JP2596381Y2 - 床面走行型移動壁の構造 - Google Patents

床面走行型移動壁の構造

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JP2596381Y2 JP1993027989U JP2798993U JP2596381Y2 JP 2596381 Y2 JP2596381 Y2 JP 2596381Y2 JP 1993027989 U JP1993027989 U JP 1993027989U JP 2798993 U JP2798993 U JP 2798993U JP 2596381 Y2 JP2596381 Y2 JP 2596381Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は下端にキャスターを取着
し、該キャスターが床面を走行して所定の位置に配列す
る移動壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動壁は、必要時に収納場所から引き出
して所定位置に配列して構成する間仕切りであって、従
来の移動壁は天井レールに吊設され、天井レールに沿っ
て移動する構造となっている。すなわち、移動壁の上端
両サイドには走行具を取着し、走行具は天井レールに遊
嵌されて走行することが出来る。該走行具は天井レール
の形態(走行形態)並びに移動壁の重量によって種々の
型式が存在しているが、基本的には移動壁の重量を吊設
可能なものでなければならない。したがって、天井レー
ルも走行具と同様に、上記移動壁を吊設するに十分な強
度が必要とされ、さらに、天井レールを天井に固定する
構造も丈夫なものでなければならない。
【0003】図4は従来の移動壁(イ) を吊設する天井構
造を示している。天井レール(ロ) はブラケット(ハ) に固
定され、該ブラケット(ハ) は吊り子(ニ) で吊設され、吊
り子(ニ) はアンカーボルト(ホ) にネジ止め・固定された
プレート(ヘ) に溶接されている。又上記ブラケット(ハ)
は吊り子(ニ) の両側に振止め(ト) 、(ト) を設け、天井レ
ール(ロ) を安定して吊設した構造となっている。
【0004】したがって、上記アンカーボルト(ホ) 、
(ホ) …はコンクリートの打設と同時に埋設しなければな
らないことから、間仕切りの仕様までも基本設計の段階
で決定され、建物の基礎工事と同時に天井レールの取付
け準備工事を行なっておき、内装工事において、上記ブ
ラケット(ハ) に天井レール(ロ) を固定し、又移動壁を天
井レールに吊設する工事が別に必要となり、このように
作業が分断されて一度に行なうことが出来ない。
【0005】そこで、出願人は平成4年11月29日付
で『移動壁の走行装置』の名称で実用新案登録出願を行
なった(実願平4−87621号、実願平4−8762
2号)。この移動壁の走行装置は移動壁の上端に走行具
を取着するとともに、下端にキャスターを備えたもので
あり、該移動壁はキャスターが床面を転動して移動す
る。よって、上記走行具は天井レールを走行するが、該
天井レールは移動壁を吊設するものではなく、移動壁を
所定の場所へ移動させるためのガイド的なものに過ぎな
い。したがって、天井レールの取着はその準備工事を必
要とせず、天井板を取着する内装工事と同時に行ない得
る。
【0006】ところで、下端にキャスターを備え、該キ
ャスターによって移動壁を支えながら移動する場合、床
面が僅かでも起伏していればキャスターのローラは転動
しにくく、移動壁の移動が困難となる。勿論、キャスタ
ーのローラを大きくすれば比較的容易であるが、該ロー
ラ径を大きくすれば移動壁下端に取着する圧接部材の張
出しが不可能となってしまう。ローラ径は圧接部材の内
側に収まり得る大きさでなければならず、当然にして移
動壁の厚さよりは小さくなっている。
【0007】したがって、キャスターの転がり移動に抵
抗があるならば、上レールの方向と同一方向へ移動壁を
動かす場合には比較的良いが、天井レールのクロス部を
通過する場合や、収納レールから引き出しする場合であ
って、移動壁面に対して押圧力を作用しなければならな
い場合には、該移動壁はキャスターの転がり抵抗によっ
てバランスが崩れて傾きを生じる。その結果、スムーズ
な動きが得られないことは勿論のこと、上記走行具や天
井レールの走行面に無理な力を及ぼすことになる。
【0008】
【本考案が解決しようとする課題】このように、床面走
行型移動壁には上記のごとき問題が残されている。本考
案が解決しようとする課題はこれら問題点であって、収
納部への出入れ及び天井レールのクロス部の通過がスム
ーズに行ない得る床面走行型移動壁を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の移動壁の基本構
造は下端両サイドにキャスターを備え、上端両サイドに
は走行具を設けた床面走行型である。キャスターは床面
を転動し、走行具は天井レールに沿って移動可能であ
り、該移動壁は天井レールに吊設されてはおらず、該天
井レールはあくまでも移動壁を所定の場所へ導くための
ガイドとして機能する。
【0010】よって、キャスターは移動壁を天井レール
に沿って移動出来るように、その向きは変更可能として
いる。走行具は上記天井レールに遊嵌されて移動する
が、少なくとも片方の走行具は4個の水平車輪を軸支
し、該水平車輪は移動壁面から大きく突出した位置に配
置される。そして、水平車輪は天井レールの走行面を圧
接状態となって転がるように、走行具にはバネ力を付勢
している。
【0011】
【作用】走行具を4個の水平車輪によって構成すること
で、移動壁の移動とともに水平車輪は天井レールの走行
面を転がる。そして、走行具に付勢したバネ力は各水平
車輪を常に走行面に圧接し、走行面から離れることを防
止する。したがって、収納レールへの出入れや天井レー
ルのクロス部を通過する際に、移動壁面に作用する押圧
力に対して、該移動壁の傾きを無くし、スムーズな移動
を確保する。すなわち、移動壁が傾く際には、走行具の
水平車輪は必ず走行面から離れるため、この走行面から
の離れをバネ力が防止する。以下、本考案に係る実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1は本考案の床面走行型移動壁によって構
成される間仕切りの概略図である。移動壁1、1…の一
部は収納部に配置され、残りの一部は所定の場所に配列
された状態にある。周知の通り、天井には天井レール2
が配置されていて、移動壁1、1…は該天井レール2に
沿って移動する。そして、天井レール2に連続して収納
レール3a、3bが設けられ、移動壁1、1…は該収納
レール3a、3bに並列して収納され、必要な時に収納
レール3a、3bから1枚づつ移動壁1、1…を引き出
し、天井レール2に沿って移動させて所定の場所に配置
する。ここで移動壁1は床面走行型であって、そのため
上端両サイドに走行具を取着するとともに、下端両サイ
ドにはキャスターを備えている。
【0013】図2a、bは本考案の移動壁上・下端に取
着される走行具4とキャスター5の具体例を表わしてい
る。走行具4は4個の水平車輪6、6…を備え、水平車
輪6、6…はベース7上に回転自在に軸支され、該ベー
ス7の中心から下方へ延びた軸8は移動壁1上端に固定
した台9に設けた軸受け10にガイドされ、回軸並びに
上・下方向の動きを与えられる。そして、軸8にはコイ
ルバネ11が取着されていて、ベース7及び水平車輪
6、6…を上方へ押上げるようにバネ力を付勢する。
【0014】図3は走行具4の詳細を示しており、4個
の水平車輪6、6…は軸8を中心として等間隔で軸支さ
れ、水平車輪6、6…の外周はベース7から突出し、勿
論移動壁面からは大きくはみ出していて、L〉Mとなっ
ている。各水平車輪6、6…はベース7から起立する軸
12にベアリング13を介して軸支され、天井レール2
に遊嵌して走行面を転がり移動する。天井レール2及び
収納レール3は図2に示すごとく、上記走行具4のベー
ス7及び水平車輪6、6…を内装する大きさの空間14
を形成し、下片中央には軸8が移動するための走行溝1
5を長手方向に沿って連続して形成している。
【0015】そして、これら水平車輪6、6…は天井レ
ール2及び収納レール3の上片両サイドに形成した走行
面16、16に圧接し、前記コイルバネ11のバネ力に
よってベース7を押上げているため、水平車輪6、6…
は圧接状態となっている。4個の水平車輪6、6…が走
行面16、16に圧接することで、走行具4の軸8は垂
直に保たれ、ひいては移動壁1を常に垂直に起立させる
ように作用する。
【0016】ところで、走行具4が内装される上記天井
レール2及び収納レール3は前記図4に示す取着構造で
はなく、天井板が止着される天井部材に固定される。し
たがって、天井の据付け工事と同時期に天井レール2及
び収納レール3を取着することが出来、建物の基礎工事
時に天井レール2等の取付け準備工事を必要としない。
しかし、天井レール2等の取着形態は限定せず、天井板
の下方に完全露出状態で取着してもよく、又走行溝15
の部位だけを露出し、レール本体は天井板によってカバ
ーした取着形態としてもよい。
【0017】一方、キャスター5は移動壁1の下端に固
定した台9に取着され、車輪17を軸支した支持具18
はネジ軸19に回動可能な状態で連結している。よって
車輪17の転動方向は自由に変更出来、又ナット20を
緩めることにより、移動壁1の高さを調整可能としてい
る。移動壁1、1…を所定の位置に配列して間仕切りを
構成する場合、床面21の起伏によって各移動壁1、1
…の間に高さのバラツキを生じることを防止するため
に、上記キャスター5のネジ軸19を調整する。
【0018】同図の22は上圧接部材、23は下圧接部
材を示し、これら上・下圧接部材22、23は移動壁1
の上・下端に取着され、圧接装置によって張出されて移
動壁1を固定する。図2に示すように、上圧接部材22
は張出すことで天井レール2の下片に圧接し、又下圧接
部材23は床面21に圧接するが、上記キャスター5は
下圧接部材23の降下に障害とならない大きさとなって
いる。上記走行具4及びキャスター5を上・下端に取着
した移動壁1は、床面21を走行しながら天井レール2
に沿って移動する。走行具4の水平車輪6、6…は走行
面16を転動し、該移動壁1が傾くことなく移動する。
【0019】移動壁1を収納レール3に出入れする場
合、又走行具4が天井レール2のクロス部を通過する場
合に移動壁面には押圧力が作用する。この押圧力に対し
て、該移動壁1はキャスター5の転がり抵抗によって傾
こうとするが、上記コイルバネ11によりバネ力を付勢
された水平車輪6、6…はこの傾きを防止して移動壁1
のスムーズな動きをもたらす。この場合、上記コイルバ
ネ11はベース7を押上げて、水平車輪6、6…が天井
レール2の上片に形成した走行面16に圧接するように
バネ力を付勢しているが、走行面16を天井レール2の
下片に形成して、上記ベース7を下方へ引張るようにバ
ネ力を付勢してもよい。以上述べたように、本考案の移
動壁は下端両サイドにキャスターを設けた床面走行型で
あって、上端の走行具の少なくとも片方は4個の水平車
輪を備え、該走行具の水平車輪は走行面に圧接するよう
にバネ力を付勢して構成したもので、次のような効果を
得ることが出来る。
【0020】
【考案の効果】本考案の移動壁はその下端にキャスター
を有しており、該キャスターを介して床面を移動するこ
とが出来る。そして、上端には走行具を備えていて、該
走行具が遊嵌している天井レールに沿って移動壁は動
き、所定の位置に配列され、又収納レールに収納され
る。そして、走行具の少なくとも片方には4個の水平車
輪が軸支され、各水平車輪は移動壁面から突出し、さら
に水平車輪は走行面に圧接しているため移動壁を垂直に
起立させるように機能する。したがって、収納レールへ
の出入れや天井レールのクロス部の通過時に移動壁面に
作用する押圧力によって移動壁は傾くことなくスムーズ
に移動出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】床面走行型移動壁によって構成する間仕切り装
置の概略図。
【図2】本考案の床面走行型移動壁の実施例。
【図3】4個の水平車輪を備えた走行具の具体例。
【図4】移動壁を吊設する従来の天井レールの取付け構
造。
【符号の説明】
1 移動壁 2 天井レール 3 収納レール 4 走行具 5 キャスター 6 水平車輪 7 ベース 8 軸 9 台 10 軸受け 11 コイルバネ 12 軸 13 ベアリング 14 空間 15 走行溝 16 走行面 17 車輪 18 支持具 19 ネジ軸 20 ナット 21 床面 22 上圧接部材 23 下圧接部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端両サイドにはキャスターを備え、上
    端両サイドには天井レールに沿って走行する走行具を取
    着した床面走行型の移動壁において、上記走行具の少な
    くとも片方は上・下動と回動が出来るように軸受けで支
    持されたベースに4個の水平車輪を軸支し、各水平車輪
    はレール走行面に圧接するようにバネ力を付勢したこと
    を特徴とする床面走行型移動壁の構造。
JP1993027989U 1993-04-28 1993-04-28 床面走行型移動壁の構造 Expired - Fee Related JP2596381Y2 (ja)

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JP6748875B2 (ja) * 2016-07-27 2020-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 収納装置
DE112018000909T5 (de) * 2017-02-20 2019-11-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Führungsvorrichtung und aufbewahrungsvorrichtung, welche diese aufweist

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