JP2520819Y2 - 上吊扉用のレール構造 - Google Patents

上吊扉用のレール構造

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JP2520819Y2
JP2520819Y2 JP3779391U JP3779391U JP2520819Y2 JP 2520819 Y2 JP2520819 Y2 JP 2520819Y2 JP 3779391 U JP3779391 U JP 3779391U JP 3779391 U JP3779391 U JP 3779391U JP 2520819 Y2 JP2520819 Y2 JP 2520819Y2
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JP
Japan
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piece
rail
roller
rising portion
traveling
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JP3779391U
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茂樹 蟻塚
健市 窪田
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東工シャッター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は折畳み扉や引戸等を吊設
するためのレール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】折畳み扉の上端には走行具が取着されて
いて、該走行具は天井に配設したレールに掛架されて折
畳み扉を吊設する。そして、走行具は回動自在に軸支し
たローラを介して走行可能な状態にあり、走行具の走行
によって折畳み扉は伸縮し、間口の開閉を行なうよう構
成している。ところで、上記走行具を掛架し、自由な走
行を与えるレールとして、一般に門型断面の押出し材が
用いられ、両片下端には内側に屈曲した走行片を形成し
たものであり、走行具はこの走行片を走行する。又図3
のように、一体押出し部材でなく2ピースで構成したレ
ールも知られており、レールを同図のごとき形状とする
ことで折畳み扉の建込みが容易になる。すなわち、同図
左側のレール片(イ)を前もって天井に配設し、右側の
レール片(ロ)を取着する前に折畳み扉(ハ)を正面か
ら掛架することが出来る。そして、一体押出し型レール
並びに図3に示すレールの走行片(ニ)、(ニ)先端に
は立上り部(ホ)、(ホ)を沿設していて、上方へ向い
て屈曲した上記立上り部(ホ)、(ホ)は走行片(ニ)
を走行するローラ(ヘ)のガイドとして機能し、一方で
はレール片の剛性強化を目的としている。
【0003】しかし、レール走行片(ニ)に上記立上り
部(ホ)、(ホ)を形成する場合、レール寸法のバラツ
キに基づき、走行具の両ローラ(ヘ)、(ヘ)が立上り
部(ホ)、(ホ)に接触し、その結果、片側のローラ
(ヘ)が立上り部(ホ)に乗り上げたり摩擦接触したり
して開閉操作に支障をきたすことが多い。さらに上記乗
り上げ現象は折畳み扉の継手に無理な力が作用し、該継
手にガタ付きを生じる。一方、従来のレールでは走行片
(ニ)上に走行具が載せられた状態ではローラ(ヘ)の
上方には大きな隙間を残しており、その結果、開閉時に
は引手側戸先において図4のように角度(θ)の傾きを
生じ、召合せすると隙間が生じるといった事態を招く。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】このように、従来型
式のレールには上記のごとき問題がある。本考案が解決
しようとする課題はこれら問題点であって、折畳み扉等
の建込みが容易な分割型レールを用い、又レール走行片
の立上り部にローラが乗り上げることなく、しかも該ロ
ーラの浮上に基づく戸先の傾斜を無くす建込み容易なレ
ール構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のレールは分割型
の2ピースで構成し、片側のレール片(固定レール片)
を配設した状態で折畳み扉や引戸等を掛架し、別のレー
ル片(嵌込みレール片)を取着して建込みする。この分
割型のレール構造は従来公知の技術であるが、本考案で
は前もって固定される固定レール片側の走行片には立上
り部を屈曲して形成し、一方の嵌込みレール片側には上
記立上り部を形成していない。すなわち、片方にのみ立
上り部を形成してローラの転がりをガイドする。そし
て、立上り部を持たない嵌込みレール片にはローラの上
方に大きな隙間を残さず、ローラ上端と接近した高さに
ガイド片を形成する。
【0006】
【作用】本考案のレールには、片側の固定レール片に立
上り部を有しているため走行具が走行片から離脱するこ
とはなく、上記立上り部にガイドされて走行する。そし
て、嵌込みレール片はフリーな状態であり、該立上り部
に乗り上げることもない。又、嵌込みレール片にはガイ
ド片が形成されているため、走行具の浮上を防止し、戸
先部での傾りを防止する。上記立上り部を形成したレー
ル片は折畳み扉を掛架する前に天井に配設される固定レ
ール片であって、該固定レール片側にはガイド片を形成
せず、そのためローラが転がり走行する走行空間には何
ら支障なくローラは遊嵌する。そして折畳み扉が掛架さ
れている固定レール片に別の嵌込みレール片を取着する
に際して、該走行片には立上り部を持たないためにガイ
ド片を形成していても、その取着は容易になされる。以
下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0007】
【実施例】図1は本考案の上吊扉用のレール構造を示す
実施例であって、同図において1は固定レール片、2は
嵌込みレール片を示している。上記固定レール片1は天
井に固定されていて、該固定レール片1に嵌込みレール
片2が組合わされて所定のレールが構成される訳で、両
レール片1、2には凹凸をした嵌合部と嵌合片が形成さ
れていて、これら嵌合部に嵌合片が互いに嵌合して組合
わされ、分離しないようにネジ3を介して固定される。
同図はレール内に走行具4を遊嵌している状態を示して
いるが、固定レール片1及び嵌込みレール片2には走行
片6、7を形成しており、走行片6の先端には立上り部
8を上方に向いて突出し、一方の走行片7先端には上記
立上り部8を形成していない。走行具4にはローラ9
a、9bが取着され、これらローラ9a、9bは両走行
片6、7に載って転がり走行することになるが、上記立
上り部8はローラ9aをガイドして走行片6からの離脱
を防止する。したがって、片方の走行片6にのみ立上り
部8を形成することにより、走行具4のガイド機能は十
分に発揮され、その結果、他方の走行片7に立上り部を
持たずフリーな状態であるが、該走行片7から離脱する
ことはなく、又ローラ9aが上記立上り部8に乗り上げ
ることもない。
【0008】固定レール片1に形成されるローラ9aの
走行空間は従来レール同様に大きくなっていて、ローラ
9a上方には隙間10を残している。そして、この隙間
10は立上り部8の高さより大きくなっており、ローラ
9aが走行空間内に遊嵌するのに何ら支障をきたさない
よう考慮されている。一方、嵌込みレール片2は走行片
7との間にローラ9bの外径より僅かに大きい走行空間
を残してガイド片11を有していて、該ガイド片11と
ローラ9bとの間には僅かな隙間があるに過ぎない。し
かし、上記嵌込みレール片2は固定レール片1に掛架さ
れている走行具4のローラ9bを走行空間に遊嵌すると
ともに、固定レール片1と組合わせする訳で、走行空間
の大きさ(高さ)はローラ外径に相当する寸法があれば
何ら支障ない。
【0009】したがって、走行具4は固定レール片1側
において、走行片6からの離脱を生じないようにガイド
され、嵌込みレール片2によって走行具4はその浮上を
防止される。一方、同図において、固定レール片1下方
には垂下片12が形成され、該垂下片12の内側には気
密材13が沿設され、閉じられた扉の側面に密接して気
密性を保つ。又嵌込みレール片2側には回動型の回動垂
下片14を取着し、該レール片2下端に設けた軸15に
は回動垂下片14が回動自在に軸支され、回動垂下片1
4の下端には同じく気密材13が取着されている。この
回動垂下片14は重力の作用にて常に水平状態を保って
扉の開閉操作時の障害とならないようになっており、扉
を閉じた場合に該扉の上端から固定ロックを上方へ突出
させる。固定ロックは回動垂下片14を回動させて気密
材13を扉側面に密接させる。よって該扉上端は表・裏
両側の気密材13、13にて、その気密性が保たれ、又
扉の上端から突出する固定ロックは両垂下片に挟持され
て扉上端のガタ付きを無くす。
【0010】図2は本考案の別形態を示す実施例であっ
て、固定レール片1及び嵌込みレール片2の形状を異に
し、該嵌込みレール片2は固定レール片1に抱きかかえ
るように組合わされている。したがって、分割型レール
構造としての上レールの剛性はより向上する。以上の実
施例は折畳み扉を用いて説明したが、本考案のレール構
造はこのような折畳み扉に限定せず、走行具を介して吊
設される引戸であってもよい。そして引戸の場合であれ
ば両レール片下端に設けられる垂下片、回動垂下片及び
これら垂下片に取着される気密材の構造は大きく異なっ
てくる。以上述べたように、本考案のレール構造は分割
型の2ピースで構成し、固定レール片の走行片には立上
り部を設け、嵌込みレール片の走行片には立上り部を形
成せず、該走行片との間にローラ径より僅かに大きい走
行空間をもってガイド片を形成したもので、次のような
効果を得ることが出来る。
【0011】
【考案の効果】本考案のレールは固定レール片の走行片
にのみ立上り部を形成しているため、走行具のローラが
走行片から外れて離脱することなくガイドされるととも
に、該立上り部にローラが乗り上げるといった現象は発
生しない。又嵌込みレール片にはガイド片が形成されて
いて、ローラの浮上を防止する。したがって、引手側で
扉が傾斜して開閉操作に支障をきたすことなく、又折畳
み扉の場合であれば召合わせ部での隙間の発生や継手部
からの分離現象は勿論のこと、該継手部に無理な外力を
作用させない。それに、固定レール片にのみ立上り部を
設け、固定レール片の走行空間を従来通り大きくしてい
るため、走行具の掛架作業には支障がなく、又嵌込みレ
ール片の走行空間は小さくても立上り部を持たないため
に、固定レール片との組合わせも簡単に行ない得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の上吊扉用のレール構造を示す実施例
【図2】本考案の別の実施例
【図3】従来型式のレール構造
【図4】従来レールでの戸先傾斜現象を示す
【符号の説明】
1 固定レール片 2 嵌込みレール片 3 ネジ 4 走行具 6 走行片 7 走行片 8 立上り部 9 ローラ 10 隙間 11 ガイド片 12 垂下片 13 気密材 14 回動垂下片 15 軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定レール片と嵌込みレール片を互いに
    組合わせて構成する分割型レールにおいて、上記固定レ
    ール片の走行片先端には立上り部を形成し、遊嵌した走
    行具のローラ上部には比較的大きな隙間を残すように走
    行空間を有し、一方、嵌込みレール片の走行片には立上
    り部を与えず、しかもローラを遊嵌した場合に該ローラ
    上部には僅かな隙間を残してガイド片を形成したことを
    特徴とする上吊扉用のレール構造。
JP3779391U 1991-03-27 1991-03-27 上吊扉用のレール構造 Expired - Lifetime JP2520819Y2 (ja)

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JPH04114967U JPH04114967U (ja) 1992-10-12
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