JP2003314132A - 走行方向自在な吊り車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】吊り車の構造及び吊り車が走行するハンガーレ
ールの構造を簡単なものとすることができ、ハンガーレ
ールが直角に屈曲したり、大小の曲率半径で湾曲してい
たりする場合でも、スムーズに走行できる走行方向自在
な吊り車を提供すること。 【解決手段】吊り車１は、方形状の基盤２に吊りボルト
３が回転可能に装着され、基盤２の下面に、ハンガーレ
ール６の走行面６ａ上を転動するボール４ａを有するフ
リーボールベアリング４が取り付けられ、基盤２の上面
に水平にガイド車輪５が設けられて形成される。このガ
イド車輪５は、基盤のコーナー部から外側方に突出し、
吊り車１の走行時にハンガーレール６の側壁６ｃに接輪
する。吊り車１は、フリーボールベアリング４とガイド
車輪５を備えることにより、走行方向が自在となる。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、走行面及び吊りボ
ルトが通過する溝を有するチャンネル状のハンガーレー
ル内を、車体本体となる基盤に回転可能に装着された吊
りボルトにより、吊りドア、移動間仕切り、移動ばし
ご、移動パネル、移動カーテンウォール、移動壁、天井
走行式搬送台車等の吊下物体を支持しながらハンガーレ
ールに沿って移動する際に使用する吊り車に関し、特
に、直角に屈曲したハンガーレール、大きい曲率半径で
湾曲したハンガーレール、小さい曲率半径で湾曲したハ
ンガーレール、直線部と湾曲部とからなるハンガーレー
ル等のレール内を走行して、吊下物体を移動させるのに
適した走行方向自在な吊り車に関する。 【０００２】 【従来の技術】走行面及び吊りボルトが通過する溝を有
するチャンネル状のハンガーレール内を、吊下物体を支
持しながら移動する際に使用する吊り車として、垂直車
輪を備えたものが種々知られているが、垂直車輪を備え
た吊り車は、直角に方向変換して吊下物体を移動させる
ことができないという欠点があり、この欠点を解消した
吊り車として、フリーボールベアリングを用いた吊り車
が公知（特公平４−１８１１２号公報）である。 【０００３】前記公知の吊り車は、４個の垂直車輪及び
１個のガイド用水平車輪とで形成された小車体が車体の
上側に４個設けられ、この車体の下側に４個のフリーボ
ールベアリングが設けられて構成されている。この吊り
車は、ハンガーレールの交差部以外の直進走行部では、
ハンガーレールの上部の走行路（上部レール）に垂直車
輪（軸心を水平に有する車輪）が乗って走行し、また、
交差部においては、ハンガーレールの下部レールの転球
走行路に転球（ボール）が乗って走行するもので、この
転球は、交差部以外の所では浮いた状態でどこにも接触
せず、交差部を通過するときだけ下部レールに乗って吊
り車を支持する。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】前記従来の吊り車は、
小車体が４個の垂直車輪及び１個のガイド用水平車輪と
を備え、４個の小車体が車体に設けられると共に、この
車体に４個のフリーボールベアリングが設けられたもの
であるから、１６個の垂直車輪、４個の水平車輪が必要
となり、車輪だけでも２０個必要となるため、部品点数
が多くなると共に、吊り車の構造が複雑になるという問
題がある。 【０００５】前記従来の吊り車は、直進する所では垂直
車輪が走行方向にスムーズに回転するが、ハンガーレー
ルが比較的大きい曲率半径Ｒで湾曲しているところを走
行する場合は、特に吊り車に重い吊下物体が支持されて
いると、内側になった方の垂直車輪が回転し難く、外側
になった方の垂直車輪が横滑り回転し易くなる。そのた
め、重い吊下物体を支持した吊り車がスムーズにあるい
は軽快に走行しなくなるという問題がある。また、ハン
ガーレールが比較的小さい曲率半径Ｒで湾曲して略々直
角に曲がっているところのコーナー部（例えば、本願の
図１０に示されているようなコーナー部）では、垂直車
輪が回転しながら走行方向に向きを変えられないため、
吊り車がコーナー部の湾曲した部分を走行することがで
きないという問題がある。 【０００６】また、上記の吊り車が走行するハンガーレ
ールは、通常使用されているチャンネル状のハンガーレ
ールを使うことができず、直進走行部の上部レールと、
交差部の下部レールとが必要になり、ハンガーレールの
構造が複雑になると共に、部品点数も多くその製作が繁
雑となり、コスト的に不利になるという問題がある。さ
らに、吊り車の小車体に走行方向と直交する方向に回転
する垂直車輪が設けられているため、この直交する垂直
車輪の下端部が上部レール下面に当たらないように、走
行方向に沿って２本の溝を形成する必要があり、さらに
ハンガーレールの構造が複雑になるという問題がある。 【０００７】そこで、本発明は、前述したような問題点
を解消し、吊り車の構造を簡単なものとすることができ
ると共に、吊り車が走行するハンガーレールの構造を簡
単なものとすることができ、ハンガーレールが直角に屈
曲したり、大小の曲率半径で湾曲していたりする場合で
も、重い吊下物体を支持している状態でスムーズに走行
できる走行方向自在な吊り車を提供することを目的とす
る。 【０００８】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、走行面及び吊りボルトが通過する溝を有
するチャンネル状のハンガーレール内を、方形状の基盤
に回転可能に装着された吊りボルトにより吊下物体を支
持して走行する走行方向自在な吊り車において、前記基
盤の下面に、前記走行面上を転動するボールを有するフ
リーボールベアリングが少なくとも４個取り付けられ、
前記基盤の四つのコーナー部近傍の上面に、垂直に立設
された車軸に回転自在に装着されたガイド車輪が設けら
れ、該ガイド車輪は、該ガイド車輪は、その外周輪の一
部が該基盤のコーナー部から外側方に突出している走行
方向自在な吊り車、という構成としたものである。 【０００９】 【作用】本発明の吊り車は、方形状の基盤に回転可能に
装着された吊りボルトにより吊下物体を支持して、走行
面及び吊りボルトが通過する溝を有するチャンネル状の
ハンガーレール内を走行する。このとき、基盤の下面
に、少なくとも４個取り付けられたフリーボールベアリ
ングのボールが前記走行面上を転動する。それと共に、
基盤の四つのコーナー部近傍の上面に設けられたガイド
車輪が、チャンネル状のハンガーレールの側壁に接輪し
てこのハンガーレール内を走行するように案内する。そ
して、吊り車のフリーボールベアリングのボールが前記
走行面上を転動し、ガイド車輪がチャンネル状のハンガ
ーレールの側壁に接輪することにより、吊下物体を支持
した吊り車は、直角に屈曲したハンガーレール、小さな
曲率半径で略々直角に湾曲したハンガーレール、大きな
曲率半径で湾曲したハンガーレール等のレール内を向き
を変えずにあるいは適宜向きを変えてスムーズに走行す
る。 【００１０】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を図１〜図１１に
基づいて説明する。吊り車１は、図１、図６等に示され
ているように、チャンネル状のハンガーレール６内を吊
下物体であるパネル、ドア、扉、はしご、カーテンウォ
ールなど（以下、「吊下物体Ｗ」という。）を支持して
走行し、図８、図９、図１０に示すように、２つの吊り
車１により直角に屈曲したハンガーレール６、あるいは
大小の曲率半径Ｒで湾曲したハンガーレール６内を走行
しながら吊下物体Ｗを移動させる。なお、吊り車１とチ
ャンネル状のハンガーレール６とからなる吊下物体のハ
ンガー装置は、吊下物体Ｗをその上部で吊り車１に吊下
げ保持すると共に、図示しない下方のレール（例えば、
特開２０００−１２９９９７号公報記載のレール）の案
内溝に、吊下物体Ｗの下部に設けたガイド部材を摺動さ
せて吊下物体を移動させる。 【００１１】吊り車１は、以下詳述するが、車体本体と
なる基盤２と、基盤２の下面に取り付けられた４個のフ
リーボールベアリング４と、基盤２の上面に設けられた
ガイド車輪５とで構成され、基盤２の貫通孔２ａに回転
可能に遊嵌された吊りボルト３を備えている。この基盤
２は、正方形状の直方体の基盤が好ましいが、矩形状の
直方体の基盤としてもよい。 【００１２】基盤２の略々中央部には、貫通孔２ａが穿
設され、吊下物体Ｗに対して基盤２が回動自在となるよ
うに、この貫通孔２ａに頭部３ａを有する吊りボルト３
が回転自在となるように遊嵌される。この吊りボルト３
の下端部にはナット３ｂが螺合され、吊下物体Ｗはこの
ナット３ｂにより吊りボルト３に固定される。 【００１３】図２に底面平面図として示すように、基盤
２の下面に、フリーボールベアリング４が４個取り付け
られる。このフリーボールベアリング４は、図３に示さ
れるように、転動ボール４ａを有すると共に、取付用ボ
ルト４ｂを備え、この取付用ボルト４ｂにより基盤２に
取り付けられる。なお、フリーボールベアリングは、取
付用ボルト４ｂで取り付ける代わりに、上方に形成され
たフランジ（図示略）をねじ止めして基盤に取り付ける
ようにしてもよい。そして、この転動ボール４ａがハン
ガーレール６の走行面６ａ上を転動することにより、吊
り車１は如何なる方向にも走行可能となる。なお、フリ
ーボールベアリング自体は周知（例えば、特開平７−１
６４０７８号公報、特開平１０−２５２７５３号公報）
のものである。 【００１４】図４に上面平面図として示すように、基盤
２の上面には４個のガイド車輪５が設けられる。このガ
イド車輪５は、図５に示されているように、車輪５ａが
車軸５ｂの軸部５ｄに遊嵌あるいはベアリングを介在さ
せて回転可能に装着されて形成される。このガイド車輪
５は、図４に示されるように、基盤２の四つのコーナー
部２ｂ近傍に、車軸５ｂがねじ部で垂直に立設して取り
付けられることにより、基盤２の上面と平行な水平車輪
となり、垂直な軸心を中心として回転するようになる。 【００１５】また、このガイド車輪５は、その外周輪５
ｄが基盤２のコーナー部２ｂから一部が外側方に突出す
るように取り付けられ、その結果、コーナー部２ｂの隣
接する２つの側面２ｃから突出するようになる。この突
出した外周輪５ｄとハンガーレール６の側壁６ｃとの間
に僅かに隙間が設けられ、吊り車１が走行するときガイ
ド車輪５はハンガーレール６のいずれかの側壁６ｃと適
宜接輪する。 【００１６】ハンガーレール６は、図１、図６等に示す
ように、チャンネル状のもので、走行面６ａ及び吊りボ
ルト３が通過する溝６ｂを有する。このハンガーレール
６は、図６に示すように、建物等の躯体側７にアングル
８を介して取り付けられる。 【００１７】図８〜図１１には、吊り車１が種々のハン
ガーレール６に沿って走行し、吊下物体Ｗを移動させる
場合の使用態様が示されている。吊り車１により、吊下
物体Ｗを支持して移動させるときは、吊下物体Ｗは離間
配置された一対の吊り車１により支持される。 【００１８】図８に示すように、吊下物体Ｗを支持した
吊り車１は、ハンガーレール６が直角に屈曲している場
合は、屈曲部分６ｄまで矢印Ａのように直進し、屈曲部
分６ｄで吊り車１の基盤２を回転することなく、そのま
ま横向き状態で矢印Ｂ方向に進行して吊下物体Ｗを移動
させる。この場合、屈曲部分６ｄにおいて、溝６ｂの上
をフリーボールベアリング４のボール４ａが通過する
が、吊下物体Ｗは全体が一対の吊り車１により両端側に
近いところで支持されているので、溝６上にあるボール
４ａが浮いた状態となり、吊り車１はスムーズに走行す
る。 【００１９】図９に示すように、ハンガーレール６が大
きい曲率半径で湾曲している場合は、ハンガーレール６
の湾曲部分６ｅに沿って吊り車１の基盤２の向きを変え
ながら矢印Ｃ方向に走行し、吊下物体Ｗは湾曲部分６ｅ
に沿って移動される。 【００２０】図１０に示すように、ハンガーレール６が
小さい曲率半径で湾曲して、湾曲部分６ｆが略々直角に
なっている場合は、フリーボールベアリング４のボール
４ａが走行面上を転動すると共に、ガイド車輪５が側壁
６ｃに接輪していることにより、吊り車１は小回りが利
くようになり、吊り車１は進行方向を向いたまま矢印Ｄ
方向に曲がりながら走行し、吊下物体Ｗをハンガーレー
ル６の曲がりに沿って移動させる。以上のように、吊り
車１が湾曲したハンガーレール６に沿って走行する場
合、吊りボルト３が基盤２に対して回転可能であること
により、基盤２が自由に方向を変換して走行するように
なる。 【００２１】図１１には、倉庫、車両格納庫など広い入
り口に設けられた多数の扉（吊下物体Ｗ）を移動させる
場合の態様が示されている。吊下物体Ｗである扉は、ハ
ンガーレール６に吊下されて入り口部分に並列され、入
り口を開放するときは収納部９に収納されるようになっ
ている。ハンガーレール６は、収納部９のハンガーレー
ル１０，１０と連続しているもので、吊下物体Ｗを支持
した吊り車１がハンガーレール１０，１０に沿って平行
して矢印Ｅ方向に進行することにより、吊下物体Ｗは順
次重なって収納部９内に収納される。図１１には間を開
けて収納した状態が示されているが、間を詰めることに
より多数の扉（吊下物体Ｗ）を収納できる。 【００２２】この場合、屈曲部分６ｈにおいて、溝６ｂ
上を同時に２つのボール４ａが通過しても、吊下物体Ｗ
は溝の上にない他の５つのボール４ａで支持されてい
て、吊下物体Ｗは全体が一対の吊り車１により両端側に
近いところで支持されているので、溝６上にあるボール
４ａが浮いた状態となり、ボール４ａが溝６ｂに落ち込
むことなく吊り車１はスムーズに走行する。 【００２３】上記のような構成からなる吊り車は、フリ
ーボールベアリングとしては、一般に市販されているも
のを使用するもので、ちなみに、小型の許容荷重８Ｋｇ
のフリーボールベアリングを使用する場合、吊下物体は
一対の吊り車で吊下支持されるので、吊下物体を支持す
るフリーボールベアリングが８個となり、６４Ｋｇの吊
下物体（例えば、吊りドア、移動間仕切り等）の吊下移
動が可能となり、また、大型の許容荷重２００Ｋｇ、あ
るいは３００Ｋｇのフリーボールベアリングを使用する
場合、１．６トン、あるいは２．４トンの吊下物体（例
えば、移動壁、移動カーテンウォールの吊下移動が可能
となる。 【００２４】以上、吊り車の構成、使用態様について説
明したが、吊り車１は、吊下物体Ｗを吊りボルト３によ
り支持した基盤２がフリーボールベアリング４を備え、
このフリーボールベアリング４のボール４ａがハンガー
レール６の走行面６ａ上を転動するので、基盤２が如何
なる向きになっても吊り車１を軽快に走行させることが
できる。また、基盤２に設けられたガイド車輪５がハン
ガーレール６の側壁６ｃに接輪するので、吊り車１をハ
ンガーレール６の形状に応じて如何なる方向にも走行さ
せることができる。 【００２５】以上、吊り車、ハンガーレール等について
説明したが、吊り車の基盤は、鋼鉄製、スチール製、ア
ルミニウム製、合成樹脂製のものが好適であり、ハンガ
ーレールは、鋼鉄製、スチール製、アルミニウム製のも
のが好適である。また、ガイド車輪は、ハンガーレール
の側壁に接輪するだけで、さほど大きな荷重がかからな
いため、合成樹脂製、ゴム製、金属製などの車輪であれ
ばよく、特にその材質は問わない。 【００２６】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の吊り車
は、方形状の基盤に、吊りボルト、４個のフリーボール
ベアリング、及び４個のガイド車輪が設けられて構成さ
れているので、吊り車を簡単な構造で、部品点数も少な
いものとすることができる。 【００２７】吊り車は、吊りボルトを回転可能に装着さ
れた基盤の下面にフリーボールベアリングが少なくとも
４個取り付けられると共に、基盤の四つのコーナー部近
傍の上面に、ガイド車輪がその外周輪の一部がコーナー
部から外側方に突出して設けられているので、吊下物体
を支持した吊り車をチャンネル状ハンガーレールに沿っ
て如何なる方向にも走行させることができる。その結
果、直角に屈曲したハンガーレール、大きい曲率半径で
湾曲したハンガーレール、小さい曲率半径で湾曲したハ
ンガーレール、直線部と湾曲部とからなるハンガーレー
ル等のレール内に沿って、吊下物体を支持した吊り車を
スムーズに走行させることができる。 【００２８】また、吊り車は、水平に設けられたガイド
車輪によりハンガーレール内を案内されると共に、ハン
ガーレールの走行面をフリーボールベアリングのボール
が転動して走行する構造となっているので、従来のよう
に、ハンガーレールを上部レールと下部レールとで構成
した特別な形状のものとする必要がなく、ハンガーレー
ルも通常使用されているチャンネル状の構造のものを使
用することができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】 本発明実施例を示し、吊り車の正面図であ
る。 【図２】 吊り車の底面平面図である。 【図３】 フリーボールベアリングの正面図である。 【図４】 吊り車の上面平面図である。 【図５】 ガイド車輪の正面図である。 【図６】 躯体側にハンガーレールが取り付けられたと
きの説明図である。 【図７】 吊り車が設置されたハンガーレールの断面図
である。 【図８】 ハンガーレールに沿って吊り車が走行すると
きの説明図である。 【図９】 他のハンガーレールに沿って吊り車が走行す
るときの説明図である。 【図１０】他のハンガーレールに沿って吊り車が走行す
るときの説明図である。 【図１１】吊下物体を収納部に移動させる場合の説明図
である。 【符号の説明】 １ 吊り車 ２ 基盤 ２ａ 貫通孔 ２ｂ コーナー部 ２ｃ 側面 ３ 吊りボルト ３ａ 頭部 ３ｂ ナット ４ フリーボールベアリング ４ａ 転動ボール ４ｂ 取付用ボルト ５ ガイド車輪 ５ａ 車輪 ５ｂ 車軸 ５ｃ 軸部 ５ｄ 外周輪 ６ ハンガーレール ６ａ 走行面 ６ｂ 溝 ６ｃ 側壁 ６ｄ 屈曲部分 ６ｅ、６ｆ 湾曲部分 ６ｇ 屈曲部分 ７ 躯体側 ８ アングル ９ 収納部 １０ 収納部のハンガーレール Ｗ 吊下物体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 走行面及び吊りボルトが通過する溝を有
   するチャンネル状のハンガーレール内を、方形状の基盤
   に回転可能に装着された吊りボルトにより吊下物体を支
   持して走行する走行方向自在な吊り車において、 前記基盤の下面に、前記走行面上を転動するボールを有
   するフリーボールベアリングが少なくとも４個取り付け
   られ、 前記基盤の四つのコーナー部近傍の上面に、垂直に立設
   された車軸に回転自在に装着されたガイド車輪が設けら
   れ、該ガイド車輪は、その外周輪の一部が該基盤のコー
   ナー部から外側方に突出していることを特徴とする走行
   方向自在な吊り車。