JPH0732162U - 移動パネルを吊設する天井レールの交差部装置 - Google Patents

移動パネルを吊設する天井レールの交差部装置

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JPH0732162U
JPH0732162U JP6837093U JP6837093U JPH0732162U JP H0732162 U JPH0732162 U JP H0732162U JP 6837093 U JP6837093 U JP 6837093U JP 6837093 U JP6837093 U JP 6837093U JP H0732162 U JPH0732162 U JP H0732162U
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JP
Japan
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intersection
suspension vehicle
traveling
ceiling rail
balls
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Pending
Application number
JP6837093U
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English (en)
Inventor
達司 柏野
伸一 鍛治田
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Comany Inc
Original Assignee
Comany Inc
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Publication date
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Publication of JPH0732162U publication Critical patent/JPH0732162U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井レールの交差部へ進入した2層水平車輪
を備える吊車が横振れすることなく移動し、又交差部中
心での位置決めがなされて操作がスムーズに行ない得る
交差部装置の提供。 【構成】 互いに直交する走行片1、1の接合部にボー
ル2又は円筒コロ8を走行面7から突出して配置し、複
数個のボール又は円筒コロをガイド溝3側へ僅かに傾斜
させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、移動パネルを吊設する天井レールの交差部装置に関するものであり 、吊車としては2層水平車輪型式の吊車を装着した移動パネルを対象とする。
【0002】
【従来の技術】
移動パネルはその上端に吊車を装着し、該吊車を天井に敷設したレール(天井 レール)に内装して移動可能としている。吊車には複数個の車輪を垂直に軸支し た型式もあるが、本考案が対象とする吊設装置は、上・下2層の車輪を備えた吊 車を用いてパネルを吊設する。したがって、天井レールには上・下2段を成して 走行片が形成され、吊車の車輪は各走行片に載って転動することが出来る。
【0003】 ところで、このように構成した吊設装置では、吊車が天井レールを直進する場 合のみならず、交差部を通過してその進行方向を変えねばならないことが多い。 図3は従来の吊車が天井レールの交差部に差し掛かった状態を示している。Aの 吊車は天井レールの走行片(イ) 、(ロ) に載っていて、該走行片(イ) 、(ロ) と車輪 (ハ) 、(ニ) との接触点は(ホ) 、(ヘ) である。そして、吊車が移動したBの位置で は天井レールの交差部に差し掛かったところで、走行片(イ) との接触点は(ト) と なる。
【0004】 吊車がこのように天井レールを直進移動している場合には車輪(ハ) 、(ニ) はレ ール側片にガイドされているが、交差部に進入すれば上記ガイドはなくなり、吊 車の進行方向が定まらない。吊車は上記の通り2個の車輪(ハ) 、(ニ) を上・下に 配置しているが、これら両車輪(ハ) 、(ニ) が共に走行片(イ) 、(ロ) に接触して両 走行片(イ) 、(ロ) に載っていなければならない。片当り状態(片方の車輪のみが 接している状態)にあるならば、吊車は直進することは出来ずして接触点を中心 に湾曲移動(横振れ)することになる。
【0005】 前記図3において、吊車がCの位置まで移動したならば交差部の中心に達し、 ガイドが全く無くなると同時に、走行片(イ) との接触点は(チ) となる。該走行片 (イ) の走行面は同図bに示すように傾斜しているため、接触点(チ) の高さは低く なり、したがって、上記吊車はその分だけ降下する。そして、交差部の中心から 離れる場合には再び上昇して移動しなけらばならない訳で、特に大重量の移動パ ネルの操作は容易でなく、それに上記のごとく吊車が片当り状態であるならば交 差部での移動操作が非常に困難となる。吊車の片当り現象は交差部レールの走行 片の寸法誤差に基因するのみならば、移動操作中に吊車が傾くことによっても発 生する。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】
このように天井レールの交差部には上記のごとき問題がある。本考案が解決し ようとする課題はこの問題点であって、上記交差部での操作がスムーズに行なわ れ、吊車を望みの方向へ正確に向けることの出来る交差部装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る天井レールの交差部装置は吊車が該交差部をスムーズに通過出来 るように構成したものである。そこで、交差部レールの走行片が交わる箇所には 円筒コロ又はボールを配置し、吊車の車輪底をこれら円筒コロやボールにて支持 する。勿論、円筒コロやボールはそれ自体が回転するように設けられているため 、吊車の車輪が回転しない場合でも移動することが出来る。又、これら円筒コロ やボールは走行面から突出していることは勿論であるが、交差部の中心側での突 出量を大きくしている。これは吊車の交差部中心での降下現象を抑制するためで ある。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の交差部装置を示す実施例である。同図において1は走行片、2 はボール、3はガイド溝を示し、吊車4は吊ボルト5の上端に2個の車輪6a、 6bを所定の間隔をおいて回転自在に軸支している。吊車4は移動パネル上端に 取着されて天井レールを移動し、同図に示す交差レールにてそのまま直進したり 、又は方向を変えて進むことが出来るが、吊車4の各車輪6a、6bは走行片1 a、1bに載って転動する。
【0009】 走行片1aは上段に位置していて、上方の車輪6aを支持し、走行片1bは下 段に位置していて下方の車輪6bが載っている。そして、これら走行片1a、1 bは天井レール及び交差部レールにわたって連続し、その上面となる走行面7は 段差を残さないように同一面となっている。該走行面7はガイド溝3側を低くし た傾斜面となっていて、吊車4の車輪6a、6bの底面外周は傾斜した走行面7 の高い位置にて接触して転動することになる。
【0010】 ところで、前記図3においても説明したように、吊車4は車輪6a、6bを転 動しながら移動することになるが、図1に示す交差部レールの中心に達すれば車 輪6a、6bは走行面7に設けているボール2a、2bに接する。ボール2a、 2bは直角に交差する走行片1a、1a、及び1b、1bの接合部に配置され、 ガイド溝3側のボール2aを走行面7から大きく突出し、他方のボール2bは走 行面7から小さく突出している。
【0011】 したがって、ボール2a、2bの上端はほぼ同一高さとなっている。交差部レ ールの中心へ進入した吊車4は、上記ボール2a、2bに支えられてその高さを 降下することなく交差部中心に位置し、その方向を自由に選んで任意の方向へ進 むことが出来るとともに、交差部中心にて降下しないために、容易に交差部を脱 出出来る。しかし、上記吊車4は交差部中心にて僅かに降下するように、すなわ ち交差部中心から脱出する際に支障とならない程度の降下を与える方が好ましい 。
【0012】 吊車4が天井レールから交差部レールを通過して直進するのであれば降下する 必要はないが、交差部レールにて進行方向を変える場合、吊車4は交差部中心に て一旦停止しなければならない。この停止位置を交差部の中心に定めるために吊 車4を僅かに降下させる。したがって、ガイド溝3側のボール2aの高さを他の ボール2bより僅かに低く設定する。
【0013】 図2は本考案の他の実施例であって、上記ボール2に代えて円筒コロ8を用い ている。円筒コロ8はボール2と同じく走行片1a、1a、1b、1bの接合部 に設けられ、ガイド溝3側に僅かな傾斜角θをもって傾斜している。したがって 、吊車4は交差部中心にて僅かに降下して停止することが出来る。以上述べたよ うに、本考案の交差部装置は走行片が互いに直角に交差する接合部に走行面より 突出してボール又は円筒コロをほぼ水平に配置したものであり、次のような効果 を得ることが出来る。
【0014】
【考案の効果】
本考案の天井レール交差部装置は直交する走行片の接合部にボール又は円筒コ ロを配置しているため、吊車の車輪は上記ボール又は円筒コロに載って交差部中 心へ進入する。したがって、車輪は必ずしも回転する必要はなく、ボール又は円 筒コロが回転することで吊車を所定方向へ移動させることが出来、仮に吊車の上 ・下車輪の一方のみで支持されている場合(片当り状態)であっても、吊車は左 右に振れることなく、所定方向へ移動可能となる。
【0015】 又、一般には吊車の車輪の回転とボール又は円筒コロの回転との相乗効果によ って吊車の動きは軽く、操作し易くなる。それに、ボール又は円筒コロをガイド 溝側に僅かに傾斜して配置するならば、吊車は交差部中心にて停止し、正しく位 置決めがなされ、進行方向を変える場合には交差部の角に吊車の吊ボルトが衝突 することなく移動し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る天井レールの交差部装置を示す実
施例。
【図2】本考案に係る天井レールの交差部装置を示す他
の実施例。
【図3】従来の交差部装置。
【符号の説明】
1 走行片 2 ボール 3 ガイド溝 4 吊車 5 吊ボルト 6 車輪 7 走行面 8 円筒コロ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2層水平車輪から成る吊車であって、移
    動パネルを吊設して天井レール内を移動し、所定の方向
    へ向きを変えることの出来る交差部装置において、互い
    に直交する走行片の接合部に複数個のボール又は円筒コ
    ロを走行面から突出して設けたことを特徴とする移動パ
    ネルを吊設する天井レールの交差部装置。
  2. 【請求項2】 上記複数個のボール又は円筒コロをガイ
    ド溝側へ僅かに傾斜した請求項1記載の移動パネルを吊
    設する天井レールの交差部装置。
JP6837093U 1993-11-29 1993-11-29 移動パネルを吊設する天井レールの交差部装置 Pending JPH0732162U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6837093U JPH0732162U (ja) 1993-11-29 1993-11-29 移動パネルを吊設する天井レールの交差部装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6837093U JPH0732162U (ja) 1993-11-29 1993-11-29 移動パネルを吊設する天井レールの交差部装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0732162U true JPH0732162U (ja) 1995-06-16

Family

ID=13371816

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JP6837093U Pending JPH0732162U (ja) 1993-11-29 1993-11-29 移動パネルを吊設する天井レールの交差部装置

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JP (1) JPH0732162U (ja)

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