JP6103493B2 - 引戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数枚の戸パネルを備えた引戸装置に関する。
従来より、戸厚方向に重合するように引き違い状に配設され、互いに連動するように戸幅方向に沿ってスライド移動される三枚の戸を有した引戸が知られている。
例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2では、戸厚方向両側の戸のそれぞれの開閉操作される側の端部に掘り込み状の引手を設け、全開させた際に三枚の戸が戸厚方向に完全に重合する構成とされた引戸が開示されている。このような引戸では、全開させた際に三枚の戸が戸厚方向に完全に重合するので、見栄えが良く、また出入口の開口幅を効率的に大きくできるものではあるが、引手を掘り込み状にする必要があるため、開閉操作がし難いという問題があった。
一方、下記特許文献3では、戸厚方向両側の戸のそれぞれの開閉操作される側の端部の戸厚方向両側に凸状取手を設けた引戸が開示されている。また、この引戸は、各戸が互いに略同戸幅寸法とされ、全開させた際に、戸厚方向両側の戸のそれぞれに中央戸と重合しない未重合部を設け、該未重合部に凸状取手を設けた構成とされている。
特開2009−91756号公報 特開2012−57372号公報 特開2000−104451号公報
しかしながら、上記特許文献3に記載された引戸では、各戸を互いに略同戸幅寸法とし、全開させた際に、戸厚方向両側の戸のそれぞれにおける中央戸と重合しない未重合部に凸状取手を設けた構成としている。そのため、全開させた状態では、戸厚方向に見た状態で中央戸の戸幅方向一端部が大きく露出して目立ち易くなり、また、出入口の開口幅が小さくなる傾向があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、開閉操作性を向上させながらも、全開させた状態における見栄えを向上させ、出入口の開口幅を大きくし得る引戸装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る引戸装置は、戸厚方向に重合するように引き違い状に配設され、互いに連動するように戸幅方向に沿って両側の縦枠間をスライド移動される三枚の戸パネルを備えた引戸装置であって、戸厚方向両側の戸パネルは、それぞれの開閉側端部の戸厚方向両側にそれぞれ突出するように把手が設けられ、かつそれぞれの戸幅寸法が中央の戸パネルの戸幅寸法よりも大きく形成されており、全開された際に、戸厚方向一方側の戸パネルの反開閉側端面と前記中央の戸パネルの戸幅方向一方側端面とが戸幅方向で略一致し、戸厚方向他方側の戸パネルの反開閉側端面と前記中央の戸パネルの戸幅方向他方側端面とが戸幅方向で略一致するように、かつ、前記戸厚方向両側の戸パネルの中央側へそれぞれ突出する把手が前記中央の戸パネルに当接しないように、前記中央の戸パネルに対する前記戸厚方向両側の戸パネルのそれぞれの開放側への移動を阻止するストッパー部を備えており、前記把手のそれぞれは、上下両側の基部に上下端部が連結されて上下方向に延びる棒状の把持部を備え、前記全開された際に、前記戸パネルの中央側へ突出する把手が近接する側の一方の前記縦枠と、前記戸幅方向で略一致する前記戸パネルの反開閉側端面及び前記中央の戸パネルの側端面と、の間に前記戸パネルの中央側へ突出する把手が位置した状態で、この把手の前記把持部の戸幅方向両側に手指の挿入可能な空間が形成され、全閉された際に、前記戸パネルの外側へ突出する把手の前記把持部が、この把持部に近接する側の前記縦枠の見込み方向端部よりも外側に位置するように設けられていることを特徴とする。
本発明においては、前記三枚の戸パネルを、それぞれ上レールに吊下支持される構成とし、前記ストッパー部を、前記中央の戸パネルの戸幅方向一方側端面に当接するように前記戸厚方向他方側の戸パネルの開閉側端部の上端部と、前記中央の戸パネルの戸幅方向他方側端面に当接するように前記戸厚方向一方側の戸パネルの開閉側端部の上端部と、にそれぞれ中央側へ突出させるように設けてもよい。
また、本発明においては、前記ストッパー部を、緩衝性を有した材料から形成してもよい。
また、本発明においては、前記三枚の戸パネルを連動させる連動機構を、前記中央の戸パネルの戸幅方向両端部にそれぞれ回転自在に設けられた回転車と、これら回転車に巻き掛けられた無端状伝動体と、該無端状伝動体と前記戸厚方向一方側の戸パネルとを連結する第1連結部と、該無端状伝動体と前記戸厚方向他方側の戸パネルとを連結する第2連結部と、を備えたものとしてもよい。
本発明に係る引戸装置は、上述のような構成としたことで、開閉操作性を向上させながらも、全開させた状態における見栄えを向上させ、出入口の開口幅を大きくすることができる。
(a)、(b)は、いずれも本発明の一実施形態に係る引戸装置の一例を模式的に示し、(a)は、図2(a)におけるX1−X1線矢視に対応させた一部を省略した一部破断概略横断面図、(b)は、図2(b)におけるX2−X2線矢視に対応させた一部を省略した一部破断概略横断面図である。 (a)、(b)は、いずれも同引戸装置を施工した状態を模式的に示す一部を省略した一部破断概略正面図である。 図2(b)におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る引戸装置の一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、図1(a)に示すV方向から引戸装置に対面した状態を基準として、手前側を前方、逆側を後方として、その方向等を説明する場合がある。
本実施形態に係る引戸装置1は、図1及び図2に示すように、戸厚方向に重合するように引き違い状に配設され、互いに連動するように戸幅方向に沿ってスライド移動される三枚の戸パネル10A,10B,20を備えている。また、本実施形態では、引戸装置1は、住居等の建物の内壁(壁体)2に設けられた開口部3に配設され、これら三枚の戸パネル10A,10B,20が建て付けられる戸枠30を備えている。
開口部3は、図2に示すように、正面視して略矩形状とされており、その上側が、横桟やまぐさ等の横架材または該横架材の下面側に固定された飼木(スペーサー材)等からなる上枠下地によって区画されている。また、開口部3は、その開口幅(戸幅)方向両側が、間柱等の柱材または該柱材の開口幅方向内側に固定された飼木(スペーサー材)等からなる左右両側の縦枠下地によって区画されている。また、開口部3は、その下側が、床材または床下地によって区画されている。
戸枠30は、図2に示すように、上枠32と、この上枠32の長手方向両側に配設される両側の縦枠31A,31Bと、を備えている。
両側の縦枠31A,31Bは、図示右側の第1縦枠31Aと、図示左側の第2縦枠31Bと、からなる。これら両側の縦枠31A,31Bは、概ね同様の構成とされており、開口部3の開口高に応じた長さ寸法とされ、略帯板状とされている。
また、これら両側の縦枠31A,31Bの見込み寸法(内壁2の壁厚方向に沿う寸法)は、図1に示すように、内壁2の壁厚寸法よりも大きく形成されており、見込み方向両端部が内壁2の前後面よりも突出するように配設される構成とされている。また、これら両側の縦枠31A,31Bの互いに向き合う各内側面には、互いに向き合う方向に開口し、戸パネル10A,10Bの戸幅方向端部を受け入れる戸じゃくり溝が長手方向に沿って設けられている。
上枠32は、開口部3の開口幅方向に沿って長尺の略帯板状とされている。
本実施形態では、図3に示すように、この上枠32に、戸パネル10A,10B,20を吊下支持する上レール33を設けている。
この上レール33は、各戸パネル10A,10B,20の移動軌跡に対応させて、壁厚方向に間隔を空けて三列のガイド溝34A,34B,35を並列状に設けた構成とされている。壁厚方向一方側(前側)の第1ガイド溝34Aは、戸厚方向一方側(前側)の第1戸パネル10Aを吊下支持する。壁厚方向他方側(後側)の第2ガイド溝34Bは、戸厚方向他方側(後側)の第2戸パネル10Bを吊下支持する。これら第1ガイド溝34Aと第2ガイド溝34Bとの間の中央ガイド溝35は、中央の中央戸パネル20を吊下支持する。
これらガイド溝34A,34B,35は、上板部及び両側板部によって区画され、縦断面形状が、下方に向けて開口する略コ字状(略U字状または略C字状)とされている。また、両側板部の下端縁部に、互いに向き合う方向に突出する案内片がそれぞれに設けられている。これら両案内片によって、後記する各戸パネル10A,10B,20のランナー部材15A,16A,15B,16B,25,26のローラー等が当該上レール33の長手方向に沿って転動自在に支持される。このような構成により、上レール33は、当該上レール33に対して各戸パネル10A,10B,20を戸幅方向に沿ってスライド自在に吊下支持する構成とされている。
また、本実施形態では、第1ガイド溝34A及び第2ガイド溝34Bを、略同高さに設け、中央ガイド溝35を、これら第1ガイド溝34A及び第2ガイド溝34Bよりも上側に位置するように設けている。また、中央ガイド溝35の下側に、後記する連動機構を受け入れる受入溝36を設けている。この受入溝36は、見込み方向(内壁2の壁厚方向に沿う方向)で、第1ガイド溝34Aと第2ガイド溝34Bとの間に設けられている。
これらガイド溝34A,34B,35及び受入溝36は、上レール33の全長に亘って設けられている。
上枠32には、この上レール33を受け入れる下向き開口の凹溝が全長に亘って設けられている。図例では、上レール33の上側部位のみを受け入れる凹溝を上枠32に設けた例を示しているが、上レール33の略全体を受け入れる凹溝を上枠32に設けるようにしてもよい。
なお、上レール33は、上記のような形状に一体的に形成されたものとしてもよく、複数部材から構成されたものとしてもよい。
また、上レール33は、ねじや釘等の止具や、接着剤等によって上枠32に固定するようにしてもよい。
また、両側の縦枠31A,31Bと上枠32とは、例えば、上枠32の長手方向の各端面に、各縦枠31A,31Bの上端部内側面を当接させ、各縦枠31A,31Bの外側面側から止具を上枠32に捩じ込む(または打ち込む)ことで枠組みするようにしてもよい。
また、図2では、上枠32の上側に垂れ壁を設けた例を示しているが、上枠32を天井に沿わせるように設けたり、天井に埋め込むように設けたりしてもよい。また、上枠32に上レール33を設けた態様に代えて、上レール33自体を直接的に上記したような上枠下地等に固定する態様としてもよい。この場合は、縦枠31A,31Bも設けないようにしてもよい。
各戸パネル10A,10B,20は、略矩形平板状とされている。これら戸パネル10A,10B,20の高さ寸法は、図3に示すように、床面近傍から上レール33近傍に至るまでの寸法とされており、互いに略同寸法とされている。また、これら戸パネル10A,10B,20の戸厚寸法は、例えば、20mm〜40mm程度とされており、互いに略同寸法とされている。
また、戸厚方向両側の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bは、それぞれの開閉操作される側の端部(開閉側端部)11A,11Bの戸厚方向両側にそれぞれ突出するように把手12A,13A,12B,13Bを設けた構成とされている。これら第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの開閉側端部11A,11Bは、閉鎖状態(図1(a)及び図2(a)に示す状態)で、各縦枠31A,31Bにそれぞれ近接または当接する側の戸幅方向の端部である。
各把手12A,13A,12B,13Bは、略同様の構成とされている。これら把手12A,13A,12B,13Bは、各戸パネル10A,10Bの戸厚方向両面(前後面)にそれぞれ固定された台座を備えた構成とされている。また、これら把手12A,13A,12B,13Bは、各台座の上下端部から戸厚方向に突出する基部と、上下両側の基部に上下端部が連結され、上下方向に延びる棒状(バー状)の把持部と、を備えた構成とされている。
また、各戸パネル10A,10Bの中央側に突出する中央側把手12A,12Bと外側(反壁心側)に突出する外側把手13A,13Bとは、各戸パネル10A,10Bの戸幅方向で略一致するように設けられている。
また、各戸パネル10A,10Bの中央側把手12A,12Bの把持部は、図1(a)に示すように、閉鎖状態で、近接する側の縦枠31A,31Bとの間に手指の挿入が可能な空間が形成されるように設けられている。また、各戸パネル10A,10Bの中央側把手12A,12Bの把持部は、図1(b)に示すように、全開状態で、他方の戸パネル10B,10Aの反開閉側端面18B,18Aとの間に手指の挿入が可能な空間が形成されるように設けられている。また、各戸パネル10A,10Bの外側把手13A,13Bの把持部は、図1(a)に示すように、閉鎖状態で、近接する側の縦枠31A,31Bの見込み方向端部よりも外側(反壁心側)に位置するように設けられている。
このような構成により、内壁2の手前側及び後側のいずれ側においても、また、右引き及び左引きのいずれでも開閉操作を容易に行うことが可能となっている。なお、図1(b)及び図2(b)では、各戸パネル10A,10B,20同士を最大限戸厚方向に重合させ、全開させた状態で、第2縦枠31B側に出入口4を形成した例を示しているが、第1縦枠31A側に出入口4を形成することも可能である。
また、各戸パネル10A,10B,20の上端部には、上記した上レール33に支持されるランナー部材15A,16A,15B,16B,25,26が連結固定されている。図例では、各戸パネル10A,10B,20の上端部の戸幅方向両端部のそれぞれにランナー部材15A,16A,15B,16B,25,26を設けた例を示している。このようなランナー部材15A,16A,15B,16B,25,26としては、水平軸廻りに回転し、上レール33の各ガイド溝34A,34B,35の両案内片上を転動するローラーを備えたものとしてもよい。図例では、戸厚方向及び戸幅方向に複数のローラーを備えたランナー部材15A,16A,15B,16B,25,26を例示している。
なお、上レール33の第1ガイド溝34A及び第2ガイド溝34Bに、閉鎖状態の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの開閉側端部11A,11Bの上端部に設けられたランナー部材15A,15Bを捕捉するキャッチ部を設けるようにしてもよい。
また、引戸装置1は、戸厚方向両側の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのうちのいずれか一方のスライド移動に連動させて中央戸パネル20をスライドさせる連動機構を備えている。
本実施形態では、この連動機構を、中央戸パネル20の戸幅方向両端部にそれぞれ回転自在に設けられた回転車27,27と、これら回転車27,27に巻き掛けられた無端状伝動体28と、を備えたものとしている。また、連動機構を、無端状伝動体28と第1戸パネル10Aとを連結する第1連結部17Aと、無端状伝動体28と第2戸パネル10Bとを連結する第2連結部17Bと、を備えたものとしている。また、本実施形態では、この連動機構を、中央戸パネル20の上端側に設けている。
回転車27,27は、本実施形態では、滑車(プーリー)とされており、図3に示すように、軸方向を上下方向に沿わせた回転軸27a,27a廻りに回転自在とされている。これら滑車27,27は、各回転軸27a,27aを円心とする略同径の略円盤形状とされ、その外周には、無端状伝動体としてのワイヤー28が係合して掛けられる係合溝が周方向に沿って形成されている。
また、これら滑車27,27は、中央戸パネル20の戸幅方向両端部にそれぞれ設けられたランナー部材25,26の下方側にそれぞれ位置するように設けられ、上記した上レール33の受入溝36に収容されている(図3参照)。また、図例では、滑車27,27を、平面視して、それぞれの一部が中央戸パネル20の戸幅方向両側端面21,23から戸幅方向外方側に突出するように設けた例を示している。なお、これら滑車27,27は、ランナー部材25,26に連結固定等された滑車保持部に回転自在に保持されたものとしてもよい。
ワイヤー28は、これら滑車27,27が同一方向に回転するよう平行状に巻き掛けられている。
第1連結部17Aは、図1及び図3に示すように、第1戸パネル10Aの開閉操作される側とは異なる側の反開閉側端部の上端部に設けられたランナー部材16Aとワイヤー28とを連結するように設けられている。この第1連結部17Aは、両滑車27,27に巻き掛けられたワイヤー28の戸厚方向一方側(前側)部位に連結されている。また、第1連結部17Aは、図1(b)に示すように、全開状態で、中央戸パネル20の戸幅方向一方側端部としての第2縦枠側端部に位置するようにワイヤー28に連結されている。一方、第1連結部17Aは、図1(a)に示すように、閉鎖状態で、中央戸パネル20の戸幅方向他方側端部としての第1縦枠側端部に位置するようにワイヤー28に連結されている。
第2連結部17Bは、図1及び図3に示すように、第2戸パネル10Bの開閉操作される側とは異なる側の反開閉側端部の上端部に設けられたランナー部材16Bとワイヤー28とを連結するように設けられている。この第2連結部17Bは、両滑車27,27に巻き掛けられたワイヤー28の戸厚方向他方側(後側)部位に連結されている。また、第2連結部17Bは、図1(a)に示すように、閉鎖状態で、中央戸パネル20の第2縦枠側端部に位置するようにワイヤー28に連結されている。一方、第2連結部17Aは、図1(b)に示すように、全開状態で、中央戸パネル20の第1縦枠側端部に位置するようにワイヤー28に連結されている。
これら第1連結部17A及び第2連結部17Bは、ワイヤー28に対してワイヤー28の延びる方向(戸幅方向)に移動不能に固定されている。これら第1連結部17A及び第2連結部17Bとワイヤー28との固定態様としては、各連結部17A,17Bにワイヤー28を挟持する挟持部を設けて固定したり、適宜、溶接等によって固定したりしてもよい。または、ワイヤー28を、各連結部17A,17Bとの連結部位において分断されたものとし、その分断されたワイヤーの端部に適宜の抜止部材等を固定し、該抜止部材を保持する保持部を各連結部17A,17Bに設けて固定するようにしてもよい。
また、これら第1連結部17A及び第2連結部17Bは、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの反開閉側端部側のランナー部材16A,16Bに一体的に設けられたものとしてもよく、または、適宜の締結具等によって連結固定されたものとしてもよい。
上記のような構成により、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのうちのいずれか一方をスライドさせれば、連動機構の両滑車27,27の回転を伴い、各連結部17A,17Bが戸幅方向に互いに逆側にワイヤー28とともに移動する。これに伴い、中央戸パネル20が第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのうちのいずれか一方の移動速度に対して略1/2の移動速度で同方向に移動する。つまり、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのうちのいずれか一方の移動量に対して中央戸パネル20が同方向に略1/2移動する。
なお、無端状伝動体としては、ワイヤー28に限られず、ベルトやボールチェーン等の他の紐状体としてもよい。また、回転車としては、滑車27,27に限られず、歯車(スプロケット)等、他の回転車としてもよい。この場合は、無端状伝動体を回転車の構成に応じて、チェーン等とすればよい。
また、引戸装置1は、図3に示すように、各戸パネル10A,10B,20の下端側をガイドする下端ガイド24,22,38を備えている。本実施形態では、各戸パネル10A,10B,20の下端部に、下向きに開口する凹溝19A,19B,29をそれぞれに戸幅方向に沿って設け、下端ガイドを、各凹溝19A,19B,29に挿入(遊挿)されるガイドピン24,22,38としている。
中央戸パネル20のガイドピン38は、中央戸パネル20の移動軌跡の直下に位置するように複数箇所に設けられた下端ガイド部材37に設けられている。この下端ガイド部材37は、開閉に伴い移動する中央戸パネル20の直下に少なくとも一つが存在するように設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、この下端ガイド部材37を、磁石を設けたガイドピン38を上下方向に出没自在に収容し、床に埋め込まれるように配設されるマグネットガイド37としている。中央戸パネル20の凹溝29には、このマグネットガイド37に対応させて磁石や磁性体等が設けられている。
第1戸パネル10Aのガイドピン24は、中央戸パネル20の第1縦枠側端部に連結部材を介して固定されている。図例では、L字型ブラケット状の連結部材の一片部を中央戸パネル20の第1戸パネル10A側に向く面(前面)に固定し、その他片部に上方に向けて突出するようにガイドピン24を設けた例を示している。
第2戸パネル10Bのガイドピン22は、中央戸パネル20の第2縦枠側端部に上記同様の連結部材を介して固定されている。つまり、L字型ブラケット状の連結部材の一片部を中央戸パネル20の第2戸パネル10B側に向く面(後面)に固定し、その他片部に上方に向けて突出するようにガイドピン22を設けた構成としている。
なお、図1及び図2では、マグネットガイド37や、各ガイドピン22,24、これらの連結部材の図示を省略している。
また、戸厚方向両側の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bは、それぞれの戸幅寸法が中央戸パネル20の戸幅寸法よりも大きく形成されている。本実施形態では、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの戸幅寸法を互いに略同寸法としている。また、本実施形態では、これら第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの戸幅寸法を、中央戸パネル20の戸幅寸法に、上記のように把手12A,13A,12B,13Bが設けられた開閉側端部11A,11Bの戸幅寸法を足し合わせた寸法としている。
これら各戸パネル10A,10B,20の戸幅寸法は、図1(a)及び図2(a)に示すように、閉鎖状態で隣り合う戸パネル同士の戸幅方向端部が戸厚方向に重合するように、開口幅(両縦枠31A,31B間の寸法)に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。
また、引戸装置1は、中央戸パネル20に対する戸厚方向両側の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのそれぞれの開放側への移動を阻止するストッパー部14を備えている。つまり、ストッパー部14は、開閉側端部11Aが対向する側の縦枠31Aとは異なる側の縦枠31B側への第1戸パネル10Aの中央戸パネル20に対する移動を阻止する構成とされている。また、ストッパー部14は、開閉側端部11Bが対向する側の縦枠31Bとは異なる側の縦枠31A側への第2戸パネル10Bの中央戸パネル20に対する移動を阻止する構成とされている。
また、ストッパー部14は、全開された際に、第1戸パネル10Aの反開閉側端面18Aと中央戸パネル20の戸幅方向一方側端面としての第2縦枠側端面21とを戸幅方向で略一致させるように、第1戸パネル10Aの中央戸パネル20に対する上記開放側への移動を阻止する構成とされている。つまり、第1戸パネル10Aは、中央戸パネル20と最大限戸厚方向に重合して全開された際に、その反開閉側端面18Aと中央戸パネル20の第2縦枠側端面21とが略同一平面状となる位置でストッパー部14によって中央戸パネル20に対する上記開放側への移動が阻止される。
また、ストッパー部14は、全開された際に、第2戸パネル10Bの反開閉側端面18Bと中央戸パネル20の戸幅方向他方側端面としての第1縦枠側端面23とを戸幅方向で略一致させるように、第2戸パネル10Bの中央戸パネル20に対する上記開放側への移動を阻止する構成とされている。つまり、第2戸パネル10Bは、中央戸パネル20と最大限戸厚方向に重合して全開された際に、その反開閉側端面18Bと中央戸パネル20の第1縦枠側端面23とが略同一平面状となる位置でストッパー部14によって中央戸パネル20に対する上記開放側への移動が阻止される。
また、ストッパー部14は、全開された際に、戸厚方向両側の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの中央側把手12A,12Bを中央戸パネル20に当接させないように、中央戸パネル20に対する第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのそれぞれの上記開放側への移動を阻止する構成とされている。
本実施形態では、ストッパー部14を、図1〜図3に示すように、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのそれぞれに設けたストッパー部14A,14Bとしている。
第1戸パネル10Aのストッパー部14Aは、全開された際に、中央戸パネル20の第1縦枠側端面23に当接するように、その開閉側端部11Aの上端部に、中央側へ突出するように設けられている。このストッパー部14Aが中央戸パネル20の第1縦枠側端面23に当接することで、第1戸パネル10Aの中央戸パネル20に対する上記開放側への移動が阻止される。
第2戸パネル10Bのストッパー部14Bは、全開された際に、中央戸パネル20の第2縦枠側端面21に当接するように、その開閉側端部11Bの上端部に、中央側へ突出するように設けられている。このストッパー部14Bが中央戸パネル20の第2縦枠側端面21に当接することで、第2戸パネル10Bの中央戸パネル20に対する上記開放側への移動が阻止される。
これらストッパー部14A,14Bは、戸厚方向両側の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの中央戸パネル20側に向く面に付設されるように設けられている。これらストッパー部14A,14Bの各戸パネル10A,10Bへの固定態様としては、ねじ等の止具や接着剤等によって固定するようにしてもよい。
また、図例では、これらストッパー部14A,14Bを、略直方体形状とした例を示しており、これらストッパー部14A,14Bを、各上側面が各戸パネル10A,10Bの上端面と略同一平面状となるように設けた例を示している。これらストッパー部14A,14Bの突出寸法や上下寸法、戸幅方向に沿う寸法は、戸厚方向両側の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの中央戸パネル20に対する上記した開放側への移動の阻止が可能なように、適宜、設定するようにしてもよい。図例では、戸厚方向で中央戸パネル20の戸厚寸法の1/4程度の部位に当接するように各ストッパー部14A,14Bを構成した例を示している。
また、本実施形態では、これらストッパー部14A,14Bを、緩衝性を有した材料から形成されたものとしている。このような緩衝性を有した材料としては、これらストッパー部14A,14Bと中央戸パネル20とが当接する際に生じる衝撃荷重や衝突音等を緩和可能なものであればよく、例えば、ゴム等のエラストマー系材料や合成樹脂系材料等としてもよい。
なお、これらストッパー部14A,14Bを設ける位置は、上記した例に限られず、各戸パネル10A,10Bの開閉側端部11A,11Bの上端部の他の部位に設けるようにしてもよい。また、これらストッパー部14A,14Bの形状は、上記した例に限られず、例えば、軸方向を戸厚方向に沿わせた略円柱形状等としてもよい。
また、図1(b)に示すように、上記した連動機構の各回転車(滑車)27,27は、これらストッパー部14A,14Bと同様、各連結部17A,17Bが当接されて、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの中央戸パネル20に対する上記した開放側への移動を阻止するストッパー部14としても機能する。つまり、本実施形態では、連動機構にも上記したストッパー部14A,14Bと同様の機能を奏するストッパー部14を設けている。
本実施形態に係る引戸装置1は、上述のような構成としたことで、開閉操作性を向上させながらも、全開させた状態における見栄えを向上させ、出入口の開口幅を大きくすることができる。
つまり、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bのそれぞれの開閉側端部11A,11Bの戸厚方向両側にそれぞれ突出するように把手12A,13A,12B,13Bを設けている。従って、例えば、掘り込み状の引手を設けたようなものと比べて、開閉操作性を向上させることができる。
また、全開された際に、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの中央側把手12A,12Bが中央戸パネル20に当接しないように、ストッパー部14(14A,14B)によって中央戸パネル20に対する戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bのそれぞれの開放側への移動が阻止される。また、戸厚方向一方側の戸パネル10Aの反開閉側端面18Aと中央戸パネルの戸幅方向一方側端面21とが戸幅方向で略一致し、戸厚方向他方側の戸パネル10Bの反開閉側端面18Bと中央戸パネル20の戸幅方向他方側端面23とが戸幅方向で略一致する。従って、上記のように開閉操作性の向上が可能でありながらも、全開させた状態で、厚さ方向に見た状態では、中央戸パネル20を目立ち難くすることができ、見栄えを向上させることができる。また、三枚の戸パネル10A,10B,20を重合させるように全開させた状態で戸幅方向一方側に形成される出入口4の開口幅を大きくすることができる。
また、本実施形態では、三枚の戸パネル10A,10B,20を、それぞれ上レール33に吊下支持される構成としている。また、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの開閉側端部11A,11Bの上端部にそれぞれ中央側へ突出するようにストッパー部14A,14Bを設けている。従って、ストッパー部14A,14Bを簡易な構成としながらも、目立ち難くすることができる。また、例えば、吊下支持される戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの下端側にストッパー部14を設けたような態様とした場合と比べて、吊元となる上端部にストッパー部14A,14Bが位置することとなる。これにより、中央戸パネル20に当接する際の衝撃を抑制することができ、破損等を抑制することができる。
また、例えば、上レール33や床側等にストッパー部14を設けた場合には、三枚の戸パネル10A,10B,20の戸幅方向いずれか一方側に出入口4が形成されるような位置にストッパー部14を設ける必要があり、位置が制約される。一方、上記構成によれば、三枚の戸パネル10A,10B,20が開閉方向のどの位置に位置している状態でも、ストッパー部14A,14Bによって中央戸パネル20に対する戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bのそれぞれの上記開放側への移動を阻止することができる。また、このストッパー部14A,14Bを、開放側へスライド移動させる際の連動機構として機能させることもできる。
また、本実施形態では、これらストッパー部14A,14Bに加えて、連動機構もストッパー部14として機能するので、二重の制止機構によってより確実に移動を阻止することができる。
また、本実施形態では、ストッパー部14A,14Bを、緩衝性を有した材料から形成されたものとしている。従って、ストッパー部14A,14Bやこれが当接される部位の損傷や、異音の発生を抑制することができる。なお、このような構成に代えて、ストッパー部14A,14Bを、緩衝性を有さない材料から形成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、連動機構を、中央戸パネル20の戸幅方向両端部にそれぞれ回転自在に設けられた回転車27,27と、これら回転車27,27に巻き掛けられた無端状伝動体28と、を備えたものとしている。また、連動機構を、無端状伝動体28と第1戸パネル10Aとを連結する第1連結部17Aと、無端状伝動体28と第2戸パネル10Bとを連結する第2連結部17Bと、を備えたものとしている。従って、上記のように、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bのうちのいずれか一方の戸パネルを開閉方向一方側へスライドさせれば、中央戸パネル20が追従するように同方向に他方の戸パネルに対して移動し、開閉を行うことができる。これにより、例えば、閉鎖した状態で戸厚方向に重合する端部(召し合せ部)等に、互いに引っ掛けられる引掛部等を閉鎖側へスライド移動させる際の連動機構として設けたような場合と比べて、スムーズに開閉させることができる。
なお、ストッパー部14A,14Bを、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの開閉側端部11A,11Bの上端部にそれぞれ中央側へ突出するように設けた例を示しているが、他の部位に設けるようにしてもよい。例えば、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの開閉側端部11A,11Bの上下方向途中部位や下端部等にストッパー部をそれぞれ設けるようにしてもよい。または、このように戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの開閉側端部11A,11Bにストッパー部14A,14Bを設けずに、上記した連動機構のみをストッパー部14として機能させるようにしてもよい。さらには、各回転車(滑車)27,27をストッパー部14として機能させる態様に代えて、例えば、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bに連結された各連結部17A,17Bの移動を阻止するストッパー部14を、両回転車27,27の近傍部位等に別途、設けるようにしてもよい。また、このように戸パネル側にストッパー部14を設けた態様に代えて、上レール33や床側等に設けられるストッパー部14を備えた態様としてもよい。
また、ストッパー部14としては、中央戸パネル20に対する戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bのそれぞれの上記開放側への移動をそれぞれに阻止するストッパー部を設けた態様に限られない。例えば、連動機構等の態様によっては、単一のストッパー部によって中央戸パネル20に対する戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bのそれぞれの上記開放側への移動を阻止する態様とすることも可能である。
また、連動機構としては、上記のような構成に限られない。例えば、閉鎖した状態で戸厚方向に重合する端部(召し合せ部)等に、互いに引っ掛けられる引掛部等を閉鎖側へスライド移動させる際の連動機構として設けるようにしてもよい。この場合は、上記した第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのそれぞれに設けたストッパー部14A,14Bを、開放側へスライド移動させる際の連動機構として機能させるようにしてもよい。その他、種々の構成とされた連動機構の採用が可能である。
また、本実施形態では、三枚の戸パネル10A,10B,20を、それぞれ上レール33に吊下支持させた上吊構造とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、三枚の戸パネル10A,10B,20の下端部に戸車等の転動体を設け、床側に、この転動体が係合する下レールを設けた下荷重構造としてもよい。この場合は、戸パネル10A,10B,20の上端部に、ランナー部材に代えて、ピン状の上ガイド部等を設けるようにしてもよい。また、この場合は、上レールを適宜、変形するようにしてもよい。
1 引戸装置
10A 第1戸パネル(戸厚方向一方側の戸パネル)
11A 開閉側端部
12A 中央側把手
13A 外側把手
17A 第1連結部(連動機構)
18A 反開閉側端面
10B 第2戸パネル(戸厚方向他方側の戸パネル)
11B 開閉側端部
12B 中央側把手
13B 外側把手
17B 第2連結部(連動機構)
18B 反開閉側端面
14,14A,14B ストッパー部
20 中央戸パネル(中央の戸パネル)
21 第2縦枠側端面(戸幅方向一方側端面)
23 第1縦枠側端面(戸幅方向他方側端面)
27 滑車(回転車、連動機構)
28 ワイヤー(無端状伝動体、連動機構)
33 上レール

Claims (4)

  1. 戸厚方向に重合するように引き違い状に配設され、互いに連動するように戸幅方向に沿って両側の縦枠間をスライド移動される三枚の戸パネルを備えた引戸装置であって、
    戸厚方向両側の戸パネルは、それぞれの開閉側端部の戸厚方向両側にそれぞれ突出するように把手が設けられ、かつそれぞれの戸幅寸法が中央の戸パネルの戸幅寸法よりも大きく形成されており、
    全開された際に、戸厚方向一方側の戸パネルの反開閉側端面と前記中央の戸パネルの戸幅方向一方側端面とが戸幅方向で略一致し、戸厚方向他方側の戸パネルの反開閉側端面と前記中央の戸パネルの戸幅方向他方側端面とが戸幅方向で略一致するように、かつ、前記戸厚方向両側の戸パネルの中央側へそれぞれ突出する把手が前記中央の戸パネルに当接しないように、前記中央の戸パネルに対する前記戸厚方向両側の戸パネルのそれぞれの開放側への移動を阻止するストッパー部を備えており、
    前記把手のそれぞれは、上下両側の基部に上下端部が連結されて上下方向に延びる棒状の把持部を備え、前記全開された際に、前記戸パネルの中央側へ突出する把手が近接する側の一方の前記縦枠と、前記戸幅方向で略一致する前記戸パネルの反開閉側端面及び前記中央の戸パネルの側端面と、の間に前記戸パネルの中央側へ突出する把手が位置した状態で、この把手の前記把持部の戸幅方向両側に手指の挿入可能な空間が形成され、全閉された際に、前記戸パネルの外側へ突出する把手の前記把持部が、この把持部に近接する側の前記縦枠の見込み方向端部よりも外側に位置するように設けられていることを特徴とする引戸装置。
  2. 請求項1において、
    前記三枚の戸パネルは、それぞれ上レールに吊下支持される構成とされており、
    前記ストッパー部は、前記中央の戸パネルの戸幅方向一方側端面に当接するように前記戸厚方向他方側の戸パネルの開閉側端部の上端部と、前記中央の戸パネルの戸幅方向他方側端面に当接するように前記戸厚方向一方側の戸パネルの開閉側端部の上端部と、にそれぞれ中央側へ突出するように設けられていることを特徴とする引戸装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記ストッパー部は、緩衝性を有した材料から形成されていることを特徴とする引戸装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記三枚の戸パネルを連動させる連動機構は、前記中央の戸パネルの戸幅方向両端部にそれぞれ回転自在に設けられた回転車と、これら回転車に巻き掛けられた無端状伝動体と、該無端状伝動体と前記戸厚方向一方側の戸パネルとを連結する第1連結部と、該無端状伝動体と前記戸厚方向他方側の戸パネルとを連結する第2連結部と、を備えていることを特徴とする引戸装置。
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