JPH0522634Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0522634Y2
JPH0522634Y2 JP1986140829U JP14082986U JPH0522634Y2 JP H0522634 Y2 JPH0522634 Y2 JP H0522634Y2 JP 1986140829 U JP1986140829 U JP 1986140829U JP 14082986 U JP14082986 U JP 14082986U JP H0522634 Y2 JPH0522634 Y2 JP H0522634Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
rail
traveling body
running
rolling wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986140829U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6346593U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986140829U priority Critical patent/JPH0522634Y2/ja
Publication of JPS6346593U publication Critical patent/JPS6346593U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0522634Y2 publication Critical patent/JPH0522634Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、門扉などの走行体をレールに沿つて
走行させるようにした走行体走行装置に関し、さ
らに詳しくはそのような走行体走行装置における
走行体転倒防止構造に関するものである。
(従来技術) 門扉などの走行体を2条1組のレール上を走行
させるようにした走行体走行装置においては、何
らかの理由により走行体の上部が走行方向とは直
交方向に強く押されたときには該走行体が倒され
るおそれがある。
このような走行体の転倒を防止するための手段
として、従来から例えば第5図に示すようなもの
が知られている(実公昭55−6959号公報)。この
公知の走行体転倒防止構造は、2条のレール10
2,102の各外側面にそれぞれ溝122,12
2を形成し、他方走行体(門扉)101の下部に
上記溝122,122に係合する係合爪114つ
きの転倒防止部材(係合板)113,113を取
付けて、上記各レール102,102の溝12
2,122にそれぞれ転倒防止部材113,11
3の各係止爪114,114を係合させることに
より、走行体101が左右方向にグラついたり転
倒したりしないように構成されている。
ところが、この公知の走行体転倒防止構造で
は、走行体101の走行時に転倒防止部材113
とレール102との間に小石、砂などの走行障害
物が挟まり易くなり、そのように転倒防止部材1
13とレール102間に小石などの走行障害物が
挟まると、走行体の走行時に不快な摺動音が発生
したり、走行が重くなつたりさらには走行不能に
なることがあるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き従来の走行体転倒防止構
造の問題点に鑑み、走行体走行装置において走行
体側に設けた転倒防止部材とレールとの間に砂や
小石などの走行障害物が挟まり難くなるようにす
るとともに走行体の走行時に不快な摺動音が発生
しなくなるようにした走行体転倒防止構造を提案
することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案の走行体走行装置における走行体転倒防
止構造は、適宜間隔を隔てて設置された2条1組
のレール上を、走行体本体の下部に走行用車輪を
設けた走行体を走行させるようにした走行体走行
装置において、前記レールの内面側の側面の下方
部分をレール外方向に向けて傾斜させた状態で凹
入させて凹溝部と突条部を有する係合部を形成す
る一方、前記走行体本体の下部に前記係合部に係
合させる転動輪つきの転倒防止部材の該転動輪を
横向きに設けるとともに、該転倒防止部材の転動
輪を前記係合部に係合させていることを特徴とす
るものである。
(作用) 本考案の走行体転倒防止構造では、レールの側
面に形成した係合部に、走行体本体に設けた転動
輪つきの転倒防止部材の該転動輪を係合させてい
るので、走行体の走行時に、転倒防止部材の転動
輪とレールとの間にもし砂や小石などの走行障害
物が一時的に挟まつても該転動輪が転動すること
により自動的に除去されるようになり、しかも転
倒防止部材の転動輪がレールに接触したときに該
転動輪が転動するので転動輪とレールとの間の摺
動音はほとんど発生することがなくなる。さら
に、転倒防止部材の転動輪を横向きに設けている
ので、地面から上方に突出したレールの高さを低
くすることができ、通行人が爪ずく危険性を軽減
させることができるとともに、走行体本体の重心
を低くできるから、安定した姿勢で走行させるこ
とができる。
(実施例) 第1図ないし第4図を参照して本考案のいくつ
かの実施例を説明すると、第1図ないし第3図に
は本考案第1実施例、第4図には同第2実施例の
走行体転倒防止構造を備えた走行体走行装置が示
されている。
第1図ないし第3図に示す第1実施例の走行体
走行装置では、2条1組のレール2,2上を走行
する走行体1として、複数の縦枠体,16,16
……を連結材17で伸縮自在なる如くして連結し
てなる伸縮門扉が採用されている。この伸縮門扉
1は、門扉本体11の下部における伸縮方向の両
端寄り位置に、2条の各レール,2,2上を転動
する走行用車輪12,12……(各レールに2個
づつの合計4個)を取付けて構成されている。各
縦枠材16,16……は略逆U形に形成されてい
て、その両脚部16a,16aの下端間には連結
補強片19が介設されている。この伸縮門扉1
は、各走行用車輪12,12……がそれぞれ各レ
ール2,2上に載置されるとともに、門扉本体1
1の一端側11Aが支柱18に固定され、他端側
11Bがレール2,2に沿つて自由に伸縮開閉し
得るようになつている。
2条のレール2,2は相互に所定間隔を隔てた
状態でその下方部分をコンクリート基盤中に埋設
して敷設されている。又、この各レール2,2
は、その内外側面2a,2bが角度約45°程度だ
け傾斜した傾斜面となつている。このようにする
と、レールを地面から上方に突出させるようにし
て敷設した場合でも、自動車などがレール2,2
上を乗り越える際に衝撃が小さくなるという利点
がある。
各レール2,2の内面側の側面2a,2aに
は、それぞれ該レールの全長に亘つて係合部2
2,22が形成されている。この係合部22は、
後述する転倒防止部材13の転動輪14を係合さ
せるためのもので、レールの内面側の側面2aの
下方部分をレール外方向に向けて角度約45°程度
だけ傾斜させた状態で凹入させることにより、転
動輪嵌入用の凹溝部23とその上部に転動輪係止
用の突条部24とをそれぞれ形成している。
門扉本体11の下部には、走行体1の転倒を防
止するための転倒防止部材13,13……(各レ
ール2,2にそれぞれ2個づつの合計4個)が設
けられている。この転倒防止部材13は、転動輪
取付台15の先端に軸25の周りで回転自在なる
転動輪14を取付けて構成されている。そしてこ
の各転倒防止部材13,13……は、この実施例
ではそれぞれ走行用車輪12,12……が取付け
られている縦枠材16,16の下部に設けられて
いる連結補強片19,19の下面に各転動輪取付
台15,15……をボルト締めして固定されてい
る。転動輪14は、レール2の前記係合部22に
おける突条部24に衝合する小径部14aと、該
係合部22における凹溝部23内に嵌入されて該
凹溝部23の天井面に衝合する大径の傾斜面部1
4bを有している。そしてこの転倒防止部材13
の取付け状態では、転動輪14は横向きに設けら
れており各転動輪14,14……の小径部14a
外面がレール係合部22の突条部24に接触(あ
るいは微小間隔をもつて近接)し且つ傾斜面部1
4bが凹溝部23内に嵌入した状態で該凹溝部2
3の天井面(突条部24の下面)に接触(あるい
は微小間隔をもつて近接)するようになつてい
る。
尚、この実施例では、各転倒防止部材13,1
3……は走行用車輪12,12……が取付けられ
ている縦枠材16,16下部の連結補強片19に
固定されているが、他の実施例では、該転倒防止
部材13,13……は、走行用車輪12が取付け
られている縦枠材16,16とは別の縦枠材に設
けることもできる。
この第1実施例の走行体走行装置では、伸縮門
扉を開閉操作すると走行用車輪12,12……が
レール2,2に沿つて転動して伸縮門扉1が開閉
される。そのとき、各転倒防止部材13,13…
…の転動輪14,14……がそれぞれ左右のレー
ル2,2の係合部22に係合しているので、伸縮
門扉1が左右にグラつき難くなるとともに直進性
が確保されるようになる。又各転動輪14,14
……はレール2,2に接触したときにに転動する
ようになり、従つて転動輪14とレール2との間
の摺動音は殆んど発生することがなく、又転動輪
14とレール2間の摩擦力が小さくなつて門扉を
軽快に開閉することができるようになる。又、伸
縮門扉1の開閉操作時において、ときには転動輪
14とレール2の間に砂や小石などの走行障害物
が挟まることが考えられるが、もし両者間(転動
輪14とレール2間)に小石などが挟まつた場合
でも、門扉の開閉(走行)にともなつて転動輪1
4が転動するため、挟まつていた小石などは直ち
に外れるようになる。さらに、各転倒防止部材1
3,13……の転動輪14,14……を横向きに
設けているので、地面から上方に突出したレール
2,2の高さを低くすることができ、通行人が爪
ずく危険性が軽減させることができるとともに、
門扉本体11の重心を低くできるから、安定した
姿勢で走行させることができる。
第4図に示す第2実施例の走行体転倒防止構造
は、転倒防止部材の変形例を示しており、該転倒
防止部材33は転動輪34のみで構成されてい
て、該転動輪34を直接縦枠材16の下端に取付
けて設置している。このようにすると第1実施例
における転動輪取付台15を省略することができ
る。又この第2実施例の転動輪34は、その外周
面に係合部22の形状に合致するようなV型の溝
34aが形成されていて、該V型溝34aと係合
部22とを係合させている。この第2実施例の走
行体転倒防止構造でも、第1実施例の場合と同様
の作用が得られる。
尚、上記実施例では、走行体として伸縮門扉を
採用しているが、他の実施例では、スライド門扉
あるいは走行可能なフエンスなどの適宜のものを
採用することができる。
(考案の効果) 本考案の走行体転倒防止構造は、転倒防止部材
13,33の転動輪14,34をレール2の係合
部22に係合させることによつて走行体1の転倒
を防止するようにしているので、走行体1の走行
時には、転動輪14,34がレールに接触したと
きに該転動輪14,34が転動し、それによつて
両者間(レールと転動輪間)の摺動音はほとんど
発生することがなくなつて静かに走行させること
ができしかも両者間(レールと転動輪間)の摩擦
力も小さくなつて走行体1の走行操作を軽快に行
えるとともに、もし転動輪14,34とレール2
の間に砂や小石などの走行障害物が挟まつた場合
でも、走行体の走行操作時に該転動輪14,34
が転動することにより、該走行障害物は直ちに外
れるようになり、第5図に示す公知例の如く、走
行障害物が転倒防止部材とレールとの間に挟まる
ことによつて生じる不快な摺動音の発生や走行体
の走行操作が重くなつたり走行不能になつたりす
るというトラブルを未然に解決することができる
という効果がある。さらに、転倒防止部材13,
33の転動輪14,34を横向きに設けているの
で、地面から上方に突出したレール2の高さを低
くすることができ、通行人が爪ずく危険性を軽減
させることができるとともに、走行体本体11の
重心を低くできるから、安定した姿勢で走行させ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかる走行体転
倒防止構造を採用した走行体走行装置の正面図、
第2図及び第3図はそれぞれ第1図の−及び
−断面図、第4図は本考案の第2実施例にか
かる走行体転倒防止構造の断面図、第5図は従来
の走行体転倒防止構造を備えた走行体走行装置の
側面図である。 1……走行体、2……レール、11……走行体
本体、12……走行用車輪、13,33……転倒
防止部材、14,34……転動輪、22……係合
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適宜間隔を隔てて設置された2条1組のレール
    2,2上を、走行体本体11の下部に走行用車輪
    12,12……を設けた走行体1を走行させるよ
    うにした走行体走行装置において、前記レール2
    の内面側の側面2aの下方部分をレール外方向に
    向けて傾斜させた状態で凹入させて凹溝部23と
    突条部24を有する係合部22を形成する一方、
    前記走行体本体11の下部に前記係合部22に係
    合させる転動輪14,34つきの転倒防止部材1
    3,13……,33,33……の該転動輪14,
    34を横向きに設けるとともに、該転倒防止部材
    13,13……,33,33……の転動輪14,
    34を前記係合部22に係合させていることを特
    徴とする走行体走行装置における走行体転倒防止
    構造。
JP1986140829U 1986-09-12 1986-09-12 Expired - Lifetime JPH0522634Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986140829U JPH0522634Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986140829U JPH0522634Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6346593U JPS6346593U (ja) 1988-03-29
JPH0522634Y2 true JPH0522634Y2 (ja) 1993-06-10

Family

ID=31048045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986140829U Expired - Lifetime JPH0522634Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0522634Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5778397U (ja) * 1980-10-31 1982-05-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6346593U (ja) 1988-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0522634Y2 (ja)
JP2002067601A (ja) 家具のキャスター
JPH0144720Y2 (ja)
KR20220000438U (ko) 자바라 출입문
JPH0245391Y2 (ja)
JPS6341418Y2 (ja)
JPH0227793Y2 (ja)
JP3586763B2 (ja) 門扉の転倒防止装置
JP3252787B2 (ja) 車止め
JPS5829278Y2 (ja) 門扉の転到防止装置
JPH0131730Y2 (ja)
JPH0241274Y2 (ja)
JPS6117163Y2 (ja)
JPH0419057Y2 (ja)
JPS587899Y2 (ja) 窓、扉等の懸吊移動案内装置
JP3965338B2 (ja) 引き戸
JPS5840172Y2 (ja) 伸縮可能な建築物
JPS6012878Y2 (ja) 伸縮門扉
JP2914924B2 (ja) 連動扉の取付装置とその方法
JPS6134480Y2 (ja)
JPH0415763Y2 (ja)
JP2548143Y2 (ja) 加振装置を収容したピット
JPS5817920Y2 (ja) 門扉の脱線・転倒防止装置
JP3586764B2 (ja) 門扉のガイドレール装置
JPS6233857Y2 (ja)