JP3280948B2 - 気密型の引き戸装置 - Google Patents

気密型の引き戸装置

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JP3280948B2
JP3280948B2 JP2000006999A JP2000006999A JP3280948B2 JP 3280948 B2 JP3280948 B2 JP 3280948B2 JP 2000006999 A JP2000006999 A JP 2000006999A JP 2000006999 A JP2000006999 A JP 2000006999A JP 3280948 B2 JP3280948 B2 JP 3280948B2
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明男 宮崎
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株式会社南極防熱
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫やクリンル
ームの出入口等で使用可能とされる気密型の引き戸装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の出入口用等とされる引き戸装置
として、例えば特公平8−6530号公報や特許第27
44153号公報等に記載のものが知られている。これ
らの引き戸装置は、戸枠の上部にレール(以下、この長
手方向を左右方向と言う)が設けられ、このレールに、
引き戸上部の左端部と右端部とに設けられた2個の戸車
を介して引き戸が吊り下げられるようになっている。左
右の戸車は前後(引き戸の肉厚方向)に位置ズレしてお
り、従ってレールは、これら各戸車に対応して前後2本
設けられている。
【0003】前後のレールには、引き戸が出入口を閉鎖
する位置に対応して、各戸車を個々に落とし込むための
上部開放の切欠部が設けられ、またこれら切欠部では、
各戸車が落ち込むのに合わせて、これを同時に戸枠側へ
向けて前後動させるように誘導し、もって、引き戸を出
入口の開口周部へ向けて近接させる(前後移動させる)
構造となっていた。従って、この引き戸装置では、引き
戸を開放位置から閉鎖位置へ向けて左右動させるとき
は、各戸車が各レールの切欠部へ落ち込むことに伴い、
引き戸の下端部に垂下状に設けられたカーテン状の下部
パッキンを床面に当接させると共に、引き戸の外周部を
出入口の開口周部へ当接させ、これによって気密性を生
起させるものであった。
【0004】また反対に、引き戸を開くために左右動さ
せると、各戸車が各レールの切欠部から乗り上げ脱出す
るために、引き戸の上記カーテン状パッキンが床面から
離れると共に、引き戸の外周部も出入口の開口周部から
離れるために、以後、引き戸の左右動が軽快になるとい
うものであった。なお、上記各公報には記載されていな
いが、この種の引き戸装置には、引き戸に対してその肉
厚方向を貫通して表裏両側に突出するテコハンドル装置
が設けられ、これを引き戸の閉鎖時に操作することで密
閉性が高められるようにしたものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の引き戸装置で
は、レールを2本必要とし、これが大型化するという問
題があった。また、引き戸の戸車が、引き戸に対してそ
の左方外方及び右方外方へ飛びだして設けられているよ
うなものもあり、これによってレールを長大化する必要
が生ずるため、益々、レールの大型化が助長されること
になっていた。また、引き戸を閉鎖状態から開動させる
場合、最初に、各レールの切欠部から各戸車を乗り上げ
脱出させる必要があるが、このとき引き戸に対しては、
その自荷重を持ち上げるような操作力が必要になるた
め、この開動が操作し難い(重い)ということがあっ
た。
【0006】更に、引き戸を開閉するたびに、上記のよ
うに引き戸の下端部に設けられたカーテン状パッキンが
床面にこすられるようになり、このパッキンの消耗に繋
がる他、磨耗したパッキン粉が舞い上がって環境を汚染
するということがあった。すなわち、冷蔵庫に適用され
た場合では衛生上好ましくなく、またクリーンルームに
適用された場合ではパーティクル量増加に繋がって好ま
しくないということになる。なお、引き戸にテコハンド
ル装置が設けられたものでは、冷蔵庫に適用された場合
に内側(冷蔵庫内)の部分が凍りついて解錠操作できな
くなるといった問題や、解錠状態とされたテコハンドル
装置が戸枠等に当たり、これが邪魔となって引き戸を全
開できない(出入口の開口面積を有効利用できない)と
いう問題等があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、構造的な簡潔化及び大型化の抑制ができ、操
作性に優れ、また下部パッキン等における磨耗やテコハ
ンドル装置を設けることに伴う問題点の解消ができるよ
うにした気密型の引き戸装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明に係る
気密型の引き戸装置は、出入口スペースとその一側方の
引き戸格納スペースとの上部にわたり長手方向を水平状
態にして設けられる上部軌道体と、この上部軌道体に沿
って移動自在に吊下げ保持される引き戸とを有したもの
である。このうち一方の上部軌道体には、その長手方向
に沿って走行面を上向きにしたレール部が設けられてい
ると共に、出入口スペースに対応して引き戸が停止した
ときにこの引き戸の移動方向両端寄りに対応する位置付
けでレール部の走行面を下向きに凹ませた一対の車輪落
とし部が設けられている。
【0009】また、他方の引き戸には、引き戸格納スペ
ースから出入口スペースへ向けた閉動時において、その
先行側となる第1戸車装置と後続側となる第2戸車装置
とが設けられている。これら第1、第2の戸車装置は互
いに略同じ構成であって、いずれも、上部軌道体のレー
ル部走行面上に乗る2個一組の車輪と、これら両車輪を
引き戸の移動方向で互いに所定間隔に設定しつつそれぞ
れ回転自在に保持する車輪フレームと、この車輪フレー
ムの車輪相互間位置にそれらの車軸方向と平行する揺動
支軸を連結させてこの車輪フレームを両車輪が上下する
方向で引き戸に対して揺動自在に保持するハンガー部材
とを有したものである。
【0010】またこれら第1、第2の戸車装置では、出
入口スペースに対応して引き戸が停止したときに、それ
ぞれの閉動時先行側車輪が、上部軌道体の両車輪落とし
部にそれぞれ一致する(即ち、落ち込み可能となる)位
置付けになっている。そして、本発明に係る引き戸装置
では、更に、これら第1戸車装置及び第2戸車装置にお
いて、それらのハンガー部材と車輪フレームとの間に、
以下のような車輪浮上加勢手段や引き戸密閉手段を設け
るものとしている。すなわち、車輪浮上加勢手段は、第
1戸車装置及び第2戸車装置の各閉動時後続側車輪を上
部軌道体のレール部走行面に踏ん張らせたままで、第1
戸車装置及び第2戸車装置の各閉動時先行側車輪を実質
的には浮上させない範囲で引き上げ方向へ付勢するよう
になったものである。
【0011】この車輪浮上加勢手段を具備した構成とし
た場合、第1戸車装置及び第2戸車装置では、閉動時先
行側車輪が上部軌道体の各車輪落とし部に落ち込むとき
(引き戸が出入口スペースに到達してこれを閉鎖すると
き)に、引き上げ方向の付勢力を蓄える状態になり、従
って、その後、各車輪落とし部から閉動時先行側車輪を
乗り上げ脱出させるとき(引き戸を出入口スペースから
引き戸格納スペースへ向けて開動するとき)には、この
引き上げ方向の付勢力が個々の閉動時先行側車輪に対し
て加担されることになる。
【0012】そのため、引き戸の開動が軽快に行える利
点がある。また、引き戸密閉手段は、第1戸車装置及び
第2戸車装置の各閉動時先行側車輪が、各々の車輪落と
し部に対して落ち込んだり乗り上げ脱出したりするとき
の車輪フレームの揺動動作から、この車輪フレームとハ
ンガー部材との連結間隔を拡縮させる動きを生起させて
引き戸を出入口スペースに押しつけたり離したりするよ
うになったものである。この引き戸密閉手段を具備した
構成とした場合、第1戸車装置及び第2戸車装置側で引
き戸の上下動を起こすことができるので、上部軌道体に
対しては殊更特別で複雑な構造を持たせる必要がなくな
る。
【0013】すなわち、レール部側に対して例えばヘ字
状の曲がり部分等を形成させるといったことが必要なく
なるので、このようなことから、構造的な簡潔化及び大
型化の抑制ができるものである。また、この引き戸密閉
手段を具備させることで、テコハンドル装置を不要化す
ることができ、引き戸についての構造簡潔化も可能とな
る。勿論、このテコハンドル装置に起因した凍りつきの
問題や開口面積の有効利用上の問題等も解消できるもの
である。
【0014】引き戸が閉鎖時とそれ以外(移動時等)と
で昇降する機能はそのまま生かしているので、引き戸の
下端部に設ける下パッキンが異様に早く磨耗するといっ
た問題も生じない。上部軌道体には、引き戸における第
2戸車装置の閉動時先行側車輪用に設けられた車輪落と
し部に対応して、レール部の長手方向に沿接し、平行す
る補助レールを設け、これに対して引き戸には、第1戸
車装置の両車輪に対して上部軌道体の補助レールを走行
可能となる補助車輪を付設して、両車輪が第2戸車装置
の閉動時先行側車輪用車輪落とし部に落ち込むのを防止
できるようにすることができる。
【0015】このようにすると、上部軌道体としては、
レール部を1本だけ備えた構造にすることができ、また
引き戸側においても、第1戸車装置及び第2戸車装置が
具備する全ての車輪を1列配置にすることができる。こ
れらの点でも、構造的な簡潔化及び大型化の抑制が図れ
るものである。上部軌道体には、引き戸における第1戸
車装置の閉動時先行側車輪用に設けられた車輪落とし部
に対応して、この車輪落とし部に到達した所定の閉動時
先行側車輪を車輪落とし部内へ強制押圧する押圧レール
を設けるのが好適である。
【0016】これによって、動作の確実性(車輪落とし
部への閉動時先行側車輪の落ち込み)を得ることができ
る。また、引き戸における第2戸車装置の車輪フレーム
において、揺動支軸よりも閉動時先行側車輪に近い部位
に被押圧片を設けておき、これに対して上部軌道体に
は、引き戸における第2戸車装置の閉動時先行側車輪用
に設けられた車輪落とし部に対応させるようにして、こ
の車輪落とし部に所定の閉動時先行側車輪が到達したと
きに被押圧片と係合してこの到達状態の車輪を車輪落と
し部内へ強制押圧する押圧ガイドを設けるのが好適であ
る。
【0017】これによっても、動作の確実性(車輪落と
し部への閉動時先行側車輪の落ち込み)を得ることがで
きる。引き戸が少なくとも出入口スペースに対応して停
止しているときにこの引き戸の下端部に当接可能となる
押上げガイド部材を付設しておき、この押上げガイド部
材を、引き戸に対する押上げ付勢作用が維持される範囲
で、出入口スペースでの引き戸の上下動に追従動作でき
るようにしておくのが好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図2は、本発明に係る気密型の引
き戸装置1における一実施形態の全体図を示している。
なお以下では、説明の便宜上、この図2の上下・左右を
そのまま「上」「下」「左」「右」とおき、また正面側
(冷蔵庫等としての建物の戸外側)を「前」、奥方側
(冷蔵庫等としての建物の戸内側)を「後」とおくもの
とする。
【0019】この引き戸装置1は、建物の壁面2に設け
られた出入口3を開閉可能とし、且つ閉鎖時には空気、
温度、音等の遮断性能を必要とするような場合(冷蔵庫
やクリーンルーム等)に用いられるもので、この出入口
3の設けられる出入口スペース4とその一側方(右側と
した)の引き戸格納スペース5との上部にわたり長手方
向を水平状態にして設けられる上部軌道体7と、この上
部軌道体7に沿って移動自在に吊下げ保持される引き戸
8と、引き戸8が少なくとも出入口スペース4に対応し
て停止しているときにこの引き戸8の下端部に当接可能
となる押上げガイド部材9とを有している。
【0020】なお、図2において上部軌道体7は、その
全長にわたる上面側及び前面側をレールカバー10によ
って覆われた状態にして示してある。また、出入口スペ
ース4を、向かって左方とし、引き戸格納スペース5
を、向かって右方としているため、引き戸8は右方向へ
向けた移動が開動で、左方向へ向けた移動が閉動になっ
ている。そして、引き戸8には、これらの開閉動をし易
くするために、その左方側の適宜高さ位置に把手11が
取り付けられているものとする。上部軌道体7は、アル
ミ合金等によって形成された条材であって、図3及び図
5等に示すように、その長手方向に沿って走行面12a
を上向きにしたレール部12と、このレール部12を建
物の壁面2等に対して固定状態にするための取付部13
とを有している。
【0021】そして、このうちレール部12には、出入
口スペース4に対応して引き戸8が停止したときに、こ
の引き戸8の左右(移動方向)両端寄りに対応する位置
付けでレール部12の走行面12aを下向きに凹ませた
一対の車輪落とし部14,15が設けられている。以下
では、左方側の車輪落とし部14を「第1車輪落とし部
14」と言い、右方側の車輪落とし部15を「第2車輪
落とし部15」と言う。これら第1車輪落とし部14及
び第2車輪落とし部15は、いずれも、右方側を「出入
側」として緩やかな傾斜のスロープ面とし、左方側を
「車輪止め側」として1/4円弧面を伴わせて立ち上げ
るようにしてある。
【0022】取付部13は、上板部13aとこの前後中
央部から下方へ突出する垂下板部13bとを有してお
り、この垂下板部13bの下端部から上記レール部12
が断面L字状を呈するように前方及び上方へ突出してい
る。従って、この上部軌道体7は全体として断面J字状
となっている。このため、この上部軌道体7の正面部分
(垂下板部13bの前部)には、上板部13aとレール
部12との上下間で、左右方向に沿って長い車輪走行路
(空間)が形成されることになる。
【0023】この上部軌道体7は、引抜成形又は押出成
形等によって一体形成したものであっても、複数の条材
を組み合わせて形成したものであってもよい。この上部
軌道体7には、取付部13の上板部13aに対して、第
1車輪落とし部14の真上に対応する位置付けで押圧レ
ール16が設けられ、第2車輪落とし部15の真上に対
応する位置付けで押圧ガイド17が設けられている。ま
た、レール部12に対して、第1車輪落とし部14の左
方側にストッパ18が設けられ、第2車輪落とし部15
の後部に対応する位置付けで補助レール19が設けられ
ている。
【0024】押圧レール16は、第1車輪落とし部14
内のスロープ面に対する上下間に一定間隔(上記した車
輪走行路と連通した空間)を保持させるように、下向き
の傾斜押圧面16aを有したもので、図5に示すよう
に、取付部13の上板部13aに固定する取付板部16
bを伴って断面「へ」字状に形成されている。押圧ガイ
ド17についても、第2車輪落とし部15内のスロープ
面に対する上下間に一定間隔(上記した車輪走行路と連
通した空間)を保持させるようにしたものであるが、押
圧レール16の場合とは異なって、取付部13の上板部
13aよりも上側に下向きの傾斜押圧面17aを有した
ものとなっている。
【0025】このため、図9に示すように、取付部13
の上板部13aに固定する取付板部17bから、その前
端右隅部に左右方向の切り込みを入れてこの切り込みの
前片部分を右上がり状態に折り曲げることで、この折り
曲げ部分の下面で上記傾斜押圧面17aを形成させたも
のとしてある。補助レール19は、第2車輪落とし部1
5の形成範囲と少なくとも同等とされ、好ましくはこの
形成範囲よりも左右両側で長く形成されたもので、図9
に示すように、レール部12の後部側に隙間Sを確保さ
せて設けられている。そして、その上面を走行面19a
としている。
【0026】図例では、この補助レール19としてアル
ミ合金製の角パイプを用いたものを示しているが、これ
に限定されるものではない。また、走行面19aをレー
ル部12の走行面12aよりも若干低くなるように示し
てあるが、このことも限定されるものではない。ストッ
パ18については後述する。図2に示したように、引き
戸8には、その上端部の左端寄り及び右端寄りに、第
1、第2の戸車装置20,21が設けられている。
【0027】第1戸車装置20は、その位置付け上、引
き戸8を引き戸格納スペース5から出入口スペース4へ
向けて移動(即ち、閉動)させるときの先行側となり、
これに対して第2戸車装置21は後続側となる。これら
第1、第2の戸車装置20,21は、基本的には互いに
略同じ構成である。そこでまず、主として第1戸車装置
20について説明し、その後、第2戸車装置21につい
て第1戸車装置20との相違点を説明するものとする。
図1、図4及び図5に示すように、この第1戸車装置2
0は、2個一組の車輪23a,23bと、これら両車輪
23a,23bを保持する車輪フレーム24と、この車
輪フレーム24を保持するハンガー部材25とを有した
ものである。
【0028】車輪23a,23bは、図6に示すよう
に、一対のフランジF間に溝Gが設けられたもので、溝
Gの部分で上部軌道体7におけるレール部12の走行面
12a上に乗り、レール部12に対してその前後両側か
らフランジFの部分で挟持状に係合して脱輪が防止され
るようになっている。この溝Gの部分の外径は、第1車
輪落とし部14内のスロープ面と押圧レール16の傾斜
押圧面16aとの上下間に嵌まる大きさとされている
(換言すれば、溝Gの部分が嵌まるように、第1車輪落
とし部14に対する押圧レール16の位置決めがされて
いる)。
【0029】また、各車輪23a,23bの後面側に
は、これらと同心円の位置関係で膨出する一回り径小の
補助車輪27a,27bが設けられている。これら補助
車輪27a,27bの外径は、各車輪23a,23bの
溝Gの部分がレール部12の走行面12a上に乗ったレ
ベルを維持しつつ、これら補助車輪27a,27bが補
助レール19の走行面19aに乗る状態(図11参照)
が得られるような寸法関係になっている。補助車輪27
a,27bが補助レール19の走行面19aに乗って走
行するとき、各車輪23a,23bの後側のフランジF
は、レール部12と補助レール19との前後間の隙間S
を素通りするようになっている。
【0030】これら車輪23a,23bは、例えば樹脂
等、軽量であって振動や騒音の吸収性に優れ、且つ十分
な強度を有する材料によって形成されている。図1、図
4及び図6に示すように、車輪フレーム24は、金属板
等によって形成されており、車輪23a,23bを左右
方向(引き戸8の移動方向)で互いに所定間隔に設定
し、且つ、それぞれ回転自在に保持している。この車輪
フレーム24には、両車輪23a,23bにおける相互
間の略中間部あたりから上方へ延出し、その後に前方へ
折曲された平面状態となるカム形成板部30が設けられ
ていると共に、左方端寄りで上方及び左方へ延び出した
後に後方へ折曲された起立状態となるサスペンション用
第1ブラケット31が設けられている。
【0031】また更に、車輪23a,23bの相互間位
置には、後方へ円筒状に突出する軸受部32が設けられ
ている。カム形成板部30には、図7に示すように、平
面視した状態で前方ほど左方へ偏り、また後方ほど右方
へ偏るような方向の傾きを有したカム溝35が設けられ
ている。サスペンション用第1ブラケット31には、そ
の略中心部に左右方向に貫通する軸通孔36が設けられ
ていると共に、この軸通孔36の左方開口部を上下方向
に通り抜ける浅溝によって凹ませるようにした軸回転止
め部37が設けられている。
【0032】軸受部32は、図示は省略するが前後方向
に貫通しており、この筒内部にベアリング等の軸受具が
内装されている。そして、この軸受具によってハンガー
部材25との連結に用いられる揺動支軸38が回転自在
に保持されるようになっている。この揺動支軸38は、
各車輪23a,23bの車軸方向と平行したものであ
る。ハンガー部材25は、引き戸8に対して固定される
基礎側部材40と、車輪フレーム24を上記した揺動支
軸38を介してその回りで揺動自在に保持するブラケッ
ト側部材41とを有し、これらが互いにボルト連結され
るようになったものである。基礎側部材40もブラケッ
ト側部材41も、金属板等によって形成されている。
【0033】図1及び図4から明らかなように、基礎側
部材40とブラケット側部材41とのボルト連結は、3
本のボルト42(左右両側のボルト42はボルト頭を後
向きにしているが中央のボルト42はボルト頭を前向き
にしている)によって行われているが、基礎側部材40
においてこれらボルト42を挿通させる部分は上下方向
に長い長孔43とされている。そのため、基礎側部材4
0とブラケット側部材41との相互間では、上下方向の
高さ調節、及び左右の高さ合わせ(水平レベル出し)が
できるものとなっている。
【0034】なお、このハンガー部材25のブラケット
側部材41と、上記した車輪フレーム24との間では、
上記揺動支軸38による連結でこの車輪フレーム24が
揺動自在とされているものであり、基礎側部材40とブ
ラケット側部材41とを連結している上記各ボルト42
は、位置的には車輪23a,23bの車軸位置や揺動支
軸38と一致して見えるものの、いずれも車輪フレーム
24までは達していない。このハンガー部材25のブラ
ケット側部材41には、揺動支軸38が連結される部分
44(図示は省略するが、この部分44では、その前面
側からはボルト42を螺合可能にし、後面側では揺動支
軸38を連結可能にするために、ある程度の肉厚を持た
せてある)に対し、その上方へ延出してその後に前方へ
折曲された平面状態となるカム軸支持部45が設けられ
ていると共に、右方端寄りでそのまま上方へ延出された
サスペンション用第2ブラケット46が設けられてい
る。
【0035】また更に、このブラケット側部材41の左
右両端部には、後方へ折曲されて車輪フレーム24の左
右両側を覆うように起立状態となった一対のサイドガー
ド47が設けられている。カム軸支持部45は、車輪フ
レーム24のカム形成板部30と略上下に一致して重な
るように位置付けられている。そして、ハンガー部材2
5と車輪フレーム24とが共に水平状態とされていると
き、車輪フレーム24のカム形成板部30に設けられた
カム溝35に対し、その左端位置にカム軸48を嵌め入
れできるような位置付けで、上記カム軸支持部45に対
してカム軸48用の軸取付孔49が設けられている。
【0036】このカム軸48には、中実の棒材を用いて
もよいが、カムフォロワー等を用いると一層よい。サス
ペンション用第2ブラケット46には、前後方向に貫通
する軸通孔50が設けられている。このようなハンガー
部材25と車輪フレーム24とが揺動支軸38によって
連結された状態では、車輪フレーム24は、ハンガー部
材25に対して両車輪23a,23bを上下させる方向
で揺動自在となり、このとき車輪フレーム24の左右両
側はハンガー部材25の左右のサイドガード47相互間
で保護された状態となる。
【0037】そして、ハンガー部材25のカム軸支持部
45に起立状態で設けられたカム軸48に対し、車輪フ
レーム24のカム形成板部30に形成されたカム溝35
が嵌められて、このカム溝35の長手方向でカム軸48
との相対移動を許容されるかたちとされる。そのため、
車輪フレーム24における上記の揺動は、この車輪フレ
ーム24とハンガー部材25との連結間隔を拡縮させる
動きへと変換されることになる。すなわち、左側の車輪
23aと右側の車輪23bとが同一レベルにあるとき
(車輪フレーム24が水平状態のとき)には、カム軸4
8はカム溝35の左端位置で待機するが、左側の車輪2
3aが右側の車輪23bよりも低レベルになる方向へ車
輪フレーム24が揺動するとき、カム軸48に対するカ
ム溝35の左方移動が生じ、これによってハンガー部材
25と車輪フレーム24との連結間隔は縮小することに
なる。
【0038】またこの状態から反対に、左側の車輪23
aと右側の車輪23bとが同一レベルに戻る方向へ車輪
フレーム24が揺動するとき、カム軸48に対するカム
溝35の右方移動が生じ、これによってハンガー部材2
5と車輪フレーム24との連結間隔は拡大することにな
る。このような、車輪フレーム24の揺動を駆動源とし
て車輪フレーム24とハンガー部材25との連結間隔を
拡縮させる動きは、後述するように、引き戸8を出入口
3の開口周部へ押しつけたり離したりする動きとして作
用することになり、このことによって、この第1戸車装
置20において車輪フレーム24とハンガー部材25と
の間では、引き戸密閉手段51が構成されていることに
なる。
【0039】なお、上記の説明から自明なように、カム
軸48とカム溝35との嵌め合い関係は、ハンガー部材
25と車輪フレーム24との揺動範囲及び揺動方向を規
制するガイドとしても作用しているものである。一方、
ハンガー部材25と車輪フレーム24とが揺動支軸38
によって連結された状態では、ハンガー部材25のサス
ペンション用第2ブラケット46と、車輪フレーム24
のサスペンション用第1ブラケット31との間で、サス
ペンション部材52が架設されるようになっている。
【0040】図1、図5及び図7に示すように、このサ
スペンション部材52は、角パイプ状のバネケース55
と、サスペンション用第1ブラケット31の軸通孔36
を貫通しつつこのバネケース55内へ差し込まれるボル
トより成るバネ軸56と、バネケース55内でバネ軸5
6に挿通されるバネ57と、バネ軸56の突端側に螺合
可能なナット部58を具備しつつバネケース55内を回
転不能な状態のまま移動自在に収納されるバネ押え59
と、バネケース55の他端部をサスペンション用第2ブ
ラケット46の軸通孔50に対して連結するアンカーボ
ルト60とを有している。
【0041】バネ軸56を回転させることで、このバネ
軸56とナット部58との螺合度合を変化させ、バネケ
ース55内でのバネ押え59の位置付けを変化させるこ
とができるので、これによってバネ57の圧縮度合(発
生バネ力)の調節ができることになる。この調節は、閉
動時先行側車輪23aを実質的に浮上させるほど大きな
ものとしない範囲で、閉動時先行側車輪23aを引き上
げる方向へ付勢できるようにすること(そのようなバネ
力が得られること)を目安として行う。
【0042】バネ軸56には、サスペンション用第1ブ
ラケット31に設けられた軸回転止め部37と係合可能
な裏突起61を具備した抜止め端部62が設けられてい
る。このため、バネ軸56の不本意な回転を防止でき、
バネ57の圧縮度合を一定に保てる利点がある。従っ
て、ハンガー部材25に対して車輪フレーム24が揺動
するとき、車輪フレーム24のサスペンション用第1ブ
ラケット31と共にバネ軸56及びバネ押え59が左方
へ引っ張られ、ハンガー部材25のサスペンション用第
2ブラケット46と共にアンカーボルト60を介して移
動阻止されるバネケース55との間でバネ57が圧縮さ
れることになり、このバネ57によるバネ力として、車
輪フレーム24を揺動前の水平状態に戻す方向に付勢力
を生起させるものとなる。
【0043】このような、車輪フレーム24が一旦、揺
動した後に戻り方向に付勢力が生起する動きは、後述す
るように、引き戸8を出入口スペース4から引き戸格納
スペース5へ向けて開動させるときに、引き戸8に対し
て引き上げ力を加担するように作用することになり、こ
のことによって、この第1戸車装置20において車輪フ
レーム24とハンガー部材25との間では、車輪浮上加
勢手段63が構成されていることになる。次に、第2戸
車装置21において、上記した第1戸車装置20との相
違点を説明する。
【0044】図9及び図10に示すように、この第2戸
車装置21において、第1戸車装置20と最も異なると
ころは、車輪64a,64bが、いずれも一対のフラン
ジF間に溝Gを設けさせただけの構造とされ、補助車輪
27a,27b(図6参照)を具備してない点と、車輪
フレーム24に対して両車輪64a,64b間に被押圧
片65が設けられている点とにある。被押圧片65は、
車輪64a,64bの車軸と平行な回転軸回りで回転自
在となるベアリング内装のローラによって形成するのが
最適とされたものであり、その他、丸棒や球体、板片等
の突起物によって形成可能になっており、その正確な位
置付けは、揺動支軸38よりもやや左方(図10の右
方)の車輪64aに近接した部位で、且つ、上面レベル
が各車輪64a,64bの上端より上となるようにされ
ている。
【0045】従って、この被押圧片65は、各車輪64
a,64bが上部軌道体7におけるレール部12の走行
面12a上に乗ったときに、取付部13の上板部13a
とは接触干渉しないものとされたうえで、押圧ガイド1
7に対してはその傾斜押圧面17aに巻き込まれてその
下方へと押え付けられる作用が得られる位置関係になっ
ている。その他、この第2戸車装置21における全体構
成や各部材形状等は、第1戸車装置20と同じである。
【0046】このような第1戸車装置20及び第2戸車
装置21は、図2に示したように出入口スペース4に対
応して引き戸8が停止したときに、図3に二点鎖線で示
すように、それぞれの左方側の車輪23a,64a(即
ち、引き戸8の閉動時に先行する側の車輪であるので、
以下では「閉動時先行側車輪」と言う)が、上部軌道体
7における第1車輪落とし部14と第2車輪落とし部1
5とに対してそれぞれ一致する(即ち、落ち込み可能と
なる)位置付けとなるように、引き戸8に対して取り付
けられている。
【0047】なお、第1戸車装置20及び第2戸車装置
21の閉動時先行側車輪23a,64aが第1車輪落と
し部14や第2車輪落とし部15に落ち込んだとして
も、このとき第1戸車装置20及び第2戸車装置21の
右方側の車輪23b,64b(即ち、引き戸8の閉動時
に後続する側の車輪であるので、以下では「閉動時後続
側車輪」と言う)は、上部軌道体7におけるレール部1
2の走行面12aに乗ったままである。図3に示したよ
うに、上部軌道体7に設けられたストッパ18は、上部
軌道体7の正面部分(垂下板部13bの前部)で上板部
13aとレール部12との上下間に形成される車輪走行
路(空間)を封鎖するように設けられたもので、左右方
向に長い長孔68を介して垂下板部13bにボルト結合
され、もって必要に応じて左右方向の位置調節が可能に
なっている。
【0048】従って、このストッパ18に対し、第1戸
車装置20の適所(例えば左方側のサイドガード47
等)が当て止めされることになり、この第1戸車装置2
0の停止位置、ひいては引き戸8の全体としての停止位
置を適宜調節することができる。このストッパ18の右
端面側には、軟質ゴムや樹脂等より成る衝撃吸収用の緩
衝材69を取り付けておくのが好適である。図2に示し
たように、前記押上げガイド部材9は、出入口スペース
4と引き戸格納スペース5との中間位置となる床面70
に設置されている。そして、引き戸8には、下端部の全
長にわたり、且つ左方へ向けて少しだけ突出する状態で
下枠71が設けられている。そのため、引き戸8が出入
口スペース4と引き戸格納スペース5との間のどの位置
にあっても、常に引き戸8の下端部(即ち、下枠71)
に対して押上げガイド部材9が当接可能となっている。
【0049】図12及び図13に示すように、この押上
げガイド部材9は、起立する板体状に形成されたガイド
本体74と、このガイド本体74の上端部に設けられた
摺動ヘッド75とを有したものである。そして、この押
上げガイド部材9全体が支持枠76によって所定高さに
支持されたかたちとなっている。摺動ヘッド75は、耐
磨耗性に優れ、また滑り性に優れた樹脂材等により形成
されている。これに対して引き戸8の下端部(下枠7
1)には、左右方向(引き戸8の移動方向)に沿って下
部開放の走行溝77が設けられており、この走行溝77
に対して下から上記摺動ヘッド75が嵌まり込むように
なっている。このことから、引き戸8は、この押上げガ
イド部材9により、移動中における前後方向へのガタツ
キやフラツキを防止されるものとなっている。
【0050】引き戸8における下枠71の前部及び後部
には、カーテン状の下部パッキン78が設けられてい
る。この下部パッキン78は、引き戸8が下降したとき
に床面70との間にできる隙間を可及的に小さくする
(皆無にする場合を含む)ためのものである。支持枠7
6は、押上げガイド部材9のガイド本体74をその左右
両側から挟み込むように設けられた一対のブラケット部
材80と、これらブラケット部材80を互いに所定間隔
に保持する取付ベース81と、この取付ベース81と押
上げガイド部材9のガイド本体74との上下間に、圧縮
代を残しながらもある程度の圧縮状態とされて介設され
たバネ部材82とを有している。
【0051】押上げガイド部材9のガイド本体74は、
その上半部74a(摺動ヘッド75の支持部分)が略垂
直にされた状態で下半部74bが後方へ向けて「く」字
状に折れ曲がるように形成されており、この下半部74
bの左右両側に昇降ガイド片84が突設されている。こ
の下半部74bの左右方向中央部に、上記したバネ部材
82の嵌め込み用の切欠85が形成され、その表裏両面
に蓋板86が取り付けられているものである。そして、
これに対して支持枠76のブラケット部材80には、押
上げガイド部材9のガイド本体74が折曲される角度に
平行して、上記昇降ガイド片84を上下動自在に保持可
能とする長孔87が設けられている。すなわち、この長
孔87は、上部ほど前方寄りであり、下方ほど後方寄り
であるような傾きを有している。
【0052】このようなことから、この押上げガイド部
材9は、支持枠76の長孔87に沿って上下動自在であ
り、且つ、バネ部材82によって上昇付勢されたものと
なっている。なお、バネ部材82は、引き戸8を持ち上
げてしまうほどのバネ力は有していないものとする。次
に、上記構成を具備した引き戸装置1において、その使
用に係る動作状況を説明する。まず、図2に示すよう
に、引き戸8を引き戸格納スペース5から出入口スペー
ス4へ向けて移動(閉動)させる場合について説明す
る。
【0053】引き戸8の閉動により、第1戸車装置20
の閉動時先行側車輪23aが上部軌道体7の第1車輪落
とし部14に到達したとする。なお、この第1戸車装置
20には補助車輪27a,27bが付設されており、こ
れらが上部軌道体7の第2車輪落とし部15に対応して
設けられた補助レール19の走行面19a上を走行する
ものとなっているので、この第1戸車装置20の各車輪
23a,23bが第2車輪落とし部15を通過するとき
に、ここに落ち込むことはない。
【0054】第1車輪落とし部14に到達した閉動時先
行側車車輪23aは、その溝Gの上面側が押圧レール1
6の傾斜押圧面16aによって押圧されながらこの第1
車輪落とし部14内へ強制的に落とし込まれるようにな
る。しかし、このとき閉動時後続側車輪23bは、上部
軌道体7におけるレール部12の走行面12aに乗った
ままであるため、この第1戸車装置20では、車輪フレ
ーム24が左方下がりになる状態に揺動する。従って、
閉動時先行側車輪23aと閉動時後続側車輪23bとの
相互間に位置付けられている揺動支軸38は、閉動時先
行側車輪23aの落ち込み量の約半分程度、下降するこ
とになる。
【0055】このことは、引き戸8の第2戸車装置21
でも同時に、また同じ結果をもたらすように起こる。す
なわち、その閉動時先行側車輪64aが上部軌道体7の
第2車輪落とし部15に到達し、このとき被押圧片65
の上面側が押圧ガイド17の傾斜押圧面17aに巻き込
まれるようになる。従って、この被押圧片65に対して
作用する押圧力を受ながら、この閉動時先行側車輪64
aも第2車輪落とし部15内へ強制的に落とし込まれる
ようになる。なお、この第2戸車装置21では補助車輪
27a,27bを具備していないため、補助レール19
との接触干渉は何ら生じず、閉動時先行側車輪64aの
第2車輪落とし部15への落ち込みが邪魔されることは
ない。
【0056】このようにして、この第2戸車装置21で
も、車輪フレーム24が左方下がりになる状態に揺動
し、揺動支軸38が下降することになる。従って、引き
戸8は、出入口スペース4に到達して出入口3を閉鎖す
ると同時に、第1戸車装置20及び第2戸車装置21の
揺動支軸38の下降に支配されて下降する。また、これ
ら第1戸車装置20及び第2戸車装置21では、引き戸
密閉手段51の作用として、車輪フレーム24の揺動を
駆動源としてカム軸48とカム溝35との嵌め合い関係
から、車輪フレーム24とハンガー部材25との連結間
隔が縮小するようになる。
【0057】従って、上部軌道体7に対して吊下げ状態
(前後方向の係合状態)にある車輪フレーム24を基準
として、ハンガー部材25の方が車輪フレーム24側へ
近接するものとなり、結果として、引き戸8は、後方の
出入口スペース4、即ち、出入口3の開口周部へ向けて
押しつけられるようになる。なお、上記のように引き戸
8が下降や後方移動の動作をするとき、引き戸8の下端
部に係合状態にある押上げガイド部材9も、支持枠76
の長孔87に沿って引き戸8と一体的に動作するので、
引き戸8の上記動作は邪魔されることがなく、むしろこ
の動作中も引き戸8が前後方向のガタツキやフラツキを
防止されるという利点がある。
【0058】このようなことから、引き戸8の下端部
(下部パッキン78)や、引き戸8の後面側外周部(図
5、図9、図11に示すように、必要に応じて外周パッ
キン92を取り付けておくのが好適である)が、床面7
0や壁面2に近接乃至当接して、その閉鎖状態の密閉度
を高めるようになり、建物内外間で空気、温度、音等が
流通することが防止されるものである。次に、出入口ス
ペース4で出入口3の閉鎖状態にある引き戸8を引き戸
格納スペース5へ向けて移動(開動)させる場合につい
て説明する。
【0059】引き戸8の第1戸車装置20及び第2戸車
装置21において、それぞれの車輪浮上加勢手段63で
は、閉動時先行側車輪23a,64aが上部軌道体7の
第1、第2の各車輪落とし部14,15に落ち込んだと
きの車輪フレーム24の揺動から、サスペンション部材
52のバネ57に引き上げ方向の付勢力を蓄えている。
そこで、第1戸車装置20では、引き戸8の開動時にお
いて、第1車輪落とし部14に落ち込んでいる閉動時先
行側車輪23aを、第1車輪落とし部14のスロープ面
に沿って乗り上げさせようとするときに、この閉動時先
行側車輪23aに対して、上記車輪浮上加勢手段63の
作用として引き上げ方向への付勢力が加担されることに
なる。
【0060】この付勢力は、上記したように閉動時先行
側車輪23aを実質的に浮上させるほど大きなものでは
ないが、付勢力として存在している限り、閉動時先行側
車輪23aを第1車輪落とし部14から乗り上げ脱出さ
せるうえで有利に作用することに違いはない。従って、
この車輪浮上加勢手段63による付勢力相当分は、引き
戸8を持ち上げる操作力を軽減させることに繋がる。こ
のことは、引き戸8の第2戸車装置21でも同時に、そ
して同様にして生ずる。
【0061】このようなことから、引き戸8は、上昇
と、出入口スペース4からの離反(前方移動)とを軽快
に行って出入口3の閉鎖状態を解いた状態となり、その
後、引き戸格納スペース5へ向けて軽快に開動すること
になる。引き戸8が開動を始めれば、引き戸8の下端部
に対して押上げガイド部材9もこれと一体的に上昇し、
係合状態を継続させるので、引き戸8の開動動作中及び
開動後において前後方向のガタツキやフラツキは防止さ
れる。なお、本発明は、上記した実施形態に限定される
ものではなく、細部の構成、部材形状、部材材質、使用
状況等に関しては実施の形態に応じて適宜変更可能であ
る。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る気密型の引き戸装置は、出入口スペースと引き戸
格納スペースとの上部に上部軌道体を設け、この上部軌
道体に引き戸を移動自在に吊下げ保持させたもので、上
部軌道体は、走行面を上向きにしたレール部を有し、ま
た出入口スペースに対応して一対の車輪落とし部を有し
ている。また、これに対して引き戸には第1戸車装置と
第2戸車装置とを設けたものとし、これら両戸車装置と
して、2個一組の車輪と、これらを各々回転自在に保持
する車輪フレームと、この車輪フレームを恰もヤジロベ
エのように揺動自在に保持するハンガー部材とを有した
ものとしている。
【0063】そして、引き戸の第1戸車装置及び第2戸
車装置に引き戸密閉手段を設けた場合、これら第1戸車
装置及び第2戸車装置が上部軌道体の両車輪落とし部に
それぞれ一致したとき、この引き戸密閉手段が、引き戸
を床面へ接近させるように下降させると共に出入口スペ
ースへ向けて押しつけるようになっている。そのため、
出入口スペース(出入口)に対する閉鎖状態としての密
閉度を高められることになり、それでいて引き戸を開動
させるときには、引き戸の上昇と出入口スペースからの
離反とを行って開動させやすくなっている。
【0064】また、引き戸の第1戸車装置及び第2戸車
装置に車輪浮上加勢手段を設けた場合、引き戸の開動時
に、この車輪浮上加勢手段が、上部軌道体の両車輪落と
し部にそれぞれ落ち込んでいる車輪を、これら両車輪落
とし部から乗り上げ脱出させるように加担する作用を奏
するので、引き戸の開動が軽快に行える利点がある。こ
のようなことから、全体としての構造的な簡潔化及び大
型化の抑制を図りつつも、引き戸の開閉操作性に優れ、
また下部パッキン等の磨耗を防止し、テコハンドル装置
の不要化に伴う各種問題点の解消ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1戸車装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る気密型の引き戸装置における一実
施形態の全体を示した正面図である。
【図3】上部軌道体の要部(出入口スペースの対応部
分)を示す拡大正面図である。
【図4】第1戸車装置を示す拡大正面図である。
【図5】図2のA−A線拡大断面図である。
【図6】第1戸車装置の車輪フレームを車輪側(図5に
おける右方側)から示す拡大斜視図である。
【図7】図4のB−B線断面図である。
【図8】図7のC−C線矢視図である。
【図9】図2のD−D線拡大断面図である。
【図10】第2戸車装置の車輪フレームを車輪側(図9
における右方側)から示す拡大斜視図である。
【図11】上部軌道体における図9と同じ位置を第1戸
車装置が通過している様子として示した側断面図であ
る。
【図12】図2の一部(押上げガイド部材の設置部)を
示す拡大正面図である。
【図13】図12のE−E線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 引き戸装置 2 建物の壁面 3 出入口 4 出入口スペース 5 引き戸格納スペース 7 上部軌道体 8 引き戸 9 押上げガイド部材 12 レール部 12a レール部走行面 14 車輪落とし部(第1戸車装置用) 15 車輪落とし部(第2戸車装置用) 16 押圧レール 17 押圧ガイド 19 補助レール 20 第1戸車装置 21 第2戸車装置 23a 車輪(第1戸車装置の閉動時先行側車輪) 23b 車輪(第1戸車装置の閉動時後続側車輪) 24 車輪フレーム 25 ハンガー部材 27a 補助車輪 27b 補助車輪 38 揺動支軸 51 引き戸密閉手段 63 車輪浮上加勢手段 64a 車輪(第2戸車装置の閉動時先行側車輪) 64b 車輪(第2戸車装置の閉動時後続側車輪) 65 被押圧片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 15/06 117 - 123 E06D 7/16 E05D 15/16 - 15/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口スペース(4)とその一側方の引
    き戸格納スペース(5)との上部にわたり長手方向を水
    平状態にして設けられる上部軌道体(7)と、該上部軌
    道体(7)に沿って移動自在に吊下げ保持される引き戸
    (8)とを有しており、 上記上部軌道体(7)には、その長手方向に沿って走行
    面(12a)を上向きにしたレール部(12)が設けら
    れていると共に、上記出入口スペース(4)に対応して
    引き戸(8)が停止したときに該引き戸(8)の移動方
    向両端寄りに対応する位置付けで上記レール部(12)
    の走行面(12a)を下向きに凹ませた一対の車輪落と
    し部(14,15)が設けられており、 上記引き戸(8)には、引き戸格納スペース(5)から
    出入口スペース(4)へ向けた閉動時の先行側となる第
    1戸車装置(20)と後続側となる第2戸車装置(2
    1)とが設けられ、これら第1、第2の戸車装置(2
    0,21)はいずれも、上記上部軌道体(7)のレール
    部走行面(12a)上に乗る2個一組の車輪(23a,
    b・64a,b)と、これら両車輪(23a,b・64
    a,b)を引き戸(8)の移動方向で互いに所定間隔に
    設定しつつそれぞれ回転自在に保持する車輪フレーム
    (24)と、該車輪フレーム(24)の車輪(23a,
    b・64a,b)相互間位置にそれらの車軸方向と平行
    する揺動支軸(38)を連結させて該車輪フレーム(2
    4)を両車輪(23a,b・64a,b)が上下する方
    向で引き戸(8)に対して揺動自在に保持するハンガー
    部材(25)とを有し、且つ、上記出入口スペース
    (4)に対応して引き戸(8)が停止したときに第1戸
    車装置(20)の閉動時先行側車輪(23a)と第2戸
    車装置(21)の閉動時先行側車輪(64a)とが上記
    上部軌道体(7)の両車輪落とし部(14,15)にそ
    れぞれ一致する位置付けになっており、 これら第1戸車装置(20)及び第2戸車装置(21)
    におけるハンガー部材(25)と車輪フレーム(24)
    との間には、各々の閉動時後続側車輪(23b・64
    b)を上部軌道体(7)のレール部走行面(12a)に
    踏ん張らせたままで、各々の閉動時先行側車輪(23a
    ・64a)を実質的には浮上させない範囲で引き上げ方
    向へ付勢する車輪浮上加勢手段(63)が設けられてい
    ることを特徴とする気密型の引き戸装置。
  2. 【請求項2】 出入口スペース(4)とその一側方の引
    き戸格納スペース(5)との上部にわたり長手方向を水
    平状態にして設けられる上部軌道体(7)と、該上部軌
    道体(7)に沿って移動自在に吊下げ保持される引き戸
    (8)とを有しており、 上記上部軌道体(7)には、その長手方向に沿って走行
    面(12a)を上向きにしたレール部(12)が設けら
    れていると共に、上記出入口スペース(4)に対応して
    引き戸(8)が停止したときに該引き戸(8)の移動方
    向両端寄りに対応する位置付けで上記レール部(12)
    の走行面(12a)を下向きに凹ませた一対の車輪落と
    し部(14,15)が設けられており、 上記引き戸(8)には、引き戸格納スペース(5)から
    出入口スペース(4)へ向けた閉動時の先行側となる第
    1戸車装置(20)と後続側となる第2戸車装置(2
    1)とが設けられ、これら第1、第2の戸車装置(2
    0,21)はいずれも、上記上部軌道体(7)のレール
    部走行面(12a)上に乗る2個一組の車輪(23a,
    b・64a,b)と、これら両車輪(23a,b・64
    a,b)を引き戸(8)の移動方向で互いに所定間隔に
    設定しつつそれぞれ回転自在に保持する車輪フレーム
    (24)と、該車輪フレーム(24)の車輪(23a,
    b・64a,b)相互間位置にそれらの車軸方向と平行
    する揺動支軸(38)を連結させて該車輪フレーム(2
    4)を両車輪(23a,b・64a,b)が上下する方
    向で引き戸(8)に対して揺動自在に保持するハンガー
    部材(25)とを有し、且つ、上記出入口スペース
    (4)に対応して引き戸(8)が停止したときに第1戸
    車装置(20)の閉動時先行側車輪(23a)と第2戸
    車装置(21)の閉動時先行側車輪(64a)とが上記
    上部軌道体(7)の両車輪落とし部(14,15)にそ
    れぞれ一致する位置付けになっており、 これら第1戸車装置(20)及び第2戸車装置(21)
    におけるハンガー部材(25)と車輪フレーム(24)
    との間には、各々の閉動時先行側車輪(23a・64
    a)が車輪落とし部(14,15)へ落ち込んだり乗り
    上げ脱出したりするときの車輪フレーム(24)の揺動
    動作から該車輪フレーム(24)とハンガー部材(2
    5)との連結間隔を拡縮させる動きを生起させて引き戸
    (8)を出入口スペース(4)に押しつけたり離したり
    する引き戸密閉手段(51)が設けられていることを特
    徴とする気密型の引き戸装置。
  3. 【請求項3】 出入口スペース(4)とその一側方の引
    き戸格納スペース(5)との上部にわたり長手方向を水
    平状態にして設けられる上部軌道体(7)と、該上部軌
    道体(7)に沿って移動自在に吊下げ保持される引き戸
    (8)とを有しており、 上記上部軌道体(7)には、その長手方向に沿って走行
    面(12a)を上向きにしたレール部(12)が設けら
    れていると共に、上記出入口スペース(4)に対応して
    引き戸(8)が停止したときに該引き戸(8)の移動方
    向両端寄りに対応する位置付けで上記レール部(12)
    の走行面(12a)を下向きに凹ませた一対の車輪落と
    し部(14,15)が設けられており、 上記引き戸(8)には、引き戸格納スペース(5)から
    出入口スペース(4)へ向けた閉動時の先行側となる第
    1戸車装置(20)と後続側となる第2戸車装置(2
    1)とが設けられ、これら第1、第2の戸車装置(2
    0,21)はいずれも、上記上部軌道体(7)のレール
    部走行面(12a)上に乗る2個一組の車輪(23a,
    b・64a,b)と、これら両車輪(23a,b・64
    a,b)を引き戸(8)の移動方向で互いに所定間隔に
    設定しつつそれぞれ回転自在に保持する車輪フレーム
    (24)と、該車輪フレーム(24)の車輪(23a,
    b・64a,b)相互間位置にそれらの車軸方向と平行
    する揺動支軸(38)を連結させて該車輪フレーム(2
    4)を両車輪(23a,b・64a,b)が上下する方
    向で引き戸(8)に対して揺動自在に保持するハンガー
    部材(25)とを有し、且つ、上記出入口スペース
    (4)に対応して引き戸(8)が停止したときに第1戸
    車装置(20)の閉動時先行側車輪(23a)と第2戸
    車装置(21)の閉動時先行側車輪(64a)とが上記
    上部軌道体(7)の両車輪落とし部(14,15)にそ
    れぞれ一致する位置付けになっており、 これら第1戸車装置(20)及び第2戸車装置(21)
    におけるハンガー部材(25)と車輪フレーム(24)
    との間には、各々の閉動時後続側車輪(23b・64
    b)を上部軌道体(7)のレール部走行面(12a)に
    踏ん張らせたままで、各々の閉動時先行側車輪(23a
    ・64a)を実質的には浮上させない範囲で引き上げ方
    向へ付勢する車輪浮上加勢手段(63)と、各々の閉動
    時先行側車輪(23a・64a)が車輪落とし部(1
    4,15)へ落ち込んだり乗り上げ脱出したりするとき
    の車輪フレーム(24)の揺動動作から該車輪フレーム
    (24)とハンガー部材(25)との連結間隔を拡縮さ
    せる動きを生起させて引き戸(8)を出入口スペース
    (4)に押しつけたり離したりする引き戸密閉手段(5
    1)とが設けられていることを特徴とする気密型の引き
    戸装置。
  4. 【請求項4】 前記上部軌道体(7)には、前記引き戸
    (8)における第2戸車装置(21)の閉動時先行側車
    輪(64a)用に設けられた車輪落とし部(15)に対
    応して、前記レール部(12)の長手方向に沿接し平行
    する補助レール(19)が設けられており、 前記引き戸(8)には、前記第1戸車装置(20)の両
    車輪(23a,23b)に対して上記上部軌道体(7)
    の補助レール(19)を走行可能となる補助車輪(27
    a,27b)が付設されていることで、上記両車輪(2
    3a,23b)が上記第2戸車装置(21)の閉動時先
    行側車輪(64a)用車輪落とし部(15)に落ち込む
    のを防止可能になっていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の気密型の引き戸装置。
  5. 【請求項5】 前記上部軌道体(7)には、前記引き戸
    (8)における第1戸車装置(20)の閉動時先行側車
    輪(23a)用に設けられた車輪落とし部(14)に対
    応して、該車輪落とし部(14)に到達した所定の閉動
    時先行側車輪(23a)を車輪落とし部(14)内へ強
    制押圧する押圧レール(16)が設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の気
    密型の引き戸装置。
  6. 【請求項6】 前記引き戸(8)における第2戸車装置
    (21)の車輪フレーム(24)には、揺動支軸(3
    8)よりも閉動時先行側車輪(64a,64b)に近い
    部位に被押圧片(65)が設けられ、 前記上部軌道体(7)には、上記引き戸(8)における
    第2戸車装置(21)の閉動時先行側車輪(64a)用
    に設けられた車輪落とし部(15)に対応して、該車輪
    落とし部(15)に所定の閉動時先行側車輪(64a)
    が到達したときに上記被押圧片(65)と係合すること
    によってこの到達状態の車輪(64a)を車輪落とし部
    (15)内へ強制押圧する押圧ガイド(17)が設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいず
    れかに記載の気密型の引き戸装置。
  7. 【請求項7】 前記引き戸(8)が少なくとも前記出入
    口スペース(4)に対応して停止しているときに該引き
    戸(8)の下端部に当接可能となる押上げガイド部材
    (9)が付設されており、 該押上げガイド部材(9)は、引き戸(8)に対する押
    上げ付勢作用を維持しつつ出入口スペース(4)での引
    き戸(8)の上下動に追従動作可能になっていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の気
    密型の引き戸装置。
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