JP3009566U

JP3009566U - 吊車装置

Info

Publication number: JP3009566U
Application number: JP1994013097U
Authority: JP
Inventors: 悦一松田
Original assignee: 悦一松田; 松田昭
Priority date: 1994-09-28
Filing date: 1994-09-28
Publication date: 1995-04-04
Anticipated expiration: 2000-09-28

Abstract

(57)【要約】【目的】大重量の移動壁を小さな力にて軽くかつ容易
に移動させることができると共に耐久性にもすぐれた吊
車装置を提供する。【構成】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平面視
略正方形の基台部２を備える。転動ボール４…を、基台
部２の下面に、該基台部２の４つの各辺に沿って３個ず
つ並ぶように、合計８個配設する。転動ボール４…は、
レールＲのトラック面３，３上を転動すると共に全吊持
重量を支持する。基台部２の４つの各隅角部の上部に、
鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ５…を、１
個ずつ合計４個付設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は吊車装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

美術館や博物館あるいは各種の展示会場等に於いて使用される移動壁を移動自在に吊持する吊車装置としては、例えば、天井に配設されたレールと、そのレールに沿って走行する車輪を有する移動ユニットと、を備えたものが公知であった。しかして、そのような従来の吊車装置は、移動ユニットに設けられた複数個の車輪にて移動壁の重量を支持しつつレールに沿って走行するように構成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述の従来のような従来の吊車装置では、移動壁の重量が３トン〜５トン程度のきわめて大きい場合に、レールの直線部にて移動壁を停止状態から始動させるのが困難であり、移動壁を動かすのに数人の作業者を要するという問題があった。また、移動作業に大きな力を要するため、作業者の足等が滑り易く、怪我をする虞れがあった。

【０００４】そこで、本考案は、上述の問題を解決して、大重量の移動壁を小さな力にて軽くかつ容易に移動させることができると共に耐久性にもすぐれた吊車装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために、本考案に係る吊車装置は、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部を備え、該基台部の下面に、レールのトラック面上を転動すると共に全吊持重量を支持する複数個の転動ボールを付設したものである。

【０００６】また、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部を備え、レールのトラック面上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボールを、上記基台部の下面に、該基台部の４つの各辺に沿って３個ずつ並ぶように、合計８個配設し、かつ、該基台部の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心廻りに回転自在な横ガイドローラを、１個ずつ合計４個付設したものである。

【０００７】また、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部を備え、レールのトラック面上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボールを、上記基台部の下面に、該基台部の相対向する２つの各辺に３個ずつ並ぶように、合計６個配設し、かつ、該基台部の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心廻りに回転自在な横ガイドローラを、１個ずつ合計４個付設したものである。

【０００８】また、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部を備え、レールのトラック面上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボールを、上記基台部の下面の４つの各隅角部に、１個ずつ合計４個配設し、かつ、該基台部の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心廻りに回転自在な横ガイドローラを、１個ずつ合計４個付設したものである。

【０００９】また、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部を備え、レールのトラック面上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボールを、上記基台部の下面に、該基台部の４つの各辺に沿って４個ずつ並ぶように、合計12個配設し、かつ、該基台部の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心廻りに回転自在な横ガイドローラを、１個ずつ合計４個付設したものである。

【００１０】また、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部を備え、レールのトラック面上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボールを、上記基台部の下面に、該基台部の相対向する２つの各辺に４個ずつ並ぶように、合計８個配設し、かつ、該基台部の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心廻りに回転自在な横ガイドローラを、１個ずつ合計４個付設したものである。

【００１１】

【作用】

（請求項１によれば）複数個の転動ボールにて全吊持重量を支持するため、静止摩擦係数がきわめて小さくなり、移動壁の重量が大きい場合でも小さな力で始動できる。また、基台部に転動ボールをコンパクトに取付けることができ、かつ、重量支持用として転動ボール以外の車輪等が不要であるため、全体がコンパクトとなる。

【００１２】（請求項２によれば）転動ボールが基台部の４つの各辺に沿って３個ずつ並ぶため、レールの交叉部以外では、レールの相互に平行な２つのトラック面に、転動ボールが３個ずつ合計６個転接し、残る２個の転動ボールは、レールの中央部にて宙に浮いた状態となる。また、直交するレールの交叉部に於て走行方向を直角に切換えることができ、かつ、レールの交叉部を直進して通過することもできる。また、横ガイドローラはレールの内側面に転接乃至近接する。このため、基台部の側面がレールの内側面に擦れるのを防止できる。

【００１３】（請求項３によれば）転動ボールが基台部の相対向する２つの各辺に沿って３個ずつ並ぶため、レールの直進部又はコーナー部に於て、相互に平行な２つのトラック面に、転動ボールが３個ずつ合計６個転接する。また、横ガイドローラにより、基台部の側面がレールの内側面に擦れるのを防止できる。

【００１４】（請求項４によれば）転動ボールが基台部の下面の４つの各隅角部に１個ずつ合計４個配設されるため、交叉部以外では、レールの相互に平行な２つのトラック面に、転動ボールが２個ずつ合計４個転接する。また、直交するレールの交叉部に於て、走行方向を直角に切換えることができ、かつ、レールの交叉部を直進して通過することもできる。また、横ガイドローラにより、基台部の側面がレールの内側面に擦れるのを防止できる。

【００１５】（請求項５によれば）転動ボールが基台部の４つの各辺に沿って４個ずつ並ぶため、交叉部以外では、レールの相互に平行な２つのトラック面に、転動ボールを６個ずつ合計12個転接させることができる。また、直交するレールの交叉部に於て、走行方向を直角に切換えることができ、かつ、レールの交叉部を直進して通過することもできる。さらに、横ガイドローラにより、基台部の側面がレールの内側面に擦れるのを防止できる。

【００１６】（請求項６によれば）転動ボールが基台部の相対向する２つの各辺に４個ずつ並ぶため、レールの直進部又はコーナー部に於て、相互に平行な２つのトラック面に、転動ボールが４個ずつ合計８個転接する。また、横ガイドローラにより、基台部の側面がレールの内側面に擦れるのを防止できる。

【００１７】

【実施例】

以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。

【００１８】図３は本考案に係る吊車装置の第１の実施例を示し、この装置は、美術館や博物館、あるいは各種の展示会場等の室内に配設される図外の移動壁を吊り下げるためのものであり、移動壁の上端部に取付けられる鉛直杆１と、該鉛直杆１の上端部に軸受40を介して鉛直軸心廻りに回転自在に取付けられる移動ユニットＵと、建物の天井に配設されると共に移動ユニットＵが移動自在に収納されるレールＲと、を備えている。

【００１９】また、移動ユニットＵは、鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部２を備え、該基台部２の下面に、レールＲのトラック面３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する複数個の転動ボール４…が付設されている。

【００２０】しかして、図１と図２に示すように、転動ボール４…を、基台部２の下面に、該基台部２の４つの各辺に沿って３個ずつ並ぶように、合計８個配設する。具体的には、基台部２は、転動ボール４…を収納するための複数の凹所10を下面に有する本体部11と、該本体部11の下面に取付けられると共に転動ボール４…を本体部11の凹所10…内に保持するための複数の小孔部12…を有する１枚のボール押え板13と、本体部11の上面に固着される１枚の上取付板14と、を備えている。

【００２１】また、転動ボール４は、基台部２の本体部11の凹所10内に、多数の小球体15… を介して回転自在に収納されている。これにより、転動ボール４…は、軽い力で自由な方向に回転できる。また、１枚のボール押え板13にて複数個の転動ボール４…を取付けることができるため、部品点数が少なくて済むと共に、組立工数を低減できる。

【００２２】また、基台部２の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ５…を、１個ずつ合計４個付設する。具体的には、基台部２の上取付板14の４つの各隅角部に、横ガイドローラ５…を取付ける。このように、横ガイドローラ５…を基台部２に取付けるため、移動ユニットＵの高さ寸法を小さくすることができる。これにより、レールＲの高さ寸法も小さくすることができる。

【００２３】さらに、移動ユニットＵの下方の鉛直杆１に、鉛直軸心廻りに回転自在なガイドローラ６を設ける。このガイドローラ６は、レールＲの後述の水平角筒状部のスリット部の対向内面に、転動自在に当接乃至近接する。

【００２４】次に、図３に示すように、レールＲは、下方に開口する長手方向のスリット部Ｓを有するアルミ製の水平角筒状部９と、該角筒状部９のスリット部Ｓ近傍の内面に配設されるクロムモリブデン鋼製の帯板状受け部材７, ７と、断面コの字状の取付部材８, ８と、を備えている。このレールＲの帯板状受け部材７, ７の上面が、移動ユニットＵの転動ボール４…を転動自在に受けるトラック面３，３とされる。

【００２５】なお、この取付部材８, ８を、梁等の構造部材に固着すれば、レールＲを天井等に配設できる。また、図例では、レールＲの直線部の断面のみを示したが、これ以外にも十字状の交叉部分や所定の曲率半径をもって曲がるコーナー部等がある。

【００２６】しかして、レールＲの直線部に於ては、レールＲの左右の受け部材７，７に対応する合計６個の転動ボール４…が、該受け部材７，７のトラック面３，３に転動自在に当接して、全吊持重量を支持する。ところで、転動ボール４は、鋼球等の硬質の金属球であり、受け部材７，７は、クロムモリブデン鋼であるため、大きな荷重を受けても変形しない。さらに、移動ユニットＵとレールＲとの間の静止摩擦係数と動摩擦係数の両方が小さくなり、移動ユニットＵを軽い力でスムースに始動・走行させることができる。また、比較的大径の転動ボール４を使用でき、強度及び耐久性に優れたものとなる。なお、レールＲのスリット部Ｓの上方に位置する２個の転動ボール４は、宙に浮いた状態となる。

【００２７】また、横ガイドローラ５…は、レールＲの角筒状部９の内側面に転動自在に当接乃至近接する。これにより、基台部２が角筒状部９の内側面に直接接触するのを防止できると共に、移動ユニットＵが走行中に左右に振れなくなる。従って、スムースな走行が得られると共に、移動ユニットＵの走行方向と直角な方向の傾斜を防止できる。

【００２８】また、移動ユニットＵの相互に隣合う転動ボール４，４の間隔寸法Ｗ₁ は、レールＲのスリット部Ｓの間隔寸法Ｗ₂ よりも大きく設定されている。これにより、移動ユニットＵがレールＲの交叉部をスムースに通過できる。

【００２９】しかして、この吊車装置によれば、移動ユニットＵの下方の移動壁を、レールＲの方向に沿って人の手で押せば、該移動壁及び移動ユニットＵを軽く移動させることができる。そして、例えば、移動壁の重量が３トン〜５トン程度のきわめて大きい場合でも、移動壁を小さな力で押すのみで、移動壁等を楽に移動させることができる。特に、停止状態の移動壁を始動させるのに必要な力が小さくて済み、理論上は１人で移動壁を始動させることも可能となる。なお、実際には、安全のため、移動壁の移動操作は２人以上で行う。

【００３０】また、転動ボール４…は、自由な方向に回転できるため、レールＲのコーナー部に於てスリップが起こらない。このため、コーナー部でもスムースに走行できる。

【００３１】次に、図４は、本考案の吊車装置の第２の実施例に於ける移動ユニットＵの底面図を示す。しかして、仮想線にて示すレールＲのトラック面３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボール４…を、基台部２の下面に、該基台部２の相対向する２つの各辺に３個ずつ並ぶように、合計６個配設する。なお、その他の構成については、図１〜図３に示したものと同様とされる。

【００３２】この移動ユニットＵの転動ボール４…は、レールＲの平行な２本の受け部材７，７のトラック面３，３に、各々、３個ずつ合計６個転動自在に当接する。これにより、直進乃至コーナー部のみからなるレールＲに最適なものとなる。

【００３３】また、図５は、本考案の吊車装置の第３の実施例に於ける移動ユニットＵの底面図を示す。しかして、仮想線にて示すレールＲのトラック面３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボール４…を、基台部２の下面の４つの各隅角部に、１個ずつ合計４個配設する。なお、その他の構成については、図１〜図３に示したものと同様とされる。

【００３４】この移動ユニットＵの転動ボール４…は、レールＲの平行な２本の受け部材７，７のトラック面３，３に、各々、３個ずつ合計４個転動自在に当接する。これにより、直進乃至コーナー部のみからなるレールＲに最適なものとなる。なお、交叉部を有するレールＲにも使用できる。

【００３５】また、図６は、本考案の吊車装置の第４の実施例に於ける移動ユニットＵの底面図を示す。しかして、レールＲのトラック面３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボール４…を、基台部２の下面に、該基台部２の４つの各辺に沿って４個ずつ並ぶように、合計12個配設する。なお、その他の構成については、図１〜図３に示したものと同様とされる。

【００３６】この移動ユニットＵの転動ボール４…は、レールＲの平行な２本の受け部材７，７のトラック面３，３に、各々、６個ずつ合計12個転動自在に当接する。これにより、直進部とコーナー部と交叉部を有するレールＲに最適なものとなる。

【００３７】また、図７は、本考案の吊車装置の第５の実施例に於ける移動ユニットＵの底面図を示す。しかして、レールＲのトラック面３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボール４…を、基台部２の下面に、該基台部２の相対向する２つの各辺に４個ずつ並ぶように、合計８個配設する。なお、その他の構成については、図１〜図３に示したものと同様とされる。

【００３８】この移動ユニットＵの転動ボール４…は、レールＲの平行な２本の受け部材７，７のトラック面３，３に、各々、４個ずつ合計８個転動自在に当接する。これにより、直進部乃至コーナー部のみからなるレールＲに最適なものとなる。

【００３９】

【考案の効果】

本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００４０】請求項１記載の吊車装置によれば、大重量の移動壁を軽い力でスムースに始動及び走行させることができ、軽快な走行が得られる。また、吊車装置全体の高さ寸法を小さくすることができる。さらに、強度及び耐久性に優れる。

【００４１】請求項２記載の吊車装置によれば、請求項１記載のものと同様の効果を奏すると共に、レールＲの交叉部をスムースに通過させることができる。また、転動ボール４の径寸法を比較的大きくすることができ、強度及び耐久性に特に優れたものとなる。

【００４２】請求項３記載の吊車装置によれば、請求項１記載のものと同様の効果を奏すると共に、直線部乃至コーナー部のみからなるレールＲに最適なものとなる。また、転動ボール４の径寸法を比較的大きくすることができ、強度及び耐久性に特に優れる。

【００４３】請求項４記載の吊車装置によれば、請求項１記載のものと同様の効果を奏すると共に、転動ボール４の径寸法を大きくすることができ、強度及び耐久性に一層優れたものとなる。

【００４４】請求項５記載の吊車装置によれば、請求項１記載のものと同様の効果を奏すると共に、レールＲの交叉部をスムースに通過させることができる。

【００４５】請求項６記載の吊車装置によれば、請求項１記載のものと同様の効果を奏すると共に、直線部乃至コーナー部のみからなるレールＲに最適なものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施例を示す一部破断した正面
図である。

【図２】断面底面図である。

【図３】使用状態の断面正面図である。

【図４】第２の実施例の簡略断面底面図である。

【図５】第３の実施例の簡略断面底面図である。

【図６】第４の実施例の簡略断面底面図である。

【図７】第５の実施例の簡略断面底面図である。

【符号の説明】

１鉛直杆２基台部３トラック面４転動ボール５横ガイドローラＲレール

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視略正方形の基台部２を備え、該基台部２の下面に、
レールＲのトラック面３，３上を転動すると共に全吊持
重量を支持する複数個の転動ボール４…を付設したこと
を特徴とする吊車装置。
【請求項２】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視略正方形の基台部２を備え、レールＲのトラック面
３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボ
ール４…を、上記基台部２の下面に、該基台部２の４つ
の各辺に沿って３個ずつ並ぶように、合計８個配設し、
かつ、該基台部２の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心
Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ５…を、１個ずつ合
計４個付設したことを特徴とする吊車装置。
【請求項３】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視略正方形の基台部２を備え、レールＲのトラック面
３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボ
ール４…を、上記基台部２の下面に、該基台部２の相対
向する２つの各辺に３個ずつ並ぶように、合計６個配設
し、かつ、該基台部２の４つの各隅角部の上部に、鉛直
軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ５…を、１個ず
つ合計４個付設したことを特徴とする吊車装置。
【請求項４】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視略正方形の基台部２を備え、レールＲのトラック面
３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボ
ール４…を、上記基台部２の下面の４つの各隅角部に、
１個ずつ合計４個配設し、かつ、該基台部２の４つの各
隅角部の上部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイド
ローラ５…を、１個ずつ合計４個付設したことを特徴と
する吊車装置。
【請求項５】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視略正方形の基台部２を備え、レールＲのトラック面
３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボ
ール４…を、上記基台部２の下面に、該基台部２の４つ
の各辺に沿って４個ずつ並ぶように、合計12個配設し、
かつ、該基台部２の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心
Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ５…を、１個ずつ合
計４個付設したことを特徴とする吊車装置。
【請求項６】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視略正方形の基台部２を備え、レールＲのトラック面
３，３上を転動すると共に全吊持重量を支持する転動ボ
ール４…を、上記基台部２の下面に、該基台部２の相対
向する２つの各辺に４個ずつ並ぶように、合計８個配設
し、かつ、該基台部２の４つの各隅角部の上部に、鉛直
軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ５…を、１個ず
つ合計４個付設したことを特徴とする吊車装置。