60,60を設けた構成としている。これら上下のガイド装置9,9は、図6(a)に示すように、互いに同様の構成とされ、互いに上下反転されたような構成とされている。
上下の側部ガイド体50,50は、平面視して互いに略一致する位置となるように設けられている。また、これら側部ガイド体50,50は、後記するように、回転収納体10が上下の回転機構部7,8にガイドされて回転する際に、回転収納体10の上下の軸18,19を円心とする略円弧上を移動する構成とされている。
また、本実施形態では、これら側部ガイド体50,50を、上枠部12及び下枠部13の長手方向一方側部位に設けた構成としている(図3も参照)。これら側部ガイド体50,50には、図6(a)、(b)に示すように、上枠部12及び下枠部13に固定されるブラケット状の固定部51,51が設けられている。これら固定部51,51は、収納状態における上枠部12及び下枠部13の収納奥行方向一方側に沿うように固定される固定片部51a,51aを備えている。これら固定部51,51の固定片部51a,51aは、上枠部12及び下枠部13に対して上下位置(高さ位置)調整可能に固定される構成とされている。図例では、これら固定片部51a,51aに、上枠部12及び下枠部13に設けられた雌ねじ部に捩じ込まれるねじが挿通される上下方向に長径状の挿通孔51b,51bを設けた例を示している。
また、これら固定部51,51の固定片部51a,51aの上下端には、上枠部12の上面側及び下枠部13の下面側にそれぞれ沿うように配され、第1ローラー54,54及び第2ローラー55,55を保持する保持片部51c,51cが設けられている。なお、以下では、一方の側部ガイド体50を例にとって説明する。
この側部ガイド体50の第1ローラー54及び第2ローラー55は、軸52方向に比較的に薄型の円柱状(円盤状)とされている。また、これら第1ローラー54及び第2ローラー55は、上記同様、軸受部(ベアリング)を含んだ構成とされたものでもよく、また、外周側が樹脂等で被覆されたベアリングローラー等でもよい。図例では、これら第1ローラー54及び第2ローラー55の外周面を、径方向に凸の凸湾曲面状とした例を示しているが、上記した上下のガイドローラー26,36と同様、略垂直面状としてもよい。
本実施形態では、付勢機構53は、これら第1ローラー54及び第2ローラー55を軸52方向に付勢する構成とされている。また、これら第1ローラー54及び第2ローラー55を、軸52方向に間隔を空けて同軸状に設けた構成としている。つまり、これら第1ローラー54及び第2ローラー55は、共通の軸(共通ローラー軸)52に回転自在に保持されている。また、これら第1ローラー54及び第2ローラー55は、共通ローラー軸52に対して、それぞれ個別に回転自在とされている。このような構成とすれば、第1ローラー54と第2ローラー55とが互いに干渉するようなことがなく、それぞれを円滑に回転させることができる。
また、本実施形態では、これら第1ローラー54及び第2ローラー55のそれぞれを、共通ローラー軸52に対して軸方向に移動自在に設けた構成としている。これら第1ローラー54及び第2ローラー55は、内輪の内径が共通ローラー軸52の外径よりも大とされ、共通ローラー軸52がすきまばめ状に挿通されたものでもよい。また、これら第1ローラー54及び第2ローラー55は、共通ローラー軸52に対して円滑に移動可能なように、摺動性の良好な上記同様の樹脂や含油プラスチック等から形成された内輪(軸受部)を含んだ構成とされたものとしてもよい。
共通ローラー軸52は、固定部51の保持片部51cから上下方向外側(箱体2の上下方向外側)に向けて突出するように設けられている。本実施形態では、この共通ローラー軸52の突出方向先端側に、第1ローラー54を設け、共通ローラー軸52の突出方向基端側に第2ローラー55を設けた構成としている。この共通ローラー軸52には、第1ローラー54と第2ローラー55とが互いに干渉しないように、これらを軸方向に離間させる座金(ワッシャー)等が挿通されている。
付勢機構53は、これら第1ローラー54及び第2ローラー55を共通ローラー軸52の突出方向先側に付勢する構成とされている。本実施形態では、付勢機構53を、共通ローラー軸52が挿通され、固定部51の保持片部51cと第2ローラー55との間に配された単一の圧縮コイルばねとしている。また、共通ローラー軸52には、この付勢機構53と第2ローラー55との間に位置するように座金(ワッシャー)等が挿通されている。また、共通ローラー軸52の突出方向先端部には、第1ローラー54の抜止となる鍔状の抜止部52aが設けられている。なお、付勢機構53としては、上記のような圧縮コイルばねに限られず、上記同様、種々のばね部材としてもよい。また、第1ローラー54及び第2ローラー55を共通ローラー軸52に対して軸方向に移動自在に設ける態様としては、上記のような態様に限られない。例えば、これら第1ローラー54及び第2ローラー55の内輪が固定的に設けられた円筒状部材を共通ローラー軸52に対して軸方向に移動自在に設けた態様等としてもよい。
また、本実施形態では、これら第1ローラー54及び第2ローラー55のうちの一方を、他方よりも小径状としている。本実施形態では、第1ローラー54を、第2ローラー55よりも小径状としている。この第1ローラー54と第2ローラー55との径差及びこれらの外径は、第1ローラー54及び第2ローラー55が後記する湾曲ガイド溝61の各溝壁65,66(第1溝壁65及び第2溝壁66)に当接するように、適宜の径差及び径とされている。例えば、第1ローラー54の外径を、第2ローラー55の外径の1/2〜9/10程度としてもよく、図例では、5/7程度とした例を示している。また、図例では、これら第1ローラー54及び第2ローラー55の軸方向に沿う寸法を、互いに略同寸法とした例を示している。
上下の湾曲レール60,60は、上下方向に沿う方向となる上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)に向けて開口するように湾曲ガイド溝61,61を設けた構成とされ、概ね間口方向に延びるように設けられている。これら上下の湾曲レール60,60は、互いに同寸同形状とされた部材が上下反転されて箱体2の天面3a及び底面4aのそれぞれに、平面視して略一致する位置となるように設けられている。以下では、下側の湾曲レール60を例にとって説明する。
湾曲ガイド溝61は、上方側(上下方向中央側)に向く溝底64と、溝幅方向両側の第1溝壁65及び第2溝壁66と、によって区画されている。図例では、収納奥行方向奥側に向く溝壁を第1溝壁65とし、収納奥行方向手前側に向く溝壁を第2溝壁66とした例を示している。この湾曲ガイド溝61は、全長に亘って略一様な形状、つまり、溝幅及び溝深さが略一様な寸法とされている。
本実施形態では、この湾曲ガイド溝61の第1溝壁65及び第2溝壁66に、当該湾曲ガイド溝61の溝幅寸法を溝底64または溝開口に向かうに従い小さくするように傾斜状とされた傾斜面を設けた構成としている。また、本実施形態では、湾曲ガイド溝61を、第1ローラー54が当接される溝幅方向一方側の第1溝壁65に第2ローラー55が当接しないように形成している。
また、上記した側部ガイド体50の付勢機構53は、この湾曲ガイド溝61の溝幅寸法が小さくなる側に向けて第1ローラー54及び第2ローラー55を付勢する構成とされている。本実施形態では、湾曲ガイド溝61の第1溝壁65及び第2溝壁66に、湾曲ガイド溝61の溝幅寸法を溝底64に向かうに従い小さくするように傾斜状とされた傾斜面を設けた構成としている。つまり、湾曲ガイド溝61の第1溝壁65及び第2溝壁66の傾斜面は、上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)に向かうに従い拡開状に形成されている。上記した側部ガイド体50は、小径状とされた第1ローラー54を溝幅寸法が小さくなる側(溝底64側)に配した構成とされている。
また、本実施形態では、第1溝壁65及び第2溝壁66のそれぞれを、溝深さ方向の全体に亘って傾斜面としている。これら第1溝壁65及び第2溝壁66の溝底64に対する傾斜角度は、上記同様、付勢機構53によって付勢される第1ローラー54及び第2ローラー55の当接性や転動性、ガイド性等の観点から適宜の角度としてもよい。これら第1溝壁65及び第2溝壁66の溝底64に対する傾斜角度は、例えば、上記同様、垂直面に対して2度〜30度(溝底64とのなす角度が92度〜120度)程度としてもよく、好ましくは2度〜20度程度としてもよく、図例では、10度程度とした例を示している。
また、本実施形態では、第1ローラー54が当接される第1溝壁65の溝深さ方向に沿う寸法(壁高さ寸法)を、第1ローラー54よりも大径状とされた第2ローラー55が当接しないように、第2溝壁66の溝深さ方向に沿う寸法(壁高さ寸法)よりも小としている。つまり、第2ローラー55は、第1溝壁65の溝開口縁よりも上下方向で上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)に位置するように配される構成とされている。これら第1溝壁65及び第2溝壁66の壁高さ寸法は、第1溝壁65に第2ローラー55が当接することなく第1ローラー54が当接し、第2溝壁66に第2ローラー55が当接するように適宜の寸法とすればよい。
また、湾曲ガイド溝61における第1ローラー54が当接される溝底64側部位の溝幅寸法は、第1ローラー54が第2溝壁66に当接しないように、第1ローラー54の外径よりも大とされている。
付勢機構53によって溝底64側に付勢された第1ローラー54及び第2ローラー55は、第1ローラー54が第1溝壁65に当接し、第2ローラー55が第2溝壁66に当接することで、溝底64側への更なる移動が規制される。また、これにより、第1ローラー54及び第2ローラー55(共通ローラー軸52)の溝幅方向への移動が規制される。本実施形態では、第1ローラー54の外周面が第1溝壁65の傾斜面に点接触的に当接され、第2ローラー55の外周面が第2溝壁66の傾斜面に点接触的に当接される構成とされている。
また、湾曲ガイド溝61は、図3に示すように、平面視して奥側に凸となるように湾曲状とされた間口方向中央側の湾曲溝部62と、この湾曲溝部62の間口方向両側に間口方向に延びるように設けられた直線溝部63,63と、を連なるように設けた構造とされている。
湾曲溝部62は、直線溝部63,63との境界部となる間口方向両側端部が箱体2の収納空間の奥行方向略中央部に位置するように設けられている。また、湾曲溝部62は、両側の直線溝部63,63から離れるに従い、つまり間口方向中央部に向かうに従い収納空間の奥側に位置するように、かつ最奥側部位が収納空間の間口方向中央部に位置するように設けられている。この湾曲溝部62は、図7(a)〜(c)に示すように、回転収納体10が回転される際に、最前方位置とされた状態の回転収納体10の上下の軸18,19を円心とする略円弧状とされている。この湾曲溝部62の中心角や曲率半径は、収納空間の奥行寸法や間口寸法、回転収納体10の収納部16の平面視形状等に応じて、回転収納体10が回転される際に箱体2に接触しないように、適宜、設定するようにすればよい。この湾曲溝部62の中心角は、例えば、60°〜120°程度としてもよい。また、この湾曲溝部62の曲率半径は、例えば、収納空間(回転収納体10)の奥行寸法に対する間口寸法の比が大きくなるに従い大きくするようにしてもよい。
直線溝部63,63は、湾曲溝部62の間口方向両側端部に連なるように設けられている。これら直線溝部63,63は、箱体2の収納空間の奥行方向略中央部に位置するように、かつ間口方向に延びるように設けられている。また、これら直線溝部63,63と湾曲溝部62との境界部は、第1ローラー54及び第2ローラー55が滑らかに移動するように、湾曲状とされている。
これら両側の直線溝部63,63に、回転収納体10を収納させた状態並びに回転収納体10を回転させる際の初期及び終期の状態で、側部ガイド体50が位置する(図3及び図7(d)参照)。
上記構成とされた回転収納装置1は、図3及び図7に示すように、以下のように回転収納体10が回転されて前後反転される。
図3及び図7(a)に示すように、回転収納体10を収納させた状態から回転収納体10を回転させる際の初期の状態では、側部ガイド体50が湾曲ガイド溝61の一方の直線溝部63に沿って間口方向中央側に移動しながら上下の中央ガイド体20,30が前方に移動する。そして、図7(a)〜(c)に示すように、側部ガイド体50が湾曲ガイド溝61の湾曲溝部62に至れば、上端側軸18及び下端側軸19を略回動支点として回転収納体10が回転するように、側部ガイド体50が湾曲溝部62に沿って円弧を描くように移動する。そして、図7(c)、(d)に示すように、回転収納体10を回転させる際の終期の状態、つまり、側部ガイド体50が他方の直線溝部63に至れば、側部ガイド体50がこの他方の直線溝部63に沿って間口方向外方側に移動しながら上下の中央ガイド体20,30が後方に移動する。これにより、回転収納体10が上下の軸18,19回りに180°回転されて、その前後が反転された状態となる。このように、当該回転収納装置1は、回転収納体10の上下の軸18,19を前後方向に移動させながら回転収納体10を軸18,19回りに回転させることで、回転収納体10の前後を入れ替え(切り替え)可能としている。
本実施形態に係るガイド装置9及びこれを備えた回転収納装置1は、上述のような構成としたことで、被ガイド対象としての回転収納体10の移動を円滑にガイドすることができる。
つまり、第1ローラー54をガイド溝(湾曲ガイド溝)61の溝幅方向一方側の溝壁(第1溝壁)65に当接させるように付勢し、第2ローラー55を溝幅方向他方側の溝壁(第2溝壁)66に当接させるように付勢する付勢機構53を設けた構成としている。従って、回転収納体10に取り付けられる被ガイド部材としての側部ガイド体50の第1ローラー54を溝幅方向一方側の第1溝壁65に当接させて転動させ、第2ローラー55を溝幅方向他方側の第2溝壁66に当接させて転動させることができる。これにより、回転収納体10を移動させる際に、レール(湾曲レール)60の湾曲ガイド溝61の両側の溝壁65,66と側部ガイド体50との間で生じるがたつきやこれによる異音の発生を抑制することができ、側部ガイド体50を円滑に移動させることができる。
また、本実施形態では、湾曲ガイド溝61の溝幅方向両側の溝壁65,66に、当該湾曲ガイド溝61の溝幅寸法を溝底64または溝開口に向かうに従い小さくするように傾斜状とされた傾斜面を設けた構成としている。また、付勢機構53は、第1ローラー54及び第2ローラー55を軸(共通ローラー軸)52に沿う方向で湾曲ガイド溝61の溝幅寸法が小さくなる側に向けて付勢する構成とされている。従って、第1ローラー54を、共通ローラー軸52方向に沿う方向で溝幅方向一方側の第1溝壁65の傾斜面に対して押し付けることができる。また、第2ローラー55を、共通ローラー軸52方向に沿う方向で溝幅方向他方側の第2溝壁66の傾斜面に対して押し付けることができる。これにより、例えば、一方の溝壁(65)を溝底64に対して垂直面状としたものと比べて、共通ローラー軸52に掛かる溝幅方向への負荷を効果的に低減させることができる。また、これら第1ローラー54及び第2ローラー55をそれぞれが当接される各溝壁65,66に沿って円滑に回転させることができる。また、付勢方向が各溝壁65,66に対して傾斜する方向で、各ローラー54,55の共通ローラー軸52方向に概ね沿う方向となる。これにより、例えば、各ローラー54,55を溝幅方向に付勢する付勢機構を設けたものと比べて、湾曲ガイド溝61に対する各ローラー54,55の溝幅方向への振れ等をより効果的に抑制することができる。また、本実施形態では、各ローラー54,55の外周面が各溝壁65,66の傾斜面に対して言わば点接触的に当接される構成としているので、外周面が線接触的に当接されるものと比べて、各ローラー54,55をより円滑に回転させることができる。
また、本実施形態では、第1ローラー54及び第2ローラー55を、共通ローラー軸52方向に間隔を空けて同軸状に設けている。従って、第1ローラー54と第2ローラー55とを溝幅方向や溝長手方向に並列状に設けたものと比べて、構造の簡略化を図ることができる。また、湾曲ガイド溝61の溝幅寸法が小さくなる側に配される第1ローラー54を第2ローラー55よりも小径状とし、湾曲ガイド溝61を、第1ローラー54が当接される溝幅方向一方側の第1溝壁65に第2ローラー55が当接しないように形成している。従って、第1ローラー54及び第2ローラー55を同軸状に設けながらも、小径状の第1ローラー54を第1溝壁65に当接させ、大径状の第2ローラー55を第1溝壁65に当接させることなく第2溝壁66に当接させることができる。
また、本実施形態では、ガイド装置9を、前後反転可能なように、回転収納体10を上下方向に沿う軸18,19回りに回転可能にかつ前後方向に移動可能にガイドする上下の回転機構部7,8に設けた構成としている。従って、回転収納体10に効率的に被収納物を収納させたり、回転収納体10を回転させることで、被収納物を取り出し易くしたりすることができる。また、回転収納体10を、箱体2に対して前後方向に移動させながら上下方向に沿う軸18,19回りに回転させることができる。これにより、回転収納体10を回転させる際に、回転収納体10が箱体2に収納された状態よりも後方側に突出するようなことを防止することができる。つまり、箱体2に収納された状態の回転収納体10の奥側に必要となる回転収納体10の回転用の空間を小さくすることができ、回転収納体10の収納部の奥行寸法を確保しながらも箱体2の奥行寸法を効率的に小さくすることができる。また、この回転収納体10の移動を、本実施形態に係るガイド装置9によってガイドすることができるので、上述のように、がたつきやこれによる異音の発生を抑制することができる。
なお、本実施形態では、第1溝壁65に第2ローラー55が当接しないように、第1溝壁65の壁高さ寸法を第2溝壁66の壁高さ寸法よりも小とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、第1溝壁65に第2ローラー55を回避するような段差状や湾曲状の壁部を設けた構成等としてもよい。
また、本実施形態では、第1ローラー54と第2ローラー55とを同軸状に設け、一方の第1ローラー54を第2ローラー55よりも小径状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、第1ローラー54及び第2ローラー55のそれぞれを個別に回転自在に保持するローラー軸を設けた構成としてもよい。この場合は、第1ローラー54のローラー軸と第2ローラー55のローラー軸とを溝幅方向や溝長手方向において互いに異なる位置となるように設けた構成としてもよい。また、この場合は、第1ローラー54と第2ローラー55とを、互いに略同径状等としてもよい。また、この場合は、第1ローラー54のローラー軸及び第2ローラー55のローラー軸のそれぞれに付勢機構53を設けた態様としてもよく、その他、種々の構成とされた付勢機構53の採用が可能である。
また、本実施形態では、湾曲レール60の湾曲ガイド溝61の両側の溝壁65,66に、溝底64側となる上下方向外側(箱体2の上下方向外側)に向かうに従い溝幅寸法を小とする傾斜面を設けた例を示しているが、このような態様とは逆としてもよい。つまり、湾曲レール60の湾曲ガイド溝61の両側の溝壁65,66に、溝開口側となる上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)に向かうに従い溝幅寸法を小とする傾斜面を設けた構成としてもよい。この場合は、各ローラー54,55やローラー軸52、付勢機構53等を適宜、必要に応じて変形するようにすればよい。
また、本実施形態では、上下の回転機構部7,8のそれぞれに、回転軌跡ガイド機構を構成するガイド装置9,9を設けた構成としているが、上下の回転機構部7,8のうちの一方側のみにガイド装置9を設けた構成としてもよい。また、本実施形態に係る回転収納装置1を構成する各部の具体的構成としては、上記のような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
次に、本発明の他の実施形態に係るガイド装置の一例及び各実施形態に係るガイド装置を備える回転収納装置に設けられる下側回転機構部の一変形例について図面を参照して説明する。
なお、以下の各実施形態では、先に説明した実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、以下の第2実施形態及び第3実施形態においても、ガイド装置9A,9Bは、図示は省略しているが、箱体2内に設けられた上下の回転機構部7,8(図1等参照)の回転軌跡ガイド機構を構成する。また、図8〜図11では、下側のガイド装置9A,9Bを図示しているが、上側のガイド装置9A,9Bについても、上記同様、下側のガイド装置9A,9Bを上下反転させたような構成とされ、同様の構成である。
図8及び図9は、第2実施形態に係るガイド装置9Aの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るガイド装置9Aは、被ガイド部材としての側部ガイド体50Aの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、図8(a)、(b)に示すように、側部ガイド体50Aは、第1ローラー54A及び第2ローラー55Aを湾曲ガイド溝61Aの溝長手方向に間隔を空けて設けた構成とされている。また、付勢機構53Aは、第1ローラー54A及び第2ローラー55Aを溝幅方向に沿って互いに逆側に付勢する構成とされている。このような構成とすれば、第1ローラー54Aを溝幅方向一方側の第1溝壁65Aに向けて溝幅方向に沿って付勢し、第2ローラー55Aを第1ローラー54Aとは逆側となる溝幅方向他方側の第2溝壁66Aに向けて溝幅方向に沿って付勢することができる。これにより、後記するように、湾曲ガイド溝61Aの溝幅方向両側の溝壁65A,66Aに傾斜面を設ける必要がなく、湾曲レール60Aの構造の簡略化を図ることができる。
また、本実施形態では、側部ガイド体50Aは、付勢機構53Aによって溝幅方向に沿う方向で第1ローラー54Aと同じ溝壁(第1溝壁)65A側に向けて付勢される第3ローラー56を更に備えている。このような構成とすれば、第1ローラー54A及び第3ローラー56を溝幅方向一方側の第1溝壁65Aに向けて溝幅方向に沿って付勢することができる。また、第2ローラー55Aをこれら第1ローラー54A及び第3ローラー56とは逆側となる溝幅方向他方側の第2溝壁66Aに向けて溝幅方向に沿って付勢することができる。これにより、3つのローラー54A,55A,56によって側部ガイド体50Aを湾曲ガイド溝61Aに沿って安定的にガイドすることができる。また、側部ガイド体50Aは、第3ローラー56と第1ローラー54Aとの間に第2ローラー55Aを配した構成とされている。このような構成とすれば、溝長手方向に間隔を空けて設けられる3つのローラー54A,55A,56が交互に溝幅方向で異なる側に向けて付勢されることとなるので、溝幅方向への振れを効果的に抑制することができる。
また、側部ガイド体50Aは、図9(a)〜(c)に示すように、下枠部13(上枠部12)に固定される固定部51Aを備えている。また、側部ガイド体50Aは、溝長手方向に間隔を空けて設けられた3つのローラー54A,55A,56を保持する第1保持部57を備えている。第1保持部57は、溝長手方向に長尺状とされ、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される略平板状とされている。この第1保持部57の略中央部位には、上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)に向けて突出し、軸方向を上下方向に沿わせた保持軸57aが設けられている。第1保持部57は、この保持軸57a回りに固定部51Aに対して回転自在に保持されている。固定部51Aには、保持軸57aを回転自在に保持する軸受部52Aが設けられている。図例では、軸受部52Aを、上下方向外側(箱体2の上下方向外側)に向けて突出するように設けられた筒状(円筒状)とした例を示している。なお、固定部51Aに対して第1保持部57を上下方向に沿う軸回りに回転自在とする態様としては、上記のような態様に限られず、第1保持部57に軸受部を設け、固定部51Aに保持軸を設けた態様等としてもよい。
また、第1保持部57の長手方向一端側には、第1ローラー54Aを回転自在に保持し、軸方向を上下方向に沿わせた第1ローラー軸57bが設けられている。また、第1保持部57の長手方向他端側には、軸方向を上下方向に沿わせた第3ローラー56の第3ローラー軸58aを回転自在に保持する軸受部57cが設けられている。これら第1ローラー軸57bと軸受部57c(第3ローラー軸58a)とは、図8に示すように、平面視して第1保持部57の保持軸57aの溝長手方向両側に位置するように保持軸57aから互いに略等間隔を空けて設けられている。
第2ローラー55Aは、第1保持部57に対して概ね溝幅方向に移動自在に保持されている。この第2ローラー55Aは、第1保持部57の長手方向他端側に設けられた軸受部57cに対して上下方向に沿う軸(第3ローラー軸)58a回りに回転自在に保持された第2保持部58に保持されている。
第2保持部58は、第3ローラー軸58aが設けられた部位から第1ローラー54A側に向けて延びるように設けられ、その延出方向の先端部に、第2ローラー55Aを回転自在に保持し、軸方向を上下方向に沿わせた第2ローラー軸58bを設けた構成とされている。つまり、第2ローラー55Aは、第3ローラー軸58a回りに第2保持部58が回転されることで、第1保持部57に対して概ね溝幅方向に移動する構成とされている。
また、側部ガイド体50Aは、第3ローラー軸58a及び第2ローラー軸58bの反第2保持部側の端部を保持する第3保持部59を備えている。側部ガイド体50Aは、この第3保持部59と第2保持部58とによって第2ローラー55A及び第3ローラー56を挟むように保持する構成とされている。なお、このような第3保持部59を設けていない構成としてもよい。
第1ローラー54A、第2ローラー55A及び第3ローラー56は、上記同様、それぞれの軸57b,58b,58a方向に比較的に薄型の円柱状(円盤状)とされている。これら第1ローラー54A、第2ローラー55A及び第3ローラー56は、上記同様、軸受部(ベアリング)を含んだ構成とされたものでもよく、また、外周側が樹脂等で被覆されたベアリングローラー等でもよい。
また、これら第1ローラー54A、第2ローラー55A及び第3ローラー56は、互いに略同高さに位置するように配されている。また、本実施形態では、第2ローラー55Aを他のローラー54A,56よりも小径状としている。また、この第2ローラー55Aの軸方向に沿う寸法を、他のローラー54A,56の軸方向に沿う寸法よりも小としている。また、第1ローラー54Aと第3ローラー56とを、互いに略同寸同形状としている。
付勢機構53Aは、第2ローラー55Aを第1保持部57に対して溝幅方向外側に向けて付勢する構成とされている。つまり、付勢機構53Aは、第1ローラー54A及び第3ローラー56に対して第2ローラー55Aを溝幅方向外側に向けて付勢する構成とされている。また、第1ローラー54A及び第3ローラー56は、この付勢機構53Aによって、湾曲ガイド溝61Aの第1溝壁65Aに押し付けられるように付勢される。第2ローラー55Aは、この付勢機構53Aによって湾曲ガイド溝61Aの第2溝壁66Aに押し付けられるように付勢される。
また、付勢機構53Aは、第1保持部57に対して第2保持部58を第3ローラー軸58a回りに回転させるように付勢する単一の引張コイルばねとされている。図例では、第1保持部57の長手方向一端部から溝幅方向一方側となる収納奥行方向手前側に向けて突出するように設けられた片部に、付勢機構53Aの一端部を保持するばね保持部57dを設けた例を示している。また、第2保持部58の第3ローラー軸58aが設けられた部位から溝幅方向一方側となる収納奥行方向手前側に向けて突出するように設けられた片部に、付勢機構53Aの他端部を保持するばね保持部58cを設けた例を示している。
つまり、付勢機構53Aは、第1保持部57のばね保持部57dに対して第2保持部58のばね保持部58cを引っ張るように付勢する構成とされている。これにより、上述のように、第2ローラー55Aが溝幅方向外側に向けて移動するように、第2保持部58が第3ローラー軸58a回りに回転するように付勢される。
湾曲レール60Aは、詳細な図示は省略しているが、上記第1実施形態とは異なり、湾曲ガイド溝61Aの溝幅方向両側の第1溝壁65A及び第2溝壁66Aを溝底64に対して略直交状とした構成とされている。つまり、第1溝壁65A及び第2溝壁66Aに溝幅寸法を小さくするような傾斜面を設けていない構成としている。また、これら第1溝壁65Aと第2溝壁66Aとの壁高さ寸法を、互いに略同寸法としている。
上記構成とされたガイド装置9Aにおいては、側部ガイド体50Aは、第1ガイドローラー54A及び及び第3ローラー56が第1溝壁65Aに当接され、第2ローラー55Aが第2溝壁66Aに当接されて湾曲ガイド溝61Aに沿って移動する。このように側部ガイド体50Aが湾曲ガイド溝61Aに沿って移動する際には、図8(a)、(b)に示すように、第1保持部57が固定部51Aに対して保持軸57a回りに回転しながら移動し、かつ付勢機構53Aの伸縮を伴って第2保持部58が第3ローラー軸58a回りに回転しながら移動する。図8(a)に示すように、側部ガイド体50Aが直線溝部63に位置した状態から湾曲溝部62に向けて境界部を移動する際には、付勢機構53Aの伸長を伴いながら移動する。また、図8(b)に示すように、側部ガイド体50Aが湾曲溝部62を移動する際には、直線溝部63及び境界部を移動する際よりも付勢機構53Aが縮短した状態で移動する。つまり、本実施形態では、付勢機構53Aの復元力(押付力)は、側部ガイド体50Aが湾曲溝部62を移動する際よりも他の部位を移動する際の方が大となる構成とされている。このような構成とすれば、回転収納体10を回転させる際に特にがたつき易い初期の状態及び終期の状態におけるがたつきを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態に係るガイド装置9Aにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
図10及び図11は、第3実施形態に係るガイド装置9Bの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るガイド装置9Bは、被ガイド部材としての側部ガイド体50Bの構成が上記第2実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、図10(a)〜(c)に示すように、側部ガイド体50Bは、湾曲ガイド溝61Aの溝長手方向に間隔を空けて2つのローラー(第1ローラー54B及び第2ローラー55B)を設けた構成とされている。また、付勢機構53Bは、上記第2実施形態と概ね同様、第1ローラー54B及び第2ローラー55Bを溝幅方向に沿って互いに逆側に付勢する構成とされている。
また、側部ガイド体50Bは、図11(a)〜(c)に示すように、上記第2実施形態と概ね同様、下枠部13(上枠部12)に固定される固定部51Bを備えている。また、側部ガイド体50Bは、溝長手方向に間隔を空けて設けられた2つのローラー54B,55Bを保持するローラー保持部57Aを備えている。このローラー保持部57Aは、上記と概ね同様、その略中央部位に設けられた保持軸57a回りに固定部51Bに対して回転自在に保持されている。固定部51Bには、上記同様、保持軸57aを回転自在に保持する軸受部52Aが設けられている。
また、ローラー保持部57Aは、長手方向一端側に第1ローラー54Bを回転自在に保持する第1ローラー軸57Abを設け、長手方向他端側に第2ローラー55Bを回転自在に保持する第2ローラー軸57Acを設けた構成とされている。これら第1ローラー軸57Ab及び第2ローラー軸57Acは、軸方向を上下方向に沿わせた構成とされ、上記同様、保持軸57aの溝長手方向両側に位置するように保持軸57aから互いに略等間隔を空けて設けられている。
また、第1ローラー54B及び第2ローラー55Bは、上記同様、それぞれの軸57Ab,57Ac方向に比較的に薄型の円柱状(円盤状)とされ、軸受部を含んだ構成とされたものでもよく、また、外周側が樹脂等で被覆されたベアリングローラー等でもよい。
また、これら第1ローラー54B及び第2ローラー55Bは、互いに略同高さに位置するように配されている。また、本実施形態では、第1ローラー54Bと第2ローラー55Bとを、互いに略同寸同形状としている。
付勢機構53Bは、固定部51Bに対してローラー保持部57Aを上下方向に沿う保持軸57a回りに回転させるように付勢する単一のねじりコイルばねとされている。この付勢機構53Bは、コイル部に固定部51Bに設けられた円筒状の軸受部52Aが挿通された構成とされている。また、付勢機構53Bは、上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)の端部に概ね径方向に延びるように第1アーム53aを設けた構成とされている。また、付勢機構53Bは、上下方向外側(箱体2の上下方向外側)の端部に概ね径方向に延びるように第2アーム53bを設けた構成とされている。これら第1アーム53aと第2アーム53bとは、付勢機構53Bが自然状態では互いに略平行状とされる(図11(c)参照)。つまり、これら第1アーム53aと第2アーム53bとが互いに離間する方向(互いの開き角(保持軸57a方向に見た状態のアーム同士のなす角)を大きくする方向)に移動するに従い付勢機構53Bの復元力が大となる構成とされている。
上記した固定部51B及びローラー保持部57Aには、図11に示すように、付勢機構53Bの第1アーム53a及び第2アーム53bが当接される当接片部51d,57eがそれぞれに設けられている。
固定部51Bの当接片部51dは、固定部51Bの収納間口方向外側端部から上下方向外側(箱体2の上下方向外側)に向けて延びるように設けられている。この固定部51Bの当接片部51dは、側部ガイド体50Bが湾曲ガイド溝61Aに沿って移動する際に、ローラー保持部57Aに対して保持軸57aを略円心として保持軸57aの概ね周方向に沿って移動する。
ローラー保持部57Aの当接片部57eは、湾曲ガイド溝61Aの溝長手方向に長尺状とされたローラー保持部57Aの長手方向略中央部の溝幅方向一方側縁部から上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)に向けて延びるように設けられている。また、この当接片部57eは、ローラー保持部57Aの長手方向中央部から僅かに第2ローラー55B側に寄った位置となるように設けられている。このローラー保持部57Aの当接片部57eは、側部ガイド体50Bが湾曲ガイド溝61Aに沿って移動する際に、湾曲ガイド溝61Aの溝幅方向一方となる第2溝壁66Aに概ね沿うように移動する。
これら当接片部51d,57eは、付勢機構53Bの第1アーム53a及び第2アーム53bのいずれにも当接可能なように設けられている。
また、これら当接片部51d,57eは、延出方向に長尺状で、保持軸57aの略径方向に厚さ方向を沿わせた略平板状とされている。図例では、これら当接片部51d,57eの幅寸法を互いに略同寸法とした例を示している。
また、これら当接片部51d,57eは、後記するように、これらが相対的に保持軸57aの概ね周方向に沿って移動する際に、互いに干渉しないように一方が他方よりも保持軸57aの略径方向で外側に位置するように設けられている。図例では、固定部51Bの当接片部51dを、ローラー保持部57Aの当接片部57eよりも保持軸57aの略径方向で外側に位置するように設けた例を示している。
上記構成とされたガイド装置9Bにおいては、側部ガイド体50Bは、第1ローラー54Bが第1溝壁65A及び第2溝壁66Aの一方に当接し、第2ローラー55Bが他方に当接して湾曲ガイド溝61Aに沿って移動する。本実施形態では、側部ガイド体50Bが移動する際に、湾曲ガイド溝61Aの溝長手方向途中部位において付勢機構53Bによる各ローラー54B,55Bの付勢方向が逆側に切り替わる(反転する)構成とされている。
図10(a)に示すように、側部ガイド体50Bが一方の直線溝部63に位置した状態では、固定部51Bの当接片部51dが一方の直線溝部63の溝長手方向外側に位置し、ローラー保持部57Aの当接片部57eが一方の直線溝部63の溝幅方向一方側に位置する。この状態では、固定部51Bの当接片部51dとローラー保持部57Aの当接片部57eとが保持軸57aの概ね周方向に比較的に大きく離間した状態となる。また、この状態では、固定部51Bの当接片部51dに当接された第2アーム53bとローラー保持部57Aの当接片部57eに当接された第1アーム53aとの開き角が90度超(図例では、94度程度)とされている。また、この状態では、ローラー保持部57Aは、第1ローラー54Bが第1溝壁65Aに押し付けられ、第2ローラー55Bが第2溝壁66Aに押し付けられるように、固定部51Bに対して付勢機構53Bによって保持軸57a回りに付勢されている。
また、側部ガイド体50Bが一方の直線溝部63から湾曲溝部62に向けて移動する際には、固定部51Bの当接片部51dとローラー保持部57Aの当接片部57eとが保持軸57aの概ね周方向に沿って相対的に近接する方向に移動する。つまり、第2アーム53bと第1アーム53aとの開き角が徐々に小さくなる。
そして、図10(b)に示すように、側部ガイド体50Bが湾曲溝部62を移動する際には、固定部51Bの当接片部51dとローラー保持部57Aの当接片部57eとが保持軸57aの概ね周方向に比較的に近接した状態となる。この状態では、第2アーム53bと第1アーム53aとが僅かに開いた状態(図例では、6度程度の開き角)とされ、上記同様、第1ローラー54Bが第1溝壁65Aに押し付けられ、第2ローラー55Bが第2溝壁66Aに押し付けられるように付勢される。
そして、側部ガイド体50Bが湾曲溝部62から他方の直線溝部63に向けて移動する際には、固定部51Bの当接片部51dとローラー保持部57Aの当接片部57eとが保持軸57aの概ね周方向に沿って相対的に移動し、更に近接する。また、このように移動する際には、固定部51Bの当接片部51dとローラー保持部57Aの当接片部57eとは、保持軸57aの径方向に見て互いに重なり合った後に、保持軸57aの概ね周方向に沿って相対的に離間する方向に移動する。このように各当接片部51d,57eが相対的に移動する際には、第2アーム53bと第1アーム53aとの開き角は、略平行状となった後に、徐々に大きくなる。この際、付勢機構53Bによる各ローラー54B,55Bの付勢方向が逆側に切り替わる(反転する)。つまり、上記までとは逆となるように、第1アーム53aに固定部51Bの当接片部51dが当接され、第2アーム53bにローラー保持部57Aの当接片部57eが当接される。この状態では、図10(c)に示すように、第2アーム53bと第1アーム53aとの開き角が90度弱(図例では、85度程度)とされている。また、この状態では、ローラー保持部57Aは、第1ローラー54Bが第2溝壁66Aに押し付けられ、第2ローラー55Bが第1溝壁65Aに押し付けられるように、固定部51Bに対して付勢機構53Bによって保持軸57a回りに付勢されている。
また、図10(c)に示す他方の直線溝部63に位置した側部ガイド体50Bが湾曲溝部62に向けて移動する際には、上記同様、途中において付勢機構53Bによる各ローラー54B,55Bの付勢方向が反転し、上記同様にして湾曲溝部62に沿って移動する。
上記のような構成とされた本実施形態に係るガイド装置9Bにおいても、上記各実施形態と概ね同様の効果を奏する。また、上記第2実施形態と比べて、構造の簡略化を図ることができる。
なお、本実施形態では、側部ガイド体50Bが湾曲ガイド溝61Aを移動する際に、略常時(上記反転する際以外)、各ローラー54B,55Bを溝幅方向逆側に付勢する構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、側部ガイド体50Bが湾曲溝部62を移動する際には、各ローラー54B,55Bを略付勢しない構成としてもよい。つまり、側部ガイド体50Bが湾曲溝部62を移動する際には、第1アーム53aと第2アーム53bとが略平行状とされて付勢機構53Bによる復元力がローラー保持部57Aに対して作用しない構成としてもよい。
図12及び図13は、第4実施形態に係るガイド装置9Cの一例を模式的に示す図である。
本実施形態では、上記各実施形態とは異なり、ガイド装置9Cを、回転収納体10の前後方向への移動をガイドする直進ガイド機構に適用した構成としている。つまり、本実施形態に係るガイド装置9Cは、上記した例の直進ガイド機構に代えて回転収納装置1に設けられる。また、被ガイド部材を構成する中央ガイド体(上端側中央ガイド体)20Aを、上記第3実施形態において説明した側部ガイド体50Bと概ね同様の機構を備えたものとしている。なお、図例では、上下の回転機構部7,8(図1等参照)のうちの上側に本実施形態に係るガイド装置9Cを設けた例を示しているが、下側または両方に設けた構成としてもよい。また、図12及び図13(c)では、下方側から見た(底面視)横断面を示している。
本実施形態に係るガイド装置9Cは、一方向としての上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)に開口するガイド溝41Aが設けられたレールを構成する上側レール部40Aと、この上側レール部40Aにガイドされる上端側中央ガイド体20Aと、を備えている。また、上端側中央ガイド体20Aは、図12に示すように、上下方向に沿う軸(第1ローラー軸24A及び第2ローラー軸24B)回りに回転自在とされ、ガイド溝41Aの溝長手方向に間隔を空けて設けられた第1ローラー26A及び第2ローラー26Bを備えている。また、上端側中央ガイド体20Aは、これら第1ローラー26A及び第2ローラー26Bをガイド溝41Aの溝幅方向に沿って互いに逆側に付勢する付勢機構27Aを備えている。
また、上端側中央ガイド体20Aは、図13(b)に示すように、第1ローラー軸24A及び第2ローラー軸24Bを上下方向外側(箱体2の上下方向外側)に向けて突出させるように設けたローラー保持部23Aを備えている。このローラー保持部23Aは、溝長手方向に長尺状とされ、長手方向略中央部に、上端側軸18Aを固定的に連結した構成とされている。この上端側軸18Aは、図13(a)に示すように、上枠部12の下面側に設けられた軸受部21Aを介して上枠部12に対して回転自在とされている。第1ローラー軸24A及び第2ローラー軸24Bは、平面視して上端側軸18Aの溝長手方向両側に位置するように上端側軸18Aから互いに略等間隔を空けて設けられている。
第1ローラー26A及び第2ローラー26Bは、上記同様、それぞれの軸24A,24B方向に比較的に薄型の円柱状(円盤状)とされ、軸受部を含んだ構成とされたものでもよく、また、外周側が樹脂等で被覆されたベアリングローラー等でもよい。
また、これら第1ローラー26A及び第2ローラー26Bは、互いに略同高さに位置するように配されている。また、本実施形態では、第1ローラー26Aと第2ローラー26Bとを、互いに略同寸同形状としている。また、第1ローラー26Aを、第2ローラー26Bよりも手前側に設けた構成としている。
また、これら第1ローラー26A及び第2ローラー26Bを保持するローラー保持部23Aは、上枠部12の上方側に位置するように配され、上側レール部40Aのガイド溝41Aに挿入される。
付勢機構27Aは、上枠部12に対してローラー保持部23Aを上下方向に沿う上端側軸18A回りに回転させるように付勢する単一のねじりコイルばねとされている。この付勢機構27Aは、上枠部12の下方側に位置するように配され、上枠部12を貫通させるように設けられた上端側軸18Aの下端部がコイル部に挿通された構成とされている。
また、付勢機構27Aは、上下方向外側(箱体2の上下方向外側)の端部に概ね径方向に延びるように第1アーム27aを設けた構成とされている。また、付勢機構27Aは、上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)の端部に概ね径方向に延びるように第2アーム27bを設けた構成とされている。これら第1アーム27aと第2アーム27bとは、上記同様、付勢機構27Aが自然状態では互いに略平行状とされる。なお、図13(b)では、第1アーム27aと第2アーム27bとの開き角が90度程度とされて弾性変形した状態を示している。
上端側中央ガイド体20A及び上枠部12には、図13(a)に示すように、付勢機構27Aの第1アーム27a及び第2アーム27bが当接される当接片部28,29がそれぞれに設けられている。
上枠部12の当接片部29は、上端側軸18Aの上枠部12長手方向一方側に位置するように、かつ上下方向中央側(箱体2の上下方向中央側)に向けて延びるように設けられている。この当接片部29は、上端側中央ガイド体20Aがガイド溝41Aに沿って移動する際に、上端側中央ガイド体20Aに対して上端側軸18Aを略円心として上端側軸18Aの概ね周方向に沿って移動する。
上端側中央ガイド体20Aの当接片部28は、上端側軸18Aの下端部の径方向外側に位置するように上端側軸18Aの下端部に連結され、上下方向に延びるように設けられている。また、この当接片部28は、上端側中央ガイド体20Aがガイド溝41Aに沿って移動する際に、常時、上端側軸18Aの手前側に位置するように設けられている。
これら当接片部28,29は、上記第3実施形態と概ね同様、付勢機構27Aの第1アーム27a及び第2アーム27bのいずれにも当接可能なように設けられている。
また、これら当接片部28,29は、上記第3実施形態と概ね同様、延出方向に長尺状で、上端側軸18Aの略径方向に厚さ方向を沿わせた略平板状とされ、幅寸法が互いに略同寸法とされている。また、これら当接片部28,29は、これらが相対的に上端側軸18Aの概ね周方向に沿って移動する際に、互いに干渉しないように一方が他方よりも上端側軸18Aの略径方向で外側に位置するように設けられている。なお、上枠部12の下面側に、これら当接片部28,29や上端側軸18A、付勢機構27Aを覆うカップ状のカバー材等を設けた構成としてもよい。
上側レール部40Aは、本実施形態では、両側の内側壁を構成する第1溝壁43A及び第2溝壁43Bが互いに略平行状とされている。また、本実施形態では、上側レール部40Aに、最前方位置とされた上端側中央ガイド体20Aの第1ローラー26Aの水平方向への変位を抑制する変位抑制部44a,44aを設けた構成としている。このような構成とすれば、後記するように最前方位置では付勢機構27Aによる付勢力が作用しないような場合にも上端側中央ガイド体20Aのがたつきやこれによる異音の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、前端カバー44Aに、変位抑制部44a,44aを一体的に設けた構成としている。
また、変位抑制部44a,44aを、最前方位置とされた第1ローラー26Aを溝幅方向両側から挟むように溝幅方向両側に設けた構成としている。図例では、第1溝壁43A及び第2溝壁43Bのそれぞれに沿わせるように変位抑制部44a,44aを設けた例を示している。また、これら変位抑制部44a,44aの互いに対向状に設けられた側面を、後方側に向かうに従い拡開する傾斜面状とした例を示している。なお、これら変位抑制部44a,44aは、僅かな弾性変形を伴い第1ローラー26Aを保持する構成とされたものでもよい。また、これら変位抑制部44a,44aを含む前端カバー44Aは、合成樹脂系材料から一体的に形成された樹脂製でもよい。また、前端カバー44Aは、このような樹脂製に代えて、変位抑制部44a,44aが板ばね状に機能するように形成された金属製でもよい。
上記構成とされたガイド装置9Cにおいては、上端側中央ガイド体20Aは、第1ローラー26Aが第1溝壁43A及び第2溝壁43Bの一方に当接し、第2ローラー26Bが他方に当接してガイド溝41Aに沿って移動する。また、本実施形態においても上記第3実施形態と概ね同様、上端側中央ガイド体20Aが移動する際に、ガイド溝41Aの最前方位置において付勢機構27Aによる各ローラー26A,26Bの付勢方向が逆側に切り替わる(反転する)構成とされている。
図12(a)に示すように、上端側中央ガイド体20Aが最後方位置では、上枠部12の当接片部29が上端側軸18Aの溝幅方向一方側に位置する。この状態では、上枠部12の当接片部29と上端側中央ガイド体20Aの当接片部28とが上端側軸18Aの概ね周方向に比較的に大きく離間した状態となる。また、この状態では、上枠部12の当接片部29に当接された第1アーム27aと上端側中央ガイド体20Aの当接片部28に当接された第2アーム27bとの開き角が90度程度とされる。また、この状態では、上端側中央ガイド体20Aは、第1ローラー26Aが第1溝壁43Aに押し付けられ、第2ローラー26Bが第2溝壁43Bに押し付けられるように、上枠部12に対して付勢機構27Aによって上端側軸18A回りに付勢されている。
また、上端側中央ガイド体20Aが前方側に向けて移動する際には、上枠部12の上端側軸18A回りの回転を伴い、上枠部12の当接片部29と上端側中央ガイド体20Aの当接片部28とが上端側軸18Aの概ね周方向に沿って相対的に近接する方向に移動する。つまり、第1アーム27aと第2アーム27bとの開き角が徐々に小さくなる。
そして、図12(b)に示すように、上端側中央ガイド体20Aが最前方位置では、上枠部12の当接片部29と上端側中央ガイド体20Aの当接片部28とは、上端側軸18Aの径方向に見て互いに重なり合った状態となる。この状態では、第1アーム27aと第2アーム27bとが略平行状とされ、付勢機構27Aが略自然状態とされる。
また、上記状態から上枠部12を更に回転させて上端側中央ガイド体20Aを後方側に向けて移動させれば、付勢機構27Aによる各ローラー26A,26Bの付勢方向が逆側に切り替わる(反転する)。つまり、上記までとは逆となるように、第1アーム27aに上端側中央ガイド体20Aの当接片部28が当接され、第2アーム27bに上枠部12の当接片部29が当接される。この状態では、図12(c)に示すように、上端側中央ガイド体20Aは、第1ローラー26Aが第2溝壁43Bに押し付けられ、第2ローラー26Bが第1溝壁43Aに押し付けられるように、上枠部12に対して付勢機構27Aによって上端側軸18A回りに付勢されている。また、上端側中央ガイド体20Aが最後方位置では、上枠部12の当接片部29に当接された第2アーム27bと上端側中央ガイド体20Aの当接片部28に当接された第1アーム27aとの開き角が90度程度とされる。
このような構成とされた本実施形態に係るガイド装置9Cにおいても、上記各実施形態と概ね同様の効果を奏する。
図14及び図15は、下側回転機構部の一変形例を模式的に示す図である。
本例に係る下側回転機構部8Aは、直進ガイド機構を構成する下端側中央ガイド体30A及び下側レール部45Aの構成が上記した例とは異なる。
本例では、図14(b)に示すように、下端側中央ガイド体30Aに、2つの転動体34,34を設けた構成としている。また、これら転動体34,34を、下側レール部45Aのガイド溝46の溝幅方向に間隔を空けて並列状に設けた構成としている。また、これら転動体34,34を、平面視して下端側軸19の溝幅方向両側に位置するように、かつ下端側軸19の軸心から略等距離となるように設けた構成としている。つまり、これら転動体34,34を回転自在に保持するローラー軸33を、下端側軸19の直下に位置するように設けた構成としている(図15参照)。
また、本例では、上記した例とは異なり、下端側中央ガイド体30Aに、下側レール部45Aの内側壁48A,48Aに沿って転動するガイドローラー及びこれを内側壁48A,48Aに押し付けるように付勢する付勢機構を設けていない構成としている。本例では、これらに代えて、下端側中央ガイド体30Aに、下端側中央ガイド体30Aの溝幅方向への移動を抑制し、ガイド溝46の内側壁48A,48Aへの下端保持部材32A及びローラー軸33の接触を抑制する規制部36Aを設けている。このような構成とすれば、上記した例と比べて、構造の簡略化を図ることができる。図例では、下端保持部材32Aの溝長手方向両側のそれぞれに規制部36A,36Aを設けた例を示している。これら規制部36A,36Aは、溝幅方向両側にガイド溝46の各内側壁48A,48Aに近接して対面される対面部を有した略角柱状とされている。これら規制部36A,36Aは、上記したような摺動性の良好な樹脂や含油プラスチックから形成されたものとしてもよい。なお、規制部36A,36Aとしては、図例のような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。
また、本例では、下側レール部45Aの移動抑制部49Aの構成が上記した例とは異なる。本例では、移動抑制部49Aを、下側レール部45Aのガイド溝46の溝底47Aに設けられ、収納状態の回転収納体10(図2等参照)の下端側中央ガイド体30Aの転動体34,34を受け入れる受入凹所としている。このような構成とすれば、上記した例と比べて、構造の簡略化を図ることができる。
この移動抑制部49Aは、上方側に向けて開口するように形成されている。図例では、下側レール部45Aのガイド溝46の溝底47Aに、移動抑制部49Aの溝長手方向両側を区画する突部47a,47aを設けた例を示している。これら突部47a,47aは、上方側に向けて突出し、溝幅方向に延びるように、かつ溝長手方向に間隔を空けて設けられている。また、これら突部47a,47aの溝長手方向両側面は、溝底47Aに向けて下るように傾斜する傾斜面とされている。なお、移動抑制部49Aとしては、図例のような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。
また、本例において説明した下側回転機構部8Aと上記した下側回転機構部8との互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよい。また、上記各実施形態に係るガイド装置9,9A,9B,9Cにおける互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよい。
また、上記した各実施形態に係るガイド装置9,9A,9B,9Cを構成する各部の具体的構成としては、上記したような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態では、単一のばね部材を付勢機構53,53A,53B,27Aとして設けた例を示しているが、ローラー54,54A,54B,55,55A,55B,56,26A,26Bをそれぞれに付勢する複数のばね部材を設けた構成等としてもよい。
また、上記した例では、ガイド装置9,9A,9B,9Cによってガイドされる被ガイド対象を前後反転可能とされた回転収納体10とした例を示しているが、このような態様に限られない。ガイド装置9,9A,9B,9Cの被ガイド対象を、例えば、収納間口方向及び収納奥行方向のうちの一方のみに移動自在とされた収納体としてもよく、また、戸パネルや間仕切パネル等としてもよい。この場合において、被ガイド対象が下荷重型で移動自在とされた場合には、被ガイド対象の上端側をガイドするようにガイド装置9,9A,9B,9Cを設けた構成としてもよい。また、被ガイド対象が上吊型で移動自在とされた場合には、被ガイド対象の下端側をガイドするようにガイド装置9,9A,9B,9Cを設けた構成としてもよい。また、この場合は、ガイド装置9,9A,9Bが備えるレール60,60Aを、湾曲状とせずに、直線状としてもよい。上記各実施形態に係るガイド装置9,9A,9B,9Cによってガイドされる被ガイド対象としては、その他、種々の構成とされたものでもよい。
1 回転収納装置(収納装置)
2 箱体
7 上側回転機構部(回転機構部)
8,8A 下側回転機構部(回転機構部)
9,9A,9B,9C ガイド装置
10 回転収納体(収納体、被ガイド対象)
18 上端側軸(上下方向に沿う軸)
19 下端側軸(上下方向に沿う軸)
20A 上端側中央ガイド体(被ガイド部材)
24A 第1ローラー軸(一方向に沿う軸)
24B 第2ローラー軸(一方向に沿う軸)
26A 第1ローラー
26B 第2ローラー
27A 付勢機構
40A 上側レール部(レール)
41A ガイド溝
43A 第1溝壁(溝壁)
43B 第2溝壁(溝壁)
50,50A,50B 側部ガイド体(被ガイド部材)
52 共通ローラー軸(一方向に沿う軸)
53,53A,53B 付勢機構
54,54A,54B 第1ローラー
55,55A,55B 第2ローラー
56 第3ローラー
57b,57Ab 第1ローラー軸(一方向に沿う軸)
58b,57Ac 第2ローラー軸(一方向に沿う軸)
60,60A 湾曲レール(レール)
61,61A 湾曲ガイド溝(ガイド溝)
64 溝底
65,65A 第1溝壁(溝壁)
66,66A 第2溝壁(溝壁)

Claims (5)

  1. 一方向に開口するガイド溝が設けられたレールと、該レールのガイド溝に沿ってガイドされ、かつ被ガイド対象に取り付けられる被ガイド部材と、を備えており、
    前記ガイド溝の溝幅方向両側の溝壁には、当該ガイド溝の溝幅寸法を溝底または溝開口に向かうに従い小さくするように傾斜状とされた傾斜面が設けられており、
    前記被ガイド部材は、前記一方向に沿う軸回りに回転自在とされた第1ローラー及び第2ローラーと、前記第1ローラーを前記ガイド溝の溝幅方向一方側の溝壁に当接させるように付勢し、前記第2ローラーを前記ガイド溝の溝幅方向他方側の溝壁に当接させるように付勢する付勢機構と、を備え、該付勢機構は、前記第1ローラー及び前記第2ローラーを前記軸に沿う方向で前記ガイド溝の溝幅寸法が小さくなる側に向けて付勢する構成とされていることを特徴とするガイド装置。
  2. 請求項において、
    前記第1ローラー及び前記第2ローラーは、前記軸方向に間隔を空けて同軸状に設けられ、かつ前記ガイド溝の溝幅寸法が小さくなる側に配される前記第1ローラーが前記第2ローラーよりも小径状とされており、
    前記ガイド溝は、前記第1ローラーが当接される溝幅方向一方側の溝壁に前記第2ローラーが当接しないように形成されていることを特徴とするガイド装置。
  3. 一方向に開口するガイド溝が設けられたレールと、該レールのガイド溝に沿ってガイドされ、かつ被ガイド対象に取り付けられる被ガイド部材と、を備えており、
    前記被ガイド部材は、前記一方向に沿うローラー軸回りに回転自在とされた第1ローラー及び第2ローラーと、前記被ガイド対象に対して前記一方向に沿う軸回りに回転自在に保持され、前記軸の溝長手方向一端側に前記第1ローラーを保持し、前記軸の溝長手方向他端側に前記第2ローラーを保持するローラー保持部と、前記第1ローラーが前記ガイド溝の溝幅方向一方側の溝壁に押し付けられ、かつ前記第2ローラーが前記ガイド溝の溝幅方向他方側の溝壁に押し付けられるように前記ローラー保持部を前記軸回りの一方側に付勢する状態と、前記第1ローラーが前記ガイド溝の溝幅方向他方側の溝壁に押し付けられ、かつ前記第2ローラーが前記ガイド溝の溝幅方向一方側の溝壁に押し付けられるように前記ローラー保持部を前記軸回りの他方側に付勢する状態と、に切り替え可能な付勢機構と、を備えていることを特徴とするガイド装置。
  4. 一方向に開口するガイド溝が設けられたレールと、該レールのガイド溝に沿ってガイドされ、かつ被ガイド対象に取り付けられる被ガイド部材と、を備えており、
    前記被ガイド部材は、前記一方向に沿うローラー軸回りに回転自在とされた第1ローラー、第2ローラー及び第3ローラーと、これら第1ローラー、第2ローラー及び第3ローラーを前記ガイド溝の溝長手方向に間隔を空けてこの順に保持し、かつ前記被ガイド対象に対して前記一方向に沿う軸回りに回転自在に保持される保持部と、前記第1ローラー及び前記第3ローラーを前記ガイド溝の溝幅方向一方側の溝壁に当接させるように付勢し、前記第2ローラーを前記ガイド溝の溝幅方向他方側の溝壁に当接させるように付勢する付勢機構と、を備えていることを特徴とするガイド装置。
  5. 前記被ガイド対象としての収納体と、この収納体を、前後反転可能なように前記一方向としての上下方向に沿う軸回りに回転可能にかつ前後方向に移動可能にガイドし、請求項1乃至のいずれか1項に記載のガイド装置を含む上下の回転機構部と、これら上下の回転機構部が設けられた前方に開口する箱体と、を備えており、
    前記被ガイド部材は、収納状態における前記収納体の間口方向一方側部位の上下両端部のうちの少なくとも一方に設けられ、
    前記レールのガイド溝は、前記被ガイド部材を間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるように湾曲溝状に形成されていることを特徴とする収納装置。
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