JP2006265889A - スライド扉のストッパ装置 - Google Patents

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和幸 児玉
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Abstract

【課題】 スライド扉を確実に密閉状態に閉止維持し、また、スライド扉の開閉時の衝撃の緩和を図れるようにしたスライド扉のストッパ装置を提供すること。
【解決手段】 庫体における庫口の上部側に水平に配設される案内レール3と、庫口を開閉する扉体5と、扉体の上部に装着される吊り具6に取り付けられ、案内レールに転走可能な溝付きの車輪7と、案内レールの適宜箇所に取り付けられて、吊り具の移動を止めるストッパ8とを具備するスライド扉において、案内レールにおけるストッパの取り付け側部位の車輪走行面を、庫体側に向かって屈曲形成し、ストッパの上方に、ばね力の付勢によって水平状態に維持され、鉛直方向に揺動自在なアーム92を配設し、アームの自由端側に、車輪の溝7a上部に係脱可能に当接する少なくとも下端に弧状凸部を有する係止部材であるローラ95を取り付けると共に、このローラを庫口の奥行き方向に移動可能に形成する。
【選択図】 図7

Description

この発明は、スライド扉のストッパ装置に関するもので、更に詳細には、例えば冷蔵庫や冷凍庫等の建造物の庫体の出入口用庫口におけるスライド扉のストッパ装置に関するものである。
一般に、建造物の出入口用開口部を開閉する扉の開閉手段として、スライド扉が広く使用されている。従来、この種のスライド扉には、扉の跳ね返りを防止するために、庫口の上部側に水平に配設される案内レールの所定箇所に、スライド扉の戸車付き扉吊り具の移動を止めるストッパが備えられており、ストッパの上方にストッパより左右両側にのびている揺動自在なアームが水平状に配置され、揺動アームの先端部に、レール上を移動する戸車の上部に当たるローラまたは下向き孤状凸部が設けられ、揺動アームの他端部に、該アームを水平状態に保つように付勢するスプリングが取り付けられた構造のスライド扉のストッパ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このように構成されるスライド扉のストッパ装置は、片開き式のスライド扉においては、扉開放側の端部に設けられ、両開き式のスライド扉においては、ストッパ装置は、庫口の中央上部に対応する案内レールの中間箇所に設けられている。
特開2001−227238号(「特許請求の範囲」、段落番号0010,0028、図1,図2)
ところで、冷蔵庫等においては断熱及び気密性を維持するために、庫口の外側近くの所定箇所には、扉体を庫口の周縁部の三方枠に押し付けて密閉するための扉下端部押付けローラが配置されている。
しかしながら、特開2001−227238号公報に記載のものにおいては、両開き式スライド扉の場合、庫口中央部に扉下端部押付けローラが位置し、保冷物の出し入れの際に支障をきたすという問題があった。また、扉体を庫体側に押し付けるために案内レールを庫口の奥行き側に屈曲形成すると、戸車の軌道が直線でなくなるため、特開2001−227238号公報に記載のものにおいては、戸車の係止が困難になる虞がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、スライド扉を確実に密閉状態に閉止維持し、また、スライド扉の開閉時の衝撃の緩和を図れるようにしたスライド扉のストッパ装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、庫体における庫口の上部側に水平に配設される案内レールと、上記庫口を開閉する扉体と、この扉体の上部に装着される吊り具に取り付けられ、上記案内レールに転走可能に係合する溝付きの車輪と、上記案内レールの適宜箇所に取り付けられて、上記吊り具の移動を止めるストッパとを具備するスライド扉において、 上記案内レールにおける上記ストッパの取り付け側部位の車輪走行面を、上記庫体側に向かって屈曲形成し、 上記ストッパの上方に、ばね力の付勢によって水平状態に維持され、鉛直方向に揺動自在なアームを配設し、 上記アームの自由端側に、上記車輪の溝上部に係脱可能に当接する少なくとも下端に弧状凸部を有する係止部材を取り付けると共に、この係止部材を上記庫口の奥行き方向に移動可能に形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、扉体の開閉動作に伴って車輪が案内レールに沿って移動して、吊り具がストッパに衝突する際、車輪が案内レールの屈曲部に沿って移動すると、車輪によって揺動アームの自由端部に取り付けられた係止部材が弾性力に抗して上方に移動すると共に、車輪の移動に追従して庫口の奥行き方向に移動した後、弾性力の付勢によって車輪の溝上部に当接係合する。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のスライド扉のストッパ装置において、上記係止部材を、アームの自由端側に横設される支持軸に摺動自在に嵌装すると共に、アームとの間に介在されるばね部材の弾性力の付勢により、係止部材を庫体外側へ押圧してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、ばね部材の弾性力によって係止部材が庫体外側に押圧された状態を維持するので、係止部材はばね部材の弾性力の付勢により、車輪の溝部に確実に係合すると共に、ばね部材の弾性力に抗して庫口の奥行き方向に移動する。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のスライド扉のストッパ装置において、上記係止部材を、アームの自由端側に横設される支持軸に回転自在に嵌装されるローラにて形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、車輪と係合する際にローラが回転するので、車輪とローラとの摩擦抵抗を低減することができる。
加えて、請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のスライド扉のストッパ装置において、 上記スライド扉を両開き式の一対の扉体にて形成してなり、 上記両扉体における案内レール同士を庫口の中央部において連結部材を介して連結すると共に、連結部材に装着される取付部材に、両扉体のストッパ、アーム及び係止部材を取り付けてなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、両開き式のスライド扉を構成する両扉体を庫体側に移動させた状態で閉止させることができる。また、両扉体における案内レール同士を庫口の中央部において連結する連結部材を用いて、両扉体のストッパ、アーム及び係止部材を取り付けることができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、扉体の開閉動作に伴って吊り具がストッパに衝突する際、車輪が案内レールの屈曲部に沿って移動し、これに伴って車輪によって揺動アームの自由端部に取り付けられた係止部材が弾性力に抗して上方に移動すると共に、車輪の移動に追従して庫口の奥行き方向に移動した後、弾性力の付勢によって車輪の溝上部に当接係合するので、スライド扉を確実に密閉状態に閉止維持することができると共に、スライド扉の開閉時の衝撃の緩和を図ることができる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、係止部材はばね部材の弾性力の付勢により、車輪の溝部に確実に係合すると共に、ばね部材の弾性力に抗して庫口の奥行き方向に移動するので、上記(1)に加えて、更に扉体の閉止を確実にすることができると共に、ばね部材の弾性力にて衝撃を吸収して衝撃力を緩和することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、車輪と係合する際にローラが回転することにより、車輪とローラとの摩擦抵抗を低減することができるので、上記(1),(2)に加えて、更にスライド扉の開閉時の衝撃の緩和を図ることができると共に、吊り具の装着部への負荷を軽減することができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、両開き式のスライド扉を構成する両扉体を庫体側に移動させた状態で閉止させることができるので、庫口の中央部の床面に、扉体を庫体側に押し付ける扉下端押し付け部材を設ける必要がない。したがって、上記(1)〜(3)に加えて、更に庫口の中央床部に扉下端押し付け部材を設けることなく両開き式のスライド扉の閉止維持を確実にすることができる。また、両扉体における案内レール同士を庫口の中央部において連結する連結部材を用いて、両扉体のストッパ、アーム及び係止部材を取り付けることができるので、各扉体の案内レールに取付部材を介してストッパ、アーム等を取り付ける場合に比べて構成部材の削減を図ることができると共に、組立作業を容易にすることができる。
以下に、この発明に係るスライド扉のストッパ装置の最良の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係るスライド扉のストッパ装置をプレハブ式冷蔵庫の両開き式スライド扉に適用した場合について説明する。
図1は、この発明に係るスライド扉の一例を示す概略正面図、図2は、上記スライド扉の縦断面図、図3は、この発明に係るストッパ装置を示す正面図、図4は、図3の左側面図である。
上記スライド扉は、プレハブ式冷蔵庫の庫体1に開設された庫口2の上部側に水平状に配設される案内レール3と、この案内レール3を直線状に載置固定するレール取付部材4と、庫口2を開閉する扉体5と、この扉体5の上端部に吊り具6を介して装着されると共に、案内レール3を転走する溝付き車輪7(以下に車輪7という)と、案内レール3の適宜箇所例えば端部に取り付けられて、吊り具6の移動を止めるストッパ8と、車輪7と係合するロック機構9とを具備している。
上記案内レール3は、図4に示すように、レール面30が断面逆V字状に隆起する断面略中空矩形状の複数のアルミニウム製押出形材にて形成されるレール基部31と、このレール基部31の中空部に嵌挿されて連接される断面略矩形状のピース状のプラスチック製ガイド部材32とで構成されている。
上記ガイド部材32は、図1及び図3に示すように、扉体5の上部両端部に装着される車輪7に対応するように、案内レール3の閉止側前端部と閉止側後端部(開放側前端部)に配設されている。このガイド部材32は、図4ないし図6に示すように、車輪7の走行面が上記庫体1側に向かって円弧状に屈曲する屈曲部33が形成され、両端に突出する嵌合突部35がレール基部31に嵌合されて、固定ボルト36によって固定され、レール面34が、レール基部31のレール面30と同じ高さになるように組み付けられ(連接され)ている。なお、上記レール基部31及びガイド部材32は、レール面30,34が少なくとも断面逆V字状に隆起するものであれば、断面は必ずしも矩形状である必要はない。また、ガイド部材32の屈曲部33は必ずしも円弧状である必要はなく、傾斜直線状であってもよい。
上記のように構成されるレール基部31とガイド部材32は、庫体1に取付ボルト41をもって取り付けられるレール取付部材4に載置されると共に、固定ボルト36をもって固定されている。この場合、レール取付部材4は、図2に示すように、レール基部31とガイド部材32とを載置する断面V字状の保持部42と、この保持部42の一端から傾斜状に延在する傾斜部43と、傾斜部43の先端に交差状に連結する垂直状の取付部44と、取付部44の下端と傾斜部43の下部とに連結される補強部45とからなるアルミニウム製押出形材にて形成されている。
このように形成されるレール取付部材4は、保持部42上にレール基部31とガイド部材32を互いに連接した状態で載置し、保持部42の外側から固定ボルト36を螺合して、レール基部31とガイド部材32を固定する。そして、取付部44を庫体1の取付面に当接した状態で、取付ボルト41を取付部44に設けられた取付孔(図示せず)を貫通して庫体1に螺合することにより、レール基部31とガイド部材32を強固に固定することができる。
したがって、扉体5の閉止位置及び開放位置に対応させて、レール基部31とガイド部材32との連接位置を適宜代えることができるので、案内レール3の加工を容易にすることができると共に、案内レール3及び扉体5の組付けを容易にすることができる。
上記車輪7は、扉体5の上端におけるスライド方向の両端側の2箇所に取り付けられており、案内レール3の逆V字状レール面30,34に対応するV形溝7aと、上述したようにレール面30,34を転走する外周縁7bとを具備している。また、車輪7は、扉体5の取付状態{具体的には、扉体5が位置する床部Fの凹凸や傾斜状態}に応じて位置調節が可能となっている。すなわち、扉体5の上端に固定されるL形状の吊り具6の垂直片61に設けられた垂直状の長孔(図示せず)内を摺動可能(上下移動可能)に取り付けられた支持軸62によって垂直方向に回転自在に装着されている(図2及び図4参照)。なお、吊り具6の垂直片61の上端には、扉体5が自重によって下がるのを防止するためのストッパ機構63が設けられている。また、吊り具6には、扉体5の上部を覆う化粧カバー60が図示しない装着手段によって装着可能に形成されている(図2参照)。
このように形成される車輪7は、案内レール3(具体的には、レール基部31及びガイド部材32)上をV形溝7a及び外周縁7bが転走することができると共に、扉体5の閉止及び開放時には案内レール3のガイド部材32の屈曲部33に沿って閉止及び開放位置まで移動できる。
一方、上記ストッパ8とロック機構9は、図3に示すように、両案内レール3同士を庫口2の中央部で連結する連結部材10に装着される取付部材11に取り付けられている。この場合、連結部材10は、例えばアルミニウム製の中空矩形状の押出形材にて形成されており、両端開口部内に両案内レール3に連接されたガイド部材32の嵌合突部35が嵌合された状態でボルト12によって固定されている。
上記取付部材11は、連結部材10の上部に被着される取付片13を貫通する取付ボルト14をもって連結部材10の上部に立設され、その両端部に折曲される垂直片15に固定ボルト16及びナット17をもってストッパ8が固定されている。この場合、ストッパ8は、截頭円錐状の合成ゴム製部材にて形成されており、中心部には段付き貫通孔8aが設けられている。このように形成されるストッパ8の段付き貫通孔8a内に挿入される固定ボルト16の頭部16aを段付き貫通孔8aの大径部8b内に収容した状態で、固定ボルト16を垂直片15に設けられた透孔(図示せず)内に貫通し、その突出部にナット17を螺合することで、ストッパ8が取り付けられる。
また、取付部材11の上端両側には、それぞれ二又状のブラケット片18が立設されており、各ブラケット片18に横架される枢軸91を介して上記ストッパ8の左右両側に延在するアーム92が水平状に、かつ、鉛直方向に揺動可能に取り付けられている。このアーム92は断面略逆U字状に形成され、上記ストッパ8の上方に延在する先端側の自由端部に上記ロック機構9が設けられている。また、アーム92の後端側の自由端部には、アーム92を水平状態に維持すべく弾性力を付勢するアーム用のばね部材93が取り付けられている。なお、このばね部材93は、必ずしもアーム92の後端側の自由端部に設けられる必要はなく、例えば枢軸91部に設けられるねじりコイルばねにて形成してもよい。また、アーム92を水平状態に維持するものであれば、アーム自体が弾性力を有する部材にて形成してもよい。
上記ロック機構9は、図6及び図7に示すように、アーム92の先端側の自由端部に横設される支持軸94に回転及び摺動自在に嵌装される車輪7の溝上部に係脱可能に当接する係止部材であるローラ95と、このローラ95とアーム92の庫体側片92aとの間に縮設されるばね部材例えばコイルばね96とで構成されている。
このように形成されるロック機構9により、扉閉止時の跳ね返りを防ぐだけでなく、車輪7の屈曲部33による軌道の変化にも対応可能となる。更に、コイルばね96により扉閉止時に加わる奥行き方向の衝撃からロック機構9を保護することができる。
上記扉体5は、一対の表面板5aと、これら表面板5aの辺部間に介在される枠材5bと、両表面板5a及び枠材5bにて形成される空間内に発泡ポリウレタン等の発泡性の断熱性心材5cを充填したサンドイッチ構造となっており、この扉体5の庫体1側の上辺及び左右辺には、庫口2の開口縁部に周設されたパッキン受座71と圧接するパッキング70が周設されている。また、扉体5の上端には、扉体5の上端に対して高さ調節可能な脱輪防止部材50が着脱可能に装着されている。また、扉体5の下端部には、床部Fに接触するずれパッキング51が垂下されている(図1及び図2参照)。また、扉体5の召合せ部には、各扉体5の召合せ側端部に装着される召合せパッキング52が取り付けられている。
なお、庫体1のパッキング取付け部の適宜位置とパッキング受座71の適宜位置には解凍及び結露水防止用のヒータ(図示せず)が埋設されている。また、扉体5の召合せ側の外側略中央部には取手100が取り付けられ、両扉体5は召合せ部において錠前200によって閉止固定されるようになっている。なお、扉体5の開放位置の床部Fには、扉体5の下部ストッパ部材55が取り付けられている(図1参照)。
上記のように形成されるスライド扉において、扉体5を開放位置から閉止する場合、扉体5を閉止側に移動すると、車輪7が案内レール3のレール基部31上を転動して、ガイド部材32の屈曲部33側に沿って走行して、扉体5が庫体1側に偏移した状態で吊り具6がストッパ8に衝突して閉止する。このように扉体5が庫体1側に偏移することによって、扉体5の勢いが減衰され、また、吊り具6がストッパ8に衝突する直前に、ローラ95が車輪7のV形溝7aの上部に回転しながら係合するので、勢いよく扉体5を閉止した場合でも、衝撃を緩和することができると共に、反動により扉体5が開放側に移動するのを防止することができる。また、扉体5は案内レール3の屈曲部33に沿って庫体1側に移動されるので、扉体5を閉止位置に密閉状態に維持することができる。
なお、扉体5を開放する場合は、閉止状態にある扉体5を開放方向に移動することにより、車輪7が屈曲部33に沿って庫体1から離れる方向に移動しようとするが、車輪7のV形溝7aに係合しているローラ95はコイルばね96の弾性力によって車輪7の移動に追従して庫体1の外側に移動するので、抵抗が低減される。また、ローラ95はアーム92に取り付けられるばね部材93の弾性力によって車輪7に係合しているが、かかる弾性力による抵抗は非常に小さいので、扉体5を容易に開放移動することができる。
扉体5の開放動作においても、車輪7は案内レール3の屈曲部33を走行するので、衝撃力が緩和される。また、扉体5を開放した状態においては、庫口2の床面には扉体5の下端を押さえるための部材が突出することがないので、台車を使用して冷蔵庫の庫体1に対して収容物を運搬する場合において、安全に運搬作業等を行うことができる。
なお、上記実施形態では、係止部材がアーム92に横架される支持軸94に対して回転及び摺動自在に嵌装されるローラ95によって形成した場合について説明したが、係止部材は、支持軸94に摺動自在に嵌装され、かつ、少なくとも下端部が車輪7のV形溝7aの上部に係合可能な弧状凸部を有するものであれば、ローラ95以外の部材にて形成してもよい。例えば、図8及び図9に示すように、下端に弧状凸部97を有する略かまぼこ状の係止部材95Aによって形成することができる。この場合、係止部材95Aの嵌合孔95aには、支持軸94に取り付けられた埋込キー98に摺動自在に嵌合するキー溝95bが設けられており、係止部材95Aは支持軸94に沿って移動自在に形成されている。なお、係止部材95Aの嵌合孔95aに埋込キーを取り付け、支持軸94にキー溝を設けてもよく、あるいは、支持軸94をスプライン軸にて形成し、係止部材95の嵌合孔95aにスプライン軸に摺動自在に嵌合する溝を設けるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、両開き式のスライド扉について説明したが、この発明のストッパ装置は、必ずしも両開き式のものに限定されるものではなく、片開き式のスライド扉においても適用できることは勿論である。この片開き式の場合には、扉体5の案内レール3に、上記と同様に、ガイド部材32と、ストッパ8及びロック機構9を設ければよい。
また、上記実施形態では、この発明に係るスライド扉のストッパ装置をプレハブ式の冷蔵庫に適用した場合について説明したが、プレハブ式の冷蔵庫以外の例えばクリーンルーム、保管庫あるいは保冷凍庫等や一般の建物にも同様に適用できることは勿論である。
この発明に係るスライド扉の一例を示す概略正面図である。 上記スライド扉の縦断面図である。 この発明に係るストッパ装置を示す拡大正面図である。 図3の左側面図である。 この発明における案内レールを構成するガイド部材を示す斜視図である。 この発明における案内レールのレール基部を走行中の車輪と係止部材の関係を示す側面図(a)及び(a)の要部拡大断面図(b)である。 この発明における案内レールの屈曲部を走行中の車輪と係止部材の関係を示す側面図(a)及び(a)の要部拡大断面図(b)である。 この発明における係止部材の別の形態を示す要部正面図である。 図8のI−I線に沿う断面図(a)及び(a)の要部拡大断面図(b)である。
符号の説明
1 庫体
2 庫口
3 案内レール
5 扉体
7 溝付き車輪
7a V形溝
8 ストッパ
9 ロック機構
10 連結部材
11 取付部材
33 屈曲部
91 枢軸
92 アーム
93 アーム用ばね部材
94 支持軸
95 ローラ(係止部材)
95A 係止部材
96 コイルばね(ばね部材)
97 弧状凸部

Claims (4)

  1. 庫体における庫口の上部側に水平に配設される案内レールと、上記庫口を開閉する扉体と、この扉体の上部に装着される吊り具に取り付けられ、上記案内レールに転走可能に係合する溝付きの車輪と、上記案内レールの適宜箇所に取り付けられて、上記吊り具の移動を止めるストッパとを具備するスライド扉において、
    上記案内レールにおける上記ストッパの取り付け側部位の車輪走行面を、上記庫体側に向かって屈曲形成し、
    上記ストッパの上方に、ばね力の付勢によって水平状態に維持され、鉛直方向に揺動自在なアームを配設し、
    上記アームの自由端側に、上記車輪の溝上部に係脱可能に当接する少なくとも下端に弧状凸部を有する係止部材を取り付けると共に、この係止部材を上記庫口の奥行き方向に移動可能に形成してなる、ことを特徴とするスライド扉のストッパ装置。
  2. 請求項1記載のスライド扉のストッパ装置において、
    上記係止部材を、アームの自由端側に横設される支持軸に摺動自在に嵌装すると共に、アームとの間に介在されるばね部材の弾性力の付勢により、係止部材を庫体外側へ押圧してなる、ことを特徴とするスライド扉のストッパ装置。
  3. 請求項1又は2記載のスライド扉のストッパ装置において、
    上記係止部材を、アームの自由端側に横設される支持軸に回転自在に嵌装されるローラにて形成してなる、ことを特徴とするスライド扉のストッパ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のスライド扉のストッパ装置において、
    上記スライド扉を両開き式の一対の扉体にて形成してなり、
    上記両扉体における案内レール同士を庫口の中央部において連結部材を介して連結すると共に、連結部材に装着される取付部材に、両扉体のストッパ、アーム及び係止部材を取り付けてなる、ことを特徴とするスライド扉のストッパ装置。
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