JP2014141827A - スライド扉の制止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉の跳ね上がりを防止することができるスライド扉の制止構造を提供する
【解決手段】少なくとも2つの空間の境界に設けられた扉15と、扉15の上部に取り付けられ、扉15を吊り下げ状態に支持するための吊り具20と、吊り具20に取り付けられ、扉15のスライドを実現するための車輪23と、車輪23が回転可能に係合され、その係合により吊り具20を介して扉15が吊り下げ状態に支持されるレール30と、扉15のスライドを制止するための部材であって、弾性部材からなり、扉15のスライド方向に対して斜め方向に指向する受け面43を有する受け側ストッパ42と、扉15に取り付けられ、扉15のスライドを制止するための部材であって、弾性部材からなり、受け側ストッパ42の受け面43に面接触する作用面53を有する扉側ストッパ52と、を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、スライド扉の制止構造に関する。
貯蔵庫等の出入口用開口部を開閉する扉として、スライド扉が用いられている。このようなスライド扉では、開口部上部側に設けられたレールに、車輪が回転可能に係止されており、車輪を備えた吊り具によって、扉がレールに吊り下げ状態に支持されている。また、スライド扉を制止するための構造としては、レールの端部にゴム製のストッパが備えられたものがあり、このストッパに、スライドした扉が当接して扉が停止される。ところが、扉がストッパに当接して停止する際に、扉の下部はそのまま移動しようとするため、レールを移動する車輪を中心として回転する力が発生する。扉は車輪のところで扉自身の自重により係止されているだけで、上方向への力を制止するものがないため扉が跳ね上がる。その結果、下部のガイドローラから扉の下部ガイドが脱線する等の不具合が生じていた。このような扉の跳ね上がりを防止するために、扉の停止位置の床面にストッパ部材を設ける構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−1793号公報
ところが、上記のような発明では、レールだけでなく、床面にもストッパ部材を取り付けるため部品点数が増えてしまうという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、扉の跳ね上がりを防止することができるスライド扉の制止構造を提供することを目的とする。
本発明のスライド扉の制止構造は、少なくとも2つの空間の境界に設けられた扉と、前記扉の上部に取り付けられ、前記扉を吊り下げ状態に支持するための吊り具と、前記吊り具に取り付けられ、前記扉のスライドを実現するための車輪と、前記車輪が回転可能に係合され、その係合により前記吊り具を介して前記扉が吊り下げ状態に支持されるレールと、前記扉のスライドを制止するための部材であって、弾性部材からなり、前記扉のスライド方向に対して斜め方向に指向する受け面を有する受け側ストッパと、前記扉に取り付けられ、前記扉のスライドを制止するための部材であって、弾性部材からなり、前記受け側ストッパの前記受け面に面接触する作用面を有する扉側ストッパと、を設けてなるところに特徴を有する。
上記構成では、扉は吊り具に取り付けられた車輪がレールに係合することで、レールに吊り下げ状態に支持されている。そして、扉のスライドが制止される際に、受け側ストッパと扉側ストッパとが、受け面と作用面との間でスライド方向に対して斜め方向に面接触する。この場合において、スライドしていた方向への力が吊り具の車輪を中心に回転する力になって、扉は跳ね上がろうとする。しかし、扉側ストッパと受け側ストッパとは、受け面と作用面との間で、スライド方向に対して斜め方向に面接触しているために、スライド方向だけでなく、スライド方向に対して交わる方向(交差方向)の力も制止することができる。そのため、扉側ストッパと受け側ストッパとが扉を回転させようとする力を制止し、扉の跳ね上がりを防止することができる。また、斜めに面接触する2つの弾性部材という簡易な構造のため、安価に実施することができる。さらに、スライド方向と交差方向の両方向の力を制止できるため、ストッパを設ける位置を1カ所にすることができ、またその位置を適宜選択することができる。
また、上記課題を解決するための手段として、以下のような構成としてもよい。
(1)前記2つの空間は、貯蔵庫の内外の各空間であって、前記扉は、前記貯蔵庫の内外の境界とされる開口部に設けられており、前記レールは、前記開口部の上縁に沿って配設されている構成。
このように、本願発明は貯蔵庫に適用することが可能である。一般的に、貯蔵庫等では扉が重くなる傾向があるため、一度脱線すると扉を元の位置に戻すのが大変になる。そのため、本願の構成を用いて、扉の跳ね上がりを防止すると好適である。
(2)前記受け側ストッパと前記扉側ストッパは、その前記受け面および前記作用面とは反対側の面において、板面が前記扉のスライド方向と平行となるように配される金属製の平板部を設ける構成。
このように構成すると、受け側ストッパと扉側ストッパが当接した際の交差方向のせん断力を板金が支えることができる。そのため、弾性部材の硬さを柔らかくでき、弾性部材の制止力を向上させることができる。
(3)前記受け側ストッパと前記扉側ストッパの先端は、平坦面とされている構成。
このように構成すると、当接した際の先端側にはストッパがエッジを有さなくなる。そのため、ストッパが制止のために当接した際に、先端が扉などに当接しても破損しにくくなる。
(4)前記受け側ストッパと前記扉側ストッパは、略直方体の弾性部材を斜めに2分割した構成となっており、その分割面が前記受け面および前記作用面となっている構成。
このような構成の場合、受け側ストッパと扉側ストッパは、略直方体の弾性部材を斜めに2分割した構成であれば、どのような形状でもよい。例えば、それぞれが三角柱をなすようにしてもよいし、それぞれが台形柱状をなすようにしてもいし、一方が三角錐をなすようにしてもよい。そして、その分割面が斜めになるようにすれば、当接した際に、スライド方向と交差方向に抑止力が働く受け面と作用面となる。また、当接した時に直方体形状になるため、他の部材の邪魔になりにくくなる。
(5)前記受け側ストッパと前記扉側ストッパは、同じ硬度の弾性部材からなる構成。
このように構成すると、当接した時にどちらかだけに過重な力がかかることが少なくなる。
(6)前記受け側ストッパは前記レールの両端部の下部に設けられている構成。
ここでいう両端部とは、扉の両端の停止位置での扉側ストッパと当接する場所をいう。このように構成すると、扉から出入りする際などに邪魔になることがない。また、扉がどちら側にスライドしてもストッパによって扉のスライドを制止することができる。さらに、扉との当接位置がわかりやすいため、予めストッパの位置決め作業を行いやすくなる。
(7)前記吊り具は、前記扉の両端部に設けられており、前記扉側ストッパは前記吊り具のいずれにも前記扉の中心から遠い側に取り付けられている構成。
このように構成すると、吊り具の外側に扉側ストッパが設けられることになるので、扉の開閉時に邪魔になりにくい。また、吊り具とレールとの位置関係が予めわかっているため、受け側ストッパとの位置合わせを予め行いやすくなる。
本発明によれば、扉の跳ね上がりを防止することができるスライド扉の制止構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るプレハブ式冷蔵庫の閉扉状態の正面図 その要部における側断面図 図1のストッパが設けられた位置の拡大図 図3のストッパ同士が離れた状態図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図4によって説明する。この実施形態では、本発明のスライド扉の制止構造をプレハブ式冷蔵庫に適用した場合を例示している。なお、この実施形態において、上下左右は図1を基準とする。
図1において、符号10は冷蔵庫本体であって、複数枚の断熱パネルを組み付けた方形の断熱箱体から構成されている。冷蔵庫本体10の前面における正面から見た左半分の領域には、出入口となる縦長の開口部11が形成されているとともに、この開口部11を開閉する断熱性の扉15が配設されている。この扉15の表面における左側縁部には、同扉15を開閉操作するための把手16が設けられており、また扉15の裏面の周縁部には、図2に示すように、上記した開口部11の口縁部に当接して同開口部11を密閉するためのパッキン17(図2参照)が装着されている。また、開口部11の上部には後述するレール30等を覆って、外部から見えなくするためのカバー13(図2参照)が設けられている。
続いて、扉15の開閉構造を説明する。
扉15の上縁の左右の両端部には、吊り具20が設けられている。吊り具20は断面が略コの字形状をなしており、扉15の上端にねじ止めされている。吊り具20の外側(扉15の中心から離れる側)の側面20Aは、扉15の側面15Aと略面一となっている。各吊り具20のその中心より上部内側(冷蔵庫本体10に近い側)に、車輪23が水平軸24を中心として回転自由に支持されている。車輪23は、厚肉の円盤状で、かつその外周面には、底に丸みを付けた略V字形をなす溝25が形成されている。また、扉15の表面と吊り具20の平行な面20Bには、窓孔21が開口しており、この窓孔21の部分にローラ27がスライド方向に回転移動可能に設けられている。
また、冷蔵庫本体10の前面には、扉15を走行案内するためのレール30が、開口部11の上縁に沿った位置で、かつ冷蔵庫本体10の幅方向の中央部における開口部11の間口の2倍強の長さ領域に亘って水平姿勢で装着されている。レール30は、アルミニウムの中空押出成形品であって、図2に示すように、断面略直角三角形をなす基部31の突出端側に、レール部32が設けられた構造である。レール部32は、所定長さをもった縦長の中空体からなる部材が立ち上がり形成されており、その上面は、断面半円形状に形成されている。レール部32の下部には、ガイド路35がレール部32のほぼ全長に亘る長さを有して形成されている。また、レール30は、基部31から上下に突設された取付板33が冷蔵庫本体10の前面に当てられ、レール30の長さ方向に間隔を開けた複数箇所で通しボルトとねじで締結されて固定されている。
そして、左右の車輪23が、上記したレール部32に対して回転可能に上方から係合され、車輪23の設けられた吊り具20によって、扉15がレール30に対して吊り下げ状態で支持される。この際に、車輪23は上方には係止されておらず、扉15の自重によりレール30に係合されている。両車輪23をレール部32に沿って回転させることで、図1に示すように、冷蔵庫本体10の開口部11を全閉する全閉位置と、開口部11を全開する全開位置との間で扉15は左右に往復し得るようになっている。この時、ローラ27がガイド路35を回転しながら移動することで、車輪23のレール30に沿った走行を補助する。
なお、この間、図1及び図2に示すように、扉15の下縁に設けられた下部ガイド18が、設置面に数か所設けられたガイドローラ19を挟んでいることにより、扉15の下端側がばたつくことなく、スムーズに開閉されるようになっている。
次に、本実施形態の制止構造について図3及び図4を用いて説明をする。まず、レール30の両端部に取付部41が設けられている。取付部41は略コの字形状をなす金属製の板状部材から形成されており、レール30と冷蔵庫本体10に固定されている。この取付部41の扉15と当接する側の側面41Aに硬質ゴムなどの弾性体からなる受け側ストッパ42が平板状の金属製の取付板を介してねじ止めされている。受け側ストッパ42は、断面略台形の柱状をなしている。受け側ストッパ42は、レール30側の脚が底辺と直角に交わっており、スライド方向と平行になっている。また、受け側ストッパ42は、吊り具20の側の底辺が取付部41と接する底辺よりも短くなっている。その結果、受け側ストッパ42は吊り具20との当接面42A(受け側ストッパ42の先端)に取付部の扉15と当接する側の側面41Aに平行(吊り具20の外側の側面20Aに平行)な平坦面を有している。また、レール30に対向しない側の面は、扉15のスライド方向に対して斜め下方向に指向する受け面43をなしている。
受け側ストッパ42の上面には、扉15のスライド方向と平行、かつ、受け側ストッパ42の上面に板面が接するように、金属製の本体側平板部45が設けられている。本体側平板部45は、受け側ストッパ42よりも短くなっており、受け側ストッパ42が吊り具20と当接した際に、直接吊り具20の側面20Aと当接しないようになっている。本体側平板部45は、取付部41への取付面を有しているため、取付部41と接する側が短いL字となっている。
扉15の両側の吊り具20の外側(扉15の中心から遠い側)の側面20Aの下部には、硬質ゴムなどの弾性体からなる扉側ストッパ52が平板状の金属製の取付板を介してねじ止めされている。扉側ストッパ52は、受け側ストッパ42と当接する位置に設けられている。扉側ストッパ52は、断面略台形の柱状をなしている。扉側ストッパ52は、下側の脚が、底辺と直角で交わっており、スライド方向と平行になっている。また、扉側ストッパ52は、取付部41の側の底辺が吊り具20と接する底辺よりも短くなっている。その結果、扉側ストッパ52は、取付部41との当接面(扉側ストッパ52の先端)52Aに扉15の側面と平行(取付部41の側面41Aと平行)な平坦面を有している。また、扉側ストッパ52の正面視上側の面は、扉15のスライド方向に対して斜め上方向に指向する作用面53をなしており、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52が当接すると、この作用面53が受け面43と面接触する。
扉側ストッパ52の下面には、扉15のスライド方向と平行、かつ、扉側ストッパ52の下面に板面が接するように金属製の扉側平板部55が設けられている。扉側平板部55は、扉側ストッパ52と接する面の長さが、扉側ストッパ52よりも短くなっており、扉側ストッパ52が受け側ストッパ42と当接した際に、直接取付部41と当接しないようになっている。扉側平板部55は、扉15への取付面を有しているため、扉15と接する側が短いL字となっている。
扉側ストッパ52が受け側ストッパ42と完全に当接して、両者が一体となったものは略直方体形状をなすこととなる。また、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52とは、同じ硬度の弾性部材から形成されており、衝撃を緩衝しつつ容易には破損しない程度の硬度のものとされている。また、扉15の全閉時と、全開時の両方で、扉側ストッパ52が受け側ストッパ42と当接するように、レール30の両端に受け側ストッパ42が設けられており、吊り具20の外側の面20Aの両側に扉側ストッパ52が設けられている。また、取付部41と吊り具20との位置関係から、予め受け側ストッパ42と扉側ストッパ52との当接位置の予測をすることができ、扉側ストッパ52と受け側ストッパ42との取付位置を予め定めておくことができる。そのため、プレハブ冷蔵庫10を組み立てる際に、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52との位置合わせが容易になる。
本実施形態は上記のような構造であって、扉15を閉扉方向にスライドすると、レール30の左端の受け側ストッパ42と、左側の吊り具20に設けられた扉側ストッパ52が当接する。この時、扉15の下部にはストッパがないため、慣性の法則で扉15の下側はさらに左方向へ進もうとするが、それ以上進めず、右上の吊り具20のローラ27が回転中心となって、扉15が左上方向に一瞬跳ね上がろうとする。しかしながら、扉側ストッパ52はスライド方向に対して斜めの作用面53を有しており、受け側ストッパ42の受け面43と作用面53が面接触しているため、スライド方向とスライド方向に対して交わる方向(交差方向)に抑制力が働き、跳ね上がりがおきない。
同様に、扉15を全開状態までスライドすると、レール30の右端の受け側ストッパ42と、右側の吊り具20に設けられた扉側ストッパ52が当接する。この時、扉15の下部にはストッパがないため、慣性の法則で扉15の下側はさらに右方向へ進もうとするが、それ以上進めず、左上の吊り具20のローラ27が回転中心となって、扉15が右上方向に一瞬跳ね上がろうとする。しかしながら、扉側ストッパ52はスライド方向に対して斜めの作用面53を有しており、受け側ストッパ42の受け面43と作用面53が面接触しているため、スライド方向と交差方向に抑制力が働き、跳ね上がりがおきない。
以上のように本実施形態によれば、扉15は吊り具20に取り付けられたローラ27によって、レール30に吊り下げ状態に支持されている。そして、扉15のスライドが制止される際に、受け面43と作用面53とがスライド方向に対して斜めに面接触する。この場合において、スライドしていた方向への力が吊り具20のローラ27を中心に回転する力になって、扉15が跳ね上がろうとする。しかし、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52とは、受け面43と作用面53との間で、スライド方向に対して斜めに面接触しているために、交差方向の力も制止することができる。そのため、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52とが扉15を回転させようとする力を制止し、扉15の跳ね上がりを防止することができる。また、斜めに面接触する2つの弾性部材という簡易な構造のため、安価に実施することができる。さらに、スライド方向と交差方向の両方向の力を制止できるため、扉15の下部に設けなくても跳ね上がりを防止することができるため、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52とを設ける位置を適宜選択することができる。また各スライド方向に対して1カ所ずつ(レール30のそれぞれの端部)に設けるだけで良くなる。
さらに、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52とには、その受け面43および作用面53とは反対側の面において、板面が前記扉のスライド方向と平行となるように配される金属製の本体側平板部45、扉側平板部55がそれぞれ設けられている。そのため、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52が当接した際の交差方向のせん断力を金属製の平板が支えることができる。そのため、弾性部材の硬さを柔らかくでき、弾性部材の制止力を向上させることができる。
また、受け側ストッパ42の当接面42Aと扉側ストッパ52の当接面52Aは、平坦面とされている。そのため、受け側ストッパ42と扉側ストッパ52とが当接した際に、金属製の取付部41の側面41Aや吊り具20の側面20Aと当接する先端側には受け側ストッパ42と扉側ストッパ52とがエッジを有さなくなる。そのため、当接した際に、先端の面(当接面42A、52A)が金属の面(取付部41の側面41A、吊り具20の側面20A)に当接しても破損しにくくなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、プレハブ式冷蔵庫に本発明のスライド扉を適用する場合を例示したが、プレハブ式冷凍庫やプレハブ式貯蔵庫に用いることもできる。さらに、スライドさせる扉と、その上部に設けられた車輪を備えた吊り具と、車輪がその上面を走行するレールを備えていれば、本発明は他のスライド扉にも適用することができる。
(2)本実施形態では、受け側ストッパはレールの両端部に、扉側ストッパは吊り具に取り付けたが、取付位置はこれに限ったものではない。片側(左側もしくは右側)のみに設けてもよいし、受け面と作用面が当接すれば、受け側ストッパを本体前面に、扉側ストッパを扉の側面に設けてもよい。
(3)本実施形態では、受け側ストッパと扉側ストッパは、断面略台形柱状をなしていたが、スライド方向に対して斜めの受け面と作用面を有していれば、他の形状でもよい。例えば、直方体形状を斜めに分割した形状として、それぞれが三角柱をなすようにしてもよいし、それぞれが台形柱状をなすようにしてもいし、一方が三角錐をなすようにしてもよい。
(4)本実施形態では、本体側平板部と扉側平板部は弾性部材の外側に向かってL字形状をなす取付形態であったが、弾性部材の取付板と一体化したL字形状としても良い。さらに、弾性部材の硬度が十分の場合には、金属製の平板部材を本体側もしくは扉側の片方だけに用いてもよいし、両方に用いなくてもよい。
(5)本実施形態では、受け側ストッパと扉側ストッパとが当接する際に、受け面と作用面が完全に面接触するようにしたが、扉が跳ね上がろうとしたときに面接触をしていれば、部分的に面接触したり、多少隙間が空くようにしたりしても良い。このようにすると、扉の鉛直方向(高さ)の調節機構を設けた際に、調節の範囲内で多少隙間が空いてもよいことから、扉の設置時のストッパの位置調節が不要となる。
10…冷蔵庫本体 11…開口部 15…扉 20…吊り具 23…車輪 27…ローラ 30…レール 42…受け側ストッパ 43…受け面 45…本体側平板部 52…扉側ストッパ 53…作用面 55…扉側平板部

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの空間の境界に設けられた扉と、
    前記扉の上部に取り付けられ、前記扉を吊り下げ状態に支持するための吊り具と、
    前記吊り具に取り付けられ、前記扉のスライドを実現するための車輪と、
    前記車輪が回転可能に係合され、その係合により前記吊り具を介して前記扉が吊り下げ状態に支持されるレールと、
    前記扉のスライドを制止するための部材であって、弾性部材からなり、前記扉のスライド方向に対して斜め方向に指向する受け面を有する受け側ストッパと、
    前記扉に取り付けられ、前記扉のスライドを制止するための部材であって、弾性部材からなり、前記受け側ストッパの前記受け面に面接触する作用面を有する扉側ストッパと、を設けてなるスライド扉の制止構造。
  2. 前記2つの空間は、貯蔵庫の内外の各空間であって、
    前記扉は、前記貯蔵庫の内外の境界とされる開口部に設けられており、
    前記レールは、前記開口部の上縁に沿って配設されている請求項1に記載のスライド扉の制止構造
  3. 前記受け側ストッパと前記扉側ストッパは、その前記受け面および前記作用面とは反対側の面において、板面が前記扉のスライド方向と平行となるように配される金属製の平板部を設ける請求項1または請求項2に記載のスライド扉の制止構造。
  4. 前記受け側ストッパと前記扉側ストッパの先端は、平坦面とされている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のスライド扉の制止構造。
  5. 前記受け側ストッパと前記扉側ストッパは、略直方体の弾性部材を斜めに2分割した構成となっており、その分割面が前記受け面および前記作用面となっている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスライド扉の制止構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017116205A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 ホシザキ株式会社 収納庫
JP2017206937A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 文化シヤッター株式会社 引戸装置
JP2018038778A (ja) * 2016-08-31 2018-03-15 ホーチキ株式会社 トンネル内消火器箱

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