JP2546663Y2 - ハンガ式引戸装置 - Google Patents
ハンガ式引戸装置Info
- Publication number
- JP2546663Y2 JP2546663Y2 JP7619290U JP7619290U JP2546663Y2 JP 2546663 Y2 JP2546663 Y2 JP 2546663Y2 JP 7619290 U JP7619290 U JP 7619290U JP 7619290 U JP7619290 U JP 7619290U JP 2546663 Y2 JP2546663 Y2 JP 2546663Y2
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- JP
- Japan
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- sliding door
- door
- hanger
- hanger rail
- door panel
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- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ハンガ式引戸装置、特に自閉気密機能を有
するハンガ式引戸装置に関するものである。
するハンガ式引戸装置に関するものである。
[従来の技術] 病院の病室等には、出入口にハンガ式の引戸装置が設
けられ、この引戸装置は自閉式で且閉鎖時には、遮光、
気密、遮煙が可能な様に、密閉される様になっている。
けられ、この引戸装置は自閉式で且閉鎖時には、遮光、
気密、遮煙が可能な様に、密閉される様になっている。
従来、この種の引戸装置には、第4図、第5図に示す
ものがある。
ものがある。
図中、1は出入口2に設けられた戸枠の上枠であり、
3は床、4はカバーである。
3は床、4はカバーである。
上枠1の内部にはブラケット5を介して、略水平方向
にハンガレール6が取付けられており、該ハンガレール
6には戸先側、戸尻側に設けられた吊車ユニット7,8を
介して引戸パネル9が吊下げられている。
にハンガレール6が取付けられており、該ハンガレール
6には戸先側、戸尻側に設けられた吊車ユニット7,8を
介して引戸パネル9が吊下げられている。
前記上枠1の下端立上り部12に当接するシール部材11
が前記引戸パネル9の上部に取付けられ、又該引戸パネ
ル9の下端面にはシール部材13が取付けられている。
が前記引戸パネル9の上部に取付けられ、又該引戸パネ
ル9の下端面にはシール部材13が取付けられている。
前記ハンガレール6は第6図に示す様に、上下に2本
の平行なレール部材14,15が一体に成形してあり、両レ
ール部材14,15の閉鎖側端には凹部14a,15aが形成されて
いる。又、ハンガレール6は、閉鎖方向に向かって若干
下り勾配となる様に取付けられている。
の平行なレール部材14,15が一体に成形してあり、両レ
ール部材14,15の閉鎖側端には凹部14a,15aが形成されて
いる。又、ハンガレール6は、閉鎖方向に向かって若干
下り勾配となる様に取付けられている。
又、前記吊車ユニット7,8は、前記引戸パネル9の上
端面に取付けられる高さの異なるL字状の吊金具16,17
と、該吊金具16,17にそれぞれ回転自在に取付けられた
上下2段の溝車18,19から構成されている。
端面に取付けられる高さの異なるL字状の吊金具16,17
と、該吊金具16,17にそれぞれ回転自在に取付けられた
上下2段の溝車18,19から構成されている。
該溝車18,19はそれぞれ前記両レール部材14、15に軌
乗し、引戸パネル9は自在に開閉し得る様になってお
り、前記した様に両レール部材14,15は、閉鎖方向に向
かって若干下り勾配となっていることから、引戸パネル
9には自閉作用があり、又前記凹部14a,15aによって、
閉まり際に水平方向、垂直方向にそれぞれ移動して前記
シール材11,13がそれぞれ前記立上り部12、床3に当接
する様になっている。
乗し、引戸パネル9は自在に開閉し得る様になってお
り、前記した様に両レール部材14,15は、閉鎖方向に向
かって若干下り勾配となっていることから、引戸パネル
9には自閉作用があり、又前記凹部14a,15aによって、
閉まり際に水平方向、垂直方向にそれぞれ移動して前記
シール材11,13がそれぞれ前記立上り部12、床3に当接
する様になっている。
特に図示していないが、全開時には引戸パネル9の全
開状態を維持する為、ストッパが設けられている。
開状態を維持する為、ストッパが設けられている。
第4図は、引戸パネル9の開状態、第5図は引戸パネ
ル9の閉状態である。
ル9の閉状態である。
[考案が解決しようとする課題] 然し乍ら、上記した従来のものでは下記の様な問題が
あった。
あった。
吊車ユニット7,8が戸先側と戸尻側の2種類必要にな
る。
る。
ハンガレールの形状が複雑である。
ハンガレールが2段となり、吊機構部の見付け寸法が
大きくなり、設置する為に充分なスペースが必要とな
る。
大きくなり、設置する為に充分なスペースが必要とな
る。
ドア幅に応じて、ハンガレールの凹部14a,15aの位置
を決定しなければならず、大量生産に向かずコスト高に
なる。
を決定しなければならず、大量生産に向かずコスト高に
なる。
本考案は、斯かる問題を解決すべくなしたものであ
る。
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、戸枠の上枠に設けられるハンガレールに引
戸パネルが戸車を介して吊下げられたハンガ式引戸装置
に於いて、引戸パネルの上端に吊金具を取付け、該吊金
具に戸車を回転自在に設け、該戸車に刻設した螺旋溝を
前記ハンガレールに嵌合し、該戸車の回転で前記引戸パ
ネルが走行すると共にハンガレールに対して近接離反す
る様にし、前記出入口周囲又は前記引戸パネルの少なく
とも一方にシール部材を設けたことを特徴とするもので
ある。
戸パネルが戸車を介して吊下げられたハンガ式引戸装置
に於いて、引戸パネルの上端に吊金具を取付け、該吊金
具に戸車を回転自在に設け、該戸車に刻設した螺旋溝を
前記ハンガレールに嵌合し、該戸車の回転で前記引戸パ
ネルが走行すると共にハンガレールに対して近接離反す
る様にし、前記出入口周囲又は前記引戸パネルの少なく
とも一方にシール部材を設けたことを特徴とするもので
ある。
[作用] 引戸パネルの開閉動作で戸車が回転する。この戸車の
回転により引戸パネルがハンガレールに離反、接近し、
全閉状態では引戸パネルがシール部材を介して戸枠、床
に当接して密閉となる。
回転により引戸パネルがハンガレールに離反、接近し、
全閉状態では引戸パネルがシール部材を介して戸枠、床
に当接して密閉となる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
尚、第1図、第2図に於いて、第4図、第5図中で示
したものと同一のものには、同符号を付し、説明は省略
する。
したものと同一のものには、同符号を付し、説明は省略
する。
上枠1の内部、ブラケット5を介してハンガレール24
を水平に取付ける。該ハンガレール24は図示される様
に、断面凹字状をしており、一条のレール部材24aが形
成されている。
を水平に取付ける。該ハンガレール24は図示される様
に、断面凹字状をしており、一条のレール部材24aが形
成されている。
引戸パネル9の上端面、戸先側、戸尻側にそれぞれ、
同一形状の吊金具21を設け、該吊金具21にシャフト22を
介して戸車23を回転自在に取付ける。
同一形状の吊金具21を設け、該吊金具21にシャフト22を
介して戸車23を回転自在に取付ける。
前記戸車23は円錐曲面に、前記レール部材24aが嵌込
む螺旋溝25を刻設してある。而して、該螺旋溝25は1回
転に対する径の減少分が前記した従来のもののハンバレ
ール6の勾配に該当する。
む螺旋溝25を刻設してある。而して、該螺旋溝25は1回
転に対する径の減少分が前記した従来のもののハンバレ
ール6の勾配に該当する。
第1図の状態は、引戸パネル9の開状態を示してお
り、該状態では、前記レール部部材24aは前記螺旋溝25
の太径部に嵌込んでいる。従って、引戸パネル9から開
方向の力を除去すると、螺旋溝25の勾配によって、前記
引戸パネル9は閉方向に移動する。又、螺旋溝25は戸車
23の回転軸芯の方向にも変位するので、前記引戸パネル
9は閉方向に移動すると共にシール部材11,12側にも接
近する。更に、戸車23の径変化分だけ降下する。
り、該状態では、前記レール部部材24aは前記螺旋溝25
の太径部に嵌込んでいる。従って、引戸パネル9から開
方向の力を除去すると、螺旋溝25の勾配によって、前記
引戸パネル9は閉方向に移動する。又、螺旋溝25は戸車
23の回転軸芯の方向にも変位するので、前記引戸パネル
9は閉方向に移動すると共にシール部材11,12側にも接
近する。更に、戸車23の径変化分だけ降下する。
而して、引戸パネル9の閉状態ではパネル面は、前記
レール部材11,12に当接し、下端面は前記シール部材13
に当接して気密状態となる。
レール部材11,12に当接し、下端面は前記シール部材13
に当接して気密状態となる。
又、前記戸車23の最大径を越えると逆傾斜の円錐曲面
に螺旋溝25が刻設されているが、これは引戸パネル9が
最大開口状態で維持される様にする為である。従って、
該実施例では全開時の状態を維持する為の、ストッパは
設ける必要がない。
に螺旋溝25が刻設されているが、これは引戸パネル9が
最大開口状態で維持される様にする為である。従って、
該実施例では全開時の状態を維持する為の、ストッパは
設ける必要がない。
尚、戸車23の溝の勾配については溝の深さを適宜変化
させることで、変更することができる。
させることで、変更することができる。
従って、引戸パネル9の閉動作速度を、閉鎖間際で減
少させる等、溝の勾配を変化させることで適宜調整する
ことが可能である。
少させる等、溝の勾配を変化させることで適宜調整する
ことが可能である。
又、戸車自体の形状についても円柱の外形形状とし
て、刻設する溝の深さを漸次深くする様にしてもよい。
て、刻設する溝の深さを漸次深くする様にしてもよい。
尚、上記実施例に於いて、ハンガレールと戸車との摩
擦を増大させるため、ハンガレールの上端面、戸車の溝
面にゴム等摩擦抵抗の大きな材質を貼設しても、或はロ
ーレツト溝を刻設し、或は波状の凹凸を形成しても良
い。
擦を増大させるため、ハンガレールの上端面、戸車の溝
面にゴム等摩擦抵抗の大きな材質を貼設しても、或はロ
ーレツト溝を刻設し、或は波状の凹凸を形成しても良
い。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、下記の優れた効果を
発揮する。
発揮する。
(i)吊車は1種類で良く、ハンガレールの形状も簡単
となる。
となる。
(ii)ハンガレールをドア幅に応じて加工する必要がな
いので、量産が可能となる。
いので、量産が可能となる。
(iii)吊機構部の見付け寸法が小さくなるので、外観
が向上する。
が向上する。
(iv)戸車径を大きくすることで可能で、戸車回転の摩
擦抵抗を小さくでき、開閉力も小さくすることができ
る。
擦抵抗を小さくでき、開閉力も小さくすることができ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す立面図、第2図は同前
閉状態を示す立面図、第3図は従来を示す立面図、第4
図は該従来例の開状態を示す立面図、第5図は従来例に
於けるハンガレールの斜視図である。 1は上枠、9は引戸パネル、11,13はシール部材、12は
立上り部、21は吊金具、23,26は戸車、24はハンガレー
ル、25は螺旋溝、27はシャフトを示す。
閉状態を示す立面図、第3図は従来を示す立面図、第4
図は該従来例の開状態を示す立面図、第5図は従来例に
於けるハンガレールの斜視図である。 1は上枠、9は引戸パネル、11,13はシール部材、12は
立上り部、21は吊金具、23,26は戸車、24はハンガレー
ル、25は螺旋溝、27はシャフトを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】戸枠の上枠に設けられるハンガレールに引
戸パネルが戸車を介して吊下げられたハンガ式引戸装置
に於いて、引戸パネルの上端に吊金具を取付け、該吊金
具に戸車を回転自在に設け、該戸車に刻設した螺旋溝を
前記ハンガレールに嵌合し、該戸車の回転で前記引戸パ
ネルが走行すると共にハンガレールに対して近接離反す
る様にし、前記出入口周囲又は前記引戸パネルの少なく
とも一方にシール部材を設けたことを特徴とするハンガ
式引戸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7619290U JP2546663Y2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | ハンガ式引戸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7619290U JP2546663Y2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | ハンガ式引戸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0434371U JPH0434371U (ja) | 1992-03-23 |
JP2546663Y2 true JP2546663Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=31617435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7619290U Expired - Fee Related JP2546663Y2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | ハンガ式引戸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546663Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102698392B1 (ko) * | 2023-08-01 | 2024-08-22 | 장재연 | 창호시스템의 창문짝 개폐 보조장치 |
-
1990
- 1990-07-18 JP JP7619290U patent/JP2546663Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102698392B1 (ko) * | 2023-08-01 | 2024-08-22 | 장재연 | 창호시스템의 창문짝 개폐 보조장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0434371U (ja) | 1992-03-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |